JPH0765510A - 情報記録媒体および情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録媒体および情報記録再生装置Info
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- JPH0765510A JPH0765510A JP5209712A JP20971293A JPH0765510A JP H0765510 A JPH0765510 A JP H0765510A JP 5209712 A JP5209712 A JP 5209712A JP 20971293 A JP20971293 A JP 20971293A JP H0765510 A JPH0765510 A JP H0765510A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】たとえば塵埃の付着や打撃による損傷等避けら
れないディスクの欠陥があっても、同期信号を正しく検
出する。 【構成】デ−タを格納するためのデ−タ部と、該デ−タ
部に格納されたデ−タの読み出し開始位置を示す同期信
号を格納した同期信号部とを備えた情報記録媒体におい
て、前記同期信号部は、所定の距離だけ間隔を隔てた第
１の同期信号１３と第２の同期信号１５とを備えた構成
とした。
れないディスクの欠陥があっても、同期信号を正しく検
出する。 【構成】デ−タを格納するためのデ−タ部と、該デ−タ
部に格納されたデ−タの読み出し開始位置を示す同期信
号を格納した同期信号部とを備えた情報記録媒体におい
て、前記同期信号部は、所定の距離だけ間隔を隔てた第
１の同期信号１３と第２の同期信号１５とを備えた構成
とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体および情
報記録再生装置に関し、特に光ディスクのような光記録
媒体および光ディスク再生装置に関する。
報記録再生装置に関し、特に光ディスクのような光記録
媒体および光ディスク再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ディスクのような情報記録媒体
では、ディスクに複数のトラックが刻まれ、さらに各ト
ラックは複数のセクタに分割されている。各セクタは、
図５に示すように、セクタフォ−マットの先頭であるこ
とを示すＳＭ（セクタマ−ク）信号を出力するＳＭ部５
１と、トラックナンバ及びセクタナンバを含むＩＤ部５
２と、デ−タの先頭位置を示す同期信号を出力するデ−
タ部５４とから構成されている。
では、ディスクに複数のトラックが刻まれ、さらに各ト
ラックは複数のセクタに分割されている。各セクタは、
図５に示すように、セクタフォ−マットの先頭であるこ
とを示すＳＭ（セクタマ−ク）信号を出力するＳＭ部５
１と、トラックナンバ及びセクタナンバを含むＩＤ部５
２と、デ−タの先頭位置を示す同期信号を出力するデ−
タ部５４とから構成されている。
【０００３】また、従来の光ディスクのような情報記録
媒体の情報記録再生装置では、図４に示すように、ディ
スク４１からの信号がヘッド４２及び記録再生回路４３
を介してＳＭ検出回路４４に入力される。ＳＭ検出回路
４４でＳＭが検出されると、検出許可信号出力回路４５
がその検出信号を受けて、同期信号検出回路４６で同期
信号が検出されると予測されるタイミングで、同期信号
検出回路４６に対して検出許可信号を出力する。同期信
号検出回路４６の検出信号を受けて、デ−タリ−ド回路
４７がその検出信号に基づきヘッド４２及び記録再生回
路４３を介して入力されるデ−タを再生していた。
媒体の情報記録再生装置では、図４に示すように、ディ
スク４１からの信号がヘッド４２及び記録再生回路４３
を介してＳＭ検出回路４４に入力される。ＳＭ検出回路
４４でＳＭが検出されると、検出許可信号出力回路４５
がその検出信号を受けて、同期信号検出回路４６で同期
信号が検出されると予測されるタイミングで、同期信号
検出回路４６に対して検出許可信号を出力する。同期信
号検出回路４６の検出信号を受けて、デ−タリ−ド回路
