JPH0763632B2 - 白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成物 - Google Patents

白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成物

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JPH0763632B2 JP14109886A JP14109886A JPH0763632B2 JP H0763632 B2 JPH0763632 B2 JP H0763632B2 JP 14109886 A JP14109886 A JP 14109886A JP 14109886 A JP14109886 A JP 14109886A JP H0763632 B2 JPH0763632 B2 JP H0763632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ヒドロシリル化反応触媒として有用な白金ア
ルケニルシロキサン錯体触媒組成物に関し、詳しくは、
長期間保存中に白金アルケニルシロキサン錯体の触媒活
性が変化しない白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成
物に関するものである。
[従来技術] ヒドロシリル化反応は、ケイ素結合水素原子をC=Cな
どの不飽和結合に付加させる反応であり、過酸化物によ
る硬化反応や、ケイ素結合加水分解性基とシラノール基
の縮合による硬化反応に比べて、硬化活性が高く、しか
も反応副生物がないという利点があるため、硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物を硬化させる反応として広く
使用されている。
従来、かかるヒドロシリル化反応に使用されている触媒
としては、各種の遷移金属化合物が知られており、これ
らの中でも白金化合物が最も多く使用されている。ま
た、白金化合物の活性を上げたものとして塩化白金酸と
アルケニルシロキサンの錯体が知られている(例えば、
特公昭42−22924号参照)。
また、塩化白金酸とアルケニルシロキサンの錯体にオル
ガノポリシロキサンと微粒子親水性シリカを配合してな
るペースト状触媒組成物も知られている。かかるペース
ト状触媒組成物は、硬化性オルガノポリシロキサン組成
物に添加配合することが容易であり、使用しやすいので
広く用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、白金アルケニルシロキサン錯体は、本来安定
性が低く容易に白金黒に変化してその触媒活性が低下す
る。特に白金アルケニルシロキサン錯体と微粒子状親水
性シリカが共存した組成物においては、その触媒活性が
著しく低下するという問題点があった。
本発明者は、上記問題点を解消すべく鋭意検討した結
果、本発明に到達した。
本発明の目的は、白金アルケニルシロキサン錯体のヒド
ロシリル化反応触媒活性が変化しない白金アルケニルシ
ロキサン錯体触媒組成物を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 上記目的は、 (A)オルガノポリシロキサン 100重量部 (B)微粒子状親水性シリカ 1〜100重量部 (C)白金アルケニルシロキサン錯体白金原子として0.
0001〜100重量部 からなる白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成物にお
いて、100重量部の(B)成分と白金原子として10重量
部〜100重量部の(C)成分とを非極性溶媒中に分散さ
せた状態における酸強度が、pKa値で2.0〜9.0の範囲内
にあることを特徴とする白金アルケニルシロキサン錯体
触媒組成物によって達成される。
これを説明すると、(A)成分は(C)成分を使用し易
い状態にする作用をする。また、(C)成分の安定性向
上剤、希釈剤としての作用をする。
かかる(A)成分は従来公知のオルガノポリシロキサン
であり、その分子形状は、鎖状シロキサン骨格があるも
のならば直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよい。該オルガ
ノポリシロキサンのケイ素原子に結合する、シロキサン
結合の酸素原子以外の基としては、特に限定されない
が、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−オク
チル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのア
ルケニル基;フェニル基、ナフチル基などのアリール
基;シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などのシクロ
アルキル基;3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル基などのハロゲン化アルキル基;2−フェニル
エチル基、2−フェニルプロピル基などのアラルキル
基;2価炭化水素基を介して結合した有機官能基を持つγ
−グリシジルプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル
基などが例示される。
オルガノポリシロキサンの分子量は、特に限定されな
い。即ち、2量体から分子量1,000,000を越えるものま
で使用することができる。また、二種以上のオルガノポ
リシロキサンを併用してもよい。性状としては液状から
生ゴム状までの流動性のあるオルガノポリシロキサンが
好ましい。これらの中でも、1分子中に2個以上のケイ
素原子に結合したアルケニル基を含む重合度10以下のオ
ルガノポリシロキサンが、白金アルケニルシロキサン錯
体の安定性を向上させる効果が大であるので好ましい。
(B)成分は、本発明の組成物に適度な粘稠性もしくは
チクソトロピックな性質を付与して懸濁液状、ペースト
状、塑性体状等とし、触媒組成物として使用し易い状態
にするという作用をする。また、本発明の触媒組成物を
非シロキサン成分の多い組成物用触媒として使用する場
合には、混合性向上剤としての作用をする。かかる微粒
子状親水性シリカはよく知られているように、製法から
大きく二種に分類できる。第一は、テトラクロロシラン
などを酸水素炎中で反応させて製造されるシリカで、フ
ュームドシリカ、乾式シリカと呼ばれるもの、第二は、
水ガラスに酸を反応させた後、水分と塩を除去して得ら
れるシリカで、湿式シリカと呼ばれるものである。本発
明は乾式、湿式どちらのシリカも使用することができる
が、一般に湿式シリカの方が本発明の組成物をより安定
化させられるので好ましい。かかる(B)成分は(A)
成分100重量部に対して、1〜100重量部である。これは
1重量部未満になると本発明の組成物が懸濁液状、ペー
スト状、塑性体状とならず、使用し易い状態にならない
し、100重量部を越えると(A)成分と均一に混ざらな
くなるので好ましくない。
(C)成分の白金アルケニルシロキサン錯体は、本発明
の組成物をヒドロシリル化反応の触媒とするために必須
の成分であり、アルケニルシロキサンが白金に配位した
白金媒体である。かかる白金アルケニルシロキサン錯体
は、例えば特公昭42−22924号に記載されているが、ハ
ロゲン化白金酸、またはハロゲン化白金酸塩とアルケニ
ルシロキサンを反応させて得た白金錯体であって、ヒド
ロシリル化反応触媒活性を持つものならば、すべて本発
明に使用できる。(C)成分の原料となるアルケニルシ
ロキサンの構造に特に制限はないが、得られる白金シロ
キサン錯体自体の安定性を高めるためには、一分子中に
2個以上のアルケニル基を含むことが望ましく、さらに
は、酸素原子を介して隣接した2個のケイ素にアルケニ
ル基が結合していることがさらに望ましい。かかる
(C)成分は、(A)成分100重量部に対して白金原子
として0.0001重量部〜100重量部である。これは0.0001
重量部未満になるとヒドロシリル化反応触媒としての効
果が実質的に発揮できなくなり、100重量部を越える
と、(A)成分および(B)成分と均一に混ざらなくな
るからである。
本発明においては、100重量部の(B)成分と白金原子
として10重量部〜100重量部の(C)成分とを非極性溶
媒中に分散させた状態における酸強度が、pKa値で2.0〜
9.0の範囲内にあることが必要である。これは、酸強度
がpKa値で2.0未満になると本発明組成物のヒドロシリル
化触媒活性が著しく低下し、また9.0を越えると同様に
ヒドロシリル化触媒活性が低下することがある。
酸強度を非極性溶媒中で測定することは、本発明におい
て必須の条件である。シリカの酸強度は通常水分散系、
または水/アルコール混合溶媒系で測定されている。し
かし、これらの測定方法では、本発明の組成物の必要条
件を見出すことはできない。その理由として、白金アル
ケニルシロキサン錯体が水や水/アルコール混合系に相
溶しないこともあるが、水や水/アルコール混合系で測
定した酸強度がオルガノポリシロキサン/シリカ共存下
での白金アルケニルシロキサン錯体の安定性と相関性が
ないという根本的な問題があるからである。非極性とい
うことは、解離しうる活性水素を持たないことをも意味
する。このような条件を満たす溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族系炭化水素、シクロヘキサ
ン、ノルマルヘプタンなどの飽和炭化水素が適してい
る。明確な測定を行なうためには、ベンゼン、シクロヘ
キサンが最適である。
酸強度の測定は、実際の配合組成で行なわれるのではな
く、微粒子状親水性シリカと白金アルケニルシロキサン
錯体とを非極性溶媒中に分散させた状態で行なわれる。
この際、(B)成分の微粒子状親水性シリカと(C)成
分の白金アルケニルシロキサン錯体との配合組成比は、
実際の配合組成比とは異なり、100重量部の(B)成分
と白金原子として10重量部〜100重量部の(C)成分と
を共存させることが必要である。
酸強度測定時の(C)成分量が白金原子として10重量部
より少ないと、たとえpKa値が2.0〜9.0の範囲内になっ
たとしても、実際の組成物における白金アルケニルシロ
キサン錯体のヒドロシリル化反応触媒活性が低下し、本
発明の目的が達成できない。
本発明における酸強度は、具体的にはpKa値で示され
る。それゆえ、酸性領域のみならず、pKa値が7.0以上の
塩基性領域をも包含する尺度である。酸強度は、指示薬
