JPH076913Y2 - トレーニング器具の停電対策装置 - Google Patents

トレーニング器具の停電対策装置

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JPH076913Y2
JPH076913Y2 JP1989086017U JP8601789U JPH076913Y2 JP H076913 Y2 JPH076913 Y2 JP H076913Y2 JP 1989086017 U JP1989086017 U JP 1989086017U JP 8601789 U JP8601789 U JP 8601789U JP H076913 Y2 JPH076913 Y2 JP H076913Y2
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秀敏 春木
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セノー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、商用電源で作動するブレーキ手段でトレーニ
ング者に筋力負荷を提供するトレーニング器具における
トレーニング者の安全を確保するためのトレーニング器
具の停電対策装置に関するものである。
従来の技術 従来より、アームを有し、トレーニング者が手や足等で
そのアームに筋力運動を加えたときに筋力負荷を提供し
て、トレーニングや筋力測定等に寄与する種々のトレー
ニング器具が知られている。このようなトレーニング器
具としては、錘を筋力負荷の提供源とするものが一般的
であるが、負荷調整が手元でできないことやトレーニン
グ者の筋力運動に追随して理想的なあるいは必要な筋力
負荷にコントロールすることができないことなどのた
め、近年、モータ等により筋力負荷を制御して提供する
トレーニング器具が多用されている。このようなトレー
ニング器具では、商用電源からモータ回路の電源を供給
してモータの回転やトルクを制御することにより、手元
で負荷調整を行えるようにしたり、トレーニング者の筋
力運動に追随して理想的なあるいは必要な筋力負荷を提
供できるようにしたりしている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の技術におけるモータ等で筋力
負荷を提供するトレーニング器具では、商用電源が停電
したり、あるいはトレーニング器具内に安全のため設け
たヒューズ等が切れたり、あるいは差し込みプラグがコ
ンセントから抜けたりしたときに、モータ等に対する電
源の供給が断たれるため、トレーニング者が筋力運動を
加えているトレーニングの最中であるような場合には、
筋力負荷が急に無くなる結果、筋力運動の勢いで筋肉や
関節を痛めたり、けがをしたりする危険があった。
本考案は、上記問題点を解決するために創案されたもの
で、商用電源で筋力負荷を発生するトレーニング器具に
おいて、停電等により商用電源の供給が断たれても、け
が等の事故を防止してトレーニング中のトレーニング者
の安全を確保することができるトレーニング器具の停電
対策装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するための本考案のトレーニング器具
の停電対策装置の構成は、商用電源から電源を供給され
て動作するブレーキ手段によりトレーニング者に筋力負
荷を提供するトレーニング器具において、 上記商用電源の供給が停止したことを検出する回路と、 上記商用電源の供給/停止をトレーニング者が知る表示
手段と、 上記停止を検出した直後上記ブレーキ手段を一定の期間
予備電源で駆動する回路とを備えることを特徴とする。
作用 本考案は、ブレーキ手段に対する商用電源の供給の停止
を検出して、その直後から一定の期間、予備電源により
ブレーキ手段を駆動することにより、トレーニング中の
トレーニング者が表示手段により商用電源の供給停止を
知って筋力運動を停止するまでの間の筋力負荷を継続し
て与える。これによって、トレーニング中に急に筋力負
荷が無くなる事態を防止し、けが等の事故を防止してト
レーニング者の安全を確保する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図である。本実施
例は、筋力負荷を与えるブレーキ手段として電磁ブレー
キを用いた場合を例とする。まず、本実施例のトレーニ
ング器具の回路構成を述べる。1は商用電源のAC100Vの
コンセントへ差し込むためのプラグ、2はヒューズ、3
は電源スイッチ、4はトランスである。プラグ1からの
単相の電源線は電源スイッチ3を通してトランス4の一
