JPH0767361B2 - 麺生地連続製造装置 - Google Patents

麺生地連続製造装置

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JPH0767361B2
JPH0767361B2 JP60075596A JP7559685A JPH0767361B2 JP H0767361 B2 JPH0767361 B2 JP H0767361B2 JP 60075596 A JP60075596 A JP 60075596A JP 7559685 A JP7559685 A JP 7559685A JP H0767361 B2 JPH0767361 B2 JP H0767361B2
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薫 藤井
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、麺生地連続製造装置に関するものである。
従来の技術 従来、麺生地は文字通り人の手を直接接触させあるいは
麺棒などを用いた手打ち麺として作られていた。しか
し、製造労力の削除、需要の増加、衛生面等から麺生地
を作る機械化がなされていた。例えば、実公昭49−3799
6号公報、実公昭51−31838号公報、実公昭53−4240号公
報、実公昭55−29511号公報、実公昭55−46079号公報お
よび特公昭55−42605号公報がある。
発明の解決すべき問題点 しかしながら、これら機械化は手打ちで麺生地を作る工
程の一部だけがなされるか、途中工程を省略してなされ
るかしていたため、前者では連続生産ができないうえ、
各工程の機械で大きな設置面積を占めるという問題点
が、後者では生地を連続生産はできても味の点で満足の
いくものではなかった。
問題点を解決するための手段 この発明は、枠体と、該枠体の上段に設けられ、粉を貯
めるホッパーの排出口と、計量タンクの吸入口とを結ぶ
板上のトラフに、振動を与えて前記ホッパーから前記粉
を前記計量タンクに徐々に供給する加振器と、該加振器
に並設して前記枠体に設けられ、前記計量タンク内に供
給された前記粉を計量し、設定された重量になったと
き、前記粉を排出する粉計量装置と、該粉計量装置に並
設して前記枠体に設けられた前記粉の設定量に対応して
水を供給する自動加水装置と、前記粉計量装置の下側に
位置して前記枠体に設けられ、前記自動加水装置から供
給される水と前記粉計量装置から排出される粉とを受け
て混練して生地を作る撹拌装置と、該撹拌装置の下側に
位置して前記枠体に設けられ、前記撹拌装置で混練され
た生地を受けて成形および圧延して送り出す麺生地成形
装置と、該麺成形装置に並設されて前記枠体に設けら
れ、前記麺生地成形装置から送り出された麺生地を移動
させる正逆送自在の無端ベルトを備えたコンベアと、該
コンベア上で、前記麺生地成形装置に隣設して前記枠体
に設けられ、麺生地を方向転換して、踏圧方向を変える
踏圧方向転換装置と、前記コンベア上で、前記踏圧方向
転換装置に隣設して前記枠体に設けられ、麺生地を踏圧
する麺生地踏圧装置と、前記コンベア上で、前記麺生地
踏圧装置に隣接して前記枠体に設けられ、前記麺生地踏
圧装置から送られた麺生地を適宜大きさに分割する調節
カッター刃を上下動自在に備えた麺生地分割装置とを有
することを特徴とする麺生地連続製造装置とすることに
より、手打ちの味を損うことなく、装置の占有面積を小
さくし、麺生地の連続生産ができることを目的としてい
る。
また、前記麺生地踏圧装置として、麺生地を踏圧する凹
凸面を有する踏圧部材と、麺生地への加圧力が調整可能
に、該踏圧部材を往復動させる踏圧シリンダとを有する
ものを用いてもよい。
作用 粉の供給後、麺生地のブロック成形まで連続して、必要
な量だけ熟練を必要としないで行なえる。
実施例 次に、この発明の良好な実施例を示す第1図〜第10図の
図面に基づいて説明する。
麺生地製造装置は、枠体10に、粉計量装置200、自動加
水装置300、撹拌装置400、麺生地成形装置500、コンベ
ア20、踏圧方向転換装置600、麺生地踏圧装置700および
麺生地分割装置800が設けられて構成されている。さら
に、この麺生地製造装置には、粉供給装置100が付属さ
せられている。
