JPH0764882A - 通信コネクション確立方法 - Google Patents

通信コネクション確立方法

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JPH0764882A
JPH0764882A JP5210499A JP21049993A JPH0764882A JP H0764882 A JPH0764882 A JP H0764882A JP 5210499 A JP5210499 A JP 5210499A JP 21049993 A JP21049993 A JP 21049993A JP H0764882 A JPH0764882 A JP H0764882A
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JP
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client
server
communication
connection establishment
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JP5210499A
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English (en)
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Manabu Fujita
学 藤田
Hiroshi Takaku
博 高久
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シングルタスクのサ―バでフォアグラウンド処
理実行時にクライアントとの通信コネクションを確立す
る場合において、その成功率を向上させると共に不要な
プロトコル処理を回避する。 【構成】割込み制御手段1が1回目のコネクション確立
要求で受信デ―タ処理手段2を立ち上げるためのハ―ド
ウェア割込み信号を発生させると、受信デ―タ処理手段
2が通信資源の用意や2回目コネクション確立要求の受
信、プロトコル処理の続行/待機/中断の判断、コネク
ションの確立を行う。そして、クライアント側のコネク
ション確立要求送出手段3が、コネクション確立が1回
目で行われたか2回目で行われたかを記録しておき、コ
ネクション解放後に受信デ―タ処理手段を立ち上げるの
ためのメッセ―ジを割込み制御手段1に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクライアントサ―バモデ
ルの通信コネクションの確立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハ―ドウェア割込み信号の検出に
より通信プロトコルを実行し、コネクションを確立して
通信を行う方法について、特開昭61−188652号
公報や特開昭62−125455号公報により開示され
ている。これは、割込みベクタ領域に実行すべき通信ソ
フトウェアのアドレスを書き込み、割込み信号の入力を
契機にCPUが通信プロトコルを実行するものである。
ここで、「コネクションが確立される」とはクライアン
トのコネクション確立要求に対してサ―バが受け入れの
返事を行い互いの同意がとれることを意味する。
【0003】一般に、クライアントサ―バモデルの通信
においては、サ―バ専用機又はマルチタスク・コンピュ
―タのサ―バ機能に対してクライアントがコネクション
確立要求を行い、コネクションが確立されてから通信を
開始する。そして、サ―バはクライアントからのコネク
ション確立要求が発生する十分前にコネクション確立要
求の受け入れ準備を完了しておき、任意の時間に発生す
るコネクション確立要求に対して答えられるようになっ
ている。
【0004】特に、マルチタスク・コンピュ―タにおい
ては、別処理を実行しながらでもサ―バ機能を同時に実
行することができるので、別の処理を実行中にコネクシ
ョン確立要求を受け入れることができる。これに対し
て、シングルタスク・コンピュ―タは同時に複数の処理
を実行できないのでサ―バ専用機として使用する。そし
て、シングルタスクで動作しているサ―バ側のCPUが
割込み信号を検出し、通信プロトコルを実行してコネク
ションを確立する場合、コネクション未確立のときはC
