JPH0768665A - 紙製容器のボトム成形装置及び無菌充填包装装置 - Google Patents

紙製容器のボトム成形装置及び無菌充填包装装置

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JPH0768665A
JPH0768665A JP5246282A JP24628293A JPH0768665A JP H0768665 A JPH0768665 A JP H0768665A JP 5246282 A JP5246282 A JP 5246282A JP 24628293 A JP24628293 A JP 24628293A JP H0768665 A JPH0768665 A JP H0768665A
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JP
Japan
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container
mandrel
stopper
container material
bottom molding
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JP5246282A
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English (en)
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Takahisa Hirayama
隆久 平山
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙製容器に関するサイズチェンジ機能を備え
たボトム成形装置に関して、特にそのサイズチェンジ機
能を達成する部分の構造を簡単にして製造コストを低減
する。 【構成】 複数のマンドレル10と、複数のボトム成形
用機器1,11,12,13,14とを有する紙製容器
のボトム成形装置である。各ボトム成形用機器1,1
1,12,13に対応させて円弧形状の容器ストッパ2
3を設け、エアーシリンダ25a,25bによってスト
ッパ23を各マンドレル10に近接する近接位置と、マ
ンドレル10から離れる退避位置との間で進退移動させ
る。容器材料8bが大容量のときストッパ23を退避位
置に置いて容器材料8bをマンドレル10の根元まで深
く挿入し、容器材料8bが小容量のときストッパ23を
近接位置に置いて容器材料8bのマンドレル10への挿
入を途中で止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酒、ジュース等といっ
た内容物を収容するための紙製容器に底部、すなわちボ
トムを形成するためのボトム成形装置に関する。また、
そのボトム成形装置を用いた無菌充填包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙の表裏両面に薄い樹脂層を積層するこ
とによって形成された板状材料を折り込んで容器を作製
し、その容器の中に酒その他の内容物を収容する収容形
態は既に広く知られている。また、容器を形成する作業
及びその容器の中に内容物を充填する作業を同時に且つ
自動的に行う装置として、いわゆる充填包装装置が種々
提案されている。また、そのような容器形成作業及び内
容物充填作業を無菌状態下又は減菌状態下で行うように
した充填包装装置、いわゆる無菌充填包装装置も既に知
られている。
【0003】上記の充填包装装置又は無菌充填包装装置
は、例えば、容器底部を形成するボトム成形ステージ
と、容器底部が形成された容器の内部に内容物を充填す
る内容物充填ステージと、内容物が充填された容器の頂
部を封止する容器頂部成形ステージとを有している。そ
してボトム成形ステージ内には、例えば、複数のマンド
レルが放射状に配列されていてそれらが一体になって回
転する。そして、各マンドレルの外周位置には容器底部
を形成するための各種の処理機器、例えば筒状容器材料
を各マンドレルに挿入する容器材料供給装置、容器材料
の端部を加熱するヒータ、加熱された容器材料の端部を
仮折りするボトム仮折り装置、そして仮折りされた容器
端部を押圧するボトムプレス装置等といた各種の機器が
配設される。
【0004】ところで、完成した容器の高さ寸法は内容
物の容量に応じて種々に変化する。このように容器の高
さ寸法が変化する場合でも、ボトム成形ステージ内の各
