JPH0762949A - 断熱複合型材 - Google Patents

断熱複合型材

Info

Publication number
JPH0762949A
JPH0762949A JP5240427A JP24042793A JPH0762949A JP H0762949 A JPH0762949 A JP H0762949A JP 5240427 A JP5240427 A JP 5240427A JP 24042793 A JP24042793 A JP 24042793A JP H0762949 A JPH0762949 A JP H0762949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner body
heat insulating
combustible
incombustible
outer body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5240427A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Motosawa
貢 本沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tateyama Aluminum Industry Co Ltd filed Critical Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Priority to JP5240427A priority Critical patent/JPH0762949A/ja
Publication of JPH0762949A publication Critical patent/JPH0762949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内外体を分離状態に連続保持し、しかも不燃
で遮音性等も共有する断熱複合型材を提供することにあ
る。 【構成】 内体2と外体3に分割可能に形成する金属材
1において、内体2と外体3に相対する衝壁2c,3cを設
け、該衝壁2c,3cに内向凹溝4,5を対向して設けると
共に、両内向凹溝4,5の下部を切取片6にて連続し、
相対する内向凹溝4,5の間に、少なくとも断熱性を有
する不燃体8を設け、切取片6の取除きにて分離した内
体2と外体3を不燃体で連結保持するものである。又、
少なくとも内体2の裏側に、少なくとも断熱性を有する
不燃層9を着設することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム製形材
を主材として構成した断熱複合型材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱型材として、例えば分離形成
する内外金属材の連結側に嵌合溝を相対設し、該嵌合溝
間に断熱性を有する合成樹脂の連結材を差し込み、その
上部空間に発泡樹脂を充填固化するものと、内外金属材
の嵌合溝下部にテープを跨って着設し、その上部空間に
発泡樹脂を充填固化したもの、或いは内外金属材の上下
に嵌合溝を相対設し、断熱材を上下に分けて嵌挿するも
のが知られている。(例えば実開昭54-51444号公報、実
開昭55-46649号公報、実開昭62-11996号公報)
【0003】又、相対する内外金属材の嵌合溝間に断熱
材を跨って嵌挿し、該断熱材と一方の金属材を補強材で
連結するものと、内外金属部材を分離状態で断熱材と一
体形成するものが知られている。更に内外金属材を分割
可能に一体形成し、該内外金属材の嵌合溝間に断熱材を
形成した後、内外金属材間の下部に連続する切取片を取
除き、内外金属材に分割するものも知られている。(例
えば特開昭56-9578 号公報、特開昭59-10685号公報、特
開昭55-4418 号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内外金属材の嵌合溝間
に断熱材を嵌挿する断熱型材にあっては、嵌合溝と断熱
材を正確に成形しないと、連結が緩くなったり、金属材
の寸法に誤差が生じる等の問題点があるし、内外金属材
の嵌合溝間に発泡樹脂液を充填硬化する断熱型材にあっ
ては、嵌合溝間の下にテープを着設しなければならない
面倒な問題点がある。又内外金属材の嵌合溝間に断熱材
を差し込み、該断熱材と一方の金属材を補強材で連結す
る断熱型材にあっては、断熱材と補強材の固定に問題点
があった。
【0005】従来の断熱型材には一長一短があるため、
更なる改良が望まれているし、何れの断熱型材にあって
も、断熱材や発泡樹脂は、金属材の熱伝導防止を目的と
するのみで、防火や遮音等の性質を有しない問題点があ
った。そこでこの発明は、従来技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、内外体を分離状態に連続保持し、しかも不燃で
遮音性等も共有する断熱複合型材を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の断熱複合型材は、内体と外体に分割可能に
形成する金属材において、内体と外体に相対する衝壁を
設け、該衝壁に内向凹溝を対向して設けると共に、両内
向凹溝の下部を切取片にて連続し、相対する内向凹溝の
間に、少なくとも断熱性を有する不燃体を設け、切取片
の取除きにて分離した内体と外体を不燃体で連結保持す
るものである。又、少なくとも内体の裏側に、少なくと
も断熱性を有する不燃層を着設することも可能である。
【0007】
【作用】内体と外体間に介在し、内外体を分離状態に連
結する不燃体は、無数の微細気孔を有する珪藻土等にて
形成されているため、内外体を分離状態に保持しながら
防火と遮音効果等を発揮する。又内体の裏側に着設する
不燃層も、不燃体と同様に、微細気孔を有する珪藻土等
にて形成されているので、不燃体と同様に防火と遮音効
果等も発揮する。更に不燃体と不燃層は、吸湿と放湿効
果も共有するため、室内の水分を吸収してこれを室外に
排出したり、内体に生じる結露を吸収したりする。
【0008】
【実施例】次に本発明による断熱複合型材の構造を図1
乃至図3に基づき説明すれば、断熱複合型材10は内体2
と外体3に分割可能に形成する金属材1において、内体
2と外体3に衝壁2c,3cを相対設し、該衝壁2c,3cに内
向凹溝4,5を対向して設け、両内向凹溝4,5の下部
を切取片6にて連続し、相対する内向凹溝4,5の間
に、少なくとも断熱性を有する不燃体8を設け、切取片
6の取除きにより内体2と外体3を不燃体8で連結保持
