JPH0772594A - カセット用パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、異なるサイズのカセットを
保持するパレットを提供することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明のパレ
ットは、一対の側壁（１７、１９、３７、３８）と、前
方壁と、後方壁（２１、３５）とを有する、少なくとも
異なる２つのサイズのカセット（１４、３０）を保持す
るためのパレット（１０）において、カセット（１４、
３０）を支持するための支持面（１２）と、支持面（１
２）に配置されたカセット（１４）の、側壁（１７、１
９）の一方を位置決めするための第１の内側壁（１６）
と、他方の側壁（１９）を位置決めするための第２の内
側壁（１８）と、カセット（１４）の後方壁（２１）を
位置決めするための第３の内側壁（２０）と、小型の第
２のサイズのカセット（３０）の後方壁（３５）を位置
決めする後退可能な手段を具備する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カセットを保持し移送
するためのパレットに関し、特に、異なるサイズの、コ
ンピュータ制御された放射線写真に使用される種類のカ
セットを容易に保持するパレットに関する。

【０００２】

【従来の技術】マガジンからフィルムシートを取り出す
機械が米国特許公報第４８７８７９９号に開示されてい
る。特に、該機械は、複数のマガジンを支持する移動可
能な、鉛直方向に互いに離隔して配置された複数のトレ
ーを有する機械として開示されている。前記トレーは、
ユニットとして鉛直方向に移動可能な昇降装置により支
持されている。特定の鉛直位置において、トレーおよび
マガジンは、該マガジン内のシートを吸引カップにより
取り出し可能な取出位置にある。取り出されたシート
は、露出のためのカセットまたは写真装置に送給され
る。

【０００３】コンピュータ制御の放射線写真において、
光誘導型(simulable) 蛍光シートまたは剛性の蛍光板等
の写真要素は露出されて潜像を形成する。露出された写
真要素は読み取り装置に取り出され、該読み取り装置に
おいて誘導されて光のパターンを形成する。この光のパ
ターンは読み取られ記録される。前記写真要素は消去さ
れて再び記録される。前記写真要素を収めたカセット
を、露出装置から読み取り装置に手操作により移送し、
かつ、読み取り装置に手操作により挿入することが一般
的である。操作者は、像が読み取られ、写真要素が消去
されて操作者に戻されるのを待機する。この方法はそれ
自体充分であるが、操作者は長い時間、作業に拘束され
る。読み取り装置が相対的に緩慢に写真要素を読み取
り、消去する場合には、作業時間が増加し、そしてこれ
は１分以上要する場合もある。自動ローダによるカセッ
トの読み取り装置への送給を可能とする方法により、操
作者の作業時間を短縮することは望ましい。

【０００４】カセットを読み取り装置へ自動的に送給す
るための装置が、また、従来技術で開示されている。典
型的に、該装置は移動可能な複数の位置を具備してお
り、カセットを受渡し位置を通過させて移動する。この
受渡し位置において、カセットが前記読み取り装置に送
給され、前記写真要素が処理される。このカセットが前
記読み取り装置に対して正確に位置決めされ、前記写真
要素の容易、かつ正確な取り出しを可能とすることは望
ましい。また、カセットの重量を可及的に低減すること
は望ましい。１より多数の異なるサイズを前記自動ロー
ダに収納するために、異なるサイズのカセットを保持す
る種々のサイズのパレットを準備することが示唆されて
きた。然しながら、こうしたパレットには、１つのサイ
ズに制限され、かつパレットとカセットの組み合わせ体
に相当の重量増を招くものもある。或いは、１より多数
のサイズのカセットを保持するパレットも示唆されてき
た。然しながら、こうしたパレットを準備することに関
しては、パレットが自動装填プロセスを阻害する問題
や、或いは、カセットとパレットを前記読み取り装置に
対して正確に並設して位置決めしなければならい問題が
ある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異な
るサイズのカセットを保持する、新規の構成によるパレ
ットを提供して、従来技術の問題点を解決することにあ
る。このパレットは、カセットの取扱を簡単化し、カセ
ットを読み取り装置に準備する作業時間を短縮し、使用
が簡単で、コストが低く、着座位置にあるパレットを読
み取り装置に提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明によれば、一対の側壁と、前部壁と、後部
壁とを有する、少なくとも異なる２つのサイズのカセッ
トを保持するためのパレットが提供される。このパレッ
トは、前記カセットを支持するための支持面と、前記支
持面に配置された前記カセットの、前記側壁の一方を位
置決めするための第１の内側壁とを具備している。前記
第１と第２と内側壁により第１のサイズのカセットを保
持するための第１の凹部が形成される。前記パレット
は、更に、第２のサイズの凹部を、前記第１の凹部の領
域内に形成するための後退可能な手段を具備している。
本発明の他の目的、利点は以下の実施例の記載から明ら
かとなる。

