JPH077374A - フィルタの自動調整回路 - Google Patents

フィルタの自動調整回路

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JPH077374A
JPH077374A JP14456893A JP14456893A JPH077374A JP H077374 A JPH077374 A JP H077374A JP 14456893 A JP14456893 A JP 14456893A JP 14456893 A JP14456893 A JP 14456893A JP H077374 A JPH077374 A JP H077374A
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JP
Japan
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filter
adjustment
signal
reference signal
adjusted
Prior art date
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Pending
Application number
JP14456893A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Hori
和明 堀
Tomoyuki Nonaka
智之 野中
Tetsuya Wakuta
哲也 和久田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH077374A publication Critical patent/JPH077374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高調波成分もしくは、クロストーク成分が含ま
れている基準信号を用いても、調整誤差の少ないフィル
タの自動調整回路を実現することにある。 【構成】被調整フィルタと前記被調整フィルタと略等し
い特性もしくは相関する特性を有する調整用フィルタと
前記調整用フィルタに基準信号を入力する手段と、調整
用フィルタを通過した信号と前記基準信号の位相を比較
する位相比較器と、位相比較器の出力信号をフィルタ制
御信号に変換して、前記調整用フィルタと被調整フィル
タに帰還する手段からなるフィルタの自動調整回路にお
いて、基準信号の高調波成分を除去するフィルタを備え
たフィルタの自動調整回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブフィルタの遮
断周波数の自動調整化に関し、特に集積回路に内蔵した
複数のアクティブフィルタの遮断周波数を自動的に調整
することで無調整化を行ったフィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ回路を集積化する場合、集積回
路(以下、ICと略す。)内での抵抗値、容量値の絶対
精度は、あまりよくないため、IC同しの間で抵抗値、
容量値のバラつきが生じて、遮断周波数のズレが発生し
てしまう。従来このようなIC同しの間におけるフィル
タ回路の遮断周波数バラつきを無くすために、IC内で
の抵抗値、容量値の相対的比精度は比較的良いことを利
用して、遮断周波数を自動調整する回路が提案されてい
る。このようなフィルタの自動調整回路としては、例え
ば特開昭61−174810号公報、特開昭61−28
1613号公報に記載されているものなどが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】IC内の集積度向上
や、外付け部品の削減要求により、IC内のアクティブ
フィルタ回路の次数増化と精度向上が必要となってき
た。このためIC内の素子バラつきを補償してフィルタ
の遮断周波数の調整が必要となる。自動調整のシステム
として基準信号を2つに分け、一方の信号の調整用フィ
ルタを通して位相を90度回し、両者の位相差を位相比
較器にて検出して調整用フィルタの調整信号としてフィ
ードバックする。この調整信号を被調整フィルタに入力
することでICごとのバラつきを補償する自動調整を行
う。しかし、自動調整回路の基準信号源として水晶発振
子(以下、クリスタルと略す。)を用いると、発信周波
数の高調波成分が含まれたまま自動調整回路の演算が行
われてしまう。さらにこの高調波成分は、ICのピン間
容量やIC外のパターン容量などにより変する。またI
C内もしくは外部のパターンからのクロストークにより
基準信号の周波数以外の周波数成分が洩れ込んで来る。
このため、位相検波器などで位相差検出誤差が生じてし
まいフィルタの遮断周波数ズレ(自動調整誤差)が起
き、さらにこの誤差がバラついてしまう。本発明の目的
は、高調波成分もしくはクロストーク成分が含まれてい
る基準信号を用いても、調整誤差の少ないフィルタの自
動調整回路を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】基準信号に含まれる高調
波成分を低域通過フィルタ(LPF)もしくは、帯域通
過フィルタ(BPF)により除去した後、自動調整回路
の信号源として入力する。
【0005】
【作用】自動調整回路に入力された基準信号は低域通過
フィルタ(LPF)もしくは、帯域通過フィルタ(BP
F)を通過することで含まれている高調波成分もしくは
クロストーク成分が抑圧される。高調波成分もしくはク
ロストーク成分が抑圧された基準信号は位相比較器と調
整用フィルタにそれぞれ入力される。調整用フィルタに
入力された信号は約90度位相が回り位相比較器に入力
される。両信号の位相差である位相比較器の出力信号は
信号変換手段によりフィルタの制御信号に変換されて調
整用フィルタにフィードバックされる。前記フィルタの
制御信号により位相比較器での両入力信号の位相差が正
確に90度となるように調整用フィルタの遮断周波数が
調整される。この結果フィルタの制御信号はIC内の素
子バラ付きを補償した信号となる。この制御信号を被調
整フィルタに印加することでフィルタの自動調整が行わ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を用
いて説明する。基準信号源1の信号が基準信号の高調波
成分もしくはクロストーク成分を抑圧する手段であるフ
ィルタ2を介して2分割され一方は調整用フィルタ3を
