JPH077345A - 可変等化増幅器 - Google Patents

可変等化増幅器

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JPH077345A
JPH077345A JP6004946A JP494694A JPH077345A JP H077345 A JPH077345 A JP H077345A JP 6004946 A JP6004946 A JP 6004946A JP 494694 A JP494694 A JP 494694A JP H077345 A JPH077345 A JP H077345A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
    • H04B3/14Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used
    • H04B3/143Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used using amplitude-frequency equalisers
    • H04B3/145Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used using amplitude-frequency equalisers variable equalisers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送ラインの変動する長さについての周波数応
答を等化する適応型等化回路を提供すること 【構成】 フ゛ーストステーシ゛及び第1可変利得ステーシ゛を備えた
第1経路と第2可変利得ステーシ゛を備えた第2経路とを有
する適応型等化回路である。第1経路が入力信号に応じ
て完全等化信号を生成する一方、第2経路が入力信号に
応じて非等化信号を生成する。また加算ステーシ゛が完全等
化信号と非等化信号とを組み合わせて等化出力信号を生
成する。また第1制御ラインが第1可変利得ステーシ゛の利得を
制限する一方、第2制御ラインが第2可変利得ステーシ゛の利得
を制限し、これにより、伝送ラインの最大長の使用時に等
化出力信号が実質的に完全等化信号により形成され、伝
送ラインの最小長の使用時に等化出力信号が実質的に非等
化信号により形成され、伝送ラインの中間長の使用時に等
化出力信号が完全等化信号及び非等化信号の双方の一部
から形成されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、伝送ラインに接
続された装置の受信回路に関し、特に、伝送ラインの変
動長を等化させるための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最小限の長さを越える長さの伝送ライン
は、その伝送ラインを経て伝送されるデータ信号の高周
波成分を減衰させるものである。その高周波成分の減衰
の程度は、その伝送ラインの長さによって決まり、伝達
関数として数学的に表現することができる。
【0003】等化増幅器は、周波数減衰に関してデータ
の補償を行う装置である。等化増幅器の周波数効果もま
た、伝達関数として数学的に表現することができる。従
って、伝送ラインの伝達関数のほぼ逆の伝達関数を有す
る等化増幅器を形成することにより、その伝送ラインに
よって減衰される高周波成分を実質的に全て回復させる
ことができる。
【0004】図1は、差動対構成に基づく等化増幅器2
の一例の概要を示すものである。同図に示すように、そ
の差動対は、一対の相補入力信号Vei+/-に応じて一対
の相補出力信号Veo+/-を生成する。
【0005】その差動対は、第1入力トランジスタT1
と、第2入力トランジスタT2と、逆伝達関数生成器4
とを備えている。トランジスタT1のベースは、正入力
信号Vei+を受信するよう接続され、コレクタは第1出
力抵抗Rec1を介して電源へ接続され、エミッタは第1
電流源Iec1を介して接地されている。
【0006】また、トランジスタT2のベースは、負入
力信号Vei-を受信するよう接続され、コレクタは第2
出力抵抗Rec2を介して電源へ接続され、エミッタは第
2電流源Iec2を介して接地されている。トランジスタ
T1,T2は、電流源Iec1,Iec2及びコレクタ負荷抵抗
Rec1,Rec2によりバイアスされ、差動増幅器として線
形動作するようになっている。
【0007】逆伝達関数生成器4は、エミッタ抵抗Re1
と、第1コンデンサCe1と、第2コンデンサCe2と、そ
の第2コンデンサCe2と直列に接続された伝達抵抗Re2
とを備えており、その各々は、入力トランジスタT1の
エミッタと入力トランジスタT2のエミッタとの間に接
続されている。
【0008】等化増幅器2の電圧伝達関数は、図1の回
路を簡素化した形態の回路を最初に考察することにより
決定することができる。図2は、図1に示した差動対の
1/2に等価な、簡素化された中間周波数の小信号の回
路を示す回路図である。差動増幅器の平衡駆動に伴う対
称の概念を用いて、また、適用する周波数範囲について
インピーダンス Z(s)>>1/gmであり、27℃でgm=I
ec1q/KT=Iec1/0.0259であり、rπ=β/gmであ
るという実際的な仮定を用いて、電圧伝達関数Vout/
Vinは、次式の通り計算される。
【0009】
【数1】
【0010】インピーダンスZ(s)は、図1の回路の逆
伝達関数生成器4と等価な対称回路を最初に考察するこ
とにより決定することができる。図3は、図1の逆伝達
関数生成器4と等価な対称回路を示す回路図である。同
図に示すように、Re1,Re2の値がそれぞれ1/2に分
割されて対称線6の周辺に等しく分けられ、またCe1,C
e2の値がそれぞれ2倍にされて対称線6の周辺に等しく
分けられている。
【0011】次に、図3の回路の一方の側を考察するこ
とにより、インピーダンスZ(s)が決定される。図4
は、図3の回路の一方の側を示す回路図である。同図に
示すように、Z(s)は、抵抗R1,R2及びコンデンサC1,
C2から構成される複素インピーダンスである。ここ
で、R1=Re1/2、R2=Re2/2、C1=2*Ce1、C
2=2*Ce2である。従って、Z(s)についての実際の駆
動点インピーダンスは、次式で表すことができる。
【0012】
【数2】
【0013】この場合も、この適用にとって実際的な仮
定を与えれば、インピーダンスZ(s)を簡素化して次式
で表すことができる。
【0014】
【数3】
【0015】ここで、(R1+R2)≧2R2、C2>C1
である。
【0016】図5は、インピーダンスの大きさと周波数
との関係を示すグラフである。同図に示すように、イン
ピーダンスZ(s)は、最初に低周波数でRe1に等しい値
を呈し、次いで中間周波数に関してRe2と並列のRe1に
等しい値まで減少し、周波数が無限に増大すると最終的
にゼロに近づく。
【0017】図5の周波数に対するインピーダンスの曲
線におけるブレークポイントは、図1に示した等化増幅
器に関する設計された極及びゼロを表すものである。そ
の等化増幅器に関する伝達関数は、数3を数1に代入す
ることにより与えられる。図1の各部品の値を用いる
と、その伝達関数は次式で表すことができる。
【0018】
【数4】
【0019】ここで、τz1=Ce2(Re1+Re2)、τz2
=Ce1・Re1・Re2/Re1+Re2、τp1=Re2Ce2 で
ある。
【0020】従って、極及び2つのゼロを正しく配置す
ることにより、伝送ラインの或る長さに関して良好な補
償を生成することができる。
【0021】伝送ラインの或る長さについての逆伝達関
数の良好な近似は、抵抗Re1、抵抗Re2、コンデンサC
e1、コンデンサCe2についての部品の値を正しく選択す
ることにより生成することができるが、それと同じ部品
の値では、伝送ラインの別の長さについて適当な補正を
行うことはできない。従って、伝送ラインの異なる長さ
に適応的に順応可能な等化増幅器が必要となる。
【0022】図6は、図1の等化増幅器に可変抵抗Rv
を配設した等化増幅器8を示す回路図である。同図に示
すように、可変抵抗Rvは、入力トランジスタT1のエ
ミッタと、コンデンサCe1と伝達抵抗Re2及びコンデン
サCe2の直列接続との両者との間に配置されている。動
作に当たっては、制御信号Vecを介して可変抵抗Rvの
抵抗値を変動させることにより、その適応型等化増幅器
により生成される伝達関数が変更される。
【0023】しかし、適応型等化増幅器8は、帯域幅の
制限、及びモノリシック集積回路に関する実施上の問題
といった欠点を有するものである。低損失の伝送ライン
又は短い伝送ラインに適応させるために可変抵抗Rvを
増大させるので、周波数が低下する第2の極が生成さ
れ、これにより高周波帯域幅が制限されてしまう。従っ
て帯域幅は、単一の極及び2つのゼロの正しい配置に無
関係のものではない。加えて、可変抵抗の作成に使用さ
れる適当にサイズ設定されたJFET又はMOSFET
に伴う寄生容量は、そのような部品の温度及び製造上の
変動性と相まって、実際的なモノリシック集積回路の形
態でこの回路を実施する上で重大な問題を発生させるも
のである。
【0024】Fiber Distributed Data Interface(FD
