JPH0728638B2 - 麺生地成形装置 - Google Patents

麺生地成形装置

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JPH0728638B2
JPH0728638B2 JP85692A JP85692A JPH0728638B2 JP H0728638 B2 JPH0728638 B2 JP H0728638B2 JP 85692 A JP85692 A JP 85692A JP 85692 A JP85692 A JP 85692A JP H0728638 B2 JPH0728638 B2 JP H0728638B2
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noodle dough
roller
noodle
rollers
dough
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薫 藤井
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DAIWA SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、麺生地を成形する麺
生地成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小麦粉と塩水を混練した麺生地は
麺棒等を用いて人手により成形 ,圧延,折り畳みがな
されていた。しかし、人力によるものは製造労力が大き
くなるため、この労力の削減等から麺生地を作るのに、
特公昭55-42605号公報のように機械化がなされたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにあっては、成形された麺生地の出し入れが上方の
みであり、この麺生地の出し入れを自動的に行うことが
困難で、麺生地の踏圧工程まで含めた麺生地の鍛えを連
続的に行うことは難しい。
【0004】そこで、この発明は、麺生地の出し入れを
自動的に行うことができ、麺生地の踏圧工程まで含めた
麺生地の鍛えを連続的に行うことができる麺生地成形装
置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる従来
の課題に着目してなされたもので、正逆回転自在な複数
本のローラを、原料粉と水が混練された麺生地を受ける
麺生地受け凹所が形成されるように互いに隣接させて併
設し、該各ローラを同方向に回転させることにより麺生
地受け凹所に投入された麺生地が略円柱形状に形成され
るように設定し、前記複数本のローラの内、任意のロー
ラを移動可能として隣接するローラとの間で、麺生地受
け凹所の側方位置に間隙が形成されるように設定し、該
間隙を麺生地が通るように設定した麺生地成形装置とし
たことを特徴としている。
【0006】
【作 用】かかる手段によれば、原料粉と水が混練され
た麺生地を、麺生地受け凹所に投入する。その後、複数
本のローラを同方向に回転させる。これにより、麺生地
が略円柱形状に形成される。その後、ローラを移動させ
て隣接するローラと離間させて間隙を形成し、この両ロ
ーラを互いに異なった方向に回転させる。これにより、
その間隙から麺生地が側方に送出される。
【0007】このように麺生地成形装置の側方の間隙か
ら麺生地を送出できるようにすれば、この側方に麺生地
踏圧装置等を設けることにより、麺生地の踏圧工程まで
含めた麺生地の鍛えを連続的に行うことができることと
なる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0009】図1ないし図16は、この発明の麺生地成形
装置を麺生地連続製造装置に装備した一実施例を示す図
である。
【0010】まず構成を説明すると、麺生地連続製造装
置は、枠体10に、粉計量装置200、自動加水装置300、撹
拌装置400、麺生地成形装置500、コンベア20、麺生地方
向転換装置600、麺生地踏圧装置700および麺生地分割装
置800が設けられて構成されている。さらに、この麺生
地連続製造装置には、粉供給装置100が付属させられて
いる。
【0011】粉供給装置100は、台車101上に固定された
粉を例えば袋から投入する原料タンク102と原料タンク1
02の底部から供給先まで伸びる給送パイプ103と給送パ