マンドレルから突出する容器端部の長さ寸法は常に一定
でなければならない。この要求を達成するためには、ボ
トム成形ステージ内において各マンドレルに挿入される
容器材料の挿入寸法を容器の高さ寸法に応じて変更、す
なわちサイズチェンジする必要がある。
【0005】このようなサイズチェンジの方法として、
従来、マンドレルへの容器材料の挿入を止めるためのス
トッパをそのマンドレルにネジ等によって固定し、容器
の高さ寸法に応じてそのストッパの固定位置を手作業に
よって変更するという方法が知られている。つまり、容
器の高さ寸法が大きい場合はストッパをマンドレルの根
元の深い部分に固定して容器材料を奥深く挿入できるよ
うにし、一方、容器の高さ寸法が小さい場合はストッパ
をマンドレルの先端に近い部分に固定して容器材料がマ
ンドレルの奥深くへ挿入されることを禁止する。
【0006】また、サイズチェンジの他の従来方法とし
て、例えば、特公昭59−24921号公報又は特公昭
59−40092号公報において、複数のストッパ片を
備えたロッドを容器底部形成のための各種の処理機器に
対応させてマンドレル移動経路の側方位置に配置し、そ
のロッドを回転させることにより、いずれか1つのスト
ッパ片を選択してマンドレルの近傍に臨出させるように
したサイズチェンジ装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各マン
ドレルに固定したストッパの固定位置を容器サイズに応
じて変更するようにした従来の方法においては、複数の
マンドレルに対していちいちストッパの付け替え作業を
行わなけらばならず、作業が面倒であり、その作業時間
も非常に長くかかるという問題があった。
【0008】また、充填包装装置として無菌充填包装装
置を考えた場合、マンドレルのまわりは隔壁部材によっ
て外部から隔離され、その内部は無菌状態に保持され
る。このような無菌充填包装装置に関してストッパの付
け替え作業を行うに際しては、マンドレルを格納してい
る隔壁部材をその都度開かなければならない。このよう
に隔壁部材を開くと内部の無菌状態が壊されるので、装
置を再び稼働する場合には隔壁部材の内部を再び無菌化
処理しなけらばならず、そのための作業に長時間を要
し、しかも不経済であった。
【0009】特公昭59−24921号公報等に開示さ
れたような、複数のストッパ片を備えた1つのロッドを
容器底部形成のための個々の処理機器に対応させて1つ
づつ設けるようにした従来のサイズチェンジ装置では、
処理機器の数に応じて設置すべきストッパ片ロッドの数
が多くなり、それらを設置するためのスペースが必要と
なり、さらにそれら複数のロッドを同期させて回転駆動
するための複雑な駆動系が要求される。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、紙製容器に関するサイズチェン
ジ機能を備えたボトム成形装置に関して、特にそのサイ
ズチェンジ機能を達成する部分の構造を簡単にして製造
コストを低減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る紙製容器のボトム成形装置は、放射状に
配列されていて一体に回転する複数のマンドレルと、マ
ンドレルの外周領域に互いに間隔をおいて配設された複
数のボトム成形用機器とを有する紙製容器のボトム成形
装置において、マンドレルの回転移動経路の側方位置で
あって上記複数のボトム成形用機器のうちの少なくとも
2個の機器に対応する位置の間にわたって配設された容
器ストッパと、その容器ストッパを近接位置と退避位置
との間で進退移動させるストッパ駆動手段とを有するこ
とを特徴としている。ここで、近接位置とは、マンドレ
ルに挿入される筒状容器材料の挿入を止めることができ
るようなマンドレルに近接する位置のことである。一
方、退避位置とは、筒状容器材料がマンドレルへ挿入さ
れるのを許容することができるようなマンドレルから離
れる位置のことである。
【0012】ボトム成形用機器は、例えば、筒状容器材
料をマンドレルに挿入する容器材料供給手段と、筒状容
器材料の端部を加熱する第1ボトムヒータと、筒状容器
材料の端部をさらに加熱する第2ボトムヒータと、加熱
された筒状容器材料の端部を仮折りするボトム仮折り手
段と、そして仮折りされた容器端部を押圧するボトムプ
レス手段とによって構成される。そしてこの場合上記容
器ストッパを、例えば容器材料供給手段、第1ボトムヒ
ータ、第2ボトムヒータ、そしてボトム仮折り手段の各
機器に対応する位置の間にわたって設けることができ