するものである。
【0009】金属材1を形成する内体2と外体3は、主
壁2a,3aの幅を室内外方向に平行して設け、両主壁2a,
3aの外縁より外周向きに側壁2b,3bを設けると共に、結
合側の内縁より外周向きに相対する衝壁2c,3cを設け、
内体衝壁2cの上下に内向突条4a,4bを、外体衝壁3cの上
下に前記内向突条4a,4bと相対する内向突条5a,5bを設
け、相対する衝壁2c,3cに内向凹溝4,5を対称的に形
成し、且つ下部内向突条4b,5bの間に切取片6を一体に
形成するもので、切取片6は不燃体8の形成後に全て削
り取られ、その削り取りにより内体2と外体3に分離す
る。
【0010】不燃体8は不燃素材液7を金属材1の内体
2と外体3の連続部、即ち切取片6より内周側の内体内
向凹溝4と外体内向凹溝5の間に注入し、不燃素材液7
の硬化により形成するもので、不燃体8としては断熱性
と耐火性、遮音性、及び吸湿性と放湿性も共有する素
材、例えば5ミクロン以下の微細気孔を無数に有する珪
藻土や商標名「オーロラホワイト」を用いる。
【0011】図4の断熱複合型材は、金属材1の少なく
とも内体2の裏側に、不燃体8と同性質の不燃層9を着
設するもので、具体的には無数の微細気孔を有する珪藻
土や商標名「オーロラホワイト」の不燃層9を、内体2
の主壁2aと側壁2b、及び衝壁2cの裏側に数mmの厚さで着
設する。この不燃層9を外体3の主壁3aと側壁3b、及び
衝壁3cの裏側にも数mmの厚さで着設することも可能であ
る。
【0012】本発明による断熱複合型材は上記構造であ
るから、先ず内体2と外体3が切取片6を介して一体に
連続する金属材1を押出し成形し、その内体内向凹溝4
と外体内向凹溝5の間に不燃素材液7を注入し、素材液
7の硬化により内体内向凹溝4と外体内向凹溝5に跨が
って嵌着する不燃体8を形成する。次に切取片6を全長
に亘って削り取り、金属材1を内体2と外体3に分離
し、本発明の断熱複合型材10を形成する。
【0013】本発明の断熱複合型材を用いてサッシ枠を
構成した場合、金属製の内体2と外体3間に介在する不
燃体8、及び内体2の裏側に着設した不燃層9は、何れ
も微細気孔を無数に有する珪藻土等にて形成されている
ため、吸湿と放湿効果も共有する。即ち不燃体8によっ
て室内の湿気が吸収される一方、不燃層9によって内体
2に生じる結露水が吸収され、吸収された湿気や結露水
が、外気によって室外に蒸発し、室内の湿気が自然に室
外に排出される。
【0014】尚、本発明による断熱複合型材は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば不燃体8の室内面
と室外面に色彩や化粧を施すことも可能であるし、図2
の如く内体内向凹溝4と外体内向凹溝5に、内向突条4
b,5bと平行する内向突片4c,5cを設け、不燃体8と内
外体2,3の結合をより強力にすることも可能である。
又不燃体8の素材として、軽量セメントや石膏等を用い
ることも可能であるし、金属材1の内体2と外体3、及
び内外体2,3に設ける内向凹溝4,5の形状構造は、
本発明の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明による断熱複合型材は上記構造の
とおりであるから、次に記載する効果を奏する。内体と
外体間に介在連結する不燃体は、無数の微細気孔を有す
る珪藻土等から形成されているため、切取片を取除き内
体と外体に分離しても、内外体を強力に保持し得るばか
りか、防火と断熱効果、及び遮音性も発揮するし、吸湿
と放湿効果も共有するので、室内の水分を吸収し、その
水分を気温の上昇や不燃体に吹き付ける風によって蒸発
し得る。その結果、除湿機を用いずとも室内の除湿効果
が永続するし、空気も蘇生して濾過等される。
【0016】又、内体と外体の間に不燃素材液を注入
し、不燃素材液の硬化により不燃体を形成しても、内外
体は変形する恐れがないので、極めて正確な寸法の断熱
複合型材として仕上げ得る。更に内体の裏側に着設する
不燃層も、不燃体と同様に微細気孔を有する珪藻土等か
ら形成されているため、防火、断熱、遮音効果を有する
と共に、呼吸現象により内体の裏側に生じた結露水も吸
水し得る。その結果、本発明による断熱複合型材を極寒
冷地の窓枠に適合すれば最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による断熱複合型材の構造例を示す断面
図である。
【図2】の(A)(B)金属材の構造例を示す断面図
と、その要部拡大断面図である。
【図3】の(A)(B)(C)断熱複合型材の製造工程
図である。
【図4】の(A)(B)(C)不燃層の形成例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 金属材 2 内体 3 外体、2c,3c 衝壁 4,5 内向凹溝、4a,4b 突条 6 切取片 7 不燃素材液 8 不燃体 9 不燃層 10 断熱複合型材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内体(2)と外体(3)に分割可能に形
    成する金属材(1)において、内体と外体に相対する衝
    壁(2c,3c)を設け、該衝壁に内向凹溝(4,5)を対向
    して設けると共に、両内向凹溝の下部を切取片(6)に
    て連続し、相対する内向凹溝の間に、少なくとも断熱性
    を有する不燃体(8)を設け、切取片の取除きにて分離
    した内体と外体を不燃体で連結する断熱複合型材。
  2. 【請求項2】 少なくとも内体(2)の裏側に、少なく
    とも断熱性を有する不燃層(9)を設けた請求項1記載
    の断熱複合型材。
JP5240427A 1993-08-31 1993-08-31 断熱複合型材 Pending JPH0762949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5240427A JPH0762949A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 断熱複合型材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5240427A JPH0762949A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 断熱複合型材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0762949A true JPH0762949A (ja) 1995-03-07

