JP2008040515A - 条件判定システム、方法、及び、プログラム - Google Patents

条件判定システム、方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的に条件を判定できる条件判定システムを提供する。
【解決手段】変換手段13は、条件を記述した述語論理を、DNF標準形に変換する。配信手段14は、DNF標準形に変換された述語論理に含まれる論理積項中の述語を、変更頻度が低い情報によって決定される述語と、変更頻度が高い情報によって決定される述語とに分け、変更頻度が低い情報によって決定される述語の評価を行う。その後、変更頻度が高い情報によって決定される述語の中から1つを選択し、選択した述語を管理対象計算機20に配信すると共に、残りの述語を含む中間評価データを評価記憶装置に記憶する。評価手段16は、管理対象計算機20にて、配信された述語が真である旨のイベントが発生すると、評価記憶装置15から対応する中間評価データを取り出し、残りの述語の評価を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、条件判定システム、方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、管理対象の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定システム、方法、及び、プログラムに関する。
管理対象の計算機の状態を監視し、管理対象計算機の状態について、与えられた述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定システムがある。従来の条件判定システムとしては、例えば特許文献1や非特許文献1に記載されたものがある。図9は、従来の条件判定システムの構成を示している。判定用計算機90は、監視手段91、判定手段92、出力手段93を備える。判定用計算機90は、1台以上の管理対象計算機95の状態を監視し、条件が成立するか否かの判定を行う。各管理対象計算機95は、情報提供手段96と、管理対象97(97−1〜97−n)とを備える。判定用計算機90と、管理対象計算機95とは、別個の計算機として構成されることが多く、それら計算機は、ネットワークにより相互に接続している。管理対象計算機95は、プログラムを動作させる計算機だけでなく、負荷分散装置やスイッチなどのネットワーク機器を含む。
従来の条件判定システムの動作について説明する。以下では、条件として、図10に示す条件を考える。この条件は、論理式で記述されており、次のような意味を持つ。管理対象計算機95中の状態として登場するComputerSystemという名を持つクラスの全てのインスタンスの集合の要素にcと名前をつけ、同様にServiceというクラスの全てのインスタンスの集合の要素にsと名前をつける。p1、p2、p3は、引数をとる述語であり、それぞれに与えられた述語に対して真偽を返す。判定手段92は、この条件を解析し、ComputerSystemとServiceの二つのクラスのインスタンス情報を監視手段91に要求する。監視手段91は、この要求を受けて、要求されたクラスのインスタンス情報の送信を、各管理対象計算機95の各情報提供手段96に要求する。
各情報提供手段96は、それぞれの管理対象97から要求された情報を取得し、監視手段91に送信する。監視手段91は、全てのインスタンス情報を収集すると、収集したインスタンス情報を判定手段92に受け渡す。判定手段92は、ComputerSystemとServiceの各インスタンスの組み合わせについて、条件に記述されたp1、p2、p3の述語をそれぞれ評価し、同時に全てが真になるインスタンスの組み合わせが存在するか否かを判断する。存在する場合には、出力手段93に、条件が真になったことを通知する。
情報提供手段96は、例えば非特許文献2に記載されるシー・アイ・エム(CIM)と呼ばれる情報モデルを用いて管理対象の情報を表現する場合には、CIMOM(CIM object Manager)と呼ばれるシステムとして構成される。なお、図10に示す条件に含まれる述語の引数に登場するc.CpuLoadという、“変数名.属性名”の形式の表記は、変数cに束縛されたあるインスタンスのCpuLoadという名前を持つ属性の値を参照することを示している。
特開2006-11860号公報 動作状況監視手段5a(図1) 小泉 稔 三宅 滋 平島 陽子 共著「ポリシーベースによるQoS制御」ohmsha出版、2001年9月 p55、p120,121 "シー・アイ・エム コア モデル ホワイトペーパー(CIM Core Model White Paper)ver2.4"2000年12月18日[online][平成17年3月8日検索]、ディストリビューティッド・マネージメント・タスクフォース(Distributed Management Task Force)、インターネット<URL http://www.dmtf.org/standards/documents/CIM/DSP0111.pdf>
ここで、条件判定システムで、時々刻々と変化する管理対象の状態に対して条件を判定するためには、頻繁に条件を評価する必要がある。このとき、従来技術では、条件を判定するために、条件式に記載されたクラスのインスタンス情報を、評価のたびに全ての情報提供手段から収集する必要があるため、判定の頻度が高いほど、条件を判定する計算機と管理対象の計算機との間で発生する通信回数と通信量が増加するという問題がある。また、情報提供手段から収集する情報には、頻繁に変動する情報と、あまり変化しない情報とがあるが、従来技術では、情報の変更頻度が何ら考慮されておらず、頻繁に変動する情報の評価と、あまり変化しない情報の評価とが、同様に行われるため、効率が悪いという問題がある。
本発明の条件判定システム、方法、及び、プログラムは、上記従来技術の問題点を解消し、条件を、管理対象システムの変化に即して正確に判定すると同時に、判定の際に必要な情報の転送量や転送回数を抑えることができる条件判定システム、方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、管理対象における情報の変更頻度を考慮し、より効率的に条件を判定できる条件判定システム、方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の条件判定システムは、管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定システムにおいて、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換する変換手段と、前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分け、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を先に行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行う条件判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の条件判定方法は、判定用計算機を用い、管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定方法において、前記判定用計算機が、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換するステップと、前記判定用計算機が、前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分けるステップと、前記判定用計算機が、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明の条件判定システム及び方法では、条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換する。