JPH0764782A - ファイル更新方式 - Google Patents

ファイル更新方式

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JPH0764782A
JPH0764782A JP5214687A JP21468793A JPH0764782A JP H0764782 A JPH0764782 A JP H0764782A JP 5214687 A JP5214687 A JP 5214687A JP 21468793 A JP21468793 A JP 21468793A JP H0764782 A JPH0764782 A JP H0764782A
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正恭 岡崎
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厚 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定磁気ディスクを使用したコンピュータシス
テムにおいて、フロッピィディスクを媒体として固定磁
気ディスク内のファイルを更新する場合の誤更新の防止
を図る。 【構成】固定磁気ディスク1−1の内容の相違を識別す
るために用途識別情報1−14とリビジョン情報1−1
5を固定磁気ディスクに格納しておく。また、更新用フ
ロッピィディスク1−5には、更新処理時に実行される
ユーティリティコマンド群を固定磁気ディスクの識別情
報の種類毎に記述したジョブストリーム1−53と、識
別情報とジョブストリームの対応関係を記述したジョブ
ストリーム選択情報1−52を格納して、更新時に、固
定磁気ディスクの識別情報に対応したジョブストリーム
を自動選択し、実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイル更新方式、特
にフロッピィディスクを媒体として、固定磁気ディスク
内の識別情報に対応したジョブストリームを自動選択及
び実行する事により、固定磁気ディスク内のファイルの
内容を更新する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】固定磁気ディスクを使用したコンピュー
タでは、OS及びアプリケーションソフトウェアを固定
磁気ディスクに格納して運用している。そして、これら
の固定磁気ディスク内にあるファイルを変更する場合、
ファイル複写機能、ライブラリメンテナンス機能等のユ
ーティリティプログラムを用いて、フロッピィディスク
を媒体として、実行している。
【0003】この場合の方法としては、従来、操作者が
各ユーティリティプログラムのコマンドを入力するか、
あるいは更新時に実行するユーティリティコマンド群を
記述したジョブストリームをフロッピィディスクに格納
しておき、更新時にジョブストリームを起動して更新す
る方法が知られている。さらに、ジョブストリームの起
動方法としては、操作者がジョブストリーム名を入力し
て実行する方法と、ジョブストリームを自動的に読み込
んで実行するプログラムを起動させる方法がある。
【0004】また、誤ったフロッピィディスクを使用し
た場合に発生する更新ミスを防止する手段として、例え
ば特開平1−170034号公報に記載されているよう
に更新用フロッピィディスクのボリュームラベルに、固
定磁気ディスクに格納するファイルがそのフロッピィデ
ィスクに有るかを示す情報を記録しておき、更新時、ジ
ョブストリームを読み込む前にボリュームラベルの情報
を判別し、ファイルがある場合に限り正規の更新用フロ
ッピィディスクと認め、ジョブストリームを実行する方
策がとられているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、運用されてい
る固定磁気ディスクには、周辺装置の違い、ディスク容
量等により内容が複数種類存在している場合があり、ま
た更新が複数回行われた場合にも、更新履歴に応じて、
複数種類の内容が存在する事になるが、このような場合
は、固定磁気ディスクの内容を表すリビジョンを設定し
て、そのリビジョンを対象とした固定磁気ディスクの内
容管理を行う方策がとられる。しかしながら、上述した
従来のジョブストリームを自動実行する方法によるファ
イル更新方式では、更新時にセットされるフロッピィデ
ィスクが更新用に作成されたものであれば、ディスクの
