JPH0765482A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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JPH0765482A
JPH0765482A JP5211960A JP21196093A JPH0765482A JP H0765482 A JPH0765482 A JP H0765482A JP 5211960 A JP5211960 A JP 5211960A JP 21196093 A JP21196093 A JP 21196093A JP H0765482 A JPH0765482 A JP H0765482A
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JP
Japan
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cartridge
carriage
lock
storage
roller
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Kouichi Souhaku
宏一 早柏
Mitsunobu Sato
光信 佐藤
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Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は収納部に挿入された記録媒体を確実
に取り出すことができるよう構成したオートチェンジャ
を提供することを目的とする。 【構成】 回転式収納部2、固定式収納部3の収納室1
9bに収納されたカートリッジは、収納室19bの入口
の設けられたカートリッジロック機構71の係止バネ9
8に係止される。ロックリリースアーム112の先端部
112cが係止バネ98の係止部98cを上方に持ち上
げてロック解除位置に変位させることにより、収納室1
9bに収納されたカートリッジは収納室19bの後部に
設けられた板バネ100の弾撥力により押し出され、キ
ャリッジ46内のローラ118に駆動される位置まで押
し出される。そして、ローラ118が回転することによ
り、カートリッジがキャリッジ46内に確実に挿入され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートチェンジャに係
り、特に収納部に挿入された記録媒体を確実に取り出す
ことができるよう構成したオートチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータなどの大量のデータ
を扱う情報処理システムでは、データを記憶させる外部
記憶手段として光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディ
スク、テープカセット等の記録媒体を使用している。そ
して、情報量の増大とともに記録媒体のストック数も増
大して記録媒体の管理、検索、記録再生等にかなりの手
間がかかるようになり、これらの作業を自動的に行う装
置としてのオートチェンジャが種々開発されている。
【0003】この種のオートチェンジャとしては、例え
ば特開昭62−140266号公報に見られるような構
成の装置がある。この装置では、より多くの記録媒体を
収納できるようにするため、回転式の収納ラックの外周
面に収納室を設け、収納ラックを回転させて指定された
記録媒体のカートリッジをキャリッジにより取り出して
記録再生部に搬送するよう構成されている。従って、指
定された記録媒体を再生する場合、先ず回転式の収納ラ
ックを回転させて目的の記録媒体が収納された収納室の
列がキャリッジに対向する位置で停止させた後、キャリ
ッジを昇降させて目的の記録媒体が収納された収納室に
対向する高さ位置に停止させるようになっている。
【0004】そして、上記のように記録媒体を搬送する
キャリッジには、収納室に収納されたカートリッジの端
部を把持する把持機構が設けられており、この把持機構
が移動して把持されたカートリッジをキャリッジ内に引
き込む。その後、キャリッジは記録再生部に対向する位
置に移動し、上記把持機構の移動によりカートリッジを
記録再生部に装着するように動作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のオー
トチェンジャでは、キャリッジの把持機構が収納室に収
納されたカートリッジを迎えに移動して把持した後、キ
ャリッジ内に戻るように動作するため、収納室に収納さ
れたカートリッジをキャリッジ内に引き込むまでにかな
りの時間がかかり、その結果目的の記録媒体が記録再生
部に装着されるまでの待ち時間が長くなるといった課題
がある。
【0006】又、上記把持機構の代わりにカートリッジ
を引き込むためのローラが設けられた構成のキャリッジ
が使用される場合、ローラを収納部内に移動させる機構
が必要になり、構成の複雑化を招くおそれがある。さら
に、この場合、ローラが隣接して収納された他のカート
リッジに当接しないように収納部の間隔を広げる必要が
あり、カートリッジの収納ラックが大型化してしまうと
いった課題がある。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決したオー
トチェンジャを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体が収
納された収納部と、該収納部に収納された該記録媒体を
取り出して記録再生部に搬送するキャリッジとを有する
オートチェンジャにおいて、前記収納部の内部に前記記
録媒体を排出する排出部材を設け、前記記録媒体を前記
収納部内に係止する係止部材を前記収納部の入口に設
け、前記キャリッジに前記係止部材を係止解除動作させ
る係止解除機構を設けてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】収納部の入口に設けられた係止部材を係止解除
動作させることにより、収納部の内部に設けられた排出
部材が記録媒体を排出するように動作し、記録媒体が取
り出しやすい位置に押し出される。従って、キャリッジ
は排出部材により押し出された記録媒体をキャリッジ内
に引き込むことにより、短時間で記録媒体を搬送するこ
とが可能になる。又、ローラを収納部へ移動させる機構
が不要となるため、構成のコンパクト化が図れる。
【0010】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるオートチェンジ
ャの一実施例を示す。
【0011】各図中、オートチェンジャ1は、大略、回
転式収納部2と、固定式収納部3と、カートリッジ搬送
部4と、カートリッジローディング部5と、第1の記録
再生部6と、第2の記録再生部7と、これらを制御する
制御回路64と、を箱状の筐体8内に設けてなる。
【0012】オートチェンジャ1は、カートリッジ搬送
部4が回転式収納部2,固定式収納部3,カートリッジ
ローディング部5のいずれかより光磁気ディスク(記録
媒体)が収容されたカートリッジ(図示せず)を取り出
