JPH0764931A - コンピュータ使用状況把握装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散処理システムにおいて各計算機の資源使
用状況を必要に応じて資源情報として収集する。 【構成】 情報収集計算機１１では監視部１１ａにおい
て資源使用状況を監視し、資源使用状況が変化する都度
資源使用状況を資源情報として収集して送信部１１ｂに
与える。そして、送信部１１ｂではこの収集情報をネッ
トワーク３０に送出する。管理計算機２１では受信部２
１ａで送信部１１ｂからの送信情報を受け、集計部２１
ｂで集計して集計情報を得る。集計部２１ｂでは出力要
求を受けるとこの集計情報を編集部２１ｃに与えてここ
で所定の出力形式に編集する。この編集情報は出力部２
１ｄから出力される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコンピュータの使用状況
を把握するための装置に関し、特に、相互にネットワー
クを介して接続されたコンピュータの使用状況を把握す
るための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、分散処理システムにおいて、ネ
ットワーク介して接続された複数のコンピュータの使用
状況を管理把握する際には複数のコンピュータのうち一
つを管理コンピュータとし、この管理コンピュータによ
って被管理コンピュータの使用状況を把握管理している
（例えば、特開平３−１７６７５５号公報）。

【０００３】このようなコンピュータ使用状況把握装置
では、例えば、被管理コンピュータの保有する資源情報
を管理コンピュータに収集して、管理コンピュータによ
って被管理コンピュータの保有する資源を自動的に集中
管理している。これによって、各コンピュータで管理し
ている最新の資源情報を確実に収集してシステム運用上
効率的に資源管理及び資源の保守を行うことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のコン
ピュータ使用状況把握装置では、利用者の資源情報出力
要求に応じて管理コンピュータから被管理コンピュータ
に対して資源情報の送信要求を行っており、このため、
管理コンピュータが被管理コンピュータに対して資源情
報の送信を要求した際、被管理コンピュータは利用可能
な状態でなくてはならず、つまり、被管理コンピュータ
は少なくとも電源オンの状態であることが必要であり、
被管理コンピュータの状態によっては管理コンピュータ
において必要な資源情報が収集できないという問題点が
ある。

【０００５】本発明の目的は必要に応じて資源情報を収
集することのできるコンピュータ使用状況把握装置を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
コンピュータと、該複数のコンピュータを相互に接続す
るネットワークとを有する分散処理システムに用いら
れ、前記複数のコンピュータのうち一つが管理コンピュ
ータとして設定されるとともに残りのコンピュータが被
管理コンピュータとして設定され、前記被管理コンピュ
ータには該被管理コンピュータにおける資源使用状況を
監視して収集情報として収集する監視収集手段と、該収
集情報を送信情報として送出する送信手段とが備えら
れ、前記管理コンピュータには前記送信情報を受信情報
として受け集計して集計情報を得る集計手段と、該集計
情報を所定の形式に編集して出力する編集手段とが備え
られていることを特徴とするコンピュータ使用状況把握
装置が得られる。

【０００７】

【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。

【０００８】図１を参照して、図示のシステムでは複数
のコンピュータ（計算機）１１乃至１３とコンピュータ
２１とを備えており、これらコンピュータ１１乃至１３
及び２１はネットワーク３０によって相互に接続されて
いる。図示の例では、コンピュータ１１乃至１３が情報
収集計算機（被管理計算機）として設定され、コンピュ
ータ２１が管理計算機として設定されている。

【０００９】情報収集計算機１１には資源利用状況を監
視・収集する監視部１１ａと監視部１１ａからの収集情
報を受けこの収集情報を送信情報としてネットワーク３
０に送出する送信部１１ｂとを備えている。なお、図１
には示されていないが、情報収集計算機１２及び１３も
情報収集計算機１１と同様に監視部１１ａ及び送信部１
１ｂを備えている。一方、管理計算機２１には送信情報
をネットワーク３０を介して受信情報として受信する受
信部２１ａ、受信情報を集計して集計情報を得る集計部
２１ｂと、この集計情報を編集して編集情報を得る編集
部２１ｃと、編集情報を出力する出力部２１ｄとを備え
ている。

【００１０】ここで、情報収集計算機１１に着目して図
１に示すコンピュータ使用状況把握装置の動作について
説明する。

【００１１】図１を参照して、監視部１１ａでは情報収
集計算機１１で保有する資源情報を監視しており、資源
情報に変化があると、監視部１１ａではその都度資源情
報を収集情報として収集して送信要求とともにこの収集
情報を送信部１１ｂに送る。送信部１１ｂでは送信要求
に応答して収集情報を送信情報としてネットワーク３０
に送出する。

【００１２】管理計算機２１では受信部２１ａにおいて
送信情報を受信情報として受け、集計部２１ｂに送る。
そして、集計部２１ｂでは受信情報を集計して集計情報
を得る。利用者が入力装置（図示せず）を用いて出力要
求を入力すると、集計部２１ｂではこの出力要求に応答
して集計情報を編集部２１ｃに送る。編集部２１ｃでは
集計情報を出力フォーマット（出力形式）に編集して編
集情報を得てこの編集情報を出力部２１ｄに送る。そし
て、出力部２１ｄではこの編集情報を出力装置（図示せ
ず）に出力する。

【００１３】なお、情報収集計算機１２及び１３におい
ても情報収集計算機１１と同様にして資源情報を収集し
て管理計算機２１に送る。そして、管理計算機２１では
集計部２１ｂにおいて情報収集計算機毎に資源情報を集
計する。つまり、出力部２１ｄからは情報収集計算機毎
に編集された編集情報が出力されることになる。

【００１４】上述の実施例では３台の情報収集計算機を
備える例について説明したが、少なくとも１台の情報収
集計算機を備えるシステムに適用できる。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明では情報収集
計算機側において逐次（例えば、資源情報が変化した
際）資源情報を管理計算機に送出するようにしたから、
利用者が資源情報を要求した際情報収集計算機が利用可
能状態でなくても資源情報を出力できるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるコンピュータ使用状況把握装置の
一実施例を説明するためのブロック図である。

【符号の説明】

１１〜１３ コンピュータ（情報収集計算機） ２１ コンピュータ（管理計算機） ３０ ネットワーク

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のコンピュータと、該複数のコンピ
   ュータを相互に接続するネットワークとを有する分散処
   理システムに用いられ、前記複数のコンピュータのうち
   一つが管理コンピュータとして設定されるとともに残り
   のコンピュータが被管理コンピュータとして設定され、
   前記被管理コンピュータには該被管理コンピュータにお
   ける資源使用状況を監視して収集情報として収集する監
   視収集手段と、該収集情報を送信情報として送出する送
   信手段とが備えられ、前記管理コンピュータには前記送
   信情報を受信情報として受け集計して集計情報を得る集
   計手段と、該集計情報を所定の形式に編集して出力する
   編集手段とが備えられていることを特徴とするコンピュ
   ータ使用状況把握装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載されたコンピュータ使用
   状況把握装置において、前記監視収集手段は前記資源使
   用状況が変化した際前記収集情報を収集するようにした
   ことを特徴とするコンピュータ使用状況把握装置。
3. 【請求項３】 請求項２に記載されたコンピュータ使用
   状況把握装置において、前記集計手段は予め定められた
   出力要求を受けた際前記集計情報を前記編集手段に与え
   るようにしたことを特徴とするコンピュータ使用状況把
   握装置。