JPH0766623A - バルーン型衛星搭載用展開アンテナ - Google Patents
バルーン型衛星搭載用展開アンテナInfo
- Publication number
- JPH0766623A JPH0766623A JP23400693A JP23400693A JPH0766623A JP H0766623 A JPH0766623 A JP H0766623A JP 23400693 A JP23400693 A JP 23400693A JP 23400693 A JP23400693 A JP 23400693A JP H0766623 A JPH0766623 A JP H0766623A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- sunlight
- parabolic surface
- radio wave
- antenna
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】バルーンを整形することなく、パラボラ面も自
由な形状を採用でき、太陽光の照射による熱歪の影響を
受けない。 【構成】バルーン型衛星搭載用展開アンテナは、電波透
過特性及び太陽光反射特性を有する材料によって形成さ
れるバルーン1と、バルーン1内において展開可能で電
波反射特性を有するパラボラ面2と、バルーン1内にお
いてパラボラ面2の焦点位置に設置される給電部3と、
パラボラ面2及び給電部3をバルーン1内の所定位置に
保持する可撓性の線材4とで構成される。
由な形状を採用でき、太陽光の照射による熱歪の影響を
受けない。 【構成】バルーン型衛星搭載用展開アンテナは、電波透
過特性及び太陽光反射特性を有する材料によって形成さ
れるバルーン1と、バルーン1内において展開可能で電
波反射特性を有するパラボラ面2と、バルーン1内にお
いてパラボラ面2の焦点位置に設置される給電部3と、
パラボラ面2及び給電部3をバルーン1内の所定位置に
保持する可撓性の線材4とで構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルーン内にパラボラ
面及び給電部を設置したバルーン型衛星搭載用展開アン
テナに関する。
面及び給電部を設置したバルーン型衛星搭載用展開アン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバルーンを利用したアンテナは、
例えば図2に示すように、表面の一部をパラボラ面用に
整形したバルーン11と、その整形面に電波反射特性を
有した材料で形成されたパラボラ面12と、バルーン1
1の外に設けられた給電部13とで構成されている。
例えば図2に示すように、表面の一部をパラボラ面用に
整形したバルーン11と、その整形面に電波反射特性を
有した材料で形成されたパラボラ面12と、バルーン1
1の外に設けられた給電部13とで構成されている。
【0003】また、図3に示すように、整形しないバル
ーン14と、バルーン表面に設けたパラボラ面15と、
バルーン14内に設置された給電部16とで構成された
ものがある。
ーン14と、バルーン表面に設けたパラボラ面15と、
バルーン14内に設置された給電部16とで構成された
ものがある。
【0004】さらに、特開昭61ー93706号公報に
開示された、バルーンの裏面にパラボラ面を設け、バル
ーン内に給電部を設置したものがある。
開示された、バルーンの裏面にパラボラ面を設け、バル
ーン内に給電部を設置したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示すアンテナは、バルーン11を整形しているが、バル
ーン11自体が球形に膨らむ性質があるために整形形状
が制約されてしまう。また、給電部13もバルーン11
の外側に設けてあるために、複雑な取付装置が必要とな
る。さらに、バルーン11の表面にパラボラ面12を設
けているため、パラボラ形状が限定されるだけでなく、
太陽光等の影響を直接受けて熱歪が発生し、利得低下と
いうアンテナ特性の変化が起こるという問題もある。
示すアンテナは、バルーン11を整形しているが、バル
ーン11自体が球形に膨らむ性質があるために整形形状
が制約されてしまう。また、給電部13もバルーン11
の外側に設けてあるために、複雑な取付装置が必要とな
る。さらに、バルーン11の表面にパラボラ面12を設
けているため、パラボラ形状が限定されるだけでなく、
太陽光等の影響を直接受けて熱歪が発生し、利得低下と
いうアンテナ特性の変化が起こるという問題もある。
【0006】図3に示すアンテナ及び特開昭61ー93
706号公報に開示されたパラボラでは、バルーンの整
形を必要としていないが、熱歪対策がなく太陽光の影響
を受けてアンテナ特性が変化してしまうという問題があ
る。
706号公報に開示されたパラボラでは、バルーンの整
形を必要としていないが、熱歪対策がなく太陽光の影響
を受けてアンテナ特性が変化してしまうという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、バルーンを整形することなく、パラボラ面の自
