JPH0768849A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH0768849A
JPH0768849A JP5168410A JP16841093A JPH0768849A JP H0768849 A JPH0768849 A JP H0768849A JP 5168410 A JP5168410 A JP 5168410A JP 16841093 A JP16841093 A JP 16841093A JP H0768849 A JPH0768849 A JP H0768849A
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color
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JP5168410A
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Masakatsu Sakurai
正勝 桜井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ資源を有効に使用しながら効率よくカ
ラー印刷処理を行える。 【構成】 CPU3がパネル部7により指定された色に
対応する印刷データをメモリ手段内に各指定色毎に1ペ
ージ分動的に確保し、該確保された特定色の印刷データ
をCPU3が各基準印刷データの組み合せデータに変換
し、該変換された変換データまたはRAM8に記憶され
た各基準印刷データに基づいて出力部9が記録媒体にカ
ラー印刷を行う構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ源からの指示に
よりフルカラー出力を行う印刷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、イエローY,マゼンタM,シアン
C,ブラックKの基本構成色によりフルカラー印刷を行
う印刷装置では、フルカラー出力を行う場合、イエロー
Y,マゼンタM,シアンC,ブラックKの各基本構成色
毎に、少なくとも1ページ分に相当する面バッファを用
意し、色指定された印字データを各YMCK成分に分解
し、それぞれの面バッファに記憶させ、印刷時にイエロ
ーY,マゼンタM,シアンC,ブラックKそれぞれの面
バッファに記憶されたデータを取り出し、それぞれの基
本構成色で印刷を行っていた。
【0003】従来、複数の制御コード体系モードを持
ち、ホストコンピュータ等データ源からの入力データに
応じて特定の制御コード体系処理に切り換え、出力処理
を行う印刷装置が提案されている。該印刷装置は、複数
のホストコンピュータあるいはアプリケーションソフト
が、印刷装置を共有して使用することを主な目的として
使用される。しかし、制御コード体系は数多く存在し全
てを同時に装着することができないため、各制御コード
体系の処理部は、本体に内臓されたり、あるいはボード
形式,カード形式,ハードディスク(HD)等の外部記
憶装置あるいはデータ源から処理プログラムをダウンロ
ードする等により供給され、データ源からの制御コード
体系指示情報に基づいて特定の制御コード体系が選択さ
れ、その制御コード体系により入力データの処理出力が
行われている。
【0004】さらに、出力用紙を仕分けすることを主な
目的とし、排紙トレイをシフト駆動させたりあるいは上
下に並べられた複数の排紙トレイを上下させることによ
り、排紙先を変える印刷装置が提案されている。該印刷
装置では、データ源から指示される切換え命令やデータ
のジョブ単位あるいは複数部数のコピー印刷が指示され
た時等に排紙先が変更される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷装置は上記のように構成されているので、例えば赤
黒の2色で印字したいような場合でも、常にYMCKの
面バッファを必要とするため、メモリ効率が非常に悪い
といった問題点があった。
【0006】また、データ処理の上でも、通常、黒色の
出力はブラックK成分による出力で済み、また、赤色の
出力はY成分とM成分を合成して出力するだけで済むの
に対して、従来の方法によると、各印字データをYMC
K成分に分ける処理を必要とし、データ処理に時間がか
かるといった問題点があった。
【0007】さらに、面バッファ形式は、出力用紙サイ
ズに対応する分のメモリを必要とし、少量の印字データ
にも関わらず非常に多くのメモリを必要とするが、反面
複雑な印字データでもメモリのオーバフローを回避でき
るという利点があるが、一方、バンドバッファ形式は印
字データを内部データ形式で保持するため、少量のメモ
リでの動作が可能である反面、複雑な印字データに対し
ては、内部データが多量になりメモリのオーバフローが
発生するという問題点があった。
【0008】また、データ源より指示された制御コード
体系が印刷装置側に装着されていない場合、本体側が備
えるデフォルトの制御コード体系あるいは直前に使用し
ていた制御コード体系でデータ処理を行っていたため、
全く意味のない出力がなされていた。また、制御コード
が異なることにより、内部の登録データが誤って削除さ
れたり、あるいはデータ源に誤った情報を応答する等様
々な悪影響を及ぼす問題点があった。
【0009】さらに、排紙先の変更は制御コード体系の
選択とは独立して行われていたため、排紙先が変更でき
るにも関わらず、複数の制御コード体系により出力され
る印刷データの印刷物が混同してしまうという問題点が
あった。また、データ源から排紙先を制御しようとして
も、通常は全ての制御コード体系データに排紙先を切り
換えるような制御命令があるわけではないので、データ
源側で特別の制御が必要になるなど、排紙制御が非常に
複雑化してしまうといった問題点もあった。
【0010】また、排紙先の変更は入力インタフェース
の選択とは独立して行われていたため、排紙先が変更で
きるにも関わらず、複数のデータ源から転送される印刷
データの印刷物が混同してしまうという問題点があっ
た。さらに、データ源から排紙先を制御しようとしても
他のデータ源がどのような排紙先の制御を行っているか
を把握する必要があり、排紙制御が非常に複雑化してし
まう等の問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、カラー印刷データを解析して各色の出
力データを生成して印刷可能な印刷装置において、特定
色の印刷データを処理する際に、特定色の出力データを
記憶する領域を動的に確保することにより、メモリ資源
を有効に使用できるとともに、複数の制御コード体系を
処理する際の制御コード体系処理を制御するとともに、
複数の排紙先を印刷環境設定状態に基づいて制御するこ
とにより、効率良く印刷処理を実行できる印刷装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の印刷
装置は、データ源から入力されるカラー印刷情報を解析
してイエローデータ,マゼンタデータ,シアンデータ,
ブラックデータの各基準印刷データを各色毎にページ単
位に記憶可能なメモリ手段と、特定の印刷色を指定する
指定手段と、この指定手段により指定された色に対応す
る印刷データを前記メモリ手段内に各指定色毎に1ペー
ジ分動的に確保する確保手段と、この確保手段により確
保された特定色の印刷データを各基準印刷データの組み
合せデータに変換する変換手段と、この変換手段により
変換された変換データまたは前記メモリ手段に記憶され
た各基準印刷データに基づいて記録媒体にカラー印刷を
行う印刷機構手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る第2の印刷装置は、データ源
から入力されるカラー印刷情報を解析してイエローデー
タ,マゼンタデータ,シアンデータ,ブラックデータの
各基準印刷データに分解するデータ分解手段と、このデ
ータ分解手段により分解された各基準印刷データのう
ち、いずれかの色の基準印刷データを1ページ分ビット
マップに記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手
段に記憶された基準印刷データ以外の各基準印刷データ
を所定のコードデータで各色毎に記憶する第2の記憶手
段と、前記第1の記憶手段から読み出される印刷データ
と前記第2の記憶手段に記憶された各色のコードデータ
に基づいて生成される各色の印刷データとを合成して記
憶媒体にカラー印刷を行う印刷機構手段とを有するもの
