JPH0769393A - キャップ供給装置 - Google Patents

キャップ供給装置

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JPH0769393A
JPH0769393A JP23745093A JP23745093A JPH0769393A JP H0769393 A JPH0769393 A JP H0769393A JP 23745093 A JP23745093 A JP 23745093A JP 23745093 A JP23745093 A JP 23745093A JP H0769393 A JPH0769393 A JP H0769393A
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JP
Japan
Prior art keywords
cap
picker
pins
rack gear
gear
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Pending
Application number
JP23745093A
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English (en)
Inventor
Ryohei Nakamura
亮平 中村
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャッピングヘッド6にキャップCを供給する
キャップ供給装置1を、サイズの異なるキャップCに兼
用可能にする。 【構成】複数のピッカ8がキャップCの内面に係合する
3本の係合ピン56,58,60をそれぞれ備えてい
る。3本のピン56,58,60は、互いに等間隔に配
置された3個のピニオンギア40,42,44上に偏心
して取付けられている。3個のピニオンギア40,4
2,44は、中央のギア48に噛合って同時に同方向に
回転される。上記中央のギア48の軸46の下端に別の
ギア62が固定され、複数のピッカ8の各ギア62がピ
ッカ本体28に対し相対移動可能なラックギア64に噛
合っている。ラックギア64の移動により各ピッカ8の
3個のピニオンギア40,42,44が回転され、3本
のピン56,58,60の外接円の直径が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャップ供給装置に係
り、より詳しくは、キャップ保持手段によってキャップ
を保持し、キャッピングヘッドの下方まで搬送して引渡
すキャップ供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公平4−59233号には、ライン式
キャッパに設けられた従来のキャップ供給装置の一例が
示されている。このキャップ供給装置は、ガイドロッド
36に進退動自在に設けられ、シリンダ装置等の駆動手
段によって往復駆動される往復作動部材37と、この往
復作動部材37に一対の揺動アーム40を介して回転可
能に取付けた可動プレート41と、この可動プレート4
1にキャッピングヘッド5の間隔と同一の間隔で設けら
れた複数のピッカ42と、これらピッカ42を備えた可
動プレート41を、搬送コンベア1側(キャッピングヘ
ッド5側)へ突出した位置と、その位置から後退した位
置との間で移動させるシリンダ装置44等を備えてい
る。
【0003】このキャップ供給装置35では、可動プレ
ート41が後退した位置でピッカ42を搬送コンベア1
に沿って前進させて、シュート52内のキャップ4を順
次取出し、そのままキャッピングヘッド5の正面まで前
進したところで停止させ、この位置で可動プレート41
をキャッピングヘッド5側へ突出させて、各ピッカ42
が保持しているキャップ4をその上方に位置している各
キャッピングヘッド5に引渡すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記キャップ供給装置
のピッカ42は、シュート52内を落下してその開口部
に停止しているキャップ4の内面に係合して取出し、キ
ャッピングヘッド5の下方まで搬送して引渡すもので、
キャッピングヘッド5がキャップ4を確実に受取るため
には、ピッカ42が正確にセンタリングしてキャップ4
を保持していなければならない。そこで、外径がキャッ
プ4の内面にほぼ一致するような形状のピッカ42を用
いて、キャップ4の内面に係合させるようにしている。
従って、同じキャップ供給装置を異なるサイズのキャッ
プ4に適用する場合には、すべてのピッカ42を取外し
てキャップのサイズに合致する別のピッカと交換しなけ
ればならなかった。そのため、各種サイズのピッカを用
意しておく必要があり、コスト高であった。また、ピッ
カを交換する作業が煩雑であり、しかも時間がかかると
