JPH0764312B2 - 船舶推進機の傾斜角検出器調整方法 - Google Patents
船舶推進機の傾斜角検出器調整方法Info
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- JPH0764312B2 JPH0764312B2 JP62171924A JP17192487A JPH0764312B2 JP H0764312 B2 JPH0764312 B2 JP H0764312B2 JP 62171924 A JP62171924 A JP 62171924A JP 17192487 A JP17192487 A JP 17192487A JP H0764312 B2 JPH0764312 B2 JP H0764312B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、船舶推進機の傾斜角検出器調整方法に係
り、詳しくは推進機の傾斜角を検出する傾斜角検出器を
所定位置にセットする船舶推進機の傾斜角検出器調整方
法に関する。
り、詳しくは推進機の傾斜角を検出する傾斜角検出器を
所定位置にセットする船舶推進機の傾斜角検出器調整方
法に関する。
[従来の技術] 船舶には、例えば、推進機にチルト軸を設け、このチル
ト軸は略水平方向に船体側に回動可能に設けられ、推進
機はチルト軸を支点にして船体側に対して上下方向に傾
動可能に支持されるものがある。このように推進機が傾
動可能に支持される船舶には、推進機の傾斜角を検出す
る傾斜角検出器を備えるものがある。
ト軸は略水平方向に船体側に回動可能に設けられ、推進
機はチルト軸を支点にして船体側に対して上下方向に傾
動可能に支持されるものがある。このように推進機が傾
動可能に支持される船舶には、推進機の傾斜角を検出す
る傾斜角検出器を備えるものがある。
この推進機の傾斜角を検出する傾斜角検出器は、傾斜角
検出器の本体を船体側に設けるとともに、傾斜角検出器
の検出部をチルト軸の端部に係合して一体に回転可能に
しており、推進機の回転角度に応じた出力電圧を出力し
て推進機の傾斜角を検出可能であり、このように構成し
て推進機の傾斜角を検出し、内燃機関の速度制御を行な
うための一情報としている。
検出器の本体を船体側に設けるとともに、傾斜角検出器
の検出部をチルト軸の端部に係合して一体に回転可能に
しており、推進機の回転角度に応じた出力電圧を出力し
て推進機の傾斜角を検出可能であり、このように構成し
て推進機の傾斜角を検出し、内燃機関の速度制御を行な
うための一情報としている。
この傾斜角検出器として、例えば第6図に示すものであ
り、傾斜角検出器100の取付けは傾斜角検出器100の本体
101を、図示しない船体に所定の角度でセットされた推
進機の固定側に、長孔102にスクリュやボルト等の締付
手段103を挿通して仮止めし、傾斜角検出器100の検出部
104はチルト軸に一体に回転するように係合する。
り、傾斜角検出器100の取付けは傾斜角検出器100の本体
101を、図示しない船体に所定の角度でセットされた推
進機の固定側に、長孔102にスクリュやボルト等の締付
手段103を挿通して仮止めし、傾斜角検出器100の検出部
104はチルト軸に一体に回転するように係合する。
そして、第7図に示すように、端子INと端子E間に定電
圧電源で所定の電圧Vieを印加し、この状態で分圧端子O
UTと端子E間の出力電圧Voeを精度の良いデジタルテス
タ等で測定しながら、出力電圧Voeが所定の電圧になる
ように傾斜角検出器100の傾斜角検出器本体101を回転方
向に微小な動きをさせ、締付手段103で本締めを行な
い、セット位置の調整を完了するようになっている。
圧電源で所定の電圧Vieを印加し、この状態で分圧端子O
UTと端子E間の出力電圧Voeを精度の良いデジタルテス
タ等で測定しながら、出力電圧Voeが所定の電圧になる
ように傾斜角検出器100の傾斜角検出器本体101を回転方
向に微小な動きをさせ、締付手段103で本締めを行な
