JPH0773873B2 - ブロ−成形方法及びその装置 - Google Patents
ブロ−成形方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0773873B2 JPH0773873B2 JP11515787A JP11515787A JPH0773873B2 JP H0773873 B2 JPH0773873 B2 JP H0773873B2 JP 11515787 A JP11515787 A JP 11515787A JP 11515787 A JP11515787 A JP 11515787A JP H0773873 B2 JPH0773873 B2 JP H0773873B2
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- JP
- Japan
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- parison
- shape
- memory alloy
- die head
- blow molding
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/4242—Means for deforming the parison prior to the blowing operation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は合成樹脂製中空成形品、殊に二次元または三
次元に軸線が屈曲している合成樹脂パイプ、ダクトなど
の中空成形品のブロー成形方法及び装置に関する。
次元に軸線が屈曲している合成樹脂パイプ、ダクトなど
の中空成形品のブロー成形方法及び装置に関する。
<従来技術とその問題点> この種の装置としては特開昭55−21239号公報に、押出
機のダイヘッドと型締装置間で移送される下金型がター
ンテーブルに2個設置してあり、このダイヘッドをパリ
ソン押出位置にセットされた下金型に対してX、Y、Z
各軸方向への移動用のモータの駆動制御により、前後左
右上下動可能に装備された製造装置が記載され開示され
ているが、この製造装置では下金型のターンテーブルの
駆動、ダイヘッドの移動に大きな駆動力が必要であると
共に、その移動機構は製造装置全体を複雑かつ大型化
し、かつダイヘッドのパリソン押出用下向きノズルから
押出された溶融パリソンを下金型の二次元または三次元
に屈曲して刻設したキヤビテイ内に倣い受入れるには、
ダイヘッドの移動制御プログラムを精度の高いものとし
なければならず製造装置は高価なものとなる。この種の
他の例としては特開昭61−41522号公報のものが有る。
機のダイヘッドと型締装置間で移送される下金型がター
ンテーブルに2個設置してあり、このダイヘッドをパリ
ソン押出位置にセットされた下金型に対してX、Y、Z
各軸方向への移動用のモータの駆動制御により、前後左
右上下動可能に装備された製造装置が記載され開示され
ているが、この製造装置では下金型のターンテーブルの
駆動、ダイヘッドの移動に大きな駆動力が必要であると
共に、その移動機構は製造装置全体を複雑かつ大型化
し、かつダイヘッドのパリソン押出用下向きノズルから
押出された溶融パリソンを下金型の二次元または三次元
に屈曲して刻設したキヤビテイ内に倣い受入れるには、
ダイヘッドの移動制御プログラムを精度の高いものとし
なければならず製造装置は高価なものとなる。この種の
他の例としては特開昭61−41522号公報のものが有る。
一方、前記と相違し押出機のパリソン押出機用横向きノ
ズルを完全に固定し、下金型を前後、左右、上下自在に
移動させ、パリソンを下金型のキャビテイに沿い収納す
る製造装置が、特開昭53−56262号公報に開示されてい
るが、前記ノズルは横向きのため、押出された直後の溶
融パリソンが下方へだれ、表裏パリソン壁同士が吹込み
成形以前に相互に融着してしまう虞れがあると共に、複
雑な形状の金型キャビテイへのパリソンの倣い開始を位
置決めするのに手間がかかると共に、パリソンをこのキ
ャビテイに能率良く倣わせ送り込むには今一歩の感があ
る。
ズルを完全に固定し、下金型を前後、左右、上下自在に
移動させ、パリソンを下金型のキャビテイに沿い収納す
る製造装置が、特開昭53−56262号公報に開示されてい
るが、前記ノズルは横向きのため、押出された直後の溶