いう問題があった。
【0005】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、簡単な操作でピッカのサイズを変更し、各種サイ
ズのキャップに兼用することを可能にしたキャップ供給
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキャップ供
給装置は、キャップの内面に係合してキャップを保持す
るキャップ保持手段と、キャップ保持手段がキャッピン
グヘッドの間隔と等間隔で複数個設けられた保持手段本
体と、この保持手段本体を移動させる移動手段とを備え
ており、上記キャップ保持手段にそれぞれキャップを保
持させ、キャッピングヘッドの下方までこれらキャップ
を搬送して引渡すものであって、特に、上記各キャップ
保持手段を、その中心から等間隔に配置された複数本の
係合ピンと、これら係合ピンを支持し、回転することに
よって係合ピンを半径方向に移動させる回転体と、この
回転体を回転させる回転手段とから構成したものであ
る。
【0007】
【作用】上記キャップ供給装置では、回転手段によって
各回転体を回転させると、各キャップ保持手段の複数本
の係合ピンが半径方向に移動し、これら係合ピンの外接
円の直径が変化する。しかも、複数のキャップ保持手段
の係合ピンの外接円の直径は、同時に同じサイズに変化
する。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1ないし図3は本発明の一実施例に係るキャッ
プ供給装置(全体として符号1で示す)を備えたキャッ
パを示すもので、それぞれ正面図、平面図および側面図
である。このキャッパは、容器を搬送するコンベア2
と、このコンベア2上に設けられ、キャッピング時に容
器を両側から挾持する複数個(本実施例では4個)のグ
リッパ4と、これらグリッパ4の上方に昇降可能に配置
された同じく4個のキャッピングヘッド6と、これら各
キャッピングヘッド6にキャップCを供給するキャップ
供給装置1等を備えており、キャップ供給装置1に設け
られているキャッピングヘッド6の数と同数のピッカ8
が、各キャッピングヘッド6にそれぞれキャップを引渡
して後退した後、これらキャッピングヘッド6が下降し
て、容器搬送コンベア2によって搬送されてグリッパ4
によって挾持されている下方の容器にキャッピングを行
なうようになっている。
【0009】キャップ供給装置1は、上記容器搬送コン
ベア2と平行に配置されたガイドロッド10に案内され
て往復動する往復作動部材12と、この往復作動部材1
2に取付けられて一体的に往復動するとともに、上記コ
ンベア2上に向けて進退動可能なピッカ組立体14と、
上記往復作動部材12をガイドロッド10に沿って往復
移動させるサーボモータ16等を備えている。ピッカ組
立体14は、2本の平行なリンク18,20を介して往
復作動部材12に連結されている。これらリンク18,
20のうち一方のリンク20が固定されている軸21に
は、くの字状レバー22を介してカムフォロア24が取
付けられており(図2およびその要部を拡大して示す図
8参照)、このカムフォロア24が上記容器搬送コンベ
ア2とほぼ平行に配置されたカムプレート25の溝カム
26内に係合している。溝カム26は、容器搬送コンベ
ア2の上流側に沿った部分26aでは、このコンベア2
から離れた位置を平行に延びている。また、下流側すな
わちキャッピングヘッド側の端部26bは、容器搬送コ
ンベア2側に接近するように折曲げられており、上記カ
ムフォロア24が、図の左方から右方へと移動してこの
折曲げられた端部26b内に入ると、くの字状レバー2
2が図の反時計回り方向に回転され、リンク18,20
も同方向に回転されることにより上記ピッカ組立体14
が、往復作動部材12と平行な状態を維持して容器搬送
コンベア2側へ前進し、キャッピングヘッド6の真下に
位置するようになっている。
【0010】図4ないし図10によりピッカ組立体14
を備えたキャップ供給装置1について詳細に説明する。
図4ないし図6は上記ピッカ組立体14を示すもので、
図4は一部を断面とした正面図、図5は平面図、図6は
横断面の拡大図である。このピッカ組立体14は、複数
個(4個)のピッカ(キャップ保持手段)8が上記キャ
ッピングヘッド6の間隔と等しい間隔でピッカ本体(保
持手段本体)28に取付けられて構成されている。ピッ
カ組立体14は、上述のように2本の平行なリンク1
8,20を介して往復作動部材12に取付けられてい
る。各ピッカ8は、ピッカ本体28内に正三角形をなす
ように互いに等間隔で配置されている3本の縦の回転軸
32,34,36と、これら各回転軸32,34,36
の上部にそれぞれ取付けられた3個のピニオンギア4
0,42,44と、これら3個のピニオンギア40,4
2,44の中心に回転可能に配置されたセンター軸46
の上端に取付けられ、上記3個のピニオンギア40,4
