JPH0774101A - レーザーアブレーション装置 - Google Patents

レーザーアブレーション装置

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JPH0774101A
JPH0774101A JP21872193A JP21872193A JPH0774101A JP H0774101 A JPH0774101 A JP H0774101A JP 21872193 A JP21872193 A JP 21872193A JP 21872193 A JP21872193 A JP 21872193A JP H0774101 A JPH0774101 A JP H0774101A
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JP
Japan
Prior art keywords
laser
target
substrate
vacuum chamber
laser light
Prior art date
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Pending
Application number
JP21872193A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenichi Yoshida
善一 吉田
Katsumichi Itou
克道 伊東
Shinichi Mizuguchi
信一 水口
Kazuhiro Okawa
和宏 大川
Tsuneo Mitsuyu
常男 三露
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0774101A publication Critical patent/JPH0774101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の化合物ターゲット17a、17b、1
7cをレーザー光12によりレーザーアブレーション
し、基板21上に化合物薄膜を形成する。 【構成】 所定の方向に順に配列された複数のターゲッ
ト17a、17b、17cを載置したターゲットホルダ
ー19を、駆動機構18により所定方向に往復運動の距
離及び位置を制御し、各ターゲット17a、17b、1
7cに照射されるレーザー光12の照射時間を任意に制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光デバイスに利用される
化合物半導体等の膜形成に用いるレーザーアブレーショ
ン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザーアブレーション装置を図
4を用いて説明する。図4において、従来のレーザーア
ブレーション装置は、真空槽1の内部に設置された少な
くとも1つのターゲット2aまたは2bに対し、所定の
しきい値以上のエネルギー密度を有するレーザー光3を
照射し、ターゲット2aまたは2bから物質を飛出さ
せ、この物質を基板4に付着させるように構成されてい
る。レーザー発振器5から出力されるレーザー光3は一
般に短波長のパルスであり、レンズ6によりレーザー光
3を高エネルギー密度に集光し、ターゲット2aまたは
2bに照射される。複数の単体ターゲット2a及び2b
を用いて基板4上に化合物を形成する場合、レーザー発
振器5から出力されたレーザー光3をビームスプリッタ
ー等で分割し、レンズ6により複数の単体ターゲット2
a及び2bにそれぞれレーザー光3を照射し、各単体タ
ーゲット2a及び2bからそれぞれ物質を飛出させ、こ
れらの物質を基板4に付着させることにより、基板4上
で高純度の化合物を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
ーアブレーション装置では、1つのレーザー発振器5か
ら出力されたレーザー光3を複数(2つ)に分割し、同
時に複数のターゲット2a及び2bに照射するように構
成されているため、ターゲット2a及び2bのいずれか
が、熱伝導性がよく表面でレーザー光を反射し易い金属
ターゲットである場合、他のターゲットに比べ金属ター
ゲットからアブレーション物質が飛び出しにくく、各タ
ーゲット2a及び2bから飛出される(溶発される)ア
ブレーション物質量の差が大きくなり、基板4上に化合
物が形成されにくいという問題点を有していた。本発明
は以上の様な問題点を解決するためになされたものであ
り、複数のターゲットを用いたレーザーアブレーション
装置であって、各ターゲットに照射されるレーザー光の
照射時間をコントロールすることにより、基板上に形成
される化合物の膜組成をコントロールすることができる
レーザーアブレーション装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレーザーアブレーション装置は、レーザー
光入射窓を有する真空槽と、前記真空槽の内部に設けら
