JPH0771634A - 自動ガス流路閉鎖装置 - Google Patents

自動ガス流路閉鎖装置

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JPH0771634A
JPH0771634A JP24358493A JP24358493A JPH0771634A JP H0771634 A JPH0771634 A JP H0771634A JP 24358493 A JP24358493 A JP 24358493A JP 24358493 A JP24358493 A JP 24358493A JP H0771634 A JPH0771634 A JP H0771634A
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JP
Japan
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gas
gas flow
flow path
temperature rise
deformed
Prior art date
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Pending
Application number
JP24358493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takemura
徹 武村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0771634A publication Critical patent/JPH0771634A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス流路近傍の異常加熱によるガスの噴出に
よる火災の発生を容易に防止し得るガス流路自動閉鎖装
置を得ること。 【構成】 ガス管内の異常加熱を受け易い箇所に、異常
加熱により軟化変形するか、粘性流体化する物質を、ガ
ス流路を確保した状態で配設し、その近傍に、耐熱性の
多孔質材料を配設し、ガス流路の異常加熱により危険な
状態が発生した際に、軟化変形もしくは、粘性流体化し
た物質が、耐熱性の多孔質材の目を塞ぐことによりガス
流路を閉鎖させる機能をもたせたことを特徴とするガス
自動閉鎖装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、災害予防もしくは、災
害の拡大を防止するための自動ガス流路閉鎖装置に関す
る。さらに詳しくは、ガス輸送路が火災の発生等による
温度上昇によって危険な状態になった時、ガスの輸送路
が加熱される事によって、ガスの輸送路が自動的に閉鎖
され、火災の発生やその拡大を防ぐことができる自動ガ
ス流路閉鎖装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生活の向上とともに、電気やガスが色々
と便利に幅広く使われている一方、その普及が進むにつ
れて、電気やガスによる災害も増えてきている。ガスは
火災の発生や爆発の危険性から、とくに高層住宅におい
ての使用が懸念され、より危険性の少ない電気が使われ
るようになって来ている。ガスの危険なところは、ガス
管が外れたり、ガス流路の異常加熱によりガスチュ−ブ
が溶けたりした場合に、可燃性のガスが吹きだしてくる
ところにある。
【0003】このようなガスによる災害発生防止対策も
色々と立てられており、例えば、ガスチュ−ブがガス管
から外れた場合の対策としては、自動ガスストッパ−が
開発されており、また、ガス器具の消し忘れ防止法とし
ては、タイマ−により一定時間後にガス器具へのガスの
供給を断つ自動停止栓などが開発されている。また、ガ
ス管やガスチュ−ブのようなガスの流路を構成している
材料を、ガス流路の温度上昇時に変形させ、ガスストッ
パ−に変身させる事によって、危険な可燃性のガスの噴
出をストップさせる方法がある。具体的には、ガス管も
しくはガスチュ−ブ等の内壁部分を、温度上昇によって
発泡する材料で構成されたものにて構成したガス配管に
使用するものである。このような方法によって、ガスの
流出を止める事に関しては、すでに、特公昭63−56
191号公報、特公平2−25995号公報において、
開示されている。この方法は災害の拡大を防ぐ上で、ガ
ス管のどの部分においても、温度さえ上がれば、ガスの
供給をストップ出来ることで、なかなか優れたものとい
