JPH077084Y2 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH077084Y2
JPH077084Y2 JP1989134700U JP13470089U JPH077084Y2 JP H077084 Y2 JPH077084 Y2 JP H077084Y2 JP 1989134700 U JP1989134700 U JP 1989134700U JP 13470089 U JP13470089 U JP 13470089U JP H077084 Y2 JPH077084 Y2 JP H077084Y2
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JP
Japan
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polishing
work
upper blade
pressing
polished
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JP1989134700U
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English (en)
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JPH0375959U (ja
Inventor
慎一 若松
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、糸切断用刃体等の被研磨面を自動的に研磨す
るのに適した研磨装置に関する。
[従来の技術] 編機の上糸切断用に設けられている上刃は3mR程度の曲
率半径を有し、この上刃の研磨に際しては、砥面が上刃
の被研磨面と同等の曲率半径に形成されたオイルストン
を使用し、第3図に示すように人手で上刃を砥面に沿っ
て摺動させて研磨を行なっていた。図中の10が上刃、50
がオイルストンである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上刃10の被研磨面10cが曲面状であるの
で研ぎ出しが非常に難しく、精度良く仕上げるには熟練
を要した。また、こ上刃の研磨は現場の作業者が行なう
のが一般的であるが、1個の上刃を研ぐのには熟練者で
も2〜3分程度の時間を要するため、この間他の作業が
できず、編機に異常が生じた場合等に処置が遅れるとい
う問題もあった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は次のように構成し
た。
すなちわ、本考案にかかる研磨装置は、ワークの被研磨
面が摺接する凸状曲面の砥面を有する研磨板(以下「研
磨部材」と呼ぶ)と、前記砥面の曲率を調節する手段
と、ワークを前記砥面に所定圧で押圧する押圧手段と、
ワークを前記砥面に沿って所定方向に往復動させる往復
動手段と、ワークを前記所定方向と交差する方向に移動
させる横移動手段とを備えてなる。
[作用] 押圧手段でワークを研磨部材に所定圧で押圧しつつ、往
復動手段でワークを研磨部材に沿って所定方向に往復動
させて、ワークの被研磨面の研磨を行なう。ワークの研
磨部材への押付け圧および移動速度が一定であるので、
研磨の精度が良好である。また、この研磨作業時に、横
移動手段でワークを適宜横方向に移動させるので、研磨
部材のワークとの接触面が常に変化し、研磨部材の摩耗
が全体的に平均化する。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
第1図に示す研磨装置1は編機の上刃用のものであっ
て、基板2の上面中央部に上に凸であるように反った研
磨板3が前後の固定具5,5によってブリッジ状に設けら
れている。この研磨板3は鋼板を熱処理したもので、上
側の砥面3aに研磨材4を撒布して使用する。このため、
通常の砥石のように作業中に目詰まりするおそれがな
い。研磨板3の砥面3aの曲率半径Rは、基板2の下側か
ら上方へ突出するように螺着され先端部で研磨板3の中
央下面を押圧するR調節ボルト6で調節することができ
る。すなわち、ボルト6のねじ込み量を多くすると、研
磨板3の反りが大きくなって曲率半径Rが小さくなり、
逆にボルト6のねじ込み量を少なくすると、研磨板3の
反りが小さくなって曲率半径Rが大きくなる。
研磨板3の上方には、後述する往復動手段および横移動
手段によって前後方向Xに往復動させられるとともに左
右方向Yに移動させられる支持ロッド8が設けられ、そ
の自由端部側である前端部にワークホルダ9が支持され
ている。ワークである上刃10は、第2図に示すように取
付用の孔10aと溝10bを有し、これら孔10aおよび溝10bに
ホルダ9のピン9a,9bを挿入させることにより上刃10を
ホルダ9にワンタッチで装着することができる。さら
に、ロッド8には、砥面3aにワークを所定圧で押圧する
ための押圧手段であるウエイト11がワークホルダ9の直
上部に位置するよう支持されている。
往復動手段および横移動手段は次のような構成である。
基板2の後部に立設した左右一対の支持板12,12に丸棒
状のガイド棒13,13が架け渡されており、該ガイド棒に
摺動自在に設けた摺動プレート14に取付枠15が固着され
ている。取付枠15の前部に突設した横方向の水平軸17に
スイングアーム18が前後に揺動自在に取り付けられ、該
アームの下端部に前記支持ロッド8の基部8aが回動自在
に連結されている。スイングアーム18には、レール溝19
aを有するレール部材19が長手方向に沿って固着されて
いる。また、取付枠15の前部にはモータ21と減速器22が
取り付けられ、減速器22から突出する出力軸23に、前記
レール部材19のレール溝19aに摺動自在に嵌合する円柱
状突起25を有するクランク式部駆動円板26が取り付けら
れている。モータ21を駆動して駆動円板26を所定方向に
回転させることにより、回転中心から偏心した突起25が
円周軌道を描いて移動するが、この突起25はレール溝19
aに嵌合しているためスイングアーム18が強制的に揺動
させられ、その下端部に取り付けられた支持ロッド8等
が前記方向Xに前後動させられるのである。
前記スイングアーム18の上端部には横方向駆動用ロッド
29の一方の端部が連結されている。該ロッドの他方の端
部は、取付枠15の後部から上向きに突設したレバー30の
長穴30aに摺動自在に嵌合するピン31に連結されてい
る。このレバー30の支持軸(図示されていない)にベベ
ルギヤ33と一体となった爪車34が回転自在に支持されて
いるとともに、レバー30の中間部に上記爪車34側に付勢
され該爪車に咬み合う送り爪35が支持されており、レバ
ー30が前後に揺動することにより爪車34が一定方向には
間歇的に回転させられる。なお、図中の36は爪車34の逆
転を防止するストッパ爪である。上記爪車34の回転は、
ベベルギヤ33,38および軸39を介して横方向駆動用円板4
0に伝えられる。この円板40にも円柱状突起41が偏心し
て設けられており、該突起41は基板2に固定した固定ア
ーム42に形成された上下方向の長穴42aに摺動自在に嵌
合している。したがって、スライド駆動用円板40が間歇
的に回転することにより突起41が軸39に対し相対的に円
周軌道を描いて移動するが、突起41は長穴42aによって
左右方向の移動が拘束されているため、円板40等を取り
付けた取付枠15全体がガイド棒13,13に沿って横方向に
スライド移動する。そのスライド量はサインカーブに従
って変化する。このスライドによる横移動動作は前述の
往復移動動作と同期して、ワークが後退するときにだけ
行なわれる。
この研磨装置1を使用するに際しては、ワークホルダ9
にワークである上刃10を装着してモータ21を駆動させれ
ばよい。支持ロッド8全体を基部8aを中心として上側に
回動させることができるので、上刃の装着は容易であ
る。ワークは、支持ロッド8、ワークホルダ9およびウ
エイト11の重量に相当する圧力で砥面3aに押し付けられ
た状態で往復動手段によって前後方向Xに往復動させら
れ、砥面に撒布された研磨剤4によって被研磨面が研磨
される。ワークにはウエイト11等による垂直方向の力し
か作用していないので、被研磨面に加わる押圧力が均等
であり、研磨が正確に行なわれる。ウエイト11の重量を
変えるこにより、研磨速度を調整することができる。こ
れと同時に、横移動手段で横方向にスライドさせられる
ため、上刃の被研磨面が研磨板3の砥面3aに接触する位
置が常時広範囲に変化し、研磨板3が部分的に摩耗する
ことが防止される。タイマ等で研磨時間を予め設定して
おけば、仕上り状態を常に一定にすることができるとと
もに、研磨中そのまま放置しておいてもよいので、その
間担当者が他の作業を行なうことができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかかる研磨装
置は、曲率の調節が可能な凸状の砥面を有する研磨板を
備えているので、湾曲した刃先を有する刃物等の研磨を
常に一定かつ高精度に行なうことができるとともに、作
業の自動化も容易で、作業者の労力を軽減させることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる研磨装置の1実施例をあらわす
斜視図、第2図は上刃の斜視図、第3図は従来の研磨方
法を示す説明図である。 1……研磨装置、3……研磨板、4……研磨剤、9……
ワークホルダ、10……上刃(ワーク)、11……ウエイト
(押圧手段)、21……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの被研磨面が摺接する凸状曲面の砥
    面を有する研磨板と、前記砥面の曲率を調節する手段
    と、ワークを前記砥面に所定圧で押圧する押圧手段と、
    ワークを前記砥面に沿って所定方向に往復動させる往復
    動手段と、ワークを前記所定方向と交差する方向に移動
    させる横移動手段とを備えてなる研磨装置。
JP1989134700U 1989-11-20 1989-11-20 研磨装置 Expired - Lifetime JPH077084Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989134700U JPH077084Y2 (ja) 1989-11-20 1989-11-20 研磨装置

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JP1989134700U JPH077084Y2 (ja) 1989-11-20 1989-11-20 研磨装置

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JPH0375959U JPH0375959U (ja) 1991-07-30
JPH077084Y2 true JPH077084Y2 (ja) 1995-02-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101325695B1 (ko) * 2011-01-28 2013-11-05 삼성중공업 주식회사 전해연마장치의 헤드

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4423909Y1 (ja) * 1965-02-05 1969-10-08

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KR101325695B1 (ko) * 2011-01-28 2013-11-05 삼성중공업 주식회사 전해연마장치의 헤드

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