JPH0728585A - スタイラスペンおよびそれを使用したペン入力型コンピュータ - Google Patents

スタイラスペンおよびそれを使用したペン入力型コンピュータ

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JPH0728585A
JPH0728585A JP17006593A JP17006593A JPH0728585A JP H0728585 A JPH0728585 A JP H0728585A JP 17006593 A JP17006593 A JP 17006593A JP 17006593 A JP17006593 A JP 17006593A JP H0728585 A JPH0728585 A JP H0728585A
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JP
Japan
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pen
stylus pen
input
stylus
computer
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JP17006593A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsuoka
義雄 松岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0728585A publication Critical patent/JPH0728585A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J5/00Circuit arrangements for transfer of electric power between ac networks and dc networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means

Abstract

(57)【要約】 【目的】スタイラスペンを個人情報を記憶する外部記憶
装置として利用できるようにし、ペン入力型コンピュー
タの携帯性および操作性の向上を図る。 【構成】スタイラスペン200に不揮発性のフラッシュ
メモリ201が搭載されており、そのフラッシュメモリ
201に個人辞書等の各種データを記憶することができ
る。この場合、そのスタイラスペン200は磁界発生用
のバッテリ305を有する電磁誘導方式のものであり、
静電誘導方式のようにペンをケーブルを介してコンピュ
ータ本体に接続する必要がない。このため、このスタイ
ラスペン200はフロッピーディスクやメモリカードと
同様にコンピュータ本体50と独立して持ち運ぶ事がで
き、且つバッテリ305が消耗してもフラッシュメモリ
201の記憶データが消失されずに保持される。したが
って、スタイラスペン200を個人情報を保持する携帯
可能な外部記憶装置として利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スタイラスペンおよ
びそれを使用したペン入力型コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バッテリ駆動可能なペン入力型の
ポータブルコンピュータが種々開発されている。この種
のコンピュータは、スタイラスペンによって入力された
座標を検出するタブレットを有しており、そのタブレッ
トからの検出信号を利用してスタイラスペンから入力さ
れた手書き文字の認識が行なわれる。
【0003】この手書き文字の認識方式としては、例え
ば、筆記時の画数や筆順などの情報を利用して認識する
方式や、筆順に関係なく入力された文字の構造を解析し
て認識する方式が知られている。どちらの認識方式にお
いても認識時にはその認識方式に対応した標準辞書が参
照され、その標準辞書に登録されている標準文字情報の
中で入力文字に最も類似した文字が認識結果として出力
される。
【0004】認識できる文字は、漢字、ひらがな、英数
字、記号などの文字であり、現在では、これらの文字を
97パーセント以上の認識率で認識することが可能とな
っている。
【0005】さらに、最近のペン入力型コンピュータで
は、いわゆる癖字に対する認識率を高めるために、個人