融パリソンが下方へだれ、表裏パリソン壁同士が吹込み
成形以前に相互に融着してしまう虞れがあると共に、複
雑な形状の金型キャビテイへのパリソンの倣い開始を位
置決めするのに手間がかかると共に、パリソンをこのキ
ャビテイに能率良く倣わせ送り込むには今一歩の感があ
る。
更に、曲がり部を有する中空成形品の肉厚を均一にすべ
く下金型のキャビテイ内にパリソン位置規制用のピンが
上下型の型合わせ動作に応じて前記キャビテイ内から退
避可能に設けた装置として特開昭60−18328号公報が有
るが、下金型のキャビテイ内にパリソン位置規制用のピ
ンが設けてあるため、上下型の型合わせ毎でブロー成形
時にピンを後退せねばならず曲がり部を有する中空成形
品の成形方法は中々面倒であり、かつ装置も複雑であ
る。
く下金型のキャビテイ内にパリソン位置規制用のピンが
上下型の型合わせ動作に応じて前記キャビテイ内から退
避可能に設けた装置として特開昭60−18328号公報が有
るが、下金型のキャビテイ内にパリソン位置規制用のピ
ンが設けてあるため、上下型の型合わせ毎でブロー成形
時にピンを後退せねばならず曲がり部を有する中空成形
品の成形方法は中々面倒であり、かつ装置も複雑であ
る。
また、特公昭61−32128号公報における雌、雄一組の成
形用割金型の接合面は凹の屈曲部キャビテイと、凸の屈
曲部キャビテイに各々成形され、雌金型のキャビテイ内
にパリソン空気吸引用の小孔が適宜数設けてある一方、
雄金型のキャビテイ内に加熱空気吹き出し用の小孔が適
宜数設けてあり、パリソンを先ず空気吸引用の小孔で雌
金型に向けて吸引すると共に、雄金型をパリソンに向け
て前進送りしつつ前記加熱空気吹き出し用の小孔から加
熱空気を吹き出し、パリソンを雌金型のキャビテイに押
圧するごとく雌金型にパリソンを吸着後、雌雄金型を型
締し、パリソンをこのキャビテイ形状、即ち曲管状にブ
ロー成形するものであり、この曲管の成形方法では雄雌
金型に前記小孔群を穿設しなければならず、これら金型
の構造が複雑になると共に金型への空気吸引及び加熱空
気吹き出し用の附帯設備が必要となり、また成形できる
曲管の形状もほゞくの字形の物に限定され、その汎用性
に今一歩の感がある。
形用割金型の接合面は凹の屈曲部キャビテイと、凸の屈
曲部キャビテイに各々成形され、雌金型のキャビテイ内
にパリソン空気吸引用の小孔が適宜数設けてある一方、
雄金型のキャビテイ内に加熱空気吹き出し用の小孔が適
宜数設けてあり、パリソンを先ず空気吸引用の小孔で雌
金型に向けて吸引すると共に、雄金型をパリソンに向け
て前進送りしつつ前記加熱空気吹き出し用の小孔から加
熱空気を吹き出し、パリソンを雌金型のキャビテイに押
圧するごとく雌金型にパリソンを吸着後、雌雄金型を型
締し、パリソンをこのキャビテイ形状、即ち曲管状にブ
ロー成形するものであり、この曲管の成形方法では雄雌
金型に前記小孔群を穿設しなければならず、これら金型
の構造が複雑になると共に金型への空気吸引及び加熱空
気吹き出し用の附帯設備が必要となり、また成形できる
曲管の形状もほゞくの字形の物に限定され、その汎用性
に今一歩の感がある。
前記特公昭61−32128号より分割された先行技術である
特開昭61−179718号公報においては、一組の成形用割り
金型間に押出機のダイよりパリソンを垂下供給し、これ
に対して水平方向より、成形すべき曲管の形状に符合す
る形状の凸屈曲面部を先端に有する案内具をパリソンに
向けて前進させ、パリソンをこの案内具の凸屈曲面部に
形成した溝に倣って押圧変形させつつ、これら割り金型
のキャビテイの半割り曲管形状部に接近させた後、案内
具を後退させ、この間に曲管に変形させたパリソンを一
方の割り金型のキャビテイ内に設けた適宜数の空気吸引
用小孔を介してキャビテイに吸着させ、この状態で一組
の成形用割り金型を型締めし、パリソンを曲管にブロー
成形するものであり、前記分割前の親出願同様金型の構
造は複雑であると共に、案内具は凸屈曲面としてあるた
め、略前進方向に凸のくの字の曲管形状以外は正確にパ
リソンをブロー成形出来ない欠点を有している。
特開昭61−179718号公報においては、一組の成形用割り
金型間に押出機のダイよりパリソンを垂下供給し、これ
に対して水平方向より、成形すべき曲管の形状に符合す
る形状の凸屈曲面部を先端に有する案内具をパリソンに
向けて前進させ、パリソンをこの案内具の凸屈曲面部に
形成した溝に倣って押圧変形させつつ、これら割り金型
のキャビテイの半割り曲管形状部に接近させた後、案内
