JPH076493Y2 - 膜式ガスメータ - Google Patents

膜式ガスメータ

Info

Publication number
JPH076493Y2
JPH076493Y2 JP1990U JP1990U JPH076493Y2 JP H076493 Y2 JPH076493 Y2 JP H076493Y2 JP 1990 U JP1990 U JP 1990U JP 1990 U JP1990 U JP 1990U JP H076493 Y2 JPH076493 Y2 JP H076493Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
vane
gas meter
shaft
acacia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0391922U (ja
Inventor
功 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1990U priority Critical patent/JPH076493Y2/ja
Publication of JPH0391922U publication Critical patent/JPH0391922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076493Y2 publication Critical patent/JPH076493Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は膜式ガスメータに関し、特に計量精度向上の
ための改良に関する。
(従来の技術) 第3図,第4図は膜式ガスメータの概略を示したもので
ある。
図において、膜式ガスメータは、ガスの吸排気によるガ
ス圧によってのう膜1の往復動作を翼板2を介して翼軸
3の往復回転運動に変換し、この運動を下ケース4上部
に設けたクランク機構5により回転運動に変換し、上ケ
ース6の内部に配置されたカウンタ機構7によってガス
流量を表示する。この構成におけるのう膜1は、台形円
盤状をなし、周縁を下ケース4の円形の開口周縁と、カ
バー8との間に挾持され、また中央には一対の膜板9が
装着され、表面側膜板9の中央に前記翼板2の一端側に
設けた蝶軸10を軸受する軸受部9aを配置した構成であ
る。
さらにこののう膜1の周囲の傾斜部1aは、最大突出時、
すなわち計量ストロークの死点で前記下ケース4の開口
内周部に傾斜状に形成された整膜壁4aに当接することに
よって過度の膨出が規制され、のう膜の一往復毎のガス
の吐出量を一定とし、これに応じた計量動作がなされ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この構成のガスメータにあっては、前記
翼軸3と翼板2との結合部が前記整膜壁4aの一部を切除
した切欠き部11の部位にあるため、この部位における整
膜効果はなく、最大突出時にこの部位では突出を規制す
るものがないので、第5図の破線で示すようにしわやた
るみが生じてしまい、計量誤差の原因となっていた。
また、翼板2の形状はのう膜1の断面形状に応じてく字
形をなして形成されていたので、前記翼軸3を軸受する
下ケース4内の軸穴12は比較的整膜壁4aの表面に近い位
置にしか形成できず、以下の問題も生じていた。
つまり、一般に前記下ケース4はダイカストで作られる
ものであるが、このように表面に近い位置に軸穴12を形
成した場合には、金型の入れ子ピンの外径を大きくとれ
ず、鋳抜きが困難であった。この為、機械加工により形
成するが加工面に巣が表われ気密不良の原因となってい
た。
この考案は以上の問題を解決するものであって、整膜壁
の切欠き部位におけるのう膜のしわ,たるみを防止し、
計量精度を向上できるようにすること、及び鋳抜きによ
り翼軸の軸穴を形成できるようにした膜式ガスメータを
提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、ケースの内部に
周縁を固定されて供給ガス圧によって往復動作するのう
膜と、前記ケースの内周側に形成され、前記のう膜の周
囲部に斜めに当接してのう膜の過度突出動作を規制する
整膜壁と、前記のう膜に固着された膜板に蝶番軸を介し
て一端を連結した翼板と、前記整膜壁の一部に形成され
た切欠きの内部に突出し、前記翼板の他端側に連結し、
前記のう膜の間往復運動をクランク機構に伝達する翼軸
とを備えた膜式ガスメータにおいて、 前記翼板の翼軸との連結部であって、前記のう膜と対面
する部位に、のう膜の最大突出時に前記整膜壁と同一の
角度でのう膜の周囲部に接触する当接面を形成したもの
である。
(作用) 以上の構成によれば、のう膜の最大突出時において、翼
板に形成された当接面は整膜壁と同一の傾斜角度で前記
のう膜の傾斜部に当接し、切欠き部位におけるしわやた
るみを未然に防止する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
但し、この考案の要部以外は従来と同等であるから、要
部以外の符号は従来と共通する符号を用いて説明を行
う。
第1図,第2図はこの考案の要部を示している。
図において、翼板20は、一端を前記膜板9の軸受部9aに
軸受される蝶軸10を形成し、他端に翼軸3に一体的に結
合するものであって、略J字形をした形状に形成されて
いる。
そして、この翼板20の翼軸3との結合部において、前記
のう膜1と対面する部位には、傾斜状の当接面22が形成
されている。
この当接面22は、前記のう膜1の最大突出時における翼
板20の角度に応じて前記整膜壁4aと同一の傾斜角度とな
り、その状態でのう膜1の周縁の傾斜部1aに当接し、整
膜壁4aと協働してのう膜1の突出を規制する。
したがって、従来のようなしわや、たるみは生ずること
がなく、また、これを原因とする計量誤差要因も除去で
きるのである。
なお、この当接面22を有効に作用させるために、前記翼