る。
【0013】また、上記容器ストッパを上記複数のマン
ドレルの回転中心を中心とする円弧形状に形成すること
ができる。
【0014】上記ストッパ駆動手段として進退移動する
出力ロッドを設け、その出力ロッドと容器ストッパとを
割り締め構造によって互いに連結することができる。
【0015】本発明に係る無菌充填包装装置は、容器底
部を形成するボトム成形ステージと、容器底部が形成さ
れた容器の内部に内容物を充填する内容物充填ステージ
と、内容物が充填された容器の頂部を封止する容器頂部
成形ステージと、それらの各ステージを外部から気密に
収容する隔壁部材とを有しており、そしてそのボトム成
形ステージに上記本発明に係る紙製容器のボトム成形装
置が設けられる。
【0016】
【作用】マンドレルに供給される容器材料の高さ寸法が
大きい場合、容器ストッパはストッパ駆動手段によって
駆動されて退避位置へ移動する。このためマンドレルに
挿入される容器材料はマンドレルの根元部分へ向かう奥
深い部分まで挿入される。一方、容器材料の高さ寸法が
小さい場合、容器ストッパはマンドレルに対する近接位
置へと移動する。近接位置に位置する容器ストッパは、
マンドレルに挿入される容器材料の挿入を止め、容器材
料がマンドレルの奥深くまで挿入されるのを禁止する。
こうして容器ストッパの進退移動により容器材料のサイ
ズチェンジに対応する。
【0017】容器ストッパは複数のボトム成形用機器に
対応する位置の間にわたって一体部材として配設され、
その容器ストッパを1つのストッパ駆動手段によって駆
動するようにしたので、個々のボトム成形用機器にスト
ッパ片の進退機構及び駆動手段を設置する場合に比べて
構造がきわめて簡単になり、それ故製造コストが著しく
低減される。
【0018】
【実施例】図4は、本発明に係るボトム成形装置を使用
する充填包装装置、特に無菌充填包装装置の一例を示し
ている。この無菌充填包装装置は、容器材料供給ステー
ジ1と、ボトム成形ステージ2と、内容物充填ステージ
3と、容器頂部成形ステージ4とを有している。ボトム
成形ステージ2と内容物充填ステージ3との間には容器
の頂部を山形形状に仮折りするための第1トップブレー
カ5が配設されている。また、内容物充填ステージ3と
容器頂部成形ステージ4との間には容器頂部をさらに仮
折りするための第2トップブレーカ6が配設されてい
る。これらの各ステージ間には、互いに対向する一対の
無端環状チェーン15a及び15bによって容器材料の
搬送路が直線状に形成されている。なお、ここにあげた
各ステージは、例えばアルミニウム製の隔壁部材7によ
ってそれらの全てが外部から隔離されており、さらにそ
の内部は周知の無菌化処理により無菌又は減菌状態に保
持されている。
【0019】容器材料供給ステージ1は、図5に示すよ
うな偏平状態の容器材料8aを図6に示すような角筒形
状の容器材料8bへと押し広げ、さらにその容器材料8
bを一端Pを先にしてボトム成形ステージ2へと搬送し
て供給する。容器材料8aは、例えば、紙の表裏両面に
薄い樹脂膜を積層することによって形成される積層板材
を折り畳むことによって形成されている。この容器ステ
ージ1はボトム成形用機器の一つとして作用するのであ
るが、その具体的な構成は特定のものに限定されること
なく従来周知のあらゆる構成を採用できるので、詳しい
図示は省略してある。
【0020】ボトム成形ステージ2の内部にはコア部9
を中心として放射状に配列された複数、実施例の場合は
8個のマンドレル10が配設されている。コア部9は図
示しない駆動源に接続されていて、その駆動源によって
駆動されて矢印A方向へ間欠的に回転する。この回転に
より、各マンドレル10も互いに一体に同じ方向へ間欠
的に回転する。各マンドレル10の外周領域にはボトム
成形用機器として、第1ボトムヒータ11、第2ボトム
ヒータ12、ボトム仮折り装置13、そしてボトムプレ
ス装置14が設けられている。
【0021】内容物充填ステージ3には酒、ジュースそ
の他の内容物を収容した内容物タンク16が設置され、
そのタンク16から延びる2本の充填ノズル17の吐出
口が上記の容器材料搬送路に臨んでいる。容器頂部成形
ステージ4は、加熱用のヒータ18及び圧着装置19を
有している。
【0022】上記構成より成る無菌充填装置において、
容器材料供給ステージ1から送り出される角筒形状の容
器材料8bが各マンドレル10の外周表面に1個づつ挿
入される。挿入された容器材料8bは、図2に示すよう
に、マンドレル10の回転に従って矢印A方向へ間欠的