イプ103の端末で粉を吸引して給送させるモ−タ104とか
ら構成されている。そして給送パイプ103の端末のモー
タ104部を枠体10に着脱自在に装着することによって、
粉供給装置100を任意に接続できる。
【0012】粉計量装置200は、図1および図2のよう
に構成され、枠体10の図において右側上段に設けられて
いる。図2は図を解りやすくするため一部向きを変えて
斜視図化している。ホッパー201には小麦粉などの材料
粉が直接にあるいは粉供給装置100を使って供給され
る。このホッパー201の下側には、加振器202に接続固定
されたトラフ203がホッパー201の底からわずかに離間さ
せられている。このトラフ203は計量タンク204の上側に
向って緩い傾斜面を有して延在され、計量タンク204の
上部に位置するところに多数の孔205が形成されてい
る。また、図示しないが、トラフ203からホッパー201内
に可撓性を有した振れ棒などを突設させることにより、
安息角が大きくホッパー201の内壁に付着し崩れ落ちな
い粉を落下させ易くしている。計量タンク204はアーム2
06の支軸207を中心に上下動自在に枠体10にアーム206で
装着されており、アーム206には計量タンク204の底のゲ
ート208を開閉自在とするエアシリンダ209が設けられる
とともに、台バカリ210の載せ台211上に当接支持される
突当て棒212が設けられている。さらに台バカリ210の計
量杆213の上下動でオンオフするリミットスイッチ214が
台バカリ210に設けられている。したがって、供給され
た粉を計量し、設定された量となったとき、粉をゲート
208から排出する。
【0013】図14には、粉計量装置200に並設して枠体1
0に設けられ、粉の設定量に対応して水を供給する自動
加水装置300 が示されている。自動加水装置300は、貯
水タンクT0とこれより上方に重力タンクT1さらに重力タ
ンクT1の下側に計量タンクT2が配置され、各タンクT0,
重力タンクT1,計量タンクT2が管で接続されて構成され
ている。貯水タンクT0と重力タンクT1との間にはポンプ
Pおよび手動バルブMV2を有し重力タンクT1へ水を供給
する管301および重力タンクT1のオーバーフロー水を貯
水タンクT0へ戻す管302とを有している。さらにポンプ
Pを有する管には重力タンクT1のヘッドを一定にするた
め、貯水タンクT0へ戻す手動調整バルブMV1を有したバ
イパス管303が設けられている。また、重力タンクT1
計量タンクT2との間にはバルブSV1を有する管304とバル
ブSV2およびオリフィスOを有する管305とが設けられて
いる。計量タンクT2の下端には、粉計量装置200の下側
で途中にバルブSV3を有し、撹拌装置400 に散水する管
306が設けられている。307,308はそれぞれ重力タンクT1
および計量タンクT2のエア抜き管である。
【0014】撹拌装置400は図1に示すように粉計量装
置200の下側に位置して枠体10に設けられ、自動加水装
置300から管306を介して供給される水と粉計量装置200
から排出される粉とを受けて混練して生地を作る。この
混練は回転軸401に放射状に取り付けた複数本のパドル4
02で行なわれる。
【0015】麺生地成形装置500は図1に示すように撹
拌装置400の下側に位置して枠体10に設けられ、撹拌装
置400で混練された生地を受けて略円柱形状に成形し、
圧延して送り出し、しかも再度取り入れて成形し、さら
に圧延して送り出すように構成されている。すなわち、
5本の正逆回転自在なロ−ラ501〜505が、材料小麦粉と
水が混練された麺生地を受ける麺生地受け凹所510が形
成されるように互いに隣接させて併設されている。
【0016】このロ-ラ501,502,503は正逆回転自在に固
定され、このローラ501はモータ506にチェーン507を介
して接続されると共に、ローラ502,503はモータ511にチ
ェーン512を介して接続されている。また、出入れロー
ラ504は、ローラ502に連結アーム508で連結され、ロー
ラ502の軸心を中心に回動され、ローラ501に対して離間
・接近するように移動自在とされ、ローラ501との間に
間隙を作ったり、無くしたりする動きをなすように設定
されている。さらに、ローラ505は、ローラ503と連結ア
ーム509で連結され、ローラ503の軸心を中心に揺動し、
ローラ501,502,503,504で形成される麺生地受け凹所510