DI)ネットワークは、光ファイバ及び銅を伝送媒体と
して用いてコンピュータ及び周辺装置間の高帯域の相互
接続を提供するローカルエリアネットワークである。記
号は、125M(記号/秒)の速度で同期させて伝送される。
また非同期転送モード(ATM)ネットワークも、コン
ピュータ間での広帯域の相互接続を提供するローカルエ
リアネットワークである。ATMの記号は、156M(記号/
秒)の速度で送られる。
【0025】従って、銅式FDDI又はATMネットワ
ークで用いられる適応型等化増幅器に関する好適な帯域
幅は156MHzを越えるものとなる。約100(m)より短い最悪
の場合の伝送ラインと共に図6の例をFDDIネットワ
ークで用いた場合には、第2の極が、最大データ伝送速
度に必要な帯域幅を下回ることとなる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従って、データ信号の
帯域幅に制限を加えることなく様々な長さの伝送ライン
に適応可能であって、モノリシック集積回路プロセスを
用いて高信頼性をもって生成可能な、適応型等化増幅器
が必要とされている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、伝送ラインの
変動する長さについての周波数応答を等化する適応型等
化回路を提供するものである。
【0028】この適応型等化回路は、等化された出力信
号(以下、等化出力信号と称す)を形成するよう組み合
わされる完全に等化された信号(以下、等化信号と称
す)及び等化されていない信号(以下、非等化信号と称
す)の比率を変動させることにより、周波数減衰の異な
る程度を適応的に補償するものである。この回路は、2
次抵抗-コンデンサネットワークを用いることにより、
暗号化(scrambled)され156MHzでクロックされたデータ
ストリームを伝送する5類シールドなしツイストペア伝
送ラインに関して最長100(m)まで補償を提供する。更な
る長さについては一層高次の抵抗-コンデンサネットワ
ークを用いることにより補償可能である。
【0029】この回路はまた、(125MHzの伝送クロック
信号及び156MHz又はそれ以上における固定極に基づい
て)62.5MHzというピークデータ周波数において0dB〜17
dBの間で比較的線形の遷移を提供するものである。更
に、この回路は、全てのパルス幅及び多数のライン長さ
に関して等しいピーク振幅を提供する。
【0030】本発明による適応型等化回路は、伝送ライ
ンの最大長さに関する周波数減衰を補償して等化された
入力信号(以下、等化入力信号と称す)を生成するブー
ストステージを備えている。第1可変利得ステージは、
その等化入力信号を増幅し、第1利得制御信号に応じて
増幅された等化信号(以下、増幅等化信号と称す)を生
成する。第2可変利得ステージは、入力信号を増幅し、
第2利得制御信号に応じて増幅された非等化信号(以
下、増幅非等化信号と称す)を生成する。加算ステージ
は、増幅等化信号及び増幅非等化信号を組み合わせて、
等化出力信号を生成する。
【0031】動作に当たり、伝送ラインの最大長が用い
られる場合には、第1利得制御信号が第1可変利得ステ
ージの利得を増大させる一方、第2利得制御信号が第2
可変利得ステージの利得を低下させて、等化出力信号が
実質的に増幅等化信号のみにより形成されるようにす
る。
【0032】また、伝送ラインの最小長が用いられる場
合には、第1利得制御信号が第1可変利得ステージの利
得を低下させる一方、第2利得制御信号が第2可変利得
ステージの利得を増大させて、等化出力信号が実質的に
増幅非等化信号のみにより形成されるようにする。
【0033】更に、伝送ラインの中間長が用いられる場
合には、第1利得制御信号が第1可変利得ステージの利
得を変動させ、また第2利得制御信号が第2可変利得ス
テージの利得を逆に変動させて、等化出力信号が、増幅
等化信号及び増幅非等化信号の双方の一部を組み合わせ
ることにより形成されるようにする。
【0034】代替的には、本発明による適応型等化回路
は、伝送ラインの最大長さに関する周波数減衰を補償し
て等化された電流信号(以下、等化電流信号と称す)を
生成するブースト相互コンダクタンスステージを備える
ことができる。標準相互コンダクタンスステージは、入
力電圧信号に応じて等化されていない電流信号(以下、
非等化電流信号と称す)を生成する。第1可変利得電流
ステージは、等化電流信号を増幅し、第1電流制御信号
に応じて増幅された等化電流信号(以下、増幅等化電流
信号と称す)を生成する。第2可変利得電流ステージ
は、非等化電流信号を増幅し、第2電流制御信号に応じ
て増幅された非等化電流信号(以下、増幅非等化電流信
号と称す)を生成する。出力ステージは、増幅等化電流
信号及び増幅非等化電流信号を組み合わせて出力電流を
生成し、その出力電流に対応する等化出力信号を生成す
る。
【0035】この代替的な回路の動作に当たり、伝送ラ
インの最大長が用いられる場合には、第1電流制御信号
が第1可変利得電流ステージの利得を増大させる一方、
第2電流制御信号が第2可変利得電流ステージの利得を
低下させて、出力電流が実質的に増幅等化電流のみによ
り形成されるようにする。
【0036】また、伝送ラインの最小長が用いられる場
合には、第1電流制御信号が第1可変利得電流ステージ
の利得を低下させる一方、第2電流制御信号が第2可変
利得電流ステージの利得を増大させて、出力電流が実質
的に増幅非等化電流のみにより形成されるようにする。
【0037】更に、伝送ラインの中間長が用いられる場
合には、第1電流制御信号が第1可変利得電流ステージ
の利得を変動させ、また第2電流制御信号が第2可変利
得電流ステージの利得を逆に変動させて、出力電流が、
増幅等化電流及び増幅非等化電流の双方の一部を組み合
わせることにより形成されるようにする。
【0038】本発明の原理を用いた模範的な実施例を示
す図面及びそれに関する以下の詳細な説明を参照するこ
とにより、本発明の特徴及び利点が一層良好に理解され
よう。
【0039】
【実施例】図7は、本発明による適応型等化回路10を示
すものである。既述のように、伝送ラインの異なる長さ
により、入力信号の高周波成分が異なる程度に減衰され
る。適応型等化回路10は、完全な等化信号及び非等化信
号の異なる比率を組み合わせて等化出力信号を形成する
ことにより、異なる程度の周波数減衰を適応的に補償す
る。本発明の好適実施例では、適応型等化回路10は、数
メートル〜数百メートルの範囲の長さを有する伝送ライ
ンにより他のネットワーク装置に接続可能なローカルエ
リアネットワーク装置の受信回路に用いられている。
【0040】図7に示すように、適応型等化回路10は、
伝送ラインの最大長についての周波数減衰に関して入力
電圧信号Viの補償を行って完全等化電圧信号Vfeを生
成するブーストステージ12を備えている。第1可変利得
ステージ14は、完全等化電圧信号Vfeを増幅し、第1利
得制御信号Vfgに応じて増幅等化電圧信号Vaeを生成す
る。第2可変利得ステージ16は、入力信号Viを増幅
し、第2利得制御信号Vsgに応じて増幅非等化電圧信号
Vaneを生成する。加算ステージ18は、増幅等化電圧信
号Vae及び増幅非等化電圧信号Vaneを組み合わせて、
等化出力電圧信号Voを生成する。
【0041】また、既述のように、伝送ラインの各長さ
は、その伝送ラインの長さについての周波数応答を数学
的に表す伝達関数により特徴づけることができるもので
ある。ブーストステージ12は、伝送ラインの最大長につ
いての周波数応答の逆伝達関数を数学的に表す回路(ず
っと以降で説明する)により、伝送ラインの最大長に関
する入力電圧信号Viの補償を行う。伝送ラインの最大
長についての逆伝達関数を用いることにより、ブースト
ステージ12は、その伝送ラインの最大長により減衰され
る周波数成分を実質的に全て回復させる。
【0042】本発明では、第1可変利得ステージ14の利
得G1及び第2可変利得ステージ16の利得G2は逆の関
係にあり、これにより適応型等化回路10の総利得Gtが
次式のように数学的に規定可能となるようになってい
る。
【0043】Gt=G1+G2=1 従って、2つのローカルエリアネットワーク装置が伝送
ラインの最大長により接続されている際には、適応型等
化回路10は、第1利得制御信号Vfgを介して第1可変利
得ステージ14の利得G1を増大させ、また第2利得制御
信号Vsgを介して第2可変利得ステージ16の利得G2を
低下させて、等化出力信号Voが実質的に増幅等化信号
Vaeのみにより形成されるようにすることにより、入力
信号Viの周波数減衰を補償する。
【0044】これに対して、伝送ラインの最小長に関し
ては周波数減衰は殆ど存在しないと仮定することができ
る。このため、伝送ラインの最小長が用いられる際に
は、入力信号Viに補償を行う必要はない。従って、2
つのローカルエリアネットワーク装置が伝送ラインの最
小長により接続されている際には、第1可変利得ステー
ジ14の利得G1が第1利得制御信号Vfgを介して低下さ
れる一方、第2可変利得ステージ16の利得G2が第2利
得制御信号Vsgを介して増大されて、等化出力信号Vo
が実質的に増幅非等化信号Vaneのみにより形成される
ようになる。
【0045】また、2つのローカルエリアネットワーク