辞書を利用した文字認識機能がサポートされている。こ
の個人辞書はスタイラスペンを用いてユーザによって実
際に入力された文字情報に基づいて作成され、フロッピ
ーディスクやメモリカードなどに記憶される。これらフ
ロッピーディスクやメモリカードに記憶された個人辞書
は、必要に応じてペン入力型コンピュータに読み込ま
れ、文字認識のための辞書として標準辞書と併用して使
用される。
【0006】しかしながら、このような個人辞書を利用
する場合には、その個人情報が記憶されているフロッピ
ーディスクやメモリカードを、コンピュータ本体と一緒
に持ち運ばなければならないので、その携帯性が損なわ
れるという欠点がある。
【0007】特に、ペン入力をサポートする小型のポー
タブルコンピュータの場合にはそれをノートやメモ帳の
代わりに使用するといった利用形態が多いので、この様
な携帯性の低下は非常に大きな問題となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、個人辞書な
どの個人情報を記憶するデータ記憶単体としてフロッピ
ーディスクやメモリカードが利用されており、個人情報
を利用する場合には、それらフロッピーディスクやメモ
リカードをペン入力型コンピュータと一緒に持ち運ばな
ければならず、その携帯性が損なわれる欠点があった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、ペン入力型コンピュータのスタイラスペンを外
部記憶装置として利用できるようにし、ペン入力型コン
ピュータの携帯性を損なうこと無く個人情報を有効に利
用することができるスタイラスペンおよびそのスタイラ
スペンを使用したペン入力型コンピュータを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
磁界発生用の内蔵電池を有し、その発生磁界によってペ
ン入力型コンピュータへの座標入力を行うスタイラスペ
ンにおいて、スタイラスペン本体と、このスタイラスペ
ン本体に設けられ、前記ペン入力型コンピュータ本体に
設けられた通信ポートとの間でデータ入出力を行うため
の入出力インターフェースと、前記スタイラスペン本体
に内蔵され、前記入出力インターフェースを介して前記
コンピュータ本体から転送されるデータを記憶する不揮
発性メモリと、前記スタイラスペン本体に内蔵され、前
記入出力インターフェースを介して前記コンピュータ本
体から供給される制御情報にしたがって前記不揮発性メ
モリのリード/ライト動作を制御する制御回路とを具備
し、前記不揮発性メモリが前記ペン入力型コンピュータ
の外部記憶装置として使用されるように構成されている
ことを特徴とする。
【0011】このスタイラスペンにおいては、不揮発性
メモリが搭載されており、その不揮発性メモリに個人情
報等の各種データを記憶することができる。この場合、
そのスタイラスペンは磁界発生用の内蔵電池を有する電
磁誘導方式のものであり、静電誘導方式のペンのように
ペーンをコンピュータ本体にケーブル接続する必要がな
い。このため、このスタイラスペンは、フロッピーディ
スクやメモリカードと同様にコンピュータ本体と独立し
て持ち運ぶ事ができるデータ記憶単体として利用するこ
とができる。また、スタイラスペンに搭載されたメモリ
は不揮発性であるので、内蔵電池が消耗しても記憶デー
タが消失される事はない。
【0012】したがって、ペン入力型コンピュータのス
タイラスペンを個人情報を保持する携帯可能なデータ記
憶単体として利用できるようになり、ペン入力型コンピ
ュータの携帯性を損なうこと無く個人情報を有効に利用
することが可能となる。特に、スタイラスペンの不揮発
性メモリに個人辞書を記憶した場合には、1台のペン入
力型コンピュータを不特定のユーザが使用する場合で
も、スタイラスペンだけを各ユーザ毎に別個に持つこと
によってユーザそれぞれが自分の個人辞書を有効に利用
することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるペン入
力型ポータブルコンピュータのシステム構成が示されて
いる。
【0014】このペン入力型ポータブルコンピュータ
は、液晶表示パネルとこれに一体設けられた透明タブレ
ットとを有するタイプのものであり、CPU11、入出
力ゲートアレイ(I/O GA)12、メインメモリ1
3、システム管理RAM(SM−RAM)14を備えて
いる。メインメモリ13およびシステム管理RAM(S
