JPH0763853A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH0763853A
JPH0763853A JP21416293A JP21416293A JPH0763853A JP H0763853 A JPH0763853 A JP H0763853A JP 21416293 A JP21416293 A JP 21416293A JP 21416293 A JP21416293 A JP 21416293A JP H0763853 A JPH0763853 A JP H0763853A
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light
signal
circuit
input
distance measuring
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JP21416293A
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Masato Yoshida
眞人 吉田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な距離測定を行なうことが可能な距離測
定装置の提供を目的とする。 【構成】 制御回路3で生成した発光信号を発光駆動回
路2で増幅し、発光ダイオード1から検出対象物に対し
て測定光を発射する。測定光は発射と同時に光ファイバ
ー50を伝わってフォトダイオード4に入力され、受光
回路5を介してカウンタ回路6に受光信号0として入力
される。検出対象物からの反射光もフォトダイオード
4、受光回路5を介してカウンタ回路6に受光信号1と
して入力される。カウンタ回路6は、受光信号0の入力
に基づいてカウントクロック7からのクロックタイミン
グのカウントを開始し、受光信号1の入力までカウント
を続ける。受光信号0と受光信号1までのクロックタイ
ミング数は、制御回路3に出力され、これに基づき検出
対象物までの距離が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は距離測定装置に関し、特
に測定の高精度化に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に距離測定装置には様々な方式のも
のがあり、代表的な方式として、超音波を用いて距離測
定を行なう装置やレーザー光を用いて距離測定を行なう
装置がある。例えばレーザー光を用いる方式の距離測定
装置の原理は、検出対象物に対して光を発射、反射光を
受信した瞬間と発射の瞬間との時間差を求め、この時間
差に基づき検出対象物との距離を算出する。
【0003】従来のレーザー光を用いた距離測定装置の
一具体例を図8Aに掲げて説明する。距離測定装置10
0は、発光ダイオード1、発光駆動回路2、制御回路
3、カウンタ回路6、カウントクロック7、フォトダイ
オード4及び受光回路5から構成されている。
【0004】この距離測定装置100の動作概要を説明
する。制御回路3で生成された発光信号は、発光駆動回
路2に出力され、発光駆動回路2での制御(増幅)によ
って発光ダイオード1から測定光が検出対象物に発射さ
れる。なお、制御回路3から出力された発光信号は、カ
ウンタ回路6に入力してカウンタ回路6をリセットす
る。他方、発射された測定光は検出対象物に反射し、反
射光としてフォトダイオード4に入力する。フォトダイ
オード4に入力した反射光は電気信号に変換され、受光
回路5で増幅された後、カウンタ回路6に受光トリガと
して入力される。カウンタ回路6は、リセットと受光ト
リガとの時間差をカウントクロック7からのクロックタ
イミングでカウントする。カウンタ回路6は、このカウ
ント数を制御回路3に出力し、制御回路3はカウント数
に基づき検出対象物までの距離を算出し、出力する。
【0005】次に、従来のレーザー光を用いた距離測定
装置の他の具体例を図8Bに掲げて動作を説明する。距
離測定装置200は、発光ダイオード1、発光駆動回路
2、制御回路3、カウンタ回路6、カウントクロック
7、発光ダイオード1の直近に設けられた第一フォトダ
イオード8、第一受光回路9、第二フォトダイオード
4、第二受光回路5から構成されている。
【0006】この距離測定装置200の動作概要を説明
する。制御回路3で生成された発光信号は、発光駆動回
路2に出力され、発光駆動回路2での制御(増幅)によ
って発光ダイオード1から測定光を検出対象物に発射さ