装置が伝送ラインの中間長により接続されている際に
は、適応型等化回路10は、増幅等化信号Vaeの一部と増
幅非等化信号Vaneの一部とを組み合わせることによ
り、伝送ラインの中間長に関する周波数減衰を補償す
る。
【0046】動作に当たっては、増幅等化信号Vaeの一
部及び増幅非等化信号Vaneの一部は、第1利得制御信
号Vfgを介して第1可変利得ステージ14の利得G1を変
動させる一方、第2利得制御信号Vsgを介して第2可変
利得ステージ16の利得G2を逆に変動させることによ
り、それぞれ選択される。従って、出力電圧信号Voの
波形は、等化出力信号Voを形成するよう組み合わされ
る増幅等化信号Vae及び増幅非等化信号Vaneの比率を
変動させることにより、伝送ラインのどのような中間長
に関しても補償を行うように修正することが可能なもの
である。
【0047】ブースト回路12は、入力電圧信号Viを電
流信号に変換する抵抗-コンデンサネットワーク、また
は精密遅延ネットワークのいずれを用いても実施可能で
ある。図8は、本発明による抵抗-コンデンサネットワ
ークを用いた適応型等化回路10の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【0048】同図に示すように、適応型等化回路10はブ
ースト相互コンダクタンスステージ20を備えている。こ
のブースト相互コンダクタンスステージ20は、伝送ライ
ンの最大長についての周波数減衰に関して入力電圧信号
Viを補償することにより、入力電圧信号Viに応じて完
全等化電流信号Ifeを生成するものである。標準相互コ
ンダクタンスステージ22は、入力電圧信号Viに応じて
非等化電流信号Ineを生成する。第1可変利得電流ステ
ージ24は、完全等化電流信号Ifeを増幅し、第1電流制
御信号Vfccに応じて増幅等化電流信号Iaeを生成す
る。第2可変利得電流ステージ26は、非等化電流信号I
neを増幅し、第2電流制御信号Vsccに応じて増幅非等
化電流信号Ianeを生成する。出力ステージ28は、増幅
等化電流信号Iae及び増幅非等化電流信号Ianeを組み
合わせて出力電流(図8には図示せず)を生成し、その
出力電流に応じて等化出力電圧信号Voを生成する。
【0049】図8の実施例では、図7の実施例の場合の
ように、第1可変利得電流ステージ24の利得と第2可変
利得電流ステージ26の利得とは逆の関係にあり、総利得
が1になるようになっている。従って、2つのローカル
エリアネットワーク装置が伝送ラインの最大長により接
続されている際には、適応型等化回路10は、第1電流制
御信号Vfccを介して第1可変利得電流ステージ24の利
得を増大させ、また第2電流制御信号Vsccを介して第
2可変利得電流ステージ26の利得を低下させて、出力電
流が実質的に増幅等化電流信号Iaeのみにより形成され
るようにすることにより、入力信号Viの周波数減衰に
関する補償を行う。
【0050】同様に、2つのローカルエリアネットワー
ク装置が伝送ラインの最小長により接続されている際に
は、第1電流制御信号Vfccを介して第1可変利得電流
ステージ24の利得が低下される一方、第2電流制御信号
Vsccを介して第2可変利得電流ステージ26の利得利が
増大されて、出力電流が実質的に増幅非等化電流信号I
aneのみにより形成されるようになる。
【0051】更に、2つのローカルエリアネットワーク
装置が伝送ラインの中間長により接続されている際に
は、適応型等化回路10は、増幅等化電流信号Iaeの一部
と増幅非等化電流信号Ianeの一部とを組み合わせるこ
とにより、伝送ラインの中間長についての周波数減衰に
関する補償を行う。
【0052】図9は、図8の適応型等化回路10の実施態
様の概要を示す回路図である。同図の実施例では、適応
型等化回路10は、ツイストペア伝送ラインの信号等の一
対の相補入力電圧信号Vin+/-を受信して、一対の相補
制御信号Vc+/-に応じて一対の相補等化出力信号Vout+
/-を生成する。
【0053】同図に示すように、適応型等化回路10は、
ブースト縮退(degenerated)共通エミッタ差動対入力ス
テージ32を備えており、このステージ32は、ブースト相
互コンダクタンスステージ20に対応するものである。標
準縮退共通エミッタ差動対入力ステージ34は、標準相互
コンダクタンスステージ22に対応するものである。第1
電流操作差動対36及び第2電流操作差動対38は、第1可
変利得電流ステージ24に対応するものである。第3電流
操作差動対40及び第4電流操作差動対42は、第2可変利
得電流ステージ26に対応するものである。受動出力ステ
ージ44は、出力ステージ28に対応するものである。
【0054】図9に示すように、ブースト差動対32は、
第1ブーストトランジスタQ1と、第2ブーストトラン
ジスタQ2と、波形整形ステージ46とを備えている。第
1ブーストトランジスタQ1は、そのベースが一対の相
補入力信号Vin+/-の負入力信号Vin-に接続され、その
コレクタが第1ノードN1に接続され、そのエミッタが
第1ブースト電流源ISb1を介して電位Veeに接続され
ている。また、第2ブーストトランジスタQ2は、その
ベースが一対の相補入力信号Vin+/-の正入力信号Vin+
に接続され、そのコレクタが第2ノードN2に接続さ
れ、そのエミッタが第2ブースト電流源ISb2を介して
電位Veeに接続されている。波形整形ステージ46は、ブ
ーストエミッタ抵抗Rbeと、第1ブーストコンデンサC
b1と、第1ブースト抵抗Rb1及び第2ブーストコンデン
サCb2を直列接続したものとを備えており、その各々
は、第1ブーストトランジスタQ1のエミッタと第2ブ
ーストトランジスタQ2のエミッタとの間に接続されて
いる。
【0055】標準差動対34は、第1標準トランジスタQ
3と、第2標準トランジスタQ4と、標準エミッタ抵抗
Rseとを備えている。第1標準トランジスタQ3は、そ
のベースが一対の相補入力信号Vin+/-の負入力信号Vi
n-に接続され、そのコレクタが第3ノードN3に接続さ
れ、そのエミッタが第1標準電流源ISs1を介して電位
Veeに接続されている。また、第2標準トランジスタQ
4は、そのベースが一対の相補入力信号Vin+/-の正入
力信号Vin+に接続され、そのコレクタが第4ノードN
4に接続され、そのエミッタが第2標準電流源ISs2を
介して電位Veeに接続されている。標準エミッタ抵抗R
seは、第1標準トランジスタQ3のエミッタと第2標準
トランジスタQ4のエミッタとの間に接続されている。
【0056】第1電流操作差動対36は、第1操作トラン
ジスタQ5と第2操作トランジスタQ6とを備えてい
る。第1操作トランジスタQ5は、そのベースが一対の
相補制御信号Vc+/-の負制御信号Vc-に接続され、その
コレクタが第5ノードN5に接続され、そのエミッタが
第1ノードN1に接続されている。また、第2操作トラ
ンジスタQ6は、そのベースが一対の相補制御信号Vc+
/-の正制御信号Vc+に接続され、そのコレクタが電源V
ccに接続され、そのエミッタが第1ノードN1に接続さ
れている。
【0057】第2電流操作差動対38は、第3操作トラン
ジスタQ7と第4操作トランジスタQ8とを備えてい
る。第3操作トランジスタQ7は、そのベースが一対の
相補制御信号Vc+/-の正制御信号Vc+に接続され、その
コレクタが電源Vccに接続され、そのエミッタが第2ノ
ードN2に接続されている。また、第4操作トランジス
タQ8は、そのベースが一対の相補制御信号Vc+/-の負
制御信号Vc-に接続され、そのコレクタが第6ノードN
6に接続され、そのエミッタが第2ノードN2に接続さ
れている。
【0058】第3電流操作差動対40は、第5操作トラン
ジスタQ9と第6操作トランジスタQ10とを備えてい
る。第5操作トランジスタQ9は、そのベースが一対の
相補制御信号Vc+/-の正制御信号Vc+に接続され、その
コレクタが第5ノードN5に接続され、そのエミッタが
第3ノードN3に接続されている。また、第6操作トラ
ンジスタQ10は、そのベースが一対の相補制御信号Vc+
/-の負制御信号Vc-に接続され、そのコレクタが電源V
ccに接続され、そのエミッタが第3ノードN3に接続さ
れている。
【0059】第4電流操作差動対42は、第7操作トラン
ジスタQ11と第8操作トランジスタQ12とを備えてい
る。第7操作トランジスタQ11は、そのベースが一対の
相補制御信号Vc+/-の負制御信号Vc-に接続され、その
コレクタが電源Vccに接続され、そのエミッタが第4ノ
ードN4に接続されている。また、第8操作トランジス
タQ12は、そのベースが一対の相補制御信号Vc+/-の正
制御信号Vc+に接続され、そのコレクタが第6ノードN
6に接続され、そのエミッタが第4ノードN4に接続さ
れている。一対の相補出力信号Vout+/-のうち、正出力
信号Vout+は第5ノードN5から取り出され、負出力信
号Vout-は第6ノードN6から取り出されている。
【0060】受動出力ステージ44は、第1出力抵抗R1o
ut及び第1出力コンデンサC1outを備えており、それら
は両方とも、電源Vccと第5ノードN5との間に接続さ
れている。第2出力抵抗R2out及び第2出力コンデンサ
C2outは両方とも、電源Vccと第6ノードN6との間に
接続されている。第1出力抵抗R1outと第1出力コンデ