し、第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に装着
して記録・再生を行う。又、記録・再生が終了すると、
カートリッジ搬送部4は第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に装着されたカートリッジを取り出し、元
の収納場所あるいはカートリッジローディング部5に返
却する。
【0013】筐体8の底部には、車輪9が取り付けられ
ており、オートチェンジャ1は容易に移動できる。又、
各機器が発生する熱による記録再生部6,7の誤動作を
防止するため、筐体8内には外気を導入するダクト8a
と、ダクト8aに空気流を発生させる冷却用ファン10
が設けられている。
【0014】次に、上記各ブロック毎の構成につき説明
する。
【0015】I 回転式収納部2の構成 回転式収納部2は、カートリッジが収納される回転式の
収納ラック11と、収納ラック11を回転駆動する収納
ラック駆動機構12と、収納ラック11の回転位置を検
出する位置検出機構13と、収納ラック11を係止する
収納ラックロック機構14と、収納ラック11からのカ
ートリッジはみ出しを検出するはみ出し検出機構15
と、よりなる。
【0016】収納ラック11は、ターンテーブル16に
載置固定されており、ターンテーブル16は筐体8底部
のベース17上に突出するように形成された支持台17
aに設けられた軸受18により回転自在に支承されてい
る。収納ラック11は例えば20枚のカートリッジが収
納できるメディアボックス19を縦に2段積み重ねたメ
ディアブロック19A〜19Dを90°毎に放射状に配
設してなる。
【0017】又、メディアボックス19は内部側壁の両
側にカートリッジの厚さ間隔毎に突出するリブ19aが
一体形成されており、このリブ19a(19a1 〜19
20)により各カートリッジが挿入される収納室19b
(19b1 〜19b20)が画成されている。そして、各
メディアボックス19はカートリッジの取り出し・返却
を容易に行えるようにするため、前面の開口部19cが
ターンテーブル16の外周面側に位置する向きで配置さ
れ、且つ後面がターンテーブル16の中心部に向くよう
にターンテーブル16の上面に起立した状態で固定され
たブラケット20により支持されている。
【0018】上記メディアボックス19を積み重ねてな
る収納ラック11の上面には、駆動用回転体21が取り
付けられている。この駆動用回転体21は、収納ラック
11と一体に回転駆動されるように外周にギヤ21aを
有するとともに、上面に位置検出機構13が設けられて
いる。
【0019】上記収納ラック11を回転駆動する収納ラ
ック駆動機構(収納ラック駆動手段)12は、上記駆動
用回転体21と、駆動用回転体21の上方に横架された
固定ベース22の下面に支持されたラック駆動用モータ
23と、このラック駆動用モータ23に回転駆動され駆
動用回転体21のギヤ21aに噛合するモータギヤ24
と、よりなる。従って、収納ラック11は、ラック駆動
用モータ23の回転駆動力がモータギヤ24及びギヤ2
1aを介して駆動用回転体21に伝達されると、時計方
向あるいは反時計方向に回転する。
【0020】上記ラック駆動用モータ23はステッピン
グモータよりなり、供給されたパルス数に応じた角度だ
け回転する。又、ギヤ24の歯数はギヤ21aの歯数に
比べて減速比が所定の比率となるように設定されてい
る。
【0021】上記収納ラックロック機構14は、電源オ
フ時、ターンテーブル16を回転不可状態にロックする
ように筐体8底部のベース17に設けられている。即
ち、収納ラックロック機構14は、各メディアブロック
19A〜19D毎に対応してターンテーブル16に穿設
されたロック孔(図示せず)に嵌合するロッド30と、
ロッド30を支持するアーム31と、アーム31を回動
させるソレノイド32とよりなる。
【0022】このソレノイド32は、オートチェンジャ
1の電源をオンにした際に励磁されてロッド30を降下
させる。又、ソレノイド32はオートチェンジャ1の電
源をオフにした時に消磁され、ロッド30はコイルバネ
(図示せず)のバネ力により上動してターンテーブル1
6に穿設されたロック孔(図示せず)に嵌合する。これ
により、ターンテーブル16はベース17に対して固定
される。尚、ロッド30はロック孔(図示せず)に挿入
しやすいように、先端部分がテーパ状に形成されてい
る。
【0023】上記はみ出し検出機構15は、カートリッ
ジが収納ラック11からはみ出しているかどうかを光学
的に検出する。もし、カートリッジが収納ラック11か
らはみ出している状態のまま収納ラック11を回転させ
ると、カートリッジのはみ出した部分がカートリッジ搬
送部4に衝突するおそれがあり、カートリッジあるいは
カートリッジ搬送部4が損傷してしまうことになる。
【0024】はみ出し検出機構15は、収納ラック11
の下方に配設された4個の発光素子33a〜33dと、
収納ラック11の上方に配設され、発光素子33a〜3
3dから発光された光を受光する4個の受光素子34a
〜34dと、よりなる。各発光素子33a〜33dと各
受光素子34a〜34dとは対向して対をなすように設
けられ、夫々各メディアブロック19A〜19Dの停止
位置に対応するように設けられている。
【0025】従って、駆動機構12は、カートリッジ搬
送部4の返却動作によりカートリッジが返却された後、
各受光素子34a〜34dからの出力が全てオンのとき
収納ラック11の回転駆動が許可され、もし返却された
カートリッジが収納ラック11からはみ出ていて受光素
子34a〜34dの出力のいずれかがオフのときは収納
ラック11の回転駆動が禁止される。
【0026】II 固定式収納部3の構成 上記固定式収納部3は、収納ラック11に取り付けられ
たメディアボックス19と同様な構成とされたメディア
ボックス40,41を2段に重ねてなる。このメディア
ボックス40,41は筐体8の前面パネル8bに設けら
れたメディアボックス取り付け部43に装着され、カー
トリッジを取り出すための開口部40c,41cがカー
トリッジ搬送部4に対向するように係止される。又、メ
ディアボックス40,41は、筐体8の前面より装着脱
され夫々ボックス毎別のものと交換することができる。
【0027】又、メディアボックス40,41の開口部
40c,41cの上下部には、前述したはみ出し検出機
構15と同様に、メディアボックス40,41からカー
トリッジがはみ出しているかどうかを光学的に検出する
ための発光素子61,受光素子44が配設されている。
【0028】III カートリッジ搬送部4の構成 カートリッジ搬送部4は、ベース17上に垂立するリー
ドスクリュウ45と、リードスクリュウ45に沿って昇
降するキャリッジ46と、キャリッジ46を駆動するキ
ャリッジ昇降駆動部47と、よりなる。
【0029】リードスクリュウ45は、ボールネジより
なり、両端をベース17及びフレーム(図示せず)の上
部に設けられた軸受49,50により回転自在に支承さ
れている。キャリッジ昇降駆動部47は、昇降用モータ
51と、昇降用モータ51の回転を減速してリードスク
リュウ45に伝達する減速機構52とよりなる。
【0030】キャリッジ46には、リードスクリュウ4