れる。通常、発光ダイオード1から発射される測定光
は、一定の角度で広がりを有する(いわゆる漏れ光を有
する)。この漏れ光は、発射と同時に直近に設けられた
第一フォトダイオード8に入力する。
【0007】第一フォトダイオード8に入力した漏れ光
は電気信号に変換され、第一受光回路5で増幅された
後、第一受光トリガとしてカウンタ回路6に入力し、カ
ウンタ回路6をリセットする。他方、発射された測定光
は検出対象物に反射して、反射光として第二フォトダイ
オード4に入力する。第二フォトダイオード4に入力し
た反射光は電気信号に変換され、第二受光回路5で増幅
された後、第二受光トリガとしてカウンタ回路6に入力
される。
【0008】カウンタ回路6は、リセットと第二受光ト
リガとの時間差をカウントクロック7からのクロックタ
イミングでカウントする。また、カウンタ回路6はこの
カウント数を制御回路3に出力し、制御回路3はカウン
ト数に基づき検出対象物までの距離を算出し、出力す
る。制御回路3から出力された距離は、例えば自動車の
車間距離測定器に用いられる場合、表示装置で表示され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
距離測定装置には以下の問題点があった。図8Aの距離
測定装置100の各部におけるパルス状態を図7Aに掲
げる。電気信号パルスP1は制御回路3から発せられた
発光信号(カウンタ回路6でのリセット)、光信号パル
スP2は発光ダイオード1からの測定光、光信号パルス
P3はフォトダイオード4での受光、電気信号パルスP
4はカウンタ回路6での受光トリガ及び電気信号パルス
P5はカウンタ回路6でのパルス状態を示す。ここで、
本来の測定すべき距離は間隔DU1(光信号パルスP2
の立ち上がりから光信号パルスP3の立ち上がりまでの
間隔)である。
【0010】しかし、距離測定装置100におけるカウ
ンタ回路6は、リセットから測定光の発射までの遅延時
間DL1(電気信号パルスP1の立ち上がりから光信号
パルスP2の立ち上がりまでの間隔)及び反射光の受光
から受光トリガが入力するまでの遅延時間DL2(光信
号パルスP3の立ち上がりから電気信号パルスP4の立
ち上がりまでの間隔)をもカウントする。したがって、
この距離測定装置で測定される距離は本来の距離である
間隔DU1ではなく、遅延時間DL1及び遅延時間DL
2を含んだ間隔となる。すなわち、この距離測定装置に
よって測定される距離は、常に実際よりも長く測定さ
れ、正確な測定を行なうことが出来ないという問題があ
った。
【0011】次に、 図8Bの距離測定装置200の各
部におけるパルス状態を図7Bに掲げる。電気信号パル
スP6は制御回路3から発せられた発光信号、光信号パ
ルスP7は発光ダイオード1からの測定光、電気信号パ
ルスP8はカウンタ回路6での第一受光トリガ、光信号
パルスP9は第二フォトダイオード4での反射光の受
光、電気信号パルスP10はカウンタ回路6での第二受
光トリガ及び電気信号パルスP11はカウンタ回路6で
のパルス状態を示す。ここで、本来の測定すべき距離は
間隔DU2(光信号パルスP7の立ち上がりから光信号
パルスP9の立ち上がりまでの間隔)である。
【0012】しかし、距離測定装置200におけるカウ
ンタ回路6は、光信号パルスP7の立ち上がりに対して
遅延時間DL3だけ遅れて(電気信号パルスP8の立ち
上がりから)カウントを開始し、光信号パルスP9の立
ち上がりに対して遅延時間DL4だけ遅れて(電気信号
パルスP10の立ち上がりまで)カウントを終了する。
すなわち、カウンタ回路6によるカウントは、本来のカ
ウントに対して遅延時間DL3分だけ遅く開始され、遅
延時間DL4分だけ遅く終了する。
【0013】ただし、この距離測定装置200では、第
一フォトダイオード8、第一受光回路9及び第二フォト
ダイオード4、第二受光回路5は同じ種類の回路(受光
回路)で構成されている。したがって、第一フォトダイ
オード8、第一受光回路9及び第二フォトダイオード
4、第二受光回路5が互いに全く等しい特性の素子を用
いていれば、遅延時間DL3と遅延時間DL4が等しく
なるため、正確に間隔DU2を測定することができる。
【0014】しかし、実際には全く等しい特性の素子を
製造することはできないので、正確に間隔DU2の測定
を行なうことが出来ず、第一フォトダイオード8、第一
受光回路9と第二フォトダイオード4、第二受光回路5
との特性差を含んだ間隔(距離)の測定が行なわれると
いう問題があった。すなわち、従来のいずれの距離測定
装置を用いて測定を行なっても、正確な距離測定を行な