に回転搬送され、その搬送中に第1ボトムヒータ11及
び第2ボトムヒータ12の2つのヒータによって加熱さ
れ、その加熱された部分に接着性が付与される。
【0023】接着性を有するに至った容器材料8aは、
その後、ボトム仮折り装置13まで運ばれる。ボトム仮
折り装置13では、各マンドレル10に対して直線往復
移動する押圧部材20及び容器材料8aに向かって開閉
動作する折込みプレート21の働きにより容器材料8a
の端部が内側へ向けて仮折りされる。仮折りされた容器
材料8aはボトムプレス装置14まで運ばれ、そこで矢
印B方向から圧力を受けることにより折り畳まれ、自ら
が有する接着性によってその折り畳まれた状態に接着さ
れ、これにより図7に示すように容器端部Qに底部が形
成される。
【0024】図4に戻って、底部が形成された容器8c
はマンドレル10から引き抜かれて一対の無端チェーン
15a及び15bの間に挿入され、その後、それらのチ
ェーンによって挟まれた状態で矢印Cのように直線状に
搬送される。そしてその搬送中、第1トップブレーカ5
によってその頂部P(図7)が内側へ仮折りされ、さら
に内容物充填ステージ3において充填ノズル17から吐
出される内容物、例えば酒が頂部開口Pを介してその内
部に注入、すなわち充填される。内容物が充填された容
器8cは第2トップブレーカ6まで運ばれてそこでその
頂部がさらに内部へ仮折りされ、その後、容器頂部成形
ステージ4へ搬送される。
【0025】容器頂部成形ステージ4では、ヒータ18
の働きによって容器頂部が加熱されてそこに接着性が付
与され、さらに圧着装置19によって押圧されることに
より、図8に示すような内容物入り容器8dが完成す
る。
【0026】ところで、完成容器8dの高さ寸法Lは、
希望する内容物の容量に応じて変化する。例えば、容量
500mlと1000mlとを比べた場合、500ml
の容器の高さLは1000mlの場合と比べて低くな
る。このように容器の高さが変化する場合には、ボトム
成形ステージ2において各マンドレル10に挿入される
容器材料8bの挿入長さを変える必要、すなわちサイズ
チェンジの必要がある。このサイズチェンジのため本実
施例では以下に示すような機構をマンドレル10に付設
してある。
【0027】すなわち、図1及び図2に示すように、マ
ンドレル10の移動経路Aの側方位置に円弧形状のスト
ッパホルダ22が配置されている。このストッパホルダ
22は図3に示すように断面コ字形状に形成されてお
り、その内部に同じく円弧形状の容器ストッパ23が収
納され、締結具例えばネジ24によって固定されてい
る。容器ストッパ23は図2に示すように、容器材料供
給ステージ1、第1ボトムヒータ11、第2ボトムヒー
タ12、そしてボトム仮折り装置13の各ボトム成形用
機器の間にわたって設けられており、その先端は図3に
示すようにストッパホルダ22からマンドレル10の方
向へ突出している。容器ストッパ23は特にマンドレル
10の回転移動の中心線L1を中心とする円弧形状に形
成されている。また、各マンドレル10のうち容器スト
ッパ23に対向する位置には凹部30が形成されてい
る。
【0028】図1及び図3に示すように、マンドレル1
0に対応する位置の隔壁部材7の外側には2個のエアー
シリンダ25a及び25bが固定配置され、それらのエ
アーシリンダ25a,25bの出力ロッド26a及び2
6bが隔壁部材7を貫通してマンドレル10の方向へ延
びている。出力ロッド26a,26bの先端にはそれぞ
れ連結棒27a及び27bの一端が固定されており、そ
れらの連結棒27a,27bの他端にストッパホルダ2
2の両端各部が固定され支持されている。特に、図1及
び図2の左側に位置するストッパホルダ22の端部は、
連結棒27aから延びる2本のロッド28によって支持
されており、これらのロッド28は図3に示すようにボ
トム仮折り装置13と一体なガイドブロック29によっ
て滑り移動自在に支持されている。
【0029】各エアーシリンダ25a,25bの出力ロ
ッド26a,26bのうち隔壁部材7の内側に位置する
部分は蛇腹部材31によって覆われており、これによ
り、エアーシリンダ25a,25bの作動に応じて出力
ロッド26a,26bが隔壁部材7に対して進退移動す
る場合にも隔壁部材7の内部の無菌状態が保持される。
両出力ロッド26a,26bが互いに同期して進退移動
するとき、容器ストッパ23は図3に示すようにマンド
レル10から離れる退避位置と、マンドレル10の凹部
30に進入してマンドレル10に近接又は接触する近接
位置との間を往復移動する。容器ストッパ23は場合に