5に螺合する螺合部(図示せず)が設けられており、昇
降用モータ51によりリードスクリュウ45が回転駆動
されると、その回転量及び回転方向に応じて昇降する。
尚、昇降用モータ51はステッピングモータよりなり、
供給されたパルス数に応じた角度回転駆動する。又、減
速機構52は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの
間にベルト52cを張設してなり、キャリッジ46の昇
降速度は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの減速
比により決まる。
【0031】キャリッジ46は内部にカートリッジを移
動させるカートリッジ移動機構(図示せず)を有し、上
記収納ラック11,固定式収納部3,カートリッジロー
ディング部5のいずれかから指定されたカートリッジを
取り出して内部に収納し、キャリッジ昇降駆動部47に
より上昇して前述した第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7の空いている方にカートリッジを挿入する。
【0032】又、キャリッジ46には昇降位置を検出す
る昇降位置検出機構53が設けられている。この昇降位
置検出機構53は、キャリッジ46に設けられた突出片
46aを各位置で検出するように設けられたロワーリミ
ットセンサ54、ホームポジション検出センサ55と、
アッパリミットセンサ56と、上記収納ラック11の収
納室19b(19b1 〜19b20)に収納されたカート
リッジとキャリッジ46との相対的位置決めをするキャ
リッジ位置決めセンサ57と、メディアボックス19,
40,41内のカートリッジの有無を検出するカートリ
ッジ検出センサ62とよりなる。
【0033】上記各センサ54〜56はフォトインタラ
プタよりなり、キャリッジ位置決めセンサ57は反射式
の光センサよりなる。従って、各センサ54〜57から
の検出信号を得ることによりキャリッジ46の昇降位置
が判別されるとともに、センサ62からの検出信号によ
りカートリッジの有無が検出される。
【0034】又、筐体8内には、キャリッジ46がロワ
ー位置の停止位置にあることを検出されると、キャリッ
ジ46を係止するキャリッジロック機構58が設けられ
ている。このキャリッジロック機構58は、キャリッジ
46に横方向から嵌合する係止ロッド59と、係止ロッ
ド59を駆動させるソレノイド60とよりなる。
【0035】IV カートリッジローディング部5の概略
構成 カートリッジローディング部5は筐体8の前面部に取り
付けられ、前面パネル8bにカートリッジ挿入口(図示
せず)を有し、後面側にカートリッジが通過するカート
リッジ通路73が開口している。又、カートリッジロー
ディング部5には、カートリッジ挿入口から挿入された
カートリッジをキャリッジ46へ移送させ、あるいはキ
ャリッジ46から返却されたカートリッジをカートリッ
ジ挿入口へ移送させるカートリッジ移送機構105が設
けられている。
【0036】又、カートリッジローディング部5の下部
には、キャリッジ46を第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に位置決めするための位置決めプレート6
3が配設されている。
【0037】V 第1,第2の記録再生部6,7の構成 上記第1,第2の記録再生部6,7には、上記キャリッ
ジ46により搬送されたカートリッジ内に収納されてい
る光磁気ディスクに記録されているデータを読み取りあ
るいは光磁気ディスクにデータを書き込むピックアップ
(図示せず)が設けられている。
【0038】又、記録再生部6,7は、夫々同一構成で
あり、カートリッジを選択してから記録再生を開始する
までの時間を短縮するため、一対設けられている。従っ
て、一対の記録再生部6,7は交互にカートリッジが挿
入され、一方が記録再生を行っている間に、他方が記録
再生済のカートリッジを返却する。
【0039】次に、カートリッジローディング部5の内
部構成及び回転式収納部2,固定式収納部3のカートリ
ッジロック機構71を説明するとともに、キャリッジ4
6の構成について詳細に説明する。
【0040】VI カートリッジローディング部5の詳細
な構成 図4及び図5中、カートリッジローディング部5は、筐
体8の前面部に取り付けられたベース72と、ベース7
2に設けられたカートリッジ通路73と、カートリッジ
通路73の前面側に開口するカートリッジ挿入口73a
を開閉する開閉機構74と、カートリッジ通路73内に
挿入されたカートリッジをオートチェンジャ1内に送出
するカートリッジ送出口73b方向に移送するカートリ
ッジローディング機構76と、カートリッジ通路73内
に挿入されたカートリッジを係止するカートリッジロッ
ク機構77とよりなる。
【0041】又、ベース72のカートリッジ通路73側
面には、カートリッジ挿入口73aより挿入されたカー
トリッジの先端がカートリッジ通路73の中間位置を通
過したことを検出するカートリッジ挿入検出センサ78
と、カートリッジの先端がカートリッジ通路73のカー
トリッジ送出口73bに達したことを検出するカートリ
ッジ挿入完了検出センサ79と、が配設されている。こ
の検出センサ78,79はフォトインタラプタよりな
り、カートリッジの側面が通過して検出光を遮断するこ
とにより検出信号を出力する。
【0042】上記開閉機構74は、カートリッジの厚さ
寸法よりも充分に大きい直径を有するローラ80と、ロ
ーラ80の中心を長手方向に貫通する軸81と、軸81
の両端を軸承する回動アーム82と、回動アーム82を
A方向に付勢するコイルバネ83とよりなる。回動アー
ム82はローラ80の上方に横架された横架部82aの
両端に腕部82b,82cが設けられ、腕部82b,8
2cの端部がベース72の両側面に設けられたピン84
により回動自在に支承されている。又、ローラ80は上
記一対の腕部82b,82cにより軸承された軸81に
対して回転できるように組み付けられている。
【0043】カートリッジの挿入前のローラ80は、上
記コイルバネ83の引っ張り力によりカートリッジ挿入
口73aを閉塞するようにカートリッジ通路73の底面
73cに当接する位置に降下しており、図7に示すよう
にカートリッジが挿入されると、回転しながらカートリ
ッジK(1点鎖線で示す)の前端に乗り上げ、回動アー
ム82をB方向に回動させる。そして、カートリッジの
上面にローラ80が当接することによりカートリッジの
挿入速度が減速されて勢い良く挿入されることが防止さ
れるとともに、挿入動作のガタツキが防止される。又、
カートリッジ排出動作のときも上記と同様な効果があ
る。
【0044】尚、カートリッジの挿入動作とともにロー
ラ80が転動するため、カートリッジ挿入時の負荷は比
較的小さい。
【0045】カートリッジローディング機構76は、ブ
ラケット85に設けられたローディングモータ86と、
モータ86の出力軸86aに設けられたギヤ86bに噛
合してモータ86の回転を減速する減速ギヤ87と、減
速ギヤ87に嵌合してカートリッジ通路73の上部に横
架された軸88と、軸88に嵌合された一対のゴムロー
ラ89と、軸88を回転自在に軸承するとともにベース