い、セット位置の調整を完了するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような傾斜角検出器のセットは、傾斜角
検出器の全抵抗値(端子INと端子E間)のバラツキが大
きいため、端子OUTと端子E間の抵抗を正確に測定して
セットしても、全抵抗値のバラツキの影響が大きく正確
にセットできない場合がある。また、船舶によってはメ
ータの指針を見ながら、同時に傾斜角検出器を動かして
セットできない場合がある。
検出器の全抵抗値(端子INと端子E間)のバラツキが大
きいため、端子OUTと端子E間の抵抗を正確に測定して
セットしても、全抵抗値のバラツキの影響が大きく正確
にセットできない場合がある。また、船舶によってはメ
ータの指針を見ながら、同時に傾斜角検出器を動かして
セットできない場合がある。
このため、傾斜角検出器を交換するとき、正確にセット
するためには、定電圧電源や精度の良いデジタルテスタ
等が必要であり、サービスマンの負担が大きく、しかも
これらの器具が無い場合には正確なセットができない等
の不具合があった。
するためには、定電圧電源や精度の良いデジタルテスタ
等が必要であり、サービスマンの負担が大きく、しかも
これらの器具が無い場合には正確なセットができない等
の不具合があった。
この発明はこのような欠点を解消すべくなされたもの
で、その目的とするところは、推進機の傾斜角を検出す
る傾斜角検出器を簡単かつ正確にセットすることが可能
な船舶推進機の傾斜角検出器調整方法を提供するもので
ある。
で、その目的とするところは、推進機の傾斜角を検出す
る傾斜角検出器を簡単かつ正確にセットすることが可能
な船舶推進機の傾斜角検出器調整方法を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明の船舶推進機の傾
斜角検出器調整方法は、推進機にチルト軸を設け、この
チルト軸は略水平方向に船体側に回動可能に設けられ、
前記推進機は前記チルト軸を支点にして前記船体側に対
して上下方向に傾動可能に支持され、前記推進機の船体
側に対する傾斜角に応じた出力を得る傾斜角検出器を備
える船舶推進機において、前記傾斜角検出器の本体は前
記船体側に仮締めするとともに、前記傾斜角検出器の検
出部は前記チルト軸の端部に係合して一体に回転し、こ
のチルト軸の回転角度に応じた出力電圧を出力して前記
推進機の傾斜角を検出可能であり、前記傾斜角検出器の
本体を動かしながら、その出力電圧を、前記傾斜角検出
器の使用出力範囲を設定する基準となる予め定められた
設定値と比較し、所定の設定範囲内のときを検出して、
この出力位置で仮止め状態の前記傾斜角検出器の本体を
本締してセットすることを特徴としている。
斜角検出器調整方法は、推進機にチルト軸を設け、この
チルト軸は略水平方向に船体側に回動可能に設けられ、
前記推進機は前記チルト軸を支点にして前記船体側に対
して上下方向に傾動可能に支持され、前記推進機の船体
側に対する傾斜角に応じた出力を得る傾斜角検出器を備
える船舶推進機において、前記傾斜角検出器の本体は前
記船体側に仮締めするとともに、前記傾斜角検出器の検
出部は前記チルト軸の端部に係合して一体に回転し、こ
のチルト軸の回転角度に応じた出力電圧を出力して前記
推進機の傾斜角を検出可能であり、前記傾斜角検出器の
本体を動かしながら、その出力電圧を、前記傾斜角検出
器の使用出力範囲を設定する基準となる予め定められた
設定値と比較し、所定の設定範囲内のときを検出して、
この出力位置で仮止め状態の前記傾斜角検出器の本体を
本締してセットすることを特徴としている。
[作用] この発明では、船体に略水平方向にチルト軸を設け、こ
のチルト軸を支点にして推進機を上下方向に傾動可能に
支持し、この推進機の傾斜角を検出するための傾斜角検
出器が備えられる。この傾斜角検出器の取り付けは、傾
斜角検出器本体を推進機本体に仮締めするとともに、傾
斜角検出器の検出部はトルト軸の端部に配設され、その
