JPH076980B2 - ヘモグロビン濃度測定法 - Google Patents

ヘモグロビン濃度測定法

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JPH076980B2
JPH076980B2 JP63236708A JP23670888A JPH076980B2 JP H076980 B2 JPH076980 B2 JP H076980B2 JP 63236708 A JP63236708 A JP 63236708A JP 23670888 A JP23670888 A JP 23670888A JP H076980 B2 JPH076980 B2 JP H076980B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、全血サンプル中のヘモグロビン濃度を測定す
る簡便な方法に関する。更には、比較的熟練していない
人でも素早く行なうことのできる測定方法に関する。
全血に対して通常測定されている対象は、ヘマトクリツ
トとヘモグロビンの2つである。ヘマトクリツトは、全
血の遠心サンプル中に占める赤血球の容積比のことであ
りヘモグロビン量とは全血の単位容積当りのヘモグロビ
ン重量のことである。ヘマトクリツトに対するヘモグロ
ビンの数比は、平均血球ヘモグロビン濃度(MCHC)と言
われており、正常人の場合には33.9%に近い値を示す。
しかしながら、ある病気にかかつている時には、この比
は約38%から約26%に変動することがある。従つて、ヘ
マトクリツトとヘモグロビンの両者を測定することは貧
血あるいは他の血液疾患を発見しまた診断する上で重要
である。
大きな試験所などにおいては、ヘマトクリツトとヘモグ
ロビンの測定は、通常自動分析器で一度に行なわれてい
る。しかしながら、小さな病院あるいは診療所では、ヘ
マトクリツトとヘモグロビンの測定はそれぞれ別の方法
によつて別々に行なわれている。現在ではヘマトクリツ
トの測定は、小さな突のあいたガラスチユーブに抗凝固
処理された全血を入れ、チユーブの一方の末端をシール
し、チユーブを遠心して赤血球を押し固めることによつ
て行なわれている。小さな遠心機で約3−5分間遠心し
て赤血球を押し固めた後、押し固められた赤血球の占め
るチユーブの長さと全血が占めるチユーブの長さとを測
定し、それらの値からヘマトクリツトを算出している。
この測定法では、チユーブを調製しまた測定を行なうに
際してはほとんど熟練を必要としないと考えられてい
る。
U.S.Patent NO.4,027,660(1977年6月7日にS.C.Wardl
aw et alに付与された),U.S.Patent No.4,181.609(19
80年1月1日にS.C.Wardlaw et alに付与された)、U.
S.Patent No.4,156,570(1978年5月にS.C.Wardlawに付
与された),U.S.Patent No.4,558,947(1985年12月17日
にS.C.Wardlawに付与された)及び他の特許には、抗凝
固処理した全血サンプルをキヤピラリーチユーブに吸い
込み、チユーブにフロートを入れ、次いで遠心してフロ
ートを血液サンプルのバフイーコート層と赤血球層にわ
たつて固定化させる方法が記載されている。この先行技
術において、血液成分が占めるチユーブの全長を計算す
る時に血液サンプルの占めるチユーブの長さのフロート
による延長を考慮し、そして観察されるチユーブのこれ
らの長さをフロートが存在することを考えて一定割合い
で縮少することによつて、この先行技術をヘマトクリツ
トの測定に用いることもできる。
他方、ヘモグロビン濃度の測定はかなり複雑である。即
ちこの測定を行なうためには小さな病院あるいは診療所
では、血液サンプルを、用いる装置に応じて、1:250又
は1:500に正確に希釈しなければならない。この希釈
は、わずかの血液サンプルをピペツトで取り、赤血球を
溶解する試薬とヘモグロビンを容易に測定可能な形態に
変換するシアニドとを含む容器に移すことによつて行な
われる。得られる混合物を3−10分間放置し、次いで光