える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガスを使用する際の恐
ろしい点は、火災の時にも人為的にガス遮断操作を行な
わない限り、連続的に可燃ガスが供給され、その状況に
よってはガス爆発を引き起こし、大きな災害に結びつき
やすい事である。ガス供給雰囲気が高温の状態におかれ
た場合、ガスの供給が確実に停止される事、しかも特別
に高価な装置を用いなくてもガス配管そのものがそのよ
うな機能を有していれば、災害の発生はかなり減らせる
はずである。このような機能を備えたガス流路は、その
加熱場所がどこであっても、作動する点で優れている。
また、ガスチュ−ブもしくはガス管の全体にわたって当
該機能を保有したものはその製造の立場からは、連続生
産が行なえる点でも優れているが、配管、チュ−ブ等の
コストがかなりかかる事、そして、とくに柔軟性のチュ
−ブの場合などは、発泡性物体に効率的な発泡性能をも
たせる以外に、チュ−ブの変形にこれらの物体が追随出
来る性能を備えていることが必要となる。さらに、ガス
ホ−スと口金とを接続する場合には、当該接続部分での
ガス漏れが起こらないように、それなりの柔軟性および
強靱さが要求され、これら要求性能を満たしたガスホ−
ス、ガス管の開発は極め難しい現状にある。
【0005】そこで本発明は、ガスチュ−ブまたはガス
管の加熱される確率の高い所に容易に設置でき、さらに
は、使用するガス流路閉鎖用の管閉鎖用素材がかなり自
由な状態で使え、コスト的に有利に使える。自動ガス流
路閉鎖材を先に発明し、実願平4−58045号として
出願したが、この自動ガス流路閉鎖材は、発泡剤を必要
とした事、発泡剤を使用する事で、樹脂の流動性が高ま
ることと、発泡材の使用量が少ない場合、温度が高く、
発泡材の流動性が非常に高まる場合には、効果の持続性
が短い事も起こり得るという難点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、以
上の点を勘案し、さらに実用性を高め得た自動ガス流路
閉鎖装置を開発することを目的として検討した結果、本
発明を完成したものであり、その要旨とするところは、
温度上昇により軟化変形し、または粘性流体化する物質
を、ガスの流路を確保した状態で、ガス流路内に設置
し、ガス流路の該物質の配設部近傍に、多孔性材料を配
設し、ガス流路の温度上昇により危険な状態が発生した
場合、その昇温により軟質変形または粘性流動化した物
質が、ガス流路に設置した多孔性材料の目を塞ぐことに
より、ガス流路を閉塞する機能をもたせたことを特徴と
する自動ガス流路閉鎖装置にある。
【0007】本発明は、ガス管の繋ぎ目やガス栓等、ま
た、種々なガス器具のガスの流路に、異常温度上昇時に
流動性を発現する物質およびその捕捉材を配設しガスの
流路を遮断して、危険な可燃性のガスをストップさせる
ものである。本発明で用いる加熱により流動性を発現す
る物質としては必ずしも発泡機能によってその体積を大
きく増加させて、ガス通路を閉鎖させるものである必要
はなく、昇温による粘性流体化もしくは、軟化変形し
て、多孔性物質の多孔部を閉塞しガスの流路を閉鎖させ
るものであればいかなるものをも用い得る。粘性のあ
る、もしくは液状金属のような表面張力の大きな物体は
通過しにくい状況を作り得るものを用いるのがよい。ガ
ス流路に配設した所定の温度に加熱されたとき、融解し
て流動する材料の近傍、例えば、該材料の配設位置より
ガスの出口側に、耐熱性の多孔質材料(細管の束、綿状
体、スポンジ状物等)を配設して、融解して流動性とな
った材料がガスの流れによって多孔質材料の細孔に流れ
込み、細孔を詰めることによりガス流路を閉塞する。ま
た、加熱により流動性を示さない材料であっても、加熱
により柔軟変形性によって、細孔の少なくとも表面を塞
ぐ事によってガスの流れを止める事ができる材料もまた
使用しうる。本発明においては、熱によって融解発泡し
た材料によってガス流路を塞ぐものとは異なり、一般的
に粘性が高く、物質によって多孔質材の細孔を塞ぐもの
であるため、ガス流路閉鎖の持続時間も長くすることが
できる。さらに好ましいことには、発泡条件に左右され
ることがなく、素材の選択幅を広げることができる。
【0008】ガス配管が縦向きでガスの出口が上部にあ
るような場合、該部位に配設した融解流動性もしくは、
柔軟化変形性の材料がガス流路の下部へ落下して、加熱
部分の圏外に移動して、ガス流路閉塞効果が得られなく