れ所定の方向に往復運動可能なターゲットホルダーと、
前記ターゲットホルダー上に前記所定の方向に順に配列
載置された複数のターゲットと、前記レーザー光入射窓
を介して前記複数のターゲットの表面と同一面上の所定
の位置にレーザー光を照射するレーザー発振器及び集光
レンズと、前記レーザー光が照射される所定の位置の上
方に設けられた基板ホルダーと、前記基板ホルダーに装
着された基板と、前記各ターゲットへのレーザー照射時
間制御するために前記ターゲットホルダーの往復運動の
距離及び位置を制御する駆動機構とを具備するように構
成されている。上記構成において、レーザー発振器はパ
ルスレーザーであることが好ましい。また、ターゲット
はII−VI族半導体構成元素を含むことが好ましい。
また、真空槽はラジカル源を有し、前記ラジカル源は不
純物注入用元素のラジカルを基板に照射することが好ま
しい。また、真空槽は不純物注入用元素のガス導入口を
有することが好ましい。
【0005】
【作用】駆動機構は、ターゲットホルダーに載置されて
いる各ターゲットの物質に応じて、ターゲットホルダー
の往復運動の距離及び位置を制御する。例えば、アブレ
ーション物質が飛出しにくいターゲットの場合は、レー
ザー光の照射時間が長くなるように制御する。そのた
め、複数の化合物ターゲットから所定量のアブレーショ
ン物質を飛出させる(溶発させる)ことができ、希望の
組成比で複合化合物薄膜が形成される。また、真空槽は
ラジカル源及び/又はガス導入口を有しているので、こ
れらから窒素ラジカルや塩素ガス等を真空槽ないに導入
することにより、基板上で半導体物質がエピタキシャル
成長する。
【0006】
【実施例】本発明のレーザーアブレーション装置を、そ
の好適な一実施例を示す図1を用いて説明する。図1に
おいて、真空槽15にはレーザー光入射窓14が設けら
れており、レーザー光入射窓14の外部近傍には、例え
ばエキシマレーザー等のレーザー発振器11及び集光レ
ンズ13が設けられている。レーザー発振器11から発
振されたアブレーション用レーザー光12は、レーザー
光入射窓14から真空槽15に入射し、集光レンズ13
により所定の位置12aに集光される。真空槽15には
真空排気用ポンプ16が設けられており、内部を真空に
保つことができる。真空槽15の内部には、図中矢印で
示す方向に往復運動可能なターゲットホルダー19が設
けられており、ターゲットホルダー19は駆動機構18
により、往復運動の距離及び位置等を制御される。ター
ゲットホルダー19上には、図中矢印で示す往復運動方
向に配列された複数のターゲット17a、17b、17
cが載置されている。レーザー光12が照射される所定
の位置12aは、ターゲット17a、17b、17cの
表面と同一面上にある。ターゲット17a、17b、1
7cはそれぞれ角型に成形された化合物であり、例えば
ZnSeターゲット17bを挟んでZnSターゲット1
7a及びCdSeターゲット17Cが配列されている。
また、レーザー光12が照射される所定の位置12aの
上方(対向する位置)には、加熱機構20aを有する基
板ホルダー20が設けられ、基板ホルダー20には基板
21が装着されている。さらに、真空槽15にはガス導
入口22及びラジカル源23が設けられている。
【0007】次に、上記構成を有するレーザーアブレー
ション装置を用いて、図3に示すZnSe半導体レーザ
ー素子を作成する手順を図2を用いて説明する。レーザ
ー発振器11として、例えば波長248nm、パルス幅
27nsec、繰り返し周波数10Hzのレーザー光1
2を出力するものを用いる。まず、図2(b)に示すレ
ーザー光12をZnSターゲット17aとZnSeター
ゲット17bの境界線から、例えばそれぞれ10mmづ
つ照射するようにターゲットホルダー19を往復運動さ
せる(図2(a)及び(c))。成膜速度が0.2nm
/secのとき、ターゲットホルダー19の移動速度
を、例えば10mm/secとし、また、基板21の温
度を、例えば300℃とする。ここで、ガス導入口22
から塩素ガスを真空槽15の内部に導入すると、n型G
aAs基板21上にn型ZnSSe膜がエピタキシャル
成長する。次に、同じ方法により、レーザー光12をZ
nSeターゲット17bとCdSeターゲット17cの
境界線から、例えばそれぞれ7mmと3mm照射するよ
うにターゲットホルダー19を往復運動させる。このと
きZnxCd1-xSe(x=0.7)の膜をZnSSe膜
上にエピタキシャル成長させることができる。次に、ラ
ジカル源23から窒素ラジカルを基板21に照射しつ
つ、上記の方法でZnSSe膜を成長させると、Zn
0.7Cd0.3Se膜上にp型ZnSSe膜をエピタキシャ
ル成長させることができる。これにより、図3に示すZ
nSe半導体レーザーを作成することができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、本発明のレーザーアブレ
ーション装置によれば、ターゲットホルダーに載置され