変換後の形式の述語論理の論理積項では、述語が連接∧で接続されているため、述語のうちの何れかが偽であれば、論理積項は全体として偽となる。また、各論理積項は、選言∨で接続されているので、何れかの論理積項が真であれば、述語論理は、全体として真となる。本発明の条件判定システム及び方法では、述語論理の変換後、各論理積項中の述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分け、変更頻度が低い情報によって真偽が決定する述語の評価を先に行い、その後に、変更頻度が高い情報によって真偽が決定する述語の評価を行う。この場合、変更頻度が低い情報によって真偽が決定する述語の評価の結果を用いて、その評価の結果が真となる状況下でのみ、変更頻度が高い情報によって真偽が決定される述語の評価を行うことで、条件の判定に当たって、頻繁に変化する情報を、管理対象計算機から頻繁に収集する必要がなくなり、条件を、効率よく判定することができる。
なお、条件を記述する述語論理が、既に、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式であれば、記述形式の変換は不要となる。
本発明の条件判定システムでは、前記条件判定手段が、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語を周期的に評価する第1の評価手段と、該第1の評価手段による評価の周期よりも短い時間間隔で、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語を評価する第2の評価手段とを備える構成を採用できる。また、本発明の条件判定方法は、前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を周期的に行い、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価の周期よりも短い時間間隔で行う構成を採用できる。変更頻度が低い情報によって真偽が決定する述語の評価を行う周期(時間間隔)については、その情報が変化すると想定される時間間隔に応じて設定するとよい。また、変動頻度が高い情報によって真偽が決定する述語の評価を行う時間間隔についても、その情報が変化すると想定される時間間隔に応じて設定するとよい。
本発明の条件判定システムは、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信する配信手段を更に備え、前記条件判定手段が、前記管理対象計算機内で、前記配信手段によって配信された部分式データに含まれる述語の評価を行う第3の評価手段を更に備える構成を採用できる。また、本発明の条件判定方法は、前記判定用計算機が、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信するステップと、前記管理対象計算機が、前記配信された部分式データに含まれる述語の評価を行うステップとを更に有する構成を採用できる。この場合、変更頻度が高い情報によって真偽が決定する述語のうちの一部を管理対象計算機側に配信し、その述語の評価を、管理対象計算機側に委託することで、判定用計算機は、管理対象計算機から頻繁に情報を収集する必要がなくなり、判定用計算機と管理対象計算機との間での通信回数や通信量を削減することができる。
本発明の条件判定システムでは、前記配信手段は、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択する構成を採用できる。また、本発明の条件判定方法は、前記部分式データを配信するステップでは、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択し前記部分式データに含める構成を採用できる。この場合、述語の評価に必要な情報は、単一の管理対象計算機内で収集することができ、情報収集に際して、ネットワーク通信が不要となる。
本発明の条件判定システムでは、前記第3の評価手段は、前記部分式データに含まれる述語が真になると、述語が真になった旨の通知を前記第2の評価手段に送信し、前記第2の評価手段は、前記第3の評価手段から述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う構成を採用できる。本発明の条件判定方法は、前記管理対象計算機が、前記部分式データに含まれる述語が真になると、述語が真になった旨の通知を前記判定用計算機に送信するステップを有しており、前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行った後に、前記述語が真になった旨の通知を受けたか否かを判断し、前記述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う構成を採用できる。この場合、管理対象計算機側に配信した述語が真になったとき、すなわち、論理積項が真になるために必要な条件を満たしたときに、変更頻度が高い情報によって真偽が決定する述語の残りの部分の評価を行うことで、評価、及び、それに伴う情報の収集の回数を減らすことができ、条件判定を、効率的に行うことができる。
本発明の条件判定システムでは、前記配信手段は、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納し、前記第3の評価手段は、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。本発明の条件判定方法は、前記判定用計算機が、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納するステップを有しており、前記残りの部分論理式の評価では、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。