内容にかかわらず固定磁気ディスクの更新を実行するた
め、固定磁気ディスクのリビジョンに応じて、内容の異
なる複数種類の更新用フロッピィディスクを作成する必
要があった。また、特定のリビジョン用に作成した更新
用フロッピィディスクを、誤って更新対象ではないリビ
ジョンの固定磁気ディスクにセットした場合にも、更新
が実行されてしまうため、固定磁気ディスクの内容が不
正になる事があるという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のファイル更新方
式は、固定磁気ディスクの内容、容量等の相違を識別す
るために設定されたリビジョンを記録する識別情報保持
手段と、更新時に実行するユーティリティプログラム群
を記述する複数のジョブストリーム保持手段と、前記リ
ビジョンと前記ジョブストリームの対応を記録するジョ
ブストリーム選択手段と、ファイルの領域確保、削除、
コピーあるいはライブラリメンテナンス等の処理を行う
ユーティリティプログラム手段と、更新用フロッピィデ
ィスクであることを示す識別と枚数順序を記録するボリ
ュームID保持手段と、該ボリュームID保持手段をチ
ェックして前記識別情報保持手段に記録されたリビジョ
ンに対応した前記ジョブストリーム保持手段をフロッピ
ィディスク内の前記ジョブストリーム選択手段から選択
してジョブストリーム保持手段に記述されているユーテ
ィリティプログラム手段を起動する更新実行手段とを有
することを特徴とする。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を示す図1を参照すると、
本実施例は固定磁気ディスク1−1、制御装置1−2、
メモリ1−3、フロッピィディスクドライブ(以降、F
DDと記す)1−4、更新用フロッピィディスク(以
降、FDと記す)1−5、ディスプレイ1−6及びキー
ボード1−7で構成される。
【0008】固定磁気ディスク1−1は、更新立上げ用
システムパラメータ1−11、更新プログラム1−1
2、ユーティリティプログラム1−13、固定磁気ディ
スクの使用方法の区分を表す用途識別情報1−14、同
一用途識別情報における履歴区分を示すリビジョン情報
1−15及びコンピュータシステムに必要なファイル部
1−16を記録している。メモリ1−3には、固定磁気
ディスク1−1から起動される更新プログラム1−2
1、ユーティリティプログラム1−22及び更新用FD
1−5より起動されるジョブストリーム実行部1−23
がロードされる。さらに、更新用FD1−5は、ボリュ
ームID1−51、ジョブストリーム選択情報1−5
2、ジョブストリーム1−53、ジョブストリーム実行
部1−54及び更新対象ファイル部1−55より構成さ
れ、更新作業時にFDD1−4にセットされる。
【0009】用途識別情報1−14の設定項目例を図2
に、ジョブストリーム選択情報1−52の設定項目例を
図3に、また、用途識別情報1−14およびジョブスト
リーム選択情報1−52の設定値例を図4にそれぞれ示
す。
【0010】さて、図5にフローチャートに基づいて、
固定磁気ディスク1−1内のファイル更新の動作を説明
する。
【0011】先ず、機械の電源を投入する際に操作者が
キーボード1−7上の特定キーを押下して更新立上げを
行う(図5のステップ5−01)と、制御装置1−2は
固定磁気ディスク1−1内の更新立上げ用のシステムパ
ラメータファイル1−11を読み込み、更新プログラム
1−12をメモリ1−3にロードする(5−02)。メ
モリ1−3にロードされた更新プログラム1−31は、
操作者に更新用FD1−5をFDD1−4にセットする
旨のメッセージをディスプレイ1−6に表示する(5−
03)。
【0012】操作者はこのメッセージに従って、更新用
FD1−5をFDD1−4にセットして、キーボード1
−7上の実行キーを押下する(5−04)。実行キーが
押下されると、更新プログラム1−31は更新用FD1
−5のボリュームID1−51を読み込み(5−0
5)、更新用FDの識別IDが設定されているか否かを
判定する(5−06)。判定結果が偽の場合、ステップ
5−03に戻り、再びメッセージを表示するので、上述
の操作を繰り返す(5−04〜5−06)。
【0013】一方、ステップ5−06における判定結果
が真の場合は、さらに更新用FDの1枚目の設定になっ
ているかを判断する(5−07)。もし偽ならステップ
5−03に戻るが、真の場合は、更新プログラム1−3
1は更新用FD1−5内のジョブストリーム実行部1−
