JPH0762716B2 - 圧力容器内への流体注入装置 - Google Patents

圧力容器内への流体注入装置

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JPH0762716B2
JPH0762716B2 JP62294093A JP29409387A JPH0762716B2 JP H0762716 B2 JPH0762716 B2 JP H0762716B2 JP 62294093 A JP62294093 A JP 62294093A JP 29409387 A JP29409387 A JP 29409387A JP H0762716 B2 JPH0762716 B2 JP H0762716B2
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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、沸騰水型原子炉及び加圧水型原子炉等の圧力
容器内への流体注入装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の原子炉設備にあつては、原子炉圧力容器内への非
常時冷却水注入手段として、冷却水をポンプで原子炉圧
力容器内へ強制圧送する手段を用いていた。
又、他の注入手段としては、特開昭60-235092号公報や
特開昭57-69289号公報により開示されたように、原子炉
圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンクを設け、その
原子炉圧力容器内の気層部と蓄水タンクとを第1弁を介
して連通し、さらに他の第2弁を介して蓄水タンク内の
液層部と圧力容器内とを連通した非常用冷却水注水シス
テムが知られている。このシステムは、原子炉圧力容器
内の水位が低下すると、第1弁を開いて原子炉圧力容器
内圧力と蓄水タンク内圧力とを均一にし、しかる後に第
2弁を開いて蓄水タンク内の蓄水を重力落下により原子
炉圧力容器内へ注水するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、ポンプを使用する場合には長期の冷却
水供給が可能であるがポンプを駆動するための非常用発
電機が必要であるためコスト高となる上に、ポンプや発
電機にまで事故がおよぶと非常注水不可能となる。一
方、ポンプを使用せずタンク内の冷却水を用いる後者の
システムの場合には冷却水量に制限があり、蓄水タンク
内の冷却水を使い切ると補充不能であるために、長期の
冷却ができない問題があつた。
この為に、前者の従来例では信頼性を欠く状態も考えら
れる上、後者の例では長期の流体注入が行えない欠点を
有する。
本発明の目的は、圧力容器内への流体注入を、圧力容器
の圧力に関係なく、長期にわたり行うことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成する手段は、第1発明にあつては、圧
力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンクを設け、第1の
弁を介して前記圧力容器内の気層部と前記蓄水タンク内
とを連通し、第2の弁を介して前記蓄水タンク内に液層
部と前記圧力容器内とを連通した原子炉において、前記
圧力容器の外側に水プールを設け、前記水プール内の水
面高さよりも下方に補助タンクを配し、前記補助タンク
内と前記水プール内とを第3の弁を介して連通し、前記
補助タンクの液層部と前記蓄水タンク内とを第4の弁を
介して連通し、前記圧力容器内の気層部と前記補助タン
クとを第5の弁を介して連通したことを特徴とした圧力
容器内への流体注入装置であつて、第2発明にあつて
は、圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンクを設け、