M−RAM)14は、ローカルバス1に接続されてい
る。
【0015】また、このシステムには、BIOS−RO
M15、リアルタイムクロック(RTC)16、スーパ
ーインテグレーション回路(SI)26、液晶コントロ
ーラ(液晶CNT)27、第1,第2のICカードコン
トローラ(IC−CNT)28,29、キーボードコン
トローラ(キーボードCNT)30、ペンI/Oコント
ローラ(ペンI/O−CNT)100が設けられてお
り、これらはISA(International Standard Ass
ociation)仕様のシステムバス2に接続されている。
【0016】CPU11としては、米インテル社により
製造販売されているマイクロプロセッサ80386SL
またはその互換プロセッサが使用される。このCPU1
1は、各種I/Oをアイドル時にパワーダウンするとい
った低消費電力のためのパワーセーブモードを有してい
る。このパワーセーブモードには、サスペンドモードが
ある。サスペンドモードは、最も電力消費の少ないパー
ワーセーブモードである。サスペンドモードでは、アプ
リケーションプログラムの再スタートに必要なデータが
記憶されているメモリ以外は、システム内のほとんど全
てのユニットはパワーダウンされる。このサスペンドの
機能は、前述のマイクロプロセッサ80386SLまた
はその互換プロセッサによってサポートされているシス
テム管理割り込み(SMI;System Management I
nterrupt)を利用して起動することができる。
【0017】I/Oゲートアレイ12は、CPU11お
よびメモリのサポート機能を実現するための専用ロジッ
クであり、ローカルバス1に接続されたメインメモリ1
3、SM−RAM14、増設メモリカード25とCPU
11との間の入出力制御を始め、システムバス2に接続
された各種ユニットとCPU11との間の入出力制御を
行なう。また、このI/Oゲートアレイ12には、シス
テム制御に必要な機能を実現するためのユニット、つま
り、直接メモリアクセス制御のためのDMAコントロー
ラ、割り込みコントローラ(PIC;Programmable
Interrupt Controller )、タイマ(PIT;Progr
ammable Interval Timer )、シリアルI/Oコント
ローラ(SIO;Serial Input/Output Controlle
r )が内蔵されている。
【0018】CPU11およびI/Oゲートアレイ12
間の通信は、専用のインターフェース線を介して実行さ
れる。CPU11とI/Oゲートアレイ12間のインタ
ーフェース信号には、例えば、CPU11のSMI機能
を制御するための信号等が含まれている。
【0019】すなわち、CPU11の割り込み要求入力
SMIには、I/Oゲートアレイ12から出力されるア
クティブローのSMI信号が供給される。このSMI信
号は、例えば、I/Oゲートアレイ12の内部タイマか
らの要求や、リアルタイムクロック(RTC)16、電
源コントローラ(PSC)31等の外部ユニットからの
要求に応じて発生される。例えば、電源コントローラ
(PSC)31からの要求は、システムの電源をオン/
オフ制御する電源スイッチ311がオフされた時や、バ
ッテリ312の容量低下(ローバッテリ状態)が検出さ
れた時等に発生される。
【0020】メインメモリ13は、例えば、標準で4M
バイトの記憶容量を有しており、ここには、オペレーテ
ィングシステム、処理対象のアプリケーションプログラ
ム、およびアプリケーションプログラムによって作成さ
れたユーザデータ等が格納される。オペレーティングシ
ステムは、ペン入力をサポートするI/Oシステムを含
むものであり、CPU11のプロテクトモードで動作す
るように構成されている。また、このオペレーティング
システムには、各種の文字認識プログラムを組み込むこ
とができる。このオペレーティングシステムとしては、
例えば、米GO社によって開発、販売されているペンポ
イントを使用することができる。
【0021】SM−RAM14はこのシステムのパワー
管理機能を実現するために設けられたものであり、32
Kバイトの記憶容量を持つ。このSM−RAM14は、
メインメモリ13のアドレス60000Hから67FF
FHまでのアドレス空間にマッピングされるオ−バレイ
であり、SMI信号がCPU11に入力された時だけア
クセス可能となる。システムがサスペンドモードに移行