2,44に同時に噛合うセンターギア48と、各ピニオ
ンギア40,42,44の上面に固定された円板50,
52,54上に偏心させて固定された3本の係合ピン5
6,58,60とを備えている。これら3本の係合ピン
56,58,60は、上記センターギア48と同心円上
に位置するように配置されている。各ピッカ8は、これ
ら3本の係合ピン56,58,60の外面がキャップC
の内面に係合し、センタリングをした状態で保持して搬
送する。従って、3本の係合ピン56,58,60の外
接円の直径が、キャップCの内径とほぼ等しいかまたは
僅かに小さいサイズになっている。なお、これら各ピッ
カ8には、図示しないキャップ受渡し手段によってキャ
ップCが受渡される。
【0011】4個のピッカ8の各センター軸46の下部
にはそれぞれ別のギア(駆動側ギア)62が固定されて
おり、これら4個の駆動側ギア62が、上記ピッカ本体
28内に支持されて長手方向に移動可能なラックギア6
4に噛み合っている。従って、このラックギア64を長
手方向(図4、図5の左右方向)に移動させると、4本
のセンター軸46の下部の駆動側ギア62が同時に回転
し、これら各センター軸46の上部に固定された4個の
センターギア48も一体的に回転して、これらのセンタ
ーギア48にそれぞれ3個ずつ噛み合っているピニオン
ギア40,42,44を同方向へ同角度だけ回転させ
る。すると、これらのピニオンギア40,42,44に
それぞれ取付けられている3本の係合ピン56,58,
60が、各回転軸32,34,36を中心として回転す
る。その結果、3本の係合ピン56,58,60の外面
によって形成されるキャップCの内面への係合部の外径
が変化する。
【0012】ピッカ本体28内に相対移動可能に支持さ
れているラックギア64にはロック機構70が設けられ
ており、このロック機構70によりロックされたときに
は、ピッカ本体28に対するラックギア64の移動が規
制され、ロックが解除されたときには、ラックギア64
がピッカ本体28の長手方向に移動することができる。
このロック機構70は、ピッカ本体28の側面に一端が
回転可能に連結され、その他端に取付けられたパッド7
2aがラックギア64の下面側に形成された凹部64a
内に位置している下側ロック部材72と、一端が下側ロ
ック部材72の側面に回転可能に連結され、他端に取付
けられたパッド74aがラックギア64の上面に臨んで
いる上側ロック部材74と、上下両ロック部材72,7
4間に配置されて、上側ロック部材74を上方へ押し上
げるスプリング76と、上側ロック部材74を上方から
押圧可能な回転カム78とを備えており、この回転カム
78によって上側ロック部材74を押し下げることによ
り、上下のロック部材72,74が接近し、両者間にラ
ックギア64を挾持してその移動を規制する。この回転
カム78は、一部が切り取られて平坦面78aになって
おり、図4に示すようにこの平坦面78aが下方を向い
て上側ロック部材74の上面に対向しているときには、
上側ロック部材74はスプリング76によって押し上げ
られてラックギア64を解放し、また、回転して円弧状
の外周面が上側ロック部材74に圧接されるときには、
上側ロック部材74を押し下げて、下側ロック部材72
とともにラックギア64を上下から挾持するようになっ
ている。
【0013】この回転カム78は、ピッカ本体28を横
断して回転自在に支持された水平な回転軸80の一端に
取付けられており、水平な回転軸80の他端に固定され
たアーム82の可動端に取付けられているカムフォロア
84を操作して、アーム82を揺動させることにより回
転される。なお、回転カム78は、回転した際に平坦面
78aから円周面へ乗り上げやすいようにカムフォロア
84寄りの接続部78b(図4の左方)が僅かに小径に
なっている。
【0014】図7および図9に示すように、ピッカ組立
体14が容器搬送コンベア2の上流側(図の左方)へ移
動する移動端付近には、上記ロック機構70の作動およ
び解除を行なうロック機構作動カム86が設けられてい
る。この作動カム86は、ピッカ組立体14の移動経路
の上方に配置され、シリンダ88によって昇降される上
方カム90と、ピッカ組立体14の移動経路の下方に配
置され、シリンダ92によって昇降される下方カム94
とを備えている。上方のシリンダ88によって上方カム
90が下降されたときには、上記ロック機構70のカム
フォロア84が係合してアーム82が下方へ揺動され、
回転カム78の円弧状外周面が上側ロック部材74に圧
接されることにより、上下のロック部材72,74によ
って上記ラックギア64をロックし、逆に、下方のシリ
ンダ92によって下方カム94が上昇されたときには、
アーム82が上方へ揺動され、回転カム78の平坦面7
8aが上側ロック部材74の上面に対向するため、上側
ロック部材74がスプリング76によって上昇してラッ
