JPH0773734B2 - タンデムミルの速度制御装置 - Google Patents

タンデムミルの速度制御装置

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JPH0773734B2
JPH0773734B2 JP63037158A JP3715888A JPH0773734B2 JP H0773734 B2 JPH0773734 B2 JP H0773734B2 JP 63037158 A JP63037158 A JP 63037158A JP 3715888 A JP3715888 A JP 3715888A JP H0773734 B2 JPH0773734 B2 JP H0773734B2
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speed
stand
mrh
tandem mill
mill
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俊明 新堀
進 木谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タンデムミルの速度制御装置に係り、特に、
タンデムミルの入り側に、例えば連続鋳造設備のように
タンデムミルの入り側速度を規定する設備を含む連続鋳
造圧延設備に用いられるタンデムミルの速度を制御する
のに好適な速度制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のタンデムミルの速度制御装置としては、特公昭58
−52448号に記載のように、あるスタンドをマスフロー
の基準となるピボットスタンドとし、他のスタンドから
上流または下流にサクセシブ制御を行うタンデムミルの
速度制御装置が知られている。
これら従来装置にあって最も重要なことは、安定に圧延
しているスタンドに不必要なマスフロー変動を生じさせ
ないことであるとされていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記速度制御装置では、例えば第i〜i+1
スタンド間の張力変動を修正するためにオペレータがi
スタンドの速度を変化させたとすると、iスタンドより
上流のマスフローが変化しないように各スタンドの速度
を決めているスタンドスピードレオスタットSSRHの比率
に従って、上流スタンドの速度も同時に変化するように
してある。このサクセシブ制御によれば、最終的にNo.1
スタンドの速度も変化してしまう。従来のタンデムホッ
トストリップミルでは、No.1スタンド入り側の張力はフ
リー状態になっており、No.1スタンド速度が変化しても
何等支障が無かった。
これに対し、連続鋳造設備とホットストリップミルとを
結合したようなシステムでは、No.1スタンドの速度が変
化すると、連続鋳造設備出側速度が一定であるから、ホ
ットストリップミル入り側の張力変動となってしまう。
この張力変動は品質の低下につながる。
本発明の目的は、タンデムミルの入り側にその入り側速
度を規定する連続鋳造設備等の設備を含む連続鋳造圧延
設備に用いるタンデムミルの速度制御装置を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、それぞれの速度
を制御する手段を備えた複数のスタンドからなるタンデ
ムミルの入り側にタンデムミル入り側速度を規定する設
備を含む圧延設備に用いるタンデムミルの速度制御装置
において、 前記タンデムミルの入り側第1スタンドを前記規定速度
で作動するピボットスタンドとし、 各スタンドの速度指令値REFiを REF1=(1+CV1)×SSRH1×MRH REF2=(1+CV2)×SSRH2×CSV1×MRH REF3=(1+CV3)×SSRH3×CSV2×MRH REFi=(1+CVi)×SSRHi×CSV[i−1]×MRH ただし、CVi:サクセシブ制御量 SSRHi:スタンドスピードレオスタット設定量 MRH:マスタレオスタット設定量 CSVi:サクセシブ補正量=(1+CVi)×CSV[i−1] とし、第iスタンドの速度を補正したときのサクセシブ
補正量を第iスタンド速度制御手段から第i+1以降の
スタンドの速度制御手段に供給する手段を備えたタンデ
ムミルの速度制御装置を提案するものである。
〔作用〕
本発明においては、No.1スタンドをピボットスタンドと
してホットストリップミルのマスフローの基準をNo.1ス
タンドとし、AGCや速度手動介入時に実行されるサクセ
シブ制御がNo.1スタンドを基準に下流スタンドに向かっ
てなされるようにすることにより、No.1スタンドの速度
を不変とする。したがって、連続鋳造設備とホットスト
リップミル間の速度同期が容易となり、ホットストリッ
プミル入り側の張力変動が防止され、均一な製品が得ら
れる。
〔実施例〕
本発明によるタンデムミルの速度制御装置の一実施例を
備えた連続鋳造圧延設備の系統構成の一例の概略を第2
図に示す。図において、Aは連続鋳造設備、Bは幅圧延
設備、Cは4タンデムホットストリップミルである。
これら一連の設備の中で生産速度を規定しているのは、
最も前の工程にある連続鋳造設備Aである。すなわち、
幅圧延設備Bの速度は鋳造設備Aの出側速度で決定さ
れ、ホットストリップミルCの圧延速度は幅圧延設備B
の出側速度で決定されてしまう。ここで圧延速度が決定
されてしまうという意味は、ミル入り側張力をTeとする
と、次のように表されるということである。
Te=E×A×(Vb−Vme) ……(1) ただし、Eはヤング率、Aは材料断面積、Vbは幅圧延設
