JPH0772666B2 - 穀物の除湿乾燥制御方法 - Google Patents

穀物の除湿乾燥制御方法

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JPH0772666B2
JPH0772666B2 JP1232323A JP23232389A JPH0772666B2 JP H0772666 B2 JPH0772666 B2 JP H0772666B2 JP 1232323 A JP1232323 A JP 1232323A JP 23232389 A JP23232389 A JP 23232389A JP H0772666 B2 JPH0772666 B2 JP H0772666B2
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humidity
warmer
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outside air
drying
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悟 赤田
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Hokoku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は穀物の乾燥を行なうために外気を利用し、全て
の気象条件において効率良く作動させるための穀物の除
湿乾燥制御方法に関する。
(従来技術) 従来、穀物の乾燥を行うものにバーナー等の火力を使用
したものがある。これは空気を加熱し穀物にその熱風を
あてて乾燥させている。送風した空気成分が穀物に悪影
響を与えないように間接的に行なうものがあり、これら
は乾燥時間が速いので多量の穀物を処理できる。また、
ヒートポンプを利用した除湿機によって穀物を乾燥させ
る方法もある。これは外気を除湿してその空気を穀物に
送風して乾燥するものであり、穀物の品質が維持され効
率のよい乾燥が行なえる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、熱風乾燥では外気の湿度が低い場合に取
入れた外気を加熱することによりさらに湿度が下がり、
この空気を穀物に送風すると過乾燥の虞れがある。ま
た、外気条件が高温の場合に穀物の品質を良くするため
に加熱しないで送風だけにすると、乾燥時間が長くなっ
て能率が悪くなる。また、上記の除湿機では、外気温度
が低くなると除湿効率が悪くなり穀物乾燥の能率が低下
する。このため、能力の大きい装置を設置しようとする
と、通常の運転(平温時)においては維持費の負担が大
きくなる。このようにどちらの装置を使用しても外気条
件によっては効率良く穀物を乾燥させることはできなか
った。従って、外気の温度、湿度の変化に対応して、乾
燥装置を効率良く稼働させることが望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するために、乾燥するための
外気の温度、湿度に合わせて加温または除湿を行なって
穀物等を効率よく乾燥させる穀物の除湿乾燥制御方法を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するめに、加温機、除湿機、送
風機を含む乾燥装置に取り入れる外気の温度および湿度
を検知し、該検知データをあらかじめ設定された必要雰
囲気値と比較し、該比較データに応じて加温機、除湿
機、送風機を選択的に稼働または停止させ、前記外気を
前記乾燥装置に通過させて前記必要雰囲気値に沿う空気
に調整して穀物層に供給することを特徴とする。
(作用) 本発明は以上のような方法によって穀物等を所定の湿度
雰囲気のなかで乾燥するものであり、取入れる外気の温
度、湿度によって、乾燥装置内の機械を選択して作動さ
せる。すなわち、外形の温度が高い場合には加温機を働
かせず、除湿機および送風機を作動させる。また、湿度
が高い場合には除湿機を働かせる。ところで、温度が低
く温度が高い場合には加温機と除湿機を働かせるが、外
気を加温することによって湿度が低下するので、設定条
件によっては加温機を作動させ、除湿機を停止させるこ
ともできる。さらに、外気の湿度が設定値よりも低い場
合には除湿機を働かせずに外気を通し穀物層に供給す
る。このようにして、気象条件が異なっていても装置の
働きを制御して必要雰囲気値に沿う調整した空気が連続
に生成されることになる。
ここで外気の温度、湿度の高低とは穀物の麦を例にとる
と、温度15度C、湿度70%付近を境にして分けている。
(実 施 例) 本発明の実施例を説明するために本図に示す乾燥装置を
参照にして述べる。
乾燥装置は図に示すように、外気を取入れて加温する加
温機1と湿度制御可能な実施例2と送風機3とからな
り、取入口4に温度センサー5および湿度センサー6が
配設されている。各センサー5,6はコントロール装置7
に入力され、その出力はそれぞれの機械に供給される電
力制御装置8に入力され各供給電力の増減をコントロー
ルする。電力制御装置8には外部からの電力用主配線9
が配線されている。なお、送風機の3の送風口にも湿度
センサー6aを配置するのもよく、また、主配線9と併設
して夜間契約配線10を配線するものもある。
次に、各機械の機能を説明する。加温機1は、外気を2
〜3度C上昇させるものであれば火力でも電力でも長い
(火力の場合には燃料調整等を電力で行なう)。例え
ば、外気が10度Cで湿度が90%の場合、5度C加温する
ことによって湿度65%になるので送風条件(過乾燥を防
ぐ)に適する。実際には、外気が上記の値の場合加温し
て75%程度にして除湿機2で整調する。除湿機2はヒー
トポンプ式等の装置を使用し、能力は高温、高湿の空気
を湿度65%程度まで低下させるものであればよい。送風
機3は穀物を安全に乾燥するために必要な風量を確保で
きるものとする。
除湿乾燥においては、送風機3から送る空気は極端に低
湿の空気よりも平衡含水率に近い湿度の空気を出来るだ