PUに別の処理を行わせておくことができる。以下、こ
の処理を「フォアグラウンド処理」と、通信プロトコル
の実行を「割込み処理」と定義する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ォアグラウンド処理中にハ―ドウェア割込み信号を契機
に無条件に割込み処理を実行した場合、フォアグラウン
ド処理がディスクアクセス中等のときに悪影響を与えて
しまう。
【0006】そのためフォアグラウンド処理が割込みを
受けても影響のないステップまで実行されたことを確認
してから割込み処理を実行する必要があり、ハ―ドウェ
ア割込み信号が発生してから割込み処理が実行されるま
での時間が不定となり、1回のコネクション確立要求だ
けではサ―バ側はビット列としては受信できても意味の
あるメッセ―ジとして解釈することはできない。
【0007】勿論、ビット列を受信する機能がプロトコ
ル処理の立ち上がりを確認してからビット列デ―タをプ
ロトコル処理に転送すればよいのだが、ビット列受信機
能とプロトコル処理プログラムとのインタフェ―スを規
定する必要があり、ビット列受信機能とプロトコル処理
等プログラムを自由に組み合わせて使用することができ
なくなってしまう。また、同報メッセ―ジが送信される
ネットワ―クに接続されている通信アダプタは、同報メ
ッセ―ジを受信したときにもハ―ドウェア割込み信号を
発生し、プロトコル処理に移行してしまう場合がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、シングルタスクのサ―バ
でフォアグラウンド処理実行時にクライアントとの通信
コネクションを確立する場合において、その成功率を向
上させると共に、不要なプロトコル処理を回避すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信コネクション確立方法は、クライアン
ト・サ―バ間の通信コネクションを確立するための方法
であって、上記サ―バ側において、上記クライアント側
からの1回目のコネクション確立要求をハ―ドウェア割
込み信号として検出し、通信コネクション確立のための
通信資源割り当てを行う第1のステップと、上記サ―バ
側において、上記クライアント側からの2回目のコネク
ション確立要求に基づいて通信コネクションを確立する
第2のステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】即ち、本発明の通信コネクション確立方法で
は、第1のステップで、サ―バ側において、クライアン
ト側からの1回目のコネクション確立要求をハ―ドウェ
ア割込み信号として検出し、通信コネクションの確立の
ための通信資源割り当てを行う。そして、第2のステッ
プで、上記サ―バ側において、上記クライアント側から
の2回目のコネクション確立要求に基づいて通信コネク
ションを確立する。
【0011】
【実施例】先ず本発明の実施例について説明するに先立
ち、その概要を説明する。図1に示すように、本発明の
通信コネクション確立方法では、割込み制御手段1が1
回目のコネクション確立要求で受信デ―タ処理手段2を
立ち上げるためのハ―ドウェア割込み信号を発生させる
と、受信デ―タ処理手段2が通信資源の用意や2回目コ
ネクション確立要求の受信、プロトコル処理の続行/待
機/中断の判断、コネクションの確立を行う。そして、
クライアント側のコネクション確立要求送出手段3が、
コネクション確立が1回目で行われたか2回目で行われ
たかを記録しておき、コネクション解放後に受信デ―タ
処理手段を立ち上げるのためのメッセ―ジを割込み制御
手段1に送出する。本発明の通信コネクション確立方法
の概要は、おおよそ以上説明した通りであるが、以下、
図面を参照して本発明の実施例について更に詳細に説明
する。
【0012】先ず第1の実施例に係る通信コネクション
確立方法について説明する。図2に示すように、第1の
実施例は、CPU4とメモリ5、I/Oポ―ト6、割込
みコントロ―ラ7、通信アダプタ8からなるサ―バと、
CPU10とメモリ11、I/Oポ―ト12、通信アダ
プタ13からなるクライアントとを通信回線9で接続し
た構成により実現される。そして、図3(a)に示すよ
うに、上記サーバ側のメモリ5には割込みベクタテ―ブ
ル14、サ―バ用のプロトコル処理プログラム15とフ