第1の弁を介して前記圧力容器内の気層部と前記蓄水タ
ンク内とを連通し、第2の弁を介して前記蓄水タンク内
に液層部と前記圧力容器内とを連通した原子炉におい
て、前記圧力容器の外側に水プールを設け、前記水プー
ル内と前記蓄水タンク内とを第3の弁を備えた流路で連
通し、前記第3の弁と前記水プールとの間の前記流路に
ジエツトポンプを備え、前記ジエツトポンプへの圧力供
給路として前記圧力容器内と前記ジエツトポンプとを第
6の弁を介して連通する流路を備え、前記蓄水タンク内
気層部は排気弁に連通していることを特徴とした圧力容
器内への流体注入装置であつて、第3発明にあつては、
圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンクを設け、第1
の弁を介して前記圧力容器内の気層部と前記蓄水タンク
内とを連通した原子原子炉において、前記蓄水タンク内
の底部よりも水面位置が高くなる高さに水プールを設
け、前記蓄水タンク内の底部よりも下方に底部が位置す
る充填タンクを設け、前記蓄水タンク内の液層部を第2
の弁を介して充填タンクに連通し、前記充填タンク内の
液層部を第7の弁を介して前記圧力容器内に連通し、前
記圧力容器内の気層部を前記充填タンク内に連通し、前
記蓄水タンク内と前記水プール内とを第3の弁を介して
連通したことを特徴とした圧力容器内への流体注入装置
である。
〔作用〕
第1発明にあつては、第1の弁を通じて蓄水タンク内と
圧力容器内との圧力を均一にして第2の弁を通じて、蓄
水タンク内の水が圧力容器内に重力落水して注入され、
炉心を冠水する。蓄水タンク内の水が不足すれば、第4
と第5の弁を通じて圧力容器内圧力により補助タンク内
の水が蓄水タンク内へ圧送して、補助タンク内に水プー
ル内の水を補給して元の状態とする。これを繰り返して
炉心を冠水状態にして冷却しつづける。
第2発明にあつては、第1発明の作用の内、蓄水タンク
内の注水に関して別作用としたもので、第6の弁を通じ
て圧力容器内の圧力を駆動源としてジエツトポンプが稼
動して水プール内の水を蓄水タンク内へ圧送する作用と
なしたものである。
第3発明にあつては、第7の弁を通じて充填タンク内の
水が圧力容器内に注入される。又、第1と第2の弁を通
じた状態で第3の弁を通じて、水プール内の水が蓄水タ
ンク内に注入される。次に、第1と第2の両弁を通じて
蓄水タンク内の水を充填タンクを通じて圧力容器内に注
入されて炉心が冠水状態とされ、一方、第1と第2の弁
は閉じられた状態で第3の弁を通じて蓄水タンク内へ水
プール内の水を移し入れて元の状態とする。これを繰り
返すことで炉心を冠水状態と成し冷却状態を長期に維持
する。
〔実施例〕
以下、本発明の第1の実施例を第1図により説明する。
蓄水タンク4は、炉心2よりも上方に設けられる。補助
タンク60は、圧力容器1の外部に有る水プール3の液面
よりも下方に設けられる。水プール3は、沸騰水型原子
炉に設けられている圧力抑制プールもしくは使用済燃料
貯蔵プールなどと兼用することが出来る。蓄水タンク4
の上部と圧力容器1の上部は給気弁5(第1の弁)を有
する給気管8で連通され、蓄水タンク4の下部と圧力容
器1は逆止弁(第2の弁)を有する注水管10で連結さ
れ、補助タンク60の下部と蓄水タンク4は逆止弁16(第
4の弁)を有する補助給水管19で連結され、補助タンク
60の上部と圧力容器1の上部は加圧弁14(第5の弁)を
有する加圧管17で連結され、補助タンク60と水プール3
は補助給水排気弁15(第3の弁)を有する補助給水排気
管18で連結される。
本実施例の作動原理を第1図、第2図(a),(b)及
び第3図により説明する。通常運転時は蓄水タンク4は
冷却水で満たされ、給気弁5と排気弁13と加圧弁14及び
補助給水排気弁15は閉じている。圧力容器1内の冷却水
水位が低下すると(第3図中のA点)、制御器31から給