ンサC1outとの組合わせ、及び、第2出力抵抗R2outと
第2出力コンデンサC2outとの組合わせにより、回路10
の帯域幅を所定の周波数に制限する出力極が形成され
る。その帯域幅を制限することにより、過度の帯域幅に
起因するノイズその他の公知の影響を最小限にすること
ができる。更に、その出力極は、コンデンサCb1を実際
的な集積回路で実施した結果として生じる接地に対する
寄生容量に起因する寄生ゼロの補償を助けるものとな
る。
【0061】動作に当たっては、2つのローカルエリア
ネットワーク装置が伝送ラインの最大長により接続され
ている際には、外部制御回路(図9には図示せず)は、
負制御電圧Vc-を高レベルに駆動すると同時に正制御電
圧Vc+を低レベルに駆動し、これにより、第1操作トラ
ンジスタQ5と第4操作トランジスタQ8と第6操作ト
ランジスタQ10と第7操作トランジスタQ11との相互コ
ンダクタンスを最小限にし、また第2操作トランジスタ
Q6と第3操作トランジスタQ7と第5操作トランジス
タQ9と第8操作トランジスタQ12との相互コンダクタ
ンスを最小限にする。
【0062】従って、負入力信号Vin-が高レベルに駆
動された際には、第1ブーストトランジスタQ1及び第
1標準トランジスタQ3のコンダクタンスが増大する。
これに応じて、第1ブーストトランジスタQ1は、第1
出力抵抗R1out及び第1操作トランジスタQ5を介して
第1電流I1を取り込み、これにより、正相補出力電圧
Vout+の電圧を低下させる。しかし、第1標準トランジ
スタQ3は、第6操作トランジスタQ10を介して第2電
流I2を取り込む。第6操作トランジスタQ10のコレク
タが電源Vccに接続されているので、第1標準トランジ
スタQ3により取り込まれる第2電流I2が正相補出力
電圧Vout+の電圧に影響を与えるということはない。従
って、伝送ラインの最大長が用いられる際には、正相補
出力電圧Vout+は、第1ブーストトランジスタQ1に取
り込まれる第1電流I1のみに起因して生じるものとな
る。
【0063】負入力信号Vin-が高レベルに駆動され、
それと同時に正入力信号Vin+が低レベルに駆動された
際には、それにより、第2ブーストトランジスタQ2及
び第2標準トランジスタQ4のコンダクタンスが低下す
る。これに応じて、第2ブーストトランジスタQ2は、
第2出力抵抗R2out及び第4操作トランジスタQ8を介
した第3電流I3の取り込みを減少させ、これにより、
負相補出力電圧Vout-の電圧が増大される。更に、第2
標準トランジスタQ4は、第7操作トランジスタQ11を
介した第4電流I4の取り込みを減少させる。第7操作
トランジスタQ11のコレクタが電源Vccに接続されてい
るので、第4電流I4が負相補出力電圧Vout-の電圧に
影響を与えるということはない。
【0064】同様に、正入力信号Vin+が高レベルに駆
動された際には、第2ブーストトランジスタQ2及び第
2標準トランジスタQ4のコンダクタンスが増大する。
これに応じて、第2ブーストトランジスタQ2は、第2
出力抵抗R2out及び第4操作トランジスタQ8を介して
第3電流I3を取り込み、これにより、負相補出力電圧
Vout-の電圧が低下する。しかし、第2標準トランジス
タQ4は、第7操作トランジスタQ11を介して第4電流
I4を取り込む。第7操作トランジスタQ11のコレクタ
が電源Vccに接続されているので、第2標準トランジス
タQ4により取り込まれる第4電流I4が負相補出力電
圧Vout-の電圧に影響を与えるということはない。従っ
て、伝送ラインの最大長が用いられる際には、負相補出
力電圧Vout-は、第2ブーストトランジスタQ2に取り
込まれる第3電流I3のみに起因して生じるものとな
る。
【0065】正入力信号Vin+が高レベルに駆動され、
それと同時に負入力信号Vin-が低レベルに駆動された
際には、これにより第1ブーストトランジスタQ1及び
第1標準トランジスタQ3のコンダクタンスが低下す
る。これに応じて、第1ブーストトランジスタQ1は、
第1出力抵抗R1out及び第1操作トランジスタQ5を介
した第1電流I1の取り込みを減少させ、これにより、
正相補出力電圧Vout+の電圧を増大させる。
【0066】従って、伝送ラインの最大長が用いられる
際には、一対の相補出力信号Vout+/-は、第1ブースト
トランジスタQ1に取り込まれる第1電流I1と、第2
ブーストトランジスタQ2に取り込まれる第3電流I3
とにのみ起因して生じるものとなる。
【0067】第1ブーストトランジスタQ1及び第2ブ
ーストトランジスタQ2は、差動増幅器としての線形動
作のため、電流源ISb1,ISb2、及び、コレクタ負荷
抵抗R1out,R2outによりそれぞれバイアスされる。波
形整形ステージ46は、図1の逆伝達関数生成器4と同一
のものであることが理解されよう。従って、既述のよう
に、伝達関数は前記数3を前記数1に代入することによ
り示すことができる。図9の部品変数を用いると、伝達
関数は次式の通りとなる。
【0068】
【数5】
【0069】ここで、τz1=Cb2(Rbe+Rb1)、τz2
=Cb1・Rbe・Rb1/Rbe+Rb1、τp1=(Rb1)(C
b2)である。
【0070】これは、極のゼロ対及び第2ゼロを有する
相互コンダクタンスを生成する。単一の極及び2つのゼ
ロを正しく配置することにより、伝送ラインの最大長に
ついての逆伝達関数の良好な近似を生成することができ
る。
【0071】上述のように、ブーストエミッタ抵抗Rbe
と、第1ブースト抵抗Rb1と、第1ブーストコンデンサ
Cb1と、第2ブーストコンデンサCb2とが、2次抵抗-
コンデンサネットワークを形成する。実験の結果、2次
抵抗-コンデンサネットワークは、暗号化され125MHzで
クロックされたデータストリームを伝送する最長100(m)
の5類シールドなしツイストペア伝送ラインに関して十
分な補償を提供する、ということが示された。代替的
に、本発明によれば、ブーストエミッタ抵抗Rbeと直列
に別のコンデンサを追加することにより、100(m)を越え
る伝送ラインに関して更に高次の抵抗-コンデンサネッ
トワークを形成することができる。
【0072】図10は、図9におけるブーストエミッタ
抵抗Rbeと、第1ブースト抵抗Rb1と、第1ブーストコ
ンデンサCb1と、第2ブーストコンデンサCb2とから結
果的に生じる大きさ応答を示すボーデ線図である。同図
に示すように、ブーストエミッタ抵抗Rbe、第1ブース
ト抵抗Rbe、第1ブーストコンデンサCb1、及び第2ブ
ーストコンデンサCb2は、第1ゼロに対応する第1ブレ
ークポイントfZ1、第1極に対応する第2ブレークポイ
ントfP1、及び第2ゼロに対応する第3ブレークポイン
トfZ2を生成する。
【0073】第1ブレークポイントfZ1は、数学的に次
式で表すことができる。
【0074】
【数6】
【0075】第2ブレークポイントfP1は、数学的に次
式で表すことができる。
【0076】
【数7】
【0077】第3ブレークポイントfZ2は、数学的に次
式で表すことができる。
【0078】
【数8】
【0079】上述のように、第1ブーストトランジスタ
Q1が第1電流I1を取り込む際に、第2ブースト電流
源ISb2は、ブーストエミッタ抵抗Rbeの両端に電圧降
下を生成する。同様に、第2ブーストトランジスタQ2
が第3電流I3を取り込む際に、第1ブースト電流源I
Sb1は、ブーストエミッタ抵抗Rbeの両端に電圧降下を
生成する。
【0080】ブーストエミッタ抵抗Rbeを介して第1電
流I1及び第3電流I3を取り出すことは、負帰還電流
を提供するための周知の方法であり、その負帰還電流
は、直流又は低周波数利得を低下させるが伝達特性の線
形性を増大させるものである。
【0081】第1電流操作差動対36及び第2電流操作差
動対38の直流又は低周波数利得Gdcは、数学的に次式で
表すことができる。
【0082】
【数9】
【0083】ここで再び図9を参照する。2つのローカ
ルエリアネットワーク装置が伝送ラインの最小長により
接続されている際には、外部制御回路は、負制御電圧V
c-を低レベルに駆動すると同時に正制御電圧Vc+を高レ
ベルに駆動し、これにより、第1操作トランジスタQ5
と第4操作トランジスタQ8と第6操作トランジスタQ
10と第7操作トランジスタQ11との相互コンダクタンス
を最小限にし、また第2操作トランジスタQ6と第3操
作トランジスタQ7と第5操作トランジスタQ9と第8
操作トランジスタQ12との相互コンダクタンスを最大限
にする。
【0084】従って、負入力信号Vin-が高レベルに駆
動された際には、第1ブーストトランジスタQ1及び第
1標準トランジスタQ3のコンダクタンスが増大する。
これに応じて、第1ブーストトランジスタQ1は、第2
操作トランジスタQ6を介して第1電流I1を取り込
む。第2操作トランジスタQ6のコレクタが電源Vccに
接続されているので、第1ブーストトランジスタQ1に
より取り込まれる第1電流I1が正出力信号Vout+の電
圧に影響を与えるということはない。しかし、第1標準
トランジスタQ3は、第1出力抵抗R1out及び第5操作
トランジスタQ9を介して第2電流I2を取り込み、こ
れにより、正出力電圧Vout+の電圧が低下する。従っ
て、伝送ラインの最小長が用いられる際には、正出力信
