JPH0765968A - 放電灯点灯装置及びその点灯方法 - Google Patents
放電灯点灯装置及びその点灯方法Info
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- JPH0765968A JPH0765968A JP21592393A JP21592393A JPH0765968A JP H0765968 A JPH0765968 A JP H0765968A JP 21592393 A JP21592393 A JP 21592393A JP 21592393 A JP21592393 A JP 21592393A JP H0765968 A JPH0765968 A JP H0765968A
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- JP
- Japan
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- lighting
- discharge lamp
- lamp
- voltage pulse
- pulse
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好なランプ始動を実現することができる放
電灯点灯装置及びその点灯方法を提供することにある。 【構成】 高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印加
する高圧パルス発生回路14と、高圧放電灯の点灯を検
出する点灯検出回路17と、上記高圧パルス発生手段の
作動を停止させる高圧パルス強制停止手段21と、点灯
検出回路により点灯検出してから10μs以上遅延させ
てから高圧パルス強制停止手段を作動させる遅延回路C
3 ,R4 ,R5 とから構成される。
電灯点灯装置及びその点灯方法を提供することにある。 【構成】 高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印加
する高圧パルス発生回路14と、高圧放電灯の点灯を検
出する点灯検出回路17と、上記高圧パルス発生手段の
作動を停止させる高圧パルス強制停止手段21と、点灯
検出回路により点灯検出してから10μs以上遅延させ
てから高圧パルス強制停止手段を作動させる遅延回路C
3 ,R4 ,R5 とから構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店舗用照明等に用いら
れる高圧放電灯、例えばHIDランプ(メタルハライド
ランプ)を点灯させる高圧放電灯点灯装置及びその点灯
方法に関する。
れる高圧放電灯、例えばHIDランプ(メタルハライド
ランプ)を点灯させる高圧放電灯点灯装置及びその点灯
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の放電灯点灯装置は、高
圧放電灯を始動させるために、高圧パルスを放電灯に印
加する始動回路、即ち、高圧パルス発生回路を備えてい
る。このような放電灯点灯装置においては、放電灯の点
灯を検知し、不点の時には始動回路を作動させ、点灯し
た後は始動回路の作動を停止させるように制御される。
図4に具体的回路例を示す。図4において、1はHID
ランプである。このHIDランプ1の一方の電極はパル
ストランスを兼ねるチョ−クコイル2を介して交流電源
3の一方極に接続され、HIDランプ1の他方の電極は
交流電源3の他方極に接続されている。そして、ランプ
電流を検出する変流器4の出力は高圧パルス発生器5に
接続されており、さらにこの高圧パルス発生器5には交
流電源3の両端が接続されている。
圧放電灯を始動させるために、高圧パルスを放電灯に印
加する始動回路、即ち、高圧パルス発生回路を備えてい
る。このような放電灯点灯装置においては、放電灯の点
灯を検知し、不点の時には始動回路を作動させ、点灯し
た後は始動回路の作動を停止させるように制御される。
図4に具体的回路例を示す。図4において、1はHID
ランプである。このHIDランプ1の一方の電極はパル
ストランスを兼ねるチョ−クコイル2を介して交流電源
3の一方極に接続され、HIDランプ1の他方の電極は
交流電源3の他方極に接続されている。そして、ランプ
電流を検出する変流器4の出力は高圧パルス発生器5に
接続されており、さらにこの高圧パルス発生器5には交
流電源3の両端が接続されている。
【0003】そして、電源スイッチ(図示しない)が投
入させると、高圧パルス発生器5からチョ−クコイル2
にパルス電圧が出力され、HIDランプ1が点灯され
る。そして、変流器4によりランプ電流が検出されたか