クギア64のロックを解除し、ラックギア64のピッカ
本体28に対する移動を可能にする。
【0015】上記ピッカ組立体14が往復作動部材12
と一体として移動する両方向の移動端付近に、上記ピッ
カ組立体14内のラックギア64をピッカ本体28に対
して移動させるための調整ピン96,98、およびこの
調整ピン96,98をラックギア64に係合する位置と
係合しない位置とに進退動させるシリンダ100,10
2が配設されている。これらシリンダ100,102に
よって調整ピン96,98のいずれか一方を内側(図7
および図8の2点鎖線参照)に位置させたときには、ピ
ッカ組立体14をその調整ピン96または98の方向へ
移動させると、ラックギア64の端面がこの調整ピン9
6または98に係合してピッカ本体28内に押込まれ
る。また、調整ピン96,98を外側(図7および図8
の実線参照)に位置させておくと、ピッカ組立体14を
その移動端まで移動させても、ラックギア64が調整ピ
ン96,98に係合しないようになっている。なお、ピ
ッカ本体28は、往復作動部材12が容器搬送コンベア
2に沿って移動する際に、カムフォロア24が溝カム2
6の形状に沿って移動することにより、容器搬送コンベ
ア2に向かって前進後退を行なうため、両端の2つの調
整ピン96,98の容器搬送コンベア2からの距離がピ
ッカ本体28のコンベア2方向への移動量だけ異なって
いる(図8参照)。
【0016】次に上記構成に係るキャップ供給装置1の
作動について説明する。上記キャッパによって通常のキ
ャッピングを行なう場合には、ロック機構70によって
ラックギア64をロックし、ラックギア64がピッカ本
体28に対して移動しないようにしておく。ロック時に
は、ロック機構作動カム86の上側のシリンダ88によ
って上方カム90を下降させて、カムフォロア84の取
付けられているアーム82を下方へ揺動させる。する
と、回転カム78の円弧部が上側ロック部材74に圧接
されて上側ロック部材74が押し下げられることによ
り、上下両ロック部材72,74によってラックギア6
4を挾持して、移動できないようにロックする。ピッカ
本体28内でラックギア64をロックする位置は、容器
にキャッピングされるキャップCのサイズによって決定
する。各ピッカ8が保持しているキャップCをキャッピ
ングヘッド6が確実に受取ることができるように、各ピ
ッカ8の3本の係合ピン56,58,60は、キャップ
Cの内面に当接する位置に調整されている。すなわち、
3本の係合ピン56,58,60の外面を通る円がキャ
ップCの内周面にほぼ一致するか、または僅かに小さい
円弧をなすような位置に3本の係合ピン56,58,6
0を位置決めした状態で上記ラックギア64をロックす
る。
【0017】また、ピッカ組立体14の両側移動端付近
に設けられている調整ピン96,98は、シリンダ10
0,102の作動ロッドを伸張させて、ピッカ組立体1
4が往復動する際にピッカ本体28内のラックギア64
に干渉しない位置に遠ざけておく。
【0018】以上の状態で、サーボモータ16を駆動
し、往復作動部材12を容器搬送コンベア2の側部上方
のガイドロッド10に沿って往復動させる。往復作動部
材12が容器搬送コンベア2の上流側へ移動した時に
は、くの字状のレバー22に取付けられたカムフォロア
24は、カムプレート25に形成された溝カム26の直
線部分26aに嵌合しており、ピッカ組立体14は、容
器搬送コンベア2から最も遠ざかって往復作動部材12
に接近した位置に後退している。その後、サーボモータ
16によって往復作動部材12を容器搬送コンベア2の
進行方向へ向かって移動させる。溝カム26は、容器搬
送コンベア2の下流側(図2および図8の右側参照)端
部26bが、湾曲してこのコンベア2側に接近している
ので、くの字状のレバー22に取付けられたカムフォロ
ア24が溝カム26に沿って移動してリンク18,20
を回転させ、ピッカ組立体12を容器搬送コンベア1側
へ前進させる。このときにはピッカ組立体12上の4個
のピッカ8が、4個のキャッピングヘッド6の真下にそ
れぞれ位置する。そこで、キャッピングヘッド6が下降
し、エアチャック等の把持手段によってピッカ8に保持
されているキャップCを受取る。キャッピングヘッド6
がキャップCを受取って上昇した後、往復作動部材12
およびピッカ組立体14を容器搬送コンベア2の上流側
へ移動させる。その後、キャッピングヘッド6が大幅に
下降して、下方の容器搬送コンベア2上でボトルグリッ
パ4によって挾持されている容器にキャッピングを行な
う。
【0019】上記キャッパによって異なるサイズのキャ
ップCのキャッピングを行なう場合には、各ピッカ8の
3本の係合ピン56,58,60を回転させてこれら3
本のピン56,58,60の外接円の直径を変更し、適
用されるキャップCの内面の径にほぼ一致させる。この