【０００７】

【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発
明をより詳細に説明する。図１から図１７を参照して、
本発明によるパレット１０を説明する。図示するよう
に、パレット１０は、好ましくは、容易に成形される材
料から一体的に形成されている。図示する実施例では、
パレット１０は、注型可能なプラスチック材料から、Ｒ
ＩＭプロセスや、射出成形法その他の成形技術を用いて
成形されている。図示する実施例では、ジュローメータ
ー硬度の高いポリウレタンプラスチックが使用されてい
る。

【０００８】パレット１０は、カセット１４を支持する
ための概ね矩形の支持面１２を具備している。支持面１
２は、外側の側壁９、１１、１３、１５を形成する外周
部を有している。側壁９、１１、１３、１５により形成
される、パレット１０の大きさは、自動ローダが受承す
る最も大きなカセットの大きさと概ね等しい。この場
合、カセットを保持するパレットは単にカセットを意味
する。カセット１４（図４参照）は、像が形成された写
真要素を保持するように構成されている。図示する実施
例では、カセット１４は、光誘導型の蛍光シートまたは
蛍光板を保持するように構成されている。前記シートま
たは蛍光板は、前記カセットから取り出すことができ
る。パレット１０は、更に、第１の内側壁１６を具備し
ている。第１の内側壁１６は、前記支持面に隣接して配
置されており、カセット１４の第１の側壁１７の位置決
めをする。第２の内側壁１８が、また、パレット１０に
設けられている。第２の内側壁１８は、カセット１４の
第２の側壁１９の位置決めをする。前記パレットは、更
に、第３の内側壁２０を具備している。第３の内側壁２
０は、カセット１４の後部壁２１を位置決めする。第１
と第２と第３の内側壁１６、１８、２０は、第１の大き
さを有するカセット１４を収納、保持するための凹部２
２を形成する。カセットの外囲に沿って典型的に設けら
れた、うね部を受承するために、連続して狭く形成され
た溝部２４が、内側壁１６、１８、２０に隣接して設け
られている。内側壁１６、１８、２０の高さＨは、カセ
ット１４の頂面がパレット１０と面一となるように、或
いはパレット１０から僅かに上方に突出するように選定
される。これにより、カセット１４の頂面が位置決め面
として作用し、該カセットから写真要素を取り出して、
隣接して配置された読み取り装置へ移送する装置に対し
て、カセット１４を正確、かつしっかりと位置決めする
ことが補助される。

【０００９】カセット１４を凹部２２内に強固に保持
し、カセットを内側壁１８へ押接するための手段が設け
られている。図示する実施例では、複数の押接手段２６
が内側壁１６において凹部２２内に設けられている。押
接手段２６の各々は、外筒２７を具備している。外筒２
７の中にはバネ２９が収められている。バネ２９は、外
筒２７の先端に捕らえられたボール３１を付勢する。押
接手段２６は、カセット１４の側壁１９に押接力が作用
するように側壁１６に配置される。然しながら、この押
接力は、簡単に押し戻ことが可能なように充分に小さく
する。適当な押接手段が、カリフォルニア州、バーホー
ク市、バリー通り２３３３番地（2333 Valley Street,
Burhawk, California ）所在のブライア（Vlier ）から
市販されている。

【００１０】パレット１０は、また、第２のサイズのカ
セットを支持面１２の上に支持するための手段を備えて
いる。図５に、カセット１４よりも小型のカセット３０
を保持しているパレット１０の平面図を図示する。特に
パレット１０には、当接部３２が後退可能に取り付けら
れている。図示する実施例では、当接部３２は、図３に
示す第１の位置と、図５に示す第２の位置との間で摺動
自在となっている。第１の位置において、カセット１４
が支持面１２の上に支持され、第２の位置において、カ
セット１４よりも小型のカセット３０が、支持面１２の
上に支持されるようになっている。当接部３２は、カセ
ット３０の後部壁３５に対して位置決め作用をなす係合
面３４を具備している。カセット３０の他の側壁３７、
３８は、隣接する内側壁１６、１８により位置決めされ
る。内側壁１６、１８および当接部３２の組み合わせに
より、カセット３０を受承して正しい位置に保持する凹
部３６が形成される。内側壁１６、１８に隣接する溝部
２４を連結する溝部３９が設けられている。溝部３９
は、係合面３４と概ね平行に形成されており、凹部３６
用に形成されたカセット３０の後方うね部を受承するよ
うになっている。

