JPH0767828A - 食器乾燥器 - Google Patents

食器乾燥器

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Publication number
JPH0767828A
JPH0767828A JP21627993A JP21627993A JPH0767828A JP H0767828 A JPH0767828 A JP H0767828A JP 21627993 A JP21627993 A JP 21627993A JP 21627993 A JP21627993 A JP 21627993A JP H0767828 A JPH0767828 A JP H0767828A
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JP
Japan
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cupboard
tableware
drying chamber
shelf
shelf receiving
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Application number
JP21627993A
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English (en)
Inventor
Takao Okada
高男 岡田
Seiji Ito
誠治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kanazawa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Kanazawa Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、下部食器棚に保管される食器
類の大きさの制限が少ないとともに、上部食器棚上に保
管される食器類の大きさの自由度を向上できる食器乾燥
器を得ることにある。 【構成】乾燥室1aの下部に下部食器棚61を収納配置する
とともに、乾燥室1aの上部に上部食器棚51を収納配置し
た食器乾燥器にあって、略水平で前後方向に延びる上棚
受け部44を乾燥室1aの上部に設け、上棚受け部44に着脱
可能に引掛けられる上下のフック部52,53 を相互に高さ
位置を異ならせて上部食器棚51の左右両側部に夫々設け
る。それにより、選択されたフック部52または53を上棚
受け部44に引掛けて上部食器棚51の高さ位置を上下に変
えることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器類が収納された乾燥
室内に乾燥用の加熱空気を通して前記食器類を乾燥させ
る食器乾燥器に関する。
【0002】
【従来の技術】食器乾燥器の中でも、乾燥室内に上部食
器棚と下部食器棚とを収納配置するものは、食器類の収
納量の割に乾燥器設置スペースが少ないという利点があ
り、この種のものは特開平5−31064号公報で知ら
れている。
【0003】そして、従来は上部食器棚を支持する構造
として、前記公報に例示されるように乾燥室の上部に左
右一対の保持具を設け、その前後方向に延びる略水平な
上棚受け部に、上部食器棚の側面に張出し形成したフッ
ク部を引掛けることにより、上部食器棚を支持してい
る。このようにして支持される上部食器棚は、前記上棚
受け部の高さ位置に規制されて、乾燥室内の上部におけ
る所定位置に保持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は上部
食器棚の取付け位置が所定高さ位置に限定されて変更で
きないため、この食器棚上に背丈が比較的高いコップ等
の食器類を保管できないという問題がある。なお、これ
に対処するには、予め上部食器棚の支持位置を低くすれ
ばよい。しかし、そのようにすると、この棚と下部食器
棚との間の高さスペースが狭くなって、下部食器棚に保
管される食器類の大きさが常に制限を受け易くなるの
で、好ましくない。
【0005】本発明の目的は、下部食器棚に保管される
食器類の大きさの制限が少ないとともに、上部食器棚上
に保管される食器類の大きさの自由度を向上できる食器
乾燥器を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る食器乾燥器は、乾燥器筐体