ら、すみやかに(1μs以内)高圧パルス発生回路5か
ら高圧パルスの発生を停止させるようにしている。
入させると、高圧パルス発生器5からチョ−クコイル2
にパルス電圧が出力され、HIDランプ1が点灯され
る。そして、変流器4によりランプ電流が検出されたか
ら、すみやかに(1μs以内)高圧パルス発生回路5か
ら高圧パルスの発生を停止させるようにしている。
【0004】ここで、ランプ電流が検出されてから高圧
パルス発生回路5の回路定数で決定される遅延時間後に
高圧ランプ発生回路5からの高圧パルスの発生が停止さ
れる。
パルス発生回路5の回路定数で決定される遅延時間後に
高圧ランプ発生回路5からの高圧パルスの発生が停止さ
れる。
【0005】このように、ランプ始動後にすみやかに高
圧パルス発生回路5から高圧パルスの発生を停止させる
ことにより、ランプ1の電極スパッタを防止している。
また、高圧ランプ発生回路5から出力されるパルス電圧
が5kV以上のように十分に高い場合には、不用な高電
圧がチョ−クコイル2に加わり、絶縁破壊が生じるのを
防止している。
圧パルス発生回路5から高圧パルスの発生を停止させる
ことにより、ランプ1の電極スパッタを防止している。
また、高圧ランプ発生回路5から出力されるパルス電圧
が5kV以上のように十分に高い場合には、不用な高電
圧がチョ−クコイル2に加わり、絶縁破壊が生じるのを
防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回路
は、ランプ1の始動電圧が非常に高い場合には、高圧パ
ルス発生回路5から出力する高圧パルスの電圧を高くす
る必要があるため、その電圧がチョ−クコイル2の絶縁
破壊を生じる絶対値を越えてしまうという問題がある。
は、ランプ1の始動電圧が非常に高い場合には、高圧パ
ルス発生回路5から出力する高圧パルスの電圧を高くす
る必要があるため、その電圧がチョ−クコイル2の絶縁
破壊を生じる絶対値を越えてしまうという問題がある。
【0007】また、高圧パルス発生回路5において、変
流器4によりランプ電流が検出されてから高圧パルスの
出力を停止するまでの時間を長くすると、ランプ1の電
極にスパッタが発生するため、ランプ1の寿命が短くな
るという問題があった。
流器4によりランプ電流が検出されてから高圧パルスの
出力を停止するまでの時間を長くすると、ランプ1の電
極にスパッタが発生するため、ランプ1の寿命が短くな
るという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は従来の問題点を解消し、良好なランプ始
動を実現することができる放電灯点灯装置及びその点灯
方法を提供することにある。
で、その目的は従来の問題点を解消し、良好なランプ始
動を実現することができる放電灯点灯装置及びその点灯
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる放電灯
点灯装置は、高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印
加する高圧パルス発生手段と、上記高圧放電灯の点灯を
検出する点灯検出手段と、上記高圧パルス発生手段の作
動を停止させる高圧パルス強制停止手段と、上記点灯検
出手段により点灯検出してから10μs以上遅延させて
から上記高圧パルス強制停止手段を作動させる遅延手段
とから構成される。
点灯装置は、高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印
加する高圧パルス発生手段と、上記高圧放電灯の点灯を
検出する点灯検出手段と、上記高圧パルス発生手段の作
動を停止させる高圧パルス強制停止手段と、上記点灯検
出手段により点灯検出してから10μs以上遅延させて
から上記高圧パルス強制停止手段を作動させる遅延手段
とから構成される。
【0010】請求項2に係わる照明器具は、一端が開口
された反射板内に収納された高圧放電灯と、この反射板
の開孔部を覆う透光部材と、高圧放電灯に対して高圧パ
ルスを繰返し印加する高圧パルス発生手段と、上記高圧
放電灯の点灯を検出する点灯検出手段と、上記高圧パル
ス発生手段の作動を停止させる高圧パルス強制停止手段
と、上記点灯検出手段により点灯検出してから10μs
以上遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動
させる遅延手段とから構成される。
された反射板内に収納された高圧放電灯と、この反射板
の開孔部を覆う透光部材と、高圧放電灯に対して高圧パ
ルスを繰返し印加する高圧パルス発生手段と、上記高圧
放電灯の点灯を検出する点灯検出手段と、上記高圧パル
ス発生手段の作動を停止させる高圧パルス強制停止手段
