JPH0771080A - ログハウス用緊締装置 - Google Patents

ログハウス用緊締装置

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JPH0771080A
JPH0771080A JP5243695A JP24369593A JPH0771080A JP H0771080 A JPH0771080 A JP H0771080A JP 5243695 A JP5243695 A JP 5243695A JP 24369593 A JP24369593 A JP 24369593A JP H0771080 A JPH0771080 A JP H0771080A
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JP
Japan
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coil spring
log
frame body
bottom plate
anchor
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JP5243695A
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JP2514587B2 (ja
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Narimasa Kubo
成昌 久保
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HOKUSHIYUU KK
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HOKUSHIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏にシルログやログなどが膨張している時は
コイルスプリング部が縮み、冬にシルログやログなどが
乾燥して縮む時はコイルスプリング部が伸びることで、
シルログやログが密着状態を保持できるなどの効果を有
するログハウス用緊締装置の提供を目的とするものであ
る。 【構成】 カップラーアンカー2はカップラーアンカー
本体3と、アンカー体4とから構成され、カップラーア
ンカー本体3は底板3Aと、左右板3Bと、天板3Cと
からなる枠体3Dで構成され、アンカー体4は下端に係
止部4Aを有する丸棒体4Bの上端が枠体3Dの底板3
Aの下面中央に連結され、軸ボルト5は丸棒体5Aの上
端に座金5Bが螺合され、丸棒体5Aの下方部分5A1
は枠体3Dを貫通して当該枠体内に引込まれ、下方部分
5A1の外周にはコイルスプリング部5Dが装着され、
コイルスプリング部5Dの下面には下方のダブルナット
5Fが螺合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ログハウス用緊締装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。基礎とこの基礎の上面に積層
されたシルログと、このシルログの上面に積層された適
数段のログとからなるものにおいて、シルログと適数段
のログに対して上端に座金を有する軸ボルトを垂直方向
に貫通させ、当該軸ボルトの下端を基礎内に埋込まれた
カップラーアンカー内に引き込み、かつ、この軸ボルト
の下端に螺合させたナットの締付けにより全体を緊張さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。シル
ログやログは木であるから、冬は乾燥して縮むのでシル
ログやログに隙間が生じ、当該ログハウス内のぬくもり
が外に流失したり、外部の寒風が内部に流入してしま
う。このような弊害に対して、ナットの締付けをするこ
とになるが、軸ボルトの本数が多いのと、当該軸ボルト
の設置箇所によっては、作業員の手の届かない場合があ
り、このナットの締付け作業は大変な手間と時間などを
かけることになる。
【0004】このような弊害を避けるため、ナットの締
付けを最初から強く、例えば800kg程度で行う場合
がある。しかし、これではシルログやログを痛めてしま
い、当該ログハウスの耐久性を著しく低下させてしま
う。
【0005】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、カップラーアンカー2は、カップラーア
ンカー本体3と、アンカー体4とから構成され、カップ
ラーアンカー本体3は、底板3Aと、この底板の左右に
連設起立させた左右板3Bと、この左右板の上面に張設
した天板3Cとから枠体3Dが構成され、アンカー体4
は下端に正面U字状に構成された係止部4Aを有する丸
棒体4Bの上端が枠体3Dの底板3Aの下面中央に連結
され、軸ボルト5は、所定長さの丸棒体5Aの上端には
座金5Bが螺合され、丸棒体5Aの下方部分5A1は、
枠体3Dにおける天板3Cを貫通して当該枠体内に引込
まれ、この下方部分5A1の外周にはコイルスプリング
部5Dが装着され、このコイルスプリング部5Dの下面
にはワッシャ5Eを介して下方のダブルナット5Fが螺
合されているログハウス用緊締装置である。
【0007】この場合、コイルスプリング部5Dを、内
方のコイルスプリング5D1と、外方のコイルスプリン
グ5D2とから構成することができる。また、左右板3
Bの前面側上方には左右方向に向け正面方形の連結片3
B1を連設することができる。さらに、枠体3Dの正面
開口部には蓋3Eを取り付け取り外し自在に張設するこ
とができる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本発明のログハウス用緊締装置である。2はカップラ
ーアンカーで、カップラーアンカー本体3と、アンカー
体4とから構成されている。
【0009】そこで、カップラーアンカー本体3は、底
板3Aと、この底板の左右に連設起立させた左右板3B
と、この左右板の上面に張設した天板3Cとから枠体3
Dが構成され、左右板3Bの前面側上方には左右方向に
向け正面方形の連結片3B1が連設され、かつ、この連
結片の中央にはビス穴が開設され、底板3Aと天板3C
の前面側中央には内方に向け正面方形の蓋用連結片3A
1,3C1が連設され、かつ、これら連結片の中央には
ビス穴が開設され、この枠体3Dの正面開口部には蓋用
連結片を利用して取付けられる蓋3Eが張設されてい
る。3E1はビスである。
【0010】アンカー体4は下端に正面U字状に構成さ
れた係止部4Aを有する丸棒体4Bの上端が枠体3Dの
底板3Aの下面中央に連結されている。5は軸ボルト
で、所定長さの丸棒体5Aの上端には座金5Bが螺合さ