が有する食器類収納用の乾燥室の下部に下部食器棚を収
納配置するとともに、前記乾燥室の上部に上部食器棚を
収納配置した食器乾燥器において、略水平で前後方向に
延びる上棚受け部を前記乾燥室の上部に設け、前記上棚
受け部に着脱可能に引掛けられる複数のフック部を、相
互に高さ位置を異ならせて前記上部食器棚の左右両側部
に夫々設けたものである。
【0007】また、同様の目的を達成するために、本発
明の請求項2に係る食器乾燥器は、乾燥器筐体が有する
食器類収納用の乾燥室の下部に下部食器棚を収納配置す
るとともに、前記乾燥室の上部に上部食器棚を収納配置
した食器乾燥器において、略水平で前後方向に延びる複
数の互いに平行な上棚受け部を相互に高さ位置を異なら
せて前記乾燥室の上部に設け、前記各上棚受け部に着脱
可能に引掛けられるフック部を前記上部食器棚の左右両
側部の同一高さ位置に夫々設けたものである。
【0008】さらに、上部食器棚の支持構造を簡単にす
るために、本発明の請求項3に係る食器乾燥器は、請求
項2に係る食器乾燥器において、前記上棚受け部を、リ
ブ状として、前記乾燥室の相対向する側壁のうちの少な
くとも一方の側壁の上部に一体に突設したものである。
【0009】
【作用】前記請求項1の構成において、上棚受け部には
上部食器棚の高さ位置が異なる複数のフック部のうち選
択されたフック部が引掛けられ、この引掛けにより上棚
受け部は上部食器棚を乾燥室の上部に支持する。この支
持における任意高さ位置のフック部の選択にしたがい、
上部食器棚の高さ位置を複数段に変えることができる。
【0010】前記請求項2の構成において、高さ位置が
互いに異なる複数の上棚受け部には上部食器棚のフック
部が引掛けられ、この引掛けにより上棚受け部は上部食
器棚を乾燥室の上部に支持する。この支持における任意
高さ位置の上棚受け部の選択にしたがい、上部食器棚の
高さ位置を複数段に変えることができる。
【0011】前記請求項3の構成においては、上棚受け
部がリブ状をなして乾燥室の側壁と一体に形成されるか
ら、この上棚受け部を設けるために特別な部品を必要と
することがない。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図15を参照して本発明の第1
実施例を説明する。図1〜図5中1は縦長の食器乾燥器
の乾燥器筐体で、前面が開口された乾燥室1aを有して
いる。この筐体1は、合成樹脂製の基台部2と、合成樹
脂製の天井部3と、周壁部4とを備えている。
【0013】図4に示されるように基台部2は、脚付き
の底板5とこの上側に配置された台本体6とをねじ等に
より連結してなる。底板5には通気孔7が多数設けられ
ている。台本体6には、その中央部に四角い通孔8が設
けられているとともに、この通孔8の周囲を囲む四角環
状の水受け溝9が形成されている。
【0014】図1に示されるように水受け溝9の周部に
は、通孔8の後方に位置して複数の棚受け凸部10が一
体成形されているとともに、通孔8の一側部に位置して
まな板受け支え11が一体成形されている。また、台本
体6の前縁部6a上面には、左右方向に延びる位置決め
リブ12が一体成形されていて、このリブ12よりも後
側に位置する前縁部6aの後部部分は棚受け縁部13と
して用いられるようになっている。
【0015】前縁部6aにはその前方から挿脱される上
面開口の水受け容器14が取付けられている。この容器
14には前記水受け溝9に設けられた図示しない通水孔
を通して、水受け溝9内の水が導かれるようになってい
る。また、前縁部6aの前面には図1〜図3等に示され
る通電タイマーの摘み15が取付けられている。
【0016】図4に示されるように前記天井部3は外板
16と内板17とをねじ等により連結して形成され、こ
れら両板16、17間には内板17に一体成形されたリ
ブの高さに応じた隙間が確保されている。外板16の後
部には排気口18が形成されているとともに、この孔1
8に対向する孔19が内板17に形成されている。
【0017】図1〜図4に示されているように前記周壁
部4は、金属板製の壁板20の左右の前縁に、合成樹脂
製の柱21をねじ等により連結して形成されている。こ
の周壁部4は、その壁板20の上下両縁を基台部2と天
井部3の周部に夫々挿入してねじ等により連結するとと
もに、両柱21の上端端を夫々基台部2と天井部3にね
じ等により連結して設けられている。
【0018】前記構成の乾燥器筐体1の前面には、図1
〜図5に示されるように二つ折り自在な扉装置22が開
