JPH076753U - シート状物体の水分測定装置 - Google Patents

シート状物体の水分測定装置

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JPH076753U
JPH076753U JP3525293U JP3525293U JPH076753U JP H076753 U JPH076753 U JP H076753U JP 3525293 U JP3525293 U JP 3525293U JP 3525293 U JP3525293 U JP 3525293U JP H076753 U JPH076753 U JP H076753U
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豊 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄い紙から厚い紙まで紙による透過・散乱が
充分に行われ,感度が高く光の減衰量の少ない測定装置
を提供する。 【構成】 所定の間隔を有して対向して配置された上部
反射鏡及び下部反射鏡と,これら上部,下部反射鏡の間
を走行するシ―ト状物体と,前記上部反射鏡側に設けた
光源から出射されシート状物体を透過した光を下部反射
鏡側で受光する受光素子と,前記シート状物体と下部反
射鏡の間に配置された反射板を有し,前記受光素子から
の信号に基づいて前記シ―ト状物体の水分を測定するシ
―ト状物体の水分測定装置において,前記上部反射鏡は
楕円の曲率半径の小さな部分で形成される楕円曲面,前
記下部反射鏡は放物曲面とし,前記受光素子は前記下部
反射鏡の底部でかつ前記上部反射鏡で反射した光の焦点
近傍に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,シート状物体に含まれる水分量を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2〜図4は,抄紙機等においてシート状物体の水分量を測定する水分計の従 来例を示す。
【0003】 図2において,1は投光部,2は受光部で,これらは被測定体である紙3を挾 んで対向配置されている。 投光部1では,光源6からの光がレンズ7で平行光とされ,更にチョッパー・ ホイール8で断続光とされた後,照射窓4を介して紙3に照射される。チョッパ ー・ホイール8には水分による吸収を受ける1.94μmの光(M光)を透過す るフィルタ9と,水分による吸収を受けない1.8μmの光(R光)を透過する フィルタ10とが設けられ,回転に従いM光とR光とを交互に紙3に照射する。 受光部2では,入射窓5より紙3を透過した光が入射し,レンズ11で集束され 受光素子12に集光される。この受光素子12ではM光とR光とを時系列的に検 出し,演算器13に与えR/Mの演算を行い出力する。
【0004】 図3は他の実施例を示すもので,紙3を挟んで防塵ガラス22,23で開口部 が覆われた球面鏡20,21が配置されている。この例においては光源6から放 射され,前記2種類のフィルタを有するチョッパー・ホイール8で断続光とされ た光は照射窓5を介して紙3に照射される。そして紙3を透過または紙で散乱し た光は球の内面で反射して再び紙を照射することより紙を複数回透過して受光素 子12に達する。検出された光は図2で示した例と同様に演算器(図示せず)で R/Mの演算が行なわれ,紙の水分量に関連した電気信号が出力される。
【0005】 図4は更に他の従来例を示すものである。この図において30は紙に対向する 側が鏡面加工された上部反射板であり,中央に投光孔30aが形成され,外周部 に折返しリング30bが形成されている。この折返しリング30bは凸状のリン グとされ,内周は鏡面の垂線に対して断面が60゜程度の斜辺を有している。 31は紙に対向する側が鏡面加工された下部反射板であり,中央に受光孔31 aが形成され,外周部に折返しリング31bが形成されている。この折返しリン グ31bは凸状のリングとされ,内周は鏡面の垂線に対して断面が60゜程度の 斜辺を有している。
【0006】 32は両面が鏡面加工され,一方の面の中央部に表面が鏡面に加工された円錘 状の突起(円錘ミラー)33を有する遮蔽板である。この遮蔽板32は下部反射 板31と紙3の間の空間に複数の支柱(図示せず)で下部反射板の折返しリング 31bの上部と同程度の高さに固定され,円錘ミラー33を受光孔31a側に向 けて配置されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置において,図2に示す構成のものは,構造が簡単で,光量減衰 も少ないという利点がある半面,測定対象は紙1枚であるため,この紙の厚さが 薄い場合は感度のよいものが得られないという問題がある, また,図3に示す構成のものは,紙で複数回透過散乱した光が受光素子に達す るので薄い紙でも比較的に感度よく測定が可能であるが,透過散乱回数の少ない 光(水分子と充分に会合していない低感度の光)も検出光の中に含まれているた め,水分検出感度が低いという問題がある。更にこの方法では薄い紙と厚い紙で は感度が異なるので紙質の影響が大きくなるという問題がある。
【0008】 更に図4に示すものは測定する対象が透明に近いものについてはS/Nが良く 効果的であるが,比較的厚い紙等の散乱度合の高いものにおいては光が減衰して 信号が弱くなるという問題があった。 本考案は上記従来技術の問題を解決するために成されたもので,薄い紙から厚 い紙まで紙による透過・散乱が充分に行われ,感度が高く光の減衰量の少ない測 定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為の本考案の構成は,所定の間隔を有して対向して配置さ れた上部反射鏡及び下部反射鏡と,これら上部,下部反射鏡の間を走行するシー ト状物体と,前記上部反射鏡側に設けた光源から出射されシート状物体を透過し た光を下部反射鏡側で受光する受光素子と,前記シート状物体と下部反射鏡の間 に配置された反射板を有し,前記受光素子からの信号に基づいて前記シート状物 体の水分を測定するシート状物体の水分測定装置において,前記上部反射鏡は楕 円の曲率半径の小さな部分で形成される楕円曲面,前記下部反射鏡は放物曲面と し,前記受光素子は前記下部反射鏡の底部でかつ前記上部反射鏡で反射した光の 焦点近傍に配置されてなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