の開口側に設けられ、投入された麺生地を押えるように
設定されている(図4参照)。この実施例においては、
ローラ504,505が図4中実線に示すようにそれぞれ内側
に位置したときにローラ501〜505にて内接円が形成され
るようになっている。そして、ローラ502と出入れロー
ラ504との間およびローラ503とローラ505との間にはそ
れぞれチェ−ン513およびチェ−ン514が掛け渡されてい
る。
【0017】コンべア20は、麺生地成形装置500に並設
して枠体10に設けられており、麺生地成形装置500から
送り出された麺生地を移動させる正逆送自在の無端ベル
ト21を有している。上側に張架された無端ベルト21の裏
側には、無端ベルト21の面を支持する支持部材(図示省
略)が設けられている。このコンベア20はモータ22によ
り駆動される。コンベア20の無端ベルト21の上側は麺生
地成形装置500の出入れローラ504が2点鎖線で示す下側
の位置に来たときの高さに一致して設けられており、コ
ンベア20と出入れローラ504との間も図示省略の部材で
麺生地が巻き込まれないようにされている。
【0018】図11に詳細に示される麺生地方向転換装置
600はコンべア20上で麺生地成形装置500に隣接して枠体
10に設けられ、麺生地を挟んで回転させ、踏圧方向を変
えさせている。ベース601は枠体10に固定され、軸602を
鉛直に貫通させかつベアリング603を介して回転自在に
取り付けている。軸602のベース601からの上方突出端は
カップリング604を介してウォーム減速機605の軸606に
連結され、さらにウォーム減速機605はチェーン607で連
結されたモータ608によって駆動される。軸602の下端に
は回転台609が設けられ、ウォーム減速機605に対して回
転自在にされている。回転台609は、この実施例で矩形
状で、その隣接2辺にそれぞれリミットスイッチ610,61
1が軸602に対して90度に割り振られている。また、この
リミットスイッチ610,611をオン,オフ作動させるため
の検知バー612が枠体10に固定されたウォーム減速機605
に取り付けられている。また、回転台609には、エアシ
リンダ613,614が2本並列され、そこから突出するピス
トンロッド615,616は鉛直下方に向けて伸縮自在となっ
ており、ピストンロッド615,616の下端には挟着台617が
取り付けられている。挟着台617には、2枚の挟着板61
8,619が両側で対向して揺動自在に取り付けられ、さら
に中心部にエアシリンダ620が設けられ、エアシリンダ6
20の下方に伸縮するロッド621の先端部622と挟着板618,
619とはそれぞれコネクティングロッド623,624で連結さ
れている。
【0019】図12には麺生地踏圧装置700が示されてい
る。麺生地踏圧装置700はコンベア20上で、麺生地方向
転換装置600に隣接して枠体10に設けられている。この
麺生地踏圧装置700 は、同一面上でコンベア20の無端ベ
ルト21の移動方向に複数本平行に並べたロ−ラ701を保
持する移動ベース702をこの実施例では2本のエアシリ
ンダ703で上下動自在としている。
【0020】図13には麺生地分割装置が示されている。
麺生地分割装置800は、コンベア20上で麺生地踏圧装置7
00に隣接して枠体10に設けられている。麺生地分割装置
800は、L字状の刃物取付台801に縦カッタ−刃802と横
カッタ−刃803とが調節自在に取り付けられるととも
に、エアシリンダ804で刃物取付台801が上下動自在とさ
れて構成されている。縦カッター802は、その間隔を自
在に変え、あるいは枚数を増減させることにより生地ブ
ロックの大きさを任意に変えることができる。
【0021】なお、操作盤900に制御関係を集中させて
いる。
【0022】次に、麺生地連続製造装置の作動を説明す
る。
【0023】この作動は、図16に示すフロ-チャートの
ように行なわれる。
【0024】a.自動粉計量は次のように行なわれる。
【0025】まず、粉供給装置100の原料タンク102内に
袋詰めされた小麦粉などを開封して入れておき、給送パ
イプ103を介して粉計量装置コンベア200のホッパー201
に供給する。ホッパー201内に蓄積された粉の底の部分
はトラフ203上に接しており、トラフ203に加振器202で
振動が加えられると、粉はトラフ203上に薄い層状をな
