JPH0772714A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH0772714A
JPH0772714A JP23902693A JP23902693A JPH0772714A JP H0772714 A JPH0772714 A JP H0772714A JP 23902693 A JP23902693 A JP 23902693A JP 23902693 A JP23902693 A JP 23902693A JP H0772714 A JPH0772714 A JP H0772714A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、粒子帯電において、磁石体軸端側
における粒子引きを有効に阻止し得る帯電装置を提供す
る事を目的とする。 【構成】 本第1の発明は、感光体帯電領域下流側の感
光体1背面側に位置する磁石体5A(以下第1の磁石体
という)の少なくとも軸端側に、前記磁石体5Aと感光
体1を挟んでほぼ対向するごとく前記第1の磁石体と同
極性の第2の磁石体5Cを配設した事にある。第2の発
明は、磁性粒子群4に印加する帯電バイアスを400V
以下に設定して前記電位差を小さくすると共に、前記磁
気粒子の保持を行う一又は複数の磁石体の内、逆極性で
隣接する少なくとも一の磁石体の軸端面に磁性体を設
け、磁気的エッジ効果をもたせるか、若しくは前記少な
くとも一の磁石体の軸端面と対面させて反発磁極を設け
て粒子引きを阻止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粒子帯電によりベルト状
若しくはドラム状感光体を帯電させる電子写真装置に於
ける帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より感光体ドラム外周面上に、露
光、現像、転写、クリーニング(残留トナー除去)、除
電、及び帯電の各プロセス手段を配置し、所定の電子写
真プロセスにより画像形成を行なう、いわゆるカールソ
ンプロセスに基づく画像形成装置は周知である。
【0003】又近年、円筒状の透光性支持体上に透光性
導電層と光導電体層を積層して感光体ドラムを形成する
と共に、該ドラム内に、画像情報に対応した光出力を生
成する露光手段(例えばLEDヘッド)を内挿し、所定
の帯電手段を用いて帯電させた感光体ドラム上に前記露
光手段の光出力を集束レンズを通して露光すると同時若
しくはその直後に前記感光体ドラムと対面配置させた現
像スリーブを介して前記潜像をトナー像化(現像)した
後、該トナー像を転写ローラその他の転写手段を介して
記録紙に転写可能に構成した画像形成装置(特開昭58
−153957号他)も公知である。
【0004】この種の装置に用いる帯電手段は一般に細
いタングステン線に高電圧を印加してコロナ放電を行な
うコロトロン方式、又導電ローラに数百ボルトの電圧を
かけて感光体ドラムと接触帯電させるもの、又導電性ブ
ラシに電圧を印加して感光体ドラムに接触させながら帯
電を行なうもの等が存在する。しかしながらコロトロン
方式は高電圧を使用し、又オゾンを発生する等安全上、
環境上の問題が多い。又帯電ローラは感光体ドラムとの
接触が線接触であるために帯電が不安定である。更にブ
ラシ帯電方式はドラムとブラシが接触して帯電を行なう
為に、ブラシの帯電劣化が生じやすい。
【0005】かかる欠点を解消するために、図5に示す
ように、感光体ドラム101と磁石集成体102を内挿
した非磁性スリーブ103を用い、該スリーブ103に
帯電バイアス108を印加した状態で、該スリーブ10
3に磁性粒子群104を付着させて刷子状の磁気穂を感
光体ドラム101に摺擦させてスリーブ103を介して
帯電バイアス108を磁性粒子群104に印加させて帯
