JPH0764954A - 周辺コントローラおよびその周辺コントローラを使用したコンピュータシステム - Google Patents

周辺コントローラおよびその周辺コントローラを使用したコンピュータシステム

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JPH0764954A
JPH0764954A JP5213884A JP21388493A JPH0764954A JP H0764954 A JPH0764954 A JP H0764954A JP 5213884 A JP5213884 A JP 5213884A JP 21388493 A JP21388493 A JP 21388493A JP H0764954 A JPH0764954 A JP H0764954A
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JP
Japan
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ram
controller
program routine
routine
rom
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JP5213884A
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English (en)
Inventor
Toru Mamada
徹 侭田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キーボードコントローラの機能をシステム仕様
に合わせて容易に変更または追加できるようにする。 【構成】キーボードコントローラ30のROM310に
はキーボード51等の制御のための各種標準ルーチンが
格納されており、RAM311のプログラムロードエリ
ア402には、新たなプログラムルーチンがシステム立
ち上げ時にローディングされる。この場合、そのRAM
311にローディングされた新たなプログラムルーチン
に対応するフラグが“1”にセットされる。実行対象の
プログラムルーチンに対応する新たなプログラムルーチ
ンがRAM311にローディングされている場合には、
実行対象のプログラムルーチンは、ROM310内のプ
ログラムルーチンからRAM311内の新たなプログラ
ムルーチンに切り替えられ、その新たなプログラムルー
チンがCPU301によって実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1チップマイクロコ
ンピュータ内蔵の周辺コントローラおよびその周辺コン
トローラを使用したコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能なラップトップタイプま
たはノートブックタイプのパーソナルポータブルコンピ
ュータが種々開発されている。この種のポータブルコン
ピュータは、メインCPU、メモリ、および複数の各種
周辺コントローラを有している。周辺コントローラは、
メインCPUの負荷低減のために、周辺装置の複雑な制
御をソウトウェア的にサポートする。このため、例え
ば、複雑なキーボード制御を必要とするキーボードコン
トローラなどの周辺コントローラは、通常、CPU、R
OM、およびRAMを有する1チップマイクロコンピュ
ータから構成されている。
【0003】この種の周辺コントローラによってサポー
トされる全ての機能は、ROMに格納された各種プログ
ラムルーチンによって決定される。ROMの内容は、書
き替えることができない。
【0004】このため、従来では、その周辺コントロー
ラの機能を変更するためには、たとえ機能の一部を変更
する場合でも、その周辺コントローラ全体を部品交換す
る必要があった。
【0005】また、最近のポータブルコンピュータで
は、頻繁に、機種のバージョンアップが行われ、その度
に新たな機能の追加が行われている。この場合において
も、その追加された機能をサポートするために周辺コン
トローラのプログラムを変更しなければならないので、
周辺コントローラの部品交換が必要とされた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来では、周辺コント
ローラの機能を変更または機能追加するためには、その
変更・追加によって必要となるROMのプログラムの変
更がたとえROMの一部であっても、その周辺コントロ
ーラ全体を部品交換することが必要とされた。このた
め、機能変更・追加の度に周辺コントローラを交換する
作業が必要となり、機能変更・追加を行うことが困難と
なる欠点があった。
【0007】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、部品交換作業を行うこと無く周辺コントローラ
の機能を変更または追加できるようにし、仕様変更等に
容易に対応することができる周辺コントローラおよびそ
れを使用したコンピュータシステムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
CPU、ROM、およびRAMを有する1チップマイク
ロコンピュータから構成され、コンピュータシステムの
周辺装置を制御する周辺コントローラにおいて、前記R
OMに格納されている各種プログラムルーチンの少なく
とも1つに対応する新たなプログラムルーチンを外部か
ら受信し、前記RAMにローディングする手段と、前記
RAMにローディングされたプログラムルーチンが前記
ROMのどのプログラムルーチンに対応するかを示す識
別情報を保持する手段と、前記識別情報を参照して前記
ROM内の実行対象のプログラムルーチンに対応する新
たなプログラムルーチンが前記RAMにローディングさ
れているか否かを検出する手段と、この検出手段によっ
て前記実行対象のプログラムルーチンに対応する新たな