して緩い傾斜面を下降していく。小麦粉のように安息角
が大きくホッパー201内で詰り自然落下しないことを防
ぐため、加振器202の振動で動く振れ棒等を利用するこ
とができる。下降していた先の孔205からふるいにかけ
られたように計量タンク204内に適度な量でしかもほぼ
一定量で落下していく。計量タンク204内の粉の量が増
加していくと、アーム206の支軸207を中心に計量タンク
204が回動して下がり、突き当棒212が台バカリ210の載
せ台211を下げさせ、計量杆ベルト213を上げる。この結
果、重りで設定された所望の重量値を越えたとき、リミ
ットスイッチ214をオンさせる。このオン信号により、
エアシリンダ209が作動し、ゲート208を開く。ゲート20
8から自動計量された粉は撹拌装置400に供給される。
【0026】この自動計量は、上述のような構造をした
重量式で、従来のホッパー内の原料を計量タンク内へ自
然落下又は強制落下させて計量タンクの容積を一杯にす
る容積式に比べ、安息角が大きくブリッヂ現象が生じ易
い粉の計量に対しても繰り返し精度が高く、高精度のは
かりを用いることにより一層正確な計量ができる。
【0027】b. 自動給水は a.自動粉計量と同時に
なされているものである。貯水タンクT0の水を手動調整
バルブMV2を開けてポンプPにより管301を介して重力タ
ンクT1へ送る。重力タンクT1内の水量を、オーバーフロ
ーさせる管302と手動調整バルブMV1の開度調整をするバ
イパス管303とにより一定ヘッドに保っている。第9図
に示す電磁バルブのタイムチャートから分るように、バ
ルブSV1を開き計量タンクT2を満しておき、撹拌装置400
に水を供給するとき、すなわち、t1時において、バルブ
SV1を閉じ、バルブSV3を開くことによって、計量タンク
T2内の一定水量は管306を介し、先端からシャワー状に
散水される。t2時にはバルブSV3が閉じられ、バルブSV1
が開放され、計量タンクT2内にt3時までに一定量を供給
しておく。このt1時からt2時までのバルブSV3が開いて
いる間にバルブSV2を所要の短時間開くことによって計
量タンクT2へ調整的に水を追加供給し、計量タンクT2
容量の増減を容易に、しかも正確にしている。
【0028】この自動加水装置では、摩耗部分がないの
で量の経時的変化や誤差が生じ難い。タイムチャートを
変更することにより希望通りの給水量が得られる。これ
らは、従来の定量ポンプに依る定量吐出供給では摩耗が
生じ不正確となるとともに、定量タンクに依る重力落下
式供給では供給量の可変に対応できない。
【0029】c.撹拌は、粉および水が撹拌装置400に
正確に自動供給されることにより、回転軸401に放射状
に取り付けられた複数本のパドル402で混練される。こ
こで混練された生地は底部に設けられたゲートを開くこ
とによって麺生地成形装置500へ投入される。
【0030】d.生地成形は、まず、撹拌装置400から
混練された麺生地が、図5に示すように配置されたロー
ラ501,502,503,504,505にて形成された麺生地受け凹所5
10に投入される。麺生地が投入された後、図示しないエ
アシリンダーで連結アーム509を介してローラ505を図4
中実線に示す位置まで移動させて麺生地を押える。その
後、モータ506,511を駆動させてチェーン507,512,513,
514でローラ501〜502を同一方向に回転させると麺生地
受け凹所510内の麺生地は図6に斜線で示すように円柱
形状に成形される。次いで、図7に示すように、連結ア
ーム508を介してローラ504を下方に回動させて、このロ
ーラ504をローラ501から離間させる。そして、ローラ50
1〜505を図7中矢印方向に回転させて麺生地がコンベア
20上に圧延されながら押し出されるようにする。図7に
おいてはローラ501を右回転、他のローラ502〜505を左
回転にすることによって成し遂げられる。
【0031】なお、後述することになるが、一旦コンベ
ア20上に出された麺生地は、コンベア20の無端ベルト21
を麺生地成形装置500側に送られるようにされ、ローラ5
01を左回転に、他のローラ502〜505を右回転させること
によりコンベア20上の麺生地を麺生地受け凹所510に再
度受け入れることができる。ローラ504をローラ501に接
近させて閉じ、ローラ501〜505を同方向に回転させるこ
とにより、円柱形状の麺生地を成形する。
【0032】従来の特公昭55−42605号公報に示される