電を行なう、いわゆる粒子帯電法が提案されている。
(特開昭59ー133569、特開昭63ー18726
7他)
【0006】かかる帯電法において導電性微粒子により
感光体ドラム101を均一帯電させるには前記帯電領域
における磁性粒子群104と感光体ドラム101との接
触面積及び接触密度を十分な条件にする必要があるが、
磁気刷子の接触面積は感光体ドラム1と磁石集成体10
2を内挿した非磁性スリーブ103の外径によって決っ
てしまい、この為前記感光体ドラム101やスリーブ1
03を小型にすればするほど接触ニップが狭くなり、而
も感光体ドラム101の回転速度も大になるために、接
触ニップが不安定化しやすい。
【0007】この為、本出願人は先に特願平5ー139
831号において、図4(図4は本発明が開示されてい
る。)に示すように、感光体ドラム1の帯電領域背面側
に、感光体ドラム回転方向に沿って極性の異なる第1及
び第2の磁石体5A、5Bを隣接配置し、該2つの磁石
体5A、5B間の感光体ドラム1上に水平磁場を形成さ
せるとともに、感光体ドラム1回転方向下流側に位置す
る第1の磁石体5Aとほぼ対向させて感光体ドラム1上
方位置に帯電スリーブ3を介して前記第1の磁石体5A
と逆極性の固定磁石体2Aを配設した帯電装置を提案し
ている。かかる先願技術によれば、前記水平磁場によ
り、前記磁性粒子群4を感光体ドラム1上に密着させて
帯電させることが出来、前記対向配置される第1の磁石
体5Aと非磁性の帯電スリーブ3に内包された磁石集成
体2の固定磁石体2Aを感光体1移動方向における帯電
領域下流側に配することにより、いわゆる垂直磁気バリ
アが帯電領域の下流側に形成できるために、感光体ドラ
ム1に静電的に付着した磁性粒子4が帯電領域外へ洩出
するのを防ぐ事が出来るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って前記の装置にお
いては磁性粒子の磁気保持を行なう磁石体が現像ギャッ
プの片側にのみ配置されているのではなく、両側に配置
されている為に、帯電ギャップ間の磁化力(ΔH/Δ
t)をほぼ均一に設定でき、、安定した磁性粒子群4の
磁気保持力を維持でき、更には垂直磁気バリアにより帯
電領域位置における磁性粒子の洩出は阻止することは出
来るが、感光体背面側に磁石体5A、5Bを配設する構
成を取るために、前記磁石体の軸端側における感光体ド
ラム1上の帯電領域と非帯電領域間の境界線上に形成さ
れる電位差が、垂直に立ち下がるように形成されるため
に、その部分で感光体の移動方向に沿って粒子引きとよ
ばれる漏洩現象が生じ、次工程の露光及び現像等に悪影
響を及ぼす。かかる欠点を解消するために、図5に示す
従来技術の帯電領域の感光体移動方向下流側にブレード
を配して磁性粒子を回収するように構成する事も考えら
れるが、かかる構成を取ると、長期使用を可能にする為
に前記ブレードに付着した磁性粒子を回収する機構が必
要になり、構成が煩雑化する。
【0009】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、前
記磁石体軸端側における粒子引きを有効に阻止し得る帯
電装置を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明は、感光体背面側に
一又は複数の磁石体を配置し、該磁石体若しくは他の磁
石体との協動作用で感光体表面の帯電領域上に保持され
た磁性粒子群を介して感光体を帯電可能に構成した感光
体の帯電装置に適用されるもので、その特徴とするとこ
ろは、感光体帯電領域下流側の感光体背面側に位置する
磁石体(以下第1の磁石体という)の少なくとも軸端側
に、前記磁石体と感光体を挟んでほぼ対向するごとく前
記第1の磁石体と同極性の第2の磁石体を配設した事に