由な形状を採用でき、太陽光の照射に影響されないバル
ーン型衛星搭載用展開アンテナの提供を目的とする。
もので、バルーンを整形することなく、パラボラ面の自
由な形状を採用でき、太陽光の照射に影響されないバル
ーン型衛星搭載用展開アンテナの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバルーン型衛星搭載用展開アンテナは、電
波透過特性及び太陽光反射特性を有する材料によって形
成されるバルーンと、前記バルーン内において展開可能
であり、電波反射特性を有するパラボラ面と、前記バル
ーン内において前記パラボラ面の焦点位置に設置される
給電部と、前記パラボラ面及び給電部を前記バルーン内
の所定位置に保持する可撓性を有する線材等からなる保
持部とで構成してある。
め、本発明のバルーン型衛星搭載用展開アンテナは、電
波透過特性及び太陽光反射特性を有する材料によって形
成されるバルーンと、前記バルーン内において展開可能
であり、電波反射特性を有するパラボラ面と、前記バル
ーン内において前記パラボラ面の焦点位置に設置される
給電部と、前記パラボラ面及び給電部を前記バルーン内
の所定位置に保持する可撓性を有する線材等からなる保
持部とで構成してある。
【0009】
【作用】上記のように構成した本発明のバルーン型衛星
搭載用展開アンテナにおいては、バルーンが必要な電波
のみ通過させ、太陽光は反射する。バルーン内のパラボ
ラ面には電波が入るだけで太陽光は照射されず、バルー
ンの中央付近に設置されてバルーン表面熱の影響も受け
ず、パラボラ面は熱歪の影響を受けない。また、パラボ
ラ面は自由な形状を選択でき、展開前には小さく収納で
きる。
搭載用展開アンテナにおいては、バルーンが必要な電波
のみ通過させ、太陽光は反射する。バルーン内のパラボ
ラ面には電波が入るだけで太陽光は照射されず、バルー
ンの中央付近に設置されてバルーン表面熱の影響も受け
ず、パラボラ面は熱歪の影響を受けない。また、パラボ
ラ面は自由な形状を選択でき、展開前には小さく収納で
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。図1は本発明に係る展開アンテナの断面図であ
り、バルーン1の中にパラボラ面2及び給電部3を配置
した構成としてある。バルーン1は、電波透過特性及び
太陽光反射特性を備えた材料によって膜及び支持体を形
成して構成される。したがって、バルーン1は必要な電
波を通過させるが、太陽光をその表面で反射させてバル
ーン1内部に太陽光が照射されるのを防止する。
明する。図1は本発明に係る展開アンテナの断面図であ
り、バルーン1の中にパラボラ面2及び給電部3を配置
した構成としてある。バルーン1は、電波透過特性及び
太陽光反射特性を備えた材料によって膜及び支持体を形
成して構成される。したがって、バルーン1は必要な電
波を通過させるが、太陽光をその表面で反射させてバル
ーン1内部に太陽光が照射されるのを防止する。
【0011】パラボラ面2は、フィルム又はメッシュ等
の折りたたみ又は巻込み可能及び展開可能な材料に電波
反射特性を付加して形成されている。したがって、宇宙
空間でバルーン1が膨らむまで、パラボラ面2は小さく
かさばることもなく収納でき、バルーン1が膨らんでパ
ラボラ面2を必要とすると展開させて使用できる。ま
た、パラボラ面は、バルーン1とは別個独立にバルーン
1の中央部分の広い空間内に設置可能であるので、パラ
ボラ面2の形状も自由に選択できる。
の折りたたみ又は巻込み可能及び展開可能な材料に電波
反射特性を付加して形成されている。したがって、宇宙
空間でバルーン1が膨らむまで、パラボラ面2は小さく
かさばることもなく収納でき、バルーン1が膨らんでパ
ラボラ面2を必要とすると展開させて使用できる。ま
た、パラボラ面は、バルーン1とは別個独立にバルーン
1の中央部分の広い空間内に設置可能であるので、パラ
ボラ面2の形状も自由に選択できる。
【0012】バルーン1内でのパラボーラ面2の設置位
置は、図1に示すように、バルーン1の表面近傍でなく
中央付近としてある。これにより、太陽光の照射だけで
なくバルーン1の表面熱の影響も受けない。給電部3
は、通常の衛星搭載用に使用されるもので、前記パラボ
ラ面2の焦点位置に設置される。
置は、図1に示すように、バルーン1の表面近傍でなく
中央付近としてある。これにより、太陽光の照射だけで
なくバルーン1の表面熱の影響も受けない。給電部3
は、通常の衛星搭載用に使用されるもので、前記パラボ
ラ面2の焦点位置に設置される。
【0013】図1において、4は上記パラボラ面2及び
給電部3をバルーン1内の所定位置に固定するための保
持部である。この保持部4としては、例えば可撓性を有
した複数の線材を用いており、宇宙空間でパラボラ面2
を展開するまで丸めるなど小さくできる。
給電部3をバルーン1内の所定位置に固定するための保
持部である。この保持部4としては、例えば可撓性を有
した複数の線材を用いており、宇宙空間でパラボラ面2
を展開するまで丸めるなど小さくできる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によると、バルーン
