JPH07664Y2 - 自動車用冷却装置 - Google Patents

自動車用冷却装置

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JPH07664Y2
JPH07664Y2 JP1988041159U JP4115988U JPH07664Y2 JP H07664 Y2 JPH07664 Y2 JP H07664Y2 JP 1988041159 U JP1988041159 U JP 1988041159U JP 4115988 U JP4115988 U JP 4115988U JP H07664 Y2 JPH07664 Y2 JP H07664Y2
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JP
Japan
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condenser
radiator
outside air
cylindrical
casing
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JP1988041159U
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JPH01145936U (ja
Inventor
清 小池
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る自動車用冷却装置は、自動車用エンジン
の冷却水の放熱を行なう為のラジエータと、冷房装置の
冷媒の凝縮を行なう為のコンデンサとを、効率良く配置
して、冷却水の放熱と冷媒の凝縮とを、何れも効率良く
行なえる様にするものである。
(従来の技術) 自動車用エンジンの冷却水はラジエータによって放熱
し、冷房装置の冷媒はコンデンサによって凝縮する。
これらラジエータやコンデンサは、何れも外気と冷却水
或は冷媒とを熱交換し、この冷却水を放熱し、或は冷媒
を凝縮させる。
この為従来は、ラジエータ1とコンデンサ2とを、自動
車のエンジンルーム内に、第5図或は第6図に示す様に
配置し、これらラジエータ1やコンデンサ2に外気が送
り込まれる様にしている。
この内、第5図に示した構造は、平板形のラジエータ1
と平板形のコンデンサ2とを直列に配置したもの、第6
図に示した構造は、同様のラジエータ1とコンデンサ2
とを並列に配置したものであり、何れの構造を採用した
場合に於いても、ラジエータ1やコンデンサ2には、走
行によるラム圧や、ファン3、3によって外気が送り込
まれる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述の様に平板形のラジエータ1とコンデン
サ2とを配置した従来の自動車用冷却装置の場合には、
次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、第5図に示す様にラジエータ1とコンデンサ2と
を直列に配置した場合は、ラジエータ1に送り込まれる
外気は、コンデンサ2を通過して温度が上昇したものと
なり、ラジエータ1に於ける冷却水の放熱性能が悪化し
てしまう。
第6図に示す様にラジエータ1とコンデンサ2とを並列
に配置した場合は、この様な不都合は生じないが、近
年、自動車のエンジンルーム内には多種の機器が設置さ
れる場合が多く、しかも車体の空力抵抗係数を低くする
為、エンジンルームを低くし、エンジンルームの前面投
影面積を狭くする傾向がある為、車種によっては、ラジ
エータ1とコンデンサ2とを並列に配置出来ない場合が
ある。
ラジエータ1やコンデンサ2として使用する熱交換器と
しては、実開昭60−132572号公報に開示されている様
に、円筒状に形成したものもあり、この様な円筒状熱交
換器を使用する事により、ラジエータ1とコンデンサ2
との配置の自由度が若干は増すが、単にこの様な熱交換
器を使用しただけでは、必ずしも適切な冷却効果を得る
事が出来ない。
即ち、上記公報に記載された円筒状の熱交換器は、第7
図に示す様に、入口管4を有するドーナツ形の入口側タ
ンク5と、出口管6を有するドーナツ形の出口側タンク
7とを、複数本の伝熱管8、8で円筒状に接続すると共
に、各伝熱管8、8に、円輪状のフィン9、9を外嵌し
たもので、モータ10によって回動駆動される遠心多翼フ
ァン11を内部に配設して使用する。
この様な円筒状熱交換器の場合、通常の平板形熱交換器
に比べて前面投影面積を小さく出来る為、設置場所の自
由度は或る程度増すが、単に平板形熱交換器を円筒状熱
交換器に代えただけでは、必ずしも適切な効果を得られ
ない。
本考案の自動車用冷却装置は、上述の様な不都合を解消
するものである。
(問題を解決するための手段) 本考案の自動車用冷却装置は、外気と冷却水とを熱交換
して、この冷却水の温度を低下させるラジエータと、外
気と冷房装置用の冷媒とを熱交換して、この冷媒を凝縮
させるコンデンサとを有する。
上記ラジエータには、車体の前部に開口する空気流路を
通じて外気を送り込み自在とし、この空気流路の下壁の
下側には、円筒形に形成したコンデンサを配設し、この
コンデンサを円筒形のケーシングで囲む。
又、このコンデンサ内には遠心多翼ファンを設け、この
遠心多翼ファンによって、コンデンサの端部から遠心多
翼ファン内に吸入した外気をコンデンサの円筒状面を通
過させて外方向に排出するようにしている。
更に、コンデンサを囲む円筒形ケーシングの端部に吸入
側ダクトを接続して外気に通じさせ、円筒形ケーシング
の外周面に、外気に通じる排出側ダクトを接続してい
る。
(作用) 上述の様に構成される本考案の自動車用冷却装置に於い
て、ラジエータには車体の前部に開口する空気流路を通
じて外気が送り込まれ、このラジエータを流通する冷却
水を冷却する。
又、吸入側ダクトを通じて遠心多翼ファン内に吸入され
た外気は、この遠心多翼ファンによって円筒状のコンデ
ンサを内側から外側に回転軸と直角方向に流れ、その間