ォアグラウンドプログラム16が書き込まれている。そ
して、図3(b)に示すように、上記クライアント側の
メモリ11にはクライアント用のプロトコル処理プログ
ラム17が書き込まれている。
【0013】このような構成において、通信アダプタ8
は通信回線9を介してクライアントからの1回目のコネ
クション確立要求を受信すると、割込みコントロ―ラ7
を介してCPU4にハ―ドウェア割込み信号を送出す
る。CPU4は該ハ―ドウェア割込み信号を受けてフォ
アグラウンドプログラム16の動作を中断し、メモリ5
に書き込まれている割込みベクタテ―ブル14よりプロ
トコル処理プログラム15のスタ―トアドレスを得てプ
ロトコル処理プログラム15を実行する。
【0014】このサーバ側のプロトコル処理プログラム
15のシーケンスは図4のフローチャートに示す通りで
ある。即ち、通信資源取得の処理で通信用バッファや通
信用ポ―トなどの通信用資源を用意し(ステップS
1)、I/Oポ―ト12から送られてくるデ―タの受信
チェックをt1 秒繰り返し行い(ステップS2,3)、
当該データを受信した場合は受信デ―タが2回目のコネ
クション確立要求であるか否かの判断を受信デ―タチェ
ックで行う(ステップS4)。一方、タイムアウトチェ
ックでタイムアウトの場合には(ステップS3)、フォ
アグラウンドプログラム16に戻る。また、受信デ―タ
チェックで2回目のコネクション確立要求でない場合に
も(ステップS4)、フォアグラウンドプログラム16
に戻る。そして、2回目のコネクション確立要求であっ
た場合には、コネクション確立によりクライアントのプ
ロトコル処理プログラム17と通信コネクションを確立
し(ステップS5)、サ―バ処理によりサ―バとしての
サ―ビスを行い(ステップS6)、コネクション解放処
理を実行する(ステップS7)。
【0015】これに対して、クライアント側のプロトコ
ル処理プログラム17のシーケンスは図5のフロ―チャ
―トに示す通りである。即ち、通信資源取得を行い(ス
テップS11)、コネクション確立要求送信で1回目の
コネクション確立要求を行い(ステップS12)、次い
でコネクション確立チェックを行う(ステップS1
3)。そして、1回目でコネクションが確立された場合
には競合クライアントがある可能性があるので競合フラ
グをONした後、ステップS19に移行する(ステップ
S18)。これに対して、1回目でコネクション確立さ
れない場合はt2 秒待機となる(ステップS14)。そ
の後、コネクション確立要求送信により2回目のコネク
ション確立要求を送信し(ステップS15)、コネクシ
ョン確立チェックを行い(ステップS16)、コネクシ
ョンが確立された場合にはサ―バ処理結果受信でサ―バ
からのサ―ビスを受ける(ステップS19)。そして、
コネクション解放処理の後に(ステップS20)、競合
フラグチェックを行い(ステップS21)、当該フラグ
がONの場合は同報メッセ―ジ送信を行い、競合クライ
アントのコネクション確立の補助を行う(ステップS2
2)。
【0016】ここで、上記サ―バ側の状態遷移は図6に
示す通りであり、サ―バ側はサ―バ処理実行18、フォ
アグラウンド処理実行19、接続要求待ち20の3つの
状態を各イベントの発生により遷移する。
【0017】また、上記サ―バ側及びクライアント側で
行う待機の時間の関係は図7に示す通りである。同図に
おいて、tはサ―バ側にハ―ドウェア割込みが入力され
てフォアグラウンド処理から割込み処理に移行するまで
のタイムラグを示す不定量であり、t1 は通信資源の準
備が完了してからのコネクション確立要求待ち時間であ
り、t2 は1回目のコネクション確立要求の結果が判明
してから2回目のコネクション確立要求を送信するまで
の待機時間である。
【0018】以上説明した第1の実施例では、下記条件
を満たすようにt1 とt2 を設定することでコネクショ
ン確立の成功率を向上させることができる。 tmax <t2 <tmax +t1 (tmax :tの最大
値) 次に第2の実施例に係る通信コネクション確立方法につ
いて説明する。
【0019】第2の実施例は、第1の実施例と同様の構
成において、クライアント側のプロトコル処理プログラ
ムを図8に示す処理に変更することで実現される。以
下、図8のフローチャートを参照して、第2の実施例の
クライアント側のプロトコル処理プログラム17のシー