生地の成形では、生地の出し入れが上方のみであり、自
動化が困難であるのに対し、この装置では上方以外の側
方にコンベア20側に送り出し可能なように構成してお
り、自動化が可能であると同時に、踏圧工程まで含めた
麺生地の鍛えを繰り返し連続的に行なえる。しかも、手
で一切生地に触れることなく衛生的である。
【0033】e.生地踏圧方向転換は、図11に示すよう
に麺生地成形装置500からコンベア20上に圧延されて押
し出されてきた麺生地を挟んで90度回転させることによ
り、直角方向に向きを変える。つまり、コンベア20で麺
生地方向転換装置600の真下に麺生地が運ばれたとき、
無端ベルト21の動きを止める。この状態でエアシリンダ
613,614を作動させ、ピストンロッド615,616を伸ばすこ
とにより、挟着台617を下降させ、挟着板618,619の先端
が開いた状態で無端ベルト21に接するようにする。次
に、エアシリンダ620を作動させ、ロッド621を縮めるこ
とにより、コネクテイングロッド623,624にて挟着板61
8,619の上端が押されて挟着板618,619が閉じることとな
り、麺生地を挟む。さらにモ-タ608を駆動することによ
り、チェ-ン607を介してウォ−ム減速機605に伝達さ
れ、軸602を回転させる。この図の状態では、上方から
見て挟着台617および回転台609を左回転することによ
り、リミットスイッチ611が検知バ−612に当接して信号
を発し、モ-タ608の駆動を停止させる。従って、回転台
609等は90度方向転換され、麺生地も同様に転換され
る。ここで、エアシリンダ620を作動させ、ロッド621を
伸ばすと挟着板618,619は開き、麺生地から離れる。さ
らにエアシリンダ613,614のピストンロッド615,616を縮
めることによって挟着台617を引き上げる。
【0034】この踏圧方向転換は、麺棒を使用して放射
状に伸ばす工程に相当するもので従来の機械打ちでは見
られない。従って、人力を必要とせず、衛生的に且つ自
動的に連続して麺生地を方向転換させることができる。
【0035】f.生地踏圧は図12に示す麺生地踏圧装置
700でなされる。コンベア20によって麺生地踏圧装置700
の下側に送られてきて、無端ベルト21が停止された状態
で、エアシリンダ703を作動させることにより移動ベ−
ス702を下げ、ロ−ラ701を麺生地に沈むように踏圧す
る。次にエアシリンダ703でロ−ラ701を上昇させ、麺生
地を無端ベルト21を少し(例えばロ−ル間隙の半ピッ
チ)移動させて踏圧位置を変えて踏圧させる。これを繰
り返えすことにより十分な踏圧を加える。
【0036】実公昭49-37996号公報、実公昭53-4240号
公報、実公昭55-30307号公報、実公昭55-46077号公報に
開示される従来の踏圧方法に比較して次のような特徴が
ある。コンベア20を移動させることによって生地を置く
場所程度の広さで踏圧できて省スペ−スとなる。回転式
と違って均一な加圧ができる。麺生地が移動するので容
易な連続自動化が実行できる。さらに、エアシリンダ70
3の圧力調整により任意の加圧ができる。
【0037】g.d〜fの繰り返しは、前述の動作を逆
方向に進めることによりなされる。踏圧後、麺生地方向
転換装置600の下に逆送された麺生地はここでさらに90
度方向を変えられて、麺生地成形装置500に送られる。
コンベア20で右方向に運ばれた麺生地は、図8に示すよ
うに、ローラ501を左回転させ、他のローラ502〜505を
左回転させることにより、コンベア20上の麺生地を麺生
地受け凹所510に再度取り入れることができる。麺生地
が全て麺生地受け凹所510内に入ると、図9に示すよう
に、ローラ504を上方に回動させてローラ501に接近させ
て間隙を閉じ、ローラ501〜505を全て右回転させること
により、円柱形状の麺生地を成形する。
【0038】その後、図10に示すように、ローラ504を
下方に回動させてローラ501から離間させ、ローラ501を
右回転,ローラ502〜505を左回転させることにより、再
度コンベア20上に圧延されながら押し出されて行く。そ
の時の麺生地は手作業にて折り畳まれたようになってい
る。
【0039】上記のような動作をグレ-ド等により必要
とされる回数だけ繰り返すことにより、あたかも手打ち
方式で麺生地が鍛えられたようになる。その後、かかる
麺生地は麺生地分割装置800に送られる。