本発明の条件判定システムでは、前記配信手段は、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、前記第3の評価手段は、前記述語が真になった旨の通知に、当該述語に対応する部分式データのIDを含め、前記第2の評価手段は、前記第3の評価手段が送信した通知に含まれるIDを参照し、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。本発明の条件判定方法は、前記部分式データを配信するステップ及び中間評価データを格納するステップでは、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、前記述語が真になった旨の通知を送信するステップでは、前記述語が真になった旨の通知に、当該述語に対応する部分式データのIDを含め、前記残りの部分論理式の評価では、管理対象計算機からの通知に含まれるIDを参照して、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。
本発明の条件判定システムでは、前記第3の評価手段は、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う構成を採用できる。本発明の条件判定方法は、前記部分式データに含まれる述語の評価を行うステップでは、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う構成を採用できる。
本発明の条件判定システムでは、前記配信手段は、前記部分式データの送信に際して、前記第3の評価手段にクリア命令を発行し、前記第3の評価手段は、前記クリア命令を受信すると、前記記憶装置に記憶された部分式データを削除する構成を採用できる。また、本発明の条件判定方法は、前記判定用計算機が、前記部分式データの送信に際して、前記管理対象計算機にクリア命令を発行するステップと、前記管理対象計算機が、前記クリア命令を受信すると、前記記憶装置に記憶された部分式データを削除するステップとを更に有する構成を採用できる。
本発明の条件判定システム及び方法では、前記述語論理の変換では、述語論理を、DNF(Disjunctive Normal Form)標準形に変換する構成を採用することができる。
本発明の第1の視点のプログラムは、判定用計算機に、管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する処理を実行させるプログラムであって、前記判定用計算機に、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式に変換するステップと、前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分けるステップと、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行うステップとを実行させることを特徴とする。
本発明の第1の視点のプログラムは、前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を周期的に行い、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価の周期よりも短い時間間隔で行う構成を採用できる。
本発明の第1の視点のプログラムは、前記判定用計算機に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信するステップと、前記管理対象計算機から、前記部分式データに含まれる述語が真になった旨の通知を受信するステップとを更に実行させ、前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行った後に、前記述語が真になった旨の通知を受けたか否かを判断し、前記述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う構成を採用できる。
本発明の第1の視点のプログラムは、前記部分式データを配信するステップでは、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択し前記部分式データに含める構成を採用できる。
本発明の第1の視点のプログラムは、前記判定用計算機に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納するステップを更に実行させ、前記残りの部分論理式の評価では、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。
本発明の第1の視点のプログラムは、前記部分式データを配信するステップ及び中間評価データを格納するステップでは、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、前記管理対象計算機から送信される前記述語が真になった旨の通知には、真になった述語に対応する部分式データのIDが含まれており、前記残りの部分論理式の評価では、管理対象計算機からの通知に含まれるIDを参照して、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う構成を採用できる。
本発明の第2の視点のプログラムは、管理対象計算機と、該管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する判定用計算機とを有する条件判定システムを構成する管理対象計算機で実行されるプログラムであって、前記管理対象計算機に、前記判定用計算機から、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式に変化した論理式に含まれる論理積項に含まれる変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から選択された述語を含む部分式データを受信するステップと、前記受信した部分式データに含まれる述語の評価を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明の第2の視点のプログラムは、前記部分式データに含まれる述語の評価を行うステップでは、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う構成を採用できる。
