JPH0769281A - ガントリークレーンのヒール防止装置 - Google Patents
ガントリークレーンのヒール防止装置Info
- Publication number
- JPH0769281A JPH0769281A JP24394093A JP24394093A JPH0769281A JP H0769281 A JPH0769281 A JP H0769281A JP 24394093 A JP24394093 A JP 24394093A JP 24394093 A JP24394093 A JP 24394093A JP H0769281 A JPH0769281 A JP H0769281A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trolley
- hull
- moving tank
- heel
- rails
- Prior art date
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- Pending
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- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 積荷時のトロリの横方向移動によるヒーリン
グモーメントに対し、逆ヒーリングモーメントが追従
し、迅速な位置決めを行い、効率的な荷役が行えること
を提供しようとするものである。 【構成】 それぞれ主桁上のレールに内レール8と外レ
ール15の2条を設け、内レール8上にトロリ9を走行
させ、外レール15上に移動タンク16を走行させ、ト
ロリ9の移動に追従して移動タンク16が移動し、トロ
リ9の移動モーメント量の逆モーメント量が移動し、荷
役時の船体のヒールを防止しようとするものである。
グモーメントに対し、逆ヒーリングモーメントが追従
し、迅速な位置決めを行い、効率的な荷役が行えること
を提供しようとするものである。 【構成】 それぞれ主桁上のレールに内レール8と外レ
ール15の2条を設け、内レール8上にトロリ9を走行
させ、外レール15上に移動タンク16を走行させ、ト
ロリ9の移動に追従して移動タンク16が移動し、トロ
リ9の移動モーメント量の逆モーメント量が移動し、荷
役時の船体のヒールを防止しようとするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶にガントリーク
レーンで荷役する場合のヒールを調整に関するものであ
る。
レーンで荷役する場合のヒールを調整に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発明は、図4に示すよう
に、船体31の上甲板32上にレール33がホールド3
4の両舷に敷設され、ガントリー(構台)35が船体の
前後方向に走行するようになっていた。
に、船体31の上甲板32上にレール33がホールド3
4の両舷に敷設され、ガントリー(構台)35が船体の
前後方向に走行するようになっていた。
【0003】該ガントリー35の上部には、2条の主桁
36が船体31の横方向に平行に固着され、該主桁36
の両舷端には、アウトリガー37が折り畳み可能に軸着
されていた。
36が船体31の横方向に平行に固着され、該主桁36
の両舷端には、アウトリガー37が折り畳み可能に軸着
されていた。
【0004】該主桁36およびアウトリガー37上に
は、それぞれに1条ずつレール38が敷設されていた。
は、それぞれに1条ずつレール38が敷設されていた。
【0005】該レール38上には、トロリ39が船体横
方向に走行するようになっており、該トロリ39に巻上
装置40を有していた。
方向に走行するようになっており、該トロリ39に巻上
装置40を有していた。
【0006】該トロリ39は、舷側方向に走行し、岸壁
の貨物を巻上装置40により、吊り揚げ、船体31の任
意の位置へ積荷するものである。
の貨物を巻上装置40により、吊り揚げ、船体31の任
意の位置へ積荷するものである。
【0007】船体31の両舷にヒーリングタンクと称す
るタンク41を設け、該タンク41の注排水に要するポ
ンプ42および諸管装置43を有し、上記トロリ39の
移動によって生じるヒールを右舷、左舷のタンク41の
注排水により、逆モーメントにより釣合をとり、荷役時
の船体の平衡を保とうとするヒーリングタンク装置を用
いていた。
るタンク41を設け、該タンク41の注排水に要するポ
ンプ42および諸管装置43を有し、上記トロリ39の
移動によって生じるヒールを右舷、左舷のタンク41の
注排水により、逆モーメントにより釣合をとり、荷役時
の船体の平衡を保とうとするヒーリングタンク装置を用
いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、貨物、例えばコンテナを積載する場合、船体が
0.6度以上ヒールすると少ない隙間で積み付けを計画
しているので、所定の位置に積載できず、位置決めに時
間を要していた。
うに、貨物、例えばコンテナを積載する場合、船体が
0.6度以上ヒールすると少ない隙間で積み付けを計画
しているので、所定の位置に積載できず、位置決めに時
間を要していた。
【0009】また、船体付きのヒーリングタンク装置を
用いて行う場合、トロリの動きに追従して、右舷、左舷
のタンクの水を移送させるため、大容量のポンプが必要
となり、また、バルブの切り替えも瞬時に行うには、電
磁弁による空気駆動または油圧駆動で行われ、大がかり
な装置となり、スムーズなヒール調整ができなかったと
いう問題点を有していた。
用いて行う場合、トロリの動きに追従して、右舷、左舷
のタンクの水を移送させるため、大容量のポンプが必要
となり、また、バルブの切り替えも瞬時に行うには、電
磁弁による空気駆動または油圧駆動で行われ、大がかり
な装置となり、スムーズなヒール調整ができなかったと
いう問題点を有していた。
【0010】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、積荷時のトロリの横方向移動によるヒーリン