【0040】h.麺生地分割は、図13に示す麺生地分割
装置800によってなされる。麺生地踏圧装置700から送ら
れてくる麺生地を必要なところで停止させ、エアシリン
ダ804を作動させ、刃物取付台801を下降させることによ
り、縦カッタ−刃802、横カッタ−刃803で麺生地のブロ
ックを作る。縦カッタ−刃802を移動させ、又は、コン
ベア20の無端ベルト21の移動量を変えることにより適切
なブロックの大きさを設定できる。
【0041】これら麺生地連続製造装置における各工程
はコンピュ−タを用いてシステム的に制御される。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、麺生地受け凹所内での成形を終了した麺生地を、
ローラを移動させて側方に形成した間隙から送出するこ
とにより、麺生地成形装置から麺生地の出し入れを自動
的に行うことができ、麺生地の踏圧工程まで含めた麺生
地の鍛えを連続的に行うことが可能となり、麺生地を人
手に触れることなく衛生的で、自動的に生産することが
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の麺生地成形装置が装備された麺生地
連続製造装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】同一実施例の粉計量装置を示す斜視図である。
【図3】同一実施例の麺生地成形装置を示す斜視図であ
る。
【図4】同一実施例の麺生地成形装置を示す正面図であ
る。
【図5】同一実施例の麺生地成形装置に麺生地が投入さ
れた状態を示す図4に相当する正面図である。
【図6】同一実施例の麺生地成形装置にて麺生地を円柱
形状に成形する状態を示す図4に相当する正面図であ
る。
【図7】同一実施例の麺生地成形装置にて麺生地を圧延
して送出する状態を示す図4に相当する正面図である。
【図8】同一実施例の麺生地成形装置にて麺生地を取り
入れる状態を示す図4に相当する正面図である。
【図9】同一実施例の麺生地成形装置にて取り入れた麺
生地を円柱形状に形成する状態を示す図4に相当する正
面図である。
【図10】同一実施例の麺生地成形装置にて円柱形状に
形成した麺生地を再度圧延して送出する状態を示す図4
に相当する正面図である。
【図11】同一実施例の麺生地方向転換装置を示す斜視
図である。
【図12】同一実施例の麺生地踏圧装置を示す正面図で
ある。
【図13】同一実施例の麺生地分割装置を示す斜視図で
ある。
【図14】同一実施例の自動加水装置を示す配管図であ
る。
【図15】同一実施例の自動加水装置のバルブ開閉のタ
イムチャ−トである。
【図16】同一実施例の麺生地連続製造装置のシステム
のフローチャ−ト図である。
【符号の説明】
500 麺生地成形装置 501〜505 ローラ 510 麺生地受け凹所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転自在な複数本のローラを、原料
    粉と水が混練された麺生地を受ける麺生地受け凹所が形
    成されるように互いに隣接させて併設し、該各ローラを
    同方向に回転させることにより麺生地受け凹所に投入さ
    れた麺生地が略円柱形状に形成されるように設定し、前
    記複数本のローラの内、任意のローラを移動可能として
    隣接するローラとの間で、麺生地受け凹所の側方位置に
    間隙が形成されるように設定し、該間隙を麺生地が通る
    ように設定したことを特徴とする麺生地成形装置。
  2. 【請求項2】 前記間隙の両側のローラを互いに逆方向
    に回転させて、該両ローラにて圧延して麺生地を送り出
    し、又、該両ローラにて麺生地を間隙から麺生地受け凹
    所内に取り入れ可能となるように設定したことを特徴と
    する請求項1記載の麺生地成形装置。
  3. 【請求項3】 前記麺生地受け凹所の開口側に、麺生地
    を押えるローラを移動自在に設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の麺生地成形装置。
JP85692A 1992-01-07 1992-01-07 麺生地成形装置 Expired - Lifetime JPH0728638B2 (ja)

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