JPH076303A - 光磁気ディスク用磁気ヘッド - Google Patents

光磁気ディスク用磁気ヘッド

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JPH076303A
JPH076303A JP14740293A JP14740293A JPH076303A JP H076303 A JPH076303 A JP H076303A JP 14740293 A JP14740293 A JP 14740293A JP 14740293 A JP14740293 A JP 14740293A JP H076303 A JPH076303 A JP H076303A
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JP
Japan
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coil
magnetic
yoke
magnetic pole
magnetic head
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JP14740293A
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Tomoyuki Miyake
知之 三宅
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発生磁界の増大により必要な電流を小さくして
電力消費を削減し、かつ、コスト上昇を抑えつつ電磁輻
射の漏洩を確実に防止する。 【構成】磁極21とヨーク22とが底部23で一連一体
化された磁性体部24を構成し、磁極21とヨーク22
との間の凹部25において、磁極21にコイル26を外
嵌し、かつ、コイル26の周囲を導電性筒体27で覆
う。コイル26の高さはヨーク22の高さ以下であり、
導電性筒体27の高さはコイル26の高さ以上としてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクに対し
て垂直方向の磁界を用いて磁界変調オーバーライト方式
で記録する磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、光磁気ディスクは、大容
量メモリでありしかも書き換え可能であるという利点を
もつことから注目されている。最近では、特にオーバー
ライト技術についての研究が盛んになってきている。そ
のなかでも、磁界変調方式は最も簡易で有効なものと考
えられている。
【0003】ところで、光磁気ディスク用磁気ヘッド
は、光磁気ディスクに対する読み書きの動作に寄与する
磁界の強さの特性が、磁気ヘッドと光磁気ディスクとの
間の距離に大きく依存している。そこで、光磁気記録再
生装置として消費電力を削減するために、従来から、磁
気ヘッドと光磁気ディスクとの距離をできるだけ小さく
し、これによってコイルに流す電流を小さくするように
工夫がなされてきた。
【0004】しかし、ディスクが面振れを起こしたりデ
ィスク面にごみが付着することが避けられないことか
ら、前記の距離を小さくするのにも自ずと一定の限界が
ある。
【0005】しかも、磁極表面とディスクとの間の距離
の変動等を考慮しているため、必要な電流はかなり大き
なものとなっており、当然、電力消費も多くなる。
【0006】また、光磁気ディスク用磁気ヘッドは高い
周波数で記録するものであって、例えばミニディスクで
は最高記録周波数が720kHzであるが、このように
比較的高い周波数に対応した電磁波が発生する。この電
磁波の輻射によって光磁気記録再生装置において記録/
再生にノイズが生じるおそれがある。また、人体にも悪
影響を及ぼすおそれもある。
【0007】この電磁輻射の漏洩を防止するために、従
来では、光磁気ディスク用磁気ヘッドを組み込んである
ユニット全体の外側を薄い銅板でできた電磁シールドで
覆うような工夫をこらしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように光磁気記
録再生装置に用いる磁界変調オーバーライト方式の磁気
ヘッドにあっては、磁極表面と光磁気ディスクとの間の
距離に変動があるため最大距離を考慮してコイルに流す
電流を大きめに設定していたので、どうしても光磁気記
録再生装置における消費電力が大きくなる傾向があっ
た。
【0009】また、電磁輻射の漏洩を防ぐために磁気ヘ