け多く送ることが望ましい。従って温度センサー5およ
び湿度センサー6の出力をコントロール装置7に入力し
て外気の状態を検知してどの機械を重点的に作動させる
かを決め総合的に必要雰囲気を作る。(このような雰囲
気の湿度を設定湿度とする。)そして、上記のように乾
燥装置を構成すると、従来の装置で気象条件によっては
過乾燥になったり能率が悪くなったりしたことがなくな
る。ここで乾燥装置の作用を以下に説明する。
まず、外気が高温、高湿であることを温度センサー5、
湿度センサー6が検知すると、コントロール装置7を働
かすことにより、加温機1を停止させ、除湿機2および
送風機3を作動させる。さらに高温、低湿であれば除湿
機2の給電を停止し送風機3で外気を送風して穀物を乾
燥させる。逆に、低温、高湿の場合には、多少の加温を
する。この場合設定湿度以下にはしないことを条件とす
る。また、外気温度が低くて、かつ、湿度が設定値より
僅かに高い場合は除湿機2を停止して加温機1を作動し
て設定湿度に近い空気を発生させる。このように、外気
が低温(かつ高湿)の場合に、除湿機の除湿の効率を良
くするように加温機を作動させ、また、外気の湿度が設
定値以下の場合には除湿機を停止させている。なお、湿
度センサー6aを送風機3に配置しこの検知出力をコント
ロール装置7に入力することによって最終湿度の管理が
でき精度がよくなる。
次に、外気条件によっては、上記のように、除湿機2あ
るいは加温機1を使用しない場合があるので、この分の
電力許容量を他に融通する場合を説明する。なお、説明
上、加温機1は電気ヒータを使用したものとする。ま
ず、外気が高温、高湿の場合には、加温機1の分の電力
容量を送風機3に使用して風量を増加する。さらに、外
気が高温、低湿の場合には、除湿機2の分の電力許容量
をも送風機3に使用して風量を増加する。また、外気が
低温、低湿の場合には、除湿機2を停止させ、この分の
電力許容量を加温機1に使用する。なお、加温機1が電
力を必要としない場合には送風機3においてこの分の電
力許容量を使用する。
次に、電力供給源において、夜間において使用料の安価
な別途契約の夜間契約配線10が設備され、かつ、加温機
1に電気ヒータを使用したものである場合、この夜間契
約配線10を加温機1にだけ接続し夜間使用する。これら
の配線は電力制御装置8に接続され内部で切換えられ
る。そして、コントロール装置7によって、上記説明し
た実施例の外部条件において温度が低いときの、夜間だ
け加温機1に専用電力が供給される。これにより電力使
用料は減り経費節減される。
上記のように装置全体を働かすに足りる電力許容量を十
分に活用してもよいが、除湿機2(または加温機1)お
よび送風機3を働かす分の電力を最大許容量とした設備
としても良い。この場合、外気の条件が低温、高湿のと
き、加温機1または除湿機2を選択して使用し、単にど
ちらかを停止する場合、コントロール装置7で決定させ
る。このようにすると乾燥スピードは遅くなるが設備費
が安く、消費電力を抑えることができる。また、各機械
を可変出力となるように部品を構成すれば、電力を有効
に配分して加温、除湿の総合乾燥条件の精度を上げるこ
とができる。すなわち、加温機1と送風機3を使用する
場合、総合使用電気量が最大値を越えない範囲におい
て、加温機1と送風機3との出力を最大最適条件に合わ
せ効率の良い乾燥をすることができる。
従って、加温機1に火力を利用した場合と、夜間のとき
だけ夜間契約配線10を使用する場合においても、上記の
外気条件の場合分けと同じように加温機1、除湿機2を
コントロールすることにより乾燥に適した空気が得られ
る。
なお、実施例においては加温機1の次に除湿機2を配置
したが、外気条件によっては除湿を先にする方が効果的
の場合もあり、配管を逆に接続することにより可能であ
る。
以上のような制御を行なうことによって、除湿機の能力
が必要以上に大きな装置を設置しなくても、加温機と併
用することによりあらゆる気象条件に対応した効率的な
除湿乾燥が可能となる。また、送風機の出力に湿度セン
サー6aを取付けて最終湿度を管理すれば、送風機のモー
タ、コンプレッサ等の温度不定の排熱を利用することも
できる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものであるから、乾燥装
置は独自に加温機、除湿機を作動・停止させるので、そ
のときの気象条件にかかわらず外気から必要雰囲気値に
沿った空気を容易につくり出すことができ、この乾燥用
の空気を連続して送風するので、過乾燥もなく高品質に
穀物を乾燥することができる。また、独自に加温機、除
湿機を制御できるので、加温機または、除湿機のうちい
ずれかを使用しない場合には作動または停止させて電力
を効率よく使用し、経費節減を果たすことができる。ま
た加温機または、除湿機を停止することによる余剰電力
を送風機等に使用して乾燥効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
本図は本発明の実施例を説明するための乾燥装置の模式
図である。 1……加温機 2……除湿機 3……送風機 5……温度センサー 6,6a……湿度センサー 7……コントロール装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加温機、除湿機、送風機を含む乾燥装置に
    取り入れる外気の温度および湿度を検知し、該検知デー
    タをあらかじめ設定された必要雰囲気値と比較し、該比
    較データに応じて加温機、除湿機、送風機を選択的に稼
    働または停止させ、前記外気を前記乾燥装置に通過させ
    て前記必要雰囲気値に沿う空気に調整して穀物層に供給
    することを特徴とする穀物の除湿乾燥制御方法。
JP1232323A 1989-09-07 1989-09-07 穀物の除湿乾燥制御方法 Expired - Lifetime JPH0772666B2 (ja)

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