具を後退させ、この間に曲管に変形させたパリソンを一
方の割り金型のキャビテイ内に設けた適宜数の空気吸引
用小孔を介してキャビテイに吸着させ、この状態で一組
の成形用割り金型を型締めし、パリソンを曲管にブロー
成形するものであり、前記分割前の親出願同様金型の構
造は複雑であると共に、案内具は凸屈曲面としてあるた
め、略前進方向に凸のくの字の曲管形状以外は正確にパ
リソンをブロー成形出来ない欠点を有している。
<問題点を解決するための手段> この発明は一対の分割金型を開いた状態で押出成形機の
押出しダイヘツドから有底の溶融パリソンをこれら金型
間に押し出すと共に、この押出しダイヘツドよりマルテ
ンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐとした弾
性を有する形状記憶合金を前記パリソン内に垂下供給
し、この垂下供給した形状記憶合金を前記パリソンの熱
により逆変態終了温度以上に昇温させ、マルテンサイト
変態開始温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変
形復帰させ、この変形した形状記憶合金により前記パリ
ソンを金型キャビテイ形状に予備成形した後、一対の分
割金型を合わせ前記パリソン内に前記押出しダイヘツド
より加圧流体を吹き込み前記予備成形したパリソンを前
記合わせた金型のキャビテイ形状に押圧し所望形状に吹
き込み成形し、この成形中で前記形状記憶合金を棒状に
変化する前後にこの金型のキャビテイ内から引き抜くこ
とを特徴とするブロー成形方法とすることによって、前
記従来の問題点を解決した。
押出しダイヘツドから有底の溶融パリソンをこれら金型
間に押し出すと共に、この押出しダイヘツドよりマルテ
ンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐとした弾
性を有する形状記憶合金を前記パリソン内に垂下供給
し、この垂下供給した形状記憶合金を前記パリソンの熱
により逆変態終了温度以上に昇温させ、マルテンサイト
変態開始温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変
形復帰させ、この変形した形状記憶合金により前記パリ
ソンを金型キャビテイ形状に予備成形した後、一対の分
割金型を合わせ前記パリソン内に前記押出しダイヘツド
より加圧流体を吹き込み前記予備成形したパリソンを前
記合わせた金型のキャビテイ形状に押圧し所望形状に吹
き込み成形し、この成形中で前記形状記憶合金を棒状に
変化する前後にこの金型のキャビテイ内から引き抜くこ
とを特徴とするブロー成形方法とすることによって、前
記従来の問題点を解決した。
また、別の発明は一対の分割金型を開いた状態で押出成
形機の押出しダイヘッドから有底のパリソンをこれら金
型間に押し出した後これら金型を合わせパリソン内に加
圧空気を吹き込み成形するブロー成形装置において、 前記押出しダイヘツドには、前記パリソンの熱により逆
変態終了温度以上に昇温され、マルテンサイト変態開始
温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変形復帰し
マルテンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐと
なる弾性を有する形状記憶合金を前記押し出されたパリ
ソン内に棒状の状態で所定寸法送り出し垂下する形状記
憶合金供給装置が配備してあることを特徴とするブロー
成形装置とすることによって前記従来の問題点を解決し
た。
形機の押出しダイヘッドから有底のパリソンをこれら金
型間に押し出した後これら金型を合わせパリソン内に加
圧空気を吹き込み成形するブロー成形装置において、 前記押出しダイヘツドには、前記パリソンの熱により逆
変態終了温度以上に昇温され、マルテンサイト変態開始
温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変形復帰し
マルテンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐと
なる弾性を有する形状記憶合金を前記押し出されたパリ
ソン内に棒状の状態で所定寸法送り出し垂下する形状記
憶合金供給装置が配備してあることを特徴とするブロー
成形装置とすることによって前記従来の問題点を解決し
た。
<作用及び効果> 前記のように構成した第1番目発明であるブロー成形方