うことができないという問題があった。
【0015】なお、この問題を解決するために測定誤差
を考慮した補正が行なわれていたが、測定毎に補正が必
要なため処理が煩雑であり、必ずしも完全な補正が行な
えないという問題もあった。
【0016】そこで、本発明は正確な距離測定を行なう
ことが可能な距離測定装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の距離測定装置
は、駆動信号に基づき検出対象物に対して照射を行なう
照射手段、内部経路によって伝達された照射手段からの
照射を受けて、内部受取信号に変換して出力するととも
に、検出対象物からの反射を受けて、反射受取信号に変
換して出力する受取手段、内部受取信号と反射受取信号
との時間差に基づき検出対象物までの距離を演算する演
算回路を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項2の距離測定装置は、請求項1に係
る距離測定装置において、前記内部経路に光ファイバー
を用いたことを特徴としている。
【0019】請求項3の距離測定装置は、請求項1に係
る距離測定装置において、前記内部経路に鏡を用いたこ
とを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1に係る距離測定装置は、照射手段が駆
動信号に基づき検出対象物に対して照射を行ない、受取
手段は内部経路によって伝達された照射手段からの照射
を受けて、内部受取信号に変換して出力するとともに、
検出対象物からの反射を受けて、反射受取信号に変換し
て出力する。また、演算回路は内部受取信号と反射受取
信号との時間差に基づき検出対象物までの距離を演算す
る。したがって、照射手段からの照射は内部経路を通じ
てほぼ同時に受取手段に入射し、所定時間の遅延を以て
内部受取信号が出力され、反射受取信号も該所定遅延時
間を以て出力される。
【0021】請求項2及び請求項3に係る距離測定装置
は、請求項1に係る距離測定装置において、前記内部経
路に光ファイバー又は鏡が用いられている。したがっ
て、照射手段からの照射は確実に受取手段に入射する。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例である距離測定装置300
につき以下に説明する。図1に距離測定装置300のブ
ロック図を掲げ、その構造を説明する。距離測定装置3
00は照射手段である発光ダイオード1、発光駆動回路
2、演算回路としての制御回路3、カウンタ回路6及び
カウントクロック7、受取手段であるフォトダイオード
4、受光回路5及び内部経路としての光ファイバー50
をから構成されている。なお、図1に示すように、発光
ダイオード1とフォトダイオード4間は光ファイバー5
0によって結ばれている。
【0023】次に、距離測定装置300の動作概要を説
明する。制御回路3で生成された発光信号は発光駆動回
路2に出力され、発光駆動回路2での制御(増幅)によ
って発光ダイオード1から測定光を検出対象物に発射す
る。発光ダイオード1から発射された測定光は、発射と
同時に光ファイバー50を伝わりフォトダイオード4に
入力される。
【0024】フォトダイオード4に入力された測定光
は、ここで電気信号に変換され受光回路5で増幅された
後、カウンタ回路6に受光信号0として入力される。他
方、発射された測定光は検出対象物(図示せず)に反射
し、反射光としてフォトダイオード4に入力される。フ
ォトダイオード4に入力された反射光は、電気信号に変
換され受光回路5で増幅された後、カウンタ回路6に受
光信号1として入力される。
【0025】カウンタ回路6は、受光信号0と受光信号
1との時間差をカウントクロック7からのクロックタイ
ミングでカウントする。また、カウンタ回路6はクロッ
クタイミングのカウント数を制御回路3に出力し、制御
回路3はカウント数に基づいて検出対象物までの距離を
算出し、出力する。
【0026】なお、この距離測定装置300において
は、測定光が光ファイバー50を介し又は反射光として
フォトダイオード4及び受光回路5を通じてカウンタ回
路6に入力される。すなわち、受光信号0及び受光信号
1は、同じ特性を有する回路フォトダイオード4及び受
光回路5を通じてカウンタ回路6に入力されるので、回
路素子間の特性差を含んだ距離測定が行なわれることが
ない。したがって、正確な測定を行なうことが可能とな
る。
【0027】次に、カウンタ回路6の動作について説明
する。図2にカウンタ回路6の構成を掲げる。カウンタ
回路6はDフリップフロップ回路12及びカウンタ24