れ、丸棒体5Aの下方部分5A1は、枠体3Dにおける
天板3Cの中央に設けた貫通穴3C2を遊嵌状態で貫通
して当該枠体内に引込まれ、この下方部分5A1の外周
にはコイルスプリング部5Dが装着され、このコイルス
プリング部5Dの下面にはワッシャ5Eを介して下方の
ダブルナット5Fが螺合されている。そして、このコイ
ルスプリング部5Dは、内方のコイルスプリング5D1
と、外方のコイルスプリング5D2とから構成されてい
る。なお、枠体3Dの背面には必要に応じて背面板を張
設することもできる。
【0011】作用は効果と共に説明する。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.図1を参照して、基礎7Aとこの基礎の上面に積層
されたシルログ7Bと、このシルログの上面に積層され
た適数段のログ7Cとからなるものにおいて、基礎7A
内にカップラーアンカー2を位置させ、シルログ7Bと
適数段のログ7Cに対して軸ボルト5を垂直方向に貫通
させたのち、下方のダブルナット5Fを回動させコイル
スプリング部5Dでの緊張状態を調整する。
【0013】この場合、アンカー体4の係止部4Aは基
礎7A内の配筋(図示略)に係止することになる。ま
た、基礎7Aを構築する際、コンクリート用型枠(図示
略)を組立てるが、このコンクリート用型枠にカップラ
ーアンカー本体の連結片3B1を利用して当該カップラ
ーアンカー本体3を固定する。この結果、カップラーア
ンカー本体の設置位置を正確に確保できる。
【0014】このようなことから、下記の通りの効果を
期待することができる。 1.夏にシルログや適数段のログなどが膨張している時
は、コイルスプリング部5Dが縮み、また、冬にシルロ
グやログなどが乾燥して縮む時は、コイルスプリング部
5Dが伸びることになる。この結果、シルログや適数段
のログが密着状態を保持できるので、冒頭で指摘した従
来のものでの問題点を解決することができる。
【0015】2.ダブルナット5Fでの締付け程度の調
整により、コイルスプリング部5Dの作用でシルログや
ログを損傷しないようにすることができるから、シルロ
グやログを痛めることがなく、このため当該ログハウス
の耐久性向上に資することができる。なお、締付け程度
は約880kgが好適である。 3.コイルスプリング部5Dを、内方のコイルスプリン
グ5D1と、外方のコイルスプリング5D2とから構成
したので、地震時の横揺れ、縦揺れを確実に吸収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す斜視図である。
【図2】カップラーアンカーの要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】ワッシャ部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 ログハウス用緊締装置 2 カップラーアンカー 3 カップラーアンカー本体 4 アンカー体 5 軸ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップラーアンカー(2)は、カップラ
    ーアンカー本体(3)と、アンカー体(4)とから構成
    され、カップラーアンカー本体(3)は、底板(3A)
    と、この底板の左右に連設起立させた左右板(3B)
    と、この左右板の上面に張設した天板(3C)とから枠
    体(3D)が構成され、アンカー体(4)は下端に正面
    U字状に構成された係止部(4A)を有する丸棒体(4
    B)の上端が枠体(3D)の底板(3A)の下面中央に
    連結され、軸ボルト(5)は、所定長さの丸棒体(5
    A)の上端には座金(5B)が螺合され、丸棒体(5
    A)の下方部分(5A1)は、枠体(3D)における天
    板(3C)を貫通して当該枠体内に引込まれ、この下方
    部分(5A1)の外周にはコイルスプリング部(5D)
    が装着され、このコイルスプリング部(5D)の下面に
    はワッシャ(5E)を介して下方のダブルナット(5
    F)が螺合されていることを特徴とするログハウス用緊
    締装置。
  2. 【請求項2】 コイルスプリング部(5D)は、内方の
    コイルスプリング(5D1)と、外方のコイルスプリン
    グ(5D2)とから構成されている請求項1記載のログ
    ハウス用緊締装置。
  3. 【請求項3】 左右板(3B)の前面側上方には左右方
    向に向け正面方形の連結片(3B1)が連設されている
    請求項1あるいは請求項2記載のログハウス用緊締装
    置。
  4. 【請求項4】 枠体(3D)の正面開口部には蓋(3
    E)が取り付け取り外し自在に張設されている請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のログハウス用緊締装
    置。
JP5243695A 1993-09-03 1993-09-03 ログハウス用緊締装置 Expired - Lifetime JP2514587B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603747B2 (en) 1997-11-14 2003-08-05 Nec Corporation Communication control method and communication control apparatus
JP2010281034A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Takenaka Komuten Co Ltd 組積造壁の補強構造、及び組積造構造物
JP2010281033A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Takenaka Komuten Co Ltd 組積造壁の補強工法及び組積造構造物。
JP2020084429A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 大成建設株式会社 組積造建物の補強構造

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JP2020084429A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 大成建設株式会社 組積造建物の補強構造

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JP2514587B2 (ja) 1996-07-10

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