JPH0766897B2 - ノイズフィルター用フレームおよびその製造方法 - Google Patents

ノイズフィルター用フレームおよびその製造方法

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JPH0766897B2
JPH0766897B2 JP19579192A JP19579192A JPH0766897B2 JP H0766897 B2 JPH0766897 B2 JP H0766897B2 JP 19579192 A JP19579192 A JP 19579192A JP 19579192 A JP19579192 A JP 19579192A JP H0766897 B2 JPH0766897 B2 JP H0766897B2
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capacitor
bent
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重雄 高橋
安正 氷見
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ニックケミカル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面実装基板を使用する
電子機器のノイズの発生を低減する面実装用ノイズフィ
ルター用フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器から出るノイズと、電源ライン
から電子機器に入るノイズ防止の目的から、ほとんどの
電子機器の電源入力部に、ノイズフィルターを組み込ん
で、ノイズ対策を構じていることが知られている。この
ことは、電子機器が日常生活上、生産、管理、運輸、通
信、娯楽、交通、教育、その他あらゆる生活分野に不可
欠の要素となって来たために、それらの電子機器のノイ
ズによる誤動作が大きな問題として取り上げられて来
た。
【0003】ノイズフィルターの一般的な構成は、通常
高周波ノイズは、主にコンデンサで低減され、低周波ノ
イズは、主としてコイルによって低減されるので、低周
波ノイズの低減のためには、コイルの巻数を増し、イン
ダクタンスを増すことで、低減効果をあげられる。しか
し、コイルの巻数を増せば巻線の直流抵抗分が増え、コ
イルのジュール損が増加することとなり、規格以上に温
度上昇を来すこととなるため、徒らにコイルの巻数を増
加する訳にもいかない。そこで、局部的に素子単品のシ
ールドを強化するなどして、ノイズの低減を図ってい
る。
【0004】ことに、デジタル回路においては、その出
力レベルが変化するときに大きな電流が流れるという特
徴を持っている。この電流は、狭いパルス状で、その大
きさは素子の平均電流の数倍〜数十倍の大きさに達す
る。デジタル回路の電源回路およびアース回路には、こ
のようなパルス状の大電流が流れる。したがって、共通
インピーダンスとなるようなインピーダンスが存在する
と、相互に干渉し合うことになる。
【0005】この対策としては、回路の低インピーダン
ス化の方法が考えられ、そのためには、回路の占める面
積をできるだけ大きくし、平板状にすることが必要で、
イ,ベタ電源、ベタアースを用いる。ロ,立体的な配線
を行う。ハ,多層板を用いる方法等が知られている。そ
のうち、立体的な配線とは、電源アース回路をプリント
基板上に作らず、プリント基板上の配線密度を極力規制
しないようにすることであるが、未だ構成が簡単で安価
にかつ小型の構成とした提案が見出せない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の面実装用ノ
イズフィルターは、それぞれ単品の素子として構成さ
れ、誘電体基板上の電極を各信号ライン別に設けるの
で、面実装基板上の信号ラインが増加し、高密度化する
に従って部品点数が多くなり、いきおい装置が大型化し
て面実装基板に使用が困難となる。また、単品の素子を
それぞれ生産し、これを接続する必要があり生産性に問
題がある。さらに、回路が複雑化して、接続用端子から
パターン長が長くなり、インダクタンス(L)が形成さ
れ、ノイズ低減効果が得られなくなる。ことに、デジタ
ル回路に対するノイズ対策が構じられていない課題があ
った。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するために、