法においては形状記憶合金の特性を利用して、加圧流体
のパリソンへの吹き込み以前にこの形状記憶合金の変形
復帰に伴い溶融状態のパリソンを金型キャビテイ形状に
予備成形するため、吹き込み加圧流体の圧力値を高める
こと無く、低圧の加圧流体によりパリソンを所望形状に
ブロー成形加工できる。
法においては形状記憶合金の特性を利用して、加圧流体
のパリソンへの吹き込み以前にこの形状記憶合金の変形
復帰に伴い溶融状態のパリソンを金型キャビテイ形状に
予備成形するため、吹き込み加圧流体の圧力値を高める
こと無く、低圧の加圧流体によりパリソンを所望形状に
ブロー成形加工できる。
第2番目発明であるブロー成形装置においては第1番目
発明であるブロー成形方法を実施出来、加えて金型の位
置制御装置、押出成形ヘッドダイの位置制御装置などの
高価な装置を従来技術のように使用せずに簡易に二次元
又は三次元的に屈曲した中空成形品を所望通り成形で
き、殊に自動車用の三次元的に屈曲した空調ダクト管の
製造を安価に行える。
発明であるブロー成形方法を実施出来、加えて金型の位
置制御装置、押出成形ヘッドダイの位置制御装置などの
高価な装置を従来技術のように使用せずに簡易に二次元
又は三次元的に屈曲した中空成形品を所望通り成形で
き、殊に自動車用の三次元的に屈曲した空調ダクト管の
製造を安価に行える。
<実施例> 次にこのブロー成形方法を実施する第2番目発明である
ブロー成形装置の代表的な実施例を図に基ずき説明す
る。
ブロー成形装置の代表的な実施例を図に基ずき説明す
る。
第1図において、Aは一対の自動車用空調ダクト管成形
用分割金型10、11を開いた状態で押出成形機の押出しダ
イヘツド12から押し出されたパリソンPの下端をピンチ
し、有底としてこれら金型10、11間に供給後これら金型
10、11を合わせパリソンP内に加圧空気を吹き込み成形
するブロー成形装置である。
用分割金型10、11を開いた状態で押出成形機の押出しダ
イヘツド12から押し出されたパリソンPの下端をピンチ
し、有底としてこれら金型10、11間に供給後これら金型
10、11を合わせパリソンP内に加圧空気を吹き込み成形
するブロー成形装置である。
この押出しダイヘツド12には、前記パリソンPの熱によ
り逆変態終了温度以上に昇温され、マルテンサイト変態
開始温度で予め記憶させた金型10、11の二次元乃至三次
元的に屈曲したキャビテイ形状に変形復帰しマルテンサ
イト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐとなる弾性を
有する形状記憶合金14を前記押し出されたパリソンP内
に棒状の状態で所定寸法送り出し垂下する形状記憶合金
供給装置Cが配備してある。
り逆変態終了温度以上に昇温され、マルテンサイト変態
開始温度で予め記憶させた金型10、11の二次元乃至三次
元的に屈曲したキャビテイ形状に変形復帰しマルテンサ
イト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐとなる弾性を
有する形状記憶合金14を前記押し出されたパリソンP内
に棒状の状態で所定寸法送り出し垂下する形状記憶合金
供給装置Cが配備してある。
この形状記憶合金供給装置Cは棒状の形状記憶合金14を
押出しダイヘツド12の長手軸線に沿って貫通穿設した中
央供給穴15内へ間歇的に供給する一対挾持型の間歇移送
ローラ16を有している。この一対の間歇移送ローラ16は
押出しダイヘツド12に設けた中央供給穴15の上部開口端
近傍で押出しダイヘツド12上部に配置され、この中央供
給穴15と同心でこの外側にはリング状の加圧空気吹き込
み穴17が押出しダイヘツド12の長手方向に沿って貫通穿
設してある。
押出しダイヘツド12の長手軸線に沿って貫通穿設した中
央供給穴15内へ間歇的に供給する一対挾持型の間歇移送
ローラ16を有している。この一対の間歇移送ローラ16は
押出しダイヘツド12に設けた中央供給穴15の上部開口端
近傍で押出しダイヘツド12上部に配置され、この中央供
給穴15と同心でこの外側にはリング状の加圧空気吹き込
み穴17が押出しダイヘツド12の長手方向に沿って貫通穿
設してある。
このような態様の装置の作用をこのブロー成形方法の一
実施例として次に説明する。
実施例として次に説明する。
前記一対の分割金型10、11を開いた状態で押出成形機の
押出しダイヘツド12から有底の溶融パリソンPをこれら
金型10、11間に押し出すと共に、この押出しダイヘツド
13よりマルテンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ
直ぐとした弾性を有する形状記憶合金14を形状記憶合金
供給装置Cの移送ローラ16の回転駆動により押出しダイ
ヘツド12に設けた中央供給穴15を通して前記パリソンP
内に垂下供給し(第2図(a)参照)、この垂下供給し
た形状記憶合金14を前記パリソンPの熱により逆変態終
了温度以上に昇温させ、マルテンサイト変態開始温度で
予め記憶させた金型10、11のキャビテイ形状に変形復帰
させ、この変形した形状記憶合金14により前記パリソン
Pを金型10、11のキャビテイ形状に見合う形状に予備成
形した(第2図(b)参照)後、一対の分割金型10、11
を合わせ前記パリソンP内に前記押出しダイヘツド12に
設けた加圧空気吹き込み穴17より加圧流体を吹き込み前
記予備成形したパリソンP1を前記合わせた金型11、10の
キャビテイ形状に押圧し所望屈曲形状の自動車用空調ダ
クト管Dにブロー成形し、金型10、11を開いた後前記形
状記憶合金14を棒状に復帰変化する前後において、ダク
ト管Dの上下端バリ部B1、B2を切除し、パリソン下端よ
りこの棒状の形状記憶合金14を弾性変形させつつ引き抜
く。
押出しダイヘツド12から有底の溶融パリソンPをこれら
金型10、11間に押し出すと共に、この押出しダイヘツド
13よりマルテンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ
直ぐとした弾性を有する形状記憶合金14を形状記憶合金
供給装置Cの移送ローラ16の回転駆動により押出しダイ
ヘツド12に設けた中央供給穴15を通して前記パリソンP
内に垂下供給し(第2図(a)参照)、この垂下供給し
た形状記憶合金14を前記パリソンPの熱により逆変態終
了温度以上に昇温させ、マルテンサイト変態開始温度で
予め記憶させた金型10、11のキャビテイ形状に変形復帰
させ、この変形した形状記憶合金14により前記パリソン
Pを金型10、11のキャビテイ形状に見合う形状に予備成
形した(第2図(b)参照)後、一対の分割金型10、11
を合わせ前記パリソンP内に前記押出しダイヘツド12に
設けた加圧空気吹き込み穴17より加圧流体を吹き込み前
記予備成形したパリソンP1を前記合わせた金型11、10の
キャビテイ形状に押圧し所望屈曲形状の自動車用空調ダ
クト管Dにブロー成形し、金型10、11を開いた後前記形
状記憶合金14を棒状に復帰変化する前後において、ダク
ト管Dの上下端バリ部B1、B2を切除し、パリソン下端よ
りこの棒状の形状記憶合金14を弾性変形させつつ引き抜
く。
この引き抜き後、両端開口の二次元乃至三次元に屈曲し
た自動車用空調ダクト管Dを金型10、11から取り出す。
た自動車用空調ダクト管Dを金型10、11から取り出す。
引き抜いた前記形状記憶合金14は次のブロー成形加工に
再使用される。
再使用される。
<実施例特有の効果> 弾性形状記憶合金14の供給を間歇的に行う態様において
は、押出しダイヘツド12から有底パリソンPへの供給垂
下を一回の成形加工度に一本づゝ供給出来、ブロー成形
時に押出しダイヘツド12寄りで弾性を有する形状記憶合
金14をパリソンPと共に切断すること無く、このパリソ
ンPの下端から引き抜くことが出来る。
は、押出しダイヘツド12から有底パリソンPへの供給垂
下を一回の成形加工度に一本づゝ供給出来、ブロー成形
時に押出しダイヘツド12寄りで弾性を有する形状記憶合
金14をパリソンPと共に切断すること無く、このパリソ
ンPの下端から引き抜くことが出来る。
図はこの発明に係わるもので、第1図はこの装置発明の
実施例を示す概略図、第2図(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)はそのブロー成形加工工程を示す概略斜
視図である。 図中の主な記号の説明 14……弾性を有する形状記憶合金。
実施例を示す概略図、第2図(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)はそのブロー成形加工工程を示す概略斜
視図である。 図中の主な記号の説明 14……弾性を有する形状記憶合金。
Claims (4)
- 【請求項1】一対の分割金型を開いた状態で押出成形機
の押出しダイヘツドから有底の溶融パリソンをこれら金
型間に押し出すと共に、この押出しダイヘツドよりマル
テンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐとした
弾性を有する形状記憶合金を前記パリソン内に垂下供給
し、この垂下供給した形状記憶合金を前記パリソンの熱
により逆変態終了温度以上に昇温させ、マルテンサイト
変態開始温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変
形復帰させ、この変形した形状記憶合金により前記パリ
ソンを金型キャビテイ形状に予備成形した後、一対の分
割金型を合わせ前記パリソン内に前記押出しダイヘツド
より加圧流体を吹き込み前記予備成形したパリソンを前
記合わせた金型のキャビテイ形状に押圧し所望形状に吹
き込み成形し、この成形中乃至後で前記形状記憶合金が
棒状に変化する前後にこの金型のキャビテイ内から引き
抜くことを特徴とするブロー成形方法。 - 【請求項2】前記金型キャビテイ形状はS字状、そのほ
か簡単な2次元乃至3次元の屈曲形状としてある特許請
求の範囲第1項記載のブロー成形方法。 - 【請求項3】一対の分割金型を開いた状態で押出成形機
の押出しダイヘツドから有底の溶融パリソンをこれら金
型間に押し出した後これら金型を合わせパリソン内に加
圧空気を吹き込み成形するブロー成形装置において、 前記押出しダイヘツドには、前記パリソンの熱により逆
変態終了温度以上に昇温され、マルテンサイト変態開始
温度で予め記憶させた金型キャビテイ形状に変形復帰し
マルテンサイト変態終了温度以下の低温度で真っ直ぐと
なる弾性を有する形状記憶合金を前記押し出されたパリ
ソン内に棒状の状態で所定寸法送り出し垂下する形状記
憶合金供給装置が配備してあることを特徴とするブロー
成形装置。 - 【請求項4】前記金型キャビテイ形状はS字状、そのほ
か簡単な2次元乃至3次元の屈曲形状としてある特許請
求の範囲第3項記載のブロー成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11515787A JPH0773873B2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | ブロ−成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11515787A JPH0773873B2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | ブロ−成形方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63280613A JPS63280613A (ja) | 1988-11-17 |
JPH0773873B2 true JPH0773873B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=14655740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11515787A Expired - Fee Related JPH0773873B2 (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | ブロ−成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773873B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4792315B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2011-10-12 | 株式会社アイテック | ブロー成形方法 |
EP3741540B1 (en) * | 2019-05-22 | 2022-03-23 | Iveco S.p.A. | Production method for plastic elements and memory shape alloy elements. |
-
1987
- 1987-05-12 JP JP11515787A patent/JPH0773873B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPS63280613A (ja) | 1988-11-17 |
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