72の上面に回動自在に支承された回動部材90と、回
動部材90を下方に付勢するコイルバネ91とよりな
る。尚、上記ローラ89は、カートリッジ通路73に挿
入されたカートリッジの上面に当接し、且つカートリッ
ジの挿入方向上検出センサ78と同じ位置に設けられて
いる。
【0046】従って、カートリッジがカートリッジ挿入
口73aよりカートリッジ通路73に挿入されて検出セ
ンサ78により検出されると、モータ86が駆動されて
減速ギヤ87,軸88,ローラ89が反時計方向に回転
駆動され、カートリッジはローラ89の回転により装置
内に引き込まれる。
【0047】カートリッジロック機構77は、ベース7
2の上面に固定されたブラケット92に取り付けられた
ソレノイド93と、ソレノイド93に駆動されるロッド
93aに連結されて横方向に延在する連結ロッド94
と、一端が連結ロッド94を介してロッド93aに連結
され、他端のロックピン95aが設けられブラケット9
2より前方に突出する軸92aに支承された回動レバー
95と、カートリッジがロックされたことを検出する検
出スイッチ96とよりなる。
【0048】回動レバー95はソレノイド93のロッド
93aがC方向に駆動されると、軸92aを中心に回動
してロックピン95aをカートリッジ通路73内に進入
させ、カートリッジの側面に設けられた凹部(図示せ
ず)に嵌合させる。即ち、カートリッジがカートリッジ
通路73内に挿入されて前述したようにカートリッジロ
ーディング機構76が動作すると、カートリッジの先端
が検出センサ79により検出される。この検出センサ7
9からの検出信号に基づいて上記ソレノイド93が励磁
され、ロッド93aがC方向に駆動されてカートリッジ
がロックピン95aにより係止される。
【0049】カートリッジがカートリッジ通路73内に
挿入される前は、ロッド93aがD方向に変位してお
り、ロッド93aに連結された連結ロッド94は、検出
スイッチ96に当接している。しかし、上記のようにソ
レノイド93が励磁されてロッド93aがC方向に駆動
されると、連結ロッド94は検出スイッチ96から離間
して検出スイッチ96をオフに切り換える。これによ
り、カートリッジが上記カートリッジロック機構77に
よりロックされたことが確認され、ソレノイド93が消
磁されてロッド93aがD方向に駆動されて検出スイッ
チ96がオンに切り換わるとロック解除されたことが確
認される。
【0050】VII 回転式収納部2,固定式収納部3の
カートリッジロック機構71の詳細な構成 前述したように、回転式収納部2,固定式収納部3に
は、リブ19a(19a 1 〜19a20)により各カート
リッジが挿入される収納室19b(19b1 〜19
20)が画成されている。そして、各収納室19b毎に
カートリッジを係止する係止バネ98と、カートリッジ
を押し戻す板バネ100とよりなるカートリッジロック
機構71が設けられている。
【0051】図7に示すように、収納室19bの入口に
は、カートリッジKの後端97を係止する係止バネ98
が設けられている。この係止バネ98は平板部98aが
収納室19bの上部に取り付けられ、平板部98aより
入口側に延在する腕部98bの先端に三角形に曲げられ
た係止部98cが設けられている。
【0052】係止バネ98は、通常腕部98bが実線で
示すように時計方向に下がっており、係止部98cがカ
ートリッジKの後端97を係止する位置にある。従っ
て、収納室19bに収納されたカートリッジが係止バネ
98により係止されている。
【0053】図8に示すように、収納室19bの奥部に
は、カートリッジKの前端99を押圧する板バネ100
が取り付けられている。尚、板バネ100は各収納室1
9b(19b1 〜19b20)毎に設けられ、各板バネ1
00が櫛歯状に整列した形で一体に形成されている。こ
の板バネ100はベース100aが収納室19bの後面
に固定され、腕部100bが所定角度で収納室19b内
に突出するように形成されている。
【0054】従って、板バネ100はカートリッジKが
収納室19bに挿入されてE方向に押圧されると、腕部
100bが2点鎖線で示すように撓み、カートリッジK
が挿入されていないときは腕部100bが実線で示すよ
うに収納室19b内に進入する。上記構成のカートリッ
ジロック機構71は、後述するロックリリース機構によ
り係止バネ98の腕部98bが上方に押圧されると、カ
ートリッジKの係止を解除し、板バネ100の押圧力に
より収納室19b内のカートリッジKがF方向に押圧さ
れて取り出し易い位置に押し戻される。
【0055】又、カートリッジKを収納室19bに収納
させる際は、後述するロックリリース機構111により
係止バネ98の腕部98bを上方に撓ませた後、カート
リッジKが板バネ100に抗して収納室19b内に挿入
され、さらにロックリリース機構111が係止バネ98
から離間することによりカートリッジKの後端97が係
止バネ98の係止部98cに係止される。
【0056】次に、キャリッジ46の構成について説明
する。
【0057】図9に示すように、キャリッジ46は、下
ベース102内に中間ベース103を取り付け、下ベー
ス102及び中間ベース103の上部に上ベース104
を取り付けてなり、上ベース104の上面には、カート
リッジを移送するカートリッジ移送機構105及びカー
トリッジ移送機構105を駆動する駆動モータ106が
設けられている。又、中間ベース103の上面にはカー
トリッジを上記回転式収納部2,固定式収納部3に押し
込むカートリッジ押圧機構107が設けられ、このカー
トリッジ押圧機構107を駆動する駆動モータ108
は、上記上ベース104の上面に起立するブラケット1
09に取り付けられている。
【0058】又、中間ベース103の上面には、後述す
るようにカートリッジ移送機構105をカートリッジの
挿入前、あるいはカートリッジ挿入後に応じた動作位置
に変位させるカム機構110が配設されている。さら
に、中間ベース103は、両側にコ字状に折曲されたカ
ートリッジ挿入部103aを有し、回転式収納部2,固
定式収納部3又はカートリッジローディング部5から挿
入されたカートリッジをカートリッジ挿入部103a内
に保持する。
【0059】又、下ベース102の平板部102aに
は、前述したカートリッジロック機構71の係止バネ9
8(図7参照)による係止を解除するためのロックリリ
ース機構111が配設され、下ベース102の側板10
2b,102cには、ロックリリース機構111のロッ
クリリースアーム112が前後方向に摺動自在に取り付
けられている。尚、一方のロックリリースアーム112
は回転式収納部2に設けられたカートリッジロック機構
71によるロックを解除するように動作し、他方のロッ
クリリースアーム112は固定式収納部3のカートリッ
ジロック機構71によるロックを解除するように動作す
る。
【0060】又、上ベース104の下面には、カートリ
ッジ押圧機構107の動作位置を検出する動作位置検出
センサ113〜115が所定間隔毎に設けられている。
下ベース102の側板102bの前端,後端には、キャ
リッジ46内に引き込まれたカートリッジを検出するカ
ートリッジ検出センサ116,117が配設されてい
る。尚、各センサ113〜117はフォトインタラプタ