ノイズフィルターの構成要素としてのインダクタおよび
コンデンサ等の構成部品の点数を減少し、かつ、プリン
ト基板の電極部と接続するターミナルスペースの域外
に、ノイズフィルターを配置してノイズ低減効果を改善
することのできる小型、低コストのノイズフィルター用
フレームおよびその製造方法を供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る面実装用
ノイズフィルター用フレームは、そのノイズフィルター
を構成するインダクタ部および受け座を具えるコンデン
サ把持棚を一体的に形成し、プリント基板の電極部と接
続するターミナルスペースと連設され、基板上の配線密
度を制約しない構成としたので、部品点数を減少し面実
装作業を省力化した。また、インダクタ部を線材で構成
せずに、導電性薄板のプレス加工により、帯状にし、こ
れを曲げ加工によって立体的空間部を形成し、回路の低
インピーダンス化を図る技術を結合した。
【0009】
【作用】インダクタ部を導電性薄板のプレス加工により
帯状とし、これを曲げ加工によって立体的空間部を形成
したので、巻線による直流抵抗分を減少すると共に、ジ
ュール損の増加を防ぐことができる。また、該立体的空
間部が帯状で概ね90゜に弯曲され所定の間隔を具えて
いるため、組立、樹脂モールド等作業上の外力に耐応力
を具え品質の信頼度を確保することができる。したがっ
て、デジタル回路と接続した場合においても、ノイズフ
ィルターの機能を発揮することができる。
【0010】
【実施例1】本発明の好ましい実施例について図面を参
照して説明する。本発明に係るノイズフィルター用フレ
ームは,導電性薄板1のプレス加工によって,中央部に
配置したコンデンサ把持棚2,2′と,その左右両側方
部に配置したインダクタ3,3aに連設されたプリント
基板の電極部と接続されるターミナルスペース4,4a
とから構成され,製造工程中において別途モールド加工
による外郭部22の覆装と連繋させ,ノイズフィルター
を形成する構成を有する。実施に当っては,図4〜6に
おいて,導電性薄板1の適宜の位置に,必要に応じ縦ま
たは横方向に連設して,同時加工に適する加工位置ぎめ
用孔部11,11を穿設し,該孔部11,11を適宜の
プレス加工装置に配置位置ぎめし,該導電性薄板1のほ
ぼ中央部に,コンデンサ把持棚2,2′を区画し,該把
持棚2,2′の区画した端部に複数の挟持片5,5同
5′,5′を突設すると共に,該把持棚2,2′の前方
側と後方側との境界部17を剪断加工し,連動して該コ
ンデンサ把持棚2,2′のうち前方側2の基部の左右両
側方部に,インダクタ3,3aと,これに連設したプリ
ント基板の電極部と接続するターミナルスペース4,4
aを対設するように,上記インダクタ部3,3aは,上
記コンデンサ把持棚2の前方側基部に左右に連設する導
電性薄板の左右インダクタ部3,3aの各外側(上記コ
ンデンサ把持棚に面して外側位置)からと,その内側と
から,互いに対向する側に向って所定の幅と間隔を具え
る複数個の切り込み7,7′,7a,7a′を交互に切
欠し,該切り込みの各端部は切り込み連結片8,8′,
8a,8a′で連結され,その一方側からの切り込み
7,7aと他方側からの切り込み7′,7a′とで挟ま
れた中間に,上記連結片で連結された一連の帯状導体部
9,9′,9a,9a′を形成し,これと連動して,該
イングタタ3,3aの端部に,連設して概ね角形にした
プリント基板の電極部と接続するターミナルスペース
4,4aを配置し,該ターミナルスペース4,4aの端
部をコンデンサ把持棚2′の後方側基部に連結した切り
抜きをプレス加工する第1工程。
【0011】次に,図7〜9において,上記コンデンサ
把持棚2,2′の前方側および後方側基部18,18′
において,把持棚2,2′を互いに対向する受け座6,
6側に向け90°下方向に折り曲げ加工すると共に,両
把持棚2,2′端部に突設した挟持片5,5同5′,
5′を幅方向内側に弯曲し,両把持棚2,2′の端部に
受け座6,6′を水平に保持したまま,両受け座6,
6′を互いに向き合わせて所定の間隔を保って前後方向
に対設する第2工程。
【0012】および,図10〜12において,上記第2
工程を経た薄板1に切り抜いた,上記インダクタ部3,
3aは,上記コンデンサ把持棚2の前方側基部に左右に
連設する導電性薄板の左右インダクタ部3,3aの各外
側(上記コンデンサ把持棚に面して外側位置)からと,
その内側とから,互いに対向する側に向って所定の幅と