閉自在に取付けられている。この扉装置22は、上部扉
23と下部扉24とを備え、下部扉24に突設された取
手25を掴んで扉装置22全体を引き上げることによ
り、図1〜図3に示されるように下部扉24が上部扉2
3の下側に位置されるように二つ折りされて、天井部3
の上側に斜めに配置され、この状態から引き下げること
により図5に示されるように乾燥室1aの前面開口を閉
じるようになっている。なお、この扉装置22を付勢す
るためのコイルバネ等は前記天井部3の両板16、17
間に収納されている。
【0019】前記基台部2には加熱装置31が内蔵され
ている。この装置31は、図4に示されるように金属板
により形成された上端開口のヒータボックス32内に、
前記通電タイマーにより通電時間を制御される2本の石
英管ヒータ33を収納するとともに、このヒータ33の
下方に配置されて放射熱を上方に反射させる反射板34
を収納している。さらに加熱装置31は、複数の通気孔
を有してヒータボックス32の上端開口を塞ぐように配
置された金属板製のヒータ保護板35と、この保護板3
5をその上側から覆って設けられた金属板製のカバー熱
板36とを備えている。
【0020】ヒータ保護板35は前記台本体6の通孔8
の真上に設けられ、また、カバー熱板36の周部は前記
水受け溝9の底面と対向するようにヒータ保護板35よ
りも一回り大きく形成されている。さらに、カバー熱板
36はその中央部から周縁部に向けて次第に下がるよう
に傾斜されている。
【0021】前記構成の加熱装置31は、前記底板5上
に少し浮かせた状態で前後方向に延びて取付けられた複
数本(図4に1本のみ図示)の金属棒37上に、ヒータ
ボックス32を連結して設けられている。したがって、
通電により加熱装置31の石英管ヒータ33が発熱する
ことにより、図4の矢印で示されるように加熱空気が自
然対流により立ち昇って乾燥室1aに供給されるように
なっている。この加熱空気は乾燥室1a内の食器類の乾
燥に供された後、排気口18を通して外部へ排出され
る。
【0022】前記乾燥室1aの上部には左右一対の棚吊
り具41、42が設けられている。これら吊り具41、
42は、例えば金属の丸棒を折り曲げてなるもので、図
1および図11等に示されるように前後の吊り棒部43
と、この下端から直角に折り曲げて設けられ略水平で前
後方向に延びる上棚受け部44とを有している。
【0023】一方の棚吊り具41は乾燥器筐体1の相対
向する側壁の一方の近接して配置され、図1等に示され
るように他方の棚吊り具42は他方の側壁から比較的大
きい離間距離を隔てて配置されているとともに、これら
棚吊り具41、42の上棚受け部44は同一高さ位置で
互いに相手側に突出して向かい合わされている。なお、
両棚吊り具41、42は、その吊り棒部43の上端部を
前記内板17に通して、この板17の裏面に固定されて
いる。
【0024】これら一対の棚吊り具41、42を介して
前記乾燥室1aの上部には上部食器棚51が、乾燥室1
aの前面開口を通して着脱可能に支持されている。上部
食器棚51は、抗菌性の粉末材料が混入された合成樹脂
の一体成形品である。図8〜図11等に示されるように
上部食器棚51は、手掛用の前枠部51aと、これに対
向する盲板状の後枠部51bと、多数の孔等からなる通
気部を有した左右の側枠部51cとからなる棚枠の下面
に,格子状の底部51dを設けて形成されている。
【0025】左右一対の側枠部51cは、前後一対の第
1フック部52と、一つの第2フック部53を夫々一体
に有している。一対の第1フック部52は、前記棚吊り
具41、42の前後の吊り棒部43の離間寸法A(図4
および図11参照)と略等しい距離A′(図4および図
10参照)を前後方向に隔てて設けられ、これらの間に
第2フック部53が設けられている。
【0026】一対の第1フック部52は同一高さに設け
られているとともに、これらよりも高い位置に第2フッ
ク部53が設けられていて、両フック部52、53は高
さ方向にも緩衝しない配置になっている。なお、本実施
例では両フック部52、53は下方に折れ曲がったフッ
ク片52a,53aを有して、下端および前後両端が夫
々開放された溝を形成している、これらフック片52
a、53aはなくてもよい。
【0027】後側の第1フック部52の真上に位置され
る両側枠部51cの後部上縁54は、図11に示す第2
フック部53の水平に張出した引掛かり部分53bの厚
みBと前記上棚受け部44の線径Cとの合計寸法に略等
しい寸法D(図10参照)を、前記引掛かり部分53b