調整を行なう場合には、先ず、ロック機構70を解除し
てラックギア64がピッカ本体28に対して移動可能な
状態にする。ロック機構70の解除は、ロック機構作動
カム86の下側シリンダ92によって下方カム94を上
昇させる。上昇した下方カム94にカムフォロア84を
干渉させて、アーム82を上方へ揺動させ、図4に示す
ように、回転カム78の平坦面78aを下方に向ける。
上側ロック部材74はスプリング76によって押し上げ
られて回転カム78の平坦面78aに当接し、下側ロッ
ク部材72との間に挾持していたラックギア64を解放
する。
【0020】次に、ラックギア64を移動させる方向と
逆側の調整ピン96または98を内側へ突出させる。例
えば、ラックギア64をピッカ本体28に対して図5の
右方(容器搬送コンベア2の下流側方向)へ移動させる
場合には、容器搬送コンベア2の上流側のシリンダ10
0の作動ロッド100aを収縮させることにより、調整
ピン96を図7および図8の右側へ向けて移動させる。
そこで、往復作動部材12をサーボモータ16によって
所定量だけ、容器搬送コンベア2の上流側へ向けて移動
させる。往復作動部材12と一体的にピッカ組立体14
が移動し、ピッカ本体28に対して自由に移動可能にな
っているラックギア64が調整ピン96の先端に当たっ
て、所定量だけピッカ本体28の内部に押込まれる。こ
のラックギア64に噛み合っている4個の駆動側ギア6
2は、センター軸46の下側に固定されており、ラック
ギア64の移動に伴って同時に回転する。これら下側の
駆動側ギア62が回転するとセンター軸46の上側のセ
ンターギア48も一体的に回転し、各センターギア48
に噛み合っている3個のピニオンギア40,42,44
が同方向に等角度だけ回転する。3個のピニオンギア4
0,42,44の上面に固定された円板50,52,5
4の上部にはそれぞれ係合ピン56,58,60が設け
られており、ピニオンギア40,42,44の回転によ
って、これら係合ピン56,58,60が回転移動す
る。各ピッカ8の3本の係合ピン56,58,60は、
センターギア48の同心円上に配置されており、センタ
ー軸46の軸心から常に等距離を保持して回転移動す
る。その結果、3本の係合ピン56,58,60の外面
に接する円の直径が変化して、異なるサイズのキャップ
Cに対応することができる。
【0021】3本の係合ピン56,58,60の外面に
接する円は、常にセンター軸46を中心にして直径だけ
が変化するので、サーボモータ16により所定量だけピ
ッカ本体28を移動させることにより、3本の係合ピン
56,58,60の外面に接する円の直径を所望の大き
さにすれば、種々のサイズのキャップCに適用すること
ができる。こうしてピッカ8のサイズを調整した後、再
びロック機構作動カム86の上方カム90を下降させ
て、ロック機構70のアーム82を下方へ揺動させるこ
とにより、ラックギア64をロックしてピッカ本体28
に対して移動しない状態にして通常のキャッピング運転
を行なう。このように、3本の係合ピン56,58,6
0が偏心して取付けられている3個のピニオンギア4
0,42,44を同方向に等角度回転させるという簡単
な操作により、ピッカ8のサイズを変更することがで
き、また、3個のピニオンギア40,42,44に噛み
合って回転させるセンターギア48が固定されているセ
ンター軸46の下部には、別の駆動側ギア62が固定さ
れ、しかも4個のピッカ8の駆動側ギア62がひとつの
ラックギア64に噛み合っているので、このラックギア
64を移動させるだけで、一度にすべてのピッカ8のサ
イズを正確に調整することができる。なお、上記実施例
では、ライン式のピッカに備えたキャップ供給装置につ
いて説明したが、上記ラックギアをリングギアに変更す
れば、ロータリタイプのキャッパにも適用することがで
きる。また、各ピッカはそれぞれ3本の係合ピンを備え
ているが、必ずしも3本に限るものではなく、2本以上
であればキャップを係合保持することは可能である。さ
らに、ピッカ組立体14に4個のピッカを設けたが、必
ずしもこの数に限定されないことはもちろんである。
【0022】図11および図12は第2の実施例に係る
キャップ供給装置のピッカ108を示すものであり、そ
れぞれ平面図および縦断面図である。この実施例も、複
数のピッカ108が直列に配置されているが、図面には
そのうちの1つのピッカ108のみを示している。ピッ
カ本体128上には、垂直軸131を介して回転板13
3が回転可能に支持されている。また、この垂直軸13
1を中心にして4本のガイドレール135が等角度で固
定配置されている。各ガイドレール135にはスライダ
137が摺動自在に嵌合支持され、これら各スライダ1
37上にそれぞれ係合ピン156が直立して固定されて
いる。上記回転板133には、4本の円弧状の切欠き1
33aが形成され、各切欠き133a内に上記各係合ピ