プログラムルーチンが前記RAMにローディングされて
いることが決定された際、前記CPUに前記ROM内の
実行対象のプログラムルーチンに代えて前記RAM内の
新たなプログラムルーチンを実行させる手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0009】この周辺コントローラにおいては、ROM
には周辺装置を制御するための通常の各種プログラムル
ーチンが格納されており、RAMには必要に応じて新た
なプログラムルーチンがローディングされる。この場
合、そのRAMにローディングされた新たなプログラム
ルーチンがROM内のどのプログラムルーチンに対応す
るかを示す識別情報が保持される。この識別情報は、実
行対象の処理を制御するための新たなプログラムルーチ
ンが、RAMにローディングされているか否かを検出す
るために利用される。実行対象のプログラムルーチンに
対応する新たなプログラムルーチンがRAMにローディ
ングされている場合には、実行対象のプログラムルーチ
ンは、ROM内のプログラムルーチンからRAM内の新
たなプログラムルーチンに切り替えられ、その新たなプ
ログラムルーチンがCPUによって実行される。
【0010】このように、識別情報はROMとRAMの
どちらのプログラムルーチンをCPUに実行させるかを
示す分岐条件として利用され、これによってROM内の
各種プログラムルーチンが部分的にRAMのプログラム
ルーチンに置き換えられる。したがって、部品交換作業
を行うこと無く、周辺コントローラをシステムボード上
に実装したままでその機能を変更または追加できるよう
になり、機種毎に異なるコンピュータシステムの仕様に
それぞれ適した周辺コントローラが容易に実現される。
この場合、機能変更の必要のあるプログラムルーチンに
ついてだけ、ROMの処理からRAMの処理に切り替え
ることができるので、ROM内の既存のプログラムルー
チンを有効利用でき必要なRAMサイズが増大される事
もない。
【0011】また、この発明は、CPU、ROM、およ
びRAMを有する1チップマイクロコンピュータから構
成された周辺コントローラを有するコンピュータシステ
ムにおいて、前記コントローラのROMに格納されてい
る各種プログラムルーチンの少なくとも1つに対応する
新たなプログラムルーチンが格納された書き替え可能な
不揮発性メモリと、前記コンピュータシステムの電源投
入に応答して、前記新たなプログラムルーチンを前記不
揮発性メモリから前記コントローラのRAMにローディ
ングする手段とを具備し、前記コントローラには、前記
コントローラのRAMにローディングされたプログラム
ルーチンが前記コントローラのROMのどのプログラム
ルーチンに対応するかを示す識別情報を保持する手段
と、前記識別情報を参照して前記ROM内の実行対象の
プログラムルーチンに対応する新たなプログラムルーチ
ンが前記RAMにローディングされているか否かを検出
する手段と、この検出手段によって前記実行対象のプロ
グラムルーチンに対応する新たなプログラムルーチンが
前記RAMにローディングされていることが決定された
際、前記CPUに前記ROM内の実行対象のプログラム
ルーチンに代えて前記RAM内の新たなプログラムルー
チンを実行させる手段とを具備することを特徴とする。
【0012】このコンピュータシステムにおいては、そ
のシステムに用意されている書き替え可能な不揮発性メ
モリに新たなプログラムルーチンが格納されており、シ
ステムの電源投入に応答して、その不揮発性メモリから
周辺コントローラのRAMに新たなプログラムルーチン
が自動的にローディングされる。このため、不揮発性メ
モリに新たなプログラムルーチンを一旦ライトすれば、
以降は、ユーザは、周辺コントローラへのプログラムロ
ードを何等意識すること無く、その新たなプログラムル
ーチンを使用して周辺コントローラを動作させる事がで
きる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるポータ
ブルコンピュータのシステム構成が示されている。この
ポータブルコンピュータは、ラップトップタイプまたは
ノートブックタイプのパーソナルポータブルコンピュー
タであり、ISA(Industry StandardArchitecture
)仕様のシステムバス(ISA−BUS)11、高速
グラフィック転送用の周辺インターフェースバス(PI
−BUS;Peripheral Interface BUS)12、キ
ーボードインターフェースバス(KBC−BUS)1
3、および電源インターフェースバス(PSC−BU
S)14を備えている。
【0014】システムバス(ISA−BUS)11に
は、メインCPU21、およびI/Oコントローラ22
が接続されている。メインCPU21およびI/Oコン
トローラ22としては、米インテル社により製造販売さ
れているマイクロプロセッサ80486SL、およびそ
のファミリーチップである82360SLがそれぞれ使
用される。
【0015】メインCPU21は、システム全体の制御
を司るためのものであり、システムメモリ23に格納さ
れた処理対象のプログラムを実行する。また、このメイ
ンCPU21は、各種I/Oをアイドル時にパワーダウ
ンするといった低消費電力のためのパワー管理機能を有
している。このパワー管理機能は、システム管理割り込
み(SMI;(System Management Interrupt)と
称されている割り込み処理によって実行される。メイン
CPU21の持つ割り込みには、SMIの他、マスク不
能割り込み(NMI;Non−Maskable Interrupt)、
およびマスク可能割り込み(INTR;Maskable Int
errupt)がある。SMIは、マスク不能割り込みの一種
であるが、前述のNMIやINTRよりも優先度の高
い、最優先度のハードウェア割り込みであり、メインC
PU21の割り込み要求入力SMIをアクティブにする