号Vout+は、第1標準トランジスタQ3に取り込まれる
第2電流I2のみに起因して生じるものとなる。
【0085】負入力信号Vin-が高レベルに駆動され、
それと同時に正入力信号Vin+が低レベルに駆動された
際には、それにより、第2ブーストトランジスタQ2及
び第2標準トランジスタQ4のコンダクタンスが低下す
る。これに応じて、第2ブーストトランジスタQ2は、
第3操作トランジスタQ7を介した第3電流I3の取り
込みを減少させる。第3操作トランジスタQ7のコレク
タが電源Vccに接続されているので、第3電流I3が負
出力信号Vout-の電圧に影響を与えるということはな
い。加えて、第2標準トランジスタQ4は、第2出力抵
抗R2out及び第8操作トランジスタQ12を介した第4電
流I4の取り込みを減少させ、これにより、負出力信号
Vout-の電圧が増大する。
【0086】同様に、正入力信号Vin+が高レベルに駆
動された際には、第2ブーストトランジスタQ2及び第
2標準トランジスタQ4のコンダクタンスが増大する。
これに応じて、第2ブーストトランジスタQ2は、第3
操作トランジスタQ7を介して第3電流I3を取り込
む。第3操作トランジスタQ7のコレクタが電源Vccに
接続されているので、第2ブーストトランジスタQ2に
より取り込まれる第3電流I3が負出力信号Vout-の電
圧に影響を与えるということはない。しかし、第2標準
トランジスタQ4は、第2出力抵抗R2out及び第8操作
トランジスタQ12を介して第4電流I4を取り込み、こ
れにより負出力信号Vout-の電圧が低下する。従って、
伝送ラインの最小長が用いられる際には、負出力信号V
out-は、第2標準トランジスタQ4に取り込まれる第4
電流I4のみに起因して生じるものとなる。
【0087】正入力信号Vin+が高レベルに駆動され、
それと同時に負入力信号Vin-が低レベルに駆動された
際には、これにより第1ブーストトランジスタQ1及び
第1標準トランジスタQ3のコンダクタンスが低下す
る。これに応じて、第1ブーストトランジスタQ1は、
第2操作トランジスタQ6を介した第1電流I1の取り
込みを減少させ、また第1標準トランジスタQ3は、第
6操作トランジスタQ10を介した第2電流I2の取り込
みを減少させる。
【0088】従って、伝送ラインの最小長が用いられる
際には、一対の相補出力信号Vout+/-は、第1標準トラ
ンジスタQ3に取り込まれる第2電流I2と、第2標準
トランジスタQ4に取り込まれる第4電流I4とにのみ
起因して生じるものとなる。
【0089】第1標準トランジスタQ3が第2電流I2
を取り込む際には、第1標準電流源ISs1及び第2標準
電流源ISs2は両方とも第2電流I2の等価部分を取り
込む。従って、第2電流I2の等価部分を取り込むこと
により、第2標準電流源ISs2は、標準エミッタ抵抗R
seの両端に電圧降下を生成する。同様に、第2標準トラ
ンジスタQ4が第4電流I4を取り込む際には、第1標
準電流源ISs1及び第2標準電流源ISs2は両方とも第
4電流I4の等価部分を取り込む。従って、第4電流I
4の等価部分を取り込むことにより、第1標準電流源I
Ss1は、標準エミッタ抵抗Rseの両端に電圧降下を生成
する。
【0090】第1電流I1及び第3電流I3の場合のよ
うに、標準エミッタ抵抗Rseを介して第2電流I2及び
第4電流I4を取り出すことは、負帰還電流を提供する
ための周知の方法であり、その負帰還電流は、直流又は
低周波数利得を低下させるが、伝達特性の線形性を増大
させるものである。
【0091】第3電流操作差動対40及び第4電流操作差
動対42の直流又は低周波数利得Gdcは、数学的に次式で
表すことができる。
【0092】
【数10】
【0093】2つのローカルエリアネットワーク装置が
伝送ラインの中間長により接続されている際には、第1
電流I1及び第2電流I2の一部が第1出力抵抗R1out
を介して取り込まれる一方、第3電流I3及び第4電流
I4の等価部分が第2出力抵抗R2outを介して取り込ま
れる。
【0094】例えば、第1電流I1の70%と第2電流I
2の30%とを第1出力抵抗R1outを介して取り込み、ま
た第3電流I3の70%と第4電流I4の30%とを第2出
力抵抗R2outを介して取り込むことにより、伝送ライン
の中間長に関して補償を行うことができると仮定する。
【0095】外部制御回路は、各操作トランジスタQ
5,Q6,Q7,Q8,Q9,Q10が線形動作領域に入るよ
うに、一対の相補制御信号Vc+/-を設定し、これにより
部分的にオン状態になる。この例では、外部制御回路
は、総利用可能バイアス電流のほぼ70%の電流に対応す
る電圧に負制御電圧Vc-を設定することにより、第1操
作トランジスタQ5と第4操作トランジスタQ8と第6
操作トランジスタQ10と第7操作トランジスタQ11とを
部分的にオン状態にする。
【0096】同様に、外部制御回路は、総利用可能バイ
アス電流のほぼ30%の電流に対応する電圧に正制御電圧
Vc+を設定することにより、第2操作トランジスタQ6
と第3操作トランジスタQ7と第5操作トランジスタQ
9と第8操作トランジスタQ12とを部分的にオン状態に
する。
【0097】従って、負入力信号Vin-が高レベルに駆
動された際には、第1ブーストトランジスタQ1は、第
1出力抵抗R1out及び第1操作トランジスタQ5を介し
て第1電流I1の70%を取り込み、及び第2操作トラン
ジスタQ6を介して第1電流I1の30%を取り込み、そ
の一方、第1標準トランジスタQ3は、第1出力抵抗R
1out及び第5操作トランジスタQ9を介して第2電流I
2の30%を取り込み、及び第6操作トランジスタQ10を
介して第2電流I2の70%を取り込む。
【0098】第1電流I1の30%が第2操作トランジス
タQ6を介して取り込まれ、第2電流I2の70%が第6
操作トランジスタQ10を介して取り込まれる一方、第3
電流I3の30%が第3操作トランジスタQ7を介して取
り込まれ、第4電流I4の70%が第7操作トランジスタ
Q11を介して取り込まれるので、これらの電流の各部分
が一対の相補出力信号Vout+/-に影響を与えるというこ
とはない。従って、伝送ラインの中間長が用いられる際
には、第1電流I1及び第2電流I2の双方の一部によ
り正出力信号Vout+が生成される一方、第3電流I3及
び第4電流I4の双方の一部により負出力信号Vout-が
生成される。
【0099】同様に、正入力信号Vin+が高レベルに駆
動された際には、第2ブーストトランジスタQ2が、第
2出力抵抗R2out及び第4操作トランジスタQ8を介し
て第3電流I3の70%を取り込み、第3操作トランジス
タQ7を介して第3電流I3の30%を取り込む一方、第
2標準トランジスタQ4が、第2出力抵抗R2out及び第
8操作トランジスタQ12を介して第4電流I4の30%を
取り込み、第7操作トランジスタQ11を介して第4電流
I4の70%を取り込む。従って、伝送ラインの中間長が
用いられる際には、負出力信号Vout-は、第3電流I3
及び第4電流I4の双方の一部により生成される。
【0100】第1及び第3電流I1,I3の量をそれぞ
れ制御することにより、また第2及び第4電流I2,I
4の量をそれぞれ逆に制御することにより、電流操作対
Q5/Q6,Q7/Q8,Q9/Q10,Q11/Q12は、ゼロか
ら最大限まで有効等化を変動させることができる。実験
の結果、外部制御回路が、実際の変数を対数差動制御電
圧に圧縮する周知のDCバイアス回路である場合には、
極値間の遷移を比較的線形とすることが可能であること
が示された。
【0101】実験結果はまた、本発明が、(125MHzの伝
送クロック信号及び156MHz又はそれ以上における固定極
に基づき)62.5MHzのピークデータ周波数で0dB及び17dB
の間の比較的線形の遷移を提供可能である、ということ
を示している。更に、本発明は、全てのパルス幅及び多
数のライン長に関して等しいピーク振幅を提供可能なも
のである。
【0102】本発明の好適実施例では、電圧の上方(hea
droom)制限(Vcc=5.0±10%)と、過度の電力を伴う
ことなく帯域幅を維持することとにより、適応型等化回
路10は、-6dBの利得を提供する。適応型等化回路10の次
に6dBの固定利得ステージを設けることにより、後続の
受信回路によるデータレベルの量子化に先立ち、0dBの
総利得を提供することができる。
【0103】図11は、波形整形ステージ46を示すもの
であり、コンデンサCb1を第1PMOSトランジスタ48
及び第2PMOSトランジスタ50として実施し、またコ
ンデンサCb2を第3PMOSトランジスタ52及び第4P
MOSトランジスタ54として実施したものを示してい
る。同図に示すように、第1PMOSトランジスタ48の
ソース、ボディ、ドレーンと第2PMOSトランジスタ
50のゲートとが第7ノードN7(第2ブーストトランジ
スタQ2のエミッタに対応するもの)に接続されてお
り、また、第2PMOSトランジスタ50のソース、ボデ
ィ、ドレーンと第1PMOSトランジスタ48のゲートと
が第8ノードN8(第1ブーストトランジスタQ1のエ
ミッタに対応するもの)に接続されている。
【0104】コンデンサを単一のMOSトランジスタか
ら形成して、第1コンデンサプレートをソース、ボデ
ィ、ドレーンの接続により表すことができるということ
