JPH0766321B2 - 乗算型除算装置の誤動作検出方式 - Google Patents

乗算型除算装置の誤動作検出方式

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JPH0766321B2
JPH0766321B2 JP60258509A JP25850985A JPH0766321B2 JP H0766321 B2 JPH0766321 B2 JP H0766321B2 JP 60258509 A JP60258509 A JP 60258509A JP 25850985 A JP25850985 A JP 25850985A JP H0766321 B2 JPH0766321 B2 JP H0766321B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、乗算器を使用する除算装置における誤動作検
出方式に関する。
〔発明の背景〕
データ処理装置において、除算装置を高速化するには除
算専用の回路を設ければ可能であるが、ハードウェアの
物量が増大し、データ処理装置の経費が高くなる。この
ため乗算を主体とした除算アルゴリズムを使用し、乗算
装置と除算装置で乗算器を共用する方式が一般に採用さ
れている。しかしながら、乗算器を使用した除算装置の
誤動作の検出は、従来、乗算器の誤動作検出だけに依存
しており、信頼性の点で問題があった。
なお、乗算器を使用した除算装置(乗算型除算装置)の
公知例としては、アイ・ビー・エム ジャーナル(IBM
Journal)1967年1月号34〜53頁にアンダーソン(Ander
son)他による「ジ アイ・ビー・エム システム/360
モデル91:フローティング−ポイント エグゼキューシ
ョン ユニット」(The IBM System/360 Model 91:Floa
ting−Point Execution Unit)と題する文献がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、乗算型除算装置において、乗算器の誤
動作検出だけでは検出できない誤動作を検出し、乗算型
除算装置の信頼性の向上を図ることにある。
〔発明の概要〕
本発明は、乗算型除算装置において、乗算器の出力する
積の内、特定の連続するビット列が、すべて0であるか
あるいはすべて1であるかを調べ、これらの条件が満足
しない場合に誤動作が発生したと判定することを特徴と
する。
〔発明の実施例〕
はじめに、本発明の誤動作検出方式の原理を説明する。
乗算型除算装置で採用されている除算アルゴリズムは以
下の通りである。こゝで除数D0、被除数N0とし、除数は
(1)式のようにビット正規化されているものとする。
このとき、除数D0の近似逆数R0として、D0の2の補数を
とり、 R0=2−D0=1+Δ (2) とする。これより以降、順次以下の計算を繰返す。
Di=Di-1×Ri-1(i=1,2,3…) (3) Ni=Ni-1×Ri-1(i=1,2,3…) (4) Ri=2−Di(i=1,2,3…) (5) このとき、Diは次に示すように1に近づく。
一方、D0,N0を分母、分子にもつ分数を考え、商をQと
すると、 であるから、Niは商に近づく。
実際に上述の除算アルゴリズムを採用する場合は、
(3),(4),(5)式に示される繰返し計算の回数
を少なくするために、除数の近似逆数テーブルにRAMを
使用し、R0として除数の上位ビットをアドレスとしてRA
Mから読出されたデータが使用される。
第2図に乗算器に供給される乗数ビットを17ビットと
し、このときDiがどのように収束するかを示す。こゝ
で、除算の収束の精度とは、任意の除数に対して第2図
でのDi(i=1,2,3,4)のバイト1、ビット0以降連続
している0のビット長、または連続している1のビット
長を意味するものとする。
上記除算の収束の精度より、第2図の例では、各Di(i
=1,2,3)について下記の部分は、すべて0,またはすべ
て1となる。
D1…バイト1ビット0からバイト2ビット1 D2…バイト1ビット0からバイト3ビット3 D3…バイト1ビット0からバイト5ビット0 逆に各Di(i=1,2,3)について、上記の部分がすべて
0、またはすべて1を満足しないときは何らかの障害が
発生していることを意味する。
障害の一例として、除算装置内のメモリ(RAM)に格納
された近似逆数テーブルの障害について考える。近似逆
数テーブルとして、近似逆数データにパリティを1ビッ
ト付加する場合、近似逆数テーブルの内容を読み出した
とき、1ビットエラーがあればパリティチェックにより
検出できるが、2ビットエラーがあればパリティチェッ
クでは検出できない。
しかし、このように2ビットエラーが発生した場合で
も、D1のバイト1ビット0からバイト2ビット1がすべ
て0であるか1であるかを吟味することにより、エラー
検出が可能である。例えば除数D0が10進数で3/4の場
合、近似逆数テーブルの読出しデータでエラーのないも
のをR0、2ビットエラーを含むものをER0としたとき、D
0,R0,ER0の2進数表示は、 D0=0.11 R0=1.0101 0101 0101 001 ER0=1.010 001 0101 001 のようになる。なお、ER0の下線部のビットはエラービ
ットを示す。
R0,ER0について2-15の位で乗数ビットが打ち切られてい
るとき、2-15の位のビットは、乗算器の中では2-14の効
果を持つことを考慮してD0とR0,ER0の積をとると、 D0×R0=0.1111 1111 1111 111 D0×ER0=0.1111 0000 1111 111 のようになり、D0とER0の積は、小数点以下1が10個連
続していない。
次に、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図において、1は被除数レジスタ、2は除数レジスタ、
3,4は正規化回路、5は近似逆数テーブル格納ユニッ
ト、6は被乗数選択回路、7は乗数選択回路、8は被乗
数レジスタ、9は乗数レジスタ、10は乗算器、11は乗算
結果レジスタ、12はビット列走査回路、13は誤動作判定
回路をそれぞれ表わしている。動作は以下の通りであ
る。
(1)最初に被除数N、除数Dがそれぞれ被乗数レジス
タ1、除数レジスタ2にセットされる。