間隔を具える複数個の切り込み7,7′,7a,7a′
を交互に切欠し,該切り込みの各端部は切り込み連結片
8,8′,8a,8a′で連結され,その一方側からの
切り込み7,7aと他方側からの切り込み7′,7a′
とで挟まれた中間に,上記切り込み連結片8,8′,8
a,8a′で連結された一連の帯状導体部9,9′,9
a,9a′を形成し,該帯状導体部のコンデンサ把持棚
2の前方側から左右に延設された第1列,第3列目等奇
数列の帯状導体部9′,9aの連結片8,8aの内側に
沿って,左右インダクタ部3,3aの各帯状導体部を下
向きにほぼ90°折り曲げ,所定の高さの内側縦辺部2
7,27′を設け,該内側縦辺部27,27′をさらに
外側に向け90°折り曲げ,段部を具える底辺部28,
28′を設けると共に,第2列,第4列目等偶数列の帯
状導体部9,9a′の上記奇数列の底辺部の端部の切り
込み連結片8′,8a′の内側に沿って,該偶数列の帯
状導体部9,9aを上方向きにほぼ90°折り曲げ,所
定の高さの外側縦辺部29,29′を設け,該外側縦辺
部29,29′をさらに内側に向けほぼ90°折り曲げ
上辺部30,30′を形成し,上記弯曲した帯状導体部
9,9aの奇数列の内側縦辺部27,27′と段部を具
える底辺部28,28′および偶数列の外側縦辺部2
9,29′および上辺部30,30′とによって,立体
的空間部をもつインダクタ部3,3aを対設し,インダ
クタンスの増加に寄与させると共に,帯状導体部9,
9′同9a,9a′を帯状とし,その面積を拡大したこ
とにより,回路の低インピーダンス化を改善する構成と
した第3工程。(図18)
【0013】次に、図13〜15において、上記第3工
程を経た材料のターミナルスペース4,4aとインダク
タ3,3aとの連結部20,20aとおよびターミナル
スペース4,4aとコンデンサ把持棚2′の後方側連結
部19,19aにおいて、ターミナルスペース4,4a
を外側下方に90゜折り曲げ加工後、上記コンデンサ把
持棚2,2′の受け座6,6′上にコンデンサ21を戴
置し、挟持片5,5′に挟持させ、該コンデンサ21を
受け座6,6′上に適宜装着すると共に、さらに該コン
デンサ21を装着しターミナルスペース4,4aを90
゜折曲したまま該コンデンサ21およびインダクタ3,
3aとをモールド加工を行い外郭部22を形成する第4
工程。
【0014】次に,図16において,上記モールド加工
を行い外郭部22を形成したフレームのターミナルスペ
ース4,4aの把持棚2′後方側と薄板1との連結部1
9,19aを剪断すると共に,次に,該把持棚2前方側
連設部23および把持棚2′後方側基部23′にハーフ
エッジ24,24′加工工程を行い,上記ターミナルス
ペース4,4aを上記モールド加工の外郭部22の底部
に沿って90°折り曲げさらに外郭部22の側面に沿っ
90°折り曲げ加工した上,次に,上記把持棚前方側
と後方側とに上記ハーフエッジ24,24′加工した連
設部23,23′において,薄板1より分離し,外郭部
22底面に露出したコンデンサ把持棚後方側端部2′
を,上記モールド加工した外郭部22の底面に沿って9
0°折曲し,該端部をさらに外郭22の背面に沿って9
0°曲設し,該部とターミナルスペースの露出部に基板
電極部をそれぞれ装着可能にし端子を形成する第5工程
とを結合して,ノイズフィル、ター用フレームの製品を
得る。
【0015】
【実施例2】上記第1工程におけるインダクタ3,3a
のプレス加工において,薄板1の両側方縁部から,それ
ぞれ対向縁部方向に向けて,切り込み7,7′を交互に
切欠することに代え,別の実施態様として図17に示す
ように,導電性薄板1の相対向する側縁部のうち,一方
側(図はコンデンサに対し外側)の縁部から他方側に向
って所定の間隔と長さを具える複数個の切り込み7n,
7n′(図面把持棚右側)同切り込み7an,7an′
(把持棚左側)を切欠すると共に,その反対側の側縁部
に,端縁部12,12aを残して,上記一方側からの切
り込み7n,7n′同7an,7an′に対応した間隔
と長さを具える複数個の窓部25,25aを交互に穿設
し,端末をターミナルスペース4,4aに連設する。
【0016】および、上記切り込み7n,7n′と窓2
5とで挟まれた帯状導体部9n,9n′および、切り込
み7an,7an′と窓25aとで挟まれた帯状導体部
9an,9an′を形成し、該インダクタ3,3aをタ
ーミナルスペース4,4aに連設する第1工程、この第
1工程を経た材料を、請求項1における上述の第2工程