４７がその検出信号に基づきヘッド４２及び記録再生回
路４３を介して入力されるデ−タを再生していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の情報記録
媒体及び情報記録再生装置では、同期信号の部分にディ
スクの欠陥、たとえば塵埃の付着や打撃による損傷があ
り、同期信号が正しく検出されないときには、デ−タの
先頭位置を認識することができず、その結果デ−タを再
生することができないという不都合があった。
媒体及び情報記録再生装置では、同期信号の部分にディ
スクの欠陥、たとえば塵埃の付着や打撃による損傷があ
り、同期信号が正しく検出されないときには、デ−タの
先頭位置を認識することができず、その結果デ−タを再
生することができないという不都合があった。
【０００５】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、たとえば塵埃の付着や打撃による損傷等避け
られないディスクの欠陥があっても、同期信号が確実に
かつ正しく検出できる信頼性の高い情報記録媒体及び情
報記録装置を提供することを目的とする。
のであり、たとえば塵埃の付着や打撃による損傷等避け
られないディスクの欠陥があっても、同期信号が確実に
かつ正しく検出できる信頼性の高い情報記録媒体及び情
報記録装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、デ−タを格納するための
デ−タ部と、該デ−タ部に格納されたデ−タの読み出し
開始位置を示す同期信号を格納した同期信号部とを備え
た情報記録媒体において、前記同期信号部は、所定の距
離だけ間隔を隔てた第１の同期信号と第２の同期信号と
を備えた構成とした。
に、請求項１に記載の発明は、デ−タを格納するための
デ−タ部と、該デ−タ部に格納されたデ−タの読み出し
開始位置を示す同期信号を格納した同期信号部とを備え
た情報記録媒体において、前記同期信号部は、所定の距
離だけ間隔を隔てた第１の同期信号と第２の同期信号と
を備えた構成とした。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の情報記録媒体からの読み取り信号から第１及び
第２の同期信号を検出して第１及び第２の検出信号を出
力するための同期信号検出手段と、該同期信号検出手段
に同期信号の検出許可信号を出力する検出許可信号出力
手段と、前記検出信号と前記検出許可信号とに基づいて
前記情報記録媒体からの読み取り信号の再生を行う再生
手段とを有する情報記録再生装置において、前記第１の
検出信号を受けて、前記検出許可信号出力手段が前記同
期信号検出手段に前記検出許可信号を出力することを禁
止し、前記第１の検出信号をデ−タの読み出し開始位置
まで遅延させて出力するための遅延手段を備えた構成と
した。
に記載の情報記録媒体からの読み取り信号から第１及び
第２の同期信号を検出して第１及び第２の検出信号を出
力するための同期信号検出手段と、該同期信号検出手段
に同期信号の検出許可信号を出力する検出許可信号出力
手段と、前記検出信号と前記検出許可信号とに基づいて
前記情報記録媒体からの読み取り信号の再生を行う再生
手段とを有する情報記録再生装置において、前記第１の
検出信号を受けて、前記検出許可信号出力手段が前記同
期信号検出手段に前記検出許可信号を出力することを禁
止し、前記第１の検出信号をデ−タの読み出し開始位置
まで遅延させて出力するための遅延手段を備えた構成と
した。
【０００８】さらに、請求項３に記載の発明は、請求項
１に記載の情報記録媒体からの読み取り信号から第１及
び第２の同期信号を検出して第１及び第２の検出信号を
出力するための同期信号検出手段と、該同期信号検出手
段に同期信号の検出許可信号を出力する検出許可信号出
力手段と、前記検出信号と前記検出許可信号とに基づい
て前記情報記録媒体からの読み取り信号の再生を行う再
生手段とを有する情報記録再生装置において、前記第１
の検出信号を少なくとも前記第２の同期信号の検出タイ
ミング以降に遅延させて出力するための遅延手段と、前