よりなり、後述するように検出光が遮断されることによ
り検出信号を出力する。
【0061】尚、キャリッジ46からカートリッジを回
転式収納部2あるいは固定式収納部3に排出するとき、
前述したロックリリース機構111のロックリリースア
ーム112を動作させることにより、カートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98が逃げるため、係止バネ98
の係止部98cがカートリッジに擦らない位置に変位し
ており、カートリッジを傷つけないで済む。
【0062】次に、キャリッジ46に設けられた各機構
の構成につき説明する。
【0063】VIII カートリッジ移送機構105の詳細
な構成 上記カートリッジ移送機構105は、図9乃至図11に
示すように、カートリッジの上面に摺接する一対のロー
ラ118,119と、一端がローラ118,119を転
動自在に支持するローラアーム120,121と、ロー
ラアーム120,121の他端を支承する軸122と、
駆動モータ106の回転を減速するギヤ群123と、ギ
ヤ群123を介して駆動される駆動プーリ124,中間
プーリ125,126,ローラ118,119に巻き掛
けされたベルト127,128とよりなる。
【0064】上記ローラアーム120,121は、軸1
22を中心に回動するように支持されており、夫々コイ
ルバネ129,130の引っ張り力により回動付勢され
ている。そのため、ローラアーム120,121の先端
に支承されたローラ118,119は、夫々カートリッ
ジの上面に摺接する下方に変位している。
【0065】又、一対のローラ118,119は夫々ベ
ルト127,128を介して回転駆動されるため、カー
トリッジの上面に摺接するとともにカートリッジに回転
駆動力を伝達してキャリッジ46内にカートリッジを引
き込むか、あるいはキャリッジ46内に収納されたカー
トリッジを排出する。
【0066】IX カートリッジ押圧機構107の詳細な
構成 上記中間ベース103の上面に設けられたカートリッジ
押圧機構107は、図9及び図12に示すように、上ベ
ース104の上面に設けられた駆動モータ108の駆動
軸に設けられたウォームギヤ108aの回転をウォーム
ホイール131aを介して伝達される軸131と、軸1
31の下端に嵌合するギヤ131bに噛合するギヤ13
2と、このギヤ132と所定距離離間して配設されたギ
ヤ133とを有する。さらに、カートリッジ押圧機構1
07は、上記ギヤ132と133との間に摺動自在に設
けられたラックプレート134,135と、ラックプレ
ート134,135の上面に当接するストッパプレート
136と、ストッパプレート136の上面に設けられる
摺動板137と、摺動板137の両端に突出する支持部
137a,137bに支持された押圧レバー138a,
138bと、摺動板137の上面に固定されるリニアべ
アリングプレート139と、上ベース104の下面に固
定されリニアべアリングプレート139の摺動方向をガ
イドするガイド部材140とよりなる。
【0067】尚、上記一対のラックプレート134,1
35は突き合わせた状態でギヤ132と133との間に
摺動自在に設けられる。従って、一方のラックプレート
134のラック134aは駆動側のギヤ132に噛合
し、他方のラックプレート135のラック135aは従
動側のギヤ133に噛合する。
【0068】又、ラックプレート134,135の上面
には、ストッパプレート136,摺動板137,リニア
べアリングプレート139が取付ネジ(図示せず)によ
り一体的に結合されて摺動ユニット141が構成されて
いる。従って、ギヤ132が駆動されると、ラックプレ
ート134,135とともに摺動ユニット141全体が
G,H方向に摺動する。よって、ラックプレート13
4,135は、ギヤ132に駆動されるとともにギヤ1
33に回転を伝達する。
【0069】上記ストッパプレート136は、中央部分
より上方に突出するストッパ部136aが切り起こしさ
れている。このストッパプレート136は、ストッパ部
136aが中間ベース103の上面に取り付けられた係
止部材142の両端により横方向に突出する係止部14
2a,142bに係止され、ラックプレート134,1
35のラック134a,135aがギヤ132,133
から脱落することを防止する。尚、係止部142a,1
42bには、ストッパ部136aが当接する際の衝撃を
緩和するため、コイルバネ143が設けられている。従
って、ストッパ部136aはコイルバネ143に当接
し、これを圧縮して停止する。
【0070】摺動板137は、前述したように摺動板1
37の両端に突出する支持部137a,137bと、こ
の支持部137a,137bに貫通する軸144により
回動自在に支持された押圧レバー138a,138b
と、前述した動作位置検出センサ113〜115により
検出される被検出部としての突起137c〜137eと
を有する。押圧レバー138a,138bはトーション
バネ145のバネ力により下方に回動し、摺動板137
の端部に当接してその回動位置に停止する。
【0071】押圧レバー138a,138bは、後述す
るように回転式収納部2,固定式収納部3にカートリッ
ジを返却する際、ラックプレート134,135ととも
に摺動して先端部がカートリッジを押し込むように押圧
する。又、センサ113〜115により摺動ユニット1
41の摺動位置が検出され、このセンサ113〜115
から出力された検出信号に基づいてモータ108の回転
量及び回転方向が制御される。
【0072】上記摺動ユニット141は、リニアべアリ
ングプレート139の外周に設けられたボールがガイド
部材140の内壁に摺接してガイドされているため、ス
ムーズ且つ低負荷で摺動することができる。
【0073】X カム機構110の詳細な構成 カム機構110は、中間ベース103の上面に設けられ
たギヤ133に噛合する中間ギヤ146と、中間ギヤ1
46に噛合する一対のカムギヤ147,148とよりな
る。カムギヤ147,148の上面には、前述したカー
トリッジ移送機構105のローラアーム120,121
の当接するカム147a,148aが突出している。
【0074】このカム機構110は、図13に示すよう
に、ローラアーム120,121のいずれか一方を上方
に変位させるようにカムギヤ147,148のカム14
7a,148aをローラアーム120,121の下端部
に当接させる。これにより、カートリッジが引き込まれ
る前はローラ118,119のうち一方がカートリッジ
に摺接しない位置に上動しており、他方がカートリッジ
の上面に摺接する位置に下動する。
【0075】上記キャリッジ46の動作には、後述する
ように6種類の動作モード1〜6があり、何れか一つが
選択されて実行される。 動作モード1は、カートリッジローディング部5に
挿入されたカートリッジをキャリッジ46に移動させる
動作である。 動作モード2は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジを回転式収納部2の収納ラック11又は固定式
収納部3に移動させる動作である。 動作モード3は、第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7に装着されたカートリッジをキャリッジ46