ことによって起動される。同様に、マスク不能割り込
み、およびマスク可能割り込みも、メインCPU21の
図示しない割り込み要求入力NMI、INTRをアクテ
ィブにすることによってそれぞれ起動されるものであ
る。
【0016】このSMIによる割り込み処理は、パワー
管理のための機能だけでなく、後述する拡張機能を実行
する際にも利用される。I/Oコントローラ22は、C
PUおよびメモリサポート機能を実現するための専用ロ
ジックであり、シリアルポート41に接続されるI/O
機器等の制御、およびプリンタポート(EPP;Enhan
ced PrinterPort )43に接続される外部プリンタの
制御を行なう。また、このI/Oコントローラ22に
は、直接メモリアクセス制御のためのDMAコントロー
ラが2個、割り込みコントローラ(PIC;Programma
ble Interrupt Controller )が2個、タイマ(P
IT;Programmable Interval Timer )が2個、シ
リアルI/Oコントローラ(SIO;Serial Input/
Output Controller )が2個、リアルタイムクロック
(RTC;Real Time Clock)が1個内蔵されてい
る。リアルタイムクロックは、独自の動作用電池を持つ
時計モジュールであり、その電池から常時電源が供給さ
れるCMOS構成のスタティックRAM(以下、CMO
Sメモリと称する)を有している。このCMOSメモリ
は、システム構成を示すセットアップ情報の格納等に利
用される。
【0017】メインCPU21およびI/Oコントロー
ラ22間の通信は、システムバス(ISA−BUS)1
1、またはメインCPU21とI/Oコントローラ22
間に設けられた専用のインターフェース線を介して実行
される。メインCPU21とI/Oコントローラ22間
のインターフェース信号には、例えば、メインCPU2
1のSMI機能を制御するための信号等が含まれてい
る。
【0018】すなわち、メインCPU21の割り込み要
求入力SMIには、ANDゲートG1を介して、I/O
コントローラ22またはステータスLCD制御ゲートア
レイ(SLCDC GA)26から出力されるアクティ
ブローのSMI信号が供給される。ステータスLCD制
御ゲートアレイ(SLCDC GA)26からのSMI
信号は、パワー管理機能やホットキー機能などの各種の
特殊処理をメインCPU21に要求するときに発生され
るものであり、またI/Oコントローラ22からのSM
I信号はタイマによる時間監視等によってI/Oのパワ
ーダウンの必要性が検出された時などに発生される。
【0019】ここで、ホットキーとは、システム動作環
境の設定/変更等の特殊機能の実行をメインCPU21
に対して直接的に要求するためのキーであり、キーボー
ド51上の特定の幾つかのキーがそのホットキーとして
割り当てられている。このホットキーが操作されると、
メインCPU21によって提供されるシステム動作環境
の設定/変更に係わる幾つかの機能が直接呼び出され、
実行される。このホットキー処理においては、システム
バス(ISA−BUS)11を介した通常のキーデータ
送信を行なわずに、メインCPU21にSMIが発行さ
れ、キーボードインターフェースバス(KBC−BU
S)13およびステータスLCD制御ゲートアレイ(S
LCD GA)を通じてそのホットキーのキーデータが
メインCPU21に送られる。
【0020】ホットキーにより呼び出すことができるメ
インCPU21の機能としては、、インスタントセキュ
リティ機能、パワーセーブモードの切り替え機能、レジ
ューム/ブートモードの切り替え機能、LCD/CRT
表示の切り替え機能、LCDパネルの黒白反転表示機能
等がある。これら機能は、BIOS−ROM25に格納
されているプログラムによって提供されるものである
が、どのプログラムを実行するかは、SMIによって起
動されるSMI処理プログラムによって振り分けられ
る。SMI処理プログラムはメモリ常駐終了型のプログ
ラムであるため、アプリケーションプログラムの実行中
であっても、押下されたホットキーに対応する機能を即
時に呼び出すことができる。
【0021】また、ホットキーにより呼び出すことがで
きる機能には、メインCPU21ではなく、ハードウェ
アによって直接実行・制御される機能もある。この機能
には、後述するキーボードコントローラ(KBC)30
によって実行されるもの、電源コントローラ(PSC)
46によって実行されるものがある。キーボードコント
ローラ(KBC)30によって提供されるのは、キーボ
ード51上の一部のキーを矢印キーにオバーレイして使
用する“Arrow”モードの設定機能、キーボード5
1上の一部のキ−をテンキーにオバーレイして使用する
“Numeric”モードの設定機能、キーボード51
の“Scroll Lock”モードの設定機能であ
る。電源コントローラ(PSC)46によって提供され
るのは、LCDパネル49のコントラスト/輝度の調整
機能、および図示しないスピーカーの音量調整機能であ
る。
【0022】メインCPU21のローカルバスには、シ
ステムメモリ23と、オプションのDRAMカード24
が接続される。システムメモリ23は、このシステムの
メインメモリとして利用されるものであり、処理対象と
なるプログラムおよびデータ等が格納される。このシス
テムメモリ23は、標準で4Mバイトの記憶容量を有し
ている。DRAMカード24は、このコンピュータシス
テムの拡張メモリとして使用されるものであり、コンピ
ュータ本体に設けられた88ピンの専用カードスロット
にオプション接続される。このDRAMカード24に
は、2Mバイト、4Mバイト、8Mバイト、16Mバイ
ト等の種類がある。
【0023】また、システムバス(ISA−BUS)1
1には、BIOS−ROM25が接続されている。この
BIOS−ROM25は、基本入出力プログラム(BI
OS;Basic I/O System )を記憶するためのも