である。
【0014】本発明に係る第3の印刷装置は、所定の制
御コード体系に基づいて入力される印刷データを解析処
理する複数のデータ解析手段と、これらのデータ解析手
段の増設状態を示す資源データを記憶する記憶手段と、
入力された印刷データ中の制御コード体系指定データと
前記記憶手段に記憶された前記資源データとを比較照合
し、該比較照合結果に基づいて入力される印刷データを
読み飛ばすデータスキップ手段とを有するものである。
【0015】本発明に係る第4の印刷装置は、所定の制
御コード体系に基づいて入力される印刷データを解析処
理する複数のデータ解析手段と、これらのデータ解析手
段の増設状態を示す資源データを記憶する記憶手段と、
入力された印刷データ中の制御コード体系指定データと
前記記憶手段に記憶された前記資源データとを比較照合
し、該比較照合結果に基づいて入力される印刷データで
指定された制御コード体系を代替処理可能なデータ解析
手段を選択する選択手段とを有するものである。
【0016】本発明に係る第5の印刷装置は、データ源
と通信して印刷データを受信する複数のインタフェース
と、出力される用紙を複数の排紙先に仕分ける仕分け手
段と、いずれのインタフェースを介して印刷データが入
力されたかを判別する判別手段と、この判別手段の判別
結果に基づいて前記仕分け手段の仕分け先を制御する制
御手段とを有するものである。
【0017】本発明に係る第6の印刷装置は、所定の制
御コード体系に基づいて入力される印刷データを解析処
理する複数のデータ解析手段と、出力される用紙を複数
の排紙先に仕分ける仕分け手段と、入力される印刷デー
タで指定された制御コード体系を処理可能なデータ解析
手段を選択する選択手段と、この選択手段の選択結果に
基づいて前記仕分け手段の仕分け先を制御する制御手段
とを有するものである。
【0018】
【作用】第1の発明においては、確保手段が指定手段に
より指定された色に対応する印刷データをメモリ手段内
に各指定色毎に1ページ分動的に確保し、該確保された
特定色の印刷データを変換手段が各基準印刷データの組
み合せデータに変換し、該変換された変換データまたは
メモリ手段に記憶された各基準印刷データに基づいて印
刷機構手段が記録媒体にカラー印刷を行うので、一定容
量のメモリ資源を有効に活用した印刷処理が可能とな
る。
【0019】第2の発明においては、データ分解手段に
より分解された各基準印刷データのうち、いずれかの色
の基準印刷データが第1の記憶手段に1ページ分ビット
マップに記憶され、該記憶された基準印刷データ以外の
各基準印刷データが第2の記憶手段に所定のコードデー
タで各色毎に記憶されると、第1の記憶手段から読み出
される印刷データと前記第2の記憶手段に記憶された各
色のコードデータに基づいて生成される各色の印刷デー
タとを合成して印刷機構手段が記憶媒体にカラー印刷を
行うので、少ない容量のメモリ資源であっても効率よく
カラー印刷を行うことが可能となる。
【0020】第3の発明においては、入力された印刷デ
ータ中の制御コード体系指定データと前記記憶手段に記
憶された前記資源データとを比較照合し、該比較照合結
果に基づいてデータスキップ手段が入力される印刷デー
タを読み飛ばすので、印刷データ処理エラーとなるよう
な印刷処理を回避することが可能となる。
【0021】第4の発明においては、入力された印刷デ
ータ中の制御コード体系指定データと前記記憶手段に記
憶された前記資源データとを比較照合し、該比較照合結
果に基づいて選択手段が入力される印刷データで指定さ
れた制御コード体系を代替処理可能なデータ解析手段を
選択するので、印刷データ処理エラーとなるような印刷
処理を極力回避することが可能となる。
【0022】第5の発明においては、判別手段によりい
ずれのインタフェースを介して印刷データが入力された
かが判別されると、該判別結果に基づいて制御手段が仕
分け手段の仕分け先を制御するので、データ源側におけ
る排紙先制御負担を大幅に軽減することが可能となる。
【0023】第6の発明においては、選択手段が入力さ
れる印刷データで指定された制御コード体系を処理可能
なデータ解析手段を選択し、該選択結果に基づいて制御
手段が仕分け手段の仕分け先を制御するので、データ源
側における排紙先制御負担を大幅に軽減することが可能
となる。
【0024】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す印刷装
置の制御構成を説明するブロック図である。
【0025】図において、1は印刷装置本体、2は外部
のホストコンピュータでありデータ源となる。3は前記
印刷装置本体1内の全体的な動作を制御するCPU、4
は前記ホストコンピュータ2より送られてくるデータを
格納する入力インタフェース、5は後述する図4〜図9
に示すフローチャートのプログラムおよび印刷装置本体
1を制御するプログラム等が格納されているプログラム
ROM、6は前記入力インタフェース4に入力された文
字コードに対応する文字パターンが格納されたフォント
ROMである。7はパネル部で、オペレータはこのパネ
ル部7からフルカラー印刷か特定色指定による印刷かを
指定し、特定色の場合にはさらに色指定も行う。8はR
AMであり、CPU3がプログラムを実行する際にワー
クエリア等として使用する。
【0026】また、このRAM8内には、現在作成途中
のページの有無を示す印字データフラグ8aと、現在の
カラー出力がYMCKの面バッファ構成によるフルカラ
ー出力を行うモードか、特定色の面バッファ構成による
特定色出力を行うモードであるかを示す印字モードフラ
グ8bがある。また、後述する図2に示すウインドウメ
モリ8cがあり、印字モードによりメモリの割り当て領
域が可変になる。9は出力部で、ウインドメモリ8cに
蓄えられたページデータの印刷を行う。
【0027】この様に構成された印刷装置において、確
保手段(CPU3)が指定手段(パネル部7)により指
定された色に対応する印刷データをメモリ手段内に各指
定色毎に1ページ分動的に確保し、該確保された特定色
の印刷データを変換手段(CPU3)が各基準印刷デー
タの組み合せデータに変換し、該変換された変換データ
またはメモリ手段(RAM8)に記憶された各基準印刷
データに基づいて印刷機構手段(出力部9)が記録媒体
にカラー印刷を行うので、一定容量のメモリ資源を有効
に活用した印刷処理が可能となる。
【0028】なお、指定手段は、データ源からの指示で
あってもよい。
【0029】図2は、図1に示したウインドウメモリ8
cのメモリマップを説明する模式図であり、(a)はY
MCKによるフルカラー印刷時のウインドウメモリに対
応し、YMCKの各基本構成色毎に1ページの大きさに
相当する面バッファが割り付けられる。(b)は特定色
指定の場合に対応し、赤黒2色での印刷時のウインドウ
メモリを示し、赤と黒それぞれに1ページの大きさに相
当する面バッファが割り付けられる。また、この場合に
は、各面バッファに対応する基本構成色を示す情報を持
ち、赤用面バッファに対してはYとM、黒用面バッファ
に対してはKとなる。
【0030】図3は、図1に示したウインドウメモリ8
cのメモリマップを説明する模式図であり、特定色出力
時の面バッファ情報をYMCKでの出力に変換する部分
の例に対応する。
【0031】この図に示すように、赤の出力の場合に
は、面バッファから読み込んだ情報をY用面バッファか
ら読み込んだようにして出力し、また、同時にM用面バ
ッファから読み込んだかのように出力する。
【0032】図4は本発明の第1実施例を示す印刷装置
における第1の色印刷データ展開処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(13)は各ス
テップを示す。
【0033】印刷装置本体1に電源が供給されると、ま
ず、印刷装置本体1の初期設定を行う(1)。本実施例
では、RAM8上の印字データフラグ8aをオフし、印
字モードフラグ8bをオフとし、ウインドウメモリ8c
を図2の(a)に示すようにYMCKの面バッファに割
り付ける。
【0034】次いで、パネル部7において切換えが指定
されているかどうかを判定し(2)、指定がない場合に
は、入力インタフェース4から受信データを受け取る
(3)。次いで、その受信データが特定色指定命令であ
るかどうかを判断し(4)、受信データが特定色指定命
令でない場合には、受信データが排紙命令かどうかを判
断し(5)、排紙命令でない場合には、通常印字データ
扱いとなる。この場合には、印字モードフラグ8bをR
AM8から取り出し、その内容がオフ状態かどうかを判
定し(6)、YESの場合には、受信データを印字デー
タとして取り出す(7)。この時、印字データには文字
コードとともにフルカラーの色指定情報が付加されてい
る。
【0035】次いで、印字データフラグ8aをオンに設
定し(8)、受信した文字コードに対応する文字パター
ンをフォントROM6内から検索し、更に指定された色
をイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックK成分
に分解し、図2の(a)に示すYMCKの面バッファの
ウインドウメモリにYMCKの各成分毎にパターン展開
し(9)、ステップ(2)に戻る。
【0036】一方、ステップ(2)の判断で、パネル部
7において切換え指定がある場合には、ステップ(1
0)に進み、詳細は後述する図5に示すパネル処理ルー
チンを実行し、処理終了後、ステップ(3)に戻る。
【0037】一方、ステップ(4)の判定で、特定色指
定命令と判定された場合には、ステップ(11)に進
み、特定色指定命令処理ルーチンを実行し、処理終了
後、ステップ(2)に戻る。
【0038】一方、ステップ(5)の判定で、排紙命令
と判定された場合には、ステップ(12)に進み、排紙
処理ルーチンを実行し、処理終了後、ステップ(2)に
戻る。
【0039】一方、ステップ(6)の判定で、印字モー
ドフラグがONの場合には、ステップ(13)に進み、
特定色での印字ルーチンをを実行し、処理終了後、ステ
ップ(2)に戻る。
【0040】図5は、図4に示したパネル処理ルーチン
の詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0041】まず、印字データフラグ8aがオン状態か
どうかを判定し(1)、オフ状態の場合には、パネル部
7からの印字色指定データ取り出し(2)、後述する印
字色設定処理ルーチンを呼び出して実行し(3)、リタ
ーンする。
【0042】一方、ステップ(1)でYESの場合は排
紙処理ルーチンを実行して(4)、ステップ(2)に戻
る。
【0043】図6は、図4に示した特定色指定命令処理
ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0044】まず、RAM8上に記憶されている印字デ
ータフラグ8aがオン状態かどうかを判定し(1)、オ
フ状態の場合には、命令での印字色指定データを取り出
し(2)、後述する印字色設定処理ルーチンを実行し
(3)、処理をリターンする。
【0045】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合には、後述する排紙処理ルーチンを実行し(4)、ス
テップ(2)に戻る。
【0046】図7は、図4〜図6に示した排紙処理ルー
チンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0047】まず、RAM8上に記憶された印字モード
フラグ8bがオン状態かどうかを判断し(1)、オフ状
態の場合には、YMCKの各面バッファの情報を取り出
し、出力部9にてYMCKによるフルカラー出力を行う
(2)。なお、本実施例におけるフルカラー出力はYM
CK成分による出力なので、ウインドウメモリ8cに格
納されたYMCKに対応した面バッファを順次取り出し
て、出力部9に転送すれば良い。
【0048】次いで、印字データフラグ8aをオフに設
定し(3)、呼び出されたルーチンに戻る。
【0049】一方、ステップ(1)の判定でオン状態と
判定された場合には、ウインドウメモリ8cに格納され
た各指定色毎の面バッファおよびその面バッファを出力
すべきYMCKの基本構成色情報を取り出し、面バッフ
ァを対応する基本構成色として出力部9に転送し
(4)、ステップ(3)に戻る。これにより、例えば図
3に示す例では、赤用に割り当てた面バッファとそれを
出力する基本構成色がYとMであることを示し、この面
バッファを取り出して出力部9に対して、YとMとして
転送することを示している。
【0050】図8は、図4に示した特定色での印字ルー
チンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0051】まず、受信データを印字データとして取り
出す(1)。この時、印字データには文字コードととも
に特定色での色指定情報が付加されている。次いで、印
字データフラグ8aをオン状態に設定し(2)、受信し
た文字コードに対応する文字パターンをフォントROM
6内から検索し、さらに指定された色に対応する面バッ
ファをウインドウメモリ8cから検索しパターン展開し
(3)、図4に示したステップ(2)に戻る。この時、
図4に示したステップ(9)の場合とは異なり、YMC
K成分への分解は行わない。
【0052】図9は、図5,図6に示した印字色設定処
理ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0053】まず、特定色指定かどうかを判定し
(1)、この判断でNOの場合は、RAM8上に記憶さ
れた印字モードフラグ8bをオフに設定し(2)、ウイ
ンドウメモリ8cをYMCK出力用の面バッファに割り
付け(3)、呼び出されたルーチンに戻る。
【0054】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合には、RAM8上に記憶された印字モードフラグ8b
をオンに設定し(4)、色指定がまだ残っているかどう
かを判断し(5)、この判断でYESの場合には、指定
色を取り出し(6)、ウインドウメモリ8c内を指定さ
れた色用の面バッファとして割り付け、さらに指定色に
対応する基本構成色を設定し(7)、ステップ(5)に
戻る。該割り付け例として、赤と黒が指定された場合
を、図2の(b)に示す。
【0055】一方、ステップ(5)の判断でNOの場合
は、呼び出されたルーチンに戻る。
【0056】なお、上記実施例では、ページプリンタ等
の印刷装置における実施例を説明したが、CRTディス
プレイ等の表示装置にも容易に適用することができる。
【0057】また、上記実施例では、1ページ分のウイ
ンドウ領域を用いた出力例を説明したが、ホストコンピ
ュータ2からのデータを内部データ形式で保持し、1ペ
ージ分のウインドウを持たず部分的なウインドウ領域上
でイメージ展開を行い、出力を行う印刷装置にも応用す
ることが可能である。 〔第2実施例〕図10は本発明の第2実施例を示す印刷
装置における制御構成を説明するブロック図である。
【0058】図において、11は印刷装置本体、12は
外部のホストコンピュータでありデータ源となる。13
は前記印刷装置本体11内の全体的な動作を制御するC
PUである。14は前記ホストコンピュータ12から送
られてくるデータを格納する入力インタフェース、15
は後述する図12に示すフローチャートのプログラムお
よび印刷装置本体11を制御するプログラム等が格納さ
れているプログラムROMである。16は前記入力イン
タフェース14に入力された文字コードに対応する文字
パターンが格納されたフォントROMである。17はR
AMで、CPU13がプログラムを実行する際にワーク
エリア等として使用する。また、このRAM17内に
は、ホストコンピュータ12より指定された印字色を格
納する印字色格納部17aと、K色出力データをイメー
ジデータ化して格納するための1ページ分の面バッファ
メモリ17bと、YMC色の内部データを一時的に展開
するためのYMC用に分けられたバンドバッファメモリ
17cと、YMC色の出力データを内部データ形式で格
納するための内部データ格納部17dがある。18は出
力部で、面バッファメモリ17bとバンドバッファメモ
リ17cに格納されたYMCKそれぞれのイメージ化さ
れたデータを合成し、YMCKによりフルカラーの印刷
を行う。
【0059】この様に構成された印刷装置において、デ
ータ分解手段(CPU13)により分解された各基準印
刷データのうち、いずれかの色の基準印刷データが第1
の記憶手段(面バッファメモリ17b)に1ページ分ビ
ットマップに記憶され、該記憶された基準印刷データ以
外の各基準印刷データが第2の記憶手段(バンドバッフ
ァメモリ17c)に所定のコードデータで各色毎に記憶
されると、第1の記憶手段から読み出される印刷データ
と前記第2の記憶手段に記憶された各色のコードデータ
に基づいて生成される各色の印刷データとを合成して印
刷機構手段(出力部11)が記憶媒体にカラー印刷を行
うので、少ない容量のメモリ資源であっても効率よくカ
ラー印刷を行うことが可能となる。
【0060】図11は、図10に示したRAM17上で
の面バッファ形式とバンドバッファ形式とのデータ展開
対応を示す模式図である。
【0061】(a)はK色用に割り当てた面バッファ1
7bに印字データを展開し、イメージ化した画像を示
し、該イメージ化した画像の各画素は出力部18の画素
と1対1に対応している。
【0062】(b)は内部データ格納部17dに格納さ
れたYMC色に対応する内部データ構造を示し、フォン
トROM16内のビットマップ文字ポインタ(ptr)
と、出力時の位置を示す座標値(x,y)と、出力位の
印字色(color)と次の文字へのポインタ(nex
t)とで1文字分の印字情報を表す構造になっている。
【0063】(b)には、文字「A」,「B」,「C」
を印字する情報を内部データ形式で格納した状態が示さ
れている。この内部データ形式の場合には、印刷時にフ
ォントROM16から文字パターンを取り出し、(c)
に示すように、設定された色(color)のバンドバ
ッファメモリの設定された座標位置(x,y)にパター
ンを展開することを、内部データがなくなるまで(ne
xtポインタ部がnullになるまで)繰り返す。この
ようなパターン展開は、バンドバッファメモリ17c上
で行われ、面バッファメモリ17bと重ね合わされて出
力部18に転送される。
【0064】図12は本発明の第2実施例を示す印刷装
置における第2の色印刷データ展開処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1)〜(13)は各
ステップを示す。
【0065】まず、印刷装置本体11に電源が供給され
ると、印刷装置本体11の初期設定を行う(1)。な
お、本実施例では、印字色を黒色に初期化し印字色格納
部17aに格納し、用紙サイズに対応した大きさの1面
分のメモリをK色用の面バッファとして面バッファメモ
リ17bに割り付け、面バッファメモリ17bと同じ大
きさのメモリをバンドバッファメモリ17cに割り付
け、これをYMCで3等分し使用する。ただし、このバ
ンドバッファメモリ17cの大きさはこれに限ったもの
でなく、装置により最適な大きさに設定すれば良い。残
りのメモリは内部データ格納部17dとして割り付け
る。
【0066】次いで、入力インタフェース14から受信
データを受け取る(2)。次いで、その受信データが印
字色指定命令であるかどうかを判断し(3)、受信デー
タが印字色指定命令である場合には、ステップ(8)に
進み、指定された色を印字色格納部17aに格納し、ス
テップ(2)に戻る。
【0067】一方、ステップ(3)の判断でNOの場合
には、受信したデータが排紙命令かどうかを判断し
(4)、NOの場合は、印字データとして解釈して受信
した文字コードに対応する文字パターンをフォントRO
M16内から検索し(5)、印字色格納部17aに登録
されている色が黒色かどうかを判断し(6)、NOなら
ば検索したパターンを図11に示した(b)で示した内
部データ形式に変換して内部データ格納部17dに格納
し(7)、ステップ(2)に戻る。なお、ステップ
(7)では、さらに印字位置と印字色格納部17aに設
定されている色情報を取り出し内部データ形式に設定す
る。この内部データのリンクは最後に設定された内部デ
ータのnextポインタ部がnullなので、そのポイ
ンタ部が新たに追加した内部データを指示するように書
き換え、その内部データのnextポインタ部をnul
lに設定する。
【0068】一方、ステップ(4)の判断でYESの場
合には、ステップ(9)に進み、内部データ格納部7d
に格納された内部データ形式の情報をデータのリンク構
造に従い順次取り出し、設定されているcolor情報
に対応するYMCのバンドバッファメモリ17cに展開
する(9)。次いで、K色用面バッファメモリ17bに
格納されたイメージ化されたデータを取り出し、YMC
のバンドバッファメモリ17cのデータとともに出力部
18に転送する(10)。次いで、YMCKのイメージ
化されたデータ受け取りを出力部18によりYMCKに
よるフルカラー出力を行い(11)、1ページ分の出力
が終了したかどうかを判定し(12)、YESの場合に
はステップ(2)に戻り、NOの場合はステップ(9)
に戻り、バンドバッファメモリ17cへの展開処理を行
うが、この場合には、1ページ分を一度に行うことがで
きない。
【0069】本実施例では、バンドバッファを1ページ
分の3分の1の大きさに割り付けたので、ステップ
(9)〜(11)を3回繰り返すことにより1ページ分
の出力が終了する。
【0070】すなわち、1回目の印字では1ページの上
3分の1の印字を行い、2回目の印字では1ページの中
3分の1の印字を行い、3回目の印字で下3分の1を行
う。
【0071】リンク順に処理する内部データの印字位置
やパターンが、現在処理中のページ位置内にあるデータ
についてのみ、バンドバッファへのイメージ展開処理を
行う。
【0072】また、ステップ(6)の判断でYESの場
合には、ステップ(13)においてステップ(5)で検
索した文字パターンをK色用の面バッファメモリ17b
に展開し、ステップ(2)に戻る。
【0073】なお、上記実施例では、ページプリンタ等
の印刷装置における場合について説明したが、CRT等
のディスプレイ装置にも容易に適用することができる。
【0074】また、上記実施例では、内部データ形式を
図11の(b)に示すデータ構造となる場合を例とした
が、ホストコンピュータ12からの受信データの形で保
持することも可能である。
【0075】さらに、上記実施例では、K面のみを面バ
ッファとし、YMCはバンドバッファとする場合につい
て説明したが、印字目的によりYMCKの面バッファと
バンドバッファへの割り当ては適宜決定すれば良い。
【0076】また、上記実施例では、内部データ形式が
文字の場合を例として説明したが、線やパターンや図形
あるいはイメージを組み合せることも可能である。 〔第3実施例〕図13は第3実施例を示す印刷装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0077】なお、本実施例では、プログラムROMを
増設することで、複数の制御コード体系を持つことが可
能な印刷装置に応用する場合について説明する。また、
本実施例では、4つの制御コード体系、例えば制御コー
ド体系A,制御コード体系B,制御コード体系C,制御
コード体系Dを持った場合を例として以下説明する。
【0078】図において、21は印刷装置本体、22は
外部のホストコンピュータでありデータ源となる。23
は前記印刷装置本体1内の全体的な動作を制御するCP
U、24は前記ホストコンピュータ22より送られてく
るデータを格納する入力インタフェースであり、データ
の受け取りとともにデータタイムアウトの監視を行う。
【0079】なお、これらの処理は、後述する図15に
示す処理と並行して行われる。また、本実施例におい
て、データタイムアウトとは、ホストコンピュータ22
から入力インタフェース24へのデータ転送がある一定
時間行われなかったことを意味し、データタイムアウト
が発生した場合、後述するデータタイムアウトフラグ2
9dにデータタイムアウトが発生したことを設定する。
25は後述する図15に示すフローチャートのプログラ
ムおよび本印刷装置全体を制御するプログラム等が格納
されているプログラムROMである。26は前記入力イ
ンタフェース24に入力された文字コードに対応する文
字パターンが格納されたフォントROMである。27は
パネル部で、エラーや警告メッセージの表示およびオペ
レータより後述するデータスキップモードの解除の指定
を行う。28は増設プログラムROMで、着脱可能な形
式で装着され複数の制御コード体系の処理プログラムが
格納されている。29はRAMで、CPU23がプログ
ラムを実行する際のワークエリアやページデータの格納
等に使用する。また、RAM29内には、後述する図1
5に示す現在動作可能な制御コード体系を管理する制御
コード体系テーブル29aと、現在選択されている制御
コード体系を示す制御コード体系フラグ29bと、デー
タスキップ中であるかどうかを示すデータスキップフラ
グ29cと、データタイムアウトが発生したことを示す
データタイムアウトフラグ29dが記憶される。30は
出力部で、RAM29に蓄えられたページデータを用紙
に出力し排紙する。
【0080】この様に構成された印刷装置において、入
力された印刷データ中の制御コード体系指定データと前
記記憶手段(RAM29)に記憶された前記資源データ
(制御コード体系テーブル29aに記憶される)とを比
較照合し、該比較照合結果に基づいてデータスキップ手
段(CPU23)が入力される印刷データを読み飛ばす
ので、印刷データ処理エラーとなるような印刷処理を回
避することが可能となる。
【0081】図14は、図13に示したRAM29に記
憶される制御コード体系テーブル29aのデータ構造を
示す模式図である。
【0082】この図に示すように、動作可能な制御コー
ド体系の数と、その数分の制御コード体系を識別するI
Dとその制御コード体系処理を行うためのプログラムの
エントリアドレスが格納されており、本実施例では、例
えば4つの制御コード体系が動作可能なことを示してあ
る。
【0083】図15は本発明の第3実施例を示す印刷装
置における制御コード体系設定制御手順の一例を示すフ
ローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステ
ップを示す。
【0084】まず、本装置に電源が供給されると、印刷
装置本体21の初期設定を行う(1)。次いで、増設プ
ログラムROM28内の制御コード体系処理プログラム
を検索し、制御コード体系を識別するIDとそのプログ
ラムのエントリアドレスを、図14に示した制御コード
体系テーブル29aに検索した制御コード体系の数とと
もに設定する(2)。なお、増設プログラムROM28
内の各制御コード体系処理プログラムは、あらかじめ決
められたフォーマットに従って検索すれば良い。
【0085】また、制御コード体系テーブル29a上に
設定する順序は、検索で見付かった順番に行う。
【0086】次いで、制御コード体系テーブル29aの
最初に登録されている制御コード体系をデフォルトの制
御コード体系として、その識別IDを制御コード体系フ
ラグ29bに設定し、その制御コード体系の動作環境で
初期化し、データスキップフラグ29cをオフにし、ま
た、パネル部27のデータスキップ表示をオフに設定
し、パネル部27のデータスキップ表示を行わない状態
にする(3)。
【0087】次いで、データタイムアウトフラグ29d
によりデータタイムアウトが発生しているかどうかを判
断し(4)、YESの場合にはステップ(3)に戻り、
NOの場合は、入力インタフェース24に取り込まれた
受信データを取り出し(5)、その受信データが制御コ
ード体系指定命令かどうかを判断し(6)、YESの場
合には、制御コード体系テーブル29a内を検索し、指
定された制御コード体系があるかどうかを判定し
(7)、YESの場合には、データスキップフラグ29
cをオフに設定し(8)、次にパネル部27のデータス
キップ表示をオフに設定し、パネル部27のデータスキ
ップ表示を行わない状態にする(9)。次いで、検索し
た制御コード体系の識別IDを制御コード体系フラグ2
9bに設定し、その制御コード体系の動作環境で初期化
し(10)、ステップ(4)に戻る。なお、この際の初
期化処理や後述するステップ(15)での制御コード体
系特有の印刷処理は、検索したコード体系のプログラム
のエントリアドレスから順次プログラムを実行すること
により行う。
【0088】一方、ステップ(7)の判断でNOの場合
は、データステップフラグ29cをオンに設定し(1
1)、パネルのデータスキップ表示をオンに設定し(1
2)、パネル部27のデータスキップ表示を行い、ステ
ップ(4)に戻る。
【0089】一方、ステップ(6)の判断でNOの場合
は、データスキップフラグ29cがオン状態かどうかを
判断し(13)、NOの場合には、受信データが現在動
作している制御コード体系の処理を終了させる命令であ
るかどうかを判定し(14)、NOの場合には、現在動
作中の制御コード体系における印刷処理を行い(1
5)、ステップ(4)に戻る。
【0090】一方、ステップ(14)の判定でYESの
場合には、ステップ(3)に戻り、また、ステップ(1
3)の判定でYESの場合には、パネル部27からデー
タスキップ終了指示があるかどうかを判断し(16)、
YESの場合には、ステップ(3)に戻り、NOの場合
には、ステップ(4)に戻る。
【0091】なお、本実施例では、制御コード体系の選
択は、制御コード体系を識別する入力データにより行っ
ている。また、制御コード体系データの読み飛ばし(ス
キップ)は、データタイムアウトまで行っている。さら
に、制御コード体系データの読み飛ばし(スキップ)
は、パネル部から終了指示がなされるまで継続するよう
に制御してもよい。また、制御コード体系データの読み
飛ばし(スキップ)は、装着されている制御コード体系
を指示するデータが来るまで実行するように制御しても
よい。
【0092】なお、上記実施例では、プログラムを増設
することで複数の制御コード体系を持つ印刷装置を例と
して説明したが、制御コード体系の着脱は、ボード形
式,カード形式,ハードディスク(HD)等の外部記憶
装置あるいはデータ源から処理プログラムをダウンロー
ドする等して供給する場合にも容易に適用することが可
能である。 〔第4実施例〕図16は第4実施例を示す印刷装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0093】なお、本実施例では、プログラムROMを
増設することで、複数の制御コード体系を持つことが可
能な印刷装置に応用する場合について説明する。また、
本実施例では、4つの制御コード体系、例えば制御コー
ド体系A,制御コード体系B,制御コード体系C,制御
コード体系Dを持った場合を例として以下説明する。
【0094】図において、31は印刷装置本体、32は
外部のホストコンピュータでありデータ源となる。33
は前記印刷装置本体31内の全体的な動作を制御するC
PU、34は前記ホストコンピュータ32より送られて
くるデータを格納する入力インタフェースであり、デー
タの受け取りとともにデータタイムアウトの監視を行
う。
【0095】なお、これらの処理は、後述する図18に
示す処理と並行して行われる。また、本実施例におい
て、データタイムアウトとは、ホストコンピュータ32
から入力インタフェース34へのデータ転送がある一定
時間行われなかったことを意味し、データタイムアウト
が発生した場合、後述するデータタイムアウトフラグ3
9dにデータタイムアウトが発生したことを設定する。
35は後述する図18に示すフローチャートのプログラ
ムおよび本印刷装置全体を制御するプログラム等が格納
されているプログラムROMである。36は前記入力イ
ンタフェース34に入力された文字コードに対応する文
字パターンが格納されたフォントROMである。37は
パネル部で、エラーや警告メッセージの表示およびオペ
レータより後述するデータスキップモードの解除の指定
を行う。38は増設プログラムROMで、着脱可能な形
式で装着され複数の制御コード体系の処理プログラムが
格納されている。39はRAMで、CPU33がプログ
ラムを実行する際のワークエリアやページデータの格納
等に使用する。また、RAM39内には、後述する図1
7に示す現在動作可能な制御コード体系を管理する制御
コード体系テーブル39aと、現在選択されている制御
コード体系を示す制御コード体系フラグ39bと、検索
した制御コード体系がない時、デフォルト制御コード体
系にするかどうかを示すデフォルト制御コード体系フラ
グ39cがある。40は出力部で、RAM39に蓄えら
れたページデータを用紙に出力し排紙する。
【0096】この様に構成された印刷装置において、入
力された印刷データ中の制御コード体系指定データと前
記記憶手段(RAM39)に記憶された前記資源データ
とを比較照合し、該比較照合結果に基づいて選択手段
(CPU33)が入力される印刷データで指定された制
御コード体系を代替処理可能なデータ解析手段(プログ
ラムROM35,38)を選択するので、印刷データ処
理エラーとなるような印刷処理を極力回避することが可
能となる。
【0097】図17は、図16に示したRAM39に記
憶される制御コード体系テーブル39aのデータ構造を
示す模式図である。
【0098】この図に示されるように、動作可能な制御
コード体系の数と、その数分の制御コード体系を識別す
るIDと、その制御コード体系処理を行うためのプログ
ラムのエントリアドレスおよびその制御コード体系に近
いコード体系のIDを、代替可能な制御コード体系を識
別するIDとして格納されており、本実施例では、制御
コード体系A〜Dが動作可能で、制御コード体系A1〜
D1は制御コード体系A〜Dで代用可能なことを示して
いる。
【0099】つまり、制御コード体系Aが動作可能であ
り、その処理プログラムのエントリアドレスはアドレス
Aであるが、さらに制御コード体系A1の処理を代用す
ることができることを示し、制御コード体系A1が指定
された時、それを検索しても制御コード体系A1はない
が、制御コード体系Aで代用することができることとな
る。
【0100】図18は本発明の第4実施例を示す印刷装
置における制御コード体系設定制御手順の一例を示すフ
ローチャートである。なお、(1)〜(11)は各ステ
ップを示す。
【0101】まず、印刷装置本体31に電源が供給され
ると、印刷装置本体31の初期設定を行い、デフォルト
制御コード体系指定フラグ39cをオフするこのデフォ
ルト制御コード制御体系指定フラグ39cは、各ステッ
プ処理と並行して行われるパネル部37からの指示によ
り設定内容が更新される(1)。
【0102】次いで、増設プログラムROM38内の制
御コード体系処理プログラムを検索し、制御コード体系
を識別するIDとそのプログラムのエントリアドレスお
よび代替可能な制御コード体系を識別するIDを、図1
7に示した制御コード体系テーブル39aに検索した制
御コード体系の数とともに設定する(2)。増設プログ
ラムROM38内の各制御コード体系処理プログラム
は、あらかじめ決められたフォーマットで格納されてい
るので、そのフォーマットに従って検索すれば良い。ま
た、テーブル上に設定する順序は検索で見付かった順番
に行う。次いで、制御コード体系テーブル39aの最初
に登録されている制御コード体系をデフォルトの制御コ
ード体系とし、その識別IDを制御コード体系フラグ3
9bに設定し、その制御コード体系の動作環境で初期化
する(3)。次いで、入力インタフェース34に取り込
まれた受信データを取り出し(4)、該受信データが制
御コード体系指定命令かどうかを判定し(5)、YES
の場合には、制御コード体系テーブル39a内を検索
し、指定された制御コード体系があるかどうかを判定し
(6)、YESの場合には、ステップ(8)に進み、検
索した制御コード体系の識別IDを制御コード体系フラ
グ39bに設定し、その制御コード体系の動作環境で初
期化し(8)、ステップ(4)に戻る。該初期化処理
や、後述するステップ(11)での制御コード体系特有
の印刷処理は、検索した制御コード体系のプログラムの
エントリアドレスから順次プログラムを実行することに
より行う。
【0103】一方、ステップ(6)の判断でNOの場合
は、制御コード体系テーブル39a内を検索し、指定さ
れた制御コード体系が代替可能な制御コード体系である
かどうかを判断し(7)、YESの場合には、ステップ
(8)を実行し、NOの場合には、デフォルトの制御コ
ード体系指定フラグがオン状態かどうかを判定し
(9)、YESの場合にはステップ(3)に戻り、NO
の場合には、ステップ(4)に戻る。
【0104】一方、ステップ(5)の判断でNOの場合
には、受信データが現在動作している制御コード体系の
処理を終了させる命令かどうかを判断し(10)、NO
の場合には、現在動作中の制御コード体系における印刷
処理を行い(11)、ステップ(4)に戻り、YESの
場合にはステップ(3)に戻る。
【0105】なお、上記実施例では、プログラムを増設
することで複数の制御コード体系を持つ印刷装置を例と
して説明したが、制御コード体系の着脱は、ボード形
式,カード形式,ハードディスク(HD)等の外部記憶
装置あるいはデータ源から処理プログラムをダウンロー
ドする等して供給する場合にも、本発明を適用すること
ができる。 〔第5実施例〕図19は本発明の第5実施例を示す印刷
装置の制御構成を説明するブロック図である。なお、本
実施例では、2つの入力インタフェースを持ち、排紙ト
レイをシフト動作させることで仕分け出力を行う印刷装
置に応用した場合を例として説明する。
【0106】図において、41は印刷装置本体、42
a,42bは外部のホストコンピュータでありデータ源
となる。43は前記印刷装置本体41内の全体的な動作
を制御するCPU、44a,44bはホストコンピュー
タ42a,42bより送られてくるデータを格納する入
力インタフェース、45は後述する図22に示すフロー
チャートのプログラムおよび本印刷装置全体を制御する
プログラム等が格納されているプログラムROMであ
る。46は入力インタフェース44aまたは入力インタ
フェース44bに入力された文字コードに対応する文字
パターンが格納されたフォントROM、47はRAM
で、CPU43がプログラムを実行する際のワークエリ
アやページデータの格納等に使用する。また、このRA
M47内には、入力インタフェース44aまたは入力イ
ンタフェース44bのどちらが選択されているかを示す
インタフェースフラグ47aがある。48は出力部で、
RAM47に蓄えられたページデータを用紙に出力し排
紙する。49は排紙トレイ駆動部で、後述する図20に
示す排紙トレイ53を左右にシフト動作させる。
【0107】この様に構成された印刷装置において、判
別手段によりいずれのインタフェース(入力インタフェ
ース44a,44b)を介して印刷データが入力された
かが判別されると、該判別結果に基づいて制御手段(C
PU43)が仕分け手段(後述する排紙トレイ53)の
仕分け先を制御するので、データ源側における排紙先制
御負担を大幅に軽減することが可能となる。
【0108】図20は、図19に示した印刷装置本体4
1の排紙トレイ機構を示す概略斜視図である。
【0109】図において、51は本体で、印刷された用
紙52a,52b,52cを排紙トレイ53が左右(矢
印)方向に移動して受け取る。
【0110】図21は、図20に示した排紙トレイ53
のシフト状態を示す概略斜視図であり、(a)は左シフ
ト状態を示し、(b)は右シフト状態を示す。
【0111】図22は本発明の第4実施例を示す印刷装
置における排紙制御手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0112】まず、電源が供給されると、印刷装置本体
41の初期設定を行う(1)。次いで、RAM47に記
憶されるインタフェースフラグ47aをオフに設定し
(2)、入力インタフェースが選択されていない状態に
する。次いで、ホストコンピュータ42aあるいはホス
トコンピュータ42bからの入力データがあるかどうか
を判断し(3)、NOの場合には、ステップ(3)を繰
返し、YESの場合には、入力インタフェース44aと
入力インタフェース44bのどちらから入力されたかど
うかを判断し(4)、入力インタフェース44a側から
であれば、インタフェースフラグ47aに「1」を設定
し(5)、排紙トレイ駆動部49に左シフト動作を指示
し、図21の(a)に示すように排紙トレイ53を左シ
フトさせる(6)。
【0113】一方、ステップ(4)の判断で、入力イン
タフェース44b側からであれば、インタフェースフラ
グ47aに「2」を設定し(7)、排紙トレイ駆動部4
9に右シフト動作を指示し、図21の(b)に示すよう
に排紙トレイ53を右シフトさせる(8)。
【0114】次いで、ホストコンピュータ42aあるい
はホストコンピュータ42bからの入力データがあるか
どうかを判断し(9)、NOならばステップ(9)を繰
返し、YESの場合には、入力されたインタフェースが
選択されているインタフェースかどうかを判断し(1
0)、NOであれば接続されているホストコンピュータ
に信号を送りビジーであることを知らせ(11)、デー
タの転送を中断させ、ステップ(9)に戻る。つまり、
インタフェースフラグ47aが「1」の時は、ホストコ
ンピュータ42bからのデータ入力に対してはビジー扱
いとなり、「2」の時は、ホストコンピュータ42aか
らのデータ入力に対してはビジー扱いとなる。
【0115】一方、ステップ(10)の判断でYESの
場合には、選択されたインタフェース側から受信データ
を取り出し(12)、受信データが排紙命令かどうかを
判断し(13)、YESの場合には排紙処理を行い(1
4)、ステップ(2)に戻る。該排紙処理は、RAM4
7に格納されたページデータを取り出し、出力部48に
転送することで行う。
【0116】一方、ステップ(13)の判断でNOの場
合には、通常の印刷装置本体41におけるデータ処理を
行い(15)、ステップ(9)に戻る。該通常処理と
は、例えば文字データであれば、フォントROM46内
からその文字コードに対応するパターンを取り出し、R
AM47内にページデータとして格納することを行うも
のである。
【0117】なお、上記実施例では、2つのインタフェ
ースを持つ印刷装置に本発明を適用する場合について説
明したが、これ以上のインタフェースを持つ印刷装置に
おいても本発明を適用できることはいうまでもない。
【0118】また、上記実施例では、排紙トレイ53の
シフト動作が左右の2段階に配置移動可能な例を説明し
たが、これ以上のシフト動作が可能な場合にも容易に応
用できる。
【0119】さらに、上記実施例では、排紙先の変更を
排紙トレイ53のシフト動作で行う場合について説明し
たが、上下にシフトする排紙トレイまたは複数の出力口
を持つ場合にも応用可能である。
【0120】また、上記実施例では、インタフェースの
選択をデータ入力順に行う場合について説明したが、他
の優先順位情報に基づいて選択する構成であっても良
い。 〔第6実施例〕図23は本発明の第5実施例を示す印刷
装置の制御構成を説明するブロック図である。なお、本
実施例では、2つの制御コード体系を持ち、排紙トレイ
をシフト動作させることで仕分け出力を行う印刷装置に
適用する場合を例として説明する。また、本実施例では
2つの制御コード体系をそれぞれ制御コード体系A,制
御コード体系Bとする。
【0121】図において、61は印刷装置本体、62は
外部のホストコンピュータでありデータ源となる。63
は前記印刷装置本体61内の全体的な動作を制御するC
PUである。64は前記ホストコンピュータ62より送
られてくるデータを格納する入力インタフェース、65
は後述する図24に示すフローチャートのプログラムや
2つの制御コード体系モード処理のプログラムおよび印
刷装置本体61全体を制御するプログラム等が格納され
ているプログラムROMである。66は前記入力インタ
フェース64に入力された文字コードに対応する文字パ
ターンが格納されたフォントROMである。67はRA
Mであり、CPU63がプログラムを実行する際のワー
クエリアやページデータの格納等に使用する。また、R
AM67内には、2つの制御コード体系のどちらが選択
されているかを示す制御コード体系フラグ67aがあ
る。68は出力部で、RAM67に蓄えられたページデ
ータを用紙に出力し排紙する。69は排紙トレイ駆動部
で、図20に示した排紙トレイ53を左右に動作させ
る。
【0122】この様に構成された印刷装置において、選
択手段(CPU63)が入力される印刷データで指定さ
れた制御コード体系を処理可能なデータ解析手段(プロ
グラムROM65内に設けられる)を選択し、該選択結
果に基づいて制御手段(CPU63)が仕分け手段(後
述する排紙トレイ53)の仕分け先を制御するので、デ
ータ源側における排紙先制御負担を大幅に軽減すること
が可能となる。
【0123】図24は本発明の第5実施例を示す印刷装
置における排紙制御手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0124】まず、電源が供給されると、印刷装置本体
61の初期設定を行う(1)。次いで、制御コード体系
フラグ67aをオフに設定し(2)、制御コード体系が
選択されていない状態にする。次いで、ホストコンピュ
ータ62より入力インタフェース64を介して受信した
データを取り出し(3)、制御コード体系フラグ67a
がオフ状態かどうかを判断し(4)、YESの場合には
受信したデータが制御コード体系指令命令かどうかを判
断し(10)、NOならばステップ(3)に戻り、YE
Sならばどの制御コード体系が指定されているかを判断
し(11)、制御コード体系Aが指定されていると判断
した場合には、制御コード体系フラグ67aに「1」を
設定し(12)、排紙トレイ駆動部69に左シフト動作
を指示し、図21の(a)に示すように排紙トレイ53
を左シフトさせ(13)、ステップ(3)に戻る。
【0125】一方、ステップ(11)の判断で制御コー
ド体系Bが指定されていると判断した場合には、制御コ
ード体系フラグ67aに「2」を設定し(14)、排紙
トレイ駆動部69に右シフト動作を指示し、図21の
(b)に示すように排紙トレイ53を右シフトさせ(1
5)、ステップ(3)に戻る。
【0126】一方、ステップ(4)の判断でNOの場合
には、制御コード体系フラグ67aの設定が「1」か
「2」かの判断を行い(5)、「1」が設定されている
と判断した場合には、受信データが制御コード体系Aの
処理終了を指示する命令かどうかを判断し(6)、YE
Sならばステップ(2)に戻り、NOならば受信データ
を制御コード体系Aにおける命令として解釈し文字印字
処理や各種制御処理あるいは排紙処理等を行い(7)、
ステップ(3)に戻る。ここで、排紙処理が行われた場
合には、排紙トレイ53は左側にシフトされているの
で、排紙トレイ53の右側に出力されることとなる。
【0127】一方、ステップ(5)の判断で制御コード
体系フラグ67aが「2」の場合には、受信データが制
御コード体系Bの処理終了を指示する命令かどうかを判
断し(8)、YESの場合にはステップ(2)に戻り、
NOの場合には、受信データを制御コード体系Bにおけ
る命令として解釈し文字印字処理や各種制御処理あるい
は排紙処理等を行い(9)、ステップ(3)に戻る。該
排紙処理が行われた場合には、排紙トレイ53は右側に
シフトされているので、排紙トレイ53の左側に出力さ
れることとなる。
【0128】なお、上記実施例では、2つの制御コード
体系を持つ印刷装置に本発明を適用する場合について説
明したが、これ以上の制御コード体系を持つ印刷装置に
も本発明を適用できることはいうまでもない。
【0129】また、上記実施例では、排紙トレイ53の
シフト動作が左右の2段階に配置移動可能な例を説明し
たが、これ以上のシフト動作が可能な場合にも容易に応
用できる。
【0130】さらに、上記実施例では、排紙先の変更を
排紙トレイ53のシフト動作で行う場合について説明し
たが、上下にシフトする排紙トレイまたは複数の出力口
を持つ場合にも応用可能である。
【0131】また、上記実施例では制御コード体系の選
択を制御コード体系を識別する入力データにより行って
いるが、他の識別方法であってもよい。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、確保手段が指定手段により指定された色に対応する
印刷データをメモリ手段内に各指定色毎に1ページ分動
的に確保し、該確保された特定色の印刷データを変換手
段が各基準印刷データの組み合せデータに変換し、該変
換された変換データまたはメモリ手段に記憶された各基
準印刷データに基づいて印刷機構手段が記録媒体にカラ
ー印刷を行うので、一定容量のメモリ資源を有効に活用
した印刷処理ができる。
【0133】第2の発明によれば、データ分解手段によ
り分解された各基準印刷データのうち、いずれかの色の
基準印刷データが第1の記憶手段に1ページ分ビットマ
ップに記憶され、該記憶された基準印刷データ以外の各
基準印刷データが第2の記憶手段に所定のコードデータ
で各色毎に記憶されると、第1の記憶手段から読み出さ
れる印刷データと前記第2の記憶手段に記憶された各色
のコードデータに基づいて生成される各色の印刷データ
とを合成して印刷機構手段が記憶媒体にカラー印刷を行
うので、少ない容量のメモリ資源であっても効率よくカ
ラー印刷を行うことができる。
【0134】第3の発明によれば、入力された印刷デー
タ中の制御コード体系指定データと前記記憶手段に記憶
された前記資源データとを比較照合し、該比較照合結果
に基づいてデータスキップ手段が入力される印刷データ
を読み飛ばすので、印刷データ処理エラーとなるような
印刷処理を回避することができる。
【0135】第4の発明によれば、入力された印刷デー
タ中の制御コード体系指定データと前記記憶手段に記憶
された前記資源データとを比較照合し、該比較照合結果
に基づいて選択手段が入力される印刷データで指定され
た制御コード体系を代替処理可能なデータ解析手段を選
択するので、印刷データ処理エラーとなるような印刷処
理を極力回避することができる。
【0136】第5の発明によれば、判別手段によりいず
れのインタフェースを介して印刷データが入力されたか
が判別されると、該判別結果に基づいて制御手段が仕分
け手段の仕分け先を制御するので、データ源側における
排紙先制御負担を大幅に軽減することができる。
【0137】第6の発明によれば、選択手段が入力され
る印刷データで指定された制御コード体系を処理可能な
データ解析手段を選択し、該選択結果に基づいて制御手
段が仕分け手段の仕分け先を制御するので、データ源側
における排紙先制御負担を大幅に軽減することが可能と
なる。
【0138】従って、メモリ資源を有効に使用しながら
効率よくカラー印刷処理を行える等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す印刷装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したウインドウメモリのメモリマップ
を説明する模式図である。
【図3】図1に示したウインドウメモリのメモリマップ
を説明する模式図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す印刷装置における第
1の色印刷データ展開処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】図4に示したパネル処理ルーチンの詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【図6】図4に示した特定色指定命令処理ルーチンの詳
細手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図4〜図6に示した排紙処理ルーチンの詳細手
順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図4に示した特定色での印字ルーチンの詳細手
順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図5,図6に示した印字色設定処理ルーチンの
詳細手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例を示す印刷装置における
制御構成を説明するブロック図である。
【図11】図10に示したRAM上での面バッファ形式
とバンドバッファ形式とのデータ展開対応を示す模式図
である。
【図12】本発明の第2実施例を示す印刷装置における
第2の色印刷データ展開処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図13】第3実施例を示す印刷装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図14】図13に示したRAMに記憶される制御コー
ド体系テーブルのデータ構造を示す模式図である。
【図15】本発明の第3実施例を示す印刷装置における
制御コード体系設定制御手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図16】第4実施例を示す印刷装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図17】図16に示したRAMに記憶される制御コー
ド体系テーブルのデータ構造を示す模式図である。
【図18】本発明の第4実施例を示す印刷装置における
制御コード体系設定制御手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図19】本発明の第5実施例を示す印刷装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図20】図19に示した印刷装置本体の排紙トレイ機
構を示す概略斜視図である。
【図21】図20に示した排紙トレイのシフト状態を示
す概略斜視図である。
【図22】本発明の第4実施例を示す印刷装置における
排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第5実施例を示す印刷装置の制御構
成を説明するブロック図である。
【図24】本発明の第5実施例を示す印刷装置における
排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置本体 2 ホストコンピュータ 3 CPU 4 入力インタフェース 5 プログラムROM 6 フォントROM 7 パネル部 8 RAM 8a 印字データフラグ 8b 印字モードフラグ 8c ウインドウメモリ 9 出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ源から入力されるカラー印刷情報
    を解析してイエローデータ,マゼンタデータ,シアンデ
    ータ,ブラックデータの各基準印刷データを各色毎にペ
    ージ単位に記憶可能なメモリ手段と、特定の印刷色を指
    定する指定手段と、この指定手段により指定された色に
    対応する印刷データを前記メモリ手段内に各指定色毎に
    1ページ分動的に確保する確保手段と、この確保手段に
    より確保された特定色の印刷データを各基準印刷データ
    の組み合せデータに変換する変換手段と、この変換手段
    により変換された変換データまたは前記メモリ手段に記
    憶された各基準印刷データに基づいて記録媒体にカラー
    印刷を行う印刷機構手段とを有することを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 データ源から入力されるカラー印刷情報
    を解析してイエローデータ,マゼンタデータ,シアンデ
    ータ,ブラックデータの各基準印刷データに分解するデ
    ータ分解手段と、このデータ分解手段により分解された
    各基準印刷データのうち、いずれかの色の基準印刷デー
    タを1ページ分ビットマップに記憶する第1の記憶手段
    と、この第1の記憶手段に記憶された基準印刷データ以
    外の各基準印刷データを所定のコードデータで各色毎に
    記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読
    み出される印刷データと前記第2の記憶手段に記憶され
    た各色のコードデータに基づいて生成される各色の印刷
    データとを合成して記憶媒体にカラー印刷を行う印刷機
    構手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 所定の制御コード体系に基づいて入力さ
    れる印刷データを解析処理する複数のデータ解析手段
    と、これらのデータ解析手段の増設状態を示す資源デー
    タを記憶する記憶手段と、入力された印刷データ中の制
    御コード体系指定データと前記記憶手段に記憶された前
    記資源データとを比較照合し、該比較照合結果に基づい
    て入力される印刷データを読み飛ばすデータスキップ手
    段とを有することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 所定の制御コード体系に基づいて入力さ
    れる印刷データを解析処理する複数のデータ解析手段
    と、これらのデータ解析手段の増設状態を示す資源デー
    タを記憶する記憶手段と、入力された印刷データ中の制
    御コード体系指定データと前記記憶手段に記憶された前
    記資源データとを比較照合し、該比較照合結果に基づい
    て入力される印刷データで指定された制御コード体系を
    代替処理可能なデータ解析手段を選択する選択手段とを
    有することを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 データ源と通信して印刷データを受信す
    る複数のインタフェースと、出力される用紙を複数の排
    紙先に仕分ける仕分け手段と、いずれのインタフェース
    を介して印刷データが入力されたかを判別する判別手段
    と、この判別手段の判別結果に基づいて前記仕分け手段
    の仕分け先を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する印刷装置。
  6. 【請求項6】 所定の制御コード体系に基づいて入力さ
    れる印刷データを解析処理する複数のデータ解析手段
    と、出力される用紙を複数の排紙先に仕分ける仕分け手
    段と、入力される印刷データで指定された制御コード体
    系を処理可能なデータ解析手段を選択する選択手段と、
    この選択手段の選択結果に基づいて前記仕分け手段の仕
    分け先を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    印刷装置。
JP5168410A 1993-06-16 1993-06-16 印刷装置 Pending JPH0768849A (ja)

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