軸3に対する翼板20の締結位置は従来に比べて整膜壁4a
の表面より寸法Lだけ、奥部に位置し、また、そのため
に軸穴12の形成位置は、ケース4をダイカスト成形した
ときに、穴径を大きくとれる位置である。これにより入
れ子ピン方式による鋳抜き穴とでき、機械加工による巣
の表面への発生が防止され、気密不良を低減できる。
(考案の効果) 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よる膜式ガスメータにあっては、のう膜の最大突出時に
おいて、翼板に形成された当接面は整膜壁と同一の傾斜
角度で前記のう膜の傾斜部に当接し、切欠き部位におけ
るしわやたるみを未然に防止するようになっているの
で、これによる計量誤差を除外し、計量精度を向上でき
る。
また、この考案によれば、以上の作用を達成するため
に、翼軸を軸受するケース側の軸穴位置を整膜壁の表面
より奥まった場所に設けることができ、軸穴径を大きく
とれる。このため、鋳抜き可能な軸穴を設定でき鋳巣の
表面への発生を防止できる。また機械加工を要しないの
で制作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は同翼板の下ケースに組付けた状態におけるこの
考案の要部断面説明図、第2図はこの考案による翼板の
側面説明図、第3図,第4図は膜式ガスメータの一般的
構成を示す分解斜視図、第5図は従来の翼板を下ケース
内に組付けた状態における要部断面説明図である。 1……のう膜 1a……傾斜部 3……翼軸 4……下ケース 4a……整膜壁 9……膜板 10……蝶軸 11……切欠き部 20……翼板 22……当接面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの内部に周縁を固定されて供給ガス
    圧によって往復動作するのう膜と、前記ケースの内周側
    に形成され、前記のう膜の周囲部に斜めに当接してのう
    膜の過度突出動作を規制する整膜壁と、前記のう膜に固
    着された膜板に蝶番軸を介して一端を連結した翼板と、
    前記整膜壁の一部に形成された切欠きの内部に突出し、
    前記翼板の他端側に連結し、前記のう膜の間往復運動を
    クランク機構に伝達する翼軸とを備えた膜式ガスメータ
    において、 前記翼板の翼軸との連結部であって、前記のう膜と対面
    する部位に、のう膜の最大突出時に前記整膜壁と同一の
    角度でのう膜の周囲部に接触する当接面を形成したこと
    を特徴とする膜式ガスメータ。
JP1990U 1990-01-05 1990-01-05 膜式ガスメータ Expired - Lifetime JPH076493Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990U JPH076493Y2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 膜式ガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990U JPH076493Y2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 膜式ガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0391922U JPH0391922U (ja) 1991-09-19
JPH076493Y2 true JPH076493Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31503992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990U Expired - Lifetime JPH076493Y2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 膜式ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076493Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0391922U (ja) 1991-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08105357A (ja) ロータリ絞り弁式気化器における燃料供給管の構造
WO2021056979A1 (zh) 缸头组件、压缩机和制冷装置
JPH076493Y2 (ja) 膜式ガスメータ
KR820000975Y1 (ko) 막식(膜式) 가스미터
JPS6124705Y2 (ja)
JPS6330978Y2 (ja)
JP2578485Y2 (ja) 膜式ガスメータ
CN212644054U (zh) 一种安防工程用监控设备固定装置
JP2581981Y2 (ja) 膜式ガスメータ
JPH06257506A (ja) 内燃機関のピストンのスワール生成装置
JPH0519555U (ja) 携帯型作業機用機関
JPS6311341Y2 (ja)
JPS5813121Y2 (ja) サ−ボモ−タのストロ−ク調整装置
JPS6324351Y2 (ja)
JPH0133828Y2 (ja)
JPS5841456Y2 (ja) 膜式ガスメ−タ
JPS6113753Y2 (ja)
JPS598169Y2 (ja) ガスメ−タの摺動弁
JPS583057Y2 (ja) 膜式ガスメ−タののう翼構造
JPS6246871Y2 (ja)
JP2573222Y2 (ja) 膜式ガスメータ
JP4333418B2 (ja) 吸気装置
JPS6154385U (ja)
CN109732651A (zh) 一种电动剃须刀的头部结构
JPS63243417A (ja) 排気時期制御装置を備えた2サイクルエンジン

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term