グモーメントに対し、逆ヒーリングモーメントが追従
し、迅速な位置決めを行い、効率的な荷役が行えること
を提供しようとするものである。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、積荷時のトロリの横方向移動によるヒーリン
グモーメントに対し、逆ヒーリングモーメントが追従
し、迅速な位置決めを行い、効率的な荷役が行えること
を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、それぞれ主桁上のレールに内レールと
外レールの2条を設け、内レール上にトロリを走行さ
せ、外レール上に移動タンクを走行させ、トロリの移動
に追従して移動タンクが移動し、トロリの移動モーメン
ト量の逆モーメント量が移動し、荷役時の船体のヒール
を防止しようとするものである。
に、この発明は、それぞれ主桁上のレールに内レールと
外レールの2条を設け、内レール上にトロリを走行さ
せ、外レール上に移動タンクを走行させ、トロリの移動
に追従して移動タンクが移動し、トロリの移動モーメン
ト量の逆モーメント量が移動し、荷役時の船体のヒール
を防止しようとするものである。
【0012】
【作用】この発明は、トロリが船体中心にある時には、
移動タンクも船体中心にあり、トロリと移動タンクを両
舷の滑車を介してエンドレスに索取りし、トロリが右舷
に移動すれば、移動タンクは左舷に同じ距離だけ移動す
る。移動タンクは注排水が可能であり、貨物の重量とほ
ぼ同じ重量に水量を調整することができ、吊り荷重と同
じモーメントに調整することができ、船体のヒールを最
小限にとどめることができる。
移動タンクも船体中心にあり、トロリと移動タンクを両
舷の滑車を介してエンドレスに索取りし、トロリが右舷
に移動すれば、移動タンクは左舷に同じ距離だけ移動す
る。移動タンクは注排水が可能であり、貨物の重量とほ
ぼ同じ重量に水量を調整することができ、吊り荷重と同
じモーメントに調整することができ、船体のヒールを最
小限にとどめることができる。
【0013】
【実施例】実施例について、図面を用いて説明すると、
図1、図2および図3に示すように、船体1の上甲板2
上にレール3がホールド4の両舷に敷設され、ガントリ
ー(構台)5が船体の前後方向に走行するようになって
いる。
図1、図2および図3に示すように、船体1の上甲板2
上にレール3がホールド4の両舷に敷設され、ガントリ
ー(構台)5が船体の前後方向に走行するようになって
いる。
【0014】該ガントリー5の上部には、2条の主桁6
が船体1の横方向に平行に固着され、該主桁6の両舷端
には、アウトリガー7が折り畳み可能に軸着されてい
る。
が船体1の横方向に平行に固着され、該主桁6の両舷端
には、アウトリガー7が折り畳み可能に軸着されてい
る。
【0015】該主桁6およびアウトリガー7上には、そ
れぞれに2条ずつレール8、15が敷設されている。
れぞれに2条ずつレール8、15が敷設されている。
【0016】該レール8上には、トロリ9が船体横方向
に走行するようになっており、該トロリ9に巻上装置1
0を有している。
に走行するようになっており、該トロリ9に巻上装置1
0を有している。
【0017】また、該レール15上には、移動タンク1
6が船体横方向に走行するようになっている。
6が船体横方向に走行するようになっている。
【0018】該トロリ9は、船体横方向に走行し、岸壁
の貨物を巻上装置10により、吊り揚げ、船体1の任意
の位置へ積荷するものである。
の貨物を巻上装置10により、吊り揚げ、船体1の任意
の位置へ積荷するものである。
【0019】移動タンク16は、前後の主桁6の外側の
レール15に軌条し、トロリ9を跨ぐように配設されて
おり、トロリ9と移動タンク16はそれぞれ両舷にすれ
違えるようになっている。
レール15に軌条し、トロリ9を跨ぐように配設されて
おり、トロリ9と移動タンク16はそれぞれ両舷にすれ
違えるようになっている。
【0020】アウトリガー7のそれぞれの先端には滑車
17が設けられ、索18はトロリ9に結着し、片舷のの
滑車17を介して移動タンク16に結着し、他舷の滑車
17を介してトロリ9に結着され、エンドレスに索取り
されている。
17が設けられ、索18はトロリ9に結着し、片舷のの
滑車17を介して移動タンク16に結着し、他舷の滑車
17を介してトロリ9に結着され、エンドレスに索取り
されている。
【0021】また、移動タンク16の内部は数個に区切
られたウォシュバルクヘッド構造となっており、注排水
することにより、移動タンク16の重量を変えることが
できる。
られたウォシュバルクヘッド構造となっており、注排水
することにより、移動タンク16の重量を変えることが
できる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。この発明は、内レ
ール上にトロリを走行させ、外レール上に移動タンクを
走行させ、トロリの移動に追従して移動タンクが移動す
ることにより、右舷と左舷のモーメントが釣合い荷役時
の船体のヒールを防止し、コンテナ積み付けの位置決め
が簡単になり、安全で迅速な荷役作業を提供しようとす
るものである。
るので、次に記載する効果を奏する。この発明は、内レ
ール上にトロリを走行させ、外レール上に移動タンクを
走行させ、トロリの移動に追従して移動タンクが移動す
ることにより、右舷と左舷のモーメントが釣合い荷役時
の船体のヒールを防止し、コンテナ積み付けの位置決め
が簡単になり、安全で迅速な荷役作業を提供しようとす
るものである。
【図1】この発明のガントリークレーンによる荷役状態
を船体横断面で略示したものである。
を船体横断面で略示したものである。
【図2】この発明のガントリークレーンを平面図(上部
からみた)で略示したものである。
からみた)で略示したものである。
【図3】この発明のガントリークレーンを側面図で略示
したものである。
したものである。
【図4】従来のガントリークレーンによる荷役状態を船
体横断面で略示したものである。
体横断面で略示したものである。