する時には、アプリケーションプログラムの再スタート
に必要なシステムのステータス、つまりSMIが発生さ
れた時のCPU11のレジスタおよび各種周辺ハードウ
ェアのステータスが、SM−RAM14にスタック形式
でセーブされる。
【0022】増設メモリカード25は、コンピュータ本
体に設けられた88ピンの専用カードスロットにオプシ
ョン接続される。この増設メモリカード25は、専用の
DRAMカードであり、2Mバイト、4Mバイト、8M
バイト、16Mバイト等の種類がある。
【0023】BIOS−ROM15は、BIOS(Bas
ic I/O System )を記憶するためのものであり、
プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリ
(フラッシュEEPROM)によって構成されている。
BIOSは、リアルモードで動作するように構成されて
いる。このBIOSには、電源投入時にメモリや各種ハ
ードウェアデバイスのテストおよび初期設定するための
IRTルーチンとオペレーティングシステムからの要求
にしたがって各種ハードウェアデバイスを制御するため
の各種デバイスドライバと、サスペンドSMIルーチン
およびレジュームSMIルーチン等を含むSMIサービ
スプログラムと、実行するSMIサービスルーチンを決
定するためのSMIハンドラ等が含まれている。
【0024】SMIハンドラは、SMIが発生した時に
最初に起動されるBIOS内のプログラムであり、これ
によって、SMIの発生要因のチェックや、その発生要
因に対応したSMIサービスルーチンの呼び出しが実行
される。
【0025】リアルタイムクロック(RTC)16は、
独自の動作用電池を持つ時計モジュールであり、その電
池から常時電源が供給されるCMOS構成のスタティク
RAM(以下、CMOSメモリと称する)を有してい
る。このCMOSメモリは、システム構成を示すセット
アップ情報の格納等に利用される。
【0026】スーパ−インテグレーション(SI)26
は、電源コントローラ(PSC)31、RS232Cコ
ネクタ34と接続され、これらとの間でシリアルデータ
による通信制御を行なう一方、フロッピーディスクコネ
クタ(FDDコネクタ)32、プリンタ/フロッピーデ
ィスクコネクタ(PRT/FDDコネクタ)33、ハー
ドディスクドライブ(HDD)35及びタブレットコン
トローラ26と接続され、それぞれとの間でパラレルデ
ータによる通信制御を行なう。
【0027】電源コントローラ(PSC)31は、CP
U11からの指示に応じて各ユニットへの電源供給を制
御するためのものであり、CPU11との通信は、スー
パ−インテグレーション(SI)26内のコマンドレジ
スタを介して実行される。電源コントローラ(PSC)
31は、システムがパワーオフの状態においてもバック
アップ電源BKを発生し、それをメインメモリ13、S
M−RAM14、画像メモリ(VRAM)38に供給す
る。
【0028】フロッピーディスクコネクタ32はフロッ
ピーディスクドライブ(第1FDD)42をオプション
接続するときに用いるコネクタであり、プリンタ/フロ
ッピーディスクコネクタ33はプリンタあるいはフロッ
ピーディスク装置(第2FDD)43をオプション接続
するときに用いるコネクタである。
【0029】タブレットコントローラ36は、透明タブ
レット37を介してスタイラスペン200によって入力
される座標点を検出し、それをスーパーインテグレーシ
ョン26、システムバス2を介してI/Oゲートアレイ
12へ送出する。この場合、座標点の検出は、電磁誘導
方式を利用して行われる。
【0030】液晶コントローラ27は、液晶表示パネル
39の表示制御を行なうものであり、システムバス2を
介してCPU11から送られてくる表示データを画像メ
モリ(VRAM)38に展開し、それを液晶表示パネル
39に表示する。液晶表示パネル39は、例えば縦64
0ドット×横480ドットのドットマトリックスで構成
される透過型のものであり、例えば蛍光表示管(以下
「FL」と略称する)を用いたバックライト40がその
背面側に配置されている。
【0031】ICカードコントローラ28,29は、6
8ピンのPCMCIA(PersonalComputer Memory
Card International Associatuon)カード44,4
5のリード/ライト制御を行なう。キーボードコントロ
ーラ30は、オプション接続されるキーボード46のキ