気弁操作器33と補助給水排気弁操作器39に信号が送ら
れ、第2図(a)の如く、給気弁5と補助給水排気弁15
が開く。これにより、蓄水タンク4内の圧力は圧力容器
1内の圧力と等しくなり、蓄水タンク4内の冷却水は、
重力により注水管10を通り圧力容器1内に流入する。同
時に、水頭により補助給水排気弁15及び補助給水排気管
18を通つて水プール3から補助タンク60に冷却水が流入
する(第3図中のの状態)。制御器はタイマーを内臓
しており、補助タンク60及び補助給水排気管18により決
まる給水周期t1が経過すると補助給水排気弁操作器39に
信号が送られ、第2図(b)の如く、補助給水排気弁15
を閉じる。次に、蓄水タンク4及び注水管により決まる
注水周期T1が経過すると制御器31から給水弁操作器33と
排気弁操作器34及び加圧弁操作器38に信号が送られ、第
2図(b)の如く給気弁5を閉じ、排気弁13を開き、加
圧弁14を開く。これにより、圧力容器1内の圧力を利用
して補助タンク60内の冷却水は蓄水タンク4へ押し上げ
られ、蓄水タンク4内の蒸気は排気弁13及び排気管11を
通り水プール3に放出される(第3図中のの状態)。
圧力容器1内の圧力及び補助注水管19により決まる補助
注水周期T2が経過すると、制御器31から排気弁操作器34
と給気弁操作器33と加圧弁操作器38及び補助給水排気弁
操作器39に信号が送られ、加圧弁14を閉じ、排気弁13を
閉じ、給気弁5を開き、補助給水排気弁15を開く(第3
図中のの状態にもどる)。以上の第2図中のから
の行程をくり返し、圧力容器1内に冷却水を注入する。
本実施例の設計例として断面積2m2、高さ5mの蓄水タン
クを炉心上方に設置した場合を考えると、冷却水流量13
6.2kg/s(直径250mmの注水管使用時)〜321.6kg/s(直
径300mmの注水管使用時)であり、原子炉の事故時にお
ける炉心冷却に必要な流量を得ることができる。
本実施例によれば、圧力容器内の圧力に関係無く冷却水
を圧力容器内に早期に注入できる効果と、水プールから
の冷却水の給水による長期に渡る炉心の冷却が可能にな
る効果と、非常用注水ポンプとポンプ駆動用の非常用発
電機が不要であることによる経済性の大幅は向上の効果
と、動力を用いずに炉心を冷却できることによる信頼性
向上の効果と、水プールの設置位置に関係無く圧力容器
内に冷却水を注入できる効果と、蓄水タンクを高い位置
に設置できることによる冷却水流量増加の効果と、高圧
の蒸気を利用して補助タンクから蓄水タンクへ水を給水
することによる給水時間短縮の効果がある。
本発明の第2の実施例を第4図により説明する。第1図
に示した第3の実施例において、補助排気弁41を有する
補助排気管42で補助タンク60の上部と水プール3を連結
し、逆止弁43を有する補助給水管44で補助タンク60と水
プール3を連結し、補助排気弁操作器45を設ける。蓄水
タンク4から圧力容器1への注水及び水プール3から補
助タンク60への給水時には、制御器31から給気弁操作器
33と排気弁操作器34と加圧弁操作器38及び補助排気弁操
作器45へ信号が送られ、給気弁5を開き、排気弁13を閉
じ、加圧弁14を閉じ、補助排気弁41を閉じる。これによ
り、補助タンク60内の蒸気は補助排気弁41及び補助排気
管42を通り水プール3に放出され、同時に補助給水管44
を通つて水プール3から補助タンク60へ冷却水が流入す
る。補助タンク60から水プール3への蒸気の排気と水プ
ール3から補助タンク60から水プール3への蒸気の排気
と水プール3から補助タンク60への給水に補助排気管42
と補助給水管44を専用に使用するすることにより補助タ
ンク60と水プール3との間の排気及び給水をより効果的
に行うことができる。本実施例によれば、水プールから
補助タンクへの給水時間を短縮できる効果がある。
本発明の第3の実施例を第5図により説明医する。蓄水
タンク4は、炉心2よりも上方に設けられる。蓄水タン