検出部はチルト軸と係合して一体に回転し、この回転角
度に応じた出力電圧を出力して推進機の傾斜角を検出
し、傾斜角検出器本体を動かしながら、その出力電圧
を、傾斜角検出器の使用出力範囲を設定する基準となる
予め定められた設定値と比較し、所定の設定範囲内のと
きを検出して、この出力位置で仮止め状態の傾斜角検出
器本体を本締してセットする。
のチルト軸を支点にして推進機を上下方向に傾動可能に
支持し、この推進機の傾斜角を検出するための傾斜角検
出器が備えられる。この傾斜角検出器の取り付けは、傾
斜角検出器本体を推進機本体に仮締めするとともに、傾
斜角検出器の検出部はトルト軸の端部に配設され、その
検出部はチルト軸と係合して一体に回転し、この回転角
度に応じた出力電圧を出力して推進機の傾斜角を検出
し、傾斜角検出器本体を動かしながら、その出力電圧
を、傾斜角検出器の使用出力範囲を設定する基準となる
予め定められた設定値と比較し、所定の設定範囲内のと
きを検出して、この出力位置で仮止め状態の傾斜角検出
器本体を本締してセットする。
[実施例] 以下、この発明の船舶推進機の傾斜角検出器調整方法を
図面に示す実施例に基づいて説明する。第1図は船内外
機の側面図、第2図は第1図のII−II断面図である。
図面に示す実施例に基づいて説明する。第1図は船内外
機の側面図、第2図は第1図のII−II断面図である。
図において、符号1は船体2内に設けられた内燃機関で
あり、これに対し推進機3は船外に配置されている。内
燃機関1の出力軸4にはドライブシャフト5が接続さ
れ、内燃機関1の駆動力をプロペラ6に伝達する。
あり、これに対し推進機3は船外に配置されている。内
燃機関1の出力軸4にはドライブシャフト5が接続さ
れ、内燃機関1の駆動力をプロペラ6に伝達する。
前記船体2の外側にはジンバルハウジング7が固定さ
れ、このジンバルハウジング7にはジンバルリング8が
左右にステアリングできるように支持されている。ジン
バルリング8は側面から見て下方を後方へ突出してL字
状に形成され、このジンバルリング8の両側には第2図
に示すようにチルト軸9が回動可能に支持されている。
このチルト軸9は推進機3の上部3aに螺着され、推進機
3はこのチルト軸9を支点として上方へ一体に回転する
ようになっている。この推進機3の両側部はジンバルリ
ング8の下部アーム8aで挟持され、さらにジンバルリン
グ8と推進機3との間にはシリンダ機構10が設けられ、
このシリンダ機構10の油圧作動で推進機3がチルト軸9
を支点として上下動し、姿勢を変化する。
れ、このジンバルハウジング7にはジンバルリング8が
左右にステアリングできるように支持されている。ジン
バルリング8は側面から見て下方を後方へ突出してL字
状に形成され、このジンバルリング8の両側には第2図
に示すようにチルト軸9が回動可能に支持されている。
このチルト軸9は推進機3の上部3aに螺着され、推進機
3はこのチルト軸9を支点として上方へ一体に回転する
ようになっている。この推進機3の両側部はジンバルリ
ング8の下部アーム8aで挟持され、さらにジンバルリン
グ8と推進機3との間にはシリンダ機構10が設けられ、
このシリンダ機構10の油圧作動で推進機3がチルト軸9
を支点として上下動し、姿勢を変化する。
前記チルト軸9の軸芯には結合部材11がセレーション結
合され、この結合部材11には傾斜角検出器12の軸部12a
に設けられた検出部12bがキー係合され、傾斜角検出器1
2の本体12cは長孔12dにスクリュー13を挿通して、ジン
バルリング8に締付け固定されている。この傾斜角検出
器12の検出部12bはチルト軸9と一体に回転し、この回
転量から推進機3の傾斜角を検出するようになってい
る。
合され、この結合部材11には傾斜角検出器12の軸部12a
に設けられた検出部12bがキー係合され、傾斜角検出器1
2の本体12cは長孔12dにスクリュー13を挿通して、ジン
バルリング8に締付け固定されている。この傾斜角検出
器12の検出部12bはチルト軸9と一体に回転し、この回
