JPH07633U - グラファイト加工補助装置 - Google Patents

グラファイト加工補助装置

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JPH07633U
JPH07633U JP2104892U JP2104892U JPH07633U JP H07633 U JPH07633 U JP H07633U JP 2104892 U JP2104892 U JP 2104892U JP 2104892 U JP2104892 U JP 2104892U JP H07633 U JPH07633 U JP H07633U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
dust
sludge
processing
cutting fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2104892U
Other languages
English (en)
Inventor
正弘 伊藤
Original Assignee
株式会社アサヒダイテック
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アサヒダイテック filed Critical 株式会社アサヒダイテック
Priority to JP2104892U priority Critical patent/JPH07633U/ja
Publication of JPH07633U publication Critical patent/JPH07633U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 [目的] グラファイトを加工するとき粉塵を周りに舞
い立たせずに、かつ、出た切屑を捨てる時に粉塵が舞い
立たせず容易に処理できるようにしたものです。専用せ
ず既設の工作機械に取り付ければ簡単にグラファイトの
加工ができ、フィルターなど消耗品を使用せず、なるべ
く維持費を安価に済ませるるようにした。 [構成] 加工槽と▲ろ▼過器とその間をつなぐホース
とノズルなどにより構成されている。加工槽にはT溝の
付いたテーブルとそれを囲う切削液などの飛散防止の囲
い枠などにより構成されており、▲ろ▼過器は沈殿▲ろ
▼過方式で切削液には主に水を使い、ホンプで汲み上げ
ホースを経由し、ノズルにて加工物に掛け流す。流れた
切削液は切粉とともに回収ホースを通り▲ろ▼過器の第
1槽に入り、最終の槽まで通る間に沈殿▲ろ▼過され、
ふたたびきれいになる。スラッジは内臓されたバケット
に溜まり、バケットを取り出すことにより簡単にスラッ
ジの処理ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グラファイトを加工するときに出る粉塵を周りに舞い立たさずに作 業者や機械に悪影響諸を及ぼさないように、また、専用の加工機ではなく、既設 の工作機械に取り付ければ加工できるようにした装置で、小物から大物まで利用 可能で、維持費が少なくて済むようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
専用のグラファイト加工機を使用するか、加工槽に切削液を張り液中で加工す るか、工作機械に直接取り付けてそのまま乾式で加工し、出た粉塵を吸引装置で 吸引していた。しかし、吸引では完全に除去することはできない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
グラファイトを工作機械で粉塵を出さずに加工をするには、従来、液中に漬け て切削をするか、工作機械を囲いで覆い密閉をして粉塵が外に出ないようにする か、いずれかの方法を取っている。しかし、いろいろ下記のような問題が有る。 (1)液中で加工するときの問題点として、 イ 液が濁ると加工中が見えない。 ロ 深く刃物が入ったときなど工具が液に触れると液が飛び散る。 ハ 加工テーブルを早送りにしたとき、液が溢れることがある。 ニ ロ、ハを解決するには囲いを高くすればよいが、縦軸の加工範囲が狭く なる。 (2)専用のグラファイト加工機で加工するときの問題点として、 ホ 囲いで覆うので加工中が見えにくい。 ヘ 工作機械を専用化してしまうので不経済である。 ト 乾式では加工中粉塵が舞うため見えない。 チ 乾式では刃物の寿命が短い。 (3)▲ろ▼過方法として、フィルター方式だと、スラッジの出る量が多いとき には大容量のフィルターが必要となり、装置が大きくなり、設置面積を多くとり 、そのため高価になり不経済である。 (4)乾式で普通工作機械で囲いで覆わずに加工をするとき吸塵器を使用しても 完全に吸えないので、人体や機械に悪影響を及ぼす。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、加工方法として噴流液を工作物に掛け流す方式 とした。単数あるいは複数のノズルを切削液が乾いているところの無いように、 また、切粉が流れるように適当に設定し加工する。
【0005】 ▲ろ▼過方法は沈澱▲ろ▼過方式とした。掃除など維持管理を容易にするため 沈澱槽をカセット式にした。
【0006】 加工槽と▲ろ▼過槽は分離し、切削液はホースでつなぎ、既設の工作機械を使 用できるようにした。
【0007】
【作用】
噴流液を掛け流す湿式なので粉塵が舞い上がらない。
【0008】 加工槽に液を張らないので加工物の黙視確認ができる。
【0009】 加工液を張らないのでエンドミルやチャック等と加工液の接触による加工液の 飛散がなく、機械の早送りをかけても波立ちによる槽外へのこぼれがない。
【0010】 囲い枠を高くしなくても良いので機械の縦軸の運動範囲を多く取れる。また、 掃除がしやすい。