よってはマンドレル10に接触することも考えられるの
で、それ自身がある程度の剛性を有しつつ、しかもマン
ドレル10を傷付けないような材料、例えば超高密度ポ
リエチレン等の樹脂製材料によって形成されるのが望ま
しい。
【0030】連結棒27aとエアーシリンダ出力ロッド
26aとの間及び連結棒27bとエアーシリンダ出力ロ
ッド26bとの間は、いわゆる割り締め構造によって連
結されている。すなわち、図2に示すように連結棒27
a,27bの連結部分にはスリット32が形成され、そ
のスリット部分をボルト33によって締め付けることに
より、連結棒と出力ロッドの両者が固定されている。ボ
ルト33を緩めれば、出力ロッド26a,26bに対す
る連結棒27a,27bの締結位置を変更でき、これに
より、マンドレル10に対する容器ストッパ23の近接
位置を調節できる。
【0031】サイズチェンジ機構は以上のように構成さ
れているので、容器高さL(図8)の高い容器、すなわ
ち容量の大きい容器を作製する場合には、図1において
エアーシリンダ25a及び25bを同期して作動させて
両出力ロッド26a,26bを縮み移動させる。この縮
み移動により、容器ストッパ23は図3に示す退避位置
に保持される。この状態で容器ストッパ23とマンドレ
ル10との間には空間が形成され、この空間を通して高
さの高い容器材料8bがマンドレル10の奥深くへ挿入
されて、マンドレル10の根元部分に設けた固定ストッ
パ34に当たって止まる。
【0032】一方、容器高さLの低い容量の小さい容器
を作製する場合には、エアーシリンダ25a,25bに
よって出力ロッド26a,26bを互いに同期して矢印
D方向へ所定量伸長移動させる。この伸長移動により、
容器ストッパ23はマンドレル10に近接又は接触する
近接位置へ移動し、これにより容器材料8bのマンドレ
ル10への挿入はマンドレル10の途中位置で止められ
る。これにより、容器高さLが高い場合でも、あるいは
低い場合でも、容器材料8bのうちのマンドレル10の
外側へ突出する部分の長さは常に一定長さに保持され
る。
【0033】図2に示すように、容器ストッパ23は容
器材料供給ステージ1からボトム仮折り装置13にかけ
て配置されているので、容器供給ステージ1、第1ボト
ムヒータ11、第2ボトムヒータ12及びボトム仮折り
装置13の全てのボトム成形用機器に対するサイズチェ
ンジ動作をエアーシリンダ25a,25bの作動により
同時に行うことができる。
【0034】なお、ボトムプレス装置14に対応する位
置には容器ストッパ23を設けていない。これは、ボト
ム仮折り装置13によって容器材料8bの端部が仮折り
されると、仮折りによって形成された折り込み線がマン
ドレル10の先端に引掛かり、そのため容器材料8bが
それ以上にマンドレル10の奥側へ移動することがなく
なるからである。
【0035】以上、1つの実施例を本発明を説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、請求の
範囲に記載した技術的範囲内で種々改変できる。
【0036】例えば上記実施例では、ボトム成形用機器
としての容器材料供給ステージ1、第1ボトムヒータ1
1、第2ボトムヒータ12及びボトム仮折り装置13の
各機器に対応させて容器ストッパ23を設けたが、マン
ドレル10のまわりに配設されるボトム成形用機器が種
々に変わる場合にはその変更に応じて任意の必要なボト
ム成形用機器に対応して容器ストッパを設けることがで
きる。
【0037】上記実施例では容器ストッパ23を進退移
動させるために2個のエアーシリンダ25a,25bを
用いたが、1個のエアーシリンダによって駆動すること
も可能である。また、駆動手段としてエアーシリンダ以
外の駆動源を用いることもできる。容器ストッパ23の
形状も円弧状に限定されない。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載のボトム成形装置によれ
ば、複数のボトム成形用機器に対応して位置する全ての
マンドレルに関して、1個の容器ストッパを進退移動さ
せるだけで容器サイズの変更に対処できる。従って、容
器サイズの変更に対処するための構造を簡単にでき、よ
って製造コストを低減できる。
【0039】請求項3記載のボトム成形装置によれば、
複数のマンドレルに関する容器材料の停止位置を各マン
ドレル間で正確に均一に設定でき、そのための構造も非
常に簡単である。
【0040】請求項4記載のボトム成形装置によれば、
マンドレルに対する容器ストッパの位置を容易に調節で