本発明の条件判定システム、方法、及び、プログラムでは、条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換し、各論理積項中の述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分け、変更頻度が低い情報によって真偽が決定する述語の評価を先に行い、その後に、変更頻度が高い情報によって真偽が決定する述語の評価を行う。この場合、変更頻度が低い情報によって真偽が決定する述語の評価の結果を用いて、その評価の結果が真となる状況下でのみ、変更頻度が高い情報によって真偽が決定される述語の評価を行うことで、条件の判定に当たって、頻繁に変化する情報を、管理対象計算機から頻繁に収集する必要がなくなり、条件を、効率よく判定することができる。また、述語のうちの一部を管理対象計算機側に配信し、その述語の評価を管理対象計算機側に委託する場合には、判定用計算機と管理対象計算機との間での、判定の際に必要な情報の通信量や通信回数を削減することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の判定システムの構成を示している。判定システム100は、判定用計算機10と、1台以上の管理対象計算機(A、B、・・・、m)20とを有する。判定用計算機10及び管理対象計算機20は、プログラム制御により動作するコンピュータシステムとして構成される。判定用計算機10は、条件記憶装置11、制御手段12、変換手段13、配信手段14、評価記憶装置15、評価手段16、及び、出力手段19を有する。管理対象計算機20は、情報提供手段21、監視手段22、受信手段23、記憶装置24、及び、1以上の管理対象29(29−1、29−2、・・・29−n)を有する。
条件記憶装置11は、ハードディスク装置などのデータ格納装置であり、述語論理により記述された条件(条件データ)を保存するために使用される。条件は、図10に示すように、特定のクラスのインスタンスの集合の要素に変数を束縛する記述と、述語を論理演算子で結合したものとを含む。論理演算子には、連接∧,選言∨,否定¬などを利用する。条件には、管理対象計算機20の状態に対する条件を記述するために、CIMなどオブジェクト指向型の情報モデルを利用する。条件を表現した述語論理式中に登場する述語は、引数として、あるインスタンスに束縛された変数そのもの、“変数名.属性名”の形式でインスタンスの属性値の情報を取り出すもの、及び、定数の3種類をとる。条件は、ひとつ、又は、複数あってよい。
制御手段12は、周期的に、条件記憶装置11から条件を読み込み、条件データを、変換手段13に送る。制御手段12は、内部にタイマーを持っており、所定時間間隔で条件記憶装置11から条件を読み込み、変換手段13に条件データを送る処理を繰り返し実行する。変換手段13は、制御手段12から受け取った条件データが表現する論理式を、DNF(Disjunctive Normal Form)と冠頭標準形に変換し、変換後の論理式を、配信手段14に送る。この変換により、論理式は、(x∈X, y∈Y, (p1(x)∧p2(y))∨(p3(x,y)∧p4(y))のように、連接∧で接続されて成る論理積項を選言∨で結合した形をとるようになる。また、否定¬は直接述語の前につき、x∈Xのような変数をある集合の要素に束縛する記述は論理式の左側に集められる。この変換後の論理式は、条件の論理式に含まれる何れかの論理積項が真になれば、真になる。
管理対象計算機20の情報提供手段21は、管理対象29の状態を、インスタンスデータとして外部に提供する。情報提供手段21は、例えば、CIMに従って表現された各管理対象29の情報を、WBEMインタフェースにより提供するCIMOMとして実現される。情報提供手段21は、識別子の送信を受けるとその識別子に対応するインスタンスデータを返し、指定されたクラスのインスタンスデータ81を返し、或いは、全てのインスタンスデータを返すなどの機能を提供する。
図2に、情報提供手段21が提供するインスタンスデータのデータ構造を示す。インスタンスデータ81は、識別子、クラス名、及び、インスタンスの属性名とその値のペアのリストとを含む。識別子は、全ての管理対象計算機20間でインスタンスを一意に特定するために利用され、インスタンスが、どの管理対象計算機20の情報提供手段21から提供されたかを示す情報を含む。例えば、各管理対象計算機20のIPアドレスに、情報提供手段21内で管理する識別子番号を付与したものを、識別子として使用する。
配信手段14は、必要な情報を、情報提供手段21から取得し、DNF標準形式の論理式に含まれる各論理積項のうちで、変化する頻度が低いと見込まれる情報のみから評価することが可能な述語を評価する。また、変化する頻度が高いと見込まれる情報を引数にとる述語のうちの任意の一つを、対応する管理対象計算機20の受信手段23に送信する。述語に否定演算子がついていた場合には、否定演算子と述語とを含む部分論理式を、受信手段23に送信する。その際、配信手段14は、変化する頻度が高い情報を引数に取る述語のうちの残りの部分を含む中間評価データを、評価記憶装置15に保存する。評価記憶装置15は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。
図3に、中間評価データのデータ構造を示す。中間評価データ83は、評価ID、論理積項、及び、変数名と識別子のリストを有する。評価IDは、評価記憶装置15内で、中間評価データ83を一意に識別するためのIDである。論理積項は、論理積項の中で既に評価された、変化する頻度が低い情報のみを引数に取る述語と、管理対象計算機20側に送信された述語とを取り除いた残りの部分論理式である。変数と識別子のリストは、論理積項中の述語の引数として登場する変数名と、その変数名に束縛されたインスタンスデータ81(図2)の識別子とのペアのリストである。
図4に、配信手段14から受信手段23に送られる部分式データのデータ構造を示す。部分式データ84は、評価IDと、部分論理式と、変数名と識別子のリストを有する。評価IDは、対応する中間評価データ83(図3)の評価IDを示す。部分論理式は、配信手段14から管理対象計算機20側へ送信される述語である。変数名と識別子のリストは、部分論理式中に登場する変数に束縛されるインスタンスを示すための論理式中に登場する変数名と、その変数名に束縛されたインスタンスデータ81の識別子のペアのリストである。
図1に戻り、管理対象計算機20の受信手段23は、配信手段14によって送信された部分式データ84(図4)を受信し、受信した部分式データ84を、監視手段22に受け渡す。監視手段22は、部分式データ84を受け取ると、これを、記憶装置24に格納する。記憶装置24は、ハードディスクなどの記憶装置である。監視手段22は、記憶装置24に格納されている部分式データ84を参照し、部分式データ84に含まれる部分論理式を定期的に評価する。評価に必要なインスタンスデータは、同一管理対象計算機20内の情報提供手段21より取得する。監視手段22は、評価の結果、部分論理式が真であると判断すると、その部分論理式に対応する部分式データ84の評価IDを含むイベントを発生して、判定用計算機10に、部分論理式が真であることを通知する。
評価手段16は、管理対象計算機20から、部分論理式(述語)が真である旨の通知を受けると、評価記憶装置15を参照して、変化する頻度が高い情報を引数にとる述語の残りの部分の評価を行う。具体的には、評価手段16は、監視手段22が発生したイベントに含まれる評価IDを参照し、評価記憶装置15から、同じ評価IDの中間評価データ83(図3)を取り出して、取り出した中間評価データ83の論理積項を、変数名と識別子のリストを用いて評価する。この評価は、論理積項の各述語の引数に登場する変数名に束縛されたインスタンスの識別子を用いて、当該インスタンス情報を管理する情報提供手段21よりインスタンスデータ81(図2)を取得して行う。