ある。これにより一対の同極性の磁極からなる反発磁界
により帯電領域軸端側の磁性粒子の漏洩(粒子引き)を
阻止し帯電領域側に粒子を維持することが可能である。
この場合前記粒子引きは帯電領域と非帯電領域の境界線
上に発生するために、第2の磁石体の感光体軸方向外端
面を、第1の磁石体の外端面より僅かに外方に位置させ
るのがよい。
【0011】又前記第2の磁石体を、その軸端が第1の
磁石体の外端面より僅かに外方に位置するまで感光体軸
方向全域に亙って延在させる事により、感光体軸方向全
幅に亙る感光体ドラム下流側への磁性粒子の漏洩を阻止
し帯電領域側に粒子を維持することが可能であるため
に、ブレード等を用いなくても帯電領域からの洩出を有
効に阻止し得る。更に感光体と対面する非磁性スリーブ
間に磁性粒子群を担持させ、該粒子群を介して感光体を
帯電可能に構成した帯電装置において、前記第1の磁石
体と対向させて非磁性スリーブ背面側に固定磁石体を配
設すると共に、該固定磁石、前記第1の磁石体、及び第
2の磁石体の磁力密度を夫々下記の範囲に設定するのが
良い。 S2>S1、S2<N、N>S1 非磁性スリーブ上における固定磁石体の磁力密度:N1 感光体上における第一の磁石体の磁力密度:S1 第二の磁石体の磁力密度:S2
【0012】即ち、前記磁力密度の設定により感光体ド
ラム表面上で帯電領域外への洩出を阻止された磁性粒子
は磁力差により固定磁石体側、即ち非磁性スリーブ側に
向い、帯電領域内での循環が可能となる。
【0013】尚、前記粒子引きは前記したように感光体
背面側の磁石体の軸端側における感光体ドラム1上の帯
電領域と非帯電領域間の境界線上に形成される電位差が
大きくなればなるほど現れやすい。そこで請求項6及び
7記載の発明は、前記前記磁性粒子群に印加する帯電バ
イアスを400V以下に設定して前記電位差を小さくす
ると共に、前記磁気粒子の保持を行う一又は複数の磁石
体の内、逆極性で隣接する少なくとも一の磁石体の軸端
面に磁性体を設け、磁気的エッジ効果をもたせるか、若
しくは前記少なくとも一の磁石体の軸端面と対面させて
反発磁極を設けて粒子引きを阻止するようにしている。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図4
は本発明の実施例にかかる帯電装置の一例を示し、その
構成について説明すると、帯電装置20は前記したよう
に図上右方向に回転する感光体ドラム1に対し帯電ギャ
ップ(0.5mm)を介して前記感光体ドラム1の回転
方向とアゲインスト方向(図上左方向)に回転可能によ
り非磁性の帯電スリーブ3を配設すると共に、該帯電ス
リーブ3の背面側の帯電領域下流側に固定配置した固定
磁石体2Aと、該固定磁石体2Aの帯電領域上流方向、
言換えればスリーブ回転方向下流側に、前記固定磁石体
2Aと同極性の反発磁石体2Bを配設する。尚、8は不
図示の導電ブレード若しくは帯電スリーブ3を介して導
電性磁性粒子群4に帯電バイアスを印加させるバイアス
電源で、前記帯電スリーブ3を介して例えば150V前
後の直流帯電電位が印加される。
【0015】そして前記帯電領域上には導電性磁性粒子
群4を介在させる。該磁性粒子は導電性であれば特に限
定されないが、フェライトや鉄粉、マグネタイト等の磁
性コアの表面に導電性樹脂で被覆した導電性磁性粒子で
構成するか若しくは導電性粒子と磁性粒子の混合粒子群
4で構成してもよい。例えば平均粒径が30μm前後の
磁性粒子母材と、平均粒径が15μm前後の導電粒子材
を適宜割合で配合したものを用いても良い。尚、本装置
においては平均粒径が20〜35μm、抵抗率105
106Ω・cmのフェライトコア粒子を用い、磁気特性
を60〜70emu/g(1k Oe)に設定したものを用い
る。
【0016】一方、感光体ドラム1の背面側には、帯電
領域下流側に位置する前記固定磁石体2Aとほぼ対向さ