【0011】 フィルターを使わないので維持費が少なくて済む。また、構造が簡単なので故 障が少なく、管理が簡単である。
【0012】 沈澱▲ろ▼過式なのでスラッジの量が多くても▲ろ▼過することができる。カ セット式のバケットをとりだせば簡単に掃除ができる。
【0013】 加工槽と▲ろ▼過槽が分離しているので工作機械にコンパクトに載せることが でき、既設の工作機械を利用できるので経済的である。
【0014】 湿式なので刃物の寿命が長い。
【0015】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明します。 図1は、切削液の▲ろ▼過器を示します。第1〜第5槽に分かれていて、第1〜 第5槽の順に切削液が流れるようになっている。
【0016】 第1と第2槽には取り出しができるようにバケットが入れてある。取り出して スラッジが簡単に捨てれ、掃除が容易にできるようになっている。
【0017】 第3〜第5槽もドレンを開けて流し出せるようになっている。
【0018】 図2は加工槽を示す。加工テーブルにはT溝が切ってあり、加工物を取り付け ることができる。排出口の前には幾つかの仕切りのあるマスが設けて有り、荒い 切粉はここで止まるようになっており、微細な切粉は切削液と共にホースを通っ て▲ろ▼過器Bの第1槽へ流れ込む。
【0019】 ホースはワンタッチのカップリングで接続をすると便利である。
【0020】 ▲ろ▼過器のバケットは周囲にちいさな孔が明けてありスラッジの溜まり、切 削液は次の槽流れるようになっている。
【0021】 ▲ろ▼過槽とバケットの数は加工槽と使用する工作機械の能力により適宜設定 する。
【0022】
【考案の効果】
考案は、上述のとうり構成されていますので、次の効果を奏します。
【0023】 請求項1においては、切削液を掛け流す湿式なので、加工中に粉塵を舞い立た さず、きれいな環境で作業ができる。したがって作業者に悪影響を及ぼさず、ま た、工作機械にも悪影響が及ばないのでそれによる故障が非常に少ない。
【0024】 加工槽を浅くできるので加工物の取り付けがやりやすく、加工中の状態の黙視 確認もやりやすい。また、掃除も簡単に早くできるので、コスト低減になる。
【0025】 加工槽の機械への脱着も短時間にできる。使用しないときは▲ろ▼過器Bの上 に収納することができ、場所を取らずにコンパクトに保管できる。
【0026】 切削液には水と少量の防腐剤と防錆材を混合したものなので、維持費も少なく 、火災の危険も有りません。
【0027】 既設の工作機械が使えるので設備費が経済的である。
【0028】 沈澱槽がカセット式なので取り出して捨てれて、スラッジの掃除が簡単である 。
【図面の簡単な説明】
[図1]加工槽を機械に取り付けて、▲ろ▼過器へホー
スをセットした図である。切削液回収ホースは図5バケ
ットへ差し込む。ノズルはマグネット付きが便利です。 [図2]加工槽の組立図である。 [図3]▲ろ▼過器の組立図である。 [図4]加工槽を▲ろ▼過器の収納台に乗せた図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラファイトの粉塵を周りに舞い立たない
    ように、ノズルで噴流液を掛け流す方式で既設の工作機
    械に取り付けることにより、容易に加工できる加工槽A
    とスラッジの混じった切削液を回収し、沈澱方式でスラ
    ッジと切削液を分離しスラッジのみを捨てることがで
    き、掃除が簡単にできるようにした▲ろ▼過器Bからな
    るグラファイト加工補助装置である。
JP2104892U 1992-02-20 1992-02-20 グラファイト加工補助装置 Pending JPH07633U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2104892U JPH07633U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 グラファイト加工補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2104892U JPH07633U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 グラファイト加工補助装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07633U true JPH07633U (ja) 1995-01-06

Family

ID=12044041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2104892U Pending JPH07633U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 グラファイト加工補助装置

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JP (1) JPH07633U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253009U (ja) * 1985-09-25 1987-04-02
JP2010253602A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Komatsu Ntc Ltd チップ処理装置
JP2020040150A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 ファナック株式会社 工作機械

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