ている各ターゲットの物質に応じて、駆動機構によりタ
ーゲットホルダーの往復運動の距離及び位置を制御し、
各ターゲットを照射するレーザー光の照射時間を任意に
制御するので、複数の化合物ターゲットから所定量のア
ブレーション物質を飛出させる(溶発させる)ことがで
き、希望の組成比で複合化合物薄膜を形成することがで
きる。また、真空槽に設けられたラジカル源及び/又は
ガス導入口から窒素ラジカルや塩素ガス等を真空槽ない
に導入することにより、基板上に半導体物質をエピタキ
シャル成長させることができる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザーアブレーション装置の一実施
例の構成を示す断面図
【図2】本発明のレーザーアブレーション装置における
レーザー光照射を示す図
【図3】本発明のレーザーアブレーション装置により作
成された半導体レーザーの構造を示す断面図
【図4】従来例のレーザーアブレーション装置の構成を
示す断面図
【符号の説明】
11:レーザー発振器 12:レーザー光 13:集光レンズ 14:レーザー光入射窓 15:真空槽 16:真空排気用ポンプ 17a、17b、17c:ターゲット 18:駆動機構 19:ターゲットホルダー 20:基板ホルダー 21:基板 22:ガス導入口 23:ラジカル源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三露 常男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光入射窓を有する真空槽と、前
    記真空槽の内部に設けられ所定の方向に往復運動可能な
    ターゲットホルダーと、前記ターゲットホルダー上に前
    記所定の方向に順に配列載置された複数のターゲット
    と、前記レーザー光入射窓を介して前記複数のターゲッ
    トの表面と同一面上の所定の位置にレーザー光を照射す
    るレーザー発振器及び集光レンズと、前記レーザー光が
    照射される所定の位置の上方に設けられた基板ホルダー
    と、前記基板ホルダーに装着された基板と、前記各ター
    ゲットへのレーザー照射時間制御するために前記ターゲ
    ットホルダーの往復運動の距離及び位置を制御する駆動
    機構とを具備するレーザーアブレーション装置。
  2. 【請求項2】 レーザー発振器はパルスレーザーである
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザーアブレーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 ターゲットはII−VI族半導体構成元
    素を含むことを特徴とする請求項1記載のレーザーアブ
    レーション装置。
  4. 【請求項4】 真空槽はラジカル源を有し、前記ラジカ
    ル源は不純物注入用元素のラジカルを基板に照射するこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザーアブレーション
    装置。
  5. 【請求項5】 真空槽は不純物注入用元素のガス導入口
    を有することを特徴とする請求項1記載のレーザーアブ
    レーション装置。
  6. 【請求項6】 基板ホルダーは加熱手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のレーザーアブレーション装
    置。
JP21872193A 1993-09-02 1993-09-02 レーザーアブレーション装置 Pending JPH0774101A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0794266A1 (de) * 1996-03-06 1997-09-10 Alusuisse Technology & Management AG Vorrichtung zum Beschichten einer Substratfläche
KR100393184B1 (ko) * 1996-10-31 2004-01-24 삼성전기주식회사 펄스파레이저증착법을이용한고온초전도박막제조장치및그방법
JP2011214059A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Tama Tlo Ltd 物理蒸着装置及び物理蒸着方法
KR20160115686A (ko) * 2015-03-26 2016-10-06 한국전자통신연구원 기판 도핑 방법
CN110684949A (zh) * 2018-07-04 2020-01-14 北京铂阳顶荣光伏科技有限公司 薄膜蒸镀装置
CN110684947A (zh) * 2018-07-04 2020-01-14 北京铂阳顶荣光伏科技有限公司 薄膜蒸镀方法

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