ッドを組み込んだユニットに対し、あとから、その外側
を電磁シールドで覆っているが、このことがコストの上
昇を招く原因となっていた。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、発生する磁界の強さを強めることに
より必要な電流を小さくして電力消費を削減するととも
に、コスト上昇を抑えながら電磁輻射の漏洩を確実に防
止できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため次のような構成をとる。その最大の特徴
は、コイルとヨークとの間にコイル高さ以上の導電性筒
体を介在させるという点にある。すなわち、本発明に係
る光磁気ディスク用磁気ヘッドは、磁極と、この磁極の
周囲に配置されたコイルと、このコイルの周囲を覆う導
電性筒体と、この導電性筒体の外側に配置され前記磁極
に一体連結されたヨークとからなっている。そして、前
記コイルはその高さが前記ヨークの高さ以下とされてお
り、かつ、前記導電性筒体はその高さが前記コイルの高
さ以上とされているということを特徴としている。
【0012】また、上記の構成に加えて、コイルと導電
性筒体とを端子取付け板を介して一体的に単体化してお
き、この単体物を磁極とヨークとからなる磁性体部に嵌
め込むという構成をとることも有効である。
【0013】
【作用】磁極にヨークを一体連結し、かつ、磁極まわり
のコイルとヨークとの間に導電性筒体を配置したことか
ら、発生する磁界の垂直成分を増すことができ、したが
って、光磁気ディスクの表面上で必要な磁界を得るのに
コイルに流すべき電流値を小さくすることができる。さ
らに、導電性筒体は電磁シールドの機能を有するが、そ
の導電性筒体の高さをコイル高さ以上とし、かつ、ヨー
ク高さもコイル高さ以上としてあるから、コイルから発
生する電磁輻射が外部に漏洩することを効果的に防止で
きる。
【0014】また、端子取付け板を介してコイルと導電
性筒体とを単体化しその単体物を磁性体部に嵌め込むよ
うに構成した場合には、磁気ヘッド製造の必要工程数を
減らすことができるし、コイルで発生した熱を端子取付
け板を介して導電性筒体から放熱することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る光磁気ディスク用磁気ヘ
ッドについて第1ないし第3の3つの実施例を図面に基
づいて詳細に説明するが、説明の都合上、まず、導電性
筒体をもたない比較例について説明し、次いで実施例を
説明することとする。
【0016】比較例 図10は比較例の光磁気ディスク用磁気ヘッドの平面
図、図11はその断面図である。これらの図において、
1は磁極(コア)、2は底部3を介して磁極1と一連一
体に連結された角筒状のヨーク、4はこれら磁極1,ヨ
ーク2および底部3の全体からなるポット型の磁性体部
であり、この磁性体部4は例えばMn−Znフェライト
を構成材料としている。磁極1の大きさは1.1mm×
0.8mm、磁極1とヨーク2との間隔は0.7mm、
ヨーク2の厚みは0.5mmである。磁性体部4におい
て磁極1とヨーク2との間の凹部5に、磁極1に外嵌さ
れる状態でコイル6が配置されており、コイル引き出し
線6aがヨーク2の外側に導出されている。コイル6
は、直径が70μmの銅線を55ターン巻いたものであ
る。
【0017】上記構成のポット型の磁気ヘッドAと断面
E型の磁気ヘッド(図示せず)との発生磁界の強さの違
いを図12に示す。E型の磁気ヘッドは、磁極の形状お
よび大きさとコイルの直径および巻数がポット型の磁気
ヘッドAと同じとなっている。0.2Aの直流電流をコ
イルに流して同じ起磁力を与え、そのときの磁極垂直方
向の発生磁界の強さをホール素子で測定した。横軸は磁
極表面からの距離、縦軸は磁界の強さである。ポット型
の磁気ヘッドの特性曲線はaであり、E型の磁気ヘッド
の特性曲線はbである。磁界の強さはポット型の磁気ヘ
ッドAの方が10%程度大きくなっている。この差は、
ポット型の磁気ヘッドのヨークが円筒状であるのに対し
て、E型の磁気ヘッドのヨークはコ字状であり、ヨーク
表面積がポット型の方が大きいことによる。
【0018】次に、上記の2種類の磁気ヘッドの電磁輻
射の大きさの測定を行った。図13はそのときの様子を
示す。電磁輻射はコイルに交流電流が流れることにより
発生する。コンパクトディスクプレーヤと同じEFMラ
ンダムパターン信号(EFM:Eight Fourteen Modulat
ion )を磁気ヘッドドライバ8よりポット型の磁気ヘッ