せて第1の磁石体5Aと、前記第1の磁石体5Aに隣接
させて帯電領域上流側にN極の磁石体5Bとを隣接配置
すると共に、第1の磁石体5Aは前記固定磁石体2Aと
逆極性のS極に設定し、N極の磁石体5Bは該第1の磁
石体5Aと逆極性のN極に設定する。この結果、前記対
向配置される第1の磁石体5Aと固定磁石体2を感光体
ドラム1回転方向における帯電領域下流側に配し、両磁
石体2A、5A間に垂直磁場4Aにより前記磁性粒子群
4Aを磁気保持させ、又N極の磁石体5Bは前記第1の
磁石体5Aに隣接させて帯電領域上流側に配置させ、前
記第1の磁石体5AとN極の磁石体5B間に主として形
成される水平磁場により前記磁性粒子群4Bを感光体ド
ラム1上に密着させる。
【0017】そして固定磁石体2Aと同極性のN極に設
定した反発磁石体2Bは、両者間で形成される反発磁界
による無磁力帯が帯電領域上流側に位置するようにレイ
アウトし、これにより前記帯電スリーブ3に担持されて
垂直磁場4位置より帯電領域上流側に搬送された磁性粒
子群4を磁気的に開放し、感光体ドラム1側に落下する
ように構成する。そして前記夫々の磁石体の磁力は、前
記固定磁石体2Aではスリーブ3上で800〜1000
ガウスの磁力が、又前記第1の磁石体5Aは感光体ドラ
ム1表面で300〜500ガウス前後の磁力を得る事が
出来るように夫々設定する。又N極の磁石体5Bの磁力
を第1の磁石体5Aとほぼ同等に設定する事により感光
体ドラム1表面で300〜500ガウス前後の磁力を得
る事が出来、更に反発磁石体2Bの磁力はその直上位置
でのスリーブ3上で800〜1000ガウスの磁力が得
られるように設定する。
【0018】この場合第1及びN極の磁石体5A、5B
の感光体表面磁力は均一帯電と密着性の向上の為に出来
る限り大きくしたほうがよいが、垂直磁場4A上で感光
体ドラム1側から帯電スリーブ3側への粒子の移動を円
滑にするために、感光体ドラム1側よりスリーブ3側の
磁力を強くする必要がある。
【0019】かかる実施例によれば、前記感光体ドラム
1上の水平磁場上で磁性粒子群4を密着させながら感光
体ドラム1表面を円滑に帯電させた微粒子群4は、感光
体ドラム1の回転に従って垂直磁場位置まで移動し、こ
こで該垂直磁場により微粒子群4Aが磁気的に封止さ
れ、帯電領域外への漏洩を阻止すると共に、磁力差によ
り、感光体ドラム1側よりスリーブ3側へ向け磁性粒子
群が吸着され、そして帯電スリーブ3のアゲインスト回
転により該スリーブ3に担持されたまま帯電領域上流側
に移動する。ここで反発磁石体2Bとの間の反発磁界に
よる無磁力帯上に磁性粒子群4が達すると、前記帯電ス
リーブ3に担持されて磁性粒子群4が磁気的に開放さ
れ、感光体ドラム1側に落下し、以下前記動作を繰り返
す。
【0020】そしてかかる帯電装置の軸端側では図1に
示すようなレイアウト構成を取るのがよい。即ち(A)
は斜視図、(B)はその平面図で、現像領域下流端より
僅かに感光体ドラム1移動方向下流側の帯電スリーブと
感光体ドラム間の空域に前記固定磁石体2A及び第1の
磁石体5Aと対向する位置に先端を楔状に形成した略台
形状の第2の磁石体5CをS極を第1の磁石体5A側に
対向させて配設する。即ち前記台形状の第2の磁石体5
Cは、磁性粒子4が接触している部分(帯電領域10
A)と、磁性粒子4が接触していない部分(非帯電領域
10B)との間の境界線上を跨がって配置されており、
そして第2の磁石体5Cの磁力密度は前記第1の磁石体
5Aの感光体ドラム1表面上における磁力密度より大で
且つ固定磁石体2Aではスリーブ3上での磁力密度より
小になるように、例えば600〜700ガウス程度に設
定する。さて前記固定磁石体2Aと第1及びN極の磁石
体5A、5Bの軸端は同一垂直線上に沿って垂直に切断
されており、そして前記帯電スリーブ3を介して150