【００１１】当接部３２は、当接部３２を図３、５に示
す各々の位置に係止するための手段を具備している。図
示する実施例では、当接部３２は、押接手段４０を保持
する凹部を具備している（図１１参照）。押接手段４０
は、構成、作用の点において押接手段２６と同様であ
る。押接手段４０は、ボール４１を有している。ボール
４１はパレットの面設けられた凹部４２または４４の一
方と係合する。当接部３２が第１の位置にあり、カセッ
ト１４を支持面１２に装着可能な間は、押接手段４０の
ボール４１は凹部４２に係合する。押接手段４０のバネ
４３が、当接部３２を正しい位置に保持する。然しなが
ら、当接部３２を図５に示す位置にスライドさせること
により、バネ４３による付勢力は簡単に降伏する。こう
して、バネにより付勢されたボール４１は、凹部４２か
ら出て、凹部４２、４４を連結する浅い溝部４５に沿っ
て凹部４４に到達するまで移動し、次いで凹部４４に着
座して、当接部３２を第２の位置に係止する。これは、
当接部３２を２つの位置の一方に係止する簡単な方法を
提供する。上記当接部を２つの位置に係止するために、
他の様々な手段を備えてもよい。

【００１２】本発明のパレット１０は、自動ローダおよ
び読み取り装置と共に使用するように構成されており、
個々のカセットが、自動ローダに堆積された複数のカセ
ットから取り出されると共に、自動ローダに隣接して配
置された読み取り装置に自動的にカセットが送給され
る。こうした構成では、写真要素が正確に取り出され、
かつ読み取られてカセットに戻されることが可能なよう
に、カセットが正しく位置決めされることが重要であ
る。従って、カセットが適切に位置決めされることが著
しく重要である。種々のサイズのカセットを保持するパ
レットを使用する場合に、これを達成することはより困
難となる。従って、前記読み取り装置に対する適切な位
置決めを阻害しないパレットが重要である。異なるサイ
ズのカセットを収納するために、カセットを位置決めし
クランプする前記装置は、カセット１４の頂面との整合
と、カセット１４の一側面の位置決めに依存している。
従って、既述のとおり、前記パレットは、前記カセット
の頂面４８が、前記パレットの隣接する側壁と面一をな
し、或いは側壁から僅かに突出するように構成されてい
る。また、内側壁１８を形成するパレット１０の部分
が、可及的に薄く形成されていることが重要である。内
側壁１８の厚さＴは、好ましくは、３．１７５ｍｍ
（０．１２５ｉｎ）である。