粉供給装置100は、台車101上に固定された粉を例えば袋
から投入する原料タンク102と原料タンク102の底部から
供給先まで伸びる給送パイプ103と給送パイプ103の端末
で粉を吸引して給送させるモータ104とから構成されて
いる。そして給送パイプ103の端末のモータ104部を枠体
10に着脱自在に装着することによって、粉供給装置100
を任意に接続できる。
粉計量装置200は、第1図および第2図のように構成さ
れ、枠体10の図において右側上段に設けられている。第
2図は図を解りやすくするため一部向きを変えて斜視図
化している。ホッパー201は小麦粉などの粉を直接にあ
るいは粉供給装置100を使って供給される。このホッパ
ー201の下側には、加振器202に接続固定されたトラフ20
3がホッパー201の底からわずかに離間させられている。
このトラフ203は計量タンク204の上側に向って緩い傾斜
面を有して延在され、計量タンク204の上部に位置する
ところに多数の孔205が形成されている。また、図示し
ないが、トラフ203からホッパー201内に可撓性を有した
振れ棒などを突設させることにより、安息角が大きくホ
ッパー201の内壁に付着し崩れ落ちない粉を落下させ易
くしている。計量タンク204はアーム206の支軸207を中
心に上下動自在に枠体10にアーム206で装着されてお
り、アーム206には計量タンク204の底のゲート208を開
閉自在とするエアシリンダ209が設けられるとともに、
台バカリ210の載せ台211上に当接支持される突き当て棒
212が設けられている。さらに台バカリ210の計量杆213
の上下動でオンオフするリミットスイッチ214が台バカ
リ210に設けられている。したがって、供給された粉を
計量し、設定された量となったとき、粉をゲート208か
ら排出する。
第8図には、粉計量装置200に並設して枠体10に設けら
れ、粉の設定量に対応して水を供給する自動加水装置30
0が示されている。自動加水装置300は、貯水タンクT0
これより上方に重力タンクT1さらに重力タンクT1の下側
に計量タンクT2が配置され、各タンクT0,重力タンクT1,
計量タンクT2が管で接続されて構成されている。貯水タ
ンクT0と重力タンクT1との間にはポンプPおよび手動バ
ルブMV2を有し重力タンクT1へ水を供給する管301および
重力タンクT1のオーバーフローを貯水タンクT0へ戻す管
302とを有している。さらにポンプPを有する管には重
力タンクT1のヘッドを一定にするため、貯水タンクT0
戻す手動調整バルブMV1を有したバイパス管303が設けら
れている。また、重力タンクT1と計量タンクT2との間に
はバルブSV1を有する管304とバルブSV2およびオリフィ
ス0を有する管305とが設けられている。計量タンクT2
の下端には、粉計量装置200の下側で途中にバルブSV3
有し、撹拌装置400に散水する管306が設けられている。
307,308はそれぞれ重力タンクT1および計量タンクT2
エア抜き管である。
撹拌装置400は第1図に示すように粉計量装置200の下側
に位置して枠体10に設けられ、自動加水装置300から管3
06を介して供給される水と粉計量装置200から排出され
る粉とを受けて混練して生地を作る。この混練は回転軸
401に放射状に取り付けた複数本のパドル402で行なわれ
る。
麺生地成形装置500は第1図、第3図および第4図に示
されるように撹拌装置400の下側に位置して枠体10に設
けられ、撹拌装置400で混練された生地を受けて成形
し、圧延して送り出し、しかも再度取り入れて成形し、
さらに圧延して送り出すように構成されている。すなわ
ち、少なくとも5本の正逆転自在のローラ501〜505が平
行に設けられている。ローラ501は正逆転自在に固定さ
れ、モータ506にチェーン507を介して接続されている。
また、ローラ502はローラ501からローラ504の径よりも
離間しない程度に離れ、しかもローラ501よりも下側に
正逆転自在に固定して配設されている。ローラ504は、
ローラ502に連結アーム508で連結され、ローラ502の軸
心を中心にローラ501との間に間隙を作ったり、無くし
たりの動きをなすように設けられている。同様に、ロー
ラ503はローラ502より上側でローラ502よりローラ501か
ら離れてローラ502に略接する程度に近づけて正逆転自