と、上記点灯検出手段により点灯検出してから10μs
以上遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動
させる遅延手段とから構成される。
【0011】請求項3に係わる放電灯の点灯方法は、高
圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印加する高圧パル
ス発生手段と、上記高圧放電灯の点灯を検出する点灯検
出手段と、上記高圧パルス発生手段の作動を停止させる
パルス停止手段とを備えた放電灯点灯装置において、上
記点灯検出手段により上記高圧放電灯の点灯を検出して
しから10μs以上遅延させてから上記パルス停止手段
を作動させることを特徴とする。
圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印加する高圧パル
ス発生手段と、上記高圧放電灯の点灯を検出する点灯検
出手段と、上記高圧パルス発生手段の作動を停止させる
パルス停止手段とを備えた放電灯点灯装置において、上
記点灯検出手段により上記高圧放電灯の点灯を検出して
しから10μs以上遅延させてから上記パルス停止手段
を作動させることを特徴とする。
【0012】請求項4に係わる放電灯点灯装置は、高圧
放電灯が点灯後に上記高圧パルス発生手段によりパルス
電流が2回以下入力されることを特徴とする。請求項5
に係わる放電灯点灯装置において、点灯検出手段は上記
高圧放電灯のランプ電流を検出する変流器であり、この
変流器の作動速度を10μs以上遅延させることによ
り、上記変流器により点灯を検出してから10μs以上
遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動させ
ることを特徴とする。
放電灯が点灯後に上記高圧パルス発生手段によりパルス
電流が2回以下入力されることを特徴とする。請求項5
に係わる放電灯点灯装置において、点灯検出手段は上記
高圧放電灯のランプ電流を検出する変流器であり、この
変流器の作動速度を10μs以上遅延させることによ
り、上記変流器により点灯を検出してから10μs以上
遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動させ
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】高圧放電灯を点灯する際に、点灯検出手段によ
りランプ電流が検出されてから10μs以上遅延させて
から高圧パルス強制停止手段を作動させるようにしたの
で、高圧パルス発生手段から出力される高圧パルスの出
力を遅延させることにより、高圧パルスの波高値を下げ
るようにしている。
りランプ電流が検出されてから10μs以上遅延させて
から高圧パルス強制停止手段を作動させるようにしたの
で、高圧パルス発生手段から出力される高圧パルスの出
力を遅延させることにより、高圧パルスの波高値を下げ
るようにしている。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1はHIDランプの点灯装置の回路図、
図2は照明器具の構成図、図3はランプ電流発生からパ
ルス停止までの時間に対するランプ始動頻度との関係を
示す図、図4はランプ電流発生からパルス停止までの時
間と光束維持率との関係を示す図である。
て説明する。図1はHIDランプの点灯装置の回路図、
図2は照明器具の構成図、図3はランプ電流発生からパ
ルス停止までの時間に対するランプ始動頻度との関係を
示す図、図4はランプ電流発生からパルス停止までの時
間と光束維持率との関係を示す図である。
【0015】図1において、交流電源ラインL1 ,L2
間には、電源スイッチ(図示せず)、限流要素として機
能するチョ−クコイル11、パルストランス12を介し
てランプ(高圧放電灯)13が接続されている。ここ
に、パルストランス12は高圧パルス発生回路14の一
部をなして、選択的に、ランプ13に高圧パルスを印加
するものである。高圧パルス発生回路14は、抵抗R1
及びコンデンサC1 の並列回路とコイルL1 と双方向性
サイリスタ15とをパルストランス12に対して直列接
続し、前記双方向性サイリスタ15のゲ−トにゲ−トト
リガ素子16と抵抗R2 とを接続した構成とされてい
る。ゲ−トトリガ素子16と抵抗R2 とに並列に抵抗R
3 及びコンデンサC2 が接続されている。
間には、電源スイッチ(図示せず)、限流要素として機
能するチョ−クコイル11、パルストランス12を介し
てランプ(高圧放電灯)13が接続されている。ここ
に、パルストランス12は高圧パルス発生回路14の一
部をなして、選択的に、ランプ13に高圧パルスを印加