なるようなガス流路形状の場合には、融解流動性もしく
は、柔軟化変形性の材料がガス流路内の所定の位置に保
持されるように、融解流動性もしくは、柔軟化変形性の
前後に多孔質材料を配置する事は適宜行うのがよい。融
解流動性もしくは、柔軟化変形性の材料には、多くのプ
ラスチックの中から熱特性を考慮して選べばよい。ま
た、低融点の金属なども用いることができる。
【0009】多孔質材料としては、熱伝導性が良いもの
であることが好ましく、とくに、金属が好ましいが、融
解流動性もしくは、柔軟化変形性の材料の形態変化温度
よりも、耐熱変形性が高いものであればいずれのものを
も使用出来る。粘性流体もしくは軟化変形性材料のガス
流路の昇温による加温が、該材料全体にわたって出来る
だけ短時間で起こるようにするには、多孔質材料として
熱伝導性の高いものを用いるのがよい。
【0010】
【発明の効果】本発明の装置はガス流路近傍の火災発生
にあたって、積極的な消火活動を奏するものではない
が、火災の拡大を最小限に抑える事が出来ることや、ガ
ス栓の閉め忘れや火の消し忘れによる不安を取り除く効
果がある。さらに重要な事は、現在設置されているガス
配管にそれほど手を加えることなく、本装置を設置する
ことができることである。
【0011】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。
【0012】
【実施例1】図1は本発明の自動ガス流路閉鎖装置の概
略を示す側面図であり、一部のガス流路は断面部を含む
ものである。同図中1は溶融性プラスチックを糸条体と
し、毛玉状に集合することにより、ガス流路を確保した
加温により軟化変形または粘性流体化する物質であり、
2、2’はガス管内部に挿入できるように円柱状に成型
した多孔質金属体、3はガス栓である。この自動ガス閉
鎖装置は、何らかの事情により、ガス配管の温度が溶融
性プラスチックの溶融温度以上に上昇すると、当該プラ
スチックが溶融流動して多孔質体側へ移動し、ガス流圧
により多孔質体の多孔質内に充填されて目詰まりを起こ
し、ガス流路のガスの流れを停止させることができた。
【0013】
【実施例2】図2は本発明の自動ガス閉鎖装置の他の態
様を示す、一部断面部を有する側面図である。同図中21
は溶融性プラスチックで作られ、内部にガス流路を確保
した円盤状の溶融性多孔質体であり、22、22' は耐熱性
を備えた金属で作られた多孔質円柱状物で、23はガス栓
である。このガス流路を異常加熱すると、溶融プラスチ
ックで作られた円柱状多孔質体が、溶融し、金属性多孔
質体側へ移動し、金属性多孔質体の多孔部へ充填して、
該多孔質体の目詰まりを起こさせ、ガスの流れを自動的
に停止することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動ガス閉鎖装置の一例を示す側面
図。
【図2】本発明の自動ガス閉鎖装置の他の一例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1、21 ……… 温度上昇により軟化変形又は粘性流体
化するガス流路を備えた物質 2、2'、22、22' ……… 耐熱性多孔質体 3、23 ……… ガス栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度上昇により軟化変形または粘性流体
    化する物質をガスの流路を確保した状態でガス流路に設
    置し、ガス流路の該軟化変形する物質の配置部近傍に、
    耐熱性の多孔性材料を設置し、ガス流路の温度上昇によ
    り危険な状態が生じた際、昇温により軟化変形ないし粘
    性流動化した物質がガスの流路に設置された、多孔性材
    料の目を塞ぐことによりガス流路を閉塞する機能をもた
    せたことを特徴とする自動ガス流路閉鎖装置。
JP24358493A 1993-09-06 1993-09-06 自動ガス流路閉鎖装置 Pending JPH0771634A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5686377A (en) * 1995-01-17 1997-11-11 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Catalyst for purifying exhaust gases
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