JPH0772479B2 - 防水シート敷設施工法 - Google Patents

防水シート敷設施工法

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JPH0772479B2
JPH0772479B2 JP1176298A JP17629889A JPH0772479B2 JP H0772479 B2 JPH0772479 B2 JP H0772479B2 JP 1176298 A JP1176298 A JP 1176298A JP 17629889 A JP17629889 A JP 17629889A JP H0772479 B2 JPH0772479 B2 JP H0772479B2
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waterproof
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JP1176298A
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明男 生田
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株式会社ケー・エフ・シー
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトンネル、立坑、水路、ごみ廃棄場等の防水ま
たは遮水に好適な防水シート敷設施工法、詳しくは熱融
着性の防水シートを屋根瓦状にオーバラップさせて施工
個所に張り、そのオーバラップ部を溶接機により該部の
長さ方向沿いに帯状に溶着してつなぎ合せる防水シート
敷設施工法に関する。
従来の技術とその問題点 このような方式の防水シート敷設施工の従来法は、防水
シートを施工個所に屋根瓦状にオーバラップさせて張る
のに、碁盤目状に並ぶ態様で防水シートをオーバラップ
させる仕様をとっている。このため防水シートの隅部が
四枚重ねのオーバラップとなって(第7図参照。同図で
符号(11′)が隅部を示す。)、そこにシート重なり厚
みが急激に変わる段差が生じ、溶接機による溶着が不良
となることが多かった。溶着が不良であれば、漏水を来
たす。四枚重ねのオーバラップの上から別のシート片を
重ねて溶着することも行われたが、漏水は防ぎ切れてい
ない。
本発明の目的は、上記のような不都合なしに、防水シー
ト隅部の溶着を旨く行うことができる前述様式の防水シ
ート敷設施工法を提供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明の上記目的は、次の方法によって達成される。
熱融着性の防水シートを屋根瓦状にオーバラップさせて
施工個所に張り、そのオーバラップ部を溶接機により該
部の長さ方向沿いに帯状に溶着してつなぎ合せる防水シ
ート敷設施工において、防水シートの隅部についてオー
バラップが二枚の相互に重なる防水シート端部と他の一
枚の防水シート端部との三枚重ねとなるよう、防水シー
トを敷設し、オーバラップ部を溶着するのに、相互に重
なる二枚の防水シートのオーバラップ部を溶着し、次い
で防水シート隅部に相当する個所において当該オーバラ
ップ部の溶着部に隣接する非溶着耳部を付け根から面取
り状に切除した後、他の一枚の防水シートの端部を重ね
て溶着するという仕様で行うことを特徴とする防水シー
ト敷設施工法。
実施例 次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
施工対象、例えばトンネル地山の一次覆工面である吹付
けコンクリート(a)面に張った不織布(b)の上から
熱溶着性の防水シート(1)を経,緯方向について屋根
瓦状にオーバラップさせて張る。その際、防水シート
(1)の隅部(11)についてオーバラップが二枚の相互
に重なる防水シート端部と他の一枚の防水シート端部と
の三枚重ねとなるよう、防水シート(1)を第1図に示
すようにずらせて敷設する。
防水シートのオーバラップ部を溶着するための溶接機と
しては、例えば第6図に示す溶接機(c)を適用でき
る。該溶接機(c)は、把っ手(d)での手持ちの下、
モータ駆動による車輪(e)〔一部のみ図示〕の作動で
自力移動するタイプのものであり、また防水シートのオ
ーバラップ部を挾圧するためのピンチロール(f)
(f)、及び溶接機(c)の移動方向について前方側で
ピンチロール(f)(f)に近接する電力発熱型の熱ご
て(図示せず)を有し、第6図の矢符方向に移動しつ
つ、前記熱ごてにより防水シートの所要部位を熱し、ピ
ンチロール(f)(f)による挾圧で防水シートのオー
バラップ部を溶着するようになっている。また溶接機
(c)は、溶着される二枚の防水シートのオーバラップ
部を上記ピンチロール(f)(f)に挾圧するべく、下
側に重なる防水シート(1−1)端部及び上側に重なる
防水シート(1−2)端部を左右入れ違い状に差し入れ
得るフレーム構造になっていると共に、従来がそうであ
ったと同様に、前記の自力移動時、熱ごてが二枚の重な
った防水シートの耳部と耳部の間を移動し、これを熱す
る。
防水シート(1)(1)(1)…の経,緯のオーバラッ
プ部(12)(13)を溶接機(c)により該部(12)(1
3)の長さ方向沿いに帯状に溶着する。詳しくは、防水
シート(1)の敷設が緯方向について先行されるとすれ
ば、その緯に並ぶ防水シート(1)と(1)のオーバラ