在に固定して配設されている。ローラ505はローラ503と
連結アーム509で連結され、ローラ503の軸心を中心に揺
動し、ローラ501,502,503,504で形成される麺生地受け
凹所510を開閉するように設けられている(第4図参
照)。この実施例においては、ローラ504,505がそれぞ
れ内側に位置したときにローラ501〜506の内接円が形成
されるようになっておりこれで麺生地成形時に斜線で示
すような円形断面を持った柱状体が形成される。固定軸
であるローラ502,ローラ503はモータ511との間にチェー
ン512が掛け渡されている。
さらに、ローラ502とローラ504との間およびローラ503
とローラ505との間にはそれぞれチェーン513およびチェ
ーン514が掛け渡されている。
コンベア20は、麺生地成形装置500に並設して枠体10に
設けられており、麺生地成形装置500から送り出された
麺生地を移動させる正逆送自在の無端ベルト21を有して
いる。上側に張架された無端ベルト21の裏側には、無端
ベルト21の面を支持する支持部材(図示省略)が設けら
れている。このコンベア20はモータ22により駆動され
る。コンベア20の無端ベルト21の上側は麺生地成形装置
500のローラ504が2点鎖線で示す下側の位置に来たとき
の高さに一致して設けられており、コンベア20とローラ
504との間も図示省略の部材で麺生地が巻き込まれない
ようにされている。
第5図に詳細に示される踏圧方向転換装置600はコンベ
ア20上で麺生地成形装置500に隣接して枠体10に設けら
れ、麺生地を挟んで回転させ、踏圧方向を変えさせてい
る。ベース601は枠体10に固定され、軸602を鉛直に貫通
させかつベアリング603を介して回転自在に取り付けて
いる。軸602のベース601からの上方突出端はカップリン
グ604を介してウォーム減速機605の軸606に連結され、
さらにウォーム減速機605はチェーン607で連結されたモ
ータ608によって駆動される。軸602の下端には回転台60
9が設けられ、ウォーム減速機605に対して回転自在にさ
れている。回転台609は、この実施例で矩形状で、その
隣接2辺にそれぞれリミットスイッチ610,611が軸602に
対して90度に割り振られている。また、このリミットス
イッチ610,611をオン,オフ作動させるための検知バー6
12が枠体10に固定されたウォーム減速機605に取り付け
られている。また、回転台609には、エアシリンダ613,6
14が2本並列され、そこから突出するピストンロッド61
5,616は鉛直下方に向けて伸縮自在となっておりピスト
ンロッド615,616の下端には挟着台617が取り付けられて
いる。挟着台617には、2枚の挟着板618,619が両側で対
向して揺動自在に取り付けられ、さらに中心部にエアシ
リンダ620が設けられ、エアシリンダ620の下方に伸縮す
るロッド621の先端部622と挟着板618,619間にはそれぞ
れコネクティングロッド623,624が取り付けられてい
る。
第6図には麺生地踏圧装置700が示されている。麺生地
踏圧装置700はコンベア20上で、踏圧方向転換装置600に
隣接して枠体10に設けられている。この麺生地踏圧装置
700は、同一面上でコンベア20の無端ベルト21の移動方
向に複数本平行に並べて、「凹凸面」を構成するローラ
701を保持する、「踏圧部材」としての移動ベース702を
この実施例では、2本の「踏圧シリンダ」としてのエア
シリンダ703で上下動自在としている。
第7図には麺生地分割装置が示されている。麺生地分割
装置800は、コンベア20上で麺生地踏圧装置700に隣接し
て枠体10に設けられている。麺生地分割装置800は、L
字状の刃物取付台801に縦カッター刃802と横カッター刃
803とを調節自在に取り付けるとともに、エアシリンダ8
04で刃物取付台801を上下動自在に構成されている。縦
カッター802は、その間隔を自在に変え、あるいは枚数
を増減させることにより生地ブロックの大きさを任意に
変えることができる。
なお、操作盤900に制御関係を集中させている。さら
に、これら各部を構成する装置は麺生地以外の物にも適
用できるものである。
次に、麺生地連続製造装置の作動を説明する。
この作動は、第10図に示すフローチャートのように行な