において、適宜の曲げ或いは絞り加工により、該帯状導
体部9n,9n′,9an,9an′を交互に反対方向
に概ね90゜に折り曲げ、該帯状導体部9n,9n′同
9an,9an′によって、立体的空間部を形成するこ
とによって該帯状導体部9n,9n′同9an,9a
n′の厚さおよび幅ならびに物性並びに長さによる制約
上,塑性変形によって加工点に亀裂、変形その他曲げ部
の劣化を防止し、別途モールド加工作業を円滑にし、イ
ンダクタ3,3a部の塑性変形に悪影響を少なくして曲
げ加工を行うことができる。
【0017】なお,上記インダクタ3,3aの窓部2
5,25aの一方側に残した端縁部12,12aは該帯
状導体部9n,9n′,9an,9an′の折り曲げ加
工後において,該残置した端縁部12,12aを連設す
る連結片8,8aとの境界26,26aで適宜剪断除去
することができる。なお又,上記窓部25を穿設に当っ
て,コンデンサに対して内側の側緑部に端縁部を残して
窓部を穿設するほか外側の側縁部を端縁部を残して窓部
25を穿設して実施することもできることは勿論であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記の構成によるので下記の
効果を奏する。 (イ)、コンデンサ把持棚の受け座に挟持片を設けたの
で、コンデンサの配置作業が容易で係合、導通が確実で
あり、かつインダクタと接近し一体的に連設しているの
で面実装上作業性が高い。 (ロ)、インダクタが帯状で立体的に組立てられ回路面
積が広く、インダクタンスの増加に寄与し、低インピー
ダンス化を期する等電気特性を強めることができる。 (ハ)、上記(ロ)項により、デジタル回路に接続し
て、一層ノイズの低減を期することができる。 (ニ)、コンデンサが受け座上に正確に装着され、かつ
インダクタは帯状で基準面の下方側のみにおいて立体的
に形成され、及びターミナルスペースを離脱せずに、垂
直方向に折り曲げ薄板と一体的連結中にモールド加工を
行う。したがって、モールド加工が容易で、加工時の衝
撃その他外部から加わる応力に堪えることができ、加工
精度の改善に役立ち、製品の信頼性を高める効果を奏す
る。 (ホ)、部品点数が少なく、パンチ、折り曲げ、モール
ド加工が多数同時に、または連動して実施可能で、生産
性に富み省力化して安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成説明正面図
【図2】本発明の構成説明底面図
【図3】本発明の構成説明側面図である。
【図4】本発明の製造第1工程説明平面図
【図5】本発明の製造第1工程説明正面図
【図6】本発明の製造第1工程説明側面図
【図7】本発明の製造第2工程説明平面図
【図8】本発明の製造第2工程説明正面図
【図9】本発明の製造第2工程説明側面図
【図10】本発明の製造第3工程説明平面図
【図11】本発明の製造第3工程説明正面図
【図12】本発明の製造第3工程説明側面図
【図13】本発明の製造第4工程説明平面図
【図14】本発明の製造第4工程説明正面図
【図15】本発明の製造第4工程説明側面図
【図16】本発明の製造第5工程説明平面図である。
【図17】本発明の製造第2実施例における第1工程平
面説明図である。
【図18】コンデンサ把持棚とインダクタ部との曲げ加
工の一部欠截拡大斜視説明図である。
【符号の説明】
1:導電性薄板 2,2′:コンデンサ把持棚 3,3a:インダクタ 4,4a:ターミナルスペ
ース 5,5′:挟持片 6,6′:受け座 7,7′,7a,7a′:切り込み 8,8′,8a,
8a′:切り込み連結片 7n,7n′,7an,7an′:切り込み 9,
9′,9a,9a′:帯状導体部 9n,9n′,9an,9an′:帯状導体部 1
0,10a:立体的空間部 11,11:孔部 12,12a:端縁部 13,13:連結部 17;境界部 18,18:把持棚基部 19,19a:連結部 20,20a:インダクタと連結部21:コンデンサ 22:外郭部 23,23′:連設部24,24a:ハーフエッジ 25,25a′:窓部 26,26a:境界部 27,27′:内側縦辺
28,28′=底辺部 29,29′:外側縦辺
30,30′:上辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8123−5E H01F 15/00 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性薄板のほぼ中央部に,コンデンサ