記第２の検出信号が入力されたとき前記第２の検出信号
を前記再生手段に出力し、前記第２の検出信号が入力さ
れないとき前記第１の検出信号を前記再生手段に出力す
る同期信号優先手段とを備えた構成とした。
１に記載の情報記録媒体からの読み取り信号から第１及
び第２の同期信号を検出して第１及び第２の検出信号を
出力するための同期信号検出手段と、該同期信号検出手
段に同期信号の検出許可信号を出力する検出許可信号出
力手段と、前記検出信号と前記検出許可信号とに基づい
て前記情報記録媒体からの読み取り信号の再生を行う再
生手段とを有する情報記録再生装置において、前記第１
の検出信号を少なくとも前記第２の同期信号の検出タイ
ミング以降に遅延させて出力するための遅延手段と、前
記第２の検出信号が入力されたとき前記第２の検出信号
を前記再生手段に出力し、前記第２の検出信号が入力さ
れないとき前記第１の検出信号を前記再生手段に出力す
る同期信号優先手段とを備えた構成とした。
【０００９】
【作用】本願の発明者らは、光ディスクのような情報記
録媒体では、デ−タ部の前に１つの同期信号が格納され
ていること、ディスクの欠陥が同期信号部分に亘る場合
には同期信号を検出することができず、その結果として
デ−タの再生ができなくなること、及び、１つの欠陥領
域が有限の長さを有すること等の事実を観察した。
録媒体では、デ−タ部の前に１つの同期信号が格納され
ていること、ディスクの欠陥が同期信号部分に亘る場合
には同期信号を検出することができず、その結果として
デ−タの再生ができなくなること、及び、１つの欠陥領
域が有限の長さを有すること等の事実を観察した。
【００１０】そして、所定の距離だけ間隔を隔てた第１
の同期信号と第２の同期信号とを備えれば、１つの欠陥
があってもいずれかの同期信号の検出が可能であること
に着目し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明の
情報記録媒体では、所定の距離だけ間隔を隔てた第１の
同期信号と第２の同期信号とを同期信号部が備えている
ので、同期信号部に１つの欠陥があって一方の同期信号
の検出ができない場合でも他方の同期信号を検出するこ
とができる。「所定の距離」は、情報記録媒体に付着す
る可能性のある塵埃の大きさ、あるいは、受ける可能性
のある損傷の通常の大きさよりも実質的に大きい距離で
あることが好ましい。
の同期信号と第２の同期信号とを備えれば、１つの欠陥
があってもいずれかの同期信号の検出が可能であること
に着目し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明の
情報記録媒体では、所定の距離だけ間隔を隔てた第１の
同期信号と第２の同期信号とを同期信号部が備えている
ので、同期信号部に１つの欠陥があって一方の同期信号
の検出ができない場合でも他方の同期信号を検出するこ
とができる。「所定の距離」は、情報記録媒体に付着す
る可能性のある塵埃の大きさ、あるいは、受ける可能性
のある損傷の通常の大きさよりも実質的に大きい距離で
あることが好ましい。
【００１１】また、本発明の情報記録再生装置では、前
記情報記録媒体から一方の同期信号だけが検出可能な場
合には検出した同期信号に基づき、あるいは、両方の同
期信号が検出可能な場合には優先した同期信号に基づい
て、デ−タを再生することができる。
記情報記録媒体から一方の同期信号だけが検出可能な場
合には検出した同期信号に基づき、あるいは、両方の同
期信号が検出可能な場合には優先した同期信号に基づい
て、デ−タを再生することができる。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明
する。図１は、本発明の実施例による情報記録媒体の構
成を模式的に示す図である。本実施例の光ディスクのよ
うな情報記録媒体では、ディスクに複数の同心円状又は
らせん状のトラックが刻まれ、さらに各トラックは複数
のセクタに分割されている。各セクタは、図１に示すよ
うにセクタフォ−マットの先頭であることを示すＳＭ