するものである。高圧パルス発生回路14は、抵抗R1
及びコンデンサC1 の並列回路とコイルL1 と双方向性
サイリスタ15とをパルストランス12に対して直列接
続し、前記双方向性サイリスタ15のゲ−トにゲ−トト
リガ素子16と抵抗R2 とを接続した構成とされてい
る。ゲ−トトリガ素子16と抵抗R2 とに並列に抵抗R
3 及びコンデンサC2 が接続されている。
【0016】一方、前記ランプ13にはその点灯を検出
する点灯検出回路17が付加されている。この点灯検出
回路17はランプ点灯時にはランプ電流が流れる点に着
目したもので、例えば、交流電源ラインL2 に対して設
けた検出巻線18と、その検出出力を全波整流する全波
整流回路19と、全波整流回路19の出力を平滑するコ
ンデンサC3 と、抵抗R4 ,R5 と、点灯検出時に発光
する発光ダイオ−ドPD1 とにより構成されている。こ
こで、コンデンサC3 と抵抗R4 ,R5 により検出巻線
18でランプ電流が検出されてから発光ダイオ−ドPD
1 が発光するまでの遅延時間が調整させる。この実施例
では10μs〜20msに設定される。
する点灯検出回路17が付加されている。この点灯検出
回路17はランプ点灯時にはランプ電流が流れる点に着
目したもので、例えば、交流電源ラインL2 に対して設
けた検出巻線18と、その検出出力を全波整流する全波
整流回路19と、全波整流回路19の出力を平滑するコ
ンデンサC3 と、抵抗R4 ,R5 と、点灯検出時に発光
する発光ダイオ−ドPD1 とにより構成されている。こ
こで、コンデンサC3 と抵抗R4 ,R5 により検出巻線
18でランプ電流が検出されてから発光ダイオ−ドPD
1 が発光するまでの遅延時間が調整させる。この実施例
では10μs〜20msに設定される。
【0017】この発光ダイオ−ドPD1 と、前記ゲ−ト
トリガ素子16と抵抗R2 とに(従って、抵抗R8 とコ
ンデンサC2 とに)並列接続されたフォトサイリスタP
SCR1 とはフォトカプラ20をなし、前記高圧パルス
発生回路14の動作を規制するパルス停止手段21の基
本が構成されている。
トリガ素子16と抵抗R2 とに(従って、抵抗R8 とコ
ンデンサC2 とに)並列接続されたフォトサイリスタP
SCR1 とはフォトカプラ20をなし、前記高圧パルス
発生回路14の動作を規制するパルス停止手段21の基
本が構成されている。
【0018】このパルス停止手段21中には、タイマ回
路22も付加されている。このタイマ回路22は、交流
電源ラインL1 ,L2 に接続されたコンデンサC4 ,C
5 による分圧電圧が供給される全波整流回路23と、全
波整流回路23の出力を平滑するコンデンサC6 と、タ
イマ時間を規制するためのコンデンサC7 と、その放電
抵抗R6 と、前記コンデンサC7 の充電電圧により導通
するゲ−トトリガ素子24と、このゲ−トトリガ素子2
4によりゲ−トトリガされて前記全波整流回路23の出
力端子間を短絡するサイリスタ25とにより構成されて
いる。
路22も付加されている。このタイマ回路22は、交流
電源ラインL1 ,L2 に接続されたコンデンサC4 ,C
5 による分圧電圧が供給される全波整流回路23と、全
波整流回路23の出力を平滑するコンデンサC6 と、タ
イマ時間を規制するためのコンデンサC7 と、その放電
抵抗R6 と、前記コンデンサC7 の充電電圧により導通
するゲ−トトリガ素子24と、このゲ−トトリガ素子2
4によりゲ−トトリガされて前記全波整流回路23の出
力端子間を短絡するサイリスタ25とにより構成されて
いる。
【0019】このような基本構成において、まず、電源
スイッチが投入されると、コンデンサC4 ,C5 により
分圧され全波整流回路23で整流された電圧に基づき、
コンデンサC2 が充電され、その充電電圧が所定値に達
してゲ−トトリガ素子16がオンすると、双方向性サイ
リスタ25が瞬時に導通し、急激な電流を流すため、パ
ルストランス12からランプ13に高圧パルスが印加さ
れ、ランプ始動が行われる。この高圧パルス印加により
ランプ23が点灯するに至らなかった場合に、次の交流
電源サイクルで同様の動作が繰り返される。
スイッチが投入されると、コンデンサC4 ,C5 により
分圧され全波整流回路23で整流された電圧に基づき、
コンデンサC2 が充電され、その充電電圧が所定値に達
してゲ−トトリガ素子16がオンすると、双方向性サイ
リスタ25が瞬時に導通し、急激な電流を流すため、パ
ルストランス12からランプ13に高圧パルスが印加さ
れ、ランプ始動が行われる。この高圧パルス印加により
ランプ23が点灯するに至らなかった場合に、次の交流
電源サイクルで同様の動作が繰り返される。
【0020】そして、ランプ13が点灯し、ランプ電流