(2)次に被除数、除数はそれぞれ正規化回路3,4によ
り正規化される。正規化後の被除数、除数をそれぞれ
N0,D0で表わすものとする。
(3)次に除数D0の上位ビットをアドレスとして、近似
逆数テーブル5が索引され、除数D0の近似逆数R0が求ま
る。
(4)次に被乗数選択回路6により除数D0が選択され、
被乗数レジスタ8にセットされると同時に、乗数選択回
路7により近似逆数R0が選択され、乗数レジスタ9にセ
ットされる。その後、乗算器10によりD0×R0が演算さ
れ、積D1が乗算結果レジスタ11にセットされる。このと
きビット列走査回路12により、バイト1ビット0からバ
イト2ビット1までのビット列がすべて1であるか、ま
たはすべて0であるかゞ走査され(第2図のD1参照)、
この走査結果が誤動作判定回路13に送られ、上記条件が
満足されないとき、誤動作が発生したと判定される。
(5)正常の場合、次に被乗数選択回路6により、被除
数N0が選択され、被乗数レジスタ8にセットされた後、
すでに乗数レジスタ9にセットされている近似逆数R0
乗算器10でN0×R0の積がとられ、結果N1が乗算結果レジ
スタ11にセットされる。N1が乗算結果レジスタ11にセッ
トされるとき、D1は失われることなく、被乗数選択回路
6を通して被乗数レジスタ8にセットされるとゝもに、
乗数選択回路7により、D1が選択されるとゝもに2の補
数に変換され、R1として乗数レジスタ9にセットされ
る。
(6)次に、被乗数レジスタ8にセットされたD1と乗数
レジスタ9にセットされたR1の積が乗算器10により求め
られ、結果D2が乗算結果レジスタ11にセットされる。こ
のとき、ビット列走査回路12により、バイト1ビット0
からバイト3ビット3までのビット列がすべて1である
か、またはすべて0であるかゞ走査され(第2図D2
照)、この走査結果が誤動作判定回路13に送られ、上記
条件が満足されないとき誤動作が発生したと判定され
る。
(7)正常の場合、D2が乗算結果レジスタ11にセットさ
れるとき、N1は失われることなく、被乗数選択回路6を
通して被乗数レジスタ8にセットされた後、すでに乗数
レジスタ9にセットされているR1と乗算器10でN1×R1
演算が実行され、結果N2が乗算結果レジスタ11にセット
される。N2が乗算結果レジスタ11にセットされるとき、
D2は失われることなく、被乗数選択回路6を通して被乗
数レジスタ8にセットされるとゝもに、乗数選択回路7
により、D2が選択されるとゝもに2の補数に変換され、
R2として乗数レジスタ9にセットされる。
(8)次に、被乗数レジスタ8にセットされたD2と乗数
レジスタ9にセットされたR2の積が乗算器10により求め
られ、結果D3が乗算結果レジスタ11にセットされる。こ
のとき、ビット列走査回路12により、バイト1ビット0
からバイト5ビット0までのビット列がすべて1である
か、またはすべて0であるかゞ走査され(第2図D3
照)、この走査結果が誤動作判定回路13に送られ、上記
条件が満足されないとき誤動作が発生したと判定され
る。
(9)正常であると、D3が乗算結果レジスタ11にセット
されるとき、N2は失われることなく、被乗数選択回路6
を通して被乗数レジスタ8にセットされた後、すでに乗
数レジスタ9にセットされているR2と乗算器10でN2×R2
の演算が実行され、結果N3が乗算結果レジスタ11にセッ
トされる。N3が乗算結果レジスタ11にセットされると
き、D3は失われることなく、乗数選択回路7により、D3
が選択されるとゝもに2の補数に変換され、R3として乗
数レジスタ9にセットされる。
(10) 次に、乗算結果レジスタ11にセットされたN3
被乗数選択回路6を通して被乗数レジスタ8にセットさ
れた後、すでに乗数レジスタ9にセットされているR3
乗算器10でN3×R3の演算が実行され、結果N4が乗算結果
レジスタ11にセットされ、除算結果とされる。
なお、本発明は、上記実施例のように除算の収束の精度
が除算アルゴリズムとしては、反復計算を繰返す毎に2
倍になる除算装置だけではなく、乗算器を使用する任意
の除算装置において、正常動作中では、ある特定のビッ
ト列が、すべて0または1、すべて0、すべて1
のいずれかが満足されるとき、乗算器の出力した積のこ
のビット列を走査して誤動作を検出することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、乗算器を利用した除算装置において、
従来の乗算器の誤動作検出方式だけに依存していたので
は検出できない誤動作を検出することができるので、こ
の種の除算装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による誤動作検出方式を適用した除算装
置の一実施例の構成図、第2図は本発明の実施例に示す
除算装置での除算の収束を示す図である。 1……被除数レジスタ、2……除数レジスタ、3……正
規化回路、4……正規化回路、5……近似逆数テーブル
格納ユニット、6……被乗数選択回路、7……乗数選択
回路、8……被乗数レジスタ、9……乗数レジスタ、10
……乗算器、11……乗算結果レジスタ、12……ビット列
走査回路、13……誤動作判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗算器を使用する除算装置において、乗算
    器の出力する積の内、特定の連続するビット列がすべて
    0であるかあるいはすべて1であるかを走査する手段
    と、前記走査した特定の連続するビット列がすべて0で
    あるかあるいはすべて1であるかを満足しない場合に誤
    動作が発生したと判定する手段とを設けたことを特徴と
    する乗算型除算装置の誤動作検出方式。
JP60258509A 1985-11-20 1985-11-20 乗算型除算装置の誤動作検出方式 Expired - Lifetime JPH0766321B2 (ja)

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JP2737933B2 (ja) * 1988-06-23 1998-04-08 日本電気株式会社 除算装置

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