紙を透過した光は反射板で反射して再び紙を透過若しくは散乱する。そして反 射板で反射し紙で散乱した光は下部反射鏡(放物局面)で反射して受光素子が配 置された底部に向かう。紙で散乱した光は上部反射鏡(楕円曲面)で反射し再び 散乱若しくは透過するが,透過した光は楕円の焦点に配置された前記受光素子に 向かう。
【0011】
【実施例】
以下,図面に従い本考案を説明する。図1は本考案の装置の一実施例を示す要 部断面図である。 図において図2と同一要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。4 0は紙を透過した光が直接受光素子12に入射するのを防止するための反射板, 41は点線部分を含んで形成される楕円の曲率半径の小さな部分の一部を切断し た楕円曲面を有する上部反射鏡であり,42は放物線の底部を含んで形成される 放物曲面を有する下部反射鏡である。
【0012】 上記の構成においてフィルター9,10を透過した光は入射窓4を通って紙3 を照射する。この光は紙3で散乱し若しくは紙を透過する。そして紙3を透過し た光は紙の背後に配置された反射板40で反射して再び紙3を透過若しくは散乱 する。紙3と反射板40の間で複数回散乱した光は徐々に反射板40の外周に広 がり,この間を離れた光は放物曲面を有する下部反射鏡42側で反射した後受光 素子12に達する。 一方紙で散乱した光は上部反射鏡41の楕円曲面で反射して再び紙に向かうが ,紙を透過した光は反射板40で反射する光を除いて楕円の焦点に配置された下 部反射鏡42の底部に形成された出射窓5を通って受光素子12に達する。
【0013】 上記の構成によれば,紙3で散乱し上部反射鏡41で反射して紙を透過した光 は楕円の焦点に配置された受光素子12に達し,紙3から垂直に下部反射鏡42 側に出射した光は放物曲面に形成された壁面で反射して受光素子12に達する。 その結果,紙3で散乱した光も紙を透過した光のいずれもが受光部12に達する ことになる。
【0014】 一般に薄紙(トレーシングペーパ等)は透過光が多く散乱光が少ない。そして 厚紙は透過光が少なく散乱光が多い。従って薄紙の測定では図4に示す従来例と の差は生じないが,厚紙では散乱光が増えるので全体として光量の低下を防止す ることができる。 なお,本実施例に示すように上部反射鏡の開口面積を下部反射板の開口面積よ りも小さくしておけば,投光部と受光部を収納するヘッドが水平面内で軸ずれを 起こした場合測定誤差の発生を少なくする事が出来る。
【0015】
【考案の効果】
以上実施例とともに具体的に説明した様に本考案によれば,紙で散乱し上部反 射鏡で反射して紙を透過した光は楕円の焦点に配置された受光素子12に達し, 紙から垂直に下部反射鏡散側に出射した光は放物曲面に形成された壁面で反射す る。その結果,厚紙を測定する場合も光源の光量を増大させる必要がなく,測定 範囲の広い水分測定装置を実現する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の測定装置の一実施例を示す断面構成図
である。
【図2】従来装置の構成図である。
【図3】従来装置の他の実施例を示す構成図である。
【図4】従来装置の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
3 サンプル紙 4 入射窓 5 出射窓 8 チョッパー・ホイール 9,10 フィルター 12 受光素子 13 演算器 40 反射板 41 上部反射鏡(楕円曲面) 42 下部反射鏡(放物曲面)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を有して対向して配置された
    上部反射鏡及び下部反射鏡と,これら上部,下部反射鏡
    の間を走行するシート状物体と,前記上部反射鏡側に設
    けた光源から出射されシート状物体を透過した光を下部
    反射鏡側で受光する受光素子と,前記シート状物体と下
    部反射鏡の間に配置された反射板を有し,前記受光素子
    からの信号に基づいて前記シート状物体の水分を測定す
    るシート状物体の水分測定装置において,前記上部反射
    鏡は楕円の曲率半径の小さな部分で形成される楕円曲
    面,前記下部反射鏡は放物曲面とし,前記受光素子は前
    記下部反射鏡の底部でかつ前記上部反射鏡で反射した光
    の焦点近傍に配置されてなることを特徴とするシート状
    物体の水分測定装置。
JP3525293U 1993-06-29 1993-06-29 シート状物体の水分測定装置 Expired - Lifetime JP2587023Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008517295A (ja) * 2004-10-18 2008-05-22 イーエルティー インコーポレイテッド 二つの放物線状の凹面鏡を利用した気体セル及びその気体セルを利用した気体センサーの製造方法
JP2009150808A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Yamatake Corp 曇り検出装置および鏡面冷却式露点計
JP2010536050A (ja) * 2007-08-13 2010-11-25 エヌディーシー・インフラレッド・エンジニアリング・リミテッド 繊維状ウェブの製造に使用するための電磁気検出方法および装置
JP2019015604A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 横河電機株式会社 測定装置

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