（セクタマ−ク）信号を出力するＳＭ部１１と、トラッ
クナンバ及びセクタナンバを含むＩＤ部１２と、デ−タ
の先頭位置を示す第１の同期信号１３と、デ−タの先頭
位置を示す第２の同期信号１５と、第１の同期信号１３
と第２の同期信号１５との間に介在する空白領域１４
と、ユ−ザがデ−タを書き込むために利用するデ−タ部
１６とから構成されている。
する。図１は、本発明の実施例による情報記録媒体の構
成を模式的に示す図である。本実施例の光ディスクのよ
うな情報記録媒体では、ディスクに複数の同心円状又は
らせん状のトラックが刻まれ、さらに各トラックは複数
のセクタに分割されている。各セクタは、図１に示すよ
うにセクタフォ−マットの先頭であることを示すＳＭ
（セクタマ−ク）信号を出力するＳＭ部１１と、トラッ
クナンバ及びセクタナンバを含むＩＤ部１２と、デ−タ
の先頭位置を示す第１の同期信号１３と、デ−タの先頭
位置を示す第２の同期信号１５と、第１の同期信号１３
と第２の同期信号１５との間に介在する空白領域１４
と、ユ−ザがデ−タを書き込むために利用するデ−タ部
１６とから構成されている。
【００１３】図１において、第１の同期信号１３と第２
の同期信号１５との距離は、塵埃の付着、打撃による損
傷等避けることができない通常の欠陥の大きさよりも実
質的に大きく設定し、１つの欠陥が２つの同期信号領域
に亘ることのないように配慮する。この結果、避けられ
ないでディスクの欠陥に対して高い信頼性を確保するこ
とができる。
の同期信号１５との距離は、塵埃の付着、打撃による損
傷等避けることができない通常の欠陥の大きさよりも実
質的に大きく設定し、１つの欠陥が２つの同期信号領域
に亘ることのないように配慮する。この結果、避けられ
ないでディスクの欠陥に対して高い信頼性を確保するこ
とができる。
【００１４】図２は、上記情報記録媒体を用いることを
前提とした、本発明の第１の実施例による情報記録再生
装置の構成を模式的に示す図である。図示の装置では、
情報記録媒体、たとえば光ディスクのようなディスク２
１からの再生信号がヘッド２２及び記録再生回路２３を
介してＳＭ検出回路２４に入力される。ＳＭ検出回路２
４は、再生信号中よりＳＭを検出すると、検出信号を検
出許可信号出力回路２５に出力する。検出許可信号出力
回路２５は、その検出信号を受けて、同期信号検出回路
２６で第１の同期信号が検出されると予測されるタイミ
ングで、同期信号検出回路２６に対してある一定期間検
出許可信号を出力する。同期信号検出回路２６では、検
出許可信号が出力されている期間のみ、再生信号中より
同期信号を検出する動作をする。
前提とした、本発明の第１の実施例による情報記録再生
装置の構成を模式的に示す図である。図示の装置では、
情報記録媒体、たとえば光ディスクのようなディスク２
１からの再生信号がヘッド２２及び記録再生回路２３を
介してＳＭ検出回路２４に入力される。ＳＭ検出回路２
４は、再生信号中よりＳＭを検出すると、検出信号を検
出許可信号出力回路２５に出力する。検出許可信号出力
回路２５は、その検出信号を受けて、同期信号検出回路
２６で第１の同期信号が検出されると予測されるタイミ
ングで、同期信号検出回路２６に対してある一定期間検
出許可信号を出力する。同期信号検出回路２６では、検
出許可信号が出力されている期間のみ、再生信号中より
同期信号を検出する動作をする。
【００１５】同期信号検出回路２６で第１の同期信号を
検出した場合、検出許可信号出力回路２５がその検出信
号を受けて、同期信号検出回路２６に対して第２の同期
信号の検出を禁止させるために検出禁止信号を出力す
る。同期信号検出回路２６から出力された第１の検出信
号は、遅延回路２７に入力される。遅延回路２７に入力
された第１の検出信号はデ−タの読み出し開始位置まで
遅延されて、デ−タリ−ド回路２８に入力される。デ−
タリ−ド回路２８に入力された第１の検出信号に基づ
き、ヘッド４２及び記録再生回路４３を介して、デ−タ
リ−ド回路２８に入力されたデ−タを再生する。
検出した場合、検出許可信号出力回路２５がその検出信
号を受けて、同期信号検出回路２６に対して第２の同期