配信手段14における変化する頻度が低い情報のみから評価することが可能な述語の評価、監視手段22における部分論理式の評価、及び、評価手段16における残りの部分の評価で真になるということは論理積項が真になったことを意味しており、このことは、条件が真になったことを意味する。評価手段16は、条件が真になると、その旨を、条件が真になったことを通知するために利用される出力手段19に送信する。出力手段19は、モニタなどの映像出力装置に、条件の評価結果を表示する。或いは、特許文献1に示されるような監視管理システムの場合には、条件が真になったことを、別のシステム・モジュールに通知する。
以下、詳細な動作手順について説明する。図5は、判定用計算機10の動作手順を示している。制御手段12は、条件記憶装置11に記録された条件を示す述語論理式を読み込む(ステップS11)。変換手段13は、ステップS11で読み込まれた述語論理式を受け取り、述語論理式を、DNF(Disjunctive Normal Form)と冠頭標準形に変換する(ステップS12)。この変換により、述語論理式は、変数名をあるインスタンス集合に束縛する記述が左側に寄せられ、残りの右側の式は、連接∧で結合された述語からなる論理積項が選言∨により結合された形式をとり、否定¬は直接述語の前につくようになる。配信手段14は、変換後の論理式を受け取り、変換された論理式を部分式に分け、論理積項のうちの一部を、部分式データ84(図4)として管理対象計算機20に向けて配信する処理を実行する(ステップS13)。
図6は、ステップS13の詳細な手順を示している。配信手段14は、ステップS13の処理の前段階の処理として、評価記憶装置15に格納された情報を削除し、各管理対象計算機20に、クリア命令を送信して、記憶装置24内に格納された部分式データ84(図4)を削除させる。また、論理式に登場する全てのクラスのインスタンス情報を、各管理対象計算機20の情報提供手段21から取得する。配信手段14は、変換手段13から論理式を受け取ると、受け取った論理式の中に、未処理の論理積項があるか否かを判断する(ステップS31)。未処理の論理積項が存在する場合には、論理式から論理積項を1つ取り出し(ステップS32)、取り出した論理積項に含まれる述語の引数として登場する変数名について、対応するインスタンスの全ての可能な組み合わせを作成する(ステップS33)。
各変数名には、ある特定のクラスのインスタンスの集合が対応付けられており、組み合わせは、各変数名に対応付けられたインスタンスの集合同士の直積をとることで得られる。例えば、xとyという変数名が登場し、xは、クラスFooのインスタンスの集合に対応付けられ、yは、クラスBarのインスタンスの集合に対応付けられていたとする。また、情報提供手段21から収集したクラスFooのインスタンス集合が{f1,f2}で、クラスBarのインスタンス集合が{b1,b2}であるとする。この場合のx,yのインスタンスの組み合わせは、(x,y)について、{(f1,b1),(f1,b2),(f2,b1),(f2,b2)}となる。
配信手段14は、変化しない情報のみから決定される述語を用いて、ステップS33で作成した組み合わせから、論理積項が偽になる組み合わせを削除する(ステップS34)。ステップS34では、まず、論理積項に含まれる各述語について、頻繁に検査する必要がある述語であるか否かを判断する。頻繁に検査する必要があるか否かの判断の際には、クラスの属性値ごとに変更頻度が高いか否かを示す変更頻度テーブルを参照する。図7に、変更頻度テーブルの構造を示す。変更頻度テーブル82は、“クラス名.属性値”と、真偽値とを有する。ここでは、真偽値が真であれば、その属性値の変更頻度が高く、偽であれば、変更頻度が低いとする。このテーブルは、あらかじめ与えられているものとする。或いは、情報の実際の変更頻度を調べ、変更頻度があらかじめ定められた所定のしきい値よりも高いか否かにより、テーブル中の真偽値を更新してもよい。
頻繁に検査する必要がある述語であるか否かの判断では、論理積項の中の述語に登場する引数の変数に対して、インスタンスの属性値へのアクセスがあり、かつ、その属性値が、変更頻度テーブル82により変更頻度が高いとされる場合には、頻繁に検査する必要がある述語であると判断する。配信手段14は、このような判断を、論理積項に含まれる各述語について行い、論理積項を、頻繁に検査する必要がある述語のみからなる部分論理式と、残りの述語からなる部分論理式とに分割する。以降では、前者の部分論理式を部分論理式Aと呼び、後者を部分論理式Bと呼ぶ。
部分論理式Aと部分論理式Bとの分割では、引数に変更頻度が高い情報と、低い情報との双方が含まれる述語については、頻繁に検査する必要があると判断して、部分論理式Aに含める。また、述語の引数として、インスタンスの属性の値ではなく、インスタンスそのものをとる場合には、そのような引数は、変更の頻度が低い情報として取り扱う。
配信手段14は、部分論理式Aが空でないとき、つまりは、頻繁に検査する必要がある述語が存在するときには、ステップS33で生成した組み合わせの中から、頻繁に検査する必要がない述語からなる部分論理式Bが真になる組み合わせのみを残し、偽になる組み合わせを削除する。部分論理式Bが空であった場合、すなわち、論理積項が全て変更頻度が高い情報に依存した述語により構成され、変更頻度が低い情報に依存した述語が存在しない場合には、部分論理式Bが偽になる組み合わせは存在しないので、ステップS33で生成した組み合わせからの削除は行わない。
なお、配信手段14は、部分論理式Aが空である、すなわち、頻繁に検査する必要がある述語が存在せず、論理積項が、全て変更頻度が低い情報により決定される述語からなる部分論理式Bにより構成されている場合であって、論理積項と等価な部分論理式Bが真である場合には、出力手段19にその旨を送信し、全ての受信手段23に対してクリア命令を送信してステップS13を終了する。偽である場合には、ステップS33で作成した組み合わせを全て削除して、次のステップ(ステップS35)へ移行する。
配信手段14は、ステップS34で、部分論理式Bが偽になる組み合わせを削除すると、残った組み合わせの中に、未処理の組み合わせが存在するか否かを判断し(ステップS35)、存在すると判断すると、未処理の組み合わせの中から一つを取り出す。配信手段14は、取り出した組み合わせについて、部分論理式Aに含まれる述語から、引数が一つであるか、或いは、引数は複数あるが、当該組み合わせで指定された引数の変数名に束縛されたインスタンスの識別子に含まれる情報提供手段21の場所が全て同一である述語を一つ選択する。
なお、上記述語の選択に失敗した、すなわち、選択すべき述語が存在しない場合には、出力手段19にエラー出力を送信する。或いは、そのような述語がない部分論理式Aを含む論理積項を、別途独立に扱い、定期的に述語の引数で指定されたインスタンス情報を取得して評価する手段を用意して、その手段に、論理積項の評価を委託して条件の判定を行っても良い。また、上記述語の選択に際して、複数の述語が選択すべき述語として存在する場合には、真になる確率がより低い述語を選択することが望ましい。そのような述語の優先順位の与え方としては、人間があらかじめ与える、或いは、実行時にプロファイルをとって、述語の成立確率を記録し計算するなどの方法が考えられる。