の二つから構成されている。Dフリップフロップ回路1
2には、入力D、入力CLK、出力Q、Q(B)、リセ
ット信号端子CLR(B)、PR(B)が設けられてお
り、カウンタ24にはリセット信号端子CLR(B)及
びENABLE端子が設けられている。また、Dフリッ
プフロップ回路12の入力CLKには受光回路5が接続
され、Dフリップフロップ回路12及びカウンタ24の
リセット信号端子CLR(B)は、制御回路3に接続さ
れている。なお、カウンタ24にはカウントクロック7
が接続され、カウントクロック7からのクロックタイミ
ングをカウントする。
【0028】このカウンタ回路6の動作概要は以下の通
りである。フリップフロップ回路12は、受光回路5か
らの受光信号0又は受信信号1を受け、カウンタ24に
対して各受光信号の変化を出力する。カウンタ24は、
受けた受光信号の変化に要した間隔を認識し、当該間隔
中にクロック7から出力されたクロック数をカウントし
て制御回路3に出力する。
【0029】図3にDフリップフロップ回路12の各部
における信号の状態を示し、Dフリップフロップ回路1
2の動作について説明する。図3Aには入力Dでの信
号、図3Bに入力CLKでの信号、図3Cに出力Qでの
信号、図3Dに出力Q(B)での信号、図3Eにカウン
タ24での信号及び図3Fに入力端子CLR(B)での
リセット信号を示す。
【0030】次に、図2及び図3に基づきカウント回路
6の動作詳細を説明する。制御回路3は、カウンタ回路
6によってカウントが行なわれる前に、予めDフリップ
フロップ回路12及びカウンタ24のリセット信号入力
端子CLR(B)に対し、リセット信号を出力する(図
3F)。このリセット信号により、カウンタ24の値は
一旦、0となるのでカウンタ回路6は以前に行なったカ
ウントの影響を受けず正確なカウントを行なうことが可
能となる。
【0031】このようなリセットが行なわれた後、受光
回路5からの受光信号0(光ファイバー50を伝わって
フォトダイオード4に入力した測定光)は、Dフリップ
フロップ回路12の入力CLKに入力される。受光信号
0が入力CLKに入力されると、入力CLKでの信号は
立ち上がり、”1”となる(図3B)。
【0032】この入力CLKでの信号が”1”に立ち上
がった瞬間の入力Dの信号は”1”であり、”1”がそ
のまま出力Qに出力される(図3C)。また、出力Q
(B)からは出力Qを反転させた信号”0”(図3D)
が入力Dに対して出力される(図1参照)。つまり、こ
こでの出力Q(B)での信号と入力Dでの信号は等し
い。これによって、入力Dでの信号は”0”に立ち下が
る(図3A)。なお、出力Qでの信号”1”は、カウン
タ24のENABLE端子に出力され、カウンタ24
は、ENABLE端子への”1”の入力によって受光信
号0が入力されたことを認識するとともに、カウントク
ロック7からのクロック信号のカウントを開始する(図
3E)。
【0033】次に、受光回路5からの受光信号1(フォ
トダイオード4に入力した反射光)がDフリップフロッ
プ回路12の入力CLKに入力される。受光信号1が入
力CLKに入力されると、入力CLKでの信号での信号
は再び立ち上がり、”1”となる(図3B)。
【0034】ここで、入力CLKでの信号が”1”に立
ち上がった瞬間の入力Dの信号は”0”であり、”0”
がそのまま出力Qに出力される(図3C)。また、出力
Q(B)からは出力Qを反転させた信号”1”(図3
D)が入力Dに対して出力される(図1参照)。つま
り、ここでの出力Q(B)での信号と入力Dでの信号は
等しい。これによって、入力Dでの信号は”1”に立ち
上がる(図3A)。なお、出力Qでの信号”0”は、カ
ウンタ24のENABLE端子に出力され、カウンタ2
4は、ENABLE端子への”0”の入力により受光信
号1が入力されたことを認識するとともに、カウントク
ロック7からのクロック信号のカウントを終了する(図
3E)。
【0035】クロック信号のカウントが終了すると、カ
ウンタ24は、カウントしたクロック信号の数(受光信
号0の立ち上がりから受光信号1の立ち上がりまでの間
隔DU3)を制御回路3に出力する(図2、図3B参
照)。
【0036】このように、カウンタ回路6においては、
Dフリップフロップ回路12を用いることで受光回路5
からの受光信号の変化を確実に認識し、カウンタ24に
おいてカウントクロック7からのクロック数を正確にカ
ウントする。したがって、本来測定すべき受光信号0の
立ち上がりから受光信号1の立ち上がりまでの間隔DU
3(図3B)を正確に測定することが可能となる。これ