    把持棚を配置し,該コンデンサ把持棚の左右両側部に,
    インダクタ部とこれに連設したプリント基板の電極部と
    接続するターミナルスペースを対設したノイズフィルタ
    ー用フレームにおいて,上記コンデンサ把持棚は,導電
    性薄板のほぼ中央部において前後方部からなり,その端
    部に挟持片をそれぞれ曲設した二つの受け座をもち,該
    把持棚の前方部及び後方部の基部より対向の受け座側に
    向け下方に概ね90°弯曲し,該弯曲部の端部をさらに
    互いに向き合うように概ね90°折り曲げて水平の受け
    座を所定の間隔で対設し,該受け座の挟持片を介してコ
    ンデンサを係止可能に形成し,および,上記インダクタ
    部は,上記コンデンサ把持棚の前方側基部に左右に連設
    する導電性薄板の左右インダクタ部の各外側(上記コン
    デンサ把持棚に面して外側位置)からと,その内側とか
    ら,互いに対向する側に向って所定の幅と間隔を具える
    複数個の切り込みを交互に切欠し,該切り込みの各端部
    は切り込み連結片で連結され,その一方側からの切り込
    みと他方側からの切り込みとで挟まれた中間に,上記切
    り込み連結片で連結された一連の帯状導体部を形成し,
    該帯状導体部のコンデンサ把持棚の前方側から左右に延
    設された第1列,第3列目等奇数列の帯状導体部の切り
    込み連結片の内側に沿って,左右インダクタ部の各帯状
    導体部を下向きにほぼ90°折り曲げ,所定の高さの内
    側縦辺部を設け,該内側縦辺部をさらに外側に向け90
    °折り曲げ、段部を具える底辺部を設けると共に,帯状
    導体部の第2列,第4列目等偶数列の帯状導体部の上記
    奇数列の底辺部の端部の切り込み連結片の内側に沿っ
    て,該偶数列の帯状導体部を上方向きにほぼ90°折り
    曲げ,所定の高さの外側縦辺部を設け,該外側縦辺部を
    さらに内側に向けほぼ90°折り曲げ上辺部を形成し,
    上記弯曲した帯状導体部の奇数列の内側縦辺部と段部を
    具える底辺部および偶数列の外側縦辺部および上辺部と
    によって,立体的空間部をもつインダクタ部を対設し
    および,上記左右に配置したインダクタ部の端部に,延
    設したほぼ角形としたプリント基板の電極部と接続する
    ターミナルスペースを上記各インダクタ部との連結部に
    おいて,下方に向け90°折り曲げ,さらに別途モール
    ド加工の外郭部の底面に沿って,外側方向に90°折り
    曲げさらに,これを外郭部の側面部に沿って前方方向
    にほぼ90°折り曲げ端子を形成すると共に,コンデン
    サ把持棚の後方側端部を,上記モールド加工の外郭部の
    底面に沿って下方側に90°折り曲げ,これをさらに,
    外郭部の背面に沿って前方方向へ90°折り曲げて端子
    を形成したことを特徴とするノイズフィルター用フレー
    ム。
  2. 【請求項2】 インダクタ部の両側からの切り込みと、
    切り込みとで挟まれた帯状導体部を交互に反対方向に弯
    曲させ、該帯状導体部でほぼ正方形の立体的空間部を具
    える巻線部を形成した請求項1記載のノイズフィルター
    用フレーム。
  3. 【請求項3】 コンデンサ把持棚及びインダクタを、フ
    レームの基準面より、下側のみにそれぞれ形成した請求
    項1記載のノイズフィルター用フレーム。
  4. 【請求項4】 導電性薄板のほぼ中央部に,コンデンサ
    把持棚を配置し,該コンデンサ把持棚の左右両側部に,
    インダクタ部とこれに連設したプリント基板の電極部と
    接続するターミナルスペースとを対設したノイズフィル
    ターであって,上記コンデンサ把持棚は,導電性薄板の
    ほぼ中央部に所定の幅と長さで切り抜きされ,該切り抜
    かれた中央部で前方側及び後方側部分に剪断し,各端部
    に複数個の挟持片を突設してあり,上記インダクタ部
    は,コンデンサ把持棚の前方側基部の左右両方向に連設
    する導電性薄板の左右インダクタ部の各外側(上記コン
    デンサ把持棚に面して外側位置)からと,その内側とか
    ら,互いに対向する側に向って所定の幅と間隔を具える
    複数個の切り込みを交互に切欠し,該切り込みの各端部
    は切り込み連結片で連結され,その一方側からの切り込
    みと他方側からの切り込みとで挟まれた中間に,上記切