次側へ接続する。このうち少くとも片側の電線線のプラ
グ1と電源スイッチ3の間に、短絡や過電流に対する保
護・安全のためのヒューズ2を挿入する。トランス4の
2次側には、全波整流用のダイオードブリッジ5を接続
し、直流出力の+−の線間に接続したコンデンサC1で平
滑して、所定の直流電圧(例えばDC24V等)をブレーキ
手段へ供給する。ブレーキ手段は、電磁ブレーキ(MB)
6と、これを制御する制御回路のnpnトランジスタQ1
どで構成する。上記直流電圧は、+側をnpnトランジス
タQ1のコレクタへ接続し、−側を電磁ブレーキ6の一端
へ接続する。電磁ブレーキ6の他端とトランジスタQ1
エミッタとは、後記する停電対策装置10を介して接続す
る。電磁ブレーキ6は、回転子と固定子間に磁性体の粉
を充填し、回転子と固定子の間に電磁界を発生させるこ
とで、その磁性体の粉を磁束で繋ぎ、その摩擦力によっ
てアーム等から回転子に加わるトレーニング者の筋力運
動に対し、筋力負荷を発生する。トランジスタQ1は、図
略の制御回路により制御されて、トレーニング器具のア
ームのひずみや回転速度等から上記電磁界の強度をコン
トロールし、発生する筋力負荷を制御するものである。
電磁ブレーキ6に並列に接続したダイオードD1は、逆起
電圧を防止するためのものである。
次に、本実施例における停電対策装置10の構成を述べ
る、停電対策装置10は、AC100Vの供給停止を検出するリ
レー11と、予備電源である電池12と、抵抗R1,R2,コン
デンサC2,トランジスタQ2から成り上記AC100Vの供給停
止後に電池12で一定時間ブレーキ手段を駆動するタイマ
ー回路などで構成する。リレー11は、コイル側を電源ス
イッチ3とトランス4の一次側との間の電線線間に接続
し、第1のメーク接点a1をブレーキ手段のトランスQ1
エミッタへ接続し、第1のコモン接点c1を電磁ブレーキ
6の他端へ接続する。電源12は、+側をリレー11の第1
のブレーク接点b1と第2のメーク接点a2とに接続し、−
側をタイマー回路のnpnトランジスタQ2を介して電磁ブ
レーキ6の一端(−側)へ接続する。タイマー回路の抵
抗R1は、一端をリレー11の第2のコモン接点c2に接続
し、他端を抵抗R2を介してトランジスタQ2のベースへ接
続する。抵抗R1,R2の接続点にはコンデンサC2の+側を
接続し、コンデンサC2の−側は電池12の−側へ接続す
る。トランジスタQ2は、エミッタを電池12の−側へ接続
し、コレクタを電磁ブレーキ6側へ接続する。
第2図は上記実施例におけるトレーニング器具の概略の
構成例を示す構成図である。21はトレーニング器具、22
はトレーニング者であり、座位でトレーニンを行ってい
る状態を示している。23はトレーニング者22が筋力運動
を加えるアームであり、アーム23は前述した電磁ブレー
キ6の回転子にベルト24やプーリ25,26等の回転伝達機
構で結合する、アーム23にはロードセルやひずみゲージ
などのひずみセンサー27を取り付け、電磁ブレーキ6に
はエンコーダ等の回転検出器28を取り付ける、これらの
ひずみセンサー27や回転検出器28は、アームに加えられ
る筋力運動の強さや速度を検出して、トレーニング者22
へ最適な筋力負荷を与えるように、電磁ブレーキ6を制
御するためのものである。また、ひずみセンサー27や回
転検出器28で検出された筋力運動や強さや速度等は、表
示部29等に表示される。
以上のように構成した実施例の動作および作用を述べ
る。
第1図において、電源スイッチ3が投入され、AC100Vの
電源が投入されている時はリレー11が動作し、第1のメ
ーク接点a1と第1のコモン接点c1が、また第2のメーク
接点a2と第2のコモン接点c2が閉じてオン状態になる。
従って、電磁ブレーキ6は、トランジスタQ1によって駆
動される。また、第2のメーク接点a2と第2のコモン接
点c2が閉じる(オンとなる)ことによって、コンデンサ
C2が抵抗R1を通して電池12から充電される。ここで、停
電やヒューズ2の溶断またはプラグ1がコンセントから
抜かれたりして、AC100Vが遮断されると、リレー11は復
旧し、そのメーク接点a1,a2とコモン接点c1,c2はオフ状
態になるとともに、第1のブレーク接点b1と第1のコモ
ン接点c1がオン状態になる。従って、電磁ブレーキ6に
は、停電対策装置10側の回路が接続される、即ち、電磁
ブレーキ6の一端→トランジスタQ2→電池12の−側→電
池12の+側→接点b1→接点c1→電磁ブレーキ6の他端に
よる回路が形成される。ここで、トランジスタQ2はコン
デンサC2に畜えられた電荷によるベース電流が流れて駆
動され、電池12の電流がトランジスタQ2を流れて電磁ブ