われる。すなわち、a.自動粉計量は次のように行なわれ
る。
まず、粉供給装置100の原料タンク102内に袋詰めされた
小麦粉などを開封して入れておき、給送パイプ103を介
して粉計量装置200のホッパー201に供給する。ホッパー
201内に蓄積された粉の底の部分はトラフ203上に接して
おり、トラフ203に加振器202で振動が加えられると、粉
はトラフ203上に薄い層状をなして緩い傾斜面を下降し
ていく。小麦粉のように安息角が大きくホッパー201内
で詰り自然落下しないことを防ぐため、加振器202の振
動で動く振れ棒等を利用することができる。下降してい
た先の孔205からふるいにかけられたように計量タンク2
04内に適度な量でしかもほぼ一定量で落下していく。計
量タンク204内の粉の量が増加していくと、アーム206の
支軸207を中心に計量タンク204が回動して下がり、突き
当棒212が台バカリ210の載せ台211を下げさせ、計量杆
ベルト213を下げる。この結果、重りで設定された所望
の重量値を越えたとき、リミットスイッチ214をオンさ
せる。このオン信号により、エアシリンダ209が作動
し、ゲート208を開く。ゲート208から自動計量された粉
は撹拌装置400に供給される。
この自動計量は、上述のような構造をした重量式で、従
来のホッパー内の原料を計量タンク内へ自然落下又は強
制落下させて計量タンクの容積を一杯にする容積式に比
べ、安息角が大きくブリッヂ現象が生じ易い粉の計量に
対しても繰り返し精度が高く、高精度のはかりを用いる
ことにより一層正確な計量ができる。
b.自動供給はa.自動粉計量と同時になされているもので
ある。貯水タンクT0の水を手動調整バルブMV2を開けて
ポンプPにより管301を介して重力タンクT1へ送る。重
力タンクT1内の水量を、オーバーフローさせる管302と
手動調整バルブMV1の開度調整をするバイパス管303とに
より一定ヘッドに保っている。第9図に示す電磁バルブ
のタイムチャートから分るように、バルブSV1を開き計
量タンクT2を満しておき、撹拌装置400に水を供給する
とき、すなわち、t1時において、バルブSV1を閉じ、バ
ルスSV3を開くことによって、計量タンクT2内の一定水
量は管306を介し、先端からシャワー状に散水される。t
2時にはバルブSV3が閉じられ、バルブSV1が開放され、
計量タンクT2内にt3時までに一定量を供給しておく。こ
のt1時からt2時までのバルブSV3が開いている間にバル
ブSV2を所要の短時間開くことによって計量タンクT2
調整的に水を追加供給し、計量タンクT2の容量の増減を
容易に、しかも正確にしている。
この自動加水装置では、摩耗部分がないので量の経時的
変化や誤差が生じ難い。タイムチャートを変更すること
により希望通りの給水量いが得られる。これらは、従来
の定量ポンプに依る定量吐出供給では摩耗が生じ不正確
となるとともに、定量タンクに依る重力落下式供給では
供給量の可変に対応できない。
c.撹拌は、粉および水が撹拌装置400に正確に自動供給
されることにより、回転軸401に放射状に取り付けられ
た複数本のパドル402で混練される。ここで混練された
生地は底部に設けられたゲートを描くことによって麺生
地成形装置500へ投入される。
d.生地成形は、撹拌装置400から混練された生地が第1
図に示すようなローラ配置、すなわちローラ504がロー
ラ501に近接しており、ローラ505がローラ501から離れ
て実線の位置で麺生地受け凹所510を開けた状態で投入
される。図示しないエアシリンダーで連結アーム509を
第4図に示すような実線位置に回動させて保持する。そ
の後、モータ506,511を駆動させチェーン507,512,513,5
14でローラ501〜502を同一方向に回転させると麺生地受
け凹所510内の麺生地は第4図のような斜線で示す円柱
体に成形される。その後、連結アーム508はこれも図示
しないエアシリンダーでローラ504が2点鎖線で示す位
置へくるように回動させて保持し、ローラ501〜502の回
転を麺生地がコンベヤ上に圧延されながら押し出される
ようにする。第4図においてはローラ501を右回転、他
のローラ502〜505を左回転にすることによって成し遂げ
られる。
なお、後述することになるが、一旦コンベア20上に出さ
れた麺生地は、コンベア20の無端ベルト21を麺生地成形