ー入力制御を行なう。
【0032】ペンI/Oコントローラ(ペンI/O−C
NT)100はスタイラスペン200との間で個人情報
の授受を行うための通信ポートであり、スタイラスペン
200が結合されるペンコネクタ101に接続されてい
る。スタイラスペン200はフラッシュメモリ(フラッ
シュEEPROM)201を内蔵しており、CPU11
からフラッシュメモリ201へのデータ書き込み、およ
びフラッシュメモリ201からそのCPU11へのデー
タ読み出しは、ペンI/Oコントローラ100およびペ
ンコネクタ101を介して実行される。
【0033】図2には、図1のペン入力型ポータブルコ
ンピュータの外観図が示されている。図示のように、ペ
ン入力型ポータブルコンピュータの本体50の表面上に
は、表示パネルユニット55が設けられている。この表
示パネルユニット55は、前述のタブレット37、液晶
表示パネル39、およびバックライトユニット40の積
層構造からなる。また、ペン入力型ポータブルコンピュ
ータの本体50の側面には、ペン収容口60が設けられ
ている。
【0034】このペン収容口60はスタイラスペン20
0を収容するためのものであり、ここには、前述のペン
コネクタ101が設けられている。スタライスペン20
0をペン収容口60に収容した状態では、スタイラスペ
ン200のコネクタ202がペンコネクタ101に接続
される。
【0035】次に、図3を参照して、スタイラスペン2
00内部の具体的な回路構成を説明する。図示のよう
に、スタイラスペン200の内部回路は、3つの回路、
すなわちペン機能回路、データ記憶回路、およびデータ
入出力回路、に大別される。
【0036】ペン機能回路はスタイラスペン200をポ
インティングデバイスとして機能させるための回路であ
り、コイル302、および交流電流発生回路303から
構成されている。コイル302および交流電流発生回路
303から構成された回路は、ペン先スイッチ301の
オン/オフにかかわらず常時オンしており、ペン先スイ
ッチ301の先端から交流磁界を発生する。この交流磁
界の周波数は、後述のマイクロコンピュータ304によ
って制御される。
【0037】データ記憶回路には、前述したフラッシュ
メモリ201に加え、マイクロコンピュータ304、お
よびバッテリ305が含まれている。フラッシュメモリ
201はリード/ライト可能な不揮発性メモリであり、
図1のペンI/Oコントローラ100を介してCPU1
1から転送される個人情報を記憶する。マイクロコンピ
ュータ304は、CPU11からの指示にしたがってフ
ラッシュメモリ201をリード/ライトアクセスする。
また、マイクロコンピュータ304は、ペン先スイッチ
301のオン/オフに応じてペン機能回路から発生され
る交流磁界の周波数を制御する。バッテリ305は、ス
タイラスペン200内の各回路に電源を供給する。
【0038】データ入出力回路は、マイクロコンピュー
タ304と図1のペンI/Oコントローラ100との間
のインターフェースであり、前述のコネクタ202に加
え、ドライバ/レシーバ306、プッシュスイッチ30
7を備えている。プッシュスイッチ307は、マイクロ
コンピュータ304によるフラッシュメモリ201のリ
ード/ライトアクセスを許可または禁止するためのもの
であり、プッシュスイッチ307が押下されて無い状態
(スイッチオフ)ではフラッシュメモリ201のリード
/ライトアクセスは禁止され、プッシュスイッチ307
が押下されている状態(スイッチオン)の状態の時だけ
フラッシュメモリ201のリード/ライトアクセスが許
可される。
【0039】スタイラスペン200をペン収容口60に
収容した時、プッシュスイッチ307は押下されてオン
する。これによって、ペン入力型コンピュータ本体60
からフラッシュメモリ201へのデータ書き込み、およ
びフラッシュメモリ201からペン入力型コンピュータ
本体60へのデータ読み出しが可能となる。
【0040】次に、図4のフローチャートを参照して、
個人辞書の作成動作とその作成された個人辞書をスタイ
ラスペン200に保存する動作を説明する。個人辞書の
作成は、CPU11によって専用のユーティリティプロ
グラムを実行することによって次のように行われる。
【0041】すなわち、個人辞書の作成時には、まず、
パターン登録画面が液晶表示パネル39に表示され、そ
の画面上でスタイラスペン200を用いたユーザによる
文字入力が行われる(ステップS11)。そして、その