V前後の直流帯電電位が印加される。そして感光体ドラ
ム1軸端側の帯電電位は、図6に示すように磁性粒子4
が接触している部分(帯電領域10A)では前記帯電電
位に相当するV0の電位が印加され、又磁性粒子4が接
触していない部分(非帯電領域10B)では0Vの電位
となる。従ってこの状態で感光体ドラム1を矢印方向に
回転させると帯電領域10Aと非帯電領域10Bの境界
線で前記(V0−0)の電位差により感光体ドラム1の
回転に従って粒子引きが生じてしまうが、その下流端に
おいて第2の磁石体5Cの反発磁界が形成されているた
めに、帯電領域下流側に搬送されることなく、固定磁石
体2Aと第1の磁石体5Aとにより形成される垂直磁場
6Bにより垂直方向に逃げる。
【0021】そして垂直方向に向った磁性粒子群4は、
今度は逆に第2の磁石体5Cと固定磁石体2Aとの吸引
力によりスリーブ3側に付着し、その後スリーブ3の回
転に従って帯電領域上流側の水平磁場6A側に引戻さ
れ、以下繰り返し循環を行なう。
【0022】従ってかかる実施例によれば帯電領域下流
側に磁性粒子4が漏洩することなく円滑な帯電が行なわ
れる。
【0023】尚、前記第2の磁石体5Cは両軸端側にの
み配設することなく、図1(A)(B)の想像線に示す
ように、第1の磁石体の軸方向全域に亙って第2の磁石
体5C’配設することにより、軸方向全域に亙って帯電
領域下流側に磁性粒子4が漏洩することが阻止される。
さて前記実施例のように磁石体5Cを用いて磁性粒子の
帯電領域の保持を行う構成では、その軸端側で図3
(A)に示すように軸方向に広がった磁力線が形成され
てしまい、結果として該磁力線に沿って粒子群のはみ出
しが大きくなってしまう。そこで、このような場合は、
図3(B)及び図2(A)に示すように隣接する逆極性
の磁石体5A、2A、の内、1の磁石体、本実施例にお
いては固定磁石体2Aの磁石端に薄板状の磁性体51を
張り付けて磁気的閉回路を構成してエッジ効果をもたせ
ることにより、前記欠点の解消と共に、前記第1の磁石
体5A軸端よりのはみ出しを少なくする事が出来る。又
図2(B)に示すように、隣接する第1及びN極の磁石
体5A、5Bの内、N極の磁石体5Bの磁石端に薄板状
の磁性体51を張り付けて磁気的閉回路を構成してエッ
ジ効果をもたせることにより、軸端よりのはみ出しを少
なくする事が出来る。更に図2(C)に示すように、前
記第1の磁石体5A及びN極の磁石体5Bの軸端側に反
発磁極52を対面させても同様な効果をえることが出来
る。即ち前記の理由を具体的に説明すると前記の様に粒
子引きの原因は前記したように、 帯電領域10Aと非
帯電領域10Bの境界線で前記(V0−0)の電位差が
存在する事にある。従って前記電位差を小さくするとと
もに、前記磁性体51若しくは反発磁極52で軸端側へ
の広がりを押え、前記第1の磁石体2A及び5Aの軸端
間で磁気的閉回路等を形成することにより粒子引きを阻
止することが出来るものである。
【0024】
【効果】以上記載のごとく本発明によれば帯電領域の軸
端側において磁性体若しくは磁石体を効果的に配するこ
とで、帯電領域軸端側における粒子引きを有効に阻止し
得る。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる帯電装置の軸端側
の概略図で、(A)は斜視図、(B)は要部平面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の帯電装置の概略図で、
(A)は固定磁石体に磁性体を貼着した場合の感光体ド
ラムと帯電スリーブ間の磁性粒子分布の状態を、(B)
は感光体ドラム背面側の一対の磁石体の内1の磁石体に
磁性体を貼着した場合の磁性粒子分布の状態を、(C)
は感光体ドラム背面側の一対の磁石体に反発磁極を対面