装置500側に送られるようにされ、ローラ501を左回転
に、他のローラ502〜505を右回転にすることによりコン
ベア20上の麺生地を麺生地受け凹所510に再度受け入れ
ることができる。ローラ504をローラ501に接近させて閉
じ、ローラ501〜505を同方向に回転させることにより、
円柱体状の麺生地を成形する。
従来の特公昭55−42605号公報に示される生地の成形で
は、生地の出し入れが上方のみであり、自動化が困難で
あるのに対し、この装置では上方以外にベルトコンベア
側で送り出し可能なように構成しており、自動化が可能
であると同時に、踏圧工程まで含めた麺生地の鍛えを繰
り返し連続的に行なえる。しかも、手で一切生地に触れ
ることなく衛生的である。
e.生地踏圧方向転換は、麺生地成形装置500からコンブ
ア20上に圧延されて押し出されてきた麺生地を挟んで90
度回転させることにより、直角方向に向きを変える。コ
ンベア20で踏圧方向転換装置600の真下に麺生地が運ば
れたとき、無端ベルト21の動きを止める。この状態でエ
アシリンダ613,614を作動させ、ピストンロッド615,616
を伸ばさせることにより、挟着台617を下降させ、挟着
板618,619の先端が開いた状態で無端ベルト21に接する
程にする。次に、エアシリンダ620を作動させ、ロッド6
21を縮めることにより、コネクテイングロッド623,624
が挟着板618,619の上端を押すことにより、挟着板618,6
19が閉じることとなり、麺生地を挟む。さらにモータ60
8を駆動することにより、チェーン607を介してウォーム
減速機605に伝達され、軸602を回転させる。この図の状
態では、上方から見て挟着台617および回転台609を左回
転することにより、リミットスイッチ611が検知バー612
に当接して信号を発し、モータ608の駆動を停止させ
る。従って回転台609等は90度方向転換され、麺生地も
同様に転換される。ここで、エアシリンダ620を作動さ
せ、ロッド621を伸ばすと挟着板618,619は開き、麺生地
から離れる。さらにエアシリンダ613,614のピストンロ
ッド615,616を縮めることによって挟着台617を引き上げ
る。踏圧方向転換は、麺棒を使用して放射状に伸ばす工
程に相当させるもので従来の機械打ちでは見られない。
f.生地踏圧は第6図に示す麺生地踏圧装置700でなされ
る。コンベア20によって麺生地踏圧装置700の下側に送
られてきて、無端ベルト21が停止された状態で、エアシ
リンダ703を作動させることにより移動ベース702を下
げ、ローラ701を麺生地に沈むように踏圧する。次にエ
アシリンダ703でローラ701を上昇させ、麺生地を無端ベ
ルト21を少し(例えばロール間隙の半ピッチ)移動させ
て踏圧位置を変えて踏圧させる。これを繰り返えすこと
により十分な踏圧を加える。
実公昭49−37996号公報、実公昭53−4240号公報、実公
昭55−30307号公報、実公昭55−46077号公報に開示され
る従来の踏圧方法に比較して次のような特徴がある。コ
ンベアを移動させることによって生地を置く場所程度で
踏圧でき省スペースとなる。回転式と違って均一な加圧
ができる。生地が移動するので容易な連続自動化が実行
できる。さらに、エアシリンダの圧力調整により任意の
加圧ができる。
g.d〜fの繰り返しは、前述の動作を逆方向に進めるこ
とによりなされる。踏圧後、踏圧方向転換装置600の下
に逆送された麺生地はここでさらに90度方向を変えられ
て、麺生地成形装置500に送られる。これをグルード等
により必要とされる回数だけ繰り返した後に麺生地分割
装置800に送られる。
h.生地分割は、第7図に示す麺生地分割装置800によっ
てなされる。麺生地踏圧装置700から送られてくる麺生
地を必要なところで停止させ、エアシリンダ804を作動
させ、刃物取付台801を下降させることにより、縦カッ
ター刃802、横カッター刃803で麺生地のブロックを作
る。縦カッター刃802を移動し、またはコンベア20の無
端ベルト21の移動量を変えることにより適切なブロック
の大きさを設定できる。
これら麺生地製造装置における各工程はコンピュータを
用いてシステム的に制御される。
効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、従来の手打