が流れたことが検出巻線18を通して点灯検出回路17
で検出されると、そのランプ電流が検出された後、10
μs〜20ms後に発光ダイオ−ドPD1 が発光する。
この発光(点灯検出信号に相当)を受けて、フォトサイ
リスタPSCR1 が導通するため、抵抗R3 、コンデン
サC2 が短絡された状態となり、ゲ−トトリガ素子16
がオフするため、双方向性サイリスタ15が遮断状態に
維持され、点灯以後は高圧パルスの発生が禁止されるこ
とになる。つまり、ランプ電流が検出されてから、10
μs〜20ms後に高圧パルスの発生が禁止される。
が流れたことが検出巻線18を通して点灯検出回路17
で検出されると、そのランプ電流が検出された後、10
μs〜20ms後に発光ダイオ−ドPD1 が発光する。
この発光(点灯検出信号に相当)を受けて、フォトサイ
リスタPSCR1 が導通するため、抵抗R3 、コンデン
サC2 が短絡された状態となり、ゲ−トトリガ素子16
がオフするため、双方向性サイリスタ15が遮断状態に
維持され、点灯以後は高圧パルスの発生が禁止されるこ
とになる。つまり、ランプ電流が検出されてから、10
μs〜20ms後に高圧パルスの発生が禁止される。
【0021】ここで、ランプ電流が発生してからパルス
を停止するまでの時間tとランプ始動頻度(度数)を図
3に示しておく。ここで、使用したランプは連続点灯時
間が0時間、100時間、800時間、2000時間そ
れぞれ3本の計12本であり、度数の最大は12であ
る。このような条件下で、ランプ電流が発生してから停
止するまでの時間が10μs以上で度数は最大12を得
ることができた。
を停止するまでの時間tとランプ始動頻度(度数)を図
3に示しておく。ここで、使用したランプは連続点灯時
間が0時間、100時間、800時間、2000時間そ
れぞれ3本の計12本であり、度数の最大は12であ
る。このような条件下で、ランプ電流が発生してから停
止するまでの時間が10μs以上で度数は最大12を得
ることができた。
【0022】なお、ランプ電流が発生してからパルスを
停止するまでの時間tに対する光束維持率は図4に示す
ようになり、20μsを越えてから光束維持率が低下す
ることが分かる。従って、ランプ電流を検出してから1
0μs〜20msの間にパルスを停止させると効果的で
ある。つまり、上記実施例で交流電源として50Hzの
商用電源を使用すると、高圧パルス発生回路14からは
毎秒100個の高圧パルスが出力される。従って、20
msでは2個の高圧パルスが出力される。つまり、高圧
パルス発生回路14から出力する高圧パルスを停止させ
る時期は、ランプ電流が発生してから10μs以上で最
大2個の高圧パルスが入力されるまでが良い。
停止するまでの時間tに対する光束維持率は図4に示す
ようになり、20μsを越えてから光束維持率が低下す
ることが分かる。従って、ランプ電流を検出してから1
0μs〜20msの間にパルスを停止させると効果的で
ある。つまり、上記実施例で交流電源として50Hzの
商用電源を使用すると、高圧パルス発生回路14からは
毎秒100個の高圧パルスが出力される。従って、20
msでは2個の高圧パルスが出力される。つまり、高圧
パルス発生回路14から出力する高圧パルスを停止させ
る時期は、ランプ電流が発生してから10μs以上で最
大2個の高圧パルスが入力されるまでが良い。
【0023】このように、ランプ電流が検出されてから
従来のように直ぐに高圧パルスの出力を停止しないよう
にしたので、高圧パルス発生回路14から出力する高圧
パルスの電圧を大きくしないでもランプ始動が可能とな
る。従って、ランプ始動後のスパッタも防止でき、バラ
ストの絶縁破壊も防止することができる。
従来のように直ぐに高圧パルスの出力を停止しないよう
にしたので、高圧パルス発生回路14から出力する高圧
パルスの電圧を大きくしないでもランプ始動が可能とな
る。従って、ランプ始動後のスパッタも防止でき、バラ
ストの絶縁破壊も防止することができる。
【0024】一方、上記のような高圧パルスの繰返し印
加によってもランプ13が点灯するに至らない状況下で
も、全波整流回路23の出力をコンデンサC7 に充電し
て、電源投入後からの時間を計時しているタイマ回路2
2がタイムアップした時(コンデンサC7 の充電電圧が
所定電圧に達した時)、ゲ−トトリガ素子24がオンし
てサイリスタ25を導通させるため、全波整流回路23
の出力端子間に短絡される。この全波整流回路23の出
力が、ゲ−トトリガ素子16を駆動させるためのもので
あり、この出力が短絡されるため、タイムアップ以降は
ランプ13の寿命末期等における始動時に、無制限に高
圧パルスを印加する始動動作を繰り返すことがなく、安
全性が確保される。