きる。
【0041】請求項5記載の無菌充填包装装置によれ
ば、容器材料の挿入を止めるために各マンドレルに付設
したストッパの固定位置を変更する際に、いちいち隔壁
部材を開く必要がなく、よって隔壁部材内の無菌状態を
解除することなしに容器材料のサイズチェンジ処理を行
うことができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙製容器のボトム成形装置の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】同ボトム成形装置の正面図である。
【図3】図2のIII−III線に従った断面図であ
る。
【図4】図1に示すボトム成形装置を用いた無菌充填包
装装置の一実施例を示す斜視図である。
【図5】容器材料の一例を示す斜視図である。
【図6】図5の容器材料を押し広げて角筒形状に成形し
た状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す容器材料に底部を形成した状態を示
す斜視図である。
【図8】内容物入り容器の完成品の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 容器材料供給ステージ(ボトム成形用機器) 8a 容器材料(偏平状態) 8b 容器材料(角筒状態) 8c 底部が形成された容器材料 8d 完成容器 10 マンドレル 11 第1ボトムヒータ(ボトム成形用機器) 12 第2ボトムヒータ(ボトム成形用機器) 13 ボトム仮折り装置(ボトム成形用機器) 14 ボトムプレス装置(ボトム成形用機器) 22 ストッパホルダ 23 容器ストッパ 25a,25b エアーシリンダ 26a,26b 出力ロッド 27 連結棒 A マンドレルの回転移動経路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に配列されていて一体に回転する
    複数のマンドレルと、マンドレルの外周領域に互いに間
    隔をおいて配設された複数のボトム成形用機器とを有す
    る紙製容器のボトム成形装置において、 マンドレルの回転移動経路の側方位置であって、上記複
    数のボトム成形用機器のうちの少なくとも2個の機器に
    対応する位置の間にわたって配設された容器ストッパ
    と、 その容器ストッパを次の2つの位置、すなわちマンドレ
    ルに近接してマンドレルに挿入される筒状容器材料の挿
    入を止める近接位置と、マンドレルから離れて筒状容器
    材料のマンドレルへの挿入を許容する退避位置との間で
    進退移動させるストッパ駆動手段とを有することを特徴
    とする紙製容器のボトム成形装置。
  2. 【請求項2】 ボトム成形用機器は、筒状容器材料をマ
    ンドレルに挿入する容器材料供給手段と、筒状容器材料
    の端部を加熱する第1ボトムヒータと、筒状容器材料の
    端部をさらに加熱する第2ボトムヒータと、加熱された
    筒状容器材料の端部を仮折りするボトム仮折り手段と、
    そして仮折りされた容器端部を押圧するボトムプレス手
    段とを含んでおり、 上記容器ストッパは容器材料供給手段、第1ボトムヒー
    タ、第2ボトムヒータ、そしてボトム仮折り手段の各機
    器に対応する位置の間にわたって設けられることを特徴
    とする請求項1記載の紙製容器のボトム成形装置。
  3. 【請求項3】 上記容器ストッパは上記複数のマンドレ
    ルの回転中心を中心とする円弧形状に形成されることを
    特徴とする請求項1記載の紙製容器のボトム成形装置。
  4. 【請求項4】 上記ストッパ駆動手段は進退移動する出
    力ロッドを有しており、その出力ロッドと容器ストッパ
    とが割り締め構造によって互いに連結されることを特徴
    とする請求項1記載の紙製容器のボトム成形装置。
  5. 【請求項5】 容器底部を形成するボトム成形ステージ
    と、容器底部が形成された容器の内部に内容物を充填す
    る内容物充填ステージと、内容物が充填された容器の頂
    部を封止する容器頂部成形ステージと、それらの各ステ
    ージを外部から隔離する隔壁部材とを有する無菌充填包
    装装置において、 ボトム成形ステージに請求項1記載の紙製容器のボトム
    成形装置を設けたことを特徴とする無菌充填包装装置。
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