54をメモリ1−4にロードする(5−08)。ジョブ
ストリーム実行部1−54は、将来の用途識別及びリビ
ジョン体系の変更に対して柔軟に対応するために、固定
磁気ディスク1−1にではなく、更新用FD1−5内に
格納されている。
【0014】起動されたジョブストリーム実行部1−3
3は、更新用FD1−5内のジョブストリーム選択情報
1−52を読み込む(5−09)。読み込み処理にてジ
ョブストリーム選択情報1−52が更新用FD1−5に
なかった場合(ステップ5−10)、用途識別及びリビ
ジョンの如何にかかわらず、無条件に更新するものと判
定し、更新用FD1−5内のリビジョンノーチェック用
ジョブストリームの読み込みを行い(ステップ5−1
1)、ステップ2−23に移る。
【0015】一方、ステップ5−09におけるジョブス
トリーム選択情報の読み込みが正常終了した場合(5−
10)は、固定磁気ディスク1−1内の用途識別情報1
−14とリビジョン情報1−15を読み込む(5−1
2)。この読み込み処理にてファイル不正等のエラーが
発生した場合(ステップ5−13)、ディスプレイ1−
6にエラーメッセージを表示して操作者に知らせる(5
−14)。ステップ5−13で読み込みが正常終了した
場合は、用途識別及びリビジョンに対応したジョブスト
リームをジョブストリーム選択情報1−52より検索す
る(5−15)。
【0016】ここで、図4に設定例に基づいて、検索処
理を説明する。ステップ5−09にて読み込んだジョブ
ストリーム選択情報1−52が図4(D)に示すような
場合、2つの用途識別情報に対応した記述をしており、
用途識別(区分1,2)が’0101’の場合で、さら
にリビジョンが’A001’の時はファイル名’010
1A001’のジョブストリームを、リビジョンが’A
002’の時は’0101A002’のジョブストリー
ムを実行するよう、それぞれ指定している。また、更新
後のリビジョン’A003’を設定する事により、二重
更新を防止する。
【0017】また、用途識別(区分1,2)が’020
2’でリビジョンが’A001’の時は、ファイル名’
0202A001’のジョブストリームを実行し、更新
後のリビジョンが’A002’になる事を指定してい
る。従って、上記のジョブストリーム選択情報が格納さ
れた更新用FD1−5を使用する場合、用途識別、リビ
ジョン情報として図4(A)に示すような値が格納され
た固定磁気ディスク−1では、ジョブストリーム’01
01A001’を実行し、同様に図4(B)では、’0
101A002’、図4(C)では、’0202A00
1’を実行する。
【0018】図5に戻ると、ステップ5−16にて、固
定磁気ディスク1−1のリビジョン情報1−15と更新
用FD1−5のジョブストリーム選択情報1−52内の
更新後リビジョンが同じだった場合は、既に更新済であ
るため、その旨のメッセージをディスプレイ1−6に表
示して(5−17)ステップ5−20に移る。未更新の
場合(5−16)は、ステップ5−18に進み、ジョブ
ストリーム選択情報1−52の更新対象リビジョンがリ
ビジョン情報1−15と一致しない場合、エラーメッセ
ージをディスプレイ1−6に表示する(5−19)。更
新済(5−16)またはリビジョン不一致(5−18)
にも拘わらず更新を行わせる場合は、操作者がキーボー
ド1−7の強制実行を示すキーを押下する事により、ジ
ョブストリーム選択情報1−52内の強制更新用ジョブ
ストリームを読み込み、ステップ5−23に移る。
【0019】ステップ5−18での検索結果が正常の場
合は、ジョブストリーム選択情報1−52にて指定され
たジョブストリーム1−53を、更新用FD1−5から
読み込む。この読み込み処理がエラーになった場合(5
−23)は、エラーメッセージをディスプレイ1−6に
表示する(5−24)。読み込み処理が正常終了した場
合は、更新の進行状況を示す更新処理状況画面をディス
プレイ1−6に表示し、更新処理中である事を操作者に
知らせる(5−25)。
【0020】次に、ジョブストリームに記述されたコマ
ンドを、固定磁気ディスク1−1に格納されているユー
ティリティプログラム1−13を利用して1ステップだ
け行う(5−26)。
【0021】コマンドの実行結果により異常終了した場
合(5−27)は、エラーメッセージを更新処理状況画
面の未表示領域に表示する(5−28)。操作者により
キーボード1−7の実行キーが押下されると(5−2
9)、エラーとなったコマンドを再実行する(5−3
1)。再実行されたコマンドが再びエラーとなった場合
