JPH0763577A - 非接触式変位検出器 - Google Patents
非接触式変位検出器Info
- Publication number
- JPH0763577A JPH0763577A JP20930593A JP20930593A JPH0763577A JP H0763577 A JPH0763577 A JP H0763577A JP 20930593 A JP20930593 A JP 20930593A JP 20930593 A JP20930593 A JP 20930593A JP H0763577 A JPH0763577 A JP H0763577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- hall element
- ambient temperature
- type displacement
- displacement detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、非接触式変位検出器に関するもの
であり、周囲温度の変動によっても変位検出器出力が変
動されにくい非接触式変位検出器を提供するものであ
る。 【構成】 本発明は、ホール素子３の変換能力の周囲温
度による変動を補うよう、感温抵抗１０を用いてホール
素子３への入力電圧を変動させ、結果ホール素子出力が
周囲温度によって変動しにくくしたものである。
であり、周囲温度の変動によっても変位検出器出力が変
動されにくい非接触式変位検出器を提供するものであ
る。 【構成】 本発明は、ホール素子３の変換能力の周囲温
度による変動を補うよう、感温抵抗１０を用いてホール
素子３への入力電圧を変動させ、結果ホール素子出力が
周囲温度によって変動しにくくしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は非接触式変位検出器に関
し、特に劣悪な環境下の車載用として好適に使用できる
非接触式変位検出器に関するものである。
し、特に劣悪な環境下の車載用として好適に使用できる
非接触式変位検出器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に磁電変換素子を用いた非接触式変
位検出器においては、ホール素子と永久磁石などの磁束
発生源を用い、各々の相対位置を変化させる事で、該ホ
ール素子を通過する磁束を変化せしめ、それによる該ホ
ール素子の出力を増幅回路等を使い検出器出力とするも
のである。
位検出器においては、ホール素子と永久磁石などの磁束
発生源を用い、各々の相対位置を変化させる事で、該ホ
ール素子を通過する磁束を変化せしめ、それによる該ホ
ール素子の出力を増幅回路等を使い検出器出力とするも
のである。
【０００３】従来のホール素子使用の非接触式変位検出
器を図２の電気回路により説明する。同図によると、３
は磁束の変化により、出力が変異するホール素子、１及
び２は、入力端子に印加される電圧をホール素子駆動に
適した電圧に分圧する金属皮膜抵抗器であり、これによ
って入力回路を形成している。この状態で、ホール素子
３に印加される磁束が変化すれば、ホール素子出力も変
化し、その出力を演算増幅器４，５及び金属皮膜抵抗器
６〜９からなる差動増幅回路にて増幅し、検出器出力と
している。
器を図２の電気回路により説明する。同図によると、３
は磁束の変化により、出力が変異するホール素子、１及
び２は、入力端子に印加される電圧をホール素子駆動に
適した電圧に分圧する金属皮膜抵抗器であり、これによ
って入力回路を形成している。この状態で、ホール素子
３に印加される磁束が変化すれば、ホール素子出力も変
化し、その出力を演算増幅器４，５及び金属皮膜抵抗器
６〜９からなる差動増幅回路にて増幅し、検出器出力と
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非接触式変位検出器回路では、周囲温度によって検
出器出力が大きく変動してしまうという課題があった。
来の非接触式変位検出器回路では、周囲温度によって検
出器出力が大きく変動してしまうという課題があった。
【０００５】即ち、周囲温度の変化に対しホール素子３
の磁電変換能力（態度）が変化しそれにより同出力も変
動してしまい、結果検出器出力も大きく変動してしまう
ため、広い温度範囲では使用できなかった。
の磁電変換能力（態度）が変化しそれにより同出力も変
動してしまい、結果検出器出力も大きく変動してしまう
ため、広い温度範囲では使用できなかった。
【０００６】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、広い使用温度範囲でも検出器出力の変動量
がわずかであるという優れた非接触式変位検出器を提供
する事を目的とするものである。
ものであり、広い使用温度範囲でも検出器出力の変動量
がわずかであるという優れた非接触式変位検出器を提供
する事を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、周囲温度の変動によるホール素子の感度の
変動をホール素子への入力電圧を変動させる感温抵抗を
入力回路に用いることによって補正するようにしたもの
である。
するために、周囲温度の変動によるホール素子の感度の
変動をホール素子への入力電圧を変動させる感温抵抗を
入力回路に用いることによって補正するようにしたもの
である。
【０００８】
【作用】従って本発明によれば、周囲温度の変動による
ホール素子の感度変化を入力回路によって常に補正する
事で、検出器出力の変動を小さく抑える事が出来、広い
温度範囲で使用可能となる非接触式変位検出器を提供で
きるものである。
ホール素子の感度変化を入力回路によって常に補正する
事で、検出器出力の変動を小さく抑える事が出来、広い
温度範囲で使用可能となる非接触式変位検出器を提供で
きるものである。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の非接触式変位検出器の一実施
例を図１により説明する。なお、従来技術と同一部分は
同一番号を付与して説明する。同図によると、１０は感
温抵抗であり、１，２，６，７，８，９は金属皮膜抵抗
器である。４，５，１１は演算増幅器である。ホール素
子３は定電流駆動で温度特性の優れるガリウム砒素ベー
スのホール素子であり、金属皮膜抵抗１と感温抵抗１０
によって入力回路を形成している。
例を図１により説明する。なお、従来技術と同一部分は
同一番号を付与して説明する。同図によると、１０は感
温抵抗であり、１，２，６，７，８，９は金属皮膜抵抗
器である。４，５，１１は演算増幅器である。ホール素
子３は定電流駆動で温度特性の優れるガリウム砒素ベー
スのホール素子であり、金属皮膜抵抗１と感温抵抗１０
によって入力回路を形成している。
【００１０】この回路において、ホール素子３に印可さ
れる電流ＩはＶ１／Ｒ３（金属皮膜抵抗器１と感温抵抗