配信手段14は、選択した述語と、取り出した組み合わせの中で、選択した述語に登場する変数名及びその識別子のリストとをまとめ、判定用計算機10の中で唯一定まる識別子を評価IDとして割り当て、部分式データ84(図4)を作成する。部分論理式には、選択した述語が格納されるが、その述語が否定により修飾されている場合には、否定を付けた述語からなる論理式を格納する。配信手段14は、作成した部分式データ84を、送信する述語の引数の変数名に束縛されたインスタンスの識別子により指定された情報提供手段21と同一の管理対象計算機20の受信手段23に送信する(ステップS36)。このとき、配信手段14は、部分論理式Aから、部分式データ84に含めた述語を取り除いた残りの部分と、その部分に登場する変数名に対応する変数名とインスタンス識別子とのペアのリストと、部分式データ84の評価IDと同一の評価IDとを用いて中間評価データ83を構成し、評価記憶装置15に保存する。
配信手段14は、ステップS35、S36を、ステップS34で一部が削除された組み合わせの全てについて実行する。全ての組み合わせについて処理を終了すると、ステップS35からステップS31へ移行して、次の論理積項についての処理を行う。論理式に含まれる全ての論理積項について、ステップS31以降の処理を終了すると、ステップS31では、未処理の論理積項が存在しないと判断され、処理を終了する。
図5に戻り、制御手段12は、内部タイマーにより、ステップS11で条件を読み込んでから、所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS14)。所定の時間が経過した場合には、ステップS11へ戻り、条件の読み込みを繰り返し行う。この繰り返しの時間間隔は、情報の変更頻度が低いものが、変化するであろうと期待される時間に対応して設定するとよい。所定の時間は、例えば12時間や24時間などの比較的長い時間に設定する。この場合、ステップS11を実行する頻度は、例えば12時間に1度や、1日に1度となる。
ステップS14で所定の時間が経過していないと判断されたときには、評価手段16は、管理対象計算機20の監視手段22が発生した、受信した部分式データ84(図4)の部分論理式が真になった旨のイベントを受信したか否かを判断する(ステップS15)。評価手段16は、イベントを受信したと判断すると、イベントに含まれる部分式データ84の評価IDを用いて、評価記憶装置15から、対応する中間評価データ83(図3)を読み出し、その中間評価データ83に含まれる残りの論理積項の評価を行う(ステップS16)。
ステップS16の残りの論理積項の評価では、その残りの論理積項に含まれる述語は、全て変更頻度が高い情報によって決定される述語であるので、評価手段16は、情報提供手段21から情報を取得して、述語の真偽を判定する。情報の取得には、中間評価データ83に含まれる変数名と識別子のリストを用いる。詳細には、識別子により指定されるインスタンスの情報を、識別子により一意に判別される情報提供手段21から取得する。これにより、評価手段16は、最新の管理対象29の情報を用いて、条件を評価することが可能となる。
評価手段16は、残りの論理積項が真であると判断すると、出力手段19に、条件が真になった旨を出力するように通知する。出力手段19は、その通知に従って、モニタなどに、条件判定の結果を表示する。ステップS15及びステップS16は、ステップS14で所定時間が経過したと判断されるまで、言い換えれば、ステップS11に戻って条件の読み込みが繰り返されるまでの間、継続的に実行される。
図8は、管理対象計算機20の動作手順を示している。監視手段22は、受信手段23が、判定用計算機10が発生したクリア命令を受信したか否かを判断する(ステップS21)。クリア命令を受信した場合には、記憶装置24内の格納された情報を消去する(ステップS22)。監視手段22は、受信手段23が、配信手段14が送信した部分式データ84(図4)を受信したか否かを判断する(ステップS23)。部分式データ84を受信した場合には、記憶装置24に、受信した部分式データ84を記憶する(ステップS24)。
監視手段22は、記憶手段に格納された部分式データ84を読み込み、部分式データ84に含まれる部分論理式に登場する変数名に束縛されたインスタンスの識別子を使って、同一の管理対象計算機20の情報提供手段21からインスタンスデータ81(図2)を取得し、このデータを用いて部分論理式を評価する(ステップS25)。記憶装置24内に、複数の部分式データ84が記憶されているときには、そのそれぞれについて評価を行う。この評価では、部分論理式の評価に必要な情報は、全て同一管理対象計算機20内の情報提供手段21から取得できるため、評価に当たって、ネットワークを介した通信は発生しない。
監視手段22は、部分論理式の評価の結果、部分論理式が真であると判断すると、当該部分式データ84の評価IDを含むインベントを発生して、部分論理式が真になった旨を、判定用計算機10側に通知する。ステップS21からステップS25までは、繰り返し実行され、記憶装置24に格納された部分論理式の評価が定期的に行われる。部分論理式の評価が繰り返される時間間隔は、情報の変更頻度が高いとされる情報が変化すると期待される時間間隔に対応させるとよい。例えば、CPU負荷などの情報を扱う場合には、数分程度の間間隔で、ステップS25の部分論理式の評価を行うようにするとよい。
本実施形態では、条件を評価する際に、条件を真にするために必須であり、かつ、変動しやすい情報に依存した述語の評価を、当該情報を提供する管理対象計算機20で行う。このようにすることで、判定用計算機10と管理対象計算機20との間で発生する通信回数と通信量とを抑えつつ、条件を判定することができる。また、本実施形態では、述語の引数で利用するインスタンスの属性値の変化の頻度を考慮し、変化の頻度が低いものについては、管理対象計算機20に変化の頻度が高い情報によって決定される述語のうちの一部の評価を依頼する前に評価し、変化の頻度が高い情報についてのみ、管理対象計算機20から繰り返し情報を取得して評価する。このようにすることで、通信回数や通信量、計算量の観点から、効率よく条件を評価することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の条件判定システム、方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、分散システム中の異常を検出する監視システム装置や、監視システム装置をコンピュータに実現するためのプログラムといった用途に適用できる。
本発明の判定システムの構成を示すブロック図。 情報提供手段が提供するインスタンスデータのデータ構造を示すブロック図。 中間評価データのデータ構造を示すブロック図。 配信手段から受信手段に送られる部分式データのデータ構造を示すブロック図。 判定用計算機の動作手順を示すフローチャート。 図5のステップS13の詳細な手順を示すフローチャート。 変更頻度テーブルの構造を示すブロック図。 管理対象計算機の動作手順を示すフローチャート。 従来の条件判定システムの構成を示すブロック図。 条件判定システムで用いる条件の具体例を示す図。