により、検出対象物までの正確な距離測定が可能とな
る。
【0037】次に、図1に示す距離測定装置300を実
際の距離測定装置(例えば自動車の車間測定装置)に適
用した場合の発光ダイオード1とフォトダイオード4及
び光ファイバー50の配置を図4に示す。ここでは、一
定距離をおいて配置された発光ダイオード1とフォトダ
イオード4は光ファイバー50によって結ばれており、
発光ダイオード1からの測定光は光ファイバー50を介
してフォトダイオード4に入力されるとともに、コリメ
ートレンズ11、第一ミラー21、第二ミラー22を通
じて検出対象物(図示せず)に発射される。一方、検出
対象物からの反射光は第一レンズ12及び第二レンズ1
3を通じてフォトダイオード4に入力する。なお、距離
測定装置300の保護の為に、投受光窓30が設けられ
ている。
【0038】このように、光ファイバー50を内部経路
として用いることで、発光ダイオード1とフォトダイオ
ード4との距離が離れていても、測定光は光ファイバー
50を介して確実にフォトダイオード4に入力する。ま
た、光ファイバー50の長さが多少長くなっても、光の
速度(約30万km/秒)を考慮すると誤差を生じる虞
がなく正確な距離測定を行なうことが可能となる。さら
に、光ファイバー50は、たとえ折り曲げられても、
又、発光ダイオード1とフォトダイオード4の位置関係
(どちらかが上に位置しても)にかかわらず測定光を確
実にフォトダイオード4に伝達する。したがって、距離
測定装置300の構造を比較的自由に構成することが可
能となる。
【0039】次に、本発明の他の実施例である距離測定
装置400について説明する。図5に距離測定装置40
0のブロック図を図1に掲げ、構成を説明する。距離測
定装置400は、図1に示した距離測定装置300の光
ファイバー50に代え、内部経路として鏡9を用いてい
る(図5)。なお、鏡9は、発光ダイオード1とフォト
ダイオードとの間の測定光中の漏れ光が到達する位置に
配置されている。
【0040】この距離測定装置400の動作概要は以下
の通りである。制御回路3で生成された発光信号は発光
駆動回路2に出力され、発光駆動回路2での制御(増
幅)によって発光ダイオード1から測定光を検出対象物
に発射する。前述のように、通常、発光ダイオード1か
ら発射される測定光は、一定の角度の広がり(いわゆる
漏れ光)を有する。測定光中の漏れ光は、発射と同時に
鏡9によって反射され、フォトダイオード4に入力され
る。
【0041】フォトダイオード4に入力された測定光
は、ここで電気信号に変換され受光回路5で増幅された
後、カウンタ回路6に受光信号0として入力される。他
方、発射された測定光は検出対象物(図示せず)に反射
し、反射光としてフォトダイオード4に入力される。
【0042】フォトダイオード4に入力した反射光は電
気信号に変換され、受光回路5で増幅された後、カウン
タ回路6に受光信号1として入力される。また、カウン
タ回路6は、受光信号0と受光信号1との時間差をカウ
ントクロック7からのクロックタイミングでカウントす
る。カウンタ回路6においては、上記で説明した動作を
行なう事で正確なカウント数を制御回路3に出力する。
なお、制御回路3はカウンタ回路6からのカウント数に
基づき検出対象物までの距離を算出、出力する。
【0043】このような動作を行なうことで、距離測定
装置400を用いて測定を行なった場合でも、本来測定
すべき受光信号0の立ち上がりから受光信号1の立ち上
がりまでの間隔DU3(図3B)を正確に測定すること
が可能となり、検出対象物までの正確な距離測定が可能
となる。
【0044】次に、図5に示した距離測定装置400を
実際の距離測定装置(例えば自動車の車間測定装置)に
適用した場合の発光ダイオード1とフォトダイオード4
及び光ファイバー50の配置を図6に示す。ここでは、
近接して配置された発光ダイオード1とフォトダイオー
ド4間に鏡9が設けられており、発光ダイオード1から
の測定光は鏡9によってフォトダイオード4に入力され
るとともに、コリメートレンズ11を通じて検出対象物
(図示せず)に発射される。一方、検出対象物からの反
射光は、第一レンズ12を通じてフォトダイオード4に
入力される。なお、距離測定装置400の保護の為に、
投受光窓30が設けられている。
【0045】このように、鏡9を内部経路として用いる
ことで、光ファイバーと比較して容易かつ確実に測定光
(漏れ光)をフォトダイオード4に入力することができ
る。また、上記のいずれの距離測定装置においても、制
御回路3はカウント回路6(カウンタ24)から受けた