の合成抵抗値）で決まり、ホール素子３の内部インピー
ダンスに左右されない。且つ１０は感温抵抗であるから
周囲温度と共にその抵抗値が変化し、結果Ｖ１は周囲温
度と共に変化する。もちろんこの変化の割合はホール素
子３の感度変化に同期する。
れる電流ＩはＶ１／Ｒ３（金属皮膜抵抗器１と感温抵抗
の合成抵抗値）で決まり、ホール素子３の内部インピー
ダンスに左右されない。且つ１０は感温抵抗であるから
周囲温度と共にその抵抗値が変化し、結果Ｖ１は周囲温
度と共に変化する。もちろんこの変化の割合はホール素
子３の感度変化に同期する。
【００１１】例えば、周囲温度が上昇しても、ホール素
子３の感度が低下し、該ホール素子３の出力が低くなる
前に、Ｖ１が大きくなるように感温抵抗１０が働き、該
ホール素子３へのバイアス電流が大きくなり、結果該ホ
ール素子３出力の変動量がわずかなものに抑え込めると
いうものである。
子３の感度が低下し、該ホール素子３の出力が低くなる
前に、Ｖ１が大きくなるように感温抵抗１０が働き、該
ホール素子３へのバイアス電流が大きくなり、結果該ホ
ール素子３出力の変動量がわずかなものに抑え込めると
いうものである。
【００１２】図１の回路において、ホール素子３の感度
の変動は、該ホール素子３のホール電圧温度係数で表さ
れ、例えば、−０．０６％／℃であるとすると入力回路
の感温抵抗１０の変動係数を適宜決定しＶ１の温度係数
と０．０６％／℃とすれば、周囲温度が変動し、該ホー
ル素子３の磁電変換能力が変動しても感温抵抗１０の働
きにより該ホール素子３へのバイアス電流が、磁電変換
能力の変動を補うように変動するため、結果ホール素子
３の出力は温度変動によりにくいというものである。
の変動は、該ホール素子３のホール電圧温度係数で表さ
れ、例えば、−０．０６％／℃であるとすると入力回路
の感温抵抗１０の変動係数を適宜決定しＶ１の温度係数
と０．０６％／℃とすれば、周囲温度が変動し、該ホー
ル素子３の磁電変換能力が変動しても感温抵抗１０の働
きにより該ホール素子３へのバイアス電流が、磁電変換
能力の変動を補うように変動するため、結果ホール素子
３の出力は温度変動によりにくいというものである。
【００１３】このような働きにより、過酷な温度環境下
においても検出器出力は周囲温度によって変動する量は
わずかであり、広い温度範囲で使用できる非接触式変位
検出器を提供できるものである。
においても検出器出力は周囲温度によって変動する量は
わずかであり、広い温度範囲で使用できる非接触式変位
検出器を提供できるものである。
【００１４】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、ホール素子の周囲温度の変化による感度変化を、感
温抵抗を用いた入力回路にて駆動する事でその感度変化
を補正し、検出器としての出力が周囲温度の変化による
影響を受けにくくした、広い温度範囲で使用可能な非接
触式変位検出器を提供する事ができるものである。
に、ホール素子の周囲温度の変化による感度変化を、感
温抵抗を用いた入力回路にて駆動する事でその感度変化
を補正し、検出器としての出力が周囲温度の変化による
影響を受けにくくした、広い温度範囲で使用可能な非接
触式変位検出器を提供する事ができるものである。
【図１】本発明の非接触式変位検出器の一実施例の電気
回路図
回路図
【図２】従来の非接触式変位検出器の電気回路図
１，２，６，７，８，９ 金属皮膜抵抗器 ３ ホール素子 ４，５，１１ 演算増幅器 １０ 感温抵抗器
Claims (1)
- 【請求項１】 非接触式変位検出器において、ホール素
子を定電流駆動とし、かつホール素子への電源の入力回
路を少なくとも感温抵抗と抵抗とからなる分圧回路で構
成した非接触式変位検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20930593A JPH0763577A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 非接触式変位検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20930593A JPH0763577A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 非接触式変位検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0763577A true JPH0763577A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16570762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20930593A Pending JPH0763577A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 非接触式変位検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763577A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10224747A1 (de) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Infineon Technologies Ag | Sensorschaltung und Verfahren zur Herstellung derselben |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP20930593A patent/JPH0763577A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10224747A1 (de) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Infineon Technologies Ag | Sensorschaltung und Verfahren zur Herstellung derselben |
| DE10224747B4 (de) * | 2002-06-04 | 2004-05-13 | Infineon Technologies Ag | Sensorschaltung und Verfahren zur Herstellung derselben |
| US7038447B2 (en) | 2002-06-04 | 2006-05-02 | Infineon Technologies Ag | Sensor circuit and method of producing it |
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