に戻す動作である。 動作モード4は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジをカートリッジローディング部5に移動させる
動作である。 動作モード5は、回転式収納部2の収納ラック11
又は固定式収納部3に収納されているカートリッジをキ
ャリッジ46に戻す動作である。 動作モード6は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジを第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7
に移動させる動作である。
【0076】例えば上記固定式収納部3又はカートリッ
ジローディング部5に挿入されたカートリッジKがキャ
リッジ46内に移送される場合は、図13(A)に示す
ように、入口側となるローラ118のアーム120が上
方に回動し、出口側となるローラ119のアーム121
が下方に回動している。
【0077】移動命令があると、駆動モータ106が駆
動され、ローラ118,119が回転駆動される。これ
とほぼ同時に、駆動モータ108が駆動されて上記カム
機構110のカムギヤ147,148が回動する。これ
により、カムギヤ147のカム147aがアーム120
から離間し、アーム120がコイルバネ129のバネ力
により下方に回動してローラ118をカートリッジKの
上面に押圧する。
【0078】従って、カートリッジKは、図13(A)
に示すように、ローラ118の回転駆動力により中間ベ
ース103のカートリッジ挿入部103aに引き込まれ
る。そして、前述したセンサ117がカートリッジKの
端部を検出すると、駆動モータ106が停止されてカー
トリッジKは、図13(B)に示す収納位置で停止す
る。
【0079】続いて、キャリッジ46は、キャリッジ昇
降駆動部47により第1の記録再生部6又は第2の記録
再生部7に対向する位置に移動する。そして、上記駆動
モータ106が再度駆動され、ローラ118,119の
回転により中間ベース103のカートリッジ挿入部10
3a内のカートリッジKが第1の記録再生部6又は第2
の記録再生部7に装着される。
【0080】又、記録再生部6,7に挿入されたカート
リッジKがキャリッジ46内に移送される場合は、入口
側となるローラ119のアーム121が上方に回動し、
出口側となるローラ118のアーム120が下方に回動
している。
【0081】前述したセンサ117によりカートリッジ
の端部が検出されると、駆動モータ106が駆動され、
ローラ118,119が回転駆動される。これとほぼ同
時に、駆動モータ108が駆動されて上記カム機構11
0のカムギヤ147,148が回動する。これにより、
カムギヤ148のカム148aがアーム121から離間
し、アーム121がコイルバネ130のバネ力により下
方に回動してローラ119をカートリッジKの上面に押
圧する。
【0082】従って、カートリッジKは、図13(C)
に示すように、ローラ119の回転駆動力により中間ベ
ース103のカートリッジ挿入部103aに引き込まれ
る。そして、前述したセンサ116がカートリッジKの
端部を検出すると、駆動モータ106が停止されてカー
トリッジKは、図13(B)に示す収納位置で停止す
る。
【0083】続いて、キャリッジ46は、キャリッジ昇
降駆動部47によりカートリッジKが収納されていた元
の収納位置に対向する位置に移動し、上記駆動モータ1
06が再度駆動され、ローラ118,119の回転によ
り中間ベース103のカートリッジ挿入部103a内の
カートリッジKが元の収納位置に返却される。
【0084】そのため、カートリッジがキャリッジ46
に挿入される前は、ローラ118,119がカートリッ
ジの挿入を妨げない位置に上動しており、カートリッジ
を容易にキャリッジ46内に挿入することができる。よ
って、カートリッジ挿入後は前述したようにローラ11
8,119が回転駆動されながら降下してカートリッジ
の上面に押圧されるので、カートリッジはローラ11
8,119によりキャリッジ46内に引き込まれる。
【0085】従って、カートリッジをキャリッジ46に
移送させる際は、カートリッジの端部がローラ118,
119に当接してキャリッジ46内に移動することが邪
魔されないため、カートリッジは短時間でキャリッジ4
6に挿入される。
【0086】さらに、上記回転式収納部2又は固定式収
納部3に収納されたカートリッジをキャリッジ46に移
動させるときの動作につき説明する。
【0087】まず、後述するロックリリース機構111
のロックリリースアーム112を動作させて回転式収納
部2又は固定式収納部3に設けられたカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98によるカートリッジのロック
を解除する。そのため、カートリッジはカートリッジロ
ック機構71の板バネ100により回転式収納部2又は
固定式収納部3から押し出され、その先端部分がキャリ
ッジ46内に形成されたカートリッジ通路73のカート
リッジ送出口73bに移動する。
【0088】このとき、アーム121が上方に回動して
いるので、カートリッジ送出口73b側のローラ119
が上方に変位しており、カートリッジはスムーズにロー
ラ119の下方を通過してカートリッジ通路73内に挿
入される。このように、カートリッジがカートリッジ通
路73内に挿入されると、アーム121が下方に回動し
てローラ119がカートリッジの上面に当接する。そし
て、ローラ119の回転駆動により、カートリッジはさ
らにカートリッジ通路73内に引き込まれる。
【0089】又、上記とは逆にキャリッジ46内のカー
トリッジを回転式収納部2又は固定式収納部3へ返却す
る場合の動作につき説明する。
【0090】この場合、まずロックリリース機構111
のロックリリースアーム112を動作させて回転式収納
部2又は固定式収納部3に設けられたカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98によるカートリッジのロック
を解除する。次にローラ119を上記とは逆方向に回転
駆動させてカートリッジ通路73内のカートリッジを回
転式収納部2又は固定式収納部3に移動させる。
【0091】そして、カートリッジ押圧機構107のラ
ックプレート134,135がG方向にスライドして押
圧レバー138bがカートリッジを回転式収納部2又は
固定式収納部3の収納室19に押圧する。カートリッジ
はカートリッジ押圧機構107によりカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98に係止される位置まで押し込
まれて収納室19に返却される。
【0092】XI ロックリリース機構111の詳細な構
成 上記ロックリリース機構111は、前述した回転式収納
部2,固定式収納部3のカートリッジロック機構71に
よるカートリッジのロックを解除する機構である。図9
に示すように、下ベース102の平板部102aには、
ロックリリース機構111の駆動部となる駆動モータ1
50と、駆動モータ150に回転駆動されるギヤ群15