信号の検出を禁止させるために検出禁止信号を出力す
る。同期信号検出回路２６から出力された第１の検出信
号は、遅延回路２７に入力される。遅延回路２７に入力
された第１の検出信号はデ−タの読み出し開始位置まで
遅延されて、デ−タリ−ド回路２８に入力される。デ−
タリ−ド回路２８に入力された第１の検出信号に基づ
き、ヘッド４２及び記録再生回路４３を介して、デ−タ
リ−ド回路２８に入力されたデ−タを再生する。
【００１６】また、ディスク２１の欠陥に起因して同期
信号検出回路２６で第１の同期信号が検出されなかった
場合は、それを検出許可信号出力回路２５が判知して、
同期信号検出回路２６に対して第２の同期信号の検出許
可信号を出力する。それと同時に、同期信号検出回路２
６が出力する信号が第２の検出信号であることを示す信
号を遅延回路２７に出力する。同期信号検出回路２６か
らの第２の検出信号は、遅延回路２７で遅延されること
なくデ−タリ−ド回路２８に入力される。デ−タリ−ド
回路２８に入力した第２の検出信号に基づき、ヘッド２
２及び記録再生回路２３を介してデ−タリ−ド回路２８
に入力したデ−タを再生する。
信号検出回路２６で第１の同期信号が検出されなかった
場合は、それを検出許可信号出力回路２５が判知して、
同期信号検出回路２６に対して第２の同期信号の検出許
可信号を出力する。それと同時に、同期信号検出回路２
６が出力する信号が第２の検出信号であることを示す信
号を遅延回路２７に出力する。同期信号検出回路２６か
らの第２の検出信号は、遅延回路２７で遅延されること
なくデ−タリ−ド回路２８に入力される。デ−タリ−ド
回路２８に入力した第２の検出信号に基づき、ヘッド２
２及び記録再生回路２３を介してデ−タリ−ド回路２８
に入力したデ−タを再生する。
【００１７】このように、第１の同期信号が検出可能な
場合には、第１の同期信号を優先して第２の同期信号の
再生を省略し、第１の同期信号が検出不可能な場合にの
み第２の同期信号の検出を行う。図３は、上記情報記録
媒体を用いることを前提とした、本発明の第２の実施例
による情報記録再生装置の構成を模式的に示す図であ
る。図示の装置の構成は図２に示す装置の構成と基本的
に類似するものであり、異なる点に着目してその構成及
び動作を説明する。図示の装置が第１の実施例の装置と
構成的に相違する点は、遅延回路２７とデ−タリ−ド回
路２８との間に同期信号優先回路２９が介在する点だけ
である。
場合には、第１の同期信号を優先して第２の同期信号の
再生を省略し、第１の同期信号が検出不可能な場合にの
み第２の同期信号の検出を行う。図３は、上記情報記録
媒体を用いることを前提とした、本発明の第２の実施例
による情報記録再生装置の構成を模式的に示す図であ
る。図示の装置の構成は図２に示す装置の構成と基本的
に類似するものであり、異なる点に着目してその構成及
び動作を説明する。図示の装置が第１の実施例の装置と
構成的に相違する点は、遅延回路２７とデ−タリ−ド回
路２８との間に同期信号優先回路２９が介在する点だけ
である。
【００１８】図示の装置では、情報記録媒体、たとえば
光ディスクのようなディスク２１からの信号がヘッド２
２及び記録再生回路２３を介してＳＭ検出回路２４に入
力される。ＳＭ検出回路２４でＳＭが検出されると、検
出許可信号出力回路２５がその検出信号を受けて、同期
信号検出回路２６で第１の同期信号が検出されると予測
されるタイミングで、同期信号検出回路２６に対して検
出許可信号を出力する。以上の動作は、第１の実施例の
装置の動作と同様である。
光ディスクのようなディスク２１からの信号がヘッド２
２及び記録再生回路２３を介してＳＭ検出回路２４に入
力される。ＳＭ検出回路２４でＳＭが検出されると、検
出許可信号出力回路２５がその検出信号を受けて、同期
信号検出回路２６で第１の同期信号が検出されると予測
されるタイミングで、同期信号検出回路２６に対して検
出許可信号を出力する。以上の動作は、第１の実施例の
装置の動作と同様である。
【００１９】同期信号検出回路２６で検出された第１の
同期信号は、次いで遅延回路２７の第１の入力端に入力