ップ部(12)を溶着してから、経方向についてオーバラ
ップされている防水シート(1)の端部つまりオーバラ
ップ部(13)を溶着する(第2図参照)。
緯又は経方向につき二枚がオーバラップされた防水シー
ト(1)(1)のオーバラップ部(12)には、前記溶着
で第3図に示す如く、溶着部(14)に隣接して非溶着耳
部(16)(16)が残る。
上記オーバラップ部(12)(13)の溶着は、先行して敷
設された相互に重なる二枚の防水シート(1)(1)の
オーバラップ部(12)の溶着に次いで、オーバラップ部
(13)の溶着を行うに当り、防水シート隅部(11)に相
当する個所においてオーバラップ部(12)の溶着部(1
4)[第3図参照]に隣接する非溶着耳部(16)(16)
[第3図参照]を第4図に示すように、付け根から面取
り状に切除した後、他の一枚の防水シート(1)端部を
重ねて、オーバラップ部(13)を溶着(第5図参照)す
るという仕様で行う。前記非溶着耳部(16)(16)は第
4図では鎖線で示す部分がそれである。符号(15)[第
2図参照]は前記の切除で形成された面取りを示してい
る。経方向について防水シート(1)の敷設が先行され
る場合も、前記仕様に準じて、即ち緯に延びるオーバラ
ップ部の溶着、その溶着部のシート隅部相当個所につい
ての前記と同様な面取り、他の一枚の防水シート端部を
重ねて溶着するという仕様で行えばよい。
作用 上記のように本発明においては、相互に端部が重なる二
枚の防水シートのオーバラップ部の溶着に次いで、防水
シート隅部に相当する個所において、当該溶着部に隣接
する非溶着耳部を付け根から面取り状に切除した後、こ
れに他の一枚の防水シート端部を重ねて溶着するという
仕様をとっている。これによると、前記他の一枚の防水
シートのオーバラップ部は、防水シート隅部に相当する
個所でトンネル地山側の防水シートとも溶着されること
になり、前記非溶着耳部のうちトンネル坑内側のもの
(第3図で左側の非溶着耳部)に相当する個所に通水空
間ができるのを回避できる。これと異なり非溶着耳部が
あると、第3図左側の非溶着耳部はトンネル坑内側の防
水シートとは溶着されるが、当該非溶着耳部の背面(地
山側の面)は溶着機の熱ごてが通過しないので、この耳
部背面の防水シート隅部に相当する個所に通水空間を生
ずる。通水空間ができると、これを通じて前記他の一枚
の防水シートのオーバラップ部に漏水を発生する。本発
明ではまた防水シートを屋根瓦状にオーバラップさせて
張るのに、防水シート隅部についてオーバラップが二枚
の相互に重なる防水シート端部と他の一枚の防水シート
端部との三枚重ねとなるように防水シートを敷設するの
で、防水シート隅部につき従来の四枚重ねのオーバラッ
プの場合と異なり、溶接機による溶着を円滑に行い、良
好な溶着が得られる。
発明の効果 本発明によれば上記の如く、従来技術による不都合なし
に、冒頭に述べた様式の防水シート敷設施工において、
防水シート隅部の溶着を旨く行うことができるのみなら
ず、防水シート隅部での三枚重ねのオーバラップ部にお
ける通水空間の形成を回避し、該部での水漏れをなくし
得る効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る防水シート敷設のオーバラップの
態様例を示す正面図、第2図は本発明における面取りを
示す斜視図、第3図はオーバラップ部を溶着した二枚の
防水シート隅部の非溶着耳部切除前の断面図、第4図は
同隅部の面取り後の断面図、第5図は面取り後の同上溶
着部に他の一枚の防水シート端部を溶着した状態を示す
断面図、第6図は本発明で用いる溶接機の一例の概要を
示す斜視図、第7図は従来の防水シート敷設のオーバラ
ップの態様を示す正面図である。 (1)……防水シート、(11)……防水シート隅部、
(12)(13)……オーバラップ部、(14)……溶着部、
(15)……面取り、(16)……非溶着耳部、(a)……
トンネル地山の吹付けコンクリート面、(b)……不織
布、(c)……溶接機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱融着性の防水シートを屋根瓦状にオーバ
    ラップさせて施工個所に張り、そのオーバラップ部を溶
    接機により該部の長さ方向沿いに帯状に溶着してつなぎ
    合せる防水シート敷設施工において、防水シートの隅部
    についてオーバラップが二枚の相互に重なる防水シート
    端部と他の一枚の防水シート端部との三枚重ねとなるよ
    う、防水シートを敷設し、オーバラップ部を溶着するの
    に、相互に重なる二枚の防水シートのオーバラップ部を
    溶着し、次いで防水シート隅部に相当する個所において
    当該オーバラップ部の溶着部に隣接する非溶着耳部を付
    け根から面取り状に切除した後、他の一枚の防水シート
    の端部を重ねて溶着するという仕様で行うことを特徴と
    する防水シート敷設施工法。
JP1176298A 1989-07-06 1989-07-06 防水シート敷設施工法 Expired - Lifetime JPH0772479B2 (ja)

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JPH0339599A JPH0339599A (ja) 1991-02-20
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