1とが配設されている。又、下ベース102の側板10
2b,102cには、係止バネ98(図7参照)による
係止を解除するためのロックリリースアーム112が前
後方向に摺動自在に取り付けられている。
【0093】図14に示すように、上記ギヤ群151
は、駆動モータ150に駆動されるギヤ152と、ギヤ
152に噛合する第1の伝達ギヤ153と、第1の伝達
ギヤ153に噛合する第1のカムギヤ154と、第1の
伝達ギヤ153に噛合すると第2の伝達ギヤ155と、
第2の伝達ギヤ155に噛合する第2のカムギヤ156
と、よりなる。
【0094】図15に示すように、第2の伝達ギヤ15
5の下面には、ピン155a(図15中、破線で示す)
が嵌合しており、このピン155aを検出するセンサ1
80が下ベース102上に配設されている。このセンサ
180は、フォトインタラプタよりなり、後述する2つ
のカム157の突起157aが開口102dから突出し
ない位置である中立点であるときのピン155aの位置
を検出する。そして、ロックリリース機構111を動作
させないときは、いつも第2の伝達ギヤ155をこの位
置に戻しておく。
【0095】カムギヤ154,156には、軸154
a,156aに回動自在に支承されたカム157がコイ
ルバネ158に付勢されてピン159に係止された状態
で保持されている。又、軸154a,156aはカムギ
ヤ154,156を回転自在に支承する軸154b,1
56bに対して偏心している。
【0096】従って、カム157は、コイルバネ158
のバネ力によりI方向に付勢されているがピン159に
当接する位置で回動を規制され、J方向には回動可能に
設けられている。又、カム157には、下ベース102
の側板102b,102cに穿設された開口102dに
挿通される突起157aが設けられている。
【0097】図14,図15に示すように、ロックリリ
ースアーム112は下ベース102の側板102b,1
02cの外面に設けられたガイドピン160,161が
嵌合する長孔112a,112bを有し、このガイドピ
ン160,161により前後方向へ摺動自在に支持され
ている。又、ロックリリースアーム112は、先端部1
12cが係止バネ98の係止部98cを上方に持ち上げ
てロック解除位置に変位させるように傾斜しており、後
端部112dが上記カム157の突起157aが当接す
るようにL字状に折曲されている。
【0098】ロックリリースアーム112の後端部11
2dには、コイルバネ163の一端が掛止されており、
このコイルバネ163の引っ張り力によりG方向に付勢
されている。従って、ロックリリースアーム112の後
端部112dはカム157の突起157aに押圧されて
いないときは、コイルバネ163の引っ張り力により側
板102b,102cより突出するストッパ164に当
接している。
【0099】尚、第1のカムギヤ154と第2のカムギ
ヤ156とは、夫々逆方向に回転するため、例えば回転
式収納部2のカートリッジロック機構71のロック解除
を行うときは第2のカムギヤ156がJ方向に回転駆動
され、第1のカムギヤ154がI方向に回転駆動され
る。そして、固定式収納部3のカートリッジロック機構
71のロック解除を行うときは第1のカムギヤ154が
J方向に回転駆動され、第2のカムギヤ156がI方向
に回転駆動される。
【0100】又、下ベース102の側板102b,10
2cの外面には、上記ロックリリースアーム112がロ
ック解除位置に摺動したことを検出する検出スイッチ1
62が配設されている。この検出スイッチ162はロッ
クリリースアーム112の後端部112dが当接する
と、閉成して検出信号を出力する。そして、検出スイッ
チ162から検出信号が出力されることにより、ロック
リリースアーム112がロック解除動作したことが確認
される。もし、ロック解除動作後にカートリッジがキャ
リッジ46に引き込まれず、下ベース102の側板10
2bに設けられたセンサ116がオンにならないとき
は、もう一度ロック解除動作を行う。
【0101】ここで、上記ロックリリース機構111の
動作について説明する。
【0102】例えば、固定式収納部3のカートリッジロ
ック機構71のロック解除を行うものとする。この場
合、第1のカムギヤ154はJ方向に回転駆動され、第
2のカムギヤ156はI方向に回転駆動される。
【0103】図16(A)(B)に示すように、第1の
カムギヤ154がJ方向に回転駆動されると、カム15
7の突起157aがロックリリースアーム112の後端
部112dに当接する。そのため、ロックリリースアー
ム112はカム157の回動とともに後端部112dが
H方向に押圧されて、コイルバネ163のバネ力に抗し
てガイドピン160,161にガイドされながらH方向
に摺動する。
【0104】そして、ロックリリースアーム112の先
端部112cが係止バネ98の係止部98cを上方(図
7中、1点鎖線で示す位置)に持ち上げてロック解除位
置に変位させる。これにより、カートリッジは収納室1
9bの後部に設けられた板バネ100の弾撥力により押
し出される。又、上記ロック解除動作完了とともに、ロ
ックリリースアーム112の後端部112dが検出スイ
ッチ162に当接してオンに切り換える。
【0105】尚、ロックリリースアーム112の先端部
112cが係止バネ98の係止部98cに当接せず、ロ
ック解除できない場合、カムギヤ154は上記検出スイ
ッチ162がオンになった位置で停止し、下ベース10
2の側板102bに設けられたセンサ116がオンでな
ければ、1回転して再度ロックリリースアーム112を
H方向に摺動させる。
【0106】上記第1のカムギヤ154によるロック解
除動作と同時に、反対側の第2のカムギヤ156は、ロ
ック解除動作とは逆方向(I方向)に回動する。
【0107】図17(A)に示すように、カムギヤ15
6がI方向に回動すると、カム157の突起157aが
ロックリリースアーム112の側面に当接する。そのた
め、カム157はコイルバネ158に抗してカムギヤ1
56より遅れてI方向に回動することになる。
【0108】図17(B)に示すように、カムギヤ15
6がさらにI方向に回動すると、カム157を支承する
軸156aがカムギヤ156を回転自在に支承する軸1
56bに対して偏心しているため、突起157aがロッ
クリリースアーム112の側面から離間する。
【0109】図17(C)に示すように、突起157a
がロックリリースアーム112の側面から離間すると、
コイルバネ158のバネ力によりカム157がピン15
9に当接する位置に復帰する。
【0110】このように、反対側のカムギヤ156で
は、上記カム157の動作とともに逆方向に回動してい
る。
【0111】尚、回転式収納部2のカートリッジロック
機構71のロック解除を行うときは、上記とは逆に第2
のカムギヤ156がJ方向に回転駆動され、第1のカム
ギヤ154がI方向に回転駆動される。
【0112】次に、上記ロックリリース機構111の動
作に伴うカートリッジロック機構71及びカートリッジ
Kの動作について説明する。
【0113】図18(A)に示すように、カートリッジ
ロック機構71のロックが解除される前は、収納室19
bに収納されたカートリッジKが収納室19bの入口に