度計中に置いて560nm(録)の光を照射して光の減少度
を標準用液と比較し、この比較データよりヘモグロビン
濃度を算出することができる。このような方法の変法が
多く報告されているが、現在までに報告されている全て
の方法は光の減少度を正確に測定する必要があるもので
ある。更には、少量のサンプルを正確に取り扱う必要が
あるためヘマトクリツトの測定よりもより高レベルの技
術が要求される。また反面、これらが分析誤差の原因と
もなるものである。
本発明者らは、現在ヘマトクリツトを測定するために用
いられている道具あるいは装置を基本的に使用して血液
中のヘモグロビンを測定する方法を見出した。この方法
は、赤血球のヘモグロビン濃度は、前記先行技術におい
て測定に用いられているフロートが赤血球層に沈み込む
深さに逆比例するという本発明者らによつて見出された
知見に基づいている。測定装置のマイクロプロセツサー
によつて、赤血球層に沈み込むフロートの深さの測定値
がヘモグロビン濃度に変換されるようにプログラムされ
ている。本発明の方法を実施するために用いる工程は次
の通りである。全血サンプルを遠心チユーブ好ましくは
キヤピラリーチユーブに吸い込み、抗凝固処理し、次い
でフロートをチユーブ中に置く。チユーブの底をふさ
ぎ、次いで遠心して血液サンプルを赤血球層、バフイー
コート層及びプラズマ層に分離する。遠心中にフロート
は赤血球層に固定化される。次いでヘマトクリツトを、
先行技術の場合と同様にして一般的な方法で測定する。
ヘモグロビン濃度は以下のようにして測定する。前記し
たように、赤血球のMCHCは赤血球中のヘモグロビン濃度
であつて通常は340g/lである。それぞれの赤血球の約1/
3はヘモグロビンであり、残りは水、低濃度の塩及び比
較的一定濃度のマイナーな蛋白質である。従つて、個々
の患者の赤血球の比重の相違は、事実上は個々の患者の
ヘモグロビン濃度の相違に依るものと言える。それ故、
赤血球の比重はMCHCに比例しており、MCHC値が正確に得
られれば、ヘモグロビン量は以下の式から算出できる。
ヘモグロビン=ヘマトクリツト×MCHC 本発明の装置は、一定の直径の穴を有する透明なチユー
ブを含むものであり、このチユーブ内には樹脂製のフロ
ートが置かれる。抗凝固処理された血液を、毛細管作用
又は弱いサクシヨンによつてチユーブに吸引する。フロ
ートを浮かすに十分な量であれば、吸引量の正確さは重
要ではない。チユーブの一端をシールし、次いで約10,0
00Gで約5分間遠心する。これは、標準的なヘマトクリ
ツト測定法に現在用いている方法と同様である。遠心が
完了した時には、プラズマの比重と赤血球の比重との中
間の比重を有するフロートは赤血球によつてその一部が
浮び上がるようになる。チユーブ中の血液サンプルの長
さ(押し固められた赤血球、バフイーコート及びプラズ
マ層の全長)と押し固められた赤血球層のみの長さとの
比からヘマトクリツトが得られる。もちろん、ヘマトク
リツトを得る際にはフロート自身の体積も考慮に入れな
ければならない。フロートが赤血球層に沈む深さは、押
し固められた赤血球の比重に逆比例することから、以下
のようにして赤血球の比重は算出されまたヘモグロビン
量に換算することができる。
本発明で使用するフロートのように、平衡状態に達して
いる浮遊物のトータル浮力はゼロである。本発明のよう
に、円柱状のプラスチツク製フロート、赤血球及びプラ
ズマの3相からなる系におけるトータル浮力は以下のよ
うに表現することができる。
(Dr−Df)×Lr+(Dp−Df)×Lp=0 式中、Drは赤血球の比重;Dfはプラスチツク製フロート
の比重;Lrは赤血球層中に沈んでいるフロート部分の長
さ;Dpはプラズマの比重;Lpはプラズマ層中にあるフロ
ート部分の長さを表わす。
上記の式において、赤血球の比重は未知である。プラス
チツク製フロートの比重及び長さは既知であり、従つて
マイクロプロセツサーメモリーにインプツトされる。同
様にプラズマの比重も既知であるのでマイクロプロセツ
サーメモリーにインプツトされる。赤血球層中に沈んで
いるフロート部分の長さを測定してマイクロプロセツサ