のであり、プログラム書き替えが可能なようにフラッシ
ュメモリ(FLASH MEM)によって構成されてい
る。基本入出力プログラムには、電源投入時の初期化処
理のためのプログラム(IRTルーチン)や、各種入出
力装置を制御するためのドライバプログラムを始め、ホ
ットキー操作に関係する処理を行なうためのプログラム
等が含まれている。
【0024】さらに、このBIOS−ROM25には、
キーボードコントローラ(KBC)30の機能変に変更
・追加のためにそのキーボードコントローラ(KBC)
30のRAMにローディングされるプログラムルーチン
(ファームウェア)が格納されている。このプログラム
ルーチンは、IRTルーチンによってキーボードコント
ローラ(KBC)30にローディングされる。
【0025】システムバス(ISA−BUS)11に
は、さらに、ステータスLCD制御ゲートアレイ(SL
CDC GA)26、フロッピーディスクコントローラ
(FDC)27、PCMCIAゲートアレイ(PCMC
IA GA)28、キーボードコントローラ(KBC)
30、拡張ユニット(Desk Station)が装着可能な
拡張コネクタ31、およびハードディスクドライブ(H
DD)42が接続されている。
【0026】ステータスLCD制御ゲートアレイ(SL
CDC GA)26は、ステータスLCD44の表示制
御、キーボードコントローラ(KBC)30との通信、
および電源コントローラ(PSC)46との通信を行な
う。
【0027】ステータスLCD44は、このポータブル
コンピュータの各種動作状態、つまり前述のバッテリ動
作残り時間や各種動作モードの設定状態を表示のために
設けられた状態表示専用の液晶サブディスプレイであ
る。
【0028】ステータスLCD制御ゲートアレイ(SL
CDC GA)26とキーボードコントローラ(KB
C)30間の通信は、メインCPU21とキーボードコ
ントローラ(KBC)30間の各種制御情報の転送を高
速実行するために行なわれるものであり、その通信には
専用のキーボードインターフェースバス(KBC−BU
S)13が利用される。すなわち、ステータスLCD制
御ゲートアレイ(SLCDC GA)26は、メインC
PU21とキーボードコントローラ(KBC)30間で
授受される制御情報を一時的に保持する複数のレジスタ
群を有しており、キーボードコントローラ(KBC)3
0はキーボードインターフェースバス(KBC−BU
S)13を介してそのレジスタ群をリード/ライトし、
メインCPU21はシステムバス11を介してこれらレ
ジスタ群をリード/ライトする。このレジスタ群には、
前述のSMI信号をANDゲートG1に供給するために
使用されるレジスタや、キーボードコントローラ(KB
C)30から送信されるホットキーのキーデータを保持
するレジスタ(Fnステータスレジスタ)も含まれてい
る。
【0029】ステータスLCD制御ゲートアレイ(SL
CDC GA)26と電源コントローラ(PSC)46
との通信は、メインCPU21と電源コントローラ(P
SC)46間の各種制御情報の転送を高速実行するため
に行なわれるものであり、その通信には専用の電源イン
ターフェースバス(PSC−BUS)14が利用され
る。すなわち、ステータスLCD制御ゲートアレイ(S
LCDC GA)26は、メインCPU21と電源コン
トローラ(PSC)46間で授受される制御情報を一時
的に保持するI/Oレジスタ群を有しており、電源コン
トローラ(PSC)46は、電源インターフェースバス
(PSC−BUS)14を介して、対応するレジスタ群
をリード/ライトする。メインCPU21は、システム
バス11を介してこれらレジスタ群をリード/ライトす
る。電源コントローラ(PSC)46によるホットキー
処理の機能は、ステータスLCD制御ゲートアレイ(S
LCDC GA)26のステータスレジスタのキーデー
タを電源インターフェースバス(PSC−BUS)14
を介して読みとることによって実行される。
【0030】フロッピーディスクコントローラ(FD
C)27は、3.5インチ、740K、1.2M/1.
44Mバイトの3モードのフロッピーディスクドライブ
(FDD)45を制御するためのものであり、可変周波
数発振器(VFO)を内蔵している。
【0031】PCMCIAゲートアレイ(PCMCIA
GA)28は、PCMCIAスロット48a,48b
にオプション装着される68ピンのPCMCIA(Per
sonal Computer Memory Card International Ass
ociatuon)カードのリード/ライト制御、およびキーボ
ードコントローラ(KBC)30との通信を行なう。ま
た、このPCMCIAゲートアレイ(PCMCIA G
A)28には、EEPROM29とのインターフェース
ロジック、およびセキュリティ機能を実現するためのロ
ジックも含まれている。
【0032】2つのPCMCIAスロット48a,48
bの内、スロット48aは、全タイプのカード、即ち1
8mm厚のThickタイプ、10.5mm厚のタイプ
3、5.0mm厚のタイプ2、及び3.3mm厚のタイ
プ1の4種類のPCMCIAカードをサポートし、スロ
ット48bは、5.0mm厚または3.3mm厚のタイ
プ2、タイプ1の2種類のPCMCIAカードをサポー
トする。ここで、サイズの小さい5.0mm厚または
3.3mm厚のPCMCIAカードは、セキュリティカ
ードとして使用される。PCMCIAゲートアレイ(P
CMCIA GA)28のセキュリティ機能は、セキュ
リティカードからリードした暗証番号とEEPROM2
9の暗証番号の検証等を行ない、一致した場合のみシス
テムの起動を許可するといった処理を行なう。
【0033】また、セキュリティ機能には、インスタン
トセキュリティと称される機能もある。このインスタン
トセキュリティ機能は、キーボードコントローラ(KB
C)30からの所定のホットキー処理の指示に応答し
て、LCDパネル49の表示画面の消灯やキーボード5