符号の説明
10:判定用計算機
11:条件記憶装置
12:制御手段
13:変換手段
14:配信手段
15:評価記憶装置
16:評価手段
19:出力手段
20:管理対象計算機
21:情報提供手段
22:監視手段
23:受信手段
24:記憶装置
29:管理対象
81:インスタンスデータ
82:変更頻度テーブル
83:中間評価データ
84:部分式データ

Claims (28)

  1. 管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定システムにおいて、
    前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換する変換手段と、
    前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分け、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を先に行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行う条件判定手段とを備えたことを特徴とする条件判定システム。
  2. 前記条件判定手段が、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語を周期的に評価する第1の評価手段と、該第1の評価手段による評価の周期よりも短い時間間隔で、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語を評価する第2の評価手段とを備える、請求項1に記載の条件判定システム。
  3. 前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信する配信手段を更に備え、
    前記条件判定手段が、前記管理対象計算機内で、前記配信手段によって配信された部分式データに含まれる述語の評価を行う第3の評価手段を更に備える、請求項2に記載の条件判定システム。
  4. 前記配信手段は、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択する、請求項3に記載の条件判定システム。
  5. 前記第3の評価手段は、前記部分式データに含まれる述語が真になると、述語が真になった旨の通知を前記第2の評価手段に送信し、前記第2の評価手段は、前記第3の評価手段から述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う、請求項3又は4に記載の条件判定システム。
  6. 前記配信手段は、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納し、
    前記第3の評価手段は、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項5に記載の条件判定システム。
  7. 前記配信手段は、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、
    前記第3の評価手段は、前記述語が真になった旨の通知に、当該述語に対応する部分式データのIDを含め、
    前記第2の評価手段は、前記第3の評価手段が送信した通知に含まれるIDを参照し、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項6に記載の条件判定システム。
  8. 前記第3の評価手段は、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う、請求項3〜7の何れか一に記載の条件判定システム。
  9. 前記配信手段は、前記部分式データの送信に際して、前記第3の評価手段にクリア命令を発行し、
    前記第3の評価手段は、前記クリア命令を受信すると、前記記憶装置に記憶された部分式データを削除する、請求項8に記載の条件判定システム。
  10. 前記変換手段は、前記述語論理を、DNF(Disjunctive Normal Form)標準形に変換する、請求項1〜9の何れか一に記載の条件判定システム。
  11. 判定用計算機を用い、管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する条件判定方法において、
    前記判定用計算機が、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式の述語論理に変換するステップと、
    前記判定用計算機が、前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分けるステップと、
    前記判定用計算機が、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行うステップとを有することを特徴とする条件判定方法。
  12. 前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を周期的に行い、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価の周期よりも短い時間間隔で行う、請求項11に記載の条件判定方法。
  13. 前記判定用計算機が、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信するステップと、
    前記管理対象計算機が、前記配信された部分式データに含まれる述語の評価を行うステップとを更に有する、請求項12に記載の条件判定方法。
  14. 前記部分式データを配信するステップでは、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択し前記部分式データに含める、請求項13に記載の条件判定方法。
  15. 前記管理対象計算機が、前記部分式データに含まれる述語が真になると、述語が真になった旨の通知を前記判定用計算機に送信するステップを有しており、
    前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行った後に、前記述語が真になった旨の通知を受けたか否かを判断し、前記述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う、請求項13又は14に記載の条件判定方法。
  16. 前記判定用計算機が、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納するステップを有しており、
    前記残りの部分論理式の評価では、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項15に記載の条件判定方法。