ケンスを説明する。
【0020】先ず通信資源取得を行い(ステップS3
1)、コネクション確立要求送信で1回目のコネクショ
ン確立要求を行い(ステップS32)、コネクション確
立チェックを行う(ステップS33)。そして、1回目
でコネクションが確立された場合は競合クライアントが
ある可能性があるので競合フラグをONした後、ステッ
プS40に移行する(ステップS39)。これに対し
て、1回目でコネクション確立されない場合はt3 秒待
機となる(ステップS34)。その後、コネクション確
立要求送信により、コネクション確立要求を一定の間隔
で送信し(ステップS35)、送信する度にコネクショ
ン確立チェックを行い(ステップS36)、コネクショ
ンが確立された場合はサ―バ処理結果受信でサ―バから
のサ―ビスを受ける(ステップS40)。さらに、コネ
クション解放処理の後に(ステップS41)、競合フラ
グチェックを行い(ステップS42)、当該フラグがO
Nの場合は同報メッセ―ジ送信を行い、競合クライアン
トのコネクション確立の補助を行った後(ステップS4
3)、シーケンスを終了する(ステップS44)。一
方、コネクションが確立されない場合は、回数チェック
を行い(ステップS37)、(tmax +t1 )/t3
以内であればt3 秒待機し(ステップS34)、(t
max +t1 )/t3 回を超えた場合には終了する(ステ
ップS38)。
【0021】ここで、上記サ―バ側及びクライアント側
で行う待機時間の関係は図9に示す通りである。同図に
おいて、tはサ―バ側にハ―ドウェア割込みが入力され
てフォアグラウンド処理から割込み処理に移行するまで
のタイムラグを示し、不定量である。また、t1 は通信
資源の準備が完了してからのコネクション確立要求待ち
時間、t3 は1回目のコネクション確立要求の結果が判
明してから次のコネクション確立要求を送信するまでの
待機時間である。
【0022】以上説明した第2の実施例では、下記条件
を満たすようにt3 を設定することで、tの値に応じた
最短の時間でコネクション確立を行うことができる。 t3 >tmin (tmin :tの最小値) 次に第3の実施例に係る通信コネクション確立方法につ
いて説明する。
【0023】第3の実施例は、第1の実施例と同様の構
成において、クライアント側のプロトコル処理プログラ
ム17を図10の処理に変更することで実現される。以
下、図10のフローチャートを参照して、クライアント
側のプロトコル処理プログラム17のシーケンスを説明
する。
【0024】先ず通信資源取得を行い(ステップS5
1)、コネクション確立要求送信で1回目のコネクショ
ン確立要求を行い(ステップS52)、次いでコネクシ
ョン確立チェックを行う(ステップS53)。そして、
1回目でコネクションが確立された場合は競合クライア
ントがある可能性があるので競合フラグをONし、コネ
クション解放処理を行った後(ステップS59)、シー
ケンスを終了する(ステップS60)。一方、1回目で
コネクション確立されない場合はt2 秒待機となる(ス
テップS54)。その後、コネクション確立要求送信に
より2回目のコネクション確立要求を送信する(ステッ
プS55)。次いでコネクション確立チェックを行い
(ステップS56)、コネクションが確立された場合は
サ―バ処理結果受信でサ―バからのサ―ビスを受け(ス
テップS58)、コネクション解放処理を行い(ステッ
プS59)、シーケンスを終了する(ステップS6
0)。
【0025】以上説明した第3の実施例では、複数クラ
イアントから相次いでコネクション確立要求を行った場
合、1回目のコネクション確立要求を先に行ったクライ
アントが先にサ―バからのサ―ビスを受けることができ
る。
【0026】次に第4の実施例に係る通信コネクション
確立方法について説明する。第4の実施例は、第1の実
施例と同様の構成において、クライアント側のプロトコ
ル処理プログラム17を図11の処理に変更することで
実現される。
【0027】そして、本実施例ではクライアントに階級
として「特権」及び「一般」を予め与えておく。この
「特権」とは1回目のコネクション確立要求でコネクシ
ョンが確立された場合にサ―ビスを受けられる階級で、
「一般」とは1回目のコネクション確立要求でコネクシ
ョン確立された場合は辞退すべき階級である。
【0028】以下、図11のフローチャートを参照し