転量から推進機3の傾斜角を検出するようになってい
る。
この傾斜角検出器12は第3図に示すように、ポテンショ
メータで構成され、この端子INと端子Eとはコントロー
ルユニット14に設けられた所定の定電圧を印加する定電
圧電源回路15と接続されている。この定電圧電源回路15
は電源投入スイッチ16を介してバッテリ17と接続されて
いる。傾斜角検出器12は仮止め状態で、その端子OUTか
らの出力電圧がA/D変換器18でデジタル値に変換され、
マイクロコンピュータ19でデジタル値を設定値と比較し
所定の範囲内のとき、端子μ−OUTにハイレベル信号を
出力するように構成されている。
メータで構成され、この端子INと端子Eとはコントロー
ルユニット14に設けられた所定の定電圧を印加する定電
圧電源回路15と接続されている。この定電圧電源回路15
は電源投入スイッチ16を介してバッテリ17と接続されて
いる。傾斜角検出器12は仮止め状態で、その端子OUTか
らの出力電圧がA/D変換器18でデジタル値に変換され、
マイクロコンピュータ19でデジタル値を設定値と比較し
所定の範囲内のとき、端子μ−OUTにハイレベル信号を
出力するように構成されている。
そして、傾斜角検出器12の分圧端子OUTはまたメータ20
に接続され、分圧電圧によるアナログ値に基づき推進機
3の傾斜角をメータ20に表示するようになっている。
に接続され、分圧電圧によるアナログ値に基づき推進機
3の傾斜角をメータ20に表示するようになっている。
次に、この検出器12の取付の際の位置調整を説明する。
まず、推進器3を所定の角度でジンバルリング8にセッ
トし、ついで電源投入スイッチ16をONすると、バッテリ
17がコントロールユニット14の定電圧回路15と接続され
る。
トし、ついで電源投入スイッチ16をONすると、バッテリ
17がコントロールユニット14の定電圧回路15と接続され
る。
この状態で、傾斜角検出器12の検出部12bを推進機3と
一体に回転するチルト軸9の結合部材11に係合してセッ
トし、傾斜角検出器12の本体12cはスクリュ13を長孔12d
に挿通してジンバルリング8に緩く螺着し、仮止め状態
にしておく。
一体に回転するチルト軸9の結合部材11に係合してセッ
トし、傾斜角検出器12の本体12cはスクリュ13を長孔12d
に挿通してジンバルリング8に緩く螺着し、仮止め状態
にしておく。
そして、この傾斜角検出器12の端子Eとマイクロコンピ
ュータ19の端子μ−OUTとの間にアナログテスタを接続
し、この状態で傾斜角検出器12を回転方向に微小な動き
をさせる。このとき、傾斜角検出器12の分圧端子OUTの
出力電圧はA/D変換器18に入力され、ここで出力電圧の
アナログ値をデジタル値に変換してマイクロコンピュー
タ19に入力される。
ュータ19の端子μ−OUTとの間にアナログテスタを接続
し、この状態で傾斜角検出器12を回転方向に微小な動き
をさせる。このとき、傾斜角検出器12の分圧端子OUTの
出力電圧はA/D変換器18に入力され、ここで出力電圧の
アナログ値をデジタル値に変換してマイクロコンピュー
タ19に入力される。
即ち、傾斜角検出器12は、検出部12bが回転することに
より、第4図に示すように、回転角度に応じた出力電圧
を出力する。傾斜角検出器12をセットする時には、スク
リュー13で傾斜角検出器12の本体12aを仮止めしてお
き、少しずつ傾斜角検出器12の本体12aを動かしながら
出力電圧が、例えば第4図の出力電圧が予め設定された
所定値Aになるようにセットする。このとき、出力電圧
は、例えば所定値Aの前後の値を出力する。
より、第4図に示すように、回転角度に応じた出力電圧
を出力する。傾斜角検出器12をセットする時には、スク
リュー13で傾斜角検出器12の本体12aを仮止めしてお
き、少しずつ傾斜角検出器12の本体12aを動かしながら
出力電圧が、例えば第4図の出力電圧が予め設定された
所定値Aになるようにセットする。このとき、出力電圧
は、例えば所定値Aの前後の値を出力する。