1のキーロック等の処理を行なうためのものであり、ユ
ーザによるキーボード51のキー操作で所定のパスワー
ドが入力された際に元の状態に復帰される。このときの
パスワード検証は、キーボードコントローラ(KBC)
30がPCMCIAゲートアレイ(PCMCIA G
A)28のレジスタからパスワードをリードし、それを
キー入力されたパスワードと比較することによって実行
される。検証結果は、PCMCIAゲートアレイ(PC
MCIA GA)28のレジスタを介して例えばSMI
によってメインCPU21に送られる。
【0034】キーボードコントローラ(KBC)30
は、コンピュータ本体に組み込まれている標準装備の内
蔵キーボード51を制御するためのものであり、1チッ
プマイクロコンピュータから構成されている。このキー
ボードコントローラ(KBC)30の主な機能は、スキ
ャンコードコントローラ(SCC)30aとの通信、メ
インCPU21との通信、メインCPU21からの各種
コマンドの実行、送受信データのエラーチェック、シス
テム内のI/O制御などである。スキャンコードコント
ローラ(SCC)30aは、内蔵キーボード51のキー
マトリクスをスキャンして押下キーに対応する信号を受
けとり、それを所定のキーコード(スキャンコード)に
変換する。この場合、内蔵キーボード51上に設けられ
ているホットキーに対応するキーコードは、キーボード
コントローラ(KBC)30によって、キーボードイン
ターフェースバス(KBC BUS)13を介してステ
ータスLCD制御ゲートアレイ(SLDC GA)26
に送られ、そしてSMIによってメインCPU21に送
信される。一方、ホットキー以外の他のキーコードは、
通常通り、キーボードコントローラ(KBC)30によ
って、システムバス(ISA−BUS)11を介してI
NTRによってメインCPU21に送信される。また、
キーボードコントローラ(KBC)30は、オプション
接続されるマウス42、外部キーボード53を制御する
機能も有している。
【0035】拡張コネクタ31には、拡張ユニット(D
esk Station)が接続可能であり、拡張ユニットに通信
ボード等の各種拡張ボードを装着することによって、機
能拡張することができる。ハードディスクドライブ(H
DD)42は、IDE(Integrated Drive Electro
nics)インターフェースを有し、メインCPU21によ
って直接的にアクセス制御される。このハードディスク
ドライブ(HDD)42は、2.5インチ、120M/
200Mバイトの記憶容量を持つ。
【0036】周辺インータフェースバス(PI−BU
S)12には、VGA(Video Graphics Array)仕
様に準拠した表示コントローラ(以下、VGAコントロ
ーラと称する)32が接続されている。このVGAコン
トローラ32は、標準装備されているモノクロ階調表示
またはカラー表示のバックライト付きLCDパネル4
9、およびオプション接続されるカラーCRT50を表
示制御するためのものであり、周辺インターフェースバ
ス(PI−BUS)12を介してメインCPU21から
画像データを受けとり、それを画像メモリ(VRAM)
33に描画する。この場合、システムバス(ISA−B
US)11は使用されないので、画像データの転送によ
ってシステム性能が低下されることはない。LCDパネ
ル49の輝度・コントラストは、キーボード51からの
ホットキー操作によって調整されるように構成されてい
る。
【0037】さらに、このシステムには、電源コントロ
ーラ(PSC)46、および電源回路(PS)47が設
けられている。電源コントローラ(PSC)46は、1
チップマイクロコンピュータから構成されており、メイ
ンCPU21からのコマンドに応じて電源回路47から
各ユニットへの電源電圧の供給や、各ユニットのパワー
ダン制御を行う。電源コントローラ(PSC)46とメ
インCPU21との通信は、電源インターフェースバス
(PSC−BUS)14、およびステータスLCD制御
ゲートアレイ(SLCDC GA)26のレジスタを介
して行なわれる。また、電源コントローラ(PSC)4
6は、ステータスLCD制御ゲートアレイ(SLCDC
GA)26のステータスレジスタに入力されるキーデ
ータにしたがって、LCDパネル49の輝度/コントラ
スト調整や、スピーカ音量調整等のホットキー処理も実
行する。電源回路47は、このコンピュータ本体に内蔵
されるバッテリまたはACアダプタを介して供給される
外部電源から、各ユニットに供給するための所定電圧値
の内部電源を生成する。また、電源回路47はこのコン
ピュータの電源スイッチがOFFされた場合でもバック
アップ電源BKを発生し、各ユニットに供給する。
【0038】次に、図2を参照して、キーボードコント
ローラ(KBC)30の構成を説明する。前述したよう
に、キーボードコントローラ(KBC)30は1チップ
マイクロコンピュータ内蔵のインテリジェントコントロ
ーラであり、図示のように、CPU301、システムバ
スインターフェース302、KBCバスインターフェー
ス303、SCCインターフェース304、外部キーボ
ードインターフェース305、マウスインタ−フェース
306、内蔵キーボードスキャンインタ−フェース30
7、入力ポート308、出力ポート309、ROM31
0、およびRAM311を備えている。
【0039】CPU301は、キーボードコントローラ
(KBC)30の全ての処理を制御する。システムバス
インターフェース302およびKBCバスインターフェ
ース303は、それぞれシステムバス11およびKBC
バス13との通信用のインターフェースであり、その各
々には、ステータスレジスタ、入力バッファ、および出
力バッファなどから構成されている。
【0040】SCCインターフェース304はスキャン
コードコントローラ(SCC)30aとの通信用インタ
ーフェースであり、外部キーボードインターフェース3