て、第4の実施例のクライアント側のプロトコル処理プ
ログラム17のシーケンスを説明する。先ず通信資源取
得を行い(ステップS62)、1回目のコネクション確
立要求を行った後(ステップS63)、コネクション確
立チェックを行う(ステップS64)。そして、1回目
でコネクション確立された場合は競合クライアントがあ
る可能性があるので競合フラグをONし(ステップS6
9)、次いで、階級チェックを行い(ステップS7
0)、当該階級が「一般」ならばコネクション解放処理
を行い(ステップS72)、「特権」ならば引続きサ―
バ処理結果受信を行う(ステップS71)。これに対し
て、1回目でコネクション確立されない場合はt2 秒待
機となる(ステップS65)。その後、コネクション確
立要求送信により2回目のコネクション確立要求を送信
し(ステップS66)、コネクション確立チェックを行
い(ステップS67)、コネクションが確立された場合
はサ―バ処理結果受信でサ―バからのサ―ビスを受ける
(ステップS71)。そして、コネクション解放処理の
後に(ステップS72)、競合フラグチェックを行い
(ステップS73)、当該フラグがONの場合は同報メ
ッセ―ジ送信を行い競合クライアントのコネクション確
立の補助を行う(ステップS74)。
【0029】以上説明した第4の実施例では、コネクシ
ョン確立の成功率が高いクライアントを設定することが
できる。次に第5の実施例に係る通信コネクション確立
方法について説明する。
【0030】図12に示すように、第5の実施例は、C
PU4とメモリ5、I/Oポ―ト6、割込みコントロ―
ラ7、通信アダプタ8、タイマ21からなるサ―バと、
CPU10とメモリ11、I/Oポ―ト12、通信アダ
プタ13からなるクライアントとを通信回線9で接続し
た構成により実現される。そして、本実施例も前述の第
1の実施例と同様(図3参照)に、サーバ側のメモリ5
に割込みベクタテ―ブル14、サ―バ用プロトコル処理
プログラム15とフォアグラウンドプログラム16が書
き込まれており、クライアント側のメモリ11にはクラ
イアント用プロトコル処理プログラム17が書き込まれ
ている。
【0031】このような構成において、通信アダプタ8
は通信回線9から1回目のコネクション確立要求を受信
すると割込みコントロ―ラ7を通じてCPU4にハ―ド
ウェア割込信号を送出すると共にタイマ21のカウント
を開始させる。それ以降、タイマ21はT秒間t4 (t
4 は図7のtに比べて十分短い)秒間隔でCPU4に割
込みコントロ―ラ7を通じてタイマ割込信号を送出す
る。CPU4は、タイマ割込信号を受信する度毎にフォ
アグラウンド処理を中止しても問題ないか確認する。そ
して、問題無しと判断された場合、CPU4はI/Oポ
―ト6を通じてタイマ21のカウントを停止してから割
込み処理であるプロトコル処理プログラムを実行する。
以降、クライアント用プロトコル処理プログラム17、
サ―バ用プロトコル処理プログラム15のシーケンスは
第1の実施例で示した図4及び図5のフロ―チャ―トに
従って処理を行う。
【0032】以上説明した第5の実施例では、1回目の
コネクション確立要求を切っ掛けにしてt4 秒間隔でタ
イマ割込みが発生する。これによりプロトコル処理プロ
グラムに移行してもよいかのチェックを行う回数が増
え、その結果プロトコル処理プログラムに移行するまで
の時間を短縮することができる。
【0033】次に第6の実施例に係る通信コネクション
確立方法について説明する。第6の実施例は、第1の実
施例と同様の構成において、クライアント側のプロトコ
ル処理プログラム17を図13に示す処理に変更し、サ
―バ側のプロトコル処理プログラム15を図14に示す
処理に変更することで実現される。尚、本実施例では、
図15に示すように、サ―バ30、クライアントA3
1、クライアントB32が接続されているものとする。
【0034】以下、図13及び図14を参照して、クラ
イアントA31,B32が同時に図13に示すクライア
ント用プロトコル処理プログラム17を実行した場合を
想定し、その動作を説明する。
【0035】先ず図13に示すように、クライアント側
では、通信資源取得を行い(ステップS81)、コネク
ション確立要求送信でクライアントA31が1回目のコ
ネクション確立要求を行い、これと同時にクライアント
B32も1回目のコネクション確立要求を行うと(ステ