の色で知ることができる。すなわち、変色域のpKa値が
2.0にある指示薬としては2−アミノ−5−アゾトルエ
ン、9.0にある指示薬としてはチモールブルーが使用で
き、酸強度は、0.05〜0.1%に希釈したこれらの指示薬
溶液を数滴加えることにより確認できる。より感度の高
い測定を行なうには、変色域が狭い混合指示薬や、可視
吸収スペクトルの併用が可能であるが、本発明の目的達
成には上記の方法で十分である。
本発明の組成物は、(A)成分のオルガノポリシロキサ
ン、(B)成分の微粒子状親水性シリカ、(C)成分の
白金アルケニルシロキサン錯体、さらに必要な場合に
は、後記する第4成分を混合することによって得ること
ができる。混合の順序や温度、圧力、剪断条件などは特
に限定されない。しかし、一般に市販の(B)成分の微
粒子状親水性シリカと(C)成分の白金アルケニルシロ
キサン錯体とを前述配合比で非極性溶媒中測定した酸強
度は、pKa値で2.0未満であるので、該(B)成分をアル
カリ金属、アルカリ土類金属、高級脂肪酸のカルシウム
塩等で処理したり、各種の第4成分を配合してpKa値を
調節する必要がある。このような第4成分としては、カ
リウムシラノレート、ナトリウムシラノレートなどのア
ルカリ金属シロキサン、カリウムブトキシド、ナトリウ
ムエトキシドなどのアルカリ金属アルソラートなどが例
示される。
本発明の組成物に、必要に応じてクレープ・ハードニン
グ防止剤、オルガノポリシロキサン以外のポリマー、有
機溶媒、架橋反応抑制剤、酸化鉄、希土類化合物のよう
な耐熱剤、炭酸マンガン、煙霧状チタンのような難燃
剤、そのほか石英粉末、けいそう土、炭酸カルシウム、
ガラス繊維、カーボンブラックなどを配合することは、
本発明の目的を損なわない限り任意である。
このようにして得られた白金アルケニルシロキサン錯体
触媒組成物は、ペースト状、塑性体状、またはディスパ
ージョン状などの形態で使用できる。この組成物はヒド
ロキシル化反応の触媒として使用することができる。例
えば、硬化性オルガノポリシロキサン組成物の場合に
は、アルケニル基などの不飽和基含有オルガノポリシロ
キサンとケイ素結合水素原子含有オルガノポリシロキサ
ンを含む組成物に本発明の組成物を添加することによ
り、硬化物を得ることができる。また、オルガノポリシ
ロキサン以外の硬化性ポリマー組成物の硬化触媒として
使用することもできる。さらに、本発明の組成物は各種
シリコーンゴム用の難燃剤として使用することができ
る。
[実施例] 次に本発明の実施例をあげて説明するが、実施例中、粘
度は25℃における値を示す。
非極性溶媒中における酸強度の測定は次の方法で行なっ
た。
試験官十数本用意し、各々に0.1gの微粒子状親水性シリ
カと5mlのベンゼンを入れ、さらに0.5gの後記する参考
例2で得られた白金ビニルシロキサン錯体を加えて均一
に混合した。次にベンゼンによって0.05〜0.1%に希釈
したpKa値測定用指示薬溶液を加えて、その変色域を確
認することによってpKa値を測定した。
なお、白金ビニルシロキサン錯体の添加量を0.5gに固定
したのは、上記においていずれの微粒子状シリカも0.3g
以上の白金ビニルシロキサン錯体Aを添加すると酸強度
が一定値になることが判明したからである。また、酸強
度測定中、静置するとシリカが沈降し、溶液部と沈降部
で色の異なる場合があったが、その際は沈降部の色によ
って判定した。
参考例1 微粒子状親水性シリカのpKa値の調整 ○ 湿式シリカ[日本シリカ工業(株)製ニップシール
LP]30.0gを500gの水に分散させた後、200mlの0.1N水酸
化ナトリウム水溶液を加えて1時間混合した。この混合
物をろ過し、150℃で6時間乾燥させた。得られたケー
ク状の固形物を粉砕後200メッシュフィルターを通して
微粒子状シリカを得た(以下、シリカAと言う)。
○ 0.1N水酸化ナトリウム水溶液の量を400mlに変えた
他はシリカAと同じ方法で調整した(以下、シリカBと
言う)。
○ 乾式シリカ[日本アエロジル(株)製アエロジル20
0]30.0gを800gの水に分散させ、150mlの0.1N水酸化ナ
トリウム水溶液を加えて1時間混合した。この混合物を
ろ過し、150℃で6時間乾燥させた。得られたケーク状
の固形物を粉砕後200メッシュフィルターを通して微粒
子状シリカを得た(以下、シリカCと言う)。
○ 湿式シリカ[日本シリカ工業(株)製ニップシール
LP]30.0gにステアリン酸カルシウム1.0gを加えて室温
で1日間撹拌混合して均一にしたものを、180℃で2時
間加熱処理した(以下、シリカDと言う)。
○ 乾式シリカ[日本アエロジル(株)製アエロジル20
0]30.0gにステアリン酸カルシウム1.0gを加えて室温で
1日間撹拌混合して均一にしたものを、180℃で2時間
加熱処理した(以下、シリカEと言う)。
これらの微粒子状親水性シリカの過剰の白金アルケニル
シロキサン錯体共存下での非極性溶媒中における酸強度
測定結果を表1に示す。また、比較のため、pKa値を調
整しない微粒子状シリカについての酸強度測定結果に表
1に併記する。
参考例2 白金ビニルシロキサン錯体の調整 160gの1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンと、32.