クロック信号の数(受光信号0の立ち上がりから受光信
号1の立ち上がりまでの間隔DU3)に基づき検出対象
物までの距離を測定する。制御回路3から出力された検
出対象物までの距離は、例えば自動車の車間距離測定器
に用いられる場合、表示装置で表示され、また、車間が
近すぎる場合には警告信号が発せられる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る距離測定装置は、照射手
段が駆動信号に基づき検出対象物に対して照射を行な
い、受取手段は内部経路によって伝達された照射手段か
らの照射を受けて、内部受取信号に変換して出力すると
ともに、検出対象物からの反射を受けて、反射受取信号
に変換して出力する。また、演算回路が内部受取信号と
反射受取信号との時間差に基づき検出対象物までの距離
を演算する。すなわち、照射手段からの照射は内部経路
を通じてほぼ同時に受取手段に入射し、内部受取信号が
所定時間の遅延を以て出力され、反射受取信号も該遅延
時間を以て出力される。つまり、内部受取信号及び反射
受取信号における遅延時間が等しくなるので、正確な距
離測定を行なうことが可能となる。
【0047】請求項2及び請求項3に係る距離測定装置
は、請求項1に係る距離測定装置において、前記内部経
路に光ファイバー又は鏡が用いられている。すなわち、
照射手段からの照射は確実に受取手段に入射する。した
がって、確実な距離測定を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である距離測定装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す距離測定装置中のカウンタ回路の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すカウンタ回路中のDフリップフロッ
プ回路の各部における信号の状態を示す図である。
【図4】実際の距離測定装置における発光ダイオード1
とフォトダイオード4及び光ファイバー50の配置を示
す図である。
【図5】図1に示す距離測定装置の他の実施例の構成を
示す図である。
【図6】実際の距離測定装置における発光ダイオード1
とフォトダイオード4及び鏡9の配置を示す図である。
【図7】従来の距離測定装置の各部におけるパルス信号
の状態を示す図である。
【図8】従来の距離測定装置の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・発光ダイオード 2・・・・・発光駆動回路 3・・・・・制御回路 4・・・・・フォトダイオード 5・・・・・受光回路 6・・・・・カウンタ回路 7・・・・・カウントクロック 50・・・・・光ファイバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動信号に基づき検出対象物に対してレー
    ザー光の照射を行なう照射手段、 内部経路によって伝達された照射手段からの照射を受け
    て、内部受取信号に変換して出力するとともに、検出対
    象物からの反射を受けて、反射受取信号に変換して出力
    する受取手段、 内部受取信号と反射受取信号との時間差に基づき検出対
    象物までの距離を演算する演算回路、 を備えたことを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に係る距離測定装置において、 前記内部経路に光ファイバーを用いたこと、 を特徴とする距離測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1に係る距離測定装置において、 前記内部経路に鏡を用いたこと、 を特徴とする距離測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7177014B2 (en) 2004-06-15 2007-02-13 Hokuyo Automatic Co., Ltd. Light wave distance measuring apparatus
JP2008020261A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Fujifilm Corp 測距装置
JP2017003461A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 東芝テック株式会社 距離測定装置

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