ち工程の意味する役割を各工程で機戒化することにより
単に圧延され帯状にして作られるのではなく、方向を変
るなどして手打の味を損うことなく、しかも、粉計量装
置、撹拌装置、麺生地成形装置等を上下に配設すること
により麺生地連続製造装置をコンパクトにして占有面積
を小さくし、麺生地を人手に触れることなく衛生的に自
動的に連続生産することができる。
また、粉の計量を従来のように、容積で量るのではな
く、重量により量るため、安息角が大きくブリッジ現象
が生じ易い粉の計量においても、常に高精度に、計量す
ることができるとともに、加振器によりトラフに振動を
与え、粉を振りかけるように計量タンクに徐々に供給す
るため、単に、粉の自重により供給する場合と比べ、供
給量を微調整することができる。
さらに、麺生地を踏圧する踏圧部材の踏圧シリンダで往
復動させることにより、この踏圧シリンダの圧力を調整
して、麺生地への加圧力を変化させ、所望の弾力性を有
する麺生地を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の麺生地製造装置の一実施例を示す概
略構成図、第2図は第1図の加振器、および、粉計量装
置の部分の斜視図、第3図は麺生地成形装置のローラ配
設構成斜視図、第4図は、第3図のローラ配設構成を示
す正面図、第5図は踏圧方向転換装置の斜視図、第6図
は麺生地踏圧装置700の概略構成正面図、第7図は麺生
地分割装置800の斜視図、第8図は自動加水装置の配管
図、第9図は自動加水装置のバルブ開閉のタイムチャー
ト、第10図は麺生地製造装置のシステムのフロチャート
図である。 10……枠体、20……コンベア、 200……粉計量装置、300……自動加水装置、400……撹
拌装置、 500……麺生地成形装置、501〜505……ローラ、600……
踏圧方向転換装置、 700……麺生地踏圧装置、701……ローラ、703……踏圧
シリンダ、 800……麺生地分割装置、802,803……カッター刃。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体と、 該枠体の上段に設けられ、粉を貯めるホッパーの排出口
    と、計量タンクの吸入口とを結ぶ板状のトラフに、振動
    を与えて前記ホッパーから前記粉を前記計量タンクに徐
    々に供給する加振器と、 該加振器に並設して前記枠体に設けられ、前記計量タン
    ク内に供給された前記粉を計量し、設定された重量にな
    ったとき、前記粉を排出する粉計量装置と、 該粉計量装置に並設して前記枠体に設けられた前記粉の
    設定量に対応して水を供給する自動加水装置と、 前記粉計量装置の下側に位置して前記枠体に設けられ、
    前記自動加水装置から供給される水と前記粉計量装置か
    ら排出される粉とを受けて混練して生地を作る撹拌装置
    と、 該撹拌装置の下側に位置して前記枠体に設けられ、前記
    撹拌装置で混練された生地を受けて成形および圧延して
    送り出す麺生地成形装置と、 該麺成形装置に並設されて前記枠体に設けられ、前記麺
    生地成形装置から送り出された麺生地を移動させる正逆
    送自在の無端ベルトを備えたコンベアと、 該コンベア上で、前記麺生地成形装置に隣設して前記枠
    体に設けられ、麺生地を方向転換して、踏圧方向を変え
    る踏圧方向転換装置と、 前記コンベア上で、前記踏圧方向転換装置に隣設して前
    記枠体に設けられ、麺生地を踏圧する麺生地踏圧装置
    と、 前記コンベア上で、前記麺生地踏圧装置に隣設して前記
    枠体に設けられ、前記麺生地踏圧装置から送られた麺生
    地を適宜大きさに分割する調節カッター刃を上下動自在
    に備えた麺生地分割装置とを有することを特徴とする麺
    生地連続製造装置。
  2. 【請求項2】前記麺生地踏圧装置は、麺生地を踏圧する
    凹凸面を有する踏圧部材と、麺生地への加圧力が調整可
    能に、該踏圧部材を往復動させる踏圧シリンダとを有す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の麺生
    地連続製造装置。
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