05、およびマウスインタ−フェース306は、それぞ
れ外部キーボード53およびマウス52との通信用イン
ターフェースである。
【0041】内蔵キーボードスキャンインタ−フェース
307は、SCC30aを介さずに内蔵キーボード51
をスキャン制御するためにインターフェースであり、ス
キャンラインとリタンラインに接続されている。SCC
30aを用いて内蔵キーボードをスキャン制御する場合
には、内蔵キーボードスキャンインタ−フェース307
は使用されない。
【0042】入力ポート308および出力ポート309
は、システム内の各種ハードウェアとのI/O制御のた
めに使用される。ROM310はプログラムメモリであ
り、CPU301によって実行される各種標準プログラ
ム、すなわちブートルーチン、プログラムロードルーチ
ン、処理ルーチンa,b,c,…を格納している。処理
ルーチンa,b,c,…は、それぞれキーボードコント
ローラ30によってサポートされている各種機能(通信
機能、各種コマンド処理の機能など)を実行するための
プログラムである。
【0043】ブートルーチンは、リセット時にCPU3
01によって最初に実行されるプログラムであり、この
ルーチンの実行によってキーボードコントローラ30の
各ユニットが初期設定される。ロードルーチンは、シス
テムバス11を介してBIOS−ROM25から転送さ
れるプログラムをRAM311にローディングするため
のプログラムであり、メインCPU11からのロードコ
マンドに応答して起動され、バイト単位でプログラムを
RAM311にロードする。ROM/RAM切り替えル
ーチンは、ROM310内の処理をRAM311の処理
に切り替えるためのルーチンであり、ROM310内の
実行対象の処理ルーチンに対応するルーチンがRAM3
11にローディングされているならば、ROM310内
の処理ルーチンに代えてRAM311の処理ルーチンを
実行する。
【0044】RAM311はCPU301のワークエリ
アとして利用されるものであるが、このRAM311に
は、さらに、フラグエリア401、およびプログラムロ
ードエリア402が割り当てられている。
【0045】プログラムロードエリア402は、BIO
S−ROM25からの新たな処理ルーチンがローディン
グされるエリアである。フラグエリア401は、プログ
ラムロードエリア402にローティングされた処理ルー
チンがROM310のどの処理ルーチンに対応するかを
示すフラグを保持する。このフラグは、ROM/RAM
切り替えルーチンによって分岐フラグとして利用され
る。すなわち、ROM/RAM切り替えルーチンは、R
OM310内の実行対象の処理ルーチンに対応するルー
チンがRAM311にローディングされているか否かを
分岐フラグを参照して検出し、ローディングされている
ならばRAM311のルーチンに分岐し、ローディング
されて無いならばROM310内の実行対象の処理ルー
チンを呼び出す。
【0046】次に、図3を参照して、RAM311のフ
ラグエリア401、プログラムロードエリア402の具
体的な内容の一例を説明する。ここでは、ROM310
に処理ルーチンa〜jの10個の標準ルーチンが格納さ
れており、それに対応して、RAM311のフラグエリ
ア401に10個のフラグFa〜Fjが用意されている
場合を想定する。
【0047】これら10個のフラグFa〜Fjは、プロ
グラムロードエリア402にプログラムがロードされる
前は全てデフォルト値“0”にセットされている。も
し、標準の処理ルーチンaに対応する新処理ルーチンa
´と標準の処理ルーチンbに対応する新処理ルーチンb
´がローディングされたならば、図示のように、フラグ
Fa=“1”、Fb=“1”にセットされる。
【0048】このようなフラグ値“1”のセットは、例
えば、BIOS−ROM25から新処理ルーチンと一緒
にロードされフラグデータを、フラグエリア401にラ
イトされることによって行われる。
【0049】すなわち、キーボードコントローラ30内
での新処理ルーチンのローディング処理は、メインCP
U21からのロードコマンドに応答して次のように実行
される。
【0050】まず、メインCPU21からロードコマン
ドが与えられ、そのコマンドによって、ロード先アドレ
スとロードデータサイズが指定される。そして、キーボ
ードコントローラ30のCPU301は、その指定され
たアドレスに基づいて1バイト単位でRAM311のプ
ログラムロードエリア402へのプロクラムロードを実
行する。この場合、ロードされるデータには、プログラ
ムの他にフラグデータも含まれており、これをフラグエ
リア401にライトすることによって、ロードしたルー
チンに対応するフラグが“1”にセットされる。
【0051】次に、図4のフローチャートを参照して、
システムからキーボードコントローラ30へのプログラ
ム転送処理を説明する。このプログラム転送は、CPU
21がBIOS−ROM25のIRTルーチンを実行す
ることによって行われる。IRTルーチンは、電源スイ
ッチが投入されてシステムがパワーオンされた時に起動
され、最初に、メモリの初期化を行い(ステップS1
1)、それが正常に終了すると各種周辺LSIの初期化
を行う。この初期化処理では、キーボードコントローラ
30の初期化処理(ステップS12)も実行される。
【0052】キーボードコントローラ30の初期化処理
(ステップS12)においては、キーボードコントロー
ラ30へのプログラム転送が次のように行われる。すな
わち、IRTルーチンは、BIOS−ROM25に書き
込まれているローダを実行して、ロードコマンドをキー
ボードコントローラ30に発行し、そしてBIOS−R
OM25からキーボードコントローラ30にシステムバ
ス11を介して処理プログラムを転送する(ステップS
21〜S23)。ロードコマンドでは、ロード先アドレ
スとロードデータサイズが指定され、1バイト単位でプ
ログラムがキーボードコントローラ30に送られ、RA
M311にロードされる。