(5−31)は、更新処理状況画面に更新用FD1−5
の作成者に連絡する旨のメッセージを表示する(5−3
2)が正常終了すれば(5−31)ステップ5−33に
移る。
【0022】一方、ステップ5−26におけるコマンド
が正常終了した場合(5−27)、そのコマンドがジョ
ブストリームに記述された最後のコマンドであるか判定
し(5−33)、偽の場合は、ステップ26に戻り、ジ
ョブストリームに記述された次のコマンドを実行する。
真の場合は更新処理状況画面に更新処理が正常終了した
旨のメッセージを表示し、操作者に更新処理終了を知ら
せる(5−34)。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
固定磁気ディスクに保持している識別情報に応じて、更
新用フロッピィディスクに格納されたジョブストリーム
を自動的に選択して実行する構成としたため誤更新の防
止、複数のリビジョンに対応した更新環境を一つの更新
用フロッピィディスクに格納する事による更新用フロッ
ピィディスク作成作業の負荷低減、及び更新作業の簡易
性向上を挙げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例における用途識別情報の設定項目
を示す図である。
【図3】図1の実施例におけるジョブストリーム選択情
報の設定項目を示す図である。
【図4】図1の実施例における用途識別情報、リビジョ
ン、ジョブストリーム選択情報の設定例を示す図であ
る。
【図5】図1の実施例の動作の前半を示すフローチャー
トである。
【図6】図1の実施例の動作の後半を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1−1 固定磁気ディスク 1−11 更新立上げ用システムパラメータ 1−12 更新プログラム 1−13 ユーティリティプログラム 1−14 用途識別情報 1−15 リビジョン情報 1−16 ファイル部 1−2 制御装置 1−3 メモリ 1−31 更新プログラム 1−32 ユーティリティプログラム 1−33 ジョブストリーム実行部 1−4 フロッピィディスクドライブ 1−5 更新用フロッピィディスク 1−51 ボリュームID 1−52 ジョブストリーム選択情報 1−53 ジョブストリーム 1−54 ジョブストリーム実行部 1−55 更新対象ファイル部 1−6 ディスプレイ 1−7 キーボード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定磁気ディスクの内容、容量等の相違
    を識別するために設定されたリビジョンを記録する識別
    情報保持手段と、 更新時に実行するユーティリティプログラム群を記述す
    る複数のジョブストリーム保持手段と、 前記リビジョンと前記ジョブストリームの対応を記録す
    るジョブストリーム選択手段と、 ファイルの領域確保、削除、コピーあるいはライブラリ
    メンテナンス等の処理を行うユーティリティプログラム
    手段と、 更新用フロッピィディスクであることを示す識別と枚数
    順序を記録するボリュームID保持手段と、 該ボリュームID保持手段をチェックして前記識別情報
    保持手段に記録されたリビジョンに対応した前記ジョブ
    ストリーム保持手段をフロッピィディスク内の前記ジョ
    ブストリーム選択手段から選択してジョブストリーム保
    持手段に記述されているユーティリティプログラム手段
    を起動する更新実行手段とを有することを特徴としたフ
    ロッピィディスクを媒体とする固定磁気ディスク内のフ
    ァイル更新方式。
  2. 【請求項2】 前記ジョブストリームに、前記用途識別
    及びリビジョンのいかんにかかわらず無条件にファイル
    更新を行うリビジョンノーチェック用ジョブストリーム
    を含むことを特徴とする請求項1記載のファイル更新方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006164055A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Seiko Epson Corp 記録装置、記録装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体

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