【００１３】前記パレットは、好ましくは、装置全体に
大きな重量増を与えない。こうして、前記自動ローダ
が、隣接する前記読み取り装置にカセットを準備するに
当たって支持する全重量に対して、パレット１０は大き
な重量増を与えないが充分な強度を有している。更に、
パレット１０およびカセットの重量が、前記自動ローダ
が保持する最大のカセットの重量を超過せず、かつ、カ
セットを有するパレットの重心が、パレットの概ね中央
領域にくるように構成して、パレット１０およびカセッ
ト集成体を容易に取り扱えるようにすることが望まし
い。従って、前記パレットの底部には、図２に示すよう
な、窪んだ欠切部４９が形成されている。図示する実施
例では、パレット１０は、自動ローダで使用するように
構成されている。該自動ローダは、離隔して配置された
一対のコグベルトを具備しており、該コグベルトの各々
は、複数のカセットまたはカセットを装着したパレット
を支持するように形成された複数の棚板を有している。
図１３から図１７に離隔配置された一対の棚板５８に支
持されたパレット１４を示す。棚板５８は、離隔配置さ
れた一対のコグベルト５２に固着されている。棚板５８
は、前記カセットの下側において距離Ｄの幅を以て、同
カセットの前縁から後方に距離Ｄ１の位置から延設され
ている。上記前縁からの距離Ｄ１により、カセットとパ
レットが係合して、カセットおよびパレットを、例えば
読み取り装置に移動させることを妨害しない領域が形成
される。前記カセットの側部と係合する係合手段は、一
対のピンチローラー集成体により構成することができ
る。該係合手段は、同時係属中の「カセットおよび／ま
たはパレット用の自動ローダ」に記載されている。既述
した通り、パレットは、前記自動ローダに装填され、そ
してカセットとパレットの組み合わせ体をクランプする
ことを妨害しないように、できるだで薄型の形成するこ
とが望ましい。パレット１０には、同、パレットの下側
において前記棚板５８が延設されている領域に凹部６０
が形成されている。この領域において、支持面１２は厚
さＴを有している。厚さＴは、パレット１０の構造保全
性を阻害しない限り、できるだけ薄くする。図示する実
施例では、厚さＴは、２．０３２ｍｍ（０．０８ｉｎ）
である。クランプ領域において、パレット１０は厚さＴ
１を有している。厚さＴ１は、コンベアの棚板領域の厚
さＴよりも厚くなっており、パレット１０の構造的な安
定性が高くなるようになっている。厚さＴおよびＴ１
は、パレットの底が前記棚板の底面の下側に突出せず、
前記コンベアにおいて下側に隣接する位置の空間を侵さ
ない厚さにより制限される。図示する実施例では、厚さ
Ｔ１は４．５ｍｍ（０．１６５ｉｎ）である。前記パレ
ットがクランプ顎６１、６３の間に移動すると、図１６
に示すように、隣接する読み取り装置に装填される準備
が調う。パレット１０の後部６５（図２参照）は、該パ
レットが前記クランプ顎に挟持されたときに、上方また
は下方に僅かに傾斜していると、コグベルト５２に接触
し易い部分であるので、この領域の厚さを薄くしてもよ
い。これは、本質的に、読み取り装置へ伝達される振動
の低減に寄与する。

【００１４】既述したとおり、パレット１０は全体とし
て、前記自動ローダおよび読み取り装置が受承する第１
のカセットのサイズを有している。従って、前記自動ロ
ーダおよび読み取り装置の双方は、前記パレットとカセ
ットの組み合わせ体を、受承する最大のカセットとして
取り扱う。

【００１５】図１８から図２０に、本発明によるパレッ
ト２１０を示す。パレット２１０は、パレット１０と似
ていおり、同様の要素には同じ参照番号を付して説明す
る。この実施例では、内側壁１８は取り除かれており、
カセットの側部１９が該パレットの側端２１４と面一を
なし、或いは側端２１４から外方に突出するようになっ
ている。これにより、前記読み取り装置は、同じ方法に
より、パレットを使用していないかの如くカセットの側
部に対して位置決め可能となる。この実施例では、カセ
ットを、パレット２１０にしっかりと正しい位置に保持
するために、バネ式のクリップ２１６が保持クリップ２
１８と共に使用される。保持クリップ２１８は、パレッ
ト２１０の支持面１２に設けられている。

【００１６】

【発明の効果】本発明により、異なるサイズのカセット
を保持するためのパレットが提供される。このパレット
は、カセットの取扱を簡単化し、カセットを読み取り装
置に準備するために必要な作業時間が短縮される。該パ
レットは、使用が容易で、製造コストが低く、着座位置
にあるパレットを読み取り装置に提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるパレットを上方から見た斜視図で
ある。