マイクロコンピュータ19では第5図に示すように、A/D
変換器18のデジタル値を読み込み(ステップa)、この
出力値をマイクロコンピュータ19に予め設定されている
設定値と比較し(ステップb)、出力値が設定範囲内に
有るか否かの判断が行なわれ(ステップc)、設定範囲
内のときにはマイクロコンピュータ19の出力電圧をハイ
レベルにする(ステップd)。
変換器18のデジタル値を読み込み(ステップa)、この
出力値をマイクロコンピュータ19に予め設定されている
設定値と比較し(ステップb)、出力値が設定範囲内に
有るか否かの判断が行なわれ(ステップc)、設定範囲
内のときにはマイクロコンピュータ19の出力電圧をハイ
レベルにする(ステップd)。
一方、ステップcにおいて、出力値が設定範囲内にない
場合には、ステップaへジャンプして検出器12を動か
し、その出力電圧をA/D変換器18で変換された出力値を
読み込み、前記と同様な処理を行ない、出力値が設定範
囲にある場合にはステップdでマイクロコンピュータ19
の出力をハイレベルになるため、アナログテスタの針が
振れる。この位置で傾斜角検出器12をセットし、スクリ
ュ13を本締し完全に固定して、傾斜角検出器12のセット
を終了する。
場合には、ステップaへジャンプして検出器12を動か
し、その出力電圧をA/D変換器18で変換された出力値を
読み込み、前記と同様な処理を行ない、出力値が設定範
囲にある場合にはステップdでマイクロコンピュータ19
の出力をハイレベルになるため、アナログテスタの針が
振れる。この位置で傾斜角検出器12をセットし、スクリ
ュ13を本締し完全に固定して、傾斜角検出器12のセット
を終了する。
なお、前記実施例ではマイクロコンピュータ19を用い
て、傾斜角検出器の仮止め状態での動きに応じて出力さ
れる出力値を、予め記憶された設定値と比較するように
なっているのが、マイクロコンピュータを用いないで判
断回路で、傾斜角検出器の仮止め状態での動きに応じて
出力される出力値と設定値とを比較し所定の設定範囲内
のとき出力するようにすることもできる。
て、傾斜角検出器の仮止め状態での動きに応じて出力さ
れる出力値を、予め記憶された設定値と比較するように
なっているのが、マイクロコンピュータを用いないで判
断回路で、傾斜角検出器の仮止め状態での動きに応じて
出力される出力値と設定値とを比較し所定の設定範囲内
のとき出力するようにすることもできる。
[発明の効果] この発明は前記のように、傾斜角検出器の取り付けが、
傾斜角検出器本体を推進機本体に仮締めするとともに、
傾斜角検出器の検出部はトルト軸の端部に配設され、そ
の検出部はチルト軸と係合して一体に回転し、この回転
角度に応じた出力電圧を出力して推進機の傾斜角を検出
し、傾斜角検出器本体を動かしながら、その出力電圧
を、傾斜角検出器の使用出力範囲を設定する基準となる
予め定められた設定値と比較し、所定の設定範囲内のと
きを検出して、この出力位置で仮止め状態の傾斜角検出
器本体を本締してセットする。
傾斜角検出器本体を推進機本体に仮締めするとともに、
傾斜角検出器の検出部はトルト軸の端部に配設され、そ
の検出部はチルト軸と係合して一体に回転し、この回転
角度に応じた出力電圧を出力して推進機の傾斜角を検出
し、傾斜角検出器本体を動かしながら、その出力電圧
を、傾斜角検出器の使用出力範囲を設定する基準となる
予め定められた設定値と比較し、所定の設定範囲内のと
きを検出して、この出力位置で仮止め状態の傾斜角検出
器本体を本締してセットする。
従って、傾斜角検出器を交換するとき、傾斜角検出器の
本体を動かしながら、その出力電圧を、傾斜角検出器の
使用出力範囲を設定する基準となる予め定められた設定
値と比較し、所定の設定範囲内のときを検出すればよい
から極めて簡単な判断手段を用いれば良く、別途に定電
圧電源装置や精度の良いデジタルテスタ等を用意する必
要がなくなり、サービスマンの負担が軽減し、しかもこ
れらの器具が無い場合にも正確なセットが可能になる。
本体を動かしながら、その出力電圧を、傾斜角検出器の