0gの塩化白金酸(H2PtCl6・6H2O)を混合し、窒素気流
中120℃で1時間加熱混合した。ろ過によって副生した
白金黒を除去した後、水洗により酸を除去して白金ビニ
ルシロキサン錯体を含む反応生成物を得た。この反応生
成物中の白金濃度は4.25重量%であった。
実施例1 粘度20センチストークスで両末端トリメチルシロキシ基
封鎖ポリジメチルシロキサン10gと、参考例1で得られ
た1.0gのシリカA、B、C、D、Eおよび比較のため、
酸強度未調整の微粒子状シリカとしてニップシールLP、
アエロジル200をそれぞれ混合し、次いでこの混合物に
8.4mgの参考例2で得られた反応生成物を添加混合して
白金ビニルシロキサン錯体触媒組成物を得た。得られた
混合直後の触媒組成物およびこの触媒組成物を50℃で1
箇月エージングした後の触媒組成物4.68gを、粘度12000
センチストークスの両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖ポリジメチルシロキサン20gと粘度20センチストーク
スのメチルハイドロジエンシロキサン−ジメチルシロキ
サンコポリマー(ケイ素結合水素原子含有量0.72重量
%)0.258g、フェニルブチノール0.0058gからなる混合
物に添加して付加反応硬化型シリコーン組成物を得た。
このシリコーン組成物の130℃における硬化活性を、キ
ュラストメーター・モデルIII型(東洋ボールドウィン
株式会社製)で測定した。結果は表2に示すとおりであ
り、本発明の組成物は、50℃で1箇月エージング後にお
いてもヒドロシリル化反応触媒としての活性を失わない
ことが確認された。
実施例2 粘度20センチストークスで両末端トリメチルシロキシ基
封鎖のポリジメチルシロキサン10gと、1.0gの参考例1
で得られたシリカA、およびニップシールLPをそれぞれ
混合した。次いでこの混合物に、8.4mgの参考例2で得
られた反応生成物を添加混合して白金ビニルシロキサン
錯体触媒組成物を得た。得られた混合直後の触媒組成物
およびこの触媒組成物を50℃で1箇月エージングした後
の触媒組成物の2.6gを粘度4100センチストークスの両末
端アシロキシ−ポリプロピレンオキシド20gと実施例1
で述べたメチルハイドロジエンシロキサン−ジメチルシ
ロキサンコポリマー1.08g、フェニルブチノール0.0058g
からなる乳化混合物に添加して、高速剪断下で混合し
た。得られた混合物の130℃における硬化活性を、実施
例1と同様の方法で測定した。結果は表3に示すとおり
であり、本発明の組成物は、50℃で1箇月エージング後
においても非シロキサン系ポリマーに対してもヒドロシ
リル化反応触媒としての活性を失わないことが確認され
た。
[発明の効果] 本発明の白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成物は、
100重量部の(B)成分と白金原子として10重量部〜100
重量部の(C)成分とを非極性溶媒中に分散させた状態
における酸強度が、pKa値で2.0〜9.0の範囲内にあるの
で保存安定性が極めて優れており、長期間保存後にも白
金アルケニルシロキサン錯体の触媒活性が変化しないと
いう特徴がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)オルガノポリシロキサン 100重量部 (B)微粒子状親水性シリカ 1〜100重量部 (C)白金アルケニルシロキサン錯体白金原子として0.
    0001〜100重量部 からなる白金アルケニルシロキサン錯体触媒組成物にお
    いて、100重量部の(B)成分と白金原子として10重量
    部〜100重量部の(C)成分とを非極性溶媒中に分散さ
    せた状態における酸強度が、pKa値で2.0〜9.0の範囲内
    にあることを特徴とする白金アルケニルシロキサン錯体
    触媒組成物。
  2. 【請求項2】(B)成分の微粒子状親水性シリカが、湿
    式シリカである特許請求の範囲第一項記載の白金アルケ
    ニルシロキサン錯体触媒組成物。
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