される。遅延回路２７に入力された第１の検出信号はデ
−タの読み出し開始位置まで遅延された後、同期信号優
先回路２９に入力される。さらに、ＳＭの検出または第
１の同期信号の検出から同期信号検出回路２６で第２の
同期信号が検出されると予測されるタイミングで、検出
許可信号出力回路２５が同期信号検出回路２６に対して
第２の同期信号の検出許可信号を出力する。同期信号検
出回路２６からの第２の検出信号は、次いで遅延回路２
７の第２の入力端に入力される。遅延回路２７に入力さ
れた第２の検出信号は、遅延されることなく同期信号優
先回路２９に入力される。
同期信号は、次いで遅延回路２７の第１の入力端に入力
される。遅延回路２７に入力された第１の検出信号はデ
−タの読み出し開始位置まで遅延された後、同期信号優
先回路２９に入力される。さらに、ＳＭの検出または第
１の同期信号の検出から同期信号検出回路２６で第２の
同期信号が検出されると予測されるタイミングで、検出
許可信号出力回路２５が同期信号検出回路２６に対して
第２の同期信号の検出許可信号を出力する。同期信号検
出回路２６からの第２の検出信号は、次いで遅延回路２
７の第２の入力端に入力される。遅延回路２７に入力さ
れた第２の検出信号は、遅延されることなく同期信号優
先回路２９に入力される。
【００２０】なお、第１の検出信号は、少なくとも第２
の同期信号の検出タイミング以降に遅延されて同期信号
優先回路２９に入力するように構成されている。したが
って、第１の同期信号及び第２の同期信号の双方が検出
された場合、及び第１の同期信号が検出されず第２の同
期信号だけが検出された場合には、同期信号優先回路２
９の第２の入力端に入力された第２の検出信号だけをデ
−タリ−ド回路２８に出力する。
の同期信号の検出タイミング以降に遅延されて同期信号
優先回路２９に入力するように構成されている。したが
って、第１の同期信号及び第２の同期信号の双方が検出
された場合、及び第１の同期信号が検出されず第２の同
期信号だけが検出された場合には、同期信号優先回路２
９の第２の入力端に入力された第２の検出信号だけをデ
−タリ−ド回路２８に出力する。
【００２１】また、第１の同期信号だけが検出され第２
の検出信号が検出されない場合には、同期信号優先回路
２９の第１の入力端には遅延された第１の検出信号が入
力されるが、第２の入力端には第２の検出信号は入力さ
れない。最初に受けるべき第２の検出信号が出力されな
かったことを判知して、第１の入力端に入力した第１の
検出信号を、デ−タリ−ド回路２８に出力する。
の検出信号が検出されない場合には、同期信号優先回路
２９の第１の入力端には遅延された第１の検出信号が入
力されるが、第２の入力端には第２の検出信号は入力さ
れない。最初に受けるべき第２の検出信号が出力されな
かったことを判知して、第１の入力端に入力した第１の
検出信号を、デ−タリ−ド回路２８に出力する。
【００２２】第１の検出信号又は第２の検出信号に基づ
き、ヘッド２２及び記録再生回路２３を介してデ−タリ
−ド回路２８に入力されたデ−タを再生する。このよう
に、第２の実施例にかかる装置では、第１の実施例にか
かる装置と相違し、第２の同期信号が検出多能な場合に
は、第１の同期信号が検出可能か不可能かにかかわら
ず、第２の同期信号に基づいてデ−タの再生を行う。第
２の同期信号の検出が不可能な場合だけ、第１の同期信
号に基づいてデ−タの再生を行う。
き、ヘッド２２及び記録再生回路２３を介してデ−タリ
−ド回路２８に入力されたデ−タを再生する。このよう
に、第２の実施例にかかる装置では、第１の実施例にか
かる装置と相違し、第２の同期信号が検出多能な場合に
は、第１の同期信号が検出可能か不可能かにかかわら
ず、第２の同期信号に基づいてデ−タの再生を行う。第
２の同期信号の検出が不可能な場合だけ、第１の同期信
号に基づいてデ−タの再生を行う。
【００２３】なお、本実施例では、デ−タ再生のための
同期信号に着目して本発明の説明をしたが、ＩＤ部にも
再生すべきデ−タとそのデ−タを再生するための同期信
号が含まれており、本発明の範囲を逸脱することなくＩ