使用出力範囲を設定する基準となる予め定められた設定
値と比較し、所定の設定範囲内のときを検出すればよい
から極めて簡単な判断手段を用いれば良く、別途に定電
圧電源装置や精度の良いデジタルテスタ等を用意する必
要がなくなり、サービスマンの負担が軽減し、しかもこ
れらの器具が無い場合にも正確なセットが可能になる。
このように、傾斜角検出器の出力電圧が所定値の例えば
±5%に入ったか否かを判定することを、市場のサービ
スマンが例えば傾斜角検出器を交換しようとしたときに
行なおうとすると、定電圧電源・精度の良いディジタル
テスターが必要であり、費用と労力を必要とする。従っ
て、傾斜角検出器の出力電圧が、例えば所定値の±5%
に入ったか否かを判定して、例えば点灯させられるLED
等の表示によりサービスマンは特別な機器を使用しなく
ても精度の良い調整をすることができる。
±5%に入ったか否かを判定することを、市場のサービ
スマンが例えば傾斜角検出器を交換しようとしたときに
行なおうとすると、定電圧電源・精度の良いディジタル
テスターが必要であり、費用と労力を必要とする。従っ
て、傾斜角検出器の出力電圧が、例えば所定値の±5%
に入ったか否かを判定して、例えば点灯させられるLED
等の表示によりサービスマンは特別な機器を使用しなく
ても精度の良い調整をすることができる。
第1図はこの発明を適用した船舶推進機の側面図、第2
図は第1図のII−II断面図、第3図はこの発明の一実施
例を示す回路図、第4図は回転角度と出力電圧との関係
を示す図、第5図はこの傾斜角検出器調整のプログラム
のフローチャート、第6図及び第7図は従来の傾斜角検
出器の位置調整を説明する図である。 図中符号3は推進機、7はジンバルハウジング、8はジ
ンバルリング、9はチルト軸、12は傾斜角検出器、15は
定電圧電源回路、18はA/D変換器、19はマイクロコンピ
ュータである。
図は第1図のII−II断面図、第3図はこの発明の一実施
例を示す回路図、第4図は回転角度と出力電圧との関係
を示す図、第5図はこの傾斜角検出器調整のプログラム
のフローチャート、第6図及び第7図は従来の傾斜角検
出器の位置調整を説明する図である。 図中符号3は推進機、7はジンバルハウジング、8はジ
ンバルリング、9はチルト軸、12は傾斜角検出器、15は
定電圧電源回路、18はA/D変換器、19はマイクロコンピ
ュータである。
Claims (1)
- 【請求項1】推進機にチルト軸を設け、このチルト軸は
略水平方向に船体側に回動可能に設けられ、前記推進機
は前記チルト軸を支点にして前記船体側に対して上下方
向に傾動可能に支持され、前記推進機の船体側に対する
傾斜角に応じた出力を得る傾斜角検出器を備える船舶推
進機において、前記傾斜角検出器の本体は前記船体側に
仮締めするとともに、前記傾斜角検出器の検出部は前記
チルト軸の端部に係合して一体に回転し、このチルト軸
の回転角度に応じた出力電圧を出力して前記推進機の傾
斜角を検出可能であり、前記傾斜角検出器の本体を動か
しながら、その出力電圧を、前記傾斜角検出器の使用出
力範囲を設定する基準となる予め定められた設定値と比
較し、所定の設定範囲内のときを検出して、この出力位
置で仮止め状態の前記傾斜角検出器の本体を本締してセ
ットすることを特徴とする船舶推進機の傾斜角検出器調
整方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62171924A JPH0764312B2 (ja) | 1987-07-09 | 1987-07-09 | 船舶推進機の傾斜角検出器調整方法 |
US07/216,089 US4855733A (en) | 1987-07-09 | 1988-07-06 | Inclination detector adjusting device for vessel propulsion unit |
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