から下方に隔てた高さに配置されて第2ストッパとして
用いられるようになっている。
【0028】この後部上縁54にはストッパ凸部55が
一体に形成されている。この凸部55は上向きに突出さ
れ、前端が略垂直であるとともに、後方に向かうに従い
次第に下がるような傾斜を持って前後方向に延びる略三
角形状のリブで形成されている。
【0029】さらに、後側の第1フック部52における
フック片52aには、その後端から後方に向けて突出す
る第1ストッパ56が一体成形されている。このストッ
パ56は前記上棚受け部44の後端部44b(図11参
照)に、その下側から引掛かり可能になっている。
【0030】前記構成の上部食器棚51は、これに保管
される食器類の高さに応じて上下に高さ位置を変えて棚
吊り具41、42に対し支持されるようになっている。
すなわち、図2に示されるように茶碗等の高さが低い食
器類Fを保管する場合には、前後の第1フック部52を
選択して、これらを棚吊り具41、42の上棚受け部4
4にその上方から引掛けることにより、図4中2点鎖線
および図13に示されるような高位置に上部食器棚51
を配置して支持できる。また、図3に示されるように前
記食器類Fよりも背丈(載置高さ)が高いコップ等の食
器類Gを保管する場合には、第2フック部53を選択し
て、これらを棚吊り具41、42の上棚受け部44にそ
の上方から引掛けることにより、図4中実線および図1
4に示されるような低位置に上部食器棚51を配置して
支持できる。
【0031】前記のように高位置に上部食器棚51が支
持された状態では、前後の第1フック部52が上棚受け
部44の前後端部44a、44bに夫々別々に引掛かっ
て、上部食器棚51が前後方向に不用意に移動すること
が防止される。これとともに、前記第1ストッパ56が
上棚受け部44の後端部44bにその下側から引掛か
る。それにより、上部食器棚51の前部に下向きの荷重
が作用した場合においても、上部食器棚51が前下がり
に傾斜することを防止できる。したがって、高位置での
上部食器棚51の支持状態の安定度が高く、保管した食
器類Fが不用意に落下する恐れがない。
【0032】なお、前記高位置へ上部食器棚51を支持
させるには、この棚51の手前を持ち上げて斜めにして
から、後側の第1フック部52を上棚受け部44に引掛
けて、この上棚受け部44を案内として後方に滑らせな
がら押し込み、それが前記後端部44bで妨げられた時
点で、上部食器棚51の前部を下向きに回動させること
により、容易に行うことができる。この逆に、まず、上
部食器棚51の手前を持ち上げて斜めにしてから前方へ
引き出すことにより、上部食器棚51を容易に棚吊り具
41、42から取外すことができる。
【0033】また、前記のように低位置に上部食器棚5
1が支持された状態では、図4に示されるように上部食
器棚51の後枠部51bが前記壁板21の後壁部分に近
接して、上部食器棚51が後方へ移動されることが規制
される。さらに、同状態では、図4に示されるように側
枠部51cの後部上縁(第2ストッパ部)54が前記上
棚受け部44の後端部44bの真下に近接されるととも
に、前記ストッパ凸部55の前端が前記後端部44bの
真後に近接される。
【0034】このストッパ凸部55の上棚受け部44の
後端部44bへの引掛かりにより、それ以上に上部食器
棚51が前方へ引き出されることが防止され、また、上
棚受け部44の後端部44bへの前記後部上縁54の引
掛かりにより、上部食器棚51の前部に下向きの荷重が
作用した場合に、上部食器棚51が前下がりに傾斜する
ことを防止できる。したがって、前記低位置での上部食
器棚51の支持状態の安定度も高く、保管した食器類F
が不用意に落下する恐れがない。
【0035】なお、前記低位置へ上部食器棚51を支持
させるには、図12に示されるように上部食器棚51の
手前を持ち上げて斜めにしてから、第2フック部52の
後部と前記後部上縁54との間に隙間H(図11、図1
2参照)に上棚受け部44をと押して第2フック部52
の後部を上棚受け部44に引掛けた後、この上棚受け部
44を案内として後方に滑らせながら押し込み、そし
て、上部食器棚51の前部を下向きに回動させることに
より、容易に行うことができる。この際において、スト
ッパ凸部55は、その傾斜面により上棚受け部44の後
端部44bに引掛かることなく、この端部44bの下側
を円滑に乗越えて、後端部44bの後側に掛合できる。
この逆に、まず、上部食器棚51の手前を持ち上げて斜
