JPH077353Y2 - 液流処理装置における起毛装置 - Google Patents
液流処理装置における起毛装置Info
- Publication number
- JPH077353Y2 JPH077353Y2 JP1991085649U JP8564991U JPH077353Y2 JP H077353 Y2 JPH077353 Y2 JP H077353Y2 JP 1991085649 U JP1991085649 U JP 1991085649U JP 8564991 U JP8564991 U JP 8564991U JP H077353 Y2 JPH077353 Y2 JP H077353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid flow
- cloth
- treatment device
- flow treatment
- raising
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は布帛等の染色その他の処
理時に起毛処理をする液流処理装置における起毛装置に
関する。
理時に起毛処理をする液流処理装置における起毛装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より布帛等の液流処理装置におい
て、染色その他の処理を行なうと同時に綿、毛、ポリエ
ステル、ナイロン、レーヨン等の編織物に起毛処理をす
る例は公知である。例えば特公昭５１−１８５５６号公
報に示されるようにノズル部に近接する位置に内面に凹
凸のある起毛用リングを設ける例、また特開昭５９−１
７３３６４号公報のように布帛の走行径路に砥石粗面を
設ける例もある。
て、染色その他の処理を行なうと同時に綿、毛、ポリエ
ステル、ナイロン、レーヨン等の編織物に起毛処理をす
る例は公知である。例えば特公昭５１−１８５５６号公
報に示されるようにノズル部に近接する位置に内面に凹
凸のある起毛用リングを設ける例、また特開昭５９−１
７３３６４号公報のように布帛の走行径路に砥石粗面を
設ける例もある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記公知例
に示される前者の起毛用リングは布帛等の進行方向に平
行に凹凸を構成した例が示されているだけで、布帛等の
通過時に起毛効果が発揮され難い欠点があり、また後者
の砥石粗面を用いる例では布帛等への起毛作用は十分あ
るが、砥石の研削が難しく処理液噴射部への取付けや組
換えに不便であり、さらに落下による破損の危険性もあ
る等の難点を有していたため、実用機、生産機に普及し
なかった。
に示される前者の起毛用リングは布帛等の進行方向に平
行に凹凸を構成した例が示されているだけで、布帛等の
通過時に起毛効果が発揮され難い欠点があり、また後者
の砥石粗面を用いる例では布帛等への起毛作用は十分あ
るが、砥石の研削が難しく処理液噴射部への取付けや組
換えに不便であり、さらに落下による破損の危険性もあ
る等の難点を有していたため、実用機、生産機に普及し
なかった。
【０００４】本考案の目的は処理液噴射部に容易に設置
できると共に起毛効果も十分発揮でき、軽く且つ製作し
易い液流処理装置における起毛装置を提供しようとする
ものである。
できると共に起毛効果も十分発揮でき、軽く且つ製作し
易い液流処理装置における起毛装置を提供しようとする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本考案では、滞溜槽と移送通路とを両端で連結した環
状処理通路内に、ループ状に結合した布帛等の繊維製品
を装填して、処理液噴射部からの液流によって循環移行
させる間に染色その他の処理をする液流処理装置におい
て、滞溜槽からローラを経て処理液噴射部に至るラッパ
状のノズルガイドパイプ内面に布帛等の進行方向とは直
交する凹凸溝を多数設けた液流処理装置における起毛装
置とした。
め本考案では、滞溜槽と移送通路とを両端で連結した環
状処理通路内に、ループ状に結合した布帛等の繊維製品
を装填して、処理液噴射部からの液流によって循環移行
させる間に染色その他の処理をする液流処理装置におい
て、滞溜槽からローラを経て処理液噴射部に至るラッパ
状のノズルガイドパイプ内面に布帛等の進行方向とは直
交する凹凸溝を多数設けた液流処理装置における起毛装
置とした。
【０００６】
【作用】滞溜槽からローラを経て処理液噴射部に至るラ
ッパ状のノズルガイドパイプに布帛等の進行方向と直交
する凹凸溝を多数設けたので、布帛等がラッパ状の細く
び部で円滑に絞り込まれると共に凹凸溝により表面を起
毛されて、処理液噴射部へ進行するようになっている。
ラッパ状のノズルガイドパイプ内面に凹凸溝を平行に構
成することは加工し易く且つ凹凸溝の形状により起毛状
態を調節することも可能となった。
ッパ状のノズルガイドパイプに布帛等の進行方向と直交
する凹凸溝を多数設けたので、布帛等がラッパ状の細く
び部で円滑に絞り込まれると共に凹凸溝により表面を起
毛されて、処理液噴射部へ進行するようになっている。
ラッパ状のノズルガイドパイプ内面に凹凸溝を平行に構
成することは加工し易く且つ凹凸溝の形状により起毛状
態を調節することも可能となった。
【０００７】
【実施例】以下、図面に示した本考案装置の一実施例に
つき説明する。図１において、１は滞溜槽で、処理液が
滞溜し、ループ状に結合した布帛等の長尺繊維製品を蛇
行状に移行しながら、一時滞溜させるようになってい
る。２は移送通路で、前記滞溜槽１とは両端で連結さ
れ、環状処理通路を構成している。３は処理液噴射部
で、滞溜槽１の出口部に連結されている。４は処理液、
５は布帛を示す。６はローラである。布帛５は滞溜槽１
内を進行し、ローラ６を経て、処理液噴射部３の噴出流