    り込み連結片で連結された一連の帯状導体部を形成し
    および,上記インダクタ部の端部に,概ね角形としたプ
    リント基板の電極部を接続するターミナルスペースを連
    設すると共に,該ターミナルスペースの各端部を,コン
    デンサ把持棚の後方側基部に延設した切り抜き部をプレ
    ス加工する第1工程。 上記第1工程を経た偏平な導電性薄板を,適宜の曲げ加
    工により,上記コンデンサ把持棚の前方部及び後方部
    基部より対向の受座側に向け下方に概ね90°弯曲し,
    弯曲部の端部を,さらに互いに向き合うように慨ね9
    0°折り曲げて水平の受け座を所定の間隔で対設し,該
    受け座の挟持片を介してコンデンサを係止可能に形成す
    る第2工程。 および,上記インダクタ部は,上記コンデンサ把持棚の
    前方側基部に左右に延設された第1列,第3列目等奇数
    列の帯状導体部の切り込み連結片の内側に沿って,左右
    インダクタ部の各帯状導体部を下向きにほぼ90°折り
    曲げ,所定の高さの内側縦辺部を設け,該内側縦辺部を
    さらに外側に向け90°折り曲げ,段部を具える底辺部
    を設けると共に,第2列,第4列目等の偶数列の帯状導
    体部の上記奇数列の底辺部の端部の切り込み連結片の内
    側に沿って,該偶数列の帯状導体部を上方向きにほぼ9
    0°折り曲げ,所定の高さの外側縦辺部を設け,該外側
    縦辺部をさらに内側に向けほぼ90°折り曲げ上辺部を
    形成し,上記弯曲した帯状導体部の奇数列の内側縦辺部
    と段部を具える底辺部および偶数列の外側縦辺部お よび
    上辺部とによって,立体的空間部をもつインダクタ部を
    対設する第3工程。次に,上記第3工程後,インダクタ
    部に延設されたターミナルスペースを,該インダクタ部
    との切り込み連結部において,下方向に概ね90°折り
    曲げ加工後,上記コンデンサ把持棚に,コンデンサを装
    着すると共に,ターミナルスペースを上記下方向に折曲
    したまま,コンデンサおよびインダクタ部をモールド加
    工して外郭部を形成する第4工程。 および,上記第4工程を経て外郭部を形成したフレーム
    のターミナルスペースの後方部と把持棚後方側との連結
    部を剪断すると共に,該把持棚の後方側及び,把持棚前
    方基部にハーフエッジ加工した上,ターミナルスペース
    の露出部を,上記別途モールド加工した外郭部の底面に
    沿って,外側に向けて概ね90°折曲すると共に,該折
    り曲げた各ターミナルスペースの端部を,さらに上記モ
    ールド加工の外郭部の側面に沿って,前方へ概ね90°
    折曲加工し,上記把持棚の前方側と後方側に加工したハ
    ーフエッジ部において把持棚を分離し,外郭部の底面に
    露出しているコンデンサ把持棚端部を,上記モールド加
    工の外郭部の底面に沿って90°折曲し,該端部を外郭
    部の背面に沿って,前方にさらに90°折曲し,該部と
    ターミナルスペースの露出部に基板電極部を装着可能に
    形成する第5工程を結合したことを特徴とするノイズフ
    ィルター用フレームの製造方法。
  5. 【請求項5】 コンデンサ把持棚の前方側基部の左右両
    側に連設する導電性薄板の相対する両側縁部の一方側の
    縁部から他方側に向って、所定の間隔と長さを具える複
    数個の切り込みを切欠すると共に、他方側の側縁に端縁
    部を残して、一方側側縁方向に向って、上記一方側から
    切欠した切り込みに対応した間隔と長さを具える複数個
    の窓部を交互に穿設してインダクタ部を形成し、上記一
    方側からの切り込みと、他方側からの窓部とで挟まれた
    中間の帯状導体部の端部を、ターミナルスペース部に連
    設するプレス加工工程。および、上記プレス加工を経た
    材料を適宜の曲げ加工或いは絞り加工すると同時に又は
    連動して、インダクタ部の帯状導体部を交互に反対方向
    に、概ね90゜に弯曲し、該帯状導体部によって立体的
    空間部を形成すると共に、次に該インダクタ部の他方側
    側縁部に残置した端縁部を切除する工程を結合した請求
    項4記載のノイズフィルター用フレームの製造方法。
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