ドA(またはE型の磁気ヘッド)に与える。最短ビット
長における記録周波数は720kHzとした。磁極1の
磁極表面に平行な方向に検出コイル9の磁極表面が垂直
となるようにした。この検出コイル9で検出された信号
をインピーダンス変換器10を介してスペクトルアナラ
イザ11によって計測し、得られたスペクトルのピーク
値を比較してその変化量を低減量とした。測定した電磁
輻射の検出量の結果を図14に示す。横軸は周波数、縦
軸は検出信号強度を表す。cはポット型の磁気ヘッドに
ついての検出スペクトル、dはE型の磁気ヘッドについ
ての検出スペクトルである。いずれも500kHzにピ
ーク値をもっている。ポット型の磁気ヘッドの場合の電
磁輻射はE型の磁気ヘッドに比べて約9dB小さいこと
が分かる。さらに、磁極面からの電磁波を同様の手法で
測定すると約5dBポット型の方が小さい値となってい
た。
【0019】以上で比較例の説明を終わり、次いで実施
例の説明に移る。
【0020】第1実施例 図1は第1実施例の光磁気ディスク用磁気ヘッドを示す
平面図、図2はその断面図である。この実施例はポット
型の磁気ヘッドBに係るものである。これらの図におい
て、21は磁極、22は磁極21に対し底部23を介し
て一連一体に連結された円筒状のヨーク、24はこれら
磁極21,ヨーク22および底部23の全体からなるポ
ット型の磁性体部、25は磁性体部24における凹部で
ある。磁性体部24はMn−Znフェライトから作られ
ている。磁極21の直径は0.8〜1.1mm、ヨーク
22の厚みは0.4〜0.6mm、凹部25の隙間は
0.6〜0.8mmである。磁性体部24において磁極
21とヨーク22との間の凹部25に磁極21に外嵌す
る状態でコイル26が配置されているとともに、同じ凹
部25においてコイル26の周囲を覆う状態の導電性筒
体27がヨーク22の内周面に貼り付けられている。コ
イル26の直径は60〜70μm、ターン数は50〜6
0である。導電性筒体27は銅やアルミニウムで構成さ
れており、その厚みは100μm程度である。コイル2
6から導出されたコイル引き出し線26aが導電性筒体
27およびヨーク22を貫通して外部まで延出されてい
る。
【0021】ヨーク22の高さは磁極21の高さとほぼ
同一であり、コイル26はその高さがヨーク22の高さ
とほぼ同一とされ、導電性筒体27はその高さがコイル
26の高さとほぼ同一とされている。
【0022】上記のように構成された磁気ヘッドBのコ
イル26に対して大きさが0.2Aで周波数が720k
Hzの交流電流を流し、磁極21の表面から0.1mm
の箇所における垂直方向の磁界の強さをホール素子で測
定した。ホール素子で検出された信号のピーク値をもっ
て発生磁界の強さとした。また、比較例の場合と同様に
して電磁輻射の大きさを測定した。導電性筒体27のな
いものと比較すると、磁界の強さはあまり変わりがなか
ったが、電磁輻射の大きさについては10dBの低減効
果があることが分かった。これは、ヨーク22および導
電性筒体27の高さをコイル26の高さとほぼ同一と
し、コイル26から水平方向に放射される電磁輻射を導
電性筒体27およびヨーク22で良好に遮断することが
できるためである。
【0023】なお、コイル26の高さをヨーク22より
小さくしてもよく、また、導電性筒体27の高さをコイ
ル26よりも大きくしてもよく、その場合は電磁輻射の
漏洩防止が一層効果的となる。
【0024】この場合、ヨーク22および導電性筒体2
7の存在により磁極21の表面での磁界の垂直成分を、
ヨークや導電性筒体をもたない磁気ヘッドに比べて増大
させることができるので、光磁気ディスクの表面で必要
な磁界を得るのにコイル26に流すべき電流値を小さく
でき、その分、電力消費を低減することができる。
【0025】第2実施例 図3は第2実施例の光磁気ディスク用磁気ヘッドを示す
平面図、図4はその側面図である。この実施例はE型の
磁気ヘッドCに係るものである。これらの図において、
31は磁極、32は磁極31に対し底部33を介して一
連一体に連結された一対のヨーク、34はこれら磁極3
1,ヨーク32および底部33の全体からなるE型の磁
性体部、35は磁性体部34における左右一対の凹部で
ある。磁性体部34において磁極31にコイル36が外
嵌されているとともに、磁極31と同心の状態で凹部3
5内に導電性筒体37が取り付けられている。磁性体部
34がE型であるのに対して導電性筒体37は円筒状で
ある。したがって、導電性筒体37の内側において磁性
体部34と導電性筒体37との間に隙間ができるが、コ