は周知であるが、そのようにして形成されたコンデンサ
はまた、ソース、ボディ、ドレーンの接続と接地との間
に寄生容量を含むものであり、その寄生容量は、総静電
容量の20%まで占め得るものである。従って、第1トラ
ンジスタ48、第2トランジスタ50、第3トランジスタ5
2、及び第4トランジスタ54は、それぞれ、寄生容量C
P1,CP2,CP3,CP4を有している。
【0105】寄生容量は、第1コンデンサプレートには
存在しない接地への高周波経路に、ソース、ボディ、ド
レーンの接続から形成される第2コンデンサプレートを
提供する。一方のプレートに最大20%までの寄生容量を
与え、他方には一切与えないことにより、第7ノードN
7での周波数応答が第8ノードN8の周波数応答とは異
なることとなる。更に、第1及び第2プレートの何れに
おいても電圧が変動するので、MOSで実施されたコン
デンサの静電容量もまた変動する。
【0106】図11に示すように、第1PMOSトラン
ジスタ48及び第2PMOSトランジスタ50を逆極性で並
列に接続することにより、第7ノードN7及び第8ノー
ドN8の双方に寄生容量を導入することができ、これ
は、一次的にその寄生容量による影響を平衡させるもの
である。
【0107】更に、変動する電圧によって一方のPMO
Sトランジスタの静電容量が変動する際、他方のPMO
Sトランジスタの静電容量は逆に変動する。従って、例
えば、第1PMOSトランジスタ48のゲート電圧が増大
すると、そのトランジスタ48の静電容量は低下する。し
かし、それに対応する第2PMOSトランジスタ50のゲ
ートからみた電圧の減少により、そのトランジスタ50の
静電容量が増大する。この場合も、一次的に、電圧の変
動に起因する寄生容量の変動による影響が平衡される。
【0108】同様に、図11に示すように、第3PMO
Sトランジスタ52のソース、ボディ、ドレーンと第4P
MOSトランジスタ54のゲートとが、第1ハーフ抵抗R
b11/2を介して第7ノードN7に接続され、また、第4
PMOSトランジスタ54のソース、ボディ、ドレーンと
第3PMOSトランジスタ52のゲートとが、第2ハーフ
抵抗Rb21/2を介して第8ノードN8に接続されてい
る。抵抗Rb1は、対称性を維持するように、第1ハーフ
抵抗Rb11/2と第2ハーフ抵抗Rb21/2とに等しく分割さ
れている。
【0109】更に、本発明は、一対のPMOSトランジ
スタを用いて周波数応答平衡コンデンサを実施している
が、同様の概念をNMOSトランジスタに適用すること
も可能である。
【0110】上記説明の構造についての様々な代替策を
本発明の実施に採用することが可能であることが理解さ
れよう。本発明は特許請求の範囲の記載によって規定さ
れるものであり、その請求項の範囲内の構造及びそれと
等価なものは本発明に含まれるものである、ということ
が意図されている。
【0111】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、デ
ータ信号の帯域幅に制限を加えることなく様々な長さの
伝送ラインに適応可能であって、モノリシック集積回路
プロセスを用いて高信頼性をもって生成可能な、適応型
等化増幅器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の等化増幅器の概要を示す回路図である。
【図2】図1に示す差動対の半分と等価な、簡素化され
た中間周波数の小信号の回路を示す回路図である。
【図3】図1の逆伝達関数生成器4と等価な対称回路を
示す回路図である。
【図4】図3の回路の一方の側を示す回路図である。
【図5】周波数に対するインピーダンスの大きさを示す
グラフである。
【図6】図1の等化増幅器に可変抵抗Rvを配設してな
る等化増幅器8を示す回路図である。
【図7】本発明による適応型等化回路を示すブロック図
である。
【図8】本発明による抵抗-コンデンサネットワークを
用いた適応型等化回路の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】図8の適応型等化回路の実施例の実施態様の概
要を示す回路図である。
【図10】ブーストエミッタ抵抗Rbeと、第1ブースト
抵抗Rbeと、第1ブーストコンデンサCb1と、第2ブー
ストコンデンサCb2とに起因して生じる大きさ応答を示
すボーデ線図である。
【図11】第1PMOSトランジスタ48及び第2PMO
Sトランジスタ50としてのコンデンサCb1の実施態様、
及び、第3PMOSトランジスタ52及び第4PMOSト
ランジスタ54としてのコンデンサCb2の実施態様を示す
と共に波形整形ステージ46の概要を示す回路図である。
【符号の説明】
10 適応型等化回路 12 ブーストステージ 14 第1可変利得ステージ 16 第2可変利得ステージ 18 加算ステージ Vi 入力電圧信号 Vfe 完全等化電圧信号 Vfg 第1利得制御信号 Vae 増幅等化電圧信号 Vsg 第2利得制御信号 Vane 増幅非等化電圧信号 Vo 等化出力電圧信号

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送ラインの変動する長さについての周波
    数応答を等化させる適応型等化回路であって、この適応
    型等化回路が、 伝送ライン上に与えられた入力信号に応じて伝送ライン
    の最大長に関する周波数減衰を補償して等化入力信号を
    生成するブーストステージと、 前記等化入力信号を増幅し第1利得制御信号に応じて増
    幅等化信号を生成する第1可変利得ステージと、 前記入力信号を増幅し第2利得制御信号に応じて増幅非
    等化信号を生成する第2可変利得ステージと、 前記増幅等化信号及び前記増幅非等化信号を組み合わせ
    て等化出力信号を生成する加算ステージとを備え、 伝送ラインの最大長が用いられる際に、前記等化出力信
    号が実質的に前記増幅等化信号のみにより形成されるよ
    うに、前記第1利得制御信号が前記第1可変利得ステー
    ジの利得を増大させる一方、前記第2利得制御信号が前
    記第2可変利得ステージの利得を低下させ、 伝送ラインの最小長が用いられる際に、前記等化出力信
    号が実質的に前記増幅非等化信号のみにより形成される
    ように、前記第1利得制御信号が前記第1可変利得ステ
    ージの利得を低下させる一方、前記第2利得制御信号が
    前記第2可変利得ステージの利得を増大させ、 伝送ラインの中間長が用いられる際に、前記増幅等化信
    号及び前記増幅非等化信号の双方の一部を組み合わせる
    ことにより前記等化出力信号が形成されるように、前記
    第1利得制御信号が前記第1可変利得ステージの利得を
    変動させる一方、前記第2利得制御信号が前記第2可変
    利得ステージの利得を逆に変動させる、ということを特
    徴とする、適応型等化回路。
  2. 【請求項2】前記ブーストステージが、伝送ラインの最
    大長についての逆伝達関数を数学的に表す回路からなる
    ことを特徴とする、請求項1記載の適応型等化回路。
  3. 【請求項3】前記第1可変利得ステージ及び前記第2可
    変利得ステージの総利得がほぼ1と等価になるように前
    記第1可変利得ステージの利得及び前記第2可変利得ス
    テージの利得が逆関係にあることを特徴とする、請求項
    2記載の適応型等化回路。
  4. 【請求項4】伝送ラインの変動する長さについての周波
    数応答を等化させる適応型等化回路であって、この適応
    型等化回路が、 伝送ライン上に与えられた入力電圧信号に応じて伝送ラ
    インの最大長に関する周波数減衰を補償して等化電流信
    号を生成するブースト相互コンダクタンスステージと、 前記入力電圧信号に応じて非等化電流信号を生成する標
    準相互コンダクタンスステージと、 前記等化電流信号を増幅し第1電流制御信号に応じて増
    幅等化電流信号を生成する第1可変利得電流ステージ
    と、 前記非等化電流信号を増幅し第2電流制御信号に応じて
    増幅非等化電流信号を生成する第2可変利得電流ステー
    ジと、 前記増幅等化電流信号及び前記増幅非等化電流信号を組
    み合わせて出力電流を生成し、その出力電流に応じて等
    化出力信号を生成する出力ステージとを備え、 伝送ラインの最大長が用いられる際に、前記出力電流が
    実質的に前記増幅等化電流信号のみにより形成されるよ
    うに、前記第1電流制御信号が前記第1可変利得電流ス
    テージの利得を増大させる一方、前記第2電流制御信号
    が前記第2可変利得電流ステージの利得を低下させ、 伝送ラインの最小長が用いられる際に、前記出力電流が
    実質的に前記増幅非等化電流信号のみにより形成される
    ように、前記第1電流制御信号が前記第1可変利得電流
    ステージの利得を低下させる一方、前記第2電流制御信
    号が前記第2可変利得電流ステージの利得を増大させ、 伝送ラインの中間長が用いられる際に、前記増幅等化電
    流及び前記増幅非等化電流の双方の一部を組み合わせる
    ことにより前記出力電流が形成されるように、前記第1
    電流制御信号が前記第1可変利得電流ステージの利得を
    変動させる一方、前記第2電流制御信号が前記第2可変