加によってもランプ13が点灯するに至らない状況下で
も、全波整流回路23の出力をコンデンサC7 に充電し
て、電源投入後からの時間を計時しているタイマ回路2
2がタイムアップした時(コンデンサC7 の充電電圧が
所定電圧に達した時)、ゲ−トトリガ素子24がオンし
てサイリスタ25を導通させるため、全波整流回路23
の出力端子間に短絡される。この全波整流回路23の出
力が、ゲ−トトリガ素子16を駆動させるためのもので
あり、この出力が短絡されるため、タイムアップ以降は
ランプ13の寿命末期等における始動時に、無制限に高
圧パルスを印加する始動動作を繰り返すことがなく、安
全性が確保される。
【0025】このようなタイマ回路22は電源スイッチ
をオフさせると、コンデンサC7 に充電させた電荷が放
電させるため、リセットされる。次に、図2を参照して
照明器具の構成について説明する。図2において、31
は凹状の反射鏡である。この反射鏡31の底部近傍にH
IDランプ13が配設されている。そして、このHID
ランプ13の両端の電極13a,13bは反射鏡31を
貫通し、反射鏡31の外に取り出されている。そして、
この電極13a,13bは電極カバ−32a,電極カバ
−32bで覆われている。電極13a,13bからのラ
イン33a,33bは端子ボックス34に接続されてい
る。この端子ボックス34にはライン34a,34bを
介してバラスト35に接続される。
をオフさせると、コンデンサC7 に充電させた電荷が放
電させるため、リセットされる。次に、図2を参照して
照明器具の構成について説明する。図2において、31
は凹状の反射鏡である。この反射鏡31の底部近傍にH
IDランプ13が配設されている。そして、このHID
ランプ13の両端の電極13a,13bは反射鏡31を
貫通し、反射鏡31の外に取り出されている。そして、
この電極13a,13bは電極カバ−32a,電極カバ
−32bで覆われている。電極13a,13bからのラ
イン33a,33bは端子ボックス34に接続されてい
る。この端子ボックス34にはライン34a,34bを
介してバラスト35に接続される。
【0026】このバラスト35には電源36が接続され
ている。なお、37は反射鏡31の開孔部に設けられた
透光板である。なお、上記実施例では点灯回路17にお
いて、ランプ電流が検出されたことを10μs〜20m
s遅延させるようにしたが、パルス停止手段21側で遅
延させるようにしても良い。
ている。なお、37は反射鏡31の開孔部に設けられた
透光板である。なお、上記実施例では点灯回路17にお
いて、ランプ電流が検出されたことを10μs〜20m
s遅延させるようにしたが、パルス停止手段21側で遅
延させるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ラ
ンプ電流が検出されてから従来のように直ぐに高圧パル
スの出力を停止しないようにしたので、高圧パルス発生
回路から出力する高圧パルスの電圧を大きくしないでも
ランプ始動が可能となる。従って、ランプ始動後のスパ
ッタも防止でき、バラストの絶縁破壊も防止することが
でき良好なランプ始動を実現することができる放電灯点
灯装置及びその点灯方法を提供することができる。
ンプ電流が検出されてから従来のように直ぐに高圧パル
スの出力を停止しないようにしたので、高圧パルス発生
回路から出力する高圧パルスの電圧を大きくしないでも
ランプ始動が可能となる。従って、ランプ始動後のスパ
ッタも防止でき、バラストの絶縁破壊も防止することが
でき良好なランプ始動を実現することができる放電灯点
灯装置及びその点灯方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わるHIDランプの点灯
装置の回路図。
装置の回路図。
【図2】同実施例に係わる照明器具の構成図。
【図3】同実施例に係わるランプ電流発生からパルス停
止までの時間に対するランプ始動頻度との関係を示す
図。
止までの時間に対するランプ始動頻度との関係を示す
図。
【図4】同実施例に係わるランプ電流発生からパルス停
止までの時間と光束維持率との関係を示す図。
止までの時間と光束維持率との関係を示す図。
【図5】従来の放電灯点灯装置の構成を示す図。
11…チョ−クコイル、12…パルストランス、13…
ランプ、14…高圧パルス発生回路、15…双方向性サ
イリスタ、16…ゲ−トトリガ素子、17…点灯検出回
路、18…検出巻線、19,23…全波整流回路、20
…フォトカプラ、21…パルス停止手段、22…タイマ
回路、23…全波整流回路、24…ゲ−トトリガ素子、
25…サイリスタ。
ランプ、14…高圧パルス発生回路、15…双方向性サ
イリスタ、16…ゲ−トトリガ素子、17…点灯検出回