イル36から導出されたコイル引き出し線36aがその
隙間を介して外側に延出されている。導電性筒体37の
厚みは0.5〜1mm程度である。
【0026】ヨーク32の高さは磁極31よりも低く、
コイル36はその高さがヨーク32の高さとほぼ同一と
され、導電性筒体37はその高さがコイル36の高さと
ほぼ同一とされている。
【0027】上記のように構成された磁気ヘッドCのコ
イル36に対して大きさが0.2Aで周波数が720k
Hzの交流電流を流し、磁極31の表面から0.1mm
の箇所における垂直方向の磁界の強さをホール素子で測
定した。ホール素子で検出された信号のピーク値をもっ
て発生磁界の強さとした。また、第1実施例の場合と同
様にして電磁輻射の大きさを測定した。導電性筒体37
のないものと比較すると、磁界の強さは95Oe(エル
ステッド)から105Oeへとかなりの増加が認められ
た。電磁輻射の大きさについては6dBの低減効果があ
ることが分かった。導電性筒体37の存在により発生磁
界の垂直成分が増大するとともに、コイル36からの水
平方向の電磁輻射を導電性筒体37によって遮断してい
るからである。
【0028】なお、ヨーク32も導電性筒体37もその
高さをコイル36よりも大きくしてもよく、その場合は
電磁輻射の漏洩防止が一層効果的となる。
【0029】この場合、導電性筒体37の存在により磁
極31の表面での磁界の垂直成分を増大させることがで
きるので、光磁気ディスクの表面で必要な磁界を得るの
にコイル36に流すべき電流値を小さくでき、その分、
電力消費を低減することができる。
【0030】第1実施例も第2実施例も導電性筒体2
7,37はコイルとヨークとの間に介在される小さなも
のであるので、磁気ヘッドのユニット全体を大きな電磁
シールドで覆う場合に比べてコスト上昇を抑えながら上
記の電磁輻射漏洩防止を図ることが可能である。この効
果は、磁極とヨークとの間の距離や磁極の形状に関係な
く成立し、コイルの周囲をコイル高さ以上の高さの導電
性筒体で囲めばよい。
【0031】第3実施例 この第3実施例は、コイルと導電性筒体とを端子取付け
板を介して単体化しておき、その単体物を磁性体部に嵌
め込んだ構成をとるものである。図5は単体物の平面
図、図6はその側面図、図7はその断面図、図8は単体
物を磁性体部に嵌め込んで磁気ヘッドとしたときの平面
図、図9は磁気ヘッドの断面図である。
【0032】中央に貫通孔40aのあいたプラスチック
製の端子取付け板40に、コイル41と導電性筒体42
とが同心状に固定され取り付けられている。コイル41
から導出されたコイル引き出し線41aは導電性筒体4
2を貫通して外部に延出されている。コイル引き出し線
41aも端子取付け板40上に固定されている。導電性
筒体42の高さはコイル41の高さと同一かそれよりも
大きくする。このように、予め、端子取付け板40とコ
イル41とコイル引き出し線41aと導電性筒体42と
一体的に単体化した単体物43を用意しておく。
【0033】角形の磁極51と角筒状のヨーク52とが
底部53で一連一体化された磁性体部54に対して、図
8,図9に示すように、前記の単体物43を嵌め込んで
磁気ヘッドDとなしてある。ヨーク52はその高さが導
電性筒体42と同じでコイル41よりもやや大きい。
【0034】この第3実施例の磁気ヘッドDの場合も、
磁界の強さの垂直成分の増加と、電磁輻射の漏洩防止の
効果が認められた。コイル41で発生した熱を端子取付
け板40を介して導電性筒体42から外部に放熱するこ
とができ、コイル41の過熱を防止する効果もある。ま
た、単体物43と磁性体部54との2つの部品の組み立
てでよく製造工程数が少なくなって製造コストを低減す
ることができる。単体物43は磁性体部54の磁極51
やヨーク52の大きさと見合っておればそれらの形状に
影響されることなく嵌め込むことが可能であり、端子取
付け板40はヨーク52の形状に合わせて変形すればよ
い。
【0035】大きさが0.2Aで周波数が720kHz
の交流電流を流したときの発熱を測定した。通電開始後
3分以上経過して定常状態になったとき、磁極表面の温
度を、赤外線の強さを検出するサーモマイクロ測定器で
測定した。周囲温度(室温)は23℃である。発熱の主
原因はコイル41にある。
【0036】導電性筒体42を有しないものの温度を測
定したところ、コイルの温度は69℃、磁極51の表面
温度は63℃であった。これに対して導電性筒体42を
有する磁気ヘッドDの場合には、コイル41の温度は5
℃も低く64℃となり、磁極51の表面温度も60℃に