めにしてから前方へ引き出すことにより、上部食器棚5
1を容易に棚吊り具41、42から取外すことができ
る。
【0036】また、前記乾燥室1aの下部には合成樹脂
製の下部食器棚61が、乾燥室1aの前面開口を通して
着脱可能に収納配置されている。この棚61は、抗菌性
の粉末材料が混入された合成樹脂の一体成形品であっ
て、その前縁脚部61aを前記棚受け縁部13に載置す
るとともに、後縁脚部61bを前記棚受け凸部10に載
置して支持されている。そして、この支持状態におい
て、図4に示されるように前縁脚部61aが前記位置決
めリブ12に位置決めされるとともに、後縁脚部61b
が前記台本体6の後壁で位置決めされ、したがって、下
部食器棚61は前後方向に不用意に動かないように安定
して支持されるようになっている。
【0037】下部部食器棚61の一側部には、図6およ
び図15に夫々示されるように略水平状に張り出したま
な板受け部62が一体形成されている。この受け部62
は、通気部63を有している。通気部63はまな板受け
部62の周部62aよりも一段下がった部分に形成され
ている。
【0038】まな板受け部62は、下部食器棚61が既
述のように乾燥室1aに収納配置された際に、その前後
方向略中央部を前記まな板受け支え10の段部で下側か
ら支持される(図6参照)とともに、この状態でまな板
受け部62は、前記台本体6の前縁部6aの上面と略同
じ高さであって、前記加熱装置31の上端よりも上側に
位置されるようになっている。
【0039】このまな板受け部62上には、図2および
図3に示されるように乾燥室1aの前面開口を通して挿
脱されるまな板64が、その長手方向を縦にした状態で
支持される。このまな板64の上部は、前記棚吊り具4
2とこれに近い乾燥器筐体1の一側壁との間に収納され
て、立てた状態を保持するようになっている。
【0040】以上のようにして収納されたまな板64に
対し、加熱装置31が形成する加熱空気の上昇気流は、
図6の矢印に示されるようにまな板64の下方から作用
して、このまな板64の両面に沿って立ち昇るので、ま
な板64を容易に乾燥することができる。なお、まな板
64に付着した水滴は、その両面を伝い落ちて通気部6
3から水受け溝9に落下されるとともに、前記周部62
aによりまな板64の下端面がまな板受け部62に密着
することが少なく、この浮くような状態にある下端面に
対しても加熱空気を作用させることができ易い。
【0041】しかも、前記のようにまな板受け部62を
下部食器棚61に一体形成したので、この受け部62に
相当する凸部を水受け溝9に突設する必要がなくなり、
水受け溝9におけるまな板64の下方に対応する部分に
必要とする凸部を少なくできる。そのため、水受け溝9
の構造が簡単になることに伴い、下部食器棚61を取外
した後における前記水受け部9のまな板64の下方に対
応する部分の拭き掃除を容易にすることができ、掃除性
を向上できる。
【0042】また、下部食器棚61の他側部には図1に
示されるように前後方向に並ぶ同一太さの第1〜第3の
取付け軸65〜67が上向きに突設されている。第1、
第2の取付け軸65、66間の間隔Jと、第2、第3の
取付け軸66、67間の間隔Jとは同一である。
【0043】そして、下部食器棚61上にははし類を立
てて収納する通気性のはし立てボックス68が着脱可能
に取付けられている。はし立てボックス68は図7に示
されるようにその下面に開口する前後一対の取付け孔6
9を有している。これらの孔69の間隔J′は前記間隔
Jに等しく、したがって、はし立てボックス68は、そ
の一対の取付け孔69を第1、第2の取付け軸65、6
6あるいは第2、第3の取付け軸66、67に着脱可能
に嵌合して取付けられるようになっている。
【0044】前記構成の食器乾燥器においては、既述の
ように上部食器棚51の取付け高さを上下に変えること
ができるから、この棚51上に保管される食器類の載置
高さに応じて、その高さ調節により図2に示されるよう
に茶碗等の高さが低い食器類Fを保管する場合は勿論の
こと、図3に示されるように前記食器類Fよりも背丈
(載置高さ)が高いコップ等の食器類Gも保管すること
ができる。このように上部食器棚51に収納する食器類
の制限が少ないので、使い勝手を向上できる。
【0045】しかも、上部食器棚51の支持位置は、も
背丈(載置高さ)が高いコップ等の食器類Gの保管に適
するように常に低位置に固定されているわけではないの
で、下部食器棚61に載置高さが高い大皿等の食器類を