【図２】図１のパレットを下方から見た斜視図である。

【図３】図１のパレットの平面図である。

【図４】図３と同様の図であり、パレットに保持された
第１のサイズのカセットを示す図である。

【図５】図３と同様の図であり、パレットに保持された
第２のサイズのカセットを示す図である。

【図６】図４において矢視線ＶＩ−ＶＩに沿う断面図で
ある。

【図７】図５において矢視線ＶＩＩ−ＶＩＩに沿う断面
図である。

【図８】図７の拡大図である。

【図９】図７と同様の図であり、パレットに保持された
カセットを取り外して示す図である。

【図１０】図９の拡大図である。

【図１１】図３において矢視線ＸＩ−ＸＩに沿う断面図
である。

【図１２】図３において矢視線ＸＩ−ＸＩに沿う断面図
である。

【図１３】図１２のパレットの底面図であり、自動ロー
ダに装填されたパレットを示す図である。

【図１４】図１２の側面図である。

【図１５】図１３においてＸＶで示す部分の拡大図であ
る。

【図１６】図１３においてＸＶで示す部分の側面図であ
る。

【図１７】コグベルトに配置された図１３のパレットを
下方から見た斜視図である。

【図１８】本発明によるパレットの変形実施例の平面図
である。

【図１９】図１８において矢視線ＩＸＸ−ＩＸＸに沿う
断面図である。

【図２０】図１８の拡大斜視図である。

【符号の説明】

１０…パレット １２…支持面 １４…カセット １６…第１の内側壁 １７…カセットの側壁 １８…第２の内側壁 １９…カセットの側壁 ２０…第３の内側壁 ２２…第１の凹部 ３０…カセット ３６…第２の凹部 ３７…カセットの側壁 ３９…カセットの側壁

フロントページの続き (72)発明者 ウェイン ジョセフ アーセンオルト アメリカ合衆国，ニューヨーク 14618, ロチェスター，メドー ロード 45 (72)発明者 ジェフリー ジェームズ ヤスコー アメリカ合衆国，ニューヨーク 14589, ウィリアムソン，サーモン クリーク ロ ード 6976 (72)発明者 トーマス デイル ベーカー アメリカ合衆国，ニューヨーク 14487, リボニア，イースト レイク ロード 2971

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の側壁（１７、１９；３７、３８）
   と、前部壁と、後部壁（２１、３５）とを有する、少な
   くとも異なる２つのサイズのカセット（１４、３０）を
   保持するためのパレット（１０）において、 前記パレット（１０）は、前記カセット（１４、３０）
   を支持するための支持面（１２）と、 前記支持面（１２）に配置された前記カセット（１４）
   の、前記側壁（１７、１９）の一方を位置決めするため
   の第１の内側壁（１６）と、 前記カセット（１４）の他方の側壁（１９）を位置決め
   するための第２の内側壁（１８）と、 前記カセット（１４）の後部壁（２１）を位置決めする
   ための第３の内側壁（２０）とを具備し、 前記第１と第２と第３の内側壁（１６、１８、２０）に
   より第１のサイズのカセット（１４）を保持するための
   凹部（２２）が形成され、 前記パレットは、更に、第１のサイズよりも小型の第２
   のサイズのカセット（３０）を保持するための第２の凹
   部（３６）を、前記第１の凹部（２２）の領域内に形成
   すると共に、小型の第２のサイズの前記カセット（３
   ０）の後部壁（３５）を位置決めするための後退可能な
   手段を具備し、 非作用位置にあるとき、前記後退可能な手段が前記第１
   の凹部（２２）の外部にあるように構成されたパレット
   （１０）。
2. 【請求項２】 一対の側壁（１７、１９、３７、３８）
   と、前部壁と、後部壁（２１、３５）とを有する、少な
   くとも異なる２つのサイズのカセット（１４、３０）を
   保持するためのパレット（１０）において、 前記パレット（１０）は、前記カセット（１４、３０）
   を支持するための支持面（１２）と、 前記支持面（１２）に配置された前記カセット（１４）
   の、前記側壁（１７、１９）の一方を位置決めするため
   の第１の内側壁（１６）と、 前記カセット（１４）の他方の側壁（１９）を位置決め
   するための第２の内側壁（１８）とを具備し、前記第１
   と第２の内側壁（１６、１８）により第１のサイズのカ
   セット（１４）を保持する凹部（２２）が形成され、 前記パレットは、更に、作用位置と非作用位置との間で
   移動するように、前記第１の内側壁（１６）に沿う所定
   の位置において、前記パレットに後退可能に設けられた
   突出部（３２）を具備して構成され、 前記突出部（３２）が作用位置にある間、前記第１と第
   ２の内側壁（１６、１８）と前記突出部（３２）とによ
   り、第１のサイズのよりも小型の第２のサイズのカセッ
   ト（３０）を保持するための第２の凹部（３６）が形成
   され、かつ、前記突出部により小型の第２のサイズのカ
   セットの前記後部壁（３５）を位置決めするための面が
   形成され、 前記突出部（３２）が非作用位置にある間、前記突出部
   が、前記第１の凹部の外部に配置されるように構成され
   たパレット（１０）。
3. 【請求項３】 更に、前記突出部（３２）を作用位置と
   非作用位置とに係止するための手段を具備している請求
   項１または２に記載のパレット（１０）。