【0053】キーボードコントローラ30の初期化処理
が正常終了すると(ステップS23)、他のコントロー
ラの初期化処理を実行した後、IRTルーチンからBI
OS−ROM25のブートルーチンに制御が移され、オ
ペレーティングシステムがシステムメモリ23に読み込
まれる。なお、レジュームモードの場合には、電源オフ
時にセーブされた各種システムステータスが元のレジス
タやメモリにリストアされ、電源オフ直前の状態からシ
ステム動作が再開されるが、この場合にも、そのレジュ
ーム処理に先立って、システムからキーボードコントロ
ーラ30へのプログラム転送処理が実行される。
【0054】このように、キーボードコントローラ30
へのプログラムのローディング処理は、システムのパワ
ーオンに応答して自動的に実行される。次に、図5のフ
ローチャートを参照して、キーボードコントローラ30
におけるROMの処理とRAMの処理の切り替え動作に
ついて説明する。
【0055】システムがパワーオンされると、キーボー
ドコントローラ30のCPU301は、まず、ROM3
10に格納されている標準プログラム内のブートルーチ
ンを実行して、キーボードコントローラ30内の各ユニ
ットの初期化を行う(ステップS31)。次いで、メイ
ンCPU21からのコマンドに応答してROM310の
ロードルーチンが実行され、CPU301は、メインC
PU21から転送される機能変更や追加のための新ルー
チンをRAM311のプログラムロードエリア402に
ローディングする(ステップS32)。この時、そのロ
ーディングされたデータに含まれるフラグデータによ
り、その新ルーチンに対応するフラグが“1”にセット
される。
【0056】すなわち、新ルーチンのロードの後でフラ
グエリア401全体を書き替えるフラグデータがキーボ
ードコントローラ30に転送され、それがRAM311
のフラグエリア401に書き込まれる。
【0057】プログラムロード後のキーボードコントロ
ーラ30の処理は、ROM/RAM切り替えルーチンに
よって、実行対象のルーチン毎にROMのプログラムを
実行するか、RAMのプログラムを実行するかが決定さ
れる。
【0058】すなわち、たとえばメインCPU21から
のコマンドによって処理ルーチンaが実行対象のルーチ
ンとして指定された場合には、その処理ルーチンaに対
応するフラグFaが参照され、フラグFaの値によって
ROMまたはRAMの対応するルーチンに分岐される
(ステップS33〜S35)。
【0059】RAM311に処理ルーチンa´がローデ
ィングされている場合、すなわちフラグFa=1なら
ば、ROM310の処理ルーチンaに代わってRAM3
11の処理ルーチンa´が実行される。
【0060】一方、RAM311に処理ルーチンa´が
ローディングされてない場合、すなわちフラグFa=0
ならば、ROM310の処理ルーチンaが実行される。
同様にして、各処理毎に対応するフラグが参照され、そ
のフラグ=0であればROM310の該当する処理ルー
チンが実行され、フラグ=1であればROM310の処
理ルーチンに代わってRAM311の新たな処理ルーチ
ンが実行される(ステップS36〜S41)。
【0061】以上のように、この実施例のキーボードコ
ントローラ30においては、ROM310にはキーボー
ド51等の制御のための各種標準ルーチンが格納されて
おり、RAM311のプログラムロードエリア402に
は必要に応じて新たなプログラムルーチンがシステム立
ち上げ時にローディングされる。この場合、そのRAM
311にローディングされた新たなプログラムルーチン
に対応するフラグが“1”にセットされる。このフラグ
は、実行対象の処理を制御するための新たなプログラム
ルーチンが、RAM311にローディングされているか
否かを検出するために利用される。実行対象のプログラ
ムルーチンに対応する新たなプログラムルーチンがRA
M311にローディングされている場合には、実行対象
のプログラムルーチンは、ROM310内のプログラム
ルーチンからRAM311内の新たなプログラムルーチ
ンに切り替えられ、その新たなプログラムルーチンがC
PU301によって実行される。
【0062】このように、フラグはROMとRAMのど
ちらのプログラムルーチンをCPU301に実行させる
かを示す分岐条件として利用され、これによってROM
310内の各種プログラムルーチンが部分的にRAM3
11のプログラムルーチンに置き換えられる。したがっ
て、部品交換作業を行うこと無く、キーボードコントロ
ーラ30の機能を変更または追加できるようになり、コ
ンピュータシステムの仕様に応じた機能を持つキーボー
ドコントローラ30を用意に実現できる。
【0063】この場合、機能変更の必要のあるプログラ
ムルーチンについてだけ、ROM310の処理からRA
M311の処理に切り替えることができるので、ROM
内の既存のプログラムルーチンを有効利用でき必要なR
AMサイズが増大される事もない。
【0064】なお、この実施例では、BIOS−ROM
25からキーボードコントローラ30に機能変更または
追加のためのプログラムをローディングしたが、FDD
/HDD/ROM/RAM等、システム内のあらゆるデ
バイスからキーボードコントローラ30にプログラムを
ローディングすることも可能である。
【0065】また、この実施例では、ユーザの作業軽減
を図るために、システム立ち上げ時にキーボードコント
ローラ30に自動的にプログラムをローディングした
が、例えば、ロード用のユーティリティプログラムをF
D等から供給することにより、システム立ち上げ後にロ
ーディング処理を実行させることも可能である。
【0066】さらに、ここではフラグデータを直接RA
Mに書き込むことによってフラグの書き替えを実行した
が、フラグ書き替え用のルーチンを、ロードデータと一
緒にRAMに転送し、ロード終了時に、そのルーチンを
CPU301に実行させることによってもフラグ書き替
えを行うことができる。
【0067】また、このようなプログラムローディング