保管する場合には、上部食器棚51を高い位置に支持し
て、この棚51と下部食器棚61との間の高さスペース
が狭くなることを防止できる。したがって、下部食器棚
61に保管される食器類の大きさが常に制限を受けるこ
とを防止できる。
【0046】なお、前記第1実施例の構成において、第
1ストッパ56を省略して実施する場合には、前後一対
の第1フック部52間に第2フック部53があることに
より、上部食器棚51を上下二つ割りの成形型で成形す
ることができる。
【0047】図16は本発明の第2実施例の要部を示し
ている。この実施例では、乾燥室1aの上部に相対向し
て配置された棚吊り具41、42(一方のみ図示)に、
相互に高さ位置が異なる複数例えば上下2段の上棚受け
部44A、44Bを設けている。これらは互いに平行で
あって、かつ、略水平で前後方向に延びている。また、
上部食器棚51に設けられるフック部としては、前記第
1実施例の第2フック部に相当するフック部53Aのみ
が設けられている。なお、以上の点以外の構成は、図示
しない部分を含めて前記第1実施例と同様であるので、
同一構成部分については前記第1実施例と同一符号を付
して、その説明は省略する。
【0048】そして、このような上棚受け部44A、4
4Bとフック部53Aを備える第2実施例においては、
上下いずれかの上棚受け部44A、44Bを選択して、
それにフック部53Aを引掛けることにより、上部食器
棚51上に保管される食器類の載置高さに応じて、上部
食器棚51の支持位置を上下に調節できる。したがっ
て、この第2実施例においても本発明の所期の目的を達
成できる。しかも、この第2実施例では、フック部53
Aの前後方向の長さを大きく確保できるので、上部食器
棚51の支持状態をより安定させることができる。
【0049】図17は本発明の第3実施例の要部を示し
ている。この実施例では、乾燥室1a上部の相対向する
側壁の夫々に、相互に高さ位置が異なる複数例えば上下
の上棚受け部44C、44Dを、前記第1実施例の棚吊
り具に代えて設けている。これら上棚受け部44C、4
4Dは、互いに平行であって、リブ状をなして略水平で
前後方向に延びて形成されている。また、上部載置棚5
1に設けられるフック部としては、前記第1実施例の第
2フック部に相当するフック部53Aのみが設けられて
いるとともに、このフック部53Aは、下方に折れ曲が
ったフック片を有さずに水平に張出して形成されてい
る。さらに、この実施例においては、前記第1実施例の
まな板受け支えおよびまな板受け部等のまな板の収納に
かかわる構造はすべて省略されている。なお、以上の点
以外の構成は、図示しない部分を含めて前記第1実施例
と同様であるので、同一構成部分については前記第1実
施例と同一符号を付して、その説明は省略する。
【0050】そして、このような上棚受け部44C、4
4Dとフック部53Aを備える第2実施例においては、
上下いずれかの上棚受け部44C、44Dを選択して、
それにフック部53Aを引掛けることにより、上部食器
棚51上に保管される食器類の載置高さに応じて、上部
食器棚51の高さ位置を上下に調節できる。したがっ
て、この第3実施例においても本発明の所期の目的を達
成できる。
【0051】しかも、フック部53Aの前後方向の長さ
を大きく確保できるので、上部食器棚51の支持状態を
より安定させることができる。さらに、上棚受け部44
C、44Dが乾燥室1aの側壁に一体成形されているの
で、上棚受け部を設けるために特別な部品を必要とする
ことがなく、上部食器棚51の支持構造を簡単にでき
る。
【0052】なお、本発明は、前記第1実施例に構成に
おいて、前記第3実施例の上棚受け部44C、44Dの
構成を、両方の棚吊り具ではなく一方の棚吊り具41に
代えて乾燥室1aの一方の側壁の上部に一体に突設する
とともに、これに対応する上部食器棚51の一側部には
フック部53Aを設けて実施してもよい。また、本発明
は前記各実施例等に制約されるものではなく、強制対流
形の食器乾燥器にも適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1に
係る食器乾燥器においては、上部食器棚に設けられた複
数のフック部の中から選択されたフック部を上棚受け部
に引掛けて、上部食器棚の高さ位置を複数段に変えるこ
とができるから、この上部食器棚の高さ調整により、上
部食器棚上に保管される食器類の大きさの自由度を向上
できるとともに、それにしたがって下部食器棚に保管さ