にコンデンサ内を流れる冷媒との間で熱交換を行なっ
て、この冷媒を凝縮させる。
コンデンサの外周側に流出した熱交換済の空気は、排出
側ダクトを通じて排出される。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更に詳しく
説明する。
第1〜4図は本考案の実施例を示しており、第1図は自
動車前部の略縦断側面図、第2図は同じく略平面図、第
3図は第1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B
断面図である。
1は外気と冷却水とを熱交換して、冷却水の温度を低下
させる平板形のラジエータで、エンジン12により駆動さ
れるプロペラファン13によって通風される様にしてい
る。
このラジエータ1には、車体の前部に開口する空気流路
18を通じて外気が送り込まれる。
この空気流路18の下壁19の下側には、前記実開昭60−13
2572号公報に開示された円筒状熱交換器(第7図参照)
と同様に、円筒状に形成したコンデンサ2を配設し、こ
れを円筒形のケーシング21で囲んでいる。このコンデン
サ2は、外気と冷媒とを熱交換して、冷媒を凝縮させる
もので、コンプレッサ14、受液器15、膨張弁16、エバポ
レータ17等と直列に接続されて、車室内冷房用の蒸気圧
縮式冷凍機を構成している。
この円筒状のコンデンサ2内には、遠心多翼ファン11を
設け、この遠心多翼ファン11によって、コンデンサ2の
左右両端部から外気を吸入し、更にこの外気をコンデン
サ2の内周側から外周側に流通させて、外周方向に排出
自在としている。
ケーシング21の左右両端部には、吸入側ダクト20、20の
一端を接続し、このダクトの他端は、車体の下面に開口
させて、車体の下側から吸入した外気を、コンデンサ2
内に供給自在としている。ケーシング21の外周面には排
出ダクト22の一端を接続し、このダクトの他端は車体の
下面に開口させている。
上述の様に構成される本考案の自動車用冷却装置に於い
て、ラジエータ1には、エンジン12に駆動されるファン
13によって、或は自動車の走行に伴なうラム圧によっ
て、車体の前部に開口する空気流路18を通じて外気が送
り込まれ、このラジエータ1内を流通する冷却水の放熱
が行なわれる。
又、円筒状のコンデンサ2内に設けた遠心多翼ファン11
を回転させると、吸入側ダクト20を通ってファン11内に
吸入された外気が回転軸と直角方向に吐出され、円筒状
コンデンサ2を貫流してケーシング21内に流出し、排出
側ダクト22から車外に排出される。この空気流によって
コンデンサ2内を流れる冷媒が冷却され凝縮する。
(考案の効果) 本考案の自動車用冷却装置は、以上に述べた通り構成さ
れ作用するが、小型に構成することができて狭いエンジ
ンルーム内にラジエータとコンデンサとを効率良く配置
する事が出来、しかもラジエータとコンデンサとの何れ
にも、(熱交換済で温度が上昇した外気を送るのではな
く)低温の外気を直接送り込む様に構成している為、冷
却水の放熱と冷媒の凝縮とを何れも良好に行なう事が出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示しており、第1図は自
動車用前部の略縦断側面図、第2図は略平面図、第3図
は第1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B断面
図、第5〜6図は、ラジエータとコンデンサとから成る
自動車用冷却装置の従来の配置の2例を示す平面図、第
7図は従来から知られた円筒状の熱交換器の断面図であ
る。 1:ラジエータ、2:コンデンサ、3:ファン、4:入口管、5:
入口側タンク、6:出口管、7:出口側タンク、8:伝熱管、
9:フィン、10:モータ、11:遠心多翼ファン、12:エンジ
ン、13:ファン、14:コンプレッサ、15:受液器、16:膨張
弁、17:エバポレータ、18:空気流路、19:下壁、20:吸入
側ダクト、21:ケーシング、22:排出側ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気と冷却水とを熱交換して、この冷却水
    の温度を低下させるラジエータと、外気と冷房装置用の
    冷媒とを熱交換して、この冷媒を凝縮させるコンデンサ
    とを有する自動車用冷却装置であって、車体の前部に開
    口する空気流路を通じて外気を上記ラジエータに送り込
    み自在とし、円筒状に形成したコンデンサをこの空気流
    路の下壁の下側に配設し、この円筒状コンデンサを円筒
    形のケーシングで囲み、円筒形ケーシングの端部に吸入
    側ダクトを接続し、ケーシングの周面に排出側ダクトを
    接続し、この円筒状コンデンサ内に遠心多翼ファンを設
    け、この遠心多翼ファンは、吸入側ダクトを通してケー
    シングの端部から吸入した外気をコンデンサを貫流した
    後、排出側ダクトに流出させるものとした、自動車用冷
    却装置。
JP1988041159U 1988-03-30 1988-03-30 自動車用冷却装置 Expired - Lifetime JPH07664Y2 (ja)

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JPH01145936U JPH01145936U (ja) 1989-10-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508206A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 エンバイロ−クール,インコーポレイテッド 大型トラックのボンネット内の温度制御用空気管理システム
WO2013161010A1 (ja) * 2012-04-24 2013-10-31 トヨタ自動車株式会社 車両の冷却装置

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