路、18…検出巻線、19,23…全波整流回路、20
…フォトカプラ、21…パルス停止手段、22…タイマ
回路、23…全波整流回路、24…ゲ−トトリガ素子、
25…サイリスタ。
Claims (5)
- 【請求項1】 高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し
印加する高圧パルス発生手段と、 上記高圧放電灯の点灯を検出する点灯検出手段と、 上記高圧パルス発生手段の作動を停止させる高圧パルス
強制停止手段と、 上記点灯検出手段により点灯検出してから10μs以上
遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動させ
る遅延手段とを具備したことを特徴とする放電灯点灯装
置。 - 【請求項2】 一端が開口された反射板内に収納された
高圧放電灯と、 この反射板の開孔部を覆う透光部材と、 高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し印加する高圧パ
ルス発生手段と、 上記高圧放電灯の点灯を検出する点灯検出手段と、 上記高圧パルス発生手段の作動を停止させる高圧パルス
強制停止手段と、 上記点灯検出手段により点灯検出してから10μs以上
遅延させてから上記高圧パルス強制停止手段を作動させ
る遅延手段とを具備したことを特徴とする照明器具。 - 【請求項3】 高圧放電灯に対して高圧パルスを繰返し
印加する高圧パルス発生手段と、上記高圧放電灯の点灯
を検出する点灯検出手段と、上記高圧パルス発生手段の
作動を停止させるパルス停止手段とを備えた放電灯点灯
装置において、 上記点灯検出手段により上記高圧放電灯の点灯を検出し
てしから10μs以上遅延させてから上記パルス停止手
段を作動させることを特徴とする放電灯の点灯方法。 - 【請求項4】 上記高圧放電灯が点灯後に上記高圧パル
ス発生手段によりパルス電流が2回以下入力されること
を特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯点灯
装置。 - 【請求項5】 上記点灯検出手段は上記高圧放電灯のラ
ンプ電流を検出する変流器であり、この変流器の作動速
度を10μs以上遅延させることにより、上記変流器に
より点灯を検出してから10μs以上遅延させてから上
記上記高圧パルス強制停止手段を作動させることを特徴
とする請求項1乃至3いずれか記載の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21592393A JPH0765968A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 放電灯点灯装置及びその点灯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21592393A JPH0765968A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 放電灯点灯装置及びその点灯方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765968A true JPH0765968A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16680504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21592393A Pending JPH0765968A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 放電灯点灯装置及びその点灯方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504305B1 (en) | 1999-10-21 | 2003-01-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent lamp |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21592393A patent/JPH0765968A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504305B1 (en) | 1999-10-21 | 2003-01-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent lamp |
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