設けられた係止バネ98の係止部98cにより端部97
が係止され、且つ収納室19bの後部に設けられた板バ
ネ100を弾性変形させた状態に保持する。
【0114】図18(B)に示すように、前述したロッ
クリリース機構111の動作によりロックリリースアー
ム112の先端部112cが、カートリッジKの側方を
通過して収納室19bの入口に進入すると、先端部11
2cの傾斜部分が係止バネ98の係止部98cを上方に
持ち上げてロック解除位置に変位させる。
【0115】図18(C)に示すように、上記係止バネ
98による係止が解除されると、カートリッジKは収納
室19bの後部に設けられた板バネ100の弾撥力によ
り押し出される。従って、カートリッジKは端部97が
キャリッジ46のカートリッジ挿入部103a内に挿入
される。カートリッジKがキャリッジ46に挿入される
前は、前述したようにローラ118,119がカートリ
ッジKの挿入を妨げない位置に上動しており、カートリ
ッジKを確実にキャリッジ46内に挿入することができ
る。
【0116】図18(D)に示すように、カートリッジ
Kがキャリッジ46に挿入されると、前述したカム機構
110の動作によりローラ118を支持するローラアー
ム120が回動してローラ118が回転駆動されながら
降下してカートリッジKの上面に押圧されるので、カー
トリッジKはローラ118の回転によりキャリッジ46
内に引き込まれる。
【0117】このように、カートリッジKをキャリッジ
46に移送させる際は、ロックリリースアーム112が
係止バネ98による係止を解除することにより、収納室
19bに収納されていたカートリッジKがキャリッジ4
6内のローラ118に駆動される位置まで押し出される
ため、より短時間でカートリッジKを記録再生部6,7
に装着することができる。又、ローラ118を収納室1
9bへ移動させる機構が不要となるため、カートリッジ
移送機構105の構成のコンパクト化を図ることがで
き、収納室19bの間隔を広げる必要がないので収納ラ
ック11が大型化することも防止できる尚、上記実施例
では、光磁気ディスクがカートリッジに収納されている
ものとして説明したが、これに限らず、例えば光ディス
ク,磁気ディスク,テープカセット等の記録媒体を使用
する装置にも適用することができるのは勿論である。
【0118】又、上記実施例では、係止部材として係止
バネ98を使用したが、これに限らず、例えばレバー等
を回動自在に設けるようにしても良い。
【0119】又、上記実施例では、排出部材として板バ
ネ100を収納室19bに設けたが、これに限らず、例
えば板バネ100の代わりに収納室19b内を摺動する
摺動部材を使用しても良いのは勿論である。
【0120】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるオートチェン
ジャは、収納部の入口に設けられた係止部材を係止解除
動作させることにより、収納部の内部に設けられた排出
部材が記録媒体を排出するように動作し、記録媒体を取
り出しやすい位置に押し出すことができる。従って、排
出部材により押し出された記録媒体を確実にキャリッジ
内に引き込むことができ、より短時間で記録媒体を搬送
することができる。又、ローラを収納部へ移動させる機
構が不要となるため、カートリッジ移送機構の構成のコ
ンパクト化を図ることができ、収納ラックが大型化する
ことも防止することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるオートチェンジャの一実施例の縦
断面図である。
【図2】オートチェンジャの側断面図である。
【図3】オートチェンジャの平面図である。
【図4】カートリッジローディング部の平面図である。
【図5】カートリッジローディング部の側面図である。
【図6】カートリッジローディング部にカートリッジが
挿入されたときの動作を示す側面図である。
【図7】カートリッジロック機構の係止バネを示す側面
図である。
【図8】カートリッジロック機構の板バネを示す平面図
である。
【図9】キャリッジの分解斜視図である。
【図10】キャリッジのカートリッジ移送機構105を
説明するための側面図である。
【図11】キャリッジのカートリッジ移送機構105を
説明するための平面図である。
【図12】カートリッジ押圧機構107及びカム機構1
10を説明するための平面図である。
【図13】カートリッジ移送機構105の動作を説明す
るための側面図である。
【図14】ロックリリース機構111を説明するための
平面図である。
【図15】ロックリリース機構111を説明するための
側面図である。
【図16】ロックリリース機構111のカムギヤのロッ
ク解除動作を説明するための平面図である。
【図17】ロックリリース機構111の反対側のカムギ
ヤの動作を説明するための平面図である。
【図18】ロックリリース機構111の動作に伴うカー
トリッジロック機構71及びカートリッジKの動作を説
明するための側面図である。
【符号の説明】
1 オートチェンジャ 2 回転式収納部 3 固定式収納部 4 カートリッジ搬送部 5 カートリッジローディング部 6 第1の記録再生部 7 第2の記録再生部 11 収納ラック 12 収納ラック駆動機構 13 位置検出機構 14 収納ラックロック機構 15 はみ出し検出機構 16 ターンテーブル 19 メディアボックス 19A〜19D メディアブロック 19b(19b1 〜19b20) 収納室 21 駆動用回転体 40c,41c 開口部 43 メディアボックス取付部 46 キャリッジ 47 キャリッジ昇降駆動部 49,50 軸受 51 昇降用モータ 53 昇降位置検出機構 62 カートリッジ検出センサ 63 位置決めプレート 64 制御回路 73 カートリッジ通路 74 開閉機構 76 カートリッジローディング機構 77 カートリッジロック機構 80 ローラ 82 回動アーム 83 コイルバネ 93 ソレノイド 98 係止バネ 102 下ベース 103 中間ベース 104 上ベース 105 カートリッジ移送機構 107 カートリッジ押圧機構 110 カム機構 111 ロックリリース機構 112 ロックリリースアーム 113〜115 動作位置検出センサ 116,117 カートリッジ検出センサ 118,119 ローラ 120,121 ローラアーム 134,135 ラックプレート 138a,138b 押圧レバー 141 摺動ユニット 147,148 カムギヤ 154 第1のカムギヤ 156 第2のカムギヤ 157 カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納された収納部と、該収納
    部に収納された該記録媒体を取り出して記録再生部に搬
    送するキャリッジとを有するオートチェンジャにおい
    て、 前記収納部の内部に前記記録媒体を排出する排出部材を
    設け、 前記記録媒体を前記収納部内に係止する係止部材を前記
    収納部の入口に設け、 前記キャリッジに前記係止部材を係止解除動作させる係
    止解除機構を設けてなることを特徴とするオートチェン
    ジャ。
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