入力文字のパターンが文字コードと共に登録され、その
登録された情報に基づいて個人辞書が作成されてメイン
メモリ13に保持される(ステップS12)。この個人
辞書のデータは、予め用意されている標準辞書と同一の
構造を持つ。
【0042】このようなパターン登録および個人辞書の
作成処理は、ユーザが登録しようとする全ての文字につ
いての処理が完了するまで文字単位で繰り返される(ス
テップS13)。このようにして個人辞書の作成処理が
終了すると、今度は、スタイラスペン200への個人辞
書の保存処理が行われる。
【0043】この場合、まず、スタイラスペン200が
コンピュータ本体50のペン収容口60に装着されてい
るか否かがCPU11によって検出される(ステップS
14)。この検出は、例えば、フラッシュメモリ201
の所定アドレスへのデータ書き込み処理および読み出し
処理を順次実行し、それらライトデータとリードとを比
較することによって行うことができる。この場合、スタ
イラスペン200が装着されていればライトデータとリ
ードは一致し、装着されていなければライトデータとリ
ードは不一致となる。このため、その比較結果にしたが
ってスタイラスペン200の装着の有無を検出できる。
【0044】スタイラスペン200が装着されてないこ
とが検出された場合には、ペン装着をユーザに促すメッ
セージが液晶表示パネル39に画面表示される(ステッ
プS15)。
【0045】スタイラスペン200の装着が検出される
と、CPU11からライトコマンドが発行され、それが
ペンI/Oコントローラ100およびペンコネクタ10
1を介してスタイラスペン200に送られる(ステップ
S16)。スタイラスペン200においては、そのライ
トコマンドがコネクタ202およびドライバ/レシーバ
306を介してマイクロコンピュータ304のI/Oポ
ートに伝達される。
【0046】次いで、メインメモリ13に保持されてい
る個人辞書のデータがCPU11によってスタイラスペ
ン200に送られる(ステップS17)。この個人辞書
のデータもマイクロコンピュータ304のI/Oポート
に送られ、マイクロコンピュータ304内蔵のバッファ
に保持される。この後、マイクロコンピュータ304に
よってフラッシュメモリ201がライトアクセスされ、
個人辞書がフラッシュメモリ201に書き込まれる。
【0047】フラッシュメモリ201のライトアクセス
が正常に終了すると、マイクロコンピュータ304から
CPU11に正常終了を示す信号が転送されることによ
り個人辞書の保存処理が終了される。一方、エラーが発
生した場合には、マイクロコンピュータ304からCP
U11にエラー通知がなされ、書き込みの再試行が成さ
れる。
【0048】次に、図5のフローチャートを参照して、
スタイラスペン200からの個人辞書の読み込み動作と
その個人辞書を利用した文字認識処理を説明する。個人
辞書を使用することがユーザによって指示されると、ま
ず、スタイラスペン200がコンピュータ本体50のペ
ン収容口60に装着されているか否かがCPU11によ
って検出される(ステップS21)。この検出は、前述
したようなライト・リード・コンペアの手法によって行
われる。
【0049】スタイラスペン200が装着されてないこ
とが検出された場合には、ペン装着をユーザに促すメッ
セージが液晶表示パネル39に画面表示される(ステッ
プS22)。
【0050】スタイラスペン200の装着が検出される
と、CPU11からリードコマンドが発行され、それが
ペンI/Oコントローラ100およびペンコネクタ10
1を介してスタイラスペン200に送られる(ステップ
S23)。スタイラスペン200においては、そのリー
ドコマンドがコネクタ202およびドライバ/レシーバ
306を介してマイクロコンピュータ304のI/Oポ
ートに伝達される。この後、マイクロコンピュータ30
4によってフラッシュメモリ201がリードアクセスさ
れ、個人辞書がフラッシュメモリ201から読み出され
る。
【0051】この読み出された個人辞書は、ドライバ/
レシーバ306およびコネクタ202を通してコンピュ
ータ本体に送られ、そのメインメモリ13に格納される
(ステップS24)。
【0052】フラッシュメモリ201のリードアクセス
にエラーが発生した場合には、マイクロコンピュータ3
04からCPU11にエラー通知がなされ、リード動作
の再試行が成される(ステップS25)。
【0053】個人辞書の読み込みが正常終了すると、今