ップS82)、いずれかのクライアントのみコネクショ
ン確立される。いま、クライアントB32はコネクショ
ンが確立され、クライアントA31はコネクションが未
確立であったものとする。かかる場合、コネクションが
確立されたクライアントB32は続いてコネクション解
放を行い(ステップS88)、コネクション確立要求待
でサ―バからのコネクション確立要求を待つ(ステップ
S89)。
【0036】これに対して、コネクションが未確立にな
ったクライアントA31はt2 秒待機した後(ステップ
S84)、コネクション確立要求送信で2回目のコネク
ション確立要求を行うが未確立に終わる(ステップS8
5,86)。よって、クライアントA31は一旦シーケ
ンスを終了し(ステップS87)、通信資源取得(ステ
ップS81)から再度実行することになる。
【0037】そして、クライアントB32が辞退する
と、クライアントA31は2回目のプロトコル処理プロ
グラム起動により、2回目のコネクション確立要求でコ
ネクションが確立され(ステップS86)、サ―バから
サ―ビスを受けて(ステップS91)、コネクションを
解放し(ステップS92)、シーケンスを終了する(ス
テップS93)。そして、この後、クライアントB32
はサ―バからサ―ビスを受け(ステップS91)、コネ
クションを解放し(ステップS92)、シーケンスを終
了する(ステップS93)。
【0038】一方、図14に示すように、サーバ30側
では、通信資源取得の処理で通信用バッファや通信用ポ
―トなどの通信用資源を用意し(ステップS101)、
I/Oポ―ト12から送られてくるデ―タの受信チェッ
クをt1 秒繰り返し行い(ステップS102,10
3)、当該データを受信した場合は受信デ―タが2回目
のコネクション確立要求であるか否かの判断を受信デ―
タチェックで行う(ステップS104)。一方、タイム
アウトチェックでタイムアウトの場合には(ステップS
103)、フォアグラウンドプログラム16に戻る。ま
た、受信デ―タチェックで2回目のコネクション確立要
求でない場合には(ステップS104)、フォアグラウ
ンドプログラム16に戻り、2回目のコネクション確立
要求であった場合には、コネクション確立によりクライ
アントのプロトコル処理プログラム17と通信コネクシ
ョンを確立し(ステップS105)、コネクション解放
チェックを行う(ステップS106)。
【0039】そして、クライアントB32が辞退した時
点で辞退クライアント名が記録され(ステップS11
4)、フォアグラウンドプログラム16に戻る。そし
て、サ―バ30側では、クライアントA31のサ―ビス
(ステップS107)、コネクション解放(ステップS
108)の後に辞退クライアントの有無チェック(ステ
ップS109)を行う。この場合、クライアントB32
が辞退クライアントとして登録されているので、サ―バ
はクライアントB32とコネクション確立を行う(ステ
ップS110)。次いで辞退クライアント名を消去した
後(ステップS111)、クライアントB32に対して
サ―ビス(ステップS112)とコネクション解放(ス
テップS113)を行うことで、クライアントB32に
対してサ―バとしてのサ―ビスを提供した後、フォアグ
ラウンドプログラム16に戻る。
【0040】尚、本実施例では、クライアントが1台の
場合でも上記ステップS106におけるコネクション解
放チェックで未解放の判断となるので、上記クライアン
トA31が2回目のコネクション確立要求で確立された
場合と同じ動作をする。さらに、3台以上のクライアン
トが同時にコネクション要求を行った場合でも順番にコ
ネクションを確立することができる。
【0041】以上説明した第6の実施例では、1回目の
コネクション確立要求で確立されたクライアントは辞退
したとしても、サ―バ側で辞退クライアント名が記録さ
れているので、順番がまわってきた時にサ―バから呼び
出される。このように、クライアントが要求した順番で
サ―バが処理を行うので、特定クライアントが必要以上
に待たされることがない。
【0042】以上詳述したように、本発明によれば、シ
ングルタスクのサ―バであってもフォアグラウンド処理
実行時にクライアントと効率良く通信コネクションを確
立することができる。そして、従来、同報メッセ―ジ受
信時の割込みは悪影響を与えていたが、本発明では逆に
それを利用することができ、複数クライアントが競合し