備出側速度、Vmeはミル入り側速度である。
このミル入り側張力を一定に保たなければ、満足のゆく
圧延作業を実行できないことは公知の事実である。Vbは
既に鋳造設備Aの出側速度で規定された一定速度で運転
されているから、ミル入り側張力Teを一定に保つには、
ミル入り側速度Vmeを一定速度にする必要がある。
Vme=γ×Vr1 ……(2) ただし、γは後進率、Vr1はNo.1スタンドロール周速
である。すなわち、No.1スタンドロール周速を変化させ
ないようにする必要がある。
しかし、従来のタンデムミルの速度制御装置は、前述の
特公昭58−52448号または特開昭61−52931号または特開
昭56−109106号にも示されているように、最終スタンド
をピボットスタンドとしており、あるスタンドの負荷を
低減するためスタンド速度を変化させると、上流側に速
度変化が波及するサクセシブ制御機能を備えている。こ
のように下流の速度変化が上流に波及する速度制御装置
では、ミル入り側速度Vmeを一定に保てない。
そこで、これを解決する手段として本発明が提案する制
御装置の具体的構成を第1図に示す。本例は4スタンド
ホットストリップミルを対象としている例である。図に
おいて、1は全スタンドの速度を加減させるマスタレオ
スタットMRH、21〜24はスタンドスピードレオスタットS
SRH、31〜34はオペレータが手動介入により設定するま
たはAGCにより自動的に設定される補正信号としてのサ
クセシブ量の設定器、111〜143は乗算器、211〜241は加
算器、311〜341は割算器、REF1〜4は各スタンドへの速
度指令値である。
ここで、各スタンドの速度指令値は、 REF1=(1+CV1)×SSRH1×MRH …(3) REF2=(1+CV2)×SSRH2×CSV1×MRH …(4) REF3=(1+CV3)×SSRH3×CSV2×MRH …(5) REF4=(1+CV4)×SSRH4×CSV3×MRH …(6) となり、各式中のCSV[i−1]がサクセシブ補正量で
ある。No.2スタンドでサクセシブ制御CV2が発生する
と、 CSV2=(1+CV2)×SSRH2×CSV1/SSRH2 …(7) という補正量がNo.3スタンドに与えられる。
No.3スタンドではさらに、 CSV3=(1+CV3)×SSRH3×CSV2/SSRH3 …(8) としてNO.4スタンドに補正量が与えられる。
すなわち、No.2スタンドのサクセシブ制御量CSV2が下流
に向かって送られ、各スタンドが次々と適正に補正され
ていく。
その結果、AGC等でNO.2スタンドに補正量が投入されて
も、No.1スタンドの入り側速度を変化させずに、ストリ
ップミル全体のマスフローバランスを保ちながら、タン
デムミルの速度を制御するタンデムミルの速度制御装置
が得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ミル内の張力変化等に対処するため
に、あるスタンド速度を変化させたときに、マスフロー
の変化を防ぎ、タンデムミル入り側第1スタンドの速度
を変えないタンデムミルの速度制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるタンデムミルの速度制御装置の一
実施例の具体的構成を示す図、第2図は第1図装置を備
えた連続鋳造圧延設備の系統構成を示す図である。 1……マスタレオスタットMRH、2……スタンドスピー
ドレオスタットSSRH、3……サクセシブ量設定器CV、10
0……乗算器、200……加算器、300……割算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれの速度を制御する手段を備えた複
    数のスタンドからなるタンデムミルの入り側にタンデム
    ミル入り側速度を規定する設備を含む圧延設備に用いる
    タンデムミルの速度制御装置において、 前記タンデムミルの入り側第1スタンドを前記規定速度
    で作動するピボットスタンドとし、 各スタンドの速度指令値REFiを REF1=(1+CV1)×SSRH1×MRH REF2=(1+CV2)×SSRH2×CSV1×MRH REF3=(1+CV3)×SSRH3×CSV2×MRH REFi=(1+CVi)×SSRHi×CSV[i−1]×MRH ただし、CVi:サクセシブ制御量 SSRHi:スタンドスピードレオスタット設定量 MRH:マスタレオスタット設定量 CSVi:サクセシブ補正量=(1+CVi)×CSV[i−1] とし、第iスタンドの速度を補正したときのサクセシブ
    補正量を第iスタンド速度制御手段から第i+1以降の
    スタンドの速度制御手段に供給する手段を備えた ことを特徴とするタンデムミルの速度制御装置。
JP63037158A 1988-02-19 1988-02-19 タンデムミルの速度制御装置 Expired - Lifetime JPH0773734B2 (ja)

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JPH01215406A JPH01215406A (ja) 1989-08-29
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EP3000539B1 (de) * 2014-09-24 2016-11-16 SMS group GmbH VERFAHREN ZUM GIEßEN UND WALZEN EINES ENDLOSEN STRANGGUTES

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