度は、入力文字の認識処理が行われる。ここでは、ま
ず、文字入力画面が液晶表示パネル39に表示され、そ
の画面上でスタイラスペン200を用いたユーザによる
文字入力が行われる(ステップS26)。そして、文字
認識処理が実行され、入力文字のパターンや各種筆記情
報が標準辞書および個人辞書の各文字の情報と比較され
て、類似した文字の候補が選択される(ステップS2
7)。この場合、標準辞書には登録されて無い例えば癖
字などの文字についても、その類似文字の候補を個人辞
書から発見することができる。次いで、通常通り、候補
文字が順番に画面表示され、ユーザによる確定/次候補
の選択指定に応じて認識結果が確定される(ステップS
28〜S31)。
【0054】以上のように、この実施例においては、ス
タイラスペン200に不揮発性のフラッシュメモリ20
1が搭載されており、そのフラッシュメモリ201に個
人辞書等の各種データを記憶することができる。この場
合、そのスタイラスペン200は磁界発生用のバッテリ
305を有する電磁誘導方式のものであり、静電誘導方
式のようにペンをケーブルを介してコンピュータ本体5
0に接続する必要がない。このため、このスタイラスペ
ン200はフロッピーディスクやメモリカードと同様に
コンピュータ本体50と独立して持ち運ぶ事ができ、且
つバッテリ305が消耗してもフラッシュメモリ201
の記憶データが消失されずに保持される。
【0055】したがって、スタイラスペン200を個人
情報を保持する携帯可能なデータ記憶単体として利用で
きるようになり、ペン入力型コンピュータの携帯性を損
なうこと無く個人情報を有効に利用することが可能とな
る。特に、この実施例のようにスタイラスペン200の
フラッシュメモリ201に個人辞書を記憶した場合に
は、1台のペン入力型コンピュータを不特定のユーザが
使用する場合でも、スタイラスペン200だけを各ユー
ザ毎に別個に持つことによってユーザそれぞれが自分の
個人辞書を有効に利用することができる。
【0056】なお、個人辞書だけでなく、例えば、パス
ワード、各種ID、PIMプログラムなどをスタイラス
ペン200に記憶させても良い。また、ここでは、スタ
イラスペン200とコンピュータ本体50との間の通信
に電気信号を利用したが、図6に示されているように、
スタイラスペン200のデータ入出力回路にフォトセン
サ401、赤外LED402、アンプ403,404を
設けることにより、スタイラスペン200とコンピュー
タ本体50との通信に赤外線を利用する事もできる。ま
た、この場合には、コンピュータ本体50の通信ポート
にも、ペンコネクタ101の代わりにフォトセンサと赤
外LEDを設けることが必要となる。
【0057】このようにスタイラスペン200とコンピ
ュータ本体50との通信に赤外線を利用した場合には、
スタイラスペン200を直接的にコンピュータ本体50
に接続する必要がなくなるので、スタイラスペン200
とコンピュータ本体50との間のデータ入出力をより簡
単な操作で行うことが可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ペン
入力型コンピュータのスタイラスペンを個人情報を保持
する携帯可能なデータ記憶単体として利用できるように
なり、ペン入力型コンピュータの携帯性を損なうこと無
く個人情報を有効に利用することが可能となる。特に、
スタイラスペンの不揮発性メモリに個人辞書を記憶した
場合には、1台のペン入力型コンピュータを不特定のユ
ーザが使用する場合でも、スタイラスペンだけを各ユー
ザ毎に別個に持つことによってユーザそれぞれが自分の
個人辞書を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係わるペン入力型コン
ピュ―タのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のペン入力型コンピュ―タ本体の外観
を示す斜視図。
【図3】同実施例のペン入力型コンピュ―タで使用され
るスタイラスペンの具体的構成の一例を示す回路図。
【図4】同実施例のペン入力型コンピュ―タにおける個
人辞書の作成および保存動作を説明するフローチャー
ト。
【図5】同実施例のペン入力型コンピュ―タにおける個
人辞書の読み込みおよび文字認識動作を説明するフロー
チャート。
【図6】同実施例のペン入力型コンピュ―タで使用され
るスタイラスペンの具体的構成の他の例を示す回路図。
