JPH076966Y2 - ロール軸芯間調整量の検出装置 - Google Patents

ロール軸芯間調整量の検出装置

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JPH076966Y2
JPH076966Y2 JP91489U JP91489U JPH076966Y2 JP H076966 Y2 JPH076966 Y2 JP H076966Y2 JP 91489 U JP91489 U JP 91489U JP 91489 U JP91489 U JP 91489U JP H076966 Y2 JPH076966 Y2 JP H076966Y2
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JP
Japan
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roll
eccentric
center
cartridge
pinion
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JP91489U
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JPH0293004U (ja
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憲男 国田
武志 丹下
秀範 金堂
潔 人見
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、仕上ブロックミル等の圧延スタンドにおける
ロールギャップを決定するロール軸芯間調整量を検出す
る装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、仕上圧延機では、ロール圧下量を調整するに当た
って、作業者が圧延動作により上下ロール間に針金や鉛
板又は銅板等を噛み込ませ、潰れた後の板厚をマイクロ
メータで測ってロールギャップを測定し、圧延機の圧下
調整機構を手動で操作して試行錯誤的にロール圧下量の
調整を行っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、作業者の判断及び手動操作に頼るため、
作業者の感覚的な要素が多くなり、操作バラツキが多く
なるのは避けられなかった。
ところで、線材ミル等圧延機を自動化するためには、ロ
ール軸芯間の調整量を自動的に検出できることが必要と
なる。また、圧延機を自動化しないまでも、製品の寸法
精度を向上させるために、ロール軸芯間の調整量を自動
的に検出し表示して作業者の操作量判断を定量化する必
要がある。
〔考案の目的〕
本考案は前記課題を解決するためになしたもので、簡単
な検出機構によってロール軸芯間の調整量を自動的に検
出できるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るロール軸芯間調整量の検出装置は、ロール
ハウジング3に、パス中心を挟んで相対向する1対のロ
ール4A、4Bを回転可能に軸支した回転可能な1対の偏心
カートリッジ1、1と、該偏心カートリッジ1、1を夫
々同量だけ互いに反対方向に回転させてロール軸芯間長
さLを調整可能な圧下調整機構とを設けた圧延スタンド
において、前記偏心カートリッジ1の外周部に、該偏心
カートリッジ1の回転中心を中心とした側面視円弧状の
ラック13を設けると共に、該ラック13に噛み合う回転可
能なピニオン14と、該ピニオン14の回転角度を検出する
角度センサ15とを前記ロールハウジング3に設けたこと
を特徴としており、かかる構成によって前記目的を達成
するものである。
〔作用〕
偏心カートリッジ1、1を夫々同量だけ互いに反対方向
に回転させると、1対の偏心カートリッジ1、1に夫々
軸支されたロール4A、4Bの軸芯間長さLが変化する。圧
下調整機構のこのような作動中、偏心カートリッジ1の
回転に伴いその外周部に設けられたラック13に噛み合う
ピニオン14が回転し、角度センサ15がピニオン14を介し
て偏心カートリッジ1の回転角度に対応したパルス数を
発信する。従って、パルス数と偏心カートリッジ1の回
転角度とを予め対応させておけば、角度センサ15から得
られたパルス数から偏心カートリッジ1の回転角度が分
かる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に沿って説明する。
第1図は圧延スタンドの側面図で、図中1は上下1対の
偏心カートリッジで、夫々軸受2を介してロールハウジ
ング3に回転可能に装着されている。
4A、4Bは上下1対のロールで、パス中心を挟んで相対向
するように偏心カートリッジ1の夫々の偏心位置に回転
可能に軸支されている。
5は連結突片で、偏心カートリッジ1の外周部に夫々設
けられている。
6は上下方向に延在するロール圧下調整軸で、両端部及
び中間部が偏心カートリッジ1の側方位置にロールハウ
ジング3に設けた軸受7(中間軸受のみ図示)を介して
回転可能に軸支されている。ロール圧下調整軸6の上部
と下部には、互いに逆ねじのねじ部8が形成され、該ね
じ部8には夫々図示しないねじ筒体が螺合し、夫々の筒
体には、偏心カートリッジ1に夫々設けた連結突片5に
ピン9を介して一端部を回転可能に連結したヒンジ10の
他端部がピン11を介して回転可能に連結されている。ま
た、12はロールハウジング3に設けたモータで、ロール
圧下調整軸6の一端に接続されている。
本考案はかかる圧延スタンドにおいて、第1図〜第3図
に示す如く、前記偏心カートリッジ1の外周部に、該偏
心カートリッジ1の回転中心を中心とした側面視円弧状
のラック13を設けると共に、該ラック13に噛み合う回転
可能なピニオン14と、該ピニオン14の回転角度を検出す
る角度センサ15(実施例ではロータリエンコーダ)をブ
ラケット16を介してロールハウジング3に設けたもので
ある。前記角度センサ15による検出誤差を低減するため
に、ピニオン14には図示しないバックラッシ除去機構が
設けられている。
尚、本実施例では、角度センサ15にロータリエンコーダ
を使用した例について説明したが、ポテンショメータ等
を使用しても良いことは言うまでもない。
以上の構成において、モータ12によりロール圧下調整軸
6を正逆回転させると、ロール圧下調整軸6に沿いねじ
筒体が互いに接近又は離間し、ヒンジ10を介して偏心カ
ートリッジ1が夫々同量だけ互いに反対方向に回転する
から、1対の偏心カートリッジ1に夫々軸支されたロー
ル4A、4Bの軸芯間長さは最大L1と最小L2との間で調整さ
れる。
圧下調整機構のこのような作動中、偏心カートリッジ1
の回転に伴いその外周部に設けたラック13に噛み合うピ
ニオン14が回転し、角度センサ15がピニオン14を介して
偏心カートリッジ1の回転角度に対応したパルス数を発
信する。従って、パルス数と偏心カートリッジ1の回転