た場合にも効率良く通信コネクションを確立することが
できる。さらに、通信アダプタと通信プロトコル処理プ
ログラム間に新たなインタフェ―スを規定する必要がな
い為、必要に応じてアダプタとプロトコルを自由に組み
合わせて利用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、シングルタスクのサ―
バでフォアグラウンド処理実行時にクライアントとの通
信コネクションを確立する場合において、その成功率を
向上させると共に、不要なプロトコル処理を回避する通
信コネクション確立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信コネクション確立方法の概念図で
ある。
【図2】第1の実施例に係る通信コネクション確立方法
を実現するための構成を示す図である。
【図3】(a)はサーバ用メモリマップを示す図、
(b)はクライアント用メモリマップを示す図である。
【図4】第1の実施例のサーバ側のプロトコル処理プロ
グラム15のシーケンスを示すフローチャートである。
【図5】第1の実施例のクライアント側のプロトコル処
理プログラム17のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図6】第1の実施例のサ―バ側の状態遷移を説明する
ための図である。
【図7】第1の実施例のサ―バ側及びクライアント側で
行う待機時間の関係を説明するための図である。
【図8】第2の実施例のクライアント側のプロトコル処
理プログラム17のシーケンスを示す図である。
【図9】第2の実施例のサ―バ側及びクライアント側で
行う待機時間の関係を説明するための図である。
【図10】第3の実施例のクライアント側のプロトコル
処理プログラム17のシーケンスを示す図である。
【図11】第4の実施例のクライアント側のプロトコル
処理プログラム17のシーケンスを示す図である。
【図12】第5の実施例に係る通信コネクション確立方
法を実現するための構成を示す図である。
【図13】第6の実施例のサーバ側のプロトコル処理プ
ログラム15のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図14】第6の実施例のクライアント側のプロトコル
処理プログラム17のシーケンスを示すフローチャート
である。
【図15】第6の実施例において、サ―バ30、クライ
アントA31、クライアントB32の接続関係を示す図
である。
【符号の説明】
1…割込み制御手段、2…受信データ処理手段、3…コ
ネクション確立要求送出手段、4,10…CPU、5,
11…メモリ、6,12…I/Oポート、7,14…割
込みコントローラ、8,13…通信アダプタ、9…通信
回線、14…割込みベクタテーブル、15…プロトコル
処理プログラム、16…フォアグラウンドプログラム、
17…プロトコル処理プログラム、18…サーバ処理実
行、19…フォアグラウンド処理実行、20…接続要求
待ち、21…タイマ、30…サーバ、31…クライアン
トA、32…クライアントB。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント・サ―バ間の通信コネクシ
    ョンを確立するための方法であって、 上記サ―バ側において、上記クライアント側からの1回
    目のコネクション確立要求をハ―ドウェア割込み信号と
    して検出し、通信コネクション確立のための通信資源割
    り当てを行う第1のステップと、 上記サ―バ側において、上記クライアント側からの2回
    目のコネクション確立要求に基づいて通信コネクション
    を確立する第2のステップと、を有することを特徴とす
    る通信コネクション確立方法。
JP5210499A 1993-08-25 1993-08-25 通信コネクション確立方法 Withdrawn JPH0764882A (ja)

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JP5210499A JPH0764882A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 通信コネクション確立方法

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