ン156がそれぞれ挿通されている。各円弧状の切欠き
133aは、一端が回転板133の中心寄りに、他端が
回転板133の外周寄りに位置しており、この回転板1
33を回転させることにより、各係合ピン156を同時
に半径方向に移動させることができるようになってい
る。回転板133の外周にはギア133bが形成されて
おり、複数のピッカ108の回転板133に形成された
ギア133bに、ラック164が同時に噛み合ってい
る。従って、ラック164を直線移動させると、このラ
ック164に噛合うすべての回転板133が同時に同方
向へ回転し、各係合ピン156が円弧状の切欠き133
a内で移動して、回転板133の回転中心からの距離が
同時に変化し、4本の係合ピン156の外接円の直径が
変化する。この実施例でも、ラック164を直線移動さ
せるだけで、複数のピッカ108の外径を同時に変化さ
せることができるので、簡単な構成で、異なるサイズの
キャップに兼用することができる。なお、上記回転板1
33を回転させる機構は上記のようなラック156に限
られるものではなく、その他の回転手段を用いることも
できる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
キャップ保持手段を、その中心から等間隔に配置された
複数本の係合ピンと、これら係合ピンを支持し、回転す
ることによって係合ピンを半径方向に移動させる回転体
と、この回転体を回転させる回転手段とから構成するこ
とにより、簡単な操作でキャップ保持手段のサイズを変
更して異なるキャップに兼用することができる。また、
複数のキャップ保持手段を一度の操作によって同時に正
確なサイズに調整することができるので、切換時間も短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るキャップ供給装置を備
えたキャッパの正面図である。
【図2】上記キャッパの平面図である。
【図3】上記キャッパの側面図である。
【図4】キャップ供給装置の一部を構成するピッカ組立
体の正面図である。
【図5】上記ピッカ組立体の一部を断面とした平面図で
ある。
【図6】上記ピッカ組立体の横断面図である。
【図7】図1の要部を拡大して示す図である。
【図8】図2の要部を拡大して示す図である。
【図9】図7の側面図である。
【図10】上記キャッパの要部の横断面図である。
【図11】第2の実施例に係るキャップ供給装置の要部
(1つのピッカ)を示す平面図である。
【図12】上記ピッカの縦断面図である。
【符号の説明】
C キャップ 1 キャップ供給装置 6 キャッピングヘッド 8 キャップ保持手段(ピッカ) 16 移動手段(サーボモータ) 28 保持手段本体(ピッカ本体) 40 ピニオンギア 42 ピニオンギア 44 ピニオンギア 46 センターギアの軸 48 センターギア 56 係合ピン 58 係合ピン 60 係合ピン 62 駆動側ギア 64 回転手段(ラックギア)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップの内面に係合してキャップを保
    持するキャップ保持手段と、キャップ保持手段がキャッ
    ピングヘッドの間隔と等間隔で複数個設けられた保持手
    段本体と、この保持手段本体を移動させる移動手段とを
    備え、上記キャップ保持手段にそれぞれキャップを保持
    させ、キャッピングヘッドの下方までこれらキャップを
    搬送して引渡すキャップ供給装置において、上記各キャ
    ップ保持手段を、その中心から等間隔に配置された複数
    本の係合ピンと、これら係合ピンを支持し、回転するこ
    とによって係合ピンを半径方向に移動させる回転体と、
    この回転体を回転させる回転手段とから構成し、この回
    転手段によって上記回転体を回転させることにより上記
    複数本のピンから成るキャップ保持手段の外径を変化さ
    せることを特徴とするキャップ供給装置。
JP23745093A 1993-08-30 1993-08-30 キャップ供給装置 Pending JPH0769393A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068262A (ja) * 2005-03-10 2012-04-05 Gen-Probe Inc サンプル内の検体を検出または定量化するためのアッセイを実施するためのシステムおよび方法
DE102010049135A1 (de) * 2010-10-22 2012-04-26 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Transportieren von Behältnisverschlüssen

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