Ｄ部に適用可能であることは明らかである。また、本実
施例では、同期信号に着目して本発明を説明したが、同
期信号で再生しないセクタマ−クＳＭについても、適宜
距離を隔てた２つのＳＭを設けることにより、本発明の
作用効果と類似した作用効果を奏することは明らかであ
る。
同期信号に着目して本発明の説明をしたが、ＩＤ部にも
再生すべきデ−タとそのデ−タを再生するための同期信
号が含まれており、本発明の範囲を逸脱することなくＩ
Ｄ部に適用可能であることは明らかである。また、本実
施例では、同期信号に着目して本発明を説明したが、同
期信号で再生しないセクタマ−クＳＭについても、適宜
距離を隔てた２つのＳＭを設けることにより、本発明の
作用効果と類似した作用効果を奏することは明らかであ
る。
【００２４】さらに、本実施例では、光ディスク及びそ
のディスクの記録再生装置を例にして本発明の説明をし
たが、デ−タ部の前に格納された同期信号に基づいてデ
−タを再生する他の情報記録媒体及びその媒体の記録再
生装置にも本発明を適用可能である。
のディスクの記録再生装置を例にして本発明の説明をし
たが、デ−タ部の前に格納された同期信号に基づいてデ
−タを再生する他の情報記録媒体及びその媒体の記録再
生装置にも本発明を適用可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したにうに、本発明の情報記録
媒体によれば、同期信号部に同期信号を２つ格納したの
で、同期信号部に１つの欠陥があっても２つの同期信号
のうち一方の同期信号を検出することができ、信頼性が
向上するという効果がある。また、本発明の情報記録再
生装置によれば、一方の同期信号だけが検出可能な場合
には検出した同期信号に基づき、双方の同期信号が検出
可能な場合には優先した同期信号に基づいて、デ−タを
確実に再生することができ、信頼性が向上するという効
果がある。
媒体によれば、同期信号部に同期信号を２つ格納したの
で、同期信号部に１つの欠陥があっても２つの同期信号
のうち一方の同期信号を検出することができ、信頼性が
向上するという効果がある。また、本発明の情報記録再
生装置によれば、一方の同期信号だけが検出可能な場合
には検出した同期信号に基づき、双方の同期信号が検出
可能な場合には優先した同期信号に基づいて、デ−タを
確実に再生することができ、信頼性が向上するという効
果がある。
【図１】本発明の実施例による情報記録媒体の構成を模
式的に示す図。
式的に示す図。
【図２】本発明の第１の実施例による情報記録再生装置
の構成を模式的に示す図。
の構成を模式的に示す図。
【図３】本発明の第２の実施例による情報記録再生装置
の構成を模式的に示す図。
の構成を模式的に示す図。
【図４】従来の情報記録再生装置の構成を模式的に示す
図。
図。
【図５】従来の情報記録媒体の構成を模式的に示す図。
１１，５１ ＳＭ部 １２，５２ ＩＤ部 １３，１５，５３ 同期信号 １６，５４ デ−タ部 ２１，４１ ディスク ２２，４２ ヘッド ２３，４３ 記録再生回路 ２４，４４ ＳＭ検出回路 ２５，４５ 検出許可信号出力回路 ２６，４６ 同期信号検出回路 ２７ 遅延回路 ２８，４７ デ−タリ−ド回路 ２９ 同期信号優先回路
Claims (3)
- 【請求項１】デ−タを格納するためのデ−タ部と、該デ
−タ部に格納されたデ−タの読み出し開始位置を示す同
期信号を格納した同期信号部とを備えた情報記録媒体に
おいて、 前記同期信号部は、所定の距離だけ間隔を隔てた第１の
同期信号と第２の同期信号とを備えていることを特徴と
する情報記録媒体。 - 【請求項２】請求項１に記載の情報記録媒体からの読み
取り信号から第１及び第２の同期信号を検出して第１及
び第２の検出信号を出力するための同期信号検出手段
と、該同期信号検出手段に同期信号の検出許可信号を出
力する検出許可信号出力手段と、前記検出信号と前記検
出許可信号とに基づいて前記情報記録媒体からの読み取
り信号の再生を行う再生手段とを有する情報記録再生装
置において、 前記第１の検出信号を受けて、前記検出許可信号出力手
段が前記同期信号検出手段に前記検出許可信号を出力す