Family

ID=17059328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5240427A Pending JPH0762949A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 断熱複合型材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0762949A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502028B1 (ko) * 1996-09-17 2005-09-26 슈코 인터나치오날 카게 도어,윈도우또는건물외관용단열복합프로파일
JP2011169060A (ja) * 2010-02-20 2011-09-01 Sanki Sekkei Jimusho:Kk 木造建築物の断熱構造
JP2012122304A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP2016148210A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 三井住友建設株式会社 建築構造体、及び該建築構造体の製造方法
KR20190141054A (ko) * 2018-06-12 2019-12-23 한국아존 주식회사 단열성 창호 프레임과 이의 제조방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502028B1 (ko) * 1996-09-17 2005-09-26 슈코 인터나치오날 카게 도어,윈도우또는건물외관용단열복합프로파일
JP2011169060A (ja) * 2010-02-20 2011-09-01 Sanki Sekkei Jimusho:Kk 木造建築物の断熱構造
JP2012122304A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP2016148210A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 三井住友建設株式会社 建築構造体、及び該建築構造体の製造方法
KR20190141054A (ko) * 2018-06-12 2019-12-23 한국아존 주식회사 단열성 창호 프레임과 이의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3950894A (en) Reinforced polyester door
JP4199317B2 (ja) 防火定格アセンブリに使用するための防火耐久性定格プラスチック物品
JPH08218745A (ja) 窓、ドア、ファサ−ドまたはガラス屋根用の防火施工における金属異形材からなる枠組
JPH0762949A (ja) 断熱複合型材
EP3031592A1 (en) Insulation boards and production thereof
JPS647186Y2 (ja)
EP1566264A1 (de) Wärmedämmkörper
JPS5818586B2 (ja) 防火性低温断熱パネルおよびその製造方法
KR200180669Y1 (ko) 발포압출시트가 합지된 발포단열판재
WO2001066864A1 (de) Isolationselement und seine verwendung sowie verfahren zur herstellung einer bevorzugten ausgestaltung des isolationselementes
JPH0144502B2 (ja)
JPS60199149A (ja) 建物外壁用パネル
US2489922A (en) Composite wall panel
JPS6036675Y2 (ja) サイデイングボ−ド
JPS6116395Y2 (ja)
JPH04266942A (ja) 多孔質材及び吸音パネル
JPH0738493Y2 (ja) 鉄骨の耐火被覆構造
JPH11229527A (ja) 防火パネル
JP3266834B2 (ja) 建築用パネル及び建築用パネルの製造方法
JP7217437B2 (ja) 内装パネル及び内装パネルの製造方法
JPS6339292Y2 (ja)
JPS6154901B2 (ja)
JPS6024828Y2 (ja) サイデイングボ−ド
JPS6011231Y2 (ja) サイデイングボード
JPS6229522Y2 (ja)