によって移送通路２内へ送り込まれ、滞溜槽１の他端か
ら再び滞溜槽１内へ送られ循環する。この間に布帛等は
処理液により染色、精練その他の処理が行なわれる。７
は処理液循環路で、処理液が滞溜槽１から少なくとも１
個の調節口より吸込配管で吸込まれ、ポンプ８、熱交換
器９を通って、処理液噴射部３から移送通路２へ噴射さ
れるようになっている。
つき説明する。図１において、１は滞溜槽で、処理液が
滞溜し、ループ状に結合した布帛等の長尺繊維製品を蛇
行状に移行しながら、一時滞溜させるようになってい
る。２は移送通路で、前記滞溜槽１とは両端で連結さ
れ、環状処理通路を構成している。３は処理液噴射部
で、滞溜槽１の出口部に連結されている。４は処理液、
５は布帛を示す。６はローラである。布帛５は滞溜槽１
内を進行し、ローラ６を経て、処理液噴射部３の噴出流
によって移送通路２内へ送り込まれ、滞溜槽１の他端か
ら再び滞溜槽１内へ送られ循環する。この間に布帛等は
処理液により染色、精練その他の処理が行なわれる。７
は処理液循環路で、処理液が滞溜槽１から少なくとも１
個の調節口より吸込配管で吸込まれ、ポンプ８、熱交換
器９を通って、処理液噴射部３から移送通路２へ噴射さ
れるようになっている。
【０００８】図２は処理液噴射部３の拡大断面図で、10
はノズルガイドパイプで、金属で構成され、ラッパ状に
なっている。11は凹凸溝で、ノズルガイドパイプ10の内
面で、布帛５等の進行方向に直交する方向で平行に多数
設けている。ローラ６及び処理液噴射部３の噴射によ
り、進行してくる布帛等はノズルガイドパイプ10の内面
の凹凸溝11により起毛され、移送通路２を通り滞溜槽１
に戻る。このように滞溜槽１からローラ６、ノズルガイ
ドパイプ10、処理液噴射部３、移送通路２を循環する間
に染色や精練その他の処理と共に起毛処理も行なわれ
る。
はノズルガイドパイプで、金属で構成され、ラッパ状に
なっている。11は凹凸溝で、ノズルガイドパイプ10の内
面で、布帛５等の進行方向に直交する方向で平行に多数
設けている。ローラ６及び処理液噴射部３の噴射によ
り、進行してくる布帛等はノズルガイドパイプ10の内面
の凹凸溝11により起毛され、移送通路２を通り滞溜槽１
に戻る。このように滞溜槽１からローラ６、ノズルガイ
ドパイプ10、処理液噴射部３、移送通路２を循環する間
に染色や精練その他の処理と共に起毛処理も行なわれ
る。
【０００９】
【考案の効果】本考案ではノズルガイドパイプの内面に
設けた布帛の進行方向とは直交する凹凸溝により起毛作
用を受けるので、染色その他の処理と共に起毛が十分に
行なわれるようになった。
設けた布帛の進行方向とは直交する凹凸溝により起毛作
用を受けるので、染色その他の処理と共に起毛が十分に
行なわれるようになった。
【図１】液流処理装置の断面図
【図２】処理液噴射部の拡大断面図
【図３】ノズルガイドパイプの拡大断面図
１ 滞溜槽 ２ 移送通路 ３ 処理液噴射部 ４ 処理液 ５ 布帛 10 ノズルガイドパイプ 11 凹凸溝
Claims (1)
- 【請求項１】 滞溜槽と移送通路とを両端で連結した環
状処理通路内に、ループ状に結合した布帛等の繊維製品
を装填して、処理液噴射部からの液流によって循環移行
させる間に染色その他の処理をする液流処理装置におい
て、滞溜槽からローラを経て処理液噴射部に至るラッパ
状のノズルガイドパイプ内面に布帛等の進行方向とは直
交する凹凸溝を多数設けたことを特徴とする液流処理装
置における起毛装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991085649U JPH077353Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 液流処理装置における起毛装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991085649U JPH077353Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 液流処理装置における起毛装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0537993U JPH0537993U (ja) | 1993-05-21 |
| JPH077353Y2 true JPH077353Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=13864674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991085649U Expired - Lifetime JPH077353Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 液流処理装置における起毛装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077353Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5118556A (en) * | 1974-06-26 | 1976-02-14 | Du Pont | Senikogakubuzai oyobi hoho |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP1991085649U patent/JPH077353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0537993U (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |