JPH0768805B2 - 電子鍵装置 - Google Patents
電子鍵装置Info
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- JPH0768805B2 JPH0768805B2 JP2210258A JP21025890A JPH0768805B2 JP H0768805 B2 JPH0768805 B2 JP H0768805B2 JP 2210258 A JP2210258 A JP 2210258A JP 21025890 A JP21025890 A JP 21025890A JP H0768805 B2 JPH0768805 B2 JP H0768805B2
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- key
- electronic
- unit
- electronic key
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、収納庫、貸金庫、ホテル、マンション、車
両あるいは自動販売機などのドアの施錠、解錠を行なう
ために使用する電子鍵装置に関するものである。
両あるいは自動販売機などのドアの施錠、解錠を行なう
ために使用する電子鍵装置に関するものである。
従来の鍵装置は、機械式と電子式に大別することができ
る。
る。
そして、機械式としては、鍵に形成されている凹凸や溝
などを暗号手段とし、錠側で、例えば機械的なピンで暗
号を検出して暗号が一致すると、解錠および施錠を行な
えるものや、鍵に永久磁石を配列し、その位置や極性の
組み合わせを錠側の永久磁石との反発または吸引の組み
合わせで暗号を検出して一致すると、解錠および施錠を
行なえるものが知られている。
などを暗号手段とし、錠側で、例えば機械的なピンで暗
号を検出して暗号が一致すると、解錠および施錠を行な
えるものや、鍵に永久磁石を配列し、その位置や極性の
組み合わせを錠側の永久磁石との反発または吸引の組み
合わせで暗号を検出して一致すると、解錠および施錠を
行なえるものが知られている。
また、電子式としては、複数の数字ボタンから暗号を入
力し、電子的あるいは電気的に暗号の一致を検出する
と、解錠および施錠を行なえるものや、前述した鍵装置
と組み合わせて磁気テープに暗号(暗号情報)を記憶さ
せた磁気ストライプカードを利用して保安性を高めたも
のが知られている。
力し、電子的あるいは電気的に暗号の一致を検出する
と、解錠および施錠を行なえるものや、前述した鍵装置
と組み合わせて磁気テープに暗号(暗号情報)を記憶さ
せた磁気ストライプカードを利用して保安性を高めたも
のが知られている。
また、鍵に内蔵した半導体記憶素子を暗号記憶手段と
し、暗号伝達手段として赤外線や電波を利用したものが
知られており、自動車の鍵などに利用されている。
し、暗号伝達手段として赤外線や電波を利用したものが
知られており、自動車の鍵などに利用されている。
従来の鍵装置は、以上のように構成されているので、機
械式の場合、暗号形成手段が機械的な鍵の形状に依存し
ているため、きわめて容易に複製、偽造ができる。
械式の場合、暗号形成手段が機械的な鍵の形状に依存し
ているため、きわめて容易に複製、偽造ができる。
また、鍵装置の紛失、盗難などのときには錠装置を交換
しなければならず、負担が大きくなる。
しなければならず、負担が大きくなる。
さらに、物理的な寸法の制約から暗号の組み合わせ数が
少なく、永久磁石を利用して暗号の組み合わせを行なっ
た場合は、永久磁石の経年変化によって動作が不安定に
なるなどの不都合があった。
少なく、永久磁石を利用して暗号の組み合わせを行なっ
た場合は、永久磁石の経年変化によって動作が不安定に
なるなどの不都合があった。
次に、電子式の場合、磁気ストライプカードを利用する
と、外部からの磁気によって暗号の内容が破壊される。
と、外部からの磁気によって暗号の内容が破壊される。
また、パーソナルコンピュータなどの普及により、暗号
の内容を容易に変造、複製できるため、安全性に問題が
ある。
の内容を容易に変造、複製できるため、安全性に問題が
ある。
さらに、鍵装置に内蔵した半導体記憶素子を暗号記憶手
段とする場合は、暗号伝達手段を赤外線で行なうものが
多く、錠の解錠または施錠が必要なとき以外にも鍵装置
に設置された押ボタンなどを操作することにより、随意
に暗号を発信することになる。
段とする場合は、暗号伝達手段を赤外線で行なうものが
多く、錠の解錠または施錠が必要なとき以外にも鍵装置
に設置された押ボタンなどを操作することにより、随意
に暗号を発信することになる。
この場合、空間を暗号の伝達路として使用しているた
め、普及している家電用の学習リモコンなどによって容
易に暗号の盗聴が可能であり、暗号の複製は機械式より
容易である。
め、普及している家電用の学習リモコンなどによって容
易に暗号の盗聴が可能であり、暗号の複製は機械式より
容易である。
また、電池などの電源を内蔵しているため、電池切れ
や、電池交換に伴う不便さや、電池を交換できる形状に
構成しなければならないため、防水性に問題がある。
や、電池交換に伴う不便さや、電池を交換できる形状に
構成しなければならないため、防水性に問題がある。
さらに、電波を暗号の伝達媒体に使用すると、貸しロッ
カなどのように錠装置を近接させて集合状態で設置した
場合、各錠装置が電波送信部を持つことは互いに混信し
て実用的でないなどの不都合があった。
カなどのように錠装置を近接させて集合状態で設置した
場合、各錠装置が電波送信部を持つことは互いに混信し
て実用的でないなどの不都合があった。
この発明は、上記したような不都合を解消するためにな
されたもので、赤外線によって暗号情報の書き換え、書
き込みが可能で、安全性、防犯性、耐久性および信頼性
に優れた電子鍵装置を提供するものである。
されたもので、赤外線によって暗号情報の書き換え、書
き込みが可能で、安全性、防犯性、耐久性および信頼性
に優れた電子鍵装置を提供するものである。
この発明にかかる電子鍵装置は、機械鍵部を鍵電子回路
部分に接続された一方の電極とし、電子鍵部に他方の電
極を設け、電子鍵部の鍵電子回路部分に、両電極を介し
て錠側から供給される電圧を鍵電子回路部分を構成する
各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信号
および同期信号を分離して制御部に出力する電源信号分
離部を設けたものである。
部分に接続された一方の電極とし、電子鍵部に他方の電
極を設け、電子鍵部の鍵電子回路部分に、両電極を介し
て錠側から供給される電圧を鍵電子回路部分を構成する
各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信号
および同期信号を分離して制御部に出力する電源信号分
離部を設けたものである。
この発明における電子鍵装置は、機械鍵部を錠側に挿入
することにより、錠側から電圧が供給されるとともに、
電圧に重畳された初期化信号および同期信号を電源信号
分離部で分離して制御部に供給する。
することにより、錠側から電圧が供給されるとともに、
電圧に重畳された初期化信号および同期信号を電源信号
分離部で分離して制御部に供給する。
したがって、制御部は供給される初期化信号および同期
信号に基づいて制御を開始するので、赤外線で送信され
てくる暗号情報の書き換え、書き込みを行なうことがで
きるとともに、錠側と暗号情報の送受信を赤外線で行な
うことができる。
信号に基づいて制御を開始するので、赤外線で送信され
てくる暗号情報の書き換え、書き込みを行なうことがで
きるとともに、錠側と暗号情報の送受信を赤外線で行な
うことができる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例による電子鍵装置の構成を
示す断面図、第2図は第1図に示した電子鍵装置と、こ
の電子鍵装置に対応する電子錠装置を示す斜視図、第3
図は第1図と第2図に示した電子鍵装置と電子錠装置の
電気系統の構成を示すブロック図である。
示す断面図、第2図は第1図に示した電子鍵装置と、こ
の電子鍵装置に対応する電子錠装置を示す斜視図、第3
図は第1図と第2図に示した電子鍵装置と電子錠装置の
電気系統の構成を示すブロック図である。
第1図において、1は電子鍵装置を示し、暗号手段とし
て凹凸や溝が形成され、アース電極となる機械鍵部2
と、この機械鍵部2の後端部に一体的に形成された電子
鍵部3で構成されている。
て凹凸や溝が形成され、アース電極となる機械鍵部2
と、この機械鍵部2の後端部に一体的に形成された電子
鍵部3で構成されている。
そして、電子鍵部3は、鍵電子回路部分3aと、この鍵電
子回路部分3aの電極3a5を前端側部の上下に露出させて
機械鍵部2の後端部に赤外線を透過させる樹脂でモール
ドした樹脂モールド部分3bで構成されている。
子回路部分3aの電極3a5を前端側部の上下に露出させて
機械鍵部2の後端部に赤外線を透過させる樹脂でモール
ドした樹脂モールド部分3bで構成されている。
さらに、鍵電子回路部分3aは、第3図にも示すように、
機械鍵部2と電極3a5を介して供給される電圧を後述す
る各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信
号および同期信号を分離して第1の制御記憶部3a4に出
力する電源信号分離部3a1と、供給される赤外線の光信
号を受光して第1の制御記憶部3a4に出力する、例えば
赤外線ホトトランジスタで構成された第1の光受信部3a
2と、第1の制御記憶部3a4の制御に基づいて赤外線の光
信号を出力する、例えば赤外線発光ダイオードで構成さ
れた第1の光送信部3a3と、マイクロコンピュータ、EEP
ROMなどで構成され、電源信号分離部3a1の出力に基づい
て制御を開始して第1の光送信部3a3を動作させ、第1
の光受信部3a2からの制御情報、暗号情報を記憶する第
1の制御記憶部3a4で構成されている。
機械鍵部2と電極3a5を介して供給される電圧を後述す
る各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信
号および同期信号を分離して第1の制御記憶部3a4に出
力する電源信号分離部3a1と、供給される赤外線の光信
号を受光して第1の制御記憶部3a4に出力する、例えば
赤外線ホトトランジスタで構成された第1の光受信部3a
2と、第1の制御記憶部3a4の制御に基づいて赤外線の光
信号を出力する、例えば赤外線発光ダイオードで構成さ
れた第1の光送信部3a3と、マイクロコンピュータ、EEP
ROMなどで構成され、電源信号分離部3a1の出力に基づい
て制御を開始して第1の光送信部3a3を動作させ、第1
の光受信部3a2からの制御情報、暗号情報を記憶する第
1の制御記憶部3a4で構成されている。
なお、機械鍵部2と電極3a5は、鍵電子回路部分3aの電
源信号分離部3a1に接続されている。
源信号分離部3a1に接続されている。
そして、第1の制御記憶部3a4は、EEPROMなどの半導体
記憶素子を用いているので、多数の暗号情報の組み合わ
せを記憶することができる。
記憶素子を用いているので、多数の暗号情報の組み合わ
せを記憶することができる。
第2図において、11は電子錠装置を示し、機械錠部12
と、電子錠部13で構成されている。
と、電子錠部13で構成されている。
そして、機械錠部12は、ドアなどに固定され、陽極とな
るシリンダ錠固定部分12aと、このシリンダ錠固定部分1
2aに対して回転し、アース電極となるシリンダ錠回転部
分12bと、このシリンダ錠回転部分12bを施錠状態に保持
するロック機構部分12dで構成されている。
るシリンダ錠固定部分12aと、このシリンダ錠固定部分1
2aに対して回転し、アース電極となるシリンダ錠回転部
分12bと、このシリンダ錠回転部分12bを施錠状態に保持
するロック機構部分12dで構成されている。
なお、シリンダ錠固定部分12aとシリンダ錠回転部分12b
は、絶縁体12cで電気的に絶縁されている。
は、絶縁体12cで電気的に絶縁されている。
さらに、シリンダ錠固定部分12aには、電子鍵装置3の
機械鍵部2をシリンダ錠回転部分12bの鍵穴12b1に挿入
すると、第1の光受信部3a2と対向し、赤外線を透過さ
せる発光窓12a1と、第1の光送信部3a3と対向し、赤外
線を透過させる受光窓12a2と、鍵穴12b1に挿入された機
械鍵部2を検出するための検出孔12a3が設けられ、シリ
ンダ錠回転部分12bには、機械鍵部2が挿入される鍵孔1
2b1と、図示は省略されているが、鍵穴12b1と検出孔12a
3に連通する連通孔と、ロック機構部分12dのプランジャ
12d2が係脱する係合溝12b2が設けられている。
機械鍵部2をシリンダ錠回転部分12bの鍵穴12b1に挿入
すると、第1の光受信部3a2と対向し、赤外線を透過さ
せる発光窓12a1と、第1の光送信部3a3と対向し、赤外
線を透過させる受光窓12a2と、鍵穴12b1に挿入された機
械鍵部2を検出するための検出孔12a3が設けられ、シリ
ンダ錠回転部分12bには、機械鍵部2が挿入される鍵孔1
2b1と、図示は省略されているが、鍵穴12b1と検出孔12a
3に連通する連通孔と、ロック機構部分12dのプランジャ
12d2が係脱する係合溝12b2が設けられている。
また、ロック機構部分12dは、ソレノイド12d1と、その
ソレノイド12d1を励磁することによって移動し、シリン
ダ錠回転部分12bの係合溝12b2と係合しなくなるプラン
ジャ12d2で構成されている。
ソレノイド12d1を励磁することによって移動し、シリン
ダ錠回転部分12bの係合溝12b2と係合しなくなるプラン
ジャ12d2で構成されている。
そして、電子錠部13は、第3図にも示すように、各部に
電源を供給する電池などの電源部13a1と、シリンダ錠固
定部分12aの検出孔12a3に対向させて設けられ、例えば
ホフレクタなどで構成された鍵検出部13a2と、電源部13
a1からの電圧に第2の制御記憶部13a7からの初期化信号
および同期信号を重畳して電子鍵装置1の電源信号分離
部3a1に供給する電源信号供給部13a3と、第2の制御記
憶部13a7の制御に基づいて赤外線の光信号を発光窓12a1
に出力する、例えば赤外線発光ダイオードで構成された
第2の光送信部13a4と、受光窓12a2から供給される赤外
線の光信号を受信して第2の制御記憶部13a7に出力す
る、例えば赤外線ホトトランジスタで構成された第2の
光受信部13a5と、第2の制御記憶部13a7の制御に基づい
てロック機構部分12dを制御する錠動作制御部13a6と、
マイクロコンピュータ、ROM、RAMなどで構成され、鍵検
出部13a2と第2の光受信部13a5の出力に基づいて電源信
号供給部13a3、第2の光送信部13a4、錠動作制御部13a6
および第1の制御記憶部3a4を制御するとともに、制御
情報、暗号情報などを記憶する第2の制御記憶部13a7で
構成されている。
電源を供給する電池などの電源部13a1と、シリンダ錠固
定部分12aの検出孔12a3に対向させて設けられ、例えば
ホフレクタなどで構成された鍵検出部13a2と、電源部13
a1からの電圧に第2の制御記憶部13a7からの初期化信号
および同期信号を重畳して電子鍵装置1の電源信号分離
部3a1に供給する電源信号供給部13a3と、第2の制御記
憶部13a7の制御に基づいて赤外線の光信号を発光窓12a1
に出力する、例えば赤外線発光ダイオードで構成された
第2の光送信部13a4と、受光窓12a2から供給される赤外
線の光信号を受信して第2の制御記憶部13a7に出力す
る、例えば赤外線ホトトランジスタで構成された第2の
光受信部13a5と、第2の制御記憶部13a7の制御に基づい
てロック機構部分12dを制御する錠動作制御部13a6と、
マイクロコンピュータ、ROM、RAMなどで構成され、鍵検
出部13a2と第2の光受信部13a5の出力に基づいて電源信
号供給部13a3、第2の光送信部13a4、錠動作制御部13a6
および第1の制御記憶部3a4を制御するとともに、制御
情報、暗号情報などを記憶する第2の制御記憶部13a7で
構成されている。
なお、電源信号供給部13a3の陽極はシリンダ錠固定部分
12aに接続されるとともに、アース電極はシリンダ錠回
転部分12bに接続されている。
12aに接続されるとともに、アース電極はシリンダ錠回
転部分12bに接続されている。
そして、13a8は外部機器と第2の制御記憶部13a7を接続
するインタフェース部(I/F部)を示し、第3図に示し
た電源信号供給部13a3、第2の制御記憶部13a7およびI/
F部13a8は、第2図のプリント基板PB上に形成されてい
る。
するインタフェース部(I/F部)を示し、第3図に示し
た電源信号供給部13a3、第2の制御記憶部13a7およびI/
F部13a8は、第2図のプリント基板PB上に形成されてい
る。
第4図(a)〜(d)および第5図(a)〜(d)は情
報の送受信を説明するためのタイミング図である。
報の送受信を説明するためのタイミング図である。
次に、動作について説明する。
まず、電子鍵装置1の機械鍵部2を電子錠装置11のシリ
ンダ錠回転部分12bに形成されている鍵穴12b1に挿入す
ると、電子錠部13の鍵検出部13a2は第4図(d)に示す
鍵検出信号を第2の制御記憶部13a7に出力するので、第
2の制御記憶部13a7は、第4図(c)に示すように、電
源信号供給部13a3を活性化させると同時に、初期化信号
SIを重畳させた後、同期信号SSを重畳させると同時に、
同期信号SSに同期した制御情報DC(第4図(a))を第
2の光送信部13a4から送出させる。
ンダ錠回転部分12bに形成されている鍵穴12b1に挿入す
ると、電子錠部13の鍵検出部13a2は第4図(d)に示す
鍵検出信号を第2の制御記憶部13a7に出力するので、第
2の制御記憶部13a7は、第4図(c)に示すように、電
源信号供給部13a3を活性化させると同時に、初期化信号
SIを重畳させた後、同期信号SSを重畳させると同時に、
同期信号SSに同期した制御情報DC(第4図(a))を第
2の光送信部13a4から送出させる。
したがって、シリンダ錠固定部分12aおよび電極3a5、シ
リンダ錠回転部分12bおよび機械鍵部2を介して電源信
号分離部3a1に電圧が供給される。
リンダ錠回転部分12bおよび機械鍵部2を介して電源信
号分離部3a1に電圧が供給される。
なお、制御情報DCの種類によっては、さらに同期信号SS
を必要な数だけ重畳させる。
を必要な数だけ重畳させる。
そして、制御情報DCとは、読み込み、書き込み、書き込
み禁止、全消去などの指令を1,0のビット列の組み合わ
せで表現した、例えば8ビットのディジタルデータであ
り、4ビットをコマンド、4ビットを第1の制御記憶部
3a4のアドレスとして使用する。
み禁止、全消去などの指令を1,0のビット列の組み合わ
せで表現した、例えば8ビットのディジタルデータであ
り、4ビットをコマンド、4ビットを第1の制御記憶部
3a4のアドレスとして使用する。
次に、電源信号分離部3a1は電圧に重畳された初期化信
号SIおよび同期信号SSを除去して第1の光受信部3a2〜
第1の制御記憶部3a4に安定した電力を供給するととも
に、初期化信号SIと同期信号SSを各々の信号SI,SSの時
間幅と繰り返しの時間間隔で認識して分離し、第1の制
御記憶部3a4に出力する。
号SIおよび同期信号SSを除去して第1の光受信部3a2〜
第1の制御記憶部3a4に安定した電力を供給するととも
に、初期化信号SIと同期信号SSを各々の信号SI,SSの時
間幅と繰り返しの時間間隔で認識して分離し、第1の制
御記憶部3a4に出力する。
なお、初期化信号SIの時間幅を、例えば50マイクロ秒、
同期信号SSの時間幅を、例えば10マイクロ秒、初期化信
号SIおよび同期信号SSの時間間隔を、例えば100マイク
ロ秒とすると、各時間幅および時間間隔が所定の値でな
いときは、第1の制御記憶部3a4は何の制御も行なわな
い。
同期信号SSの時間幅を、例えば10マイクロ秒、初期化信
号SIおよび同期信号SSの時間間隔を、例えば100マイク
ロ秒とすると、各時間幅および時間間隔が所定の値でな
いときは、第1の制御記憶部3a4は何の制御も行なわな
い。
さらに、第1の制御記憶部3a4は、初期化信号SIを受信
すると、所定の初期化動作を行なって初期状態になるの
で、第4図(a)に示す第1の光受信部3a2の制御情報D
Cを同期信号SSに同期して読み込み、あらかじめ設定さ
れている制御情報DCであるか否かを検証する。
すると、所定の初期化動作を行なって初期状態になるの
で、第4図(a)に示す第1の光受信部3a2の制御情報D
Cを同期信号SSに同期して読み込み、あらかじめ設定さ
れている制御情報DCであるか否かを検証する。
そして、あらかじめ設定されている制御情報DCでない場
合は、第1の制御記憶部3a4は何の制御も行なわないの
で、第1の光送信部3a3から暗号情報DPは送出されず、
第1の制御記憶部3a4の暗号情報DPも変更されない。
合は、第1の制御記憶部3a4は何の制御も行なわないの
で、第1の光送信部3a3から暗号情報DPは送出されず、
第1の制御記憶部3a4の暗号情報DPも変更されない。
しかし、あらかじめ設定されている制御情報DCであり、
制御情報DCが読み込みの場合は、第1の制御記憶部3a4
は引き続いて送られてくる同期信号SSに同期して第1の
光送信部3a3を制御し、第1の光送信部3a3から第4図
(b)に示す暗号情報DPを電子錠装置11に送信させる。
制御情報DCが読み込みの場合は、第1の制御記憶部3a4
は引き続いて送られてくる同期信号SSに同期して第1の
光送信部3a3を制御し、第1の光送信部3a3から第4図
(b)に示す暗号情報DPを電子錠装置11に送信させる。
この場合、制御情報DCのアドレスを変更しながら読み込
みを繰り返すことにより、暗号情報DPの一部もしくは全
部を読み出すことができる。
みを繰り返すことにより、暗号情報DPの一部もしくは全
部を読み出すことができる。
そして、読み出された暗号情報DPは第2の光受信部13a5
を介して第2の制御記憶部13a7に出力されるので、第2
の制御記憶部13a7は、暗号情報DPを比較検証することに
より、暗号情報DPが一致すると、錠動作制御部13a6を介
してロック機構部分12dを動作させ、プランジャ12d2の
係合溝12b2との係合を解除する。
を介して第2の制御記憶部13a7に出力されるので、第2
の制御記憶部13a7は、暗号情報DPを比較検証することに
より、暗号情報DPが一致すると、錠動作制御部13a6を介
してロック機構部分12dを動作させ、プランジャ12d2の
係合溝12b2との係合を解除する。
したがって、機械鍵部2とシリンダ錠回転部分12bの暗
号が一致した状態で、機械鍵部2およびシリンダ錠回転
部分12bを施錠位置Aから解錠位置B(第2図)の解錠
方向に回転させると、解錠することができる。
号が一致した状態で、機械鍵部2およびシリンダ錠回転
部分12bを施錠位置Aから解錠位置B(第2図)の解錠
方向に回転させると、解錠することができる。
そして、このように解錠した状態から機械鍵部2および
シリンダ錠回転部分12bを施錠位置Aまで回転させ、電
子鍵装置1を電子錠装置11から抜き取ると、鍵検出部13
a2が鍵検出信号を出力しなくなるので、第2の制御記憶
部13a7は錠動作制御部13a6を介してロック機構部分12d
を動作させ、プランジャ12d2を係合溝12b2に係合させ
る。
シリンダ錠回転部分12bを施錠位置Aまで回転させ、電
子鍵装置1を電子錠装置11から抜き取ると、鍵検出部13
a2が鍵検出信号を出力しなくなるので、第2の制御記憶
部13a7は錠動作制御部13a6を介してロック機構部分12d
を動作させ、プランジャ12d2を係合溝12b2に係合させ
る。
また、制御情報DCが書き込みの場合は、引き続いて送ら
れてくる同期信号SSに同期して第2の光送信部13a4から
第5図(a)に示すように暗号情報DPが送られてくるの
で、第1の制御記憶部3a4は第1の光受信部3a2からの暗
号情報DPを記憶する。
れてくる同期信号SSに同期して第2の光送信部13a4から
第5図(a)に示すように暗号情報DPが送られてくるの
で、第1の制御記憶部3a4は第1の光受信部3a2からの暗
号情報DPを記憶する。
この場合、第1の制御記憶部3a4は、制御情報DCのアド
レスと暗号情報DPを変更しながら書き込みを繰り返すこ
とにより、一部もしくは全部の暗号情報DPを書き換える
ことができる。
レスと暗号情報DPを変更しながら書き込みを繰り返すこ
とにより、一部もしくは全部の暗号情報DPを書き換える
ことができる。
そして、書き込みを行なった場合は、引き続き読み出し
を行なって書き込まれた暗号情報DPが正しいか否かの検
証を行なうことが望ましい。
を行なって書き込まれた暗号情報DPが正しいか否かの検
証を行なうことが望ましい。
また、制御情報DCが全消去または書き込み禁止の場合
は、第2の光送信部13a4から制御情報DCだけが送出され
るので、第1の制御記憶部3a4は全消去を行なったり、
書き込み禁止となる。
は、第2の光送信部13a4から制御情報DCだけが送出され
るので、第1の制御記憶部3a4は全消去を行なったり、
書き込み禁止となる。
上述したこの発明の一実施例によれば、機械鍵部2と電
子鍵部3を一体とすることにより、従来の機械式の鍵装
置と外観を同一とすることが可能であるため、携帯の利
便性を損なわず、紛失した場合においても、拾得者に特
殊な鍵であることを認識させることもないので、安全
性、防犯性が向上する。
子鍵部3を一体とすることにより、従来の機械式の鍵装
置と外観を同一とすることが可能であるため、携帯の利
便性を損なわず、紛失した場合においても、拾得者に特
殊な鍵であることを認識させることもないので、安全
性、防犯性が向上する。
また、電子鍵部3は電池などの電源を内蔵しないので、
鍵電子回路部分3aを樹脂モールド部分3bで機械鍵部2に
モールドして一体化し、完全に密閉できるため、強固で
完全防水性、耐久性および信頼性などに優れたものとな
る。
鍵電子回路部分3aを樹脂モールド部分3bで機械鍵部2に
モールドして一体化し、完全に密閉できるため、強固で
完全防水性、耐久性および信頼性などに優れたものとな
る。
さらに、赤外線を送受信する経路を、例えば10mm以内の
短い距離とし、かつ、半値角が10度の赤外線発光ダイオ
ードを必要最低限の電力で動作させることができるた
め、外部から暗号情報DPを盗聴することが非常に困難と
なるので、信頼性に優れたものとなる。
短い距離とし、かつ、半値角が10度の赤外線発光ダイオ
ードを必要最低限の電力で動作させることができるた
め、外部から暗号情報DPを盗聴することが非常に困難と
なるので、信頼性に優れたものとなる。
そして、単に電源用の電極3a5が露出しているだけなの
で、内部の各情報を読み出すことができないため、複
製、偽造ができず、安全性、防犯性が向上する。
で、内部の各情報を読み出すことができないため、複
製、偽造ができず、安全性、防犯性が向上する。
また、電子鍵部3の暗号情報DPの書き換えが可能である
ことを利用することにより、使用者の特定、制限、禁
止、利用時間の制限、特定などが可能になる。
ことを利用することにより、使用者の特定、制限、禁
止、利用時間の制限、特定などが可能になる。
なお、上記した実施例では、機械鍵部2の柄として電子
鍵部3を形成した例で説明したが、鍵とキーホルダを組
み合わせたような形状に形成してもよい。
鍵部3を形成した例で説明したが、鍵とキーホルダを組
み合わせたような形状に形成してもよい。
以上のように、この発明によれば、機械鍵部を鍵電子回
路部分に接続された一方の電極とし、電子鍵部に他方の
電極を設け、電子鍵部の鍵電子回路部分に、両電極を介
して錠側から供給される電圧を鍵電子回路部分を構成す
る各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信
号および同期信号を分離して制御部に出力する電源信号
分離部を設けたので、従来の機械式の鍵装置と外観を同
一とすることが可能であり、携帯の利便性を損なわず、
紛失した場合においても、拾得者に特殊な鍵であること
を認識させることもないため、安全性、防犯性に優れた
ものとなる。
路部分に接続された一方の電極とし、電子鍵部に他方の
電極を設け、電子鍵部の鍵電子回路部分に、両電極を介
して錠側から供給される電圧を鍵電子回路部分を構成す
る各部に供給するとともに、電圧に重畳された初期化信
号および同期信号を分離して制御部に出力する電源信号
分離部を設けたので、従来の機械式の鍵装置と外観を同
一とすることが可能であり、携帯の利便性を損なわず、
紛失した場合においても、拾得者に特殊な鍵であること
を認識させることもないため、安全性、防犯性に優れた
ものとなる。
また、電源用の電極が露出しているだけなので、内部の
各情報を読み出すことができないため、複製、偽造がで
きず、安全性、防犯性に優れたものとなる。
各情報を読み出すことができないため、複製、偽造がで
きず、安全性、防犯性に優れたものとなる。
さらに、電子鍵部を機械鍵部の後端部に樹脂でモールド
して一体化したので、完全に電子鍵部を密閉でき、強固
で完全防水性、耐久性および信頼性などに優れたものと
なる。
して一体化したので、完全に電子鍵部を密閉でき、強固
で完全防水性、耐久性および信頼性などに優れたものと
なる。
第1図はこの発明の一実施例による電子鍵装置の構成を
示す断面図、 第2図は第1図に示した電子鍵装置と、この電子鍵装置
に対応する電子錠装置を示す斜視図、 第3図は第1図と第2図に示す電子鍵装置と電子錠装置
の電気系統の構成を示すブロック図、 第4図(a)〜(d)および第5図(a)〜(d)は情
報の送受信を説明するためのタイミング図である。 1…電子鍵装置、2…機械鍵部、3…電子鍵部、3a…鍵
電子回路部分、3a1…電源信号分離部、3a2…第1の光受
信部、3a3…第1の光送信部、3a4…第1の制御記憶部、
3a5…電極、3b…樹脂モールド部分、11…電子錠装置、1
2…機械錠部、13…電子錠部。
示す断面図、 第2図は第1図に示した電子鍵装置と、この電子鍵装置
に対応する電子錠装置を示す斜視図、 第3図は第1図と第2図に示す電子鍵装置と電子錠装置
の電気系統の構成を示すブロック図、 第4図(a)〜(d)および第5図(a)〜(d)は情
報の送受信を説明するためのタイミング図である。 1…電子鍵装置、2…機械鍵部、3…電子鍵部、3a…鍵
電子回路部分、3a1…電源信号分離部、3a2…第1の光受
信部、3a3…第1の光送信部、3a4…第1の制御記憶部、
3a5…電極、3b…樹脂モールド部分、11…電子錠装置、1
2…機械錠部、13…電子錠部。
Claims (2)
- 【請求項1】機械鍵部と電子鍵部で構成され、前記電子
鍵部に、制御部の制御に基づいて錠側と赤外線で各種情
報の送受信を行なう鍵電子回路部分を備えた電子鍵装置
において、 前記機械鍵部を前記鍵電子回路部分に接続された一方の
電極とし、 前記電子鍵部に他方の電極を設け、前記鍵電子回路部分
に、前記両電極を介して前記錠側から供給される電圧を
前記鍵電子回路部分を構成する各部に供給するととも
に、前記電圧に重畳された初期化信号および同期信号を
分離して前記制御部に出力する電源信号分離部を設け
た、ことを特徴とする電子鍵装置。 - 【請求項2】機械鍵部の後端部に電子鍵部を樹脂でモー
ルドして設けるとともに、前記電子鍵部の前端側部に電
極を設けた請求項(1)記載の電子鍵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210258A JPH0768805B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 電子鍵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210258A JPH0768805B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 電子鍵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493481A JPH0493481A (ja) | 1992-03-26 |
JPH0768805B2 true JPH0768805B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=16586409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2210258A Expired - Lifetime JPH0768805B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | 電子鍵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768805B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5433096A (en) * | 1993-08-26 | 1995-07-18 | Strattec Security Corporation | Key assembly for vehicle ignition locks |
US6035677A (en) | 1993-08-26 | 2000-03-14 | Strattec Security Corporation | Key assembly for vehicle ignition locks |
US6427504B1 (en) | 1993-08-26 | 2002-08-06 | Strattec Security Corporation | Key assembly for vehicle ignition locks |
GB9824378D0 (en) * | 1998-11-07 | 1998-12-30 | Hammersley David G | Improvements in or relating to key operated switches |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3714195A1 (de) * | 1987-04-29 | 1988-11-10 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren zur beruehrungslosen energie- und datenuebertragung, sowie mechanisch und elektronisch kodiertes schloss |
JPS6456249A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-03 | Honda Motor Co Ltd | Burglar-proof device |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP2210258A patent/JPH0768805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493481A (ja) | 1992-03-26 |
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