    利得電流ステージの利得を逆に変動させる、 ということを特徴とする、適応型等化回路。
  5. 【請求項5】前記ブースト相互コンダクタンスステージ
    が、伝送ラインの最大長についての逆伝達関数を数学的
    に表す回路からなることを特徴とする、請求項4記載の
    適応型等化回路。
  6. 【請求項6】前記第1可変利得電流ステージ及び前記第
    2可変利得電流ステージの総利得がほぼ1と等価になる
    ように前記第1可変利得電流ステージの利得及び前記第
    2可変利得電流ステージの利得が逆関係にあることを特
    徴とする、請求項5記載の適応型等化回路。
  7. 【請求項7】前記ブースト相互コンダクタンスステージ
    が、ブースト縮退共通エミッタ差動対を備え、そのブー
    スト縮退共通エミッタ差動対が、第1ブーストトランジ
    スタと第2ブーストトランジスタと複数の波形整形要素
    とを備え、前記第1ブーストトランジスタは、そのベー
    スが一対の相補入力信号のうちの第1入力信号に接続さ
    れ、そのコレクタが第1ノードに接続され、そのエミッ
    タが第1電流源により共通ノードに接続されており、前
    記第2ブーストトランジスタは、そのベースが前記一対
    の相補入力信号のうちの第2入力信号に接続され、その
    コレクタが第2ノードに接続され、そのエミッタが第2
    電流源により前記共通ノードに接続されており、前記複
    数の波形整形要素は、前記第1ブーストトランジスタの
    エミッタと前記第2ブーストトランジスタのエミッタと
    の間に接続されていることを特徴とする、請求項4記載
    の適応型等化回路。
  8. 【請求項8】前記標準相互コンダクタンスステージが標
    準縮退共通エミッタ差動対を備え、その標準縮退共通エ
    ミッタ差動対が第1標準トランジスタと第2標準トラン
    ジスタと標準エミッタ抵抗とを備え、前記第1標準トラ
    ンジスタは、そのベースが前記第1入力信号に接続さ
    れ、そのコレクタが第3ノードに接続され、そのエミッ
    タが第3電流源により共通ノードに接続されており、前
    記第2標準トランジスタは、そのベースが前記第2入力
    信号に接続され、そのコレクタが第4ノードに接続さ
    れ、そのエミッタが第4電流源により前記共通ノードに
    接続されており、前記標準エミッタ抵抗は、前記第1標
    準トランジスタのエミッタと前記第2標準トランジスタ
    のエミッタとの間に接続されていることを特徴とする、
    請求項7記載の適応型等化回路。
  9. 【請求項9】前記第1可変利得電流ステージが第1電流
    操作差動対及び第2電流操作差動対を備え、前記第1電
    流操作差動対が第1操作トランジスタ及び第2操作トラ
    ンジスタを有し、前記第2電流操作差動対が第3操作ト
    ランジスタ及び第4操作トランジスタを有することを特
    徴とする、請求項8記載の適応型等化回路。
  10. 【請求項10】前記第1操作トランジスタは、そのベー
    スが一対の相補制御信号のうちの第1制御信号に接続さ
    れ、そのコレクタが第5ノードに接続され、そのエミッ
    タが前記第1ノードに接続されており、また前記第2操
    作トランジスタは、そのベースが前記一対の相補制御信
    号のうちの第2制御信号に接続され、そのコレクタが電
    源ノードに接続され、そのエミッタが前記第1ノードに
    接続されていることを特徴とする、請求項9記載の適応
    型等化回路。
  11. 【請求項11】前記第3操作トランジスタは、そのベー
    スが前記第2制御信号に接続され、そのコレクタが前記
    電源ノードに接続され、そのエミッタが前記第2ノード
    に接続されており、また前記第4操作トランジスタは、
    そのベースが前記第1制御信号に接続され、そのコレク
    タが第6ノードに接続され、そのエミッタが前記第2ノ
    ードに接続されていることを特徴とする、請求項9記載
    の適応型等化回路。
  12. 【請求項12】前記第2可変利得電流ステージが第3電
    流操作差動対及び第4電流操作差動対を備え、前記第3
    電流操作差動対が第5操作トランジスタ及び第6操作ト
    ランジスタを有し、前記第4電流操作差動対が第7操作
    トランジスタ及び第8操作トランジスタを有することを
    特徴とする、請求項11記載の適応型等化回路。
  13. 【請求項13】前記第5操作トランジスタは、そのベー
    スが前記第2制御信号に接続され、そのコレクタが前記
    第5ノードに接続され、そのエミッタが前記第3ノード
    に接続されており、また前記第6操作トランジスタは、
    そのベースが前記第1制御信号に接続され、そのコレク
    タが前記電源ノードに接続され、そのエミッタが前記第
    3ノードに接続されていることを特徴とする、請求項1
    2記載の適応型等化回路。
  14. 【請求項14】前記第7操作トランジスタは、そのベー
    スが前記第1制御信号に接続され、そのコレクタが前記
    電源ノードに接続され、そのエミッタが前記第4ノード
    に接続されており、また第8操作トランジスタは、その
    ベースが前記第2制御信号に接続され、そのコレクタが
    前記第6ノードに接続され、そのエミッタが前記第4ノ
    ードに接続されていることを特徴とする、請求項13記
    載の適応型等化回路。
  15. 【請求項15】前記出力ステージが、前記電源ノード及
    び前記第5ノードの間に接続された第1出力抵抗及び第
    1出力コンデンサと、前記電源ノード及び前記第6ノー
    ドの間に接続された第2出力抵抗及び第2出力コンデン
    サとを備え、 一対の相補出力信号のうちの第1出力信号が前記第5ノ
    ードから取り出され、前記一対の相補出力信号のうちの
    第2出力信号が前記第6ノードから取り出されることを
    特徴とする、請求項14記載の適応型等化回路。
  16. 【請求項16】前記複数の波形整形要素が、ブーストエ
    ミッタ抵抗と、第1ブーストコンデンサと、互いに直列
    に接続された第1ブースト抵抗及び第2ブーストコンデ
    ンサとを備えていることを特徴とする、請求項15記載
    の適応型等化回路。
  17. 【請求項17】伝送ラインの変動する長さについての周
    波数応答を等化させる適応型等化回路であって、この適
    応型等化回路が、 一対の相補入力信号に応じて一対の第1相補電流を取り
    込む第1相互コンダクタンス手段と、 前記一対の相補入力信号に応じて一対の第2相補電流を
    取り込む第2相互コンダクタンス手段とを備え、 前記一対の第2相補電流が、伝送ラインの最大長につい
    ての逆伝達関数を数学的にほぼ表す波形を有し、前記一
    対の第1相補電流の各電流が、前記一対の第2相補電流
    の一方の電流に対応するものであり、 更に、前記適応型等化回路が、 一対の相補制御信号に応じて、前記一対の第1相補電流
    の大きさを変動させ、前記一対の第2相補電流の大きさ
    を逆に変動させ、及び前記一対の第1相補電流の各電流
    と前記一対の第2相補電流からの対応する電流とを組み
    合わせて、対応する一対の相補出力電流を取り込む、電
    流加算手段と、 前記一対の相補出力電流に応じて一対の相補出力信号を
    生成する出力手段とを備え、 伝送ラインの最小長が用いられる際に、前記一対の相補
    出力信号が実質的に前記一対の第1相補電流のみにより
    形成されるように、前記一対の相補制御信号が、前記一
    対の第1相補電流の大きさを変動させ、及び前記一対の
    第2相補電流の大きさを逆に変動させ、 伝送ラインの最大長が用いられる際に、前記一対の相補
    出力信号が実質的に前記一対の第2相補電流のみにより
    形成されるように、前記一対の相補制御信号が、前記一
    対の第1相補電流の大きさを変動させ、及び前記一対の
    第2相補電流の大きさを逆に変動させ、 伝送ラインの中間長が用いられる際に、前記一対の相補
    出力信号が実質的に前記一対の第1相補電流及び前記一
    対の第2相補電流の双方により形成されるように、前記
    一対の相補制御信号が、前記一対の第1相補電流の大き
    さを変動させ、及び前記一対の第2相補電流の大きさを
    逆に変動させる、 ということを特徴とする、適応型等化回路。
  18. 【請求項18】前記一対の第1相補電流が第1電流及び
    第1逆電流を含み、前記第1電流が第1出力電流成分及
    び第1出力ブースト電流成分を有し、前記第1逆電流が
    第1逆出力電流成分及び第1逆出力ブースト電流成分を
    有することを特徴とする、請求項17記載の適応型等化
    回路。
  19. 【請求項19】前記一対の第2相補電流が第2電流及び
    第2逆電流を含み、前記第2電流が第2出力電流成分及
    び第2出力ブースト電流成分を有し、前記第2逆電流が
    第2逆出力電流成分及び第2逆出力ブースト電流成分を
    有することを特徴とする、請求項18記載の適応型等化