ーにインプツトする。最後に、マイクロプロセツサーに
より、フロートの全長から赤血球層中に沈んでいるフロ
ート部分の長さを差し引くことによつてプラズマ層中に
あるフロート部分の長さを算出する。かくして、マイク
ロプロセツサーにより、上記式から赤血球の比重(Dr
が得られる。
Drが算出されると、以下の式に基づきMCHCがマイクロプ
ロセツサーによつて算出される。
MCHC=(Dr×Ks)+Ko MCHC定数、即ちKsとKoは、多くの異なるサンプルの赤血
球の比重を測定し慣用的方法で測定したMCHCでこの比重
を修正することによつて経験的に求めることができる。
次いで、最適な修正式の傾き定数(Ks)とオフセツト定
数(Ko)を用いて赤血球の比重からMCHCが算出できる。
一旦計算に使用したら、装置の道具の重要なパラメータ
ー、例えばフロートの比重などが変更しない限り、Ks
びKoは変える必要がない。
MCHCより、前記した如く以下の式からヘモグロビン濃度
が求まる。
ヘモグロビン=ヘマトクリツト×MCHC しかして、本発明の目的は、全血サンプル中のヘモグロ
ビン量を測定する改良方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、チユーブ中の遠心した血液サ
ンプルの押し固められた赤血球層中にフロートが沈む程
度に基づいてヘモグロビン量を測定することを特徴とす
る方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、自動コンピユーター装置を使
用することなく、素早く且つ容易にヘマトクリツトとヘ
モグロビン測定を行うことが可能であるという特徴を有
する方法を提供することにある。
本発明のこれらの利点及び目的並びに他の利点及び目的
は、以下の詳細な記載及び図面から一層明らかなものと
なろう。
第1図は、遠心した血液サンプル、及び該血液サンプル
の赤血球層中に一部沈んだフロートを含むガラスチユー
ブの側正面図を示す。
第2図は、第1図の2−2で示す線で切つた時のチユー
ブの断面図を示す。
図面のチユーブ2は、好ましくは、その内側の突の壁面
が抗凝固剤でコートされたガラスキヤピラリーチユーブ
である。チユーブ2の底は、チユーブ2に血液サンプル
を吸引後にチユーブ2の末端を閉じることのできるクレ
ープラグ又はプラスチツク製キヤツプ4で閉じられてい
る。フロート6はチユーブ2内に置かれており、チユー
ブ2内の血液サンプルを遠心した時には、フロート6
は、8で示される赤血球層中で固定化される。フロート
6の上はプラズマ層10である。フロート6の軸長Lは既
知であり、赤血球層8に沈んでいる部分のフロートの長
さLrは測定者によつて測定される。
図面に示したフロートは、長く丸いたてみぞ7を有する
輪郭を持つている。この輪郭のためにフロート6の断面
積はより小さなものとなつており、このために遠心した
血液サンプル特にバフイコートの軸長が有意に延長され
て観察されないようになつている。また、フロート6の
長く丸いたてみぞ7のために、チユーブ2に対してフロ
ート6が同軸の関係にあるように維持されている。前記
した所から明らかなように、長く丸いたてみぞ7を有す
る輪郭を持つフロートがヘマトクリツト及びヘモグロビ
ン測定を実施する上で必須であるということではない。
この態様においては、フロートの断面積は、好ましく、
チユーブの突の断面積の約2/3以下になつている。
テストに用いる血液は、赤血球とプラズマが分離するよ
うに抗凝固処理されていなければならない。この処理
は、血液サンプルをチユーブに入れる前にヘパリンなど
の抗凝固剤を含む容器に血液サンプルを一度入れるか、
又は透明なチユーブ自体の内部に抗凝固剤を入れること
によつて行なうことができる。これによつて、穴から直
接チユーブに血液サンプルを充たすことが可能となる。
本発明の方法は、ヘマトクリツトのみを測定する場合に
比べてより多くの時間を必要することもなく、またより
多くの技術も必要としない。U.S.Patent No.4,156,570
(1978年5月にS.C.Wardlawに付与された)あるいはU.