させた場合の磁性粒子分布の状態を、夫々示す。
【図3】(A)は従来技術の固定磁石体の磁力線分布の
状態を、(B)は固定磁石体に磁性体を貼着した場合の
固定磁石体の磁力線分布の状態を示す。
【図4】(A)は本発明の実施例にかかる帯電装置の全
体概略図、(B)は要部拡大図である。
【図5】従来技術にかかる帯電装置の全体概略図であ
る。
【図6】図1の帯電電位の状態を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 感光体 2A 固定磁石体 3 帯電スリーブ 4 磁性粒子群 5A 第1の磁石体 5C 第2の磁石体 51 磁性体 52 反発磁極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体背面側に一又は複数の磁石体を配
    置し、該磁石体若しくは他の磁石体との協動作用で感光
    体表面の帯電領域上に保持された磁性粒子群を介して感
    光体を帯電可能に構成した感光体の帯電装置において感
    光体帯電領域下流側の感光体背面側に位置する磁石体
    (以下第1の磁石体という)の少なくとも軸端側に、前
    記磁石体と感光体を挟んでほぼ対向するごとく前記第1
    の磁石体と同極性の第2の磁石体を配設した事を特徴と
    する帯電装置
  2. 【請求項2】 前記第2の磁石体の感光体軸方向外端面
    を、第1の磁石体の外端面より僅かに外方に位置させた
    事を特徴とする請求項1記載の帯電装置
  3. 【請求項3】 前記第2の磁石体を、その軸端が第1の
    磁石体の外端面より僅かに外方に位置するまで感光体軸
    方向全域に亙って延在させた事を特徴とする請求項2記
    載の帯電装置
  4. 【請求項4】 感光体と対面する非磁性スリーブ間に磁
    性粒子群を担持させ、該粒子群を介して感光体を帯電可
    能に構成した帯電装置において、前記第1の磁石体と対
    向させて非磁性スリーブ背面側に固定磁石体を配設する
    と共に、該固定磁石、前記第1の磁石体、及び第2の磁
    石体の磁力密度を夫々下記の範囲に設定した事を特徴と
    する請求項1記載の帯電装置 S2>S1、S2<N、N>S1 非磁性スリーブ上における固定磁石体の磁力密度:N1 感光体上における第一の磁石体の磁力密度:S1 第二の磁石体の磁力密度:S2
  5. 【請求項5】 前記固定磁石体の軸端に磁性体を設けた
    請求項1記載の帯電装置
  6. 【請求項6】 感光体背面側若しくは感光体と対面する
    非磁性スリーブ背面側に一又は複数の磁石体を配置し、
    該磁石体若しくは他の磁石体との協動作用で感光体表面
    の帯電領域上に保持された磁性粒子群を介して感光体を
    帯電可能に構成した感光体の帯電装置において前記一又
    は複数の磁石体の内、逆極性で隣接する少なくとも一の
    磁石体の軸端面に磁性体を設け、磁気的エッジ効果をも
    たせるとともに、前記磁性粒子群に印加する帯電バイア
    スを400V以下に設定した事を特徴とする帯電装置
  7. 【請求項7】 感光体背面側若しくは感光体と対面する
    非磁性スリーブ背面側に一又は複数の磁石体を配置し、
    該磁石体若しくは他の磁石体との協動作用で感光体表面
    の帯電領域上に保持された磁性粒子群を介して感光体を
    帯電可能に構成した感光体の帯電装置において前記一又
    は複数の磁石体の内、逆極性で隣接する少なくとも一の
    磁石体の軸端面と対面させて反発磁極を設けるととも
    に、前記前記磁性粒子群に印加する帯電バイアスを40
    0V以下に設定した事を特徴とする帯電装置
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