  17. 前記部分式データを配信するステップ及び中間評価データを格納するステップでは、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、
    前記述語が真になった旨の通知を送信するステップでは、前記述語が真になった旨の通知に、当該述語に対応する部分式データのIDを含め、
    前記残りの部分論理式の評価では、管理対象計算機からの通知に含まれるIDを参照して、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項16に記載の条件判定方法。
  18. 前記部分式データに含まれる述語の評価を行うステップでは、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う、請求項13〜17の何れか一に記載の条件判定方法。
  19. 前記判定用計算機が、前記部分式データの送信に際して、前記管理対象計算機にクリア命令を発行するステップと、
    前記管理対象計算機が、前記クリア命令を受信すると、前記記憶装置に記憶された部分式データを削除するステップとを更に有する、請求項18に記載の条件判定方法。
  20. 前記述語論理を変換するステップでは、前記述語論理を、DNF(Disjunctive Normal Form)標準形に変換する、請求項11〜19の何れか一に記載の条件判定方法。
  21. 判定用計算機に、管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する処理を実行させるプログラムであって、前記判定用計算機に、
    前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式に変換するステップと、
    前記変換された述語論理における各論理積項について、論理積項に含まれる述語を、変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語と、変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語とに分けるステップと、
    前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行い、該評価の後に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を行うステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
  22. 前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を周期的に行い、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の評価を、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価の周期よりも短い時間間隔で行う、請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記判定用計算機に、
    前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択し、該選択された述語を含む部分式データを前記管理対象計算機に配信するステップと、
    前記管理対象計算機から、前記部分式データに含まれる述語が真になった旨の通知を受信するステップとを更に実行させ、
    前記述語の評価を行うステップでは、前記変更頻度が低いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語に対する評価を行った後に、前記述語が真になった旨の通知を受けたか否かを判断し、前記述語が真になった旨の通知を受けると、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語から前記選択された述語を除く残りの部分論理式の評価を行う、請求項21又は22に記載のプログラム。
  24. 前記部分式データを配信するステップでは、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から、引数を1つだけ有する述語、又は、複数の引数を有し、かつ、該複数の引数の変数に束縛されたインスタンス情報が同じ管理対象計算機から取得できる述語の何れかを選択し前記部分式データに含める、請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記判定用計算機に、前記変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から述語を一つ選択すると、前記変更頻度が前記情報によって真偽が決定する述語から、前記選択した述語を除いた述語から成る部分論理式と変数に束縛されたインスタンス情報とを含む中間評価データを生成して評価記憶装置に格納するステップを更に実行させ、
    前記残りの部分論理式の評価では、前記評価記憶装置から前記中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項23又は24に記載のプログラム。
  26. 前記部分式データを配信するステップ及び中間評価データを格納するステップでは、前記送信する部分式データと、前記格納する中間評価データとに、同じIDを付与し、前記管理対象計算機から送信される前記述語が真になった旨の通知には、真になった述語に対応する部分式データのIDが含まれており、
    前記残りの部分論理式の評価では、管理対象計算機からの通知に含まれるIDを参照して、前記評価記憶装置から、前記通知に含まれるIDと同一のIDが付与された中間評価データを読み出し、該読み出した中間評価データに含まれる部分論理式の評価を行う、請求項25に記載のプログラム。
  27. 管理対象計算機と、該管理対象計算機の状態について、述語論理で記述された条件が成立するか否かを判定する判定用計算機とを有する条件判定システムを構成する管理対象計算機で実行されるプログラムであって、前記管理対象計算機に、
    前記判定用計算機から、前記条件を記述する述語論理を、述語が連接∧で接続されて成る論理積項が選言∨で接続された形式に変化した論理式に含まれる論理積項に含まれる変更頻度が高いと見込まれる情報によって真偽が決定する述語の中から選択された述語を含む部分式データを受信するステップと、
    前記受信した部分式データに含まれる述語の評価を行うステップとを有することを特徴とするプログラム。
  28. 前記部分式データに含まれる述語の評価を行うステップでは、前記受信した部分式データを、前記管理対象計算機内の記憶装置に記憶し、該記憶した部分式データを周期的に読み出して、該読み出した部分式データに含まれる述語の評価を行う、請求項27に記載のプログラム。
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