S.Patent No.4,558,947(1985年12月17日にS.C.Wardlaw
に付与された)に記載されたオプテイカルスキヤナー
は、チユーブの長さを読みその結果を自動的にコンピユ
ーター処理するのに使用することができる。これら両者
の特許の記載は本明細書中に引用する。本発明の方法は
2つの測定(長さ及び比重)に依存するものであり、従
つてスタンダード化を必要としない。
本発明方法を実施するのに使用する道具には2つの一般
的態様がある。その第1は、上記しそして図面で示した
ものであり、第2は、U.S.Patent No.4,077,396(1978
年3月7日にS.C.Wardlawに付与された)に記載された
装置であり、ここではバフイーコート層を延長させるよ
うなフロートを使用している。この特許の記載は本明細
書中に引用する。後者の場合には、延長されたバフイー
コート層の浮力効果を考慮に入れなければならない。し
かしながらデータの読みは、以下に記載するようにあら
かじめ適当にプログラムされたマイクロプロセツサーに
よりコンピユーターで行なうことができる。
上記したWardlawらに付与されたU.S.Patentに記載され
ているように、フロートがバフイーコートの測定を行な
うことができる程度に十分に大きい時には、延長された
バフイーコート層がフロートに対して及ぼす浮力効果を
以下のようにして考慮することができる。このようなフ
ロートを使用する時には、バフイーコートの更に3つの
細胞成分がプラスチツク製フロートに及ぼす浮力効果に
更に影響を与える。従つて、赤血球の比重を計算する時
にはこれらを考慮に入れなければならず、そのため以下
の式を使用することができる。
(Dr−Df)×Lr+(Dg−Df)×Lg+(D1m−Df)×L1m
(Dp1−Df)×Lp1+(Dp−Df)×Lp=0 式中、Dp,Dr,Df,Lp,Lr及びLfは前記定義に同じであ
り;Lp1は血液サンプルの血小板層中のフロート部分の
長さ;L1mは血液サンプルの単核細胞/リンパ球層中の
フロート部分の長さ;Lgは血液サンプルの顆粒球層中の
フロート部分の長さ;Dgは顆粒球層の比重;D1mはリンパ
球/単核細胞層の比重;Dp1は血小板層の比重を示す。
測定に用いる装置は、前記した先行技術に記載されてい
るように、白血球成分の計測にも適用することができ
る。上記した情報がマイクロプロセツサーにインプツト
され、また顆粒球、単核細胞/リンパ球及び血小板比重
もインプツトされる。顆粒球、単核細胞/リンパ球及び
血小板層中のフロート部分の長さも測定されてマイクロ
プロセツサーにインプツトされる。Lf値は、フロートの
全長から、赤血球、顆粒球、単核細胞/リンパ球及び血
小板層中のフロート部分の長さの合計値を差し引いた値
としてマイクロプロセツサーにより算出される。次い
で、Drがマイクロプロセツサーにより計算される。Dr
一旦計算されると、ヘモグロビン値が最初の例で述べた
ようにして求まる。
本発明の方法は、100人の患者のヘモグロビンとヘマト
クリツトの測定によつてテストされた。これらのテスト
によつて得られる結果は、自動分析器を用いた病院での
結果と実際上一致した(相対標準誤差=2.7%)。
本発明の方法により、抗凝固処理された全血サンプルの
ヘマトクリツトとヘモグロビン測定を素早く且つ容易に
行なうことができる。本発明の方法は、比較的熟練して
いない人でも実施することができ、また単一の血液サン
プルでも実施できる。また本発明の方法は、小さな病院
あるいは診療所で使用するこてができ、もちろん大きな
病院または試験所でも使用することができる。
本明細書に記載した態様に基づき、本発明の思想内で多
くの変換及び変更を行なうことができ、従つて本明細書
の特許請求の範囲に記載された発明に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、遠心した血液サンプル、及び該血液サンプル
の赤血球層中に一部沈んだフロートを含むガラスチユー
ブの側正面図を示す。 第2図は、第1図の2−2で示す線で切つた時のチユー
ブの断面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−120896(JP,A) 特開 昭61−84557(JP,A) 特開 昭60−123764(JP,A) 特表 昭63−500679(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗凝固処理された全血サンプルの赤血球の
    ヘモグロビン濃度を測定する、以下の工程からなる方
    法: (a)キャピラリーチューブを用意し; (b)該キャピラリーチューブに血液サンプルを吸引
    し; (c)キャピラリーチューブ内の血液サンプル中にフロ
    ートを置き、該フロートは、血液サンプルとフロートを
    含むキャピラリーチューブを遠心した時に血液サンプル
    中の赤血球層中に浮くような材料で出来ており; (d)血液サンプル及びフロートを含むチューブを遠心
    して、赤血球層、白血球層及びプラズマ層をそれぞれの
    比重に応じて形成せしめ,次いで (e)赤血球層の上面下に沈んでいるフロート部分の長
    さを関数としてヘモグロビン濃度を計算する。
  2. 【請求項2】赤血球層の全長を測定して血液サンプルの