ることを禁止し、前記第１の検出信号をデ−タの読み出
し開始位置まで遅延させて出力するための遅延手段を備
えたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項３】請求項１に記載の情報記録媒体からの読み
取り信号から第１及び第２の同期信号を検出して第１及
び第２の検出信号を出力するための同期信号検出手段
と、該同期信号検出手段に同期信号の検出許可信号を出
力する検出許可信号出力手段と、前記検出信号と前記検
出許可信号とに基づいて前記情報記録媒体からの読み取
り信号の再生を行う再生手段とを有する情報記録再生装
置において、 前記第１の検出信号を少なくとも前記第２の同期信号の
検出タイミング以降に遅延させて出力するための遅延手
段と、 前記第２の検出信号が入力されたとき前記第２の検出信
号を前記再生手段に出力し、前記第２の検出信号が入力
されないとき前記第１の検出信号を前記再生手段に出力
する同期信号優先手段とを備えたことを特徴とする情報
記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5209712A JPH0765510A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 情報記録媒体および情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5209712A JPH0765510A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 情報記録媒体および情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765510A true JPH0765510A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16577402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5209712A Pending JPH0765510A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 情報記録媒体および情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765510A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100337275C (zh) * | 2002-06-17 | 2007-09-12 | 先锋株式会社 | 光记录介质的连接间隙检测设备及其方法 |
| US7492696B2 (en) | 2003-02-18 | 2009-02-17 | Nec Corporation | Optical disk medium and optical disk apparatus |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP5209712A patent/JPH0765510A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100337275C (zh) * | 2002-06-17 | 2007-09-12 | 先锋株式会社 | 光记录介质的连接间隙检测设备及其方法 |
| US7492696B2 (en) | 2003-02-18 | 2009-02-17 | Nec Corporation | Optical disk medium and optical disk apparatus |
| US7817528B2 (en) | 2003-02-18 | 2010-10-19 | Nec Corporation | Optical disk medium and optical disk apparatus |
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