を整形することなく、パラボラ面も自由な形状を採用で
き、太陽光の照射による熱歪の影響を受けることもな
い。
を整形することなく、パラボラ面も自由な形状を採用で
き、太陽光の照射による熱歪の影響を受けることもな
い。
【図1】本発明に係る展開アンテナの断面図である。
【図2】従来のバルーン型パラボラの断面図である。
【図3】従来のバルーン型パラボラの断面図である。
1 バルーン 2 パラボラ面 3 給電部 4 保持部
Claims (3)
- 【請求項1】電波透過特性及び太陽光反射特性を有する
材料によって形成されるバルーンと、 前記バルーン内において展開可能であり、電波反射特性
を有するパラボラ面と、 前記バルーン内において前記パラボラ面の焦点位置に設
置される給電部と、 を備えたことを特徴とするバルーン型衛星搭載用展開ア
ンテナ。 - 【請求項2】前記パラボラ面及び給電部を前記バルーン
内の所定位置に保持する保持部とで構成される請求項1
記載のバルーン型衛星搭載用展開アンテナ。 - 【請求項3】前記保持部が、可撓性を有する線材である
請求項2記載のバルーン型衛星搭載用展開アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234006A JP2596335B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | バルーン型衛星搭載用展開アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234006A JP2596335B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | バルーン型衛星搭載用展開アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0766623A true JPH0766623A (ja) | 1995-03-10 |
JP2596335B2 JP2596335B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16964081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5234006A Expired - Lifetime JP2596335B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | バルーン型衛星搭載用展開アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596335B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019161629A (ja) * | 2018-03-11 | 2019-09-19 | 龍駿 岡 | 開口面アンテナとこの開口面アンテナを備える通信装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5991018U (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-20 | 三菱電機株式会社 | 静止通信衛星 |
JPS6050511U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | タイセイ繊工株式会社 | 可撓性電磁波反射装置 |
JP3014814U (ja) * | 1995-02-16 | 1995-08-22 | 東亜精機工業株式会社 | 植木鉢の栗石収容篭 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP5234006A patent/JP2596335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5991018U (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-20 | 三菱電機株式会社 | 静止通信衛星 |
JPS6050511U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | タイセイ繊工株式会社 | 可撓性電磁波反射装置 |
JP3014814U (ja) * | 1995-02-16 | 1995-08-22 | 東亜精機工業株式会社 | 植木鉢の栗石収容篭 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019161629A (ja) * | 2018-03-11 | 2019-09-19 | 龍駿 岡 | 開口面アンテナとこの開口面アンテナを備える通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2596335B2 (ja) | 1997-04-02 |
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