れる食器類の大きさが制限されることも少なくできる。
【0054】また、本発明の請求項2に係る食器乾燥器
においては、乾燥室の上部に設けられた複数の上棚受け
部の中から選択された棚受けに上部食器棚のフック部を
引掛けて、上部食器棚の高さ位置を複数段に変えること
ができるから、この上部食器棚の高さ調整により、上部
食器棚上に保管される食器類の大きさの自由度を向上で
きるとともに、それにしたがって下部食器棚に保管され
る食器類の大きさが制限されることも少なくできる。
【0055】さらに、本発明の請求項3に係る食器乾燥
器においては、上棚受け部がリブ状をなして乾燥室の側
壁と一体に形成され、上棚受け部を設けるために特別な
部品を必要とすることがないから、上部食器棚の支持構
造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る食器乾燥器の構成を
分解して示す斜視図。
【図2】同第1実施例に係る食器乾燥器を高位置に支持
された上部食器棚に食器を収納した状態で示す斜視図。
【図3】同第1実施例に係る食器乾燥器を低位置に支持
された上部食器棚に食器を収納した状態を示す斜視図。
【図4】同第1実施例に係る食器乾燥器を示す縦断側面
図。
【図5】同第1実施例に係る食器乾燥器をその扉装置が
閉じた状態で示す斜視図。
【図6】同第1実施例に係る食器乾燥器のまな板受け部
回りの構成を示す部分断面図。
【図7】同第1実施例に係る食器乾燥器のはし立てケー
スの構成を示す下面図。
【図8】同第1実施例に係る食器乾燥器の上部食器棚の
構成を一部断面して示す正面図。
【図9】同第1実施例に係る上部食器棚の構成を示す平
面図。
【図10】図9中矢印Z方向から見て示す上部食器棚の
側面図。
【図11】同第1実施例に係る上部食器棚の端部とこれ
が引掛けられる棚吊り具の構成を示す斜視図。
【図12】同第1実施例に係る上部食器棚の棚吊り具へ
の取付け手順を説明する側面図。
【図13】同第1実施例に係る上部食器棚が高位置に支
持された状態を示す側面図。
【図14】同第1実施例に係る上部食器棚が低位置に支
持された状態を示す側面図。
【図15】同第1実施例に係る下部食器棚の一端部の構
成を示す斜視図。
【図16】本発明の第2実施例に係る食器乾燥器の要部
の構成を示す縦断側面。
【図17】本発明の第3実施例に係る食器乾燥器の要部
の構成を示す縦断側面。
【符号の説明】 1…乾燥器筐体、 1a…乾燥室、
41、42…棚吊り具、 43…棚吊り
棒、44…上棚受け部、 51…上
部食器棚、52…第1フック部、 53
…第2フック部、61…下部食器棚、44A、44B、
44C、44D…上棚受け部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥器筐体が有する食器類収納用の乾燥室
    の下部に下部食器棚を収納配置するとともに、前記乾燥
    室の上部に上部食器棚を収納配置した食器乾燥器におい
    て、 略水平で前後方向に延びる上棚受け部を前記乾燥室の上
    部に設け、前記上棚受け部に着脱可能に引掛けられる複
    数のフック部を、相互に高さ位置を異ならせて前記上部
    食器棚の左右両側部に夫々設けたことを特徴とする食器
    乾燥器。
  2. 【請求項2】乾燥器筐体が有する食器類収納用の乾燥室
    の下部に下部食器棚を収納配置するとともに、前記乾燥
    室の上部に上部食器棚を収納配置した食器乾燥器におい
    て、 略水平で前後方向に延びる複数の互いに平行な上棚受け
    部を相互に高さ位置を異ならせて前記乾燥室の上部に設
    け、前記各上棚受け部に着脱可能に引掛けられるフック
    部を前記上部食器棚の左右両側部の同一高さ位置に夫々
    設けたことを特徴とする食器乾燥器。
  3. 【請求項3】前記上棚受け部を、リブ状として、前記乾
    燥室の相対向する側壁のうちの少なくとも一方の側壁の
    上部に一体に突設した請求項2記載の食器乾燥器。
JP21627993A 1993-08-31 1993-08-31 食器乾燥器 Pending JPH0767828A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210053621A (ko) * 2019-11-04 2021-05-12 (주)대경아이엔씨 식기 건조기용 식기 건조대

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