による機能変更および機能追加は、繁雑な機能をサポー
トするキーボードコントローラ30に特に有効である
が、1チップマイクロコンピュータ内蔵のコントローラ
であれば、他の各種周辺コントローラ、例えば電源コン
トローラ46等に適用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、部品
交換作業を行うこと無く周辺コントローラの機能を変更
または追加できるようになり、機種毎に異なるコンピュ
ータシステムの仕様にそれぞれ適した周辺コントローラ
を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるポータブルコンピ
ュータの全体のシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のシステムに設けられるキーボードコ
ントローラの具体的構成の一例を示すブロック図。
【図3】図2に示したキーボードコントローラに設けら
れているROMとRAMの記憶内容の一例を示す図。
【図4】同実施例においてシステムからキーボードコン
トローラへのプログラム転送動作を説明するフローチャ
ート。
【図5】図2に示したキーボードコントローラのROM
/RAM切り替え動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
21…メインCPU、25…BIOS−ROM、32…
キーボードコントローラ、301…CPU、310…R
OM、311…RAM、401…フラクエリア、402
…プログラムロードエリア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU、ROM、およびRAMを有する
    1チップマイクロコンピュータから構成され、コンピュ
    ータシステムの周辺装置を制御する周辺コントローラに
    おいて、 前記ROMに格納されている各種プログラムルーチンの
    少なくとも1つに対応する新たなプログラムルーチンを
    外部から受信し、前記RAMにローディングする手段
    と、 前記RAMにローディングされたプログラムルーチンが
    前記ROMのどのプログラムルーチンに対応するかを示
    す識別情報を保持する手段と、 前記識別情報を参照して前記ROM内の実行対象のプロ
    グラムルーチンに対応する新たなプログラムルーチンが
    前記RAMにローディングされているか否かを検出する
    手段と、 この検出手段によって前記実行対象のプログラムルーチ
    ンに対応する新たなプログラムルーチンが前記RAMに
    ローディングされていることが決定された際、前記CP
    Uに前記ROM内の実行対象のプログラムルーチンに代
    えて前記RAM内の新たなプログラムルーチンを実行さ
    せる手段とを具備することを特徴とする周辺コントロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記周辺コントローラは、コンピュータ
    システムのキーボードとの通信を行うキーボートコント
    ローラを含むことを特徴とする請求項1記載の周辺コン
    トローラ。
  3. 【請求項3】 CPU、ROM、およびRAMを有する
    1チップマイクロコンピュータから構成された周辺コン
    トローラを有するコンピュータシステムにおいて、 前記コントローラのROMに格納されている各種プログ
    ラムルーチンの少なくとも1つに対応する新たなプログ
    ラムルーチンが格納された書き替え可能な不揮発性メモ
    リと、 前記コンピュータシステムの電源投入に応答して、前記
    新たなプログラムルーチンを前記不揮発性メモリから前
    記コントローラのRAMにローディングする手段とを具
    備し、 前記コントローラは、 前記コントローラのRAMにローディングされたプログ
    ラムルーチンが前記コントローラのROMのどのプログ
    ラムルーチンに対応するかを示す識別情報を保持する手
    段と、 前記識別情報を参照して前記ROM内の実行対象のプロ
    グラムルーチンに対応する新たなプログラムルーチンが
    前記RAMにローディングされているか否かを検出する
    手段と、 この検出手段によって前記実行対象のプログラムルーチ
    ンに対応する新たなプログラムルーチンが前記RAMに
    ローディングされていることが決定された際、前記CP
    Uに前記ROM内の実行対象のプログラムルーチンに代
    えて前記RAM内の新たなプログラムルーチンを実行さ
    せる手段とを具備することを特徴とするコンピュータシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記周辺コントローラは、コンピュータ
    システムのキーボードとの通信を行うキーボートコント
    ローラを含むことを特徴とする請求項3記載のコンピュ
    ータシステム。
JP5213884A 1993-08-30 1993-08-30 周辺コントローラおよびその周辺コントローラを使用したコンピュータシステム Pending JPH0764954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101165295B1 (ko) * 2009-12-31 2012-07-19 한국타이어 주식회사 타이어용 고무 조성물 및 이의 제조방법

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KR101165295B1 (ko) * 2009-12-31 2012-07-19 한국타이어 주식회사 타이어용 고무 조성물 및 이의 제조방법

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