降下していた。これは、コイル41で発生した熱が端子
取付け板40を介して導電性筒体42から外部に放熱さ
れているからである。
【0037】このことは導電性筒体42が53℃まで昇
温していることからも認定できる。コイル41や磁極5
1の温度を降下させると、磁界の強さの低下を抑制する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ヨーク
と導電性筒体とにより発生磁界の垂直成分を増すことが
できるので、コイル電流を実質的に減少させて電力消費
を削減することができる。また、導電性筒体もヨークも
コイルと同じかより大きい高さとしたので、コイルから
の電磁輻射の漏洩を確実に防止することができる。導電
性筒体はコイルとヨークとの間に介在される小さなもの
であるので、磁気ヘッドのユニット全体を大きな電磁シ
ールドで覆う場合に比べてコスト上昇を抑えながら上記
の電力消費削減と電磁輻射漏洩防止とを達成することが
できる。
【0039】また、端子取付け板を介してコイルと導電
性筒体とを単体化した場合には、コイルでの発生熱を外
部に効率良く逃がすことができるとともに、製造の工程
数を減らしてコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光磁気ディスク用磁気ヘ
ッドを示す平面図である。
【図2】第1実施例の磁気ヘッドの断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の光磁気ディスク用磁気ヘ
ッドを示す平面図である。
【図4】第2実施例の磁気ヘッドの側面図である。
【図5】本発明の第3実施例の光磁気ディスク用磁気ヘ
ッドの構成要素である単体物を示す平面図である。
【図6】第3実施例の単体物の側面図である。
【図7】第3実施例の単体物の断面図である。
【図8】第3実施例において単体物を磁性体部に嵌め込
んで磁気ヘッドとしたときの平面図である。
【図9】第3実施例の磁気ヘッドの断面図である。
【図10】比較例の光磁気ディスク用磁気ヘッドの平面
図である。
【図11】比較例の磁気ヘッドの断面図である。
【図12】比較例においてポット型とE型との発生磁界
の強さの違いを示す特性図である。
【図13】比較例において電磁輻射の大きさを測定する
様子を示す説明図である。
【図14】比較例においてポット型とE型との電磁輻射
の大きさの違いを示す特性図である。
【符号の説明】
21……磁極 22……ヨーク 24……磁性体部 26……コイル 27……導電性筒体 31……磁極 32……ヨーク 34……磁性体部 36……コイル 37……導電性筒
体 40……端子取付け板 41……コイル 42……導電性筒体 43……単体物 51……磁極 52……ヨーク 54……磁性体部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁極と、この磁極の周囲に配置されたコ
    イルと、このコイルの周囲を覆う導電性筒体と、この導
    電性筒体の外側に配置され前記磁極に一体連結されたヨ
    ークとからなり、前記コイルはその高さが前記ヨークの
    高さ以下とされており、かつ、前記導電性筒体はその高
    さが前記コイルの高さ以上とされていることを特徴とす
    る光磁気ディスク用磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、コイルと導電性筒体
    とが端子取付け板を介して一体的に単体化されており、
    この単体物を磁極とヨークとからなる磁性体部に嵌め込
    んであることを特徴とする光磁気ディスク用磁気ヘッ
    ド。
JP14740293A 1993-06-18 1993-06-18 光磁気ディスク用磁気ヘッド Pending JPH076303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031732A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-07 Nippon Chemi-Con Corporation 磁界変調ヘッド
US8144425B2 (en) * 2003-12-15 2012-03-27 Seagate Technology Llc Magnetic recording head with compact yoke

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