角度とを予め対応させておけば、角度センサ15から得ら
れたパルス数から偏心カートリッジ1の回転角度が分か
る。
第1図はロール軸芯間長さと偏心カートリッジ中心間長
さとが等しい時の圧延スタンドを示す。以下、偏心カー
トリッジ中心間長さと等しいロール軸芯間長さを単に平
均芯間長さといい、L0で表す。
第4図は下ロール4Bの軸芯と偏心カートリッジ1の中心
とを通る直線がロール圧下調整軸6の中心線と直交して
おり、ロール軸芯間長さが平均芯間長さL0となっている
第1図示の状態における下ロール4Bと偏心カートリッジ
1とロール圧下調整軸6とヒンジ10との関係を示す(図
中Sは下ロール4Bの軸芯と偏心カートリッジ中心とを通
る直線を示す)。この関係から、次式が導かれる。
C=R sinψ+r cosθ ・・・・・(1) A=R cosψ+r sinθ ・・・・・(2) 但し、 R:偏心カートリッジ中心とピン9との距離. r:ピン9とピン11間の距離. ψ:偏心カートリッジ1が回転した後の偏心 カートリッジ中心とピン9とを通る直線が 直線Sとなす角度. θ:ロール圧下調整軸中心線とヒンジ10と なす角度. C:偏心カートリッジ1が回転した後の直線 Sからピン11までの距離. A:偏心カートリッジ中心とロール圧下調整 軸中心との距離. (1)、(2)式において、A、R、r、Cを既知数と
してψ、θを求めると、次のようになる。
但し、 Q=tan-1(C/A) ロール軸芯間長さLは次式から求められる。
L=L0−2×e×sin(ψ−α) ・・・・・(5) 但し、 L0:平均芯間長さ(一定) e:偏心量(一定) α:偏心カートリッジ1が回転する前 の偏心カートリッジ中心とピン9と を通る直線が直線Sとなす角度. ψ−α:偏心カートリッジ1の回転角度で、 角度センサから発信されるパルス 数に対応したものとして求められ る。
ロール軸芯間長さLの算出に当たっては、先ずロール軸
芯間長さLが平均芯間長さとなる第1図示の状態にセッ
トし、或いは両圧延ロール4を接触させた状態にしてお
き、このいずれかの状態からロール圧下調整軸6の回転
数Nをカウントする。ロール圧下調整軸6のねじピッチ
は既知であるから、その回転数からCの値が分かり、こ
れを式(3)、(4)に代入してψを求めた後、これを
式(5)に代入すれば、ロール軸芯間長さLが求められ
る。
従って、前記式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)及びA、R、r、αをコンピュータに入力設定
し、かつ、このコンピュータに前記角度センサ15を接続
しておけば、角度センサ15から偏心カートリッジ1の回
転角度に対応したパルス数が発信され、この検出信号が
コンピュータに入力され、そこで前記の式に従ってロー
ル軸芯間長さLが演算されることになる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案は、偏心カートリッジの回転によっ
てロール軸芯間長さが変化する圧延スタンドにおいて、
人手を要することなくラック・ピニオン機構を介して角
度センサにより偏心カートリッジの回転角度を検出する
ことができるから、作業者がロール軸芯間長さを調整す
る場合、調整量を定量化して表示することができ、調整
作業を確実に能率良く行える。また、コンピュータに接
続して使用することによって調整作業を自動化できるか
ら、ミルの自動セット、制御圧延を行う上で有効であ
る。また、検出機構が簡単なもので済むから、設備費用
が安価で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す圧延スタンドの側面
図、第2図は第1図示圧延スタンドの要部拡大詳細図、
第3図は第2図のA〜線に沿う断面図、第4図は作用説
明用線図である。 1……偏心カートリッジ、2……軸受、3……ロールハ
ウジング、4……ロール、5……連結突片、6……ロー
ル圧下調整軸、7……軸受、8……ねじ部、9、11……
ピン、10……ヒンジ、12……モータ、13……ラック、14
……ピニオン、15……角度センサ、16……ブラケット.
フロントページの続き (72)考案者 金堂 秀範 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 人見 潔 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 実開 昭59−180801(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールハウジングに、パス中心を挟んで相
    対向する1対のロールを回転可能に軸支した回転可能な
    1対の偏心カートリッジと、該偏心カートリッジを夫々
    同量だけ互いに反対方向に回転させてロール軸芯間長さ
    を調整可能な圧下調整機構とを設けた圧延スタンドにお
    いて、前記偏心カートリッジの外周部に、該偏心カート
    リッジの回転中心を中心とした側面視円弧状のラックを
    設けると共に、該ラックに噛み合う回転可能なピニオン
    と、該ピニオンの回転角度を検出する角度センサとを前
    記ロールハウジングに設けたことを特徴とするロール軸
    芯間調整量の検出装置。
JP91489U 1989-01-09 1989-01-09 ロール軸芯間調整量の検出装置 Expired - Lifetime JPH076966Y2 (ja)

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JP91489U JPH076966Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 ロール軸芯間調整量の検出装置

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JP91489U JPH076966Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 ロール軸芯間調整量の検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0293004U JPH0293004U (ja) 1990-07-24
JPH076966Y2 true JPH076966Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31200343

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JP91489U Expired - Lifetime JPH076966Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 ロール軸芯間調整量の検出装置

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