【符号の説明】
11…CPU、50…ペン入力型コンピュータ本体、6
0…ペン収容口、100…ペンI/Oコントローラ、1
01…ペンコネクタ、200…スタイラスペン、201
…フラッシュメモリ、202…コネクタ、304…マイ
クロコンピュータ、305…バッテリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界発生用の内蔵電池を有し、その発生
    磁界によってペン入力型コンピュータへの座標入力を行
    うスタイラスペンにおいて、 スタイラスペン本体と、 このスタイラスペン本体に設けられ、前記ペン入力型コ
    ンピュータ本体に設けられた通信ポートとの間でデータ
    入出力を行うための入出力インターフェースと、 前記スタイラスペン本体に内蔵され、前記入出力インタ
    ーフェースを介して前記コンピュータ本体から転送され
    るデータを記憶する不揮発性メモリと、 前記スタイラスペン本体に内蔵され、前記入出力インタ
    ーフェースを介して前記コンピュータ本体から供給され
    る制御情報にしたがって前記不揮発性メモリのリード/
    ライト動作を制御する制御回路とを具備し、 前記不揮発性メモリが前記ペン入力型コンピュータの外
    部記憶装置として使用されるように構成されていること
    を特徴とするスタイラスペン。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性メモリに記憶されるデータ
    は、前記スタイラスペンによって入力された文字を認識
    するために前記ペン入力型コンピュータによって参照さ
    れる個人辞書情報であることを特徴とする請求項1記載
    のスタイラスペン。
  3. 【請求項3】 スタイラスペンによって入力される座標
    位置を検出する座標検出装置を有するペン入力型コンピ
    ュータにおいて、 前記ペン入力型コンピュータ本体に設けられ、前記スタ
    イラスペンに設けられた入出力インターフェースを介し
    て前記スタイラスペン内蔵の不揮発性メモリとの間でデ
    ータ入出力を行う通信ポートと、 前記スタイラスペンによって入力された所定の文字パタ
    ーンを登録し、その登録された文字パターンから個人辞
    書情報を生成する手段と、 この生成された個人辞書情報を前記通信ポートを介して
    前記スタイラスペンの不揮発性メモリに書き込む手段
    と、 前記通信ポートを介して前記スタイラスペンの不揮発性
    メモリから個人辞書情報を読取り、その個人辞書情報を
    参照して前記スタイラスペンによって入力された文字を
    認識する文字認識手段とを具備することを特徴とするペ
    ン入力型コンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記ペン入力型コンピュータ本体に設け
    られ、前記スタイラスペンが収容されるペン収容部をさ
    らに具備し、 前記通信ポートは、前記スタイラスペンが収容された状
    態で前記通信ポートと前記スタイラスペンの入出力イン
    ターフェースが結合されるように前記ペン収容部内に設
    けられていることを特徴とする請求項3記載のペン入力
    型コンピュータ。
JP17006593A 1993-07-09 1993-07-09 スタイラスペンおよびそれを使用したペン入力型コンピュータ Pending JPH0728585A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07261909A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Wacom Co Ltd 位置検出装置及びその位置指示器
JPH08286815A (ja) * 1995-04-10 1996-11-01 Wacom Co Ltd 位置検出装置およびそれに用いる位置指示器
US10613644B2 (en) 2016-05-16 2020-04-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Device for sharing content and method thereof

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