    ヘマトクリットを算出し、得られるヘマトクリットに血
    液サンプルの平均血球ヘモグロビン濃度を掛けて全血の
    ヘモグロビン濃度を算出する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】血液サンプルの平均血球ヘモグロビン濃度
    を以下の式から求める請求項2の方法: (Dr−Df)×Lr+(Dp−Df)×Lp=0 MCHC=(Dr×Ks)+Ko (式中、Drは赤血球の比重;Dfはフロートの比重;Dp
    プラズマの比重;Lfは赤血球層中に沈んだフロート部分
    の長さ;Lpはプラズマ層中にあるフロート部分の長さ;M
    CHCは平均血球ヘモグロビン濃度;Ko及びKsは経験的に
    求まる定数であって、多数の異なる血液サンプルから得
    られたMCHCと赤血球濃度との値に相当する最適な相関関
    係を満たす傾き定数(Ks)、及びオフセット定数(Ko
    をそれぞれ示す)。
  4. 【請求項4】フロートは軸方向に延びており、且つフロ
    ートが赤血球層中に固定化されることによって生じる赤
    血球層の延びを最少にするためにフロートは軸方向に一
    定の最少断面積を有している請求項1の方法。
  5. 【請求項5】フロートは、赤血球層の延長を最少にし且
    つフロートがキャピラリーチューブと同軸の関係にある
    ことを可能にする長く丸いたてみぞを有する輪郭を持つ
    ものである請求項4の方法。
  6. 【請求項6】全ての計算を、あらかじめプログラムされ
    たマイクロプロセッサーにて実施する請求項1の方法。
  7. 【請求項7】抗凝固処理された全血サンプルの赤血球の
    ヘモグロビン濃度を測定する、以下の工程からなる方
    法: (a)キャピラリーチューブに血液サンプルを吸収し; (b)キャピラリーチューブ内の血液サンプル中にフロ
    ートを置き、該フロートは、血液サンプルとフロートを
    含むキャピラリーチューブを遠心した時に血液サンプル
    中の赤血球層中に浮くような材料で出来ており、且つ該
    フロートは、白血球層と血小板層を定量できるに十分な
    程度に遠心した血液サンプルのバフィーコート層を延長
    させることができるように作用するものであり; (c)血液サンプル及びフロートを含むチューブを遠心
    して、赤血球層、白血球層、血小板層及びプラズマ層を
    それぞれの比重に応じて形成せしめ; (d)赤血球層の上面下に沈んでいるフロート部分の長
    さ(Lr)を測定し; (e)バフィーコートの顆粒球層中にあるフロート部分
    の長さ(Lg)を測定し; (f)バフィーコートの単核細胞/リンパ球層中にある
    フロート部分の長さ(L1m)を測定し; (g)バフィーコートの血小板層中にあるフロート部分
    の長さ(Lp1)を測定し;次いで (h)赤血球層の上面下に沈んでいるフロート部分の長
    さであって、延長したバフィーコートがフロートに及ぼ
    す浮力効果を式(Dr−Df)×Lr+(Dg−Df)×Lg+(D
    1m−Df)×Llm+(Dp1−Df)×Lp1+(Dp−Df)×Lp
    0 (式中、Drは赤血球の比重;Dfはフロートの比重;Dg
    顆粒球の比重;D1mは単核細胞/リンパ球の比重;Dp1
    血小板の比重;Dpはプラズマの比重;Lrは赤血球層中に
    あるフロート部分の長さ;Lgは顆粒球層中にあるフロー
    ト部分の長さ;L1mは単核細胞/リンパ球層中にあるフ
    ロート部分の長さ;Lp1は血小板層中にあるフロート部
    分の長さ;Lpはプラズマ層中にあるフロート部分の長さ
    を示す)により修正した長さを関数としてヘモグロビン
    濃度を計算する。
  8. 【請求項8】赤血球層の全長を測定して血液サンプルの
    ヘマトクリットを算出し、得られるヘマトクリットに血
    液サンプルの平均血球ヘモグロビン濃度を掛けて全血の
    ヘモグロビン濃度を算出する請求項7の方法。
  9. 【請求項9】平均血球ヘモグロビン濃度を以下の式から
    求める請求項8の方法; (a)(Dr−Df)×Lr+(Dg−Df)×Lg+(D1m−Df
    ×Llm+(Dp1−Df)×Lp1+(Dp−Df)×Lp=0 (式中、Drは赤血球の比重;Dfはフロートの比重;Dg
    顆粒球の比重;D1mは単核細胞/リンパ球の比重;Dp1
    血小板の比重;Dpはプラズマの比重;Lrは赤血球層中に
    あるフロート部分の長さ;Lgは顆粒球層中にあるフロー
    ト部分の長さ;L1mは単核細胞/リンパ球層中にあるフ
    ロート部分の長さ;Lp1は血小板層中にあるフロート部
    分の長さ;Lpはプラズマ層中にあるフロート部分の長さ
    を示す) (b)MCHC=(Dr×Ks)+Ko (式中、MCHCは平均血球ヘモグロビン濃度;Ko及びKs
    経験的に求まる定数であって、多数の異なる血液サンプ
    ルから得られたMCHCと赤血球濃度との値に相当する最適
    な相関関係を満たす傾き定数(Ks)、及びオフセット定
    数(Ko)をそれぞれ示す)。
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