1 船体 2 上甲板 3 レール 4 ホールド 5 ガントリー 6 主桁 7 アウトリガー 8 レール 9 トロリ 10 巻上装置 15 レール 16 移動タンク 17 滑車 18 索
Claims (2)
- 【請求項1】 主桁6およびアウトリガー7上には、そ
れぞれに2条ずつレール8、15が敷設され、該レール
8上には、トロリ9が船体横方向に走行するようになっ
ており、該トロリ9に巻上装置10を有し、該レール1
5上には、移動タンク16が船体横方向に走行するよう
になっており、移動タンク16は、前後の主桁6の外側
のレール15に軌条し、トロリ9を跨ぐように配設さ
せ、アウトリガー7のそれぞれの先端には滑車17が設
けられ、索18はトロリ9に結着し、片舷のの滑車17
を介して移動タンク16に結着し、他舷の滑車17を介
してトロリ9に結着され、エンドレスに索取りされてい
ることを特徴とするガントリークレーンのヒール防止装
置。 - 【請求項2】 移動タンク16の内部は数個に区切られ
たウォシュバルクヘッド構造となっており、注排水する
ことにより、移動タンク16の重量を変えることができ
る請求項1のガントリークレーンのヒール防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24394093A JPH0769281A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガントリークレーンのヒール防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24394093A JPH0769281A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガントリークレーンのヒール防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769281A true JPH0769281A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17111303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24394093A Pending JPH0769281A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガントリークレーンのヒール防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0769281A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010137785A1 (ko) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | 한국과학기술원 | 이동항구의 선적 및 하역장치와 이를 이용한 방법 |
KR101523910B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2015-06-01 | 삼성중공업 주식회사 | 액화천연가스용 독립형 저장탱크를 구비한 선박 및 이의 건조 방법 |
KR102259497B1 (ko) * | 2020-01-31 | 2021-06-03 | 현대중공업 주식회사 | 컨테이너 데모 시험 장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5566493A (en) * | 1978-11-06 | 1980-05-19 | Mitsui Shipbuilding Eng | Counter weight for barge crane |
JPS5760617A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-12 | Mitsubishi Electric Corp | Photocurable prepreg |
JPS6212495A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用プロペラ |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP24394093A patent/JPH0769281A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5566493A (en) * | 1978-11-06 | 1980-05-19 | Mitsui Shipbuilding Eng | Counter weight for barge crane |
JPS5760617A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-12 | Mitsubishi Electric Corp | Photocurable prepreg |
JPS6212495A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用プロペラ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010137785A1 (ko) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | 한국과학기술원 | 이동항구의 선적 및 하역장치와 이를 이용한 방법 |
KR101523910B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2015-06-01 | 삼성중공업 주식회사 | 액화천연가스용 독립형 저장탱크를 구비한 선박 및 이의 건조 방법 |
KR102259497B1 (ko) * | 2020-01-31 | 2021-06-03 | 현대중공업 주식회사 | 컨테이너 데모 시험 장치 |
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