レーキ6に流れ、負荷が発生する。メーク接点a2とコモ
ン接点c2は開かれるため、コンデンサC2に畜えられた電
荷はトランジスタQ2のベース電流により抵抗R2の抵抗値
とコンデンサC2の容量とで決まる時定数で放電され、そ
のベース電流はその放電曲線に従って徐々に減少して行
って、一定時間の後にトランジスタQ2はオフとなる。上
記において一定時間は、数十秒程度になるように抵抗R2
の値とコンデンサC2に容量を決定する。上記ベース電流
の減少によって、トランジスタQ2のコレクタ電流即ち電
磁ブレーキ6に流れる電流は徐々に減少し、電磁ブレー
キ6で発生する負荷もそれに従って徐々に軽くなり、最
後には無負荷状態になる。
以上のように、AC100Vの供給が停止された直後から一定
の期間、電池12より給電し、電磁ブレーキ6を駆動して
負荷を発生させることにより、仮にトレーニング者が筋
力運動の最中であっても、継続して筋力負荷を与えるこ
とができ、筋力負荷が急に無くなることによる筋力運動
のはずみで発生するけがや筋肉,関節などへのダメージ
を防止することができる。トレーニング者は,AC100Vの
供給が遮断されることで表示部29の表示や電源表示灯な
どが消えることや、負荷が徐々に軽くなることなどから
容易に停電等を知ることができ、以後のトレーニング器
具の使用を停止することができる。本実施例では、電磁
ブレーキ6を本来の制御回路とは独立に簡単なタイマー
回路で一定期間駆動することから、予備電源(電池12)
の容量を必要最小限に抑えることができる。
なお、上記実施例におけるタイマー回路とは別に、トレ
ーニング者が停電を確認したときにマニュアルで予備電
源からの電源供給を切るようにしても良い。また、商用
電源の供給停止を検出するリレー11は、直流用のものを
用いて二次側の整流出力に接続し、二次側でその検出を
行っても良い。本考案は、商用電源より電源を供給して
例えば電動モータ,油圧,空気圧を電気的に制御し、筋
力負荷を制御するブレーキ手段を有するトレーニング器
具に広く適用できることは明らかである。このように、
本考案はその主旨に沿って種々に応用され、種々の実施
態様を取り得るものである。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案のトレーニング器
具の停電対策装置によれば、商用電源の供給停止を表示
手段でトレーニング者に知らせるとともにその商用電源
の供給停止を検出して、それ以後一定の期間、予備電源
によりブレーキ手段を駆動するようにしたので、トレー
ニング中に停電等により商用電源の供給が停止しても、
筋力運動中のトレーニング者へ筋力負荷を継続して与え
ることができ、筋力運動中に急に筋力負荷が無くなる事
態を防止して、けがや筋肉,関節等を痛めるような事故
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図はトレ
ーニング器具の概略構成図である。 6…電磁ブレーキ、10…停電対策装置、11…リレー、12
…電池、Q2…トランジスタ、R1,R2…抵抗、C2…コンデ
ンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源から電源を供給されて動作するブ
    レーキ手段によりトレーニング者に筋力負荷を提供する
    トレーニング器具において、 上記商用電源の供給が停止したことを検出する回路と、 上記商用電源の供給/停止をトレーニング者が知る表示
    手段と、 上記停止を検出した直後上記ブレーキ手段を一定の期間
    予備電源で駆動する回路とを備えることを特徴とするト
    レーニング器具の停電対策装置。
JP1989086017U 1989-07-21 1989-07-21 トレーニング器具の停電対策装置 Expired - Lifetime JPH076913Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS493736A (ja) * 1971-04-28 1974-01-14
JPS50108853A (ja) * 1974-01-31 1975-08-27
JPS61106266U (ja) * 1984-12-20 1986-07-05
JPH065816Y2 (ja) * 1985-07-26 1994-02-16 萩原電気株式会社 自転車式トレ−ニング機
JPS63314142A (ja) * 1987-03-10 1988-12-22 Nippon Signal Co Ltd:The 定電圧電源装置

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