通って位相検波器4へ入力され(図2の2)、他方は直
接、位相比較器4へ入力され(図2の1)、両信号の位
相差が検出される(図2の3)。位相比較器4の出力は
平滑されて信号変換回路5によってフィルタの遮断周波
数制御信号に変換され、調整フィルタ3と被調整フィル
タ6に負帰還される。この結果、図2の3のごとく基準
信号の2倍の周波数でデューディが50%となるように
帰還がかかる。つまり基準信号周波数において調整用フ
ィルタ3は90度位相が回るように遮断周波数が調整さ
れる。前記遮断周波数制御信号を用いて調整フィルタ3
と等しいか、相関する被調整フィルタ6を制御すること
で、IC内の素子バラつきを補償する自動調整が実現で
きる。しかし、このとき基準信号に高調波成分もしくは
クロストーク成分が含まれていると、信号のデューティ
がズレてしまう(図2の4)。しかしこの信号も調整用
フィルタ3を通ると調整用フィルタ3自身の周波数特性
にしたがって高調波成分は抑圧され、デューティのズレ
は少なくなる(図2の5)。この結果位相比較器4へ入
力される二つの信号はデューティの異なった信号となり
位相の検波結果に誤差が生じる(図2の6)。検波誤差
の原因である高調波歪を除去するために前記高調波成分
もしくはクロストーク成分を抑圧するフィルタ2を挿入
する。このフィルタは低域通過フィルタ(以下、LPF
と略す。)でも帯域通過フィルタ(以下、BPFと略
す。)でもよく、基準信号1の基本波成分は通過させ、
高調波成分は抑圧するような周波数特性を有するもので
あれば良い。以上本実施例によればクリスタル等の高調
波成分を含む基準信号源を用いても精度の良いフィルタ
の自動調整回路を実現できる。
【0007】次に、他の実施例を図3を用いて説明す
る。基準信号源にクロストークやその他の原因により基
準信号周波数以外の成分が含まれ、さらにその周波数が
基準信号周波数に近い場合、前記高調波成分もしくはク
ロストーク成分を抑圧するフィルタ2は基準信号周波数
のみを通すBPFである必要がある。さらにBPFの特
性に急俊な特性が求められるとき前記フィルタ2(BP
F)の遮断周波数も自動調整する必要が生じる。
【0008】このため前記フィルタ(2)を調整用フィ
ルタ3と相関する特性を有する構成として信号変換手段
5からのフィルタの制御信号を入力させる。又電源投入
時等のように自動調整回路の立上り時に制御信号が過渡
的に変化するときクロストーク成分を抑圧するフィルタ
2の遮断周波数は本来通過させるべき基準信号の周波数
とズレるため、調整用フィルタ3に基準信号が十分入力
されない可能性がある。このためフィルタの自動調整回
路の負帰還が構成されず、誤動作したままの状態に陥っ
てしまう。そこでフィルタの制御信号に制限回路(リミ
ッタ)7を設ける。フィルタの制御信号の制限範囲はI
C内の素子が最大バラついた状態を想定して考えられる
フィルタの遮断周波数制御信号の変化範囲内となるよう
に設定する。リミッタ7はクロストークを抑圧するフィ
ルタ2と調整用フィルタ3を通常の動作状態に近い遮断
周波数へ強制的に制御する。これにより、基準信号はあ
る程度のレベルで位相比較器4へ入力されるので、フィ
ルタの自動調整の帰還ループがとぎれることなく自動調
整が実行される。本実施例によれば、基準信号にクロス
トーク等により基準信号に近い無関係な周波数成分が含
まれても、自動調整されたクロストーク抑圧用のフィル
タ2を用いて誤動作すること無く自動調整が行える。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、基準信号源としてクリ
スタル発信子等を用いることによって起きる高調波歪の
混入や、その歪量のバラ付き、または基準信号へのクロ
ストーク等によるフィルタの自動調整に発生する誤差を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】位相比較器への入力信号と出力信号の関係を示
す概念図である。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…基準信号源、 2…高調波成分抑圧用フィルタ、 3…調整用フィルタ、 4…位相検波器、 5…信号変換手段、 6…被調整フィルタ、 7…信号制限回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被調整フィルタと前記被調整フィルタと略
    等しい特性もしくは相関する特性を有する調整用フィル
    タと前記調整用フィルタに基準信号を入力する手段と、
    調整用フィルタを通過した信号と前記基準信号の位相を
    比較する位相比較器と、位相比較器の出力信号をフィル
    タ制御信号に変換して、前記調整用フィルタと被調整フ
    ィルタに帰還する手段からなるフィルタの自動調整回路
    において、基準信号の高調波成分を除去するフィルタを
    備えたことを特徴とするフィルタの自動調整回路。
JP14456893A 1993-06-16 1993-06-16 フィルタの自動調整回路 Pending JPH077374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14456893A JPH077374A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 フィルタの自動調整回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP14456893A JPH077374A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 フィルタの自動調整回路

Publications (1)

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JPH077374A true JPH077374A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15365249

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JP14456893A Pending JPH077374A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 フィルタの自動調整回路

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