    回路。
  20. 【請求項20】前記一対の相補出力電流が出力電流及び
    逆出力電流を含み、前記出力電流成分が、前記第1電流
    の前記第1出力電流成分と前記第2電流の前記第2出力
    電流成分とに対応し、前記逆出力電流成分が、前記第1
    逆電流の前記第1逆出力電流成分と前記第2逆電流の前
    記第2逆出力電流成分とに対応することを特徴とする、
    請求項19記載の適応型等化回路。
  21. 【請求項21】前記電流加算手段が、前記第1出力電流
    成分の大きさ及び前記第2出力電流成分の大きさを逆に
    変動させることを特徴とする、請求項20記載の適応型
    等化回路。
  22. 【請求項22】前記電流加算手段が、前記第1逆出力電
    流成分の大きさ及び前記第2逆出力電流成分の大きさを
    逆に変動させることを特徴とする、請求項21記載の適
    応型等化回路。
  23. 【請求項23】前記第1出力ブースト電流成分の大きさ
    が前記第2出力電流成分の大きさとほぼ等価になるよう
    に、前記電流加算手段が、前記第1出力ブースト電流成
    分と前記第1出力電流成分とを組み合わせて前記第1電
    流を生成して前記第1出力ブースト電流成分を生成する
    ことを特徴とする、請求項22記載の適応型等化回路。
  24. 【請求項24】前記第2出力ブースト電流成分の大きさ
    が前記第1出力電流成分の大きさとほぼ等価になるよう
    に、前記電流加算手段が、前記第2出力ブースト電流成
    分と前記第2出力電流成分とを組み合わせて前記第2電
    流を生成して前記第2出力ブースト電流成分を生成する
    ことを特徴とする、請求項23記載の適応型等化回路。
  25. 【請求項25】前記第1逆出力ブースト電流成分の大き
    さが前記第2逆出力電流成分の大きさとほぼ等価になる
    ように、前記電流加算手段が、前記第1逆出力ブースト
    電流成分と前記第1逆出力電流成分とを組み合わせて前
    記第1逆電流を生成して前記第1逆出力ブースト電流成
    分を生成することを特徴とする、請求項24記載の適応
    型等化回路。
  26. 【請求項26】前記第2逆出力ブースト電流成分の大き
    さが前記第1逆出力電流成分の大きさとほぼ等価になる
    ように、前記電流加算手段が、前記第2逆出力ブースト
    電流成分と前記第2逆出力電流成分とを組み合わせて前
    記第2逆電流を生成して前記第2逆出力ブースト電流成
    分を生成することを特徴とする、請求項25記載の適応
    型等化回路。
  27. 【請求項27】伝送ラインの変動する長さについての周
    波数応答を等化させる方法であって、この方法が、 入力信号を与え、 伝送ラインの最大長に関する周波数減衰について前記入
    力信号を補償して等化入力信号を生成し、 その等化入力信号を可変的に増幅し、第1利得制御信号
    に応じて増幅等化信号を生成し、 前記入力信号を可変的に増幅し、第2利得制御信号に応
    じて増幅非等化信号を生成し、 前記増幅等化信号及び前記増幅非等化信号を加算して等
    化出力信号を生成する、というステップを含み、 伝送ラインの最大長が用いられる際に、前記等化出力信
    号が実質的に前記増幅等化信号のみにより形成されるよ
    うに、前記第1利得制御信号が前記増幅等化信号の増幅
    を増大させる一方、前記第2利得制御信号が前記増幅非
    等化信号の増幅を低下させ、 伝送ラインの最小長が用いられる際に、前記等化出力信
    号が実質的に前記増幅非等化信号のみにより形成される
    ように、前記第1利得制御信号が前記増幅等化信号の増
    幅を低下させる一方、前記第2利得制御信号が前記増幅
    非等化信号の増幅を増大させ、 伝送ラインの中間長が用いられる際に、前記増幅等化信
    号及び前記増幅非等化信号の双方の一部を組み合わせる
    ことにより前記等化出力信号が形成されるように、前記
    第1利得制御信号が前記増幅等化信号の増幅を変動させ
    る一方、前記第2利得制御信号が前記増幅非等化信号の
    増幅を逆に変動させる、 ということを特徴とする、伝送ラインの変動する長さに
    ついての周波数応答を等化させる方法。
  28. 【請求項28】伝送ラインの変動する長さについての周
    波数応答を等化させる方法であって、この方法が、 入力電圧信号を与え、 その入力電圧信号に応じて電流信号を生成し、 伝送ラインの最大長に関する周波数減衰について前記電
    流信号を補償して等化電流信号を生成し、 その等化電流信号を可変的に増幅し、第1利得制御信号
    に応じて増幅等化電流信号を生成し、 前記入力電圧信号に応じて非等化電流信号を生成し、 その非等化電流信号を可変的に増幅し、第2利得制御信
    号に応じて増幅非等化電流信号を生成し、 前記増幅等化電流信号及び前記増幅非等化電流信号を加
    算して出力電流信号を生成し、 その出力電流信号に応じて等化出力電圧信号を形成す
    る、というステップを含み、 伝送ラインの最大長が用いられる際に、前記等化出力電
    圧信号が実質的に前記増幅等化電流信号のみにより形成
    されるように、前記第1利得制御信号が前記増幅等化電
    流信号の増幅を増大させる一方、前記第2利得制御信号
    が前記増幅非等化電流信号の増幅を低下させ、 伝送ラインの最小長が用いられる際に、前記等化出力電
    圧信号が実質的に前記増幅非等化電流信号のみにより形
    成されるように、前記第1利得制御信号が前記増幅等化
    電流信号の増幅を低下させる一方、前記第2利得制御信
    号が前記増幅非等化電流信号の増幅を増大させ、 伝送ラインの中間長が用いられる際に、前記増幅等化電
    流信号及び前記増幅非等化電流信号の双方の一部を組み
    合わせることにより前記等化出力電圧信号が形成される
    ように、前記第1利得制御信号が前記増幅等化電流信号
    の増幅を変動させる一方、前記第2利得制御信号が前記
    増幅非等化電流信号の増幅を逆に変動させる、 ということを特徴とする、伝送ラインの変動する長さに
    ついての周波数応答を等化させる方法。
  29. 【請求項29】前記複数の波形整形要素が、 前記第1ブーストトランジスタのエミッタと前記第2ブ
    ーストトランジスタのエミッタとの間に接続されたブー
    ストエミッタ抵抗と、 第1ゲートと第1ソースと第1ドレーンと第1ボディと
    を有する第1MOSトランジスタであって、前記第1ゲ
    ートが前記第1ブーストトランジスタのエミッタに接続
    され、前記第1ソースと前記第1ドレーンと前記第1ボ
    ディとが前記第2ブーストトランジスタのエミッタに接
    続されている、前記第1MOSトランジスタと、 第2ゲートと第2ソースと第2ドレーンと第2ボディと
    を有する第2MOSトランジスタであって、前記第2ゲ
    ートが前記第2ブーストトランジスタのエミッタに接続
    され、前記第2ソースと前記第2ドレーンと前記第2ボ
    ディとが前記第1ブーストトランジスタのエミッタに接
    続されている、前記第2MOSトランジスタと、 第1ハーフ第1ブースト抵抗と、 第2ハーフ第1ブースト抵抗と、 第3ゲートと第3ソースと第3ドレーンと第3ボディと
    を有する第3MOSトランジスタであって、前記第3ゲ
    ートが前記第1ハーフ第1ブースト抵抗を介して前記第
    1ブーストトランジスタのエミッタに接続され、前記第
    3ソースと前記第3ドレーンと前記第3ボディとが前記
    第2ハーフ第1ブースト抵抗を介して前記第2ブースト
    トランジスタのエミッタに接続されている、前記第3M
    OSトランジスタと、 第4ゲートと第4ソースと第4ドレーンと第4ボディと
    を有する第4MOSトランジスタであって、前記第4ゲ
    ートが前記第3ソースと前記第3ドレーンと前記第3ボ
    ディとに接続され、前記第4ソースと前記第4ドレーン
    と前記第4ボディとが前記第3ゲートに接続されてい
    る、前記第4MOSトランジスタとを備えていることを
    特徴とする、請求項15記載の適応型等化回路。
  30. 【請求項30】第1ノード及び第2ノード間に接続され
    た周波数応答平衡コンデンサであって、この周波数応答
    平衡コンデンサが、 第1ゲートと第1ソースと第1ドレーンと第1ボディと
    を有する第1MOSトランジスタであって、前記第1ゲ
    ートが前記第1ノードに接続され、前記第1ソースと前
    記第1ドレーンと前記第1ボディとが前記第2ノードに
    接続されている、前記第1MOSトランジスタと、 第2ゲートと第2ソースと第2ドレーンと第2ボディと
    を有する第2MOSトランジスタであって、前記第2ゲ
    ートが前記第2ノードに接続され、前記第2ソースと前
    記第2ドレーンと前記第2ボディとが前記第1ノードに
    接続されている、前記第2MOSトランジスタとを備え
    ていることを特徴とする、周波数応答平衡コンデンサ。
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