ク4の上部と圧力容器1の上部を給気管5(第1の弁)
を有する隆起管8で連結し、蓄水タンク4の下部と圧力
容器1を逆止弁(第2の弁)を有する注水管10で連結
し、蓄水タンク4の上部と水プール3の上部を排気弁13
を有する排気管11で連結し、蓄水タンク4と水プール3
を逆止弁61(第3の弁)とジエツトポンプ51を有する給
水管62で連結し、ジエツトポンプ51で圧力容器1の上部
を、ポンプ駆動弁53(第6の弁)を有するポンプ駆動管
52で連結する。
水プール3から蓄水タンク4への給水時には、給気弁5
を閉じ、排気弁13を開き、ポンプ駆動弁53を開く。これ
により、水タンク3内の冷却水は、給水管62を通り、ジ
エツトポンプ51によつて蓄水タンク4に注入される。本
実施例によれば、水プールの設置位置に関係なく圧力容
器内に冷却水を注入できる効果と、蓄水タンクを高い位
置に設置できることによる冷却水流量増加の効果と、ジ
エツトポンプを利用して高圧の蒸気によつて水タンクか
ら蓄水タンクに水を給水することによる蓄水タンクへの
給水時間短縮の効果がある。
本発明の第4の実施例を第6図により説明する。第1の
実施例において、制御器31のタイマーの代りに、差圧計
27,差圧計A,圧力計28,圧力計B,演算器30,演算器C等の
水位監視装置をそれぞれ蓄水タンク4と補助タンク60に
設け、制御器31に接続する。また、蓄水タンク高水位設
定値HXT、蓄水タンク低水位設定値HXS、補助タンク高水
位設定値HYT、補助タンク低水位設定値HYSの信号を制御
器31に送る。圧力容器1内の冷却水水位の低下を検知す
ると、その信号は制御器31に送られる。そして、差圧計
27と圧力計28及び演算器30によつて検出された蓄水タン
ク4内の水位が高水位設定値HXTにあれば、制御器31か
ら給気弁操作器33に信号が送られ、給気弁5を開く。こ
れにより、蓄水タンク4内の冷却水は注水管10を通り圧
力容器1内に流入する。蓄水タンク4内の水位が低水位
設定値HXSに低下したことを差圧計27と圧力計28及び演
算器30によつて検知すると、制御器31から給気弁操作器
33と加圧弁操作器38に信号が送られ給気弁5を閉じ、加
圧弁14を開く。この時、補助給水排気弁15は閉じた状態
である。これにより、補助タンク60から蓄水タンク4に
冷却水が補給される。補助タンク60内の水位が低水位設
定値HYSに低下したことを差圧計Aと圧力計B及び演算
器Cによって検知すると、制御器31から加圧弁操作器38
と補助給水排気弁操作器39に信号が送られ加圧弁14を閉
じ、補助給水排気弁15を開く。また、制御器31から給気
弁操作器33に信号が送られ、給気弁5を開く。これによ
り、水プール3から補助タンク60に冷却水が補給される
と共に、蓄水タンク4から圧力容器1内に冷却水が流入
する。以上の行程を繰り返す。本実施例によれば、最適
時期に注水と給水の切り換えを行う効果がある。また、
第2の実施例、第3の実施例においても、同様に、差圧
計、圧力計、演算器からなる水位監視装置を設けてもよ
い。
本発明の第5の実施例を第7図及び第8図により説明す
る。第1の実施例において、蓄水タンク4、補助タンク
60と弁を複数個組み合わせてAシステムとBシステムと
の複数設備と成るように設置する。一方のシステムが、
蓄水タンク4から圧力容器1への注水及び水プールから
補助タンク60への給水時にある時は、他方のシステム
は、補助タンク60から蓄水タンク4への補給水時になる
ように制御器31から第8図の様式で給気弁操作器33、加
圧弁操作器38、補給水排気弁操作器39に信号を送る。本
実施例によれば、圧力容器内に連続的に冷却水を注入出
来る効果がある。また、同様に、第2実施例、第3実施
例、第4実施例の以下なる組み合わせも可能である。
本発明の第6実施例を第9図により説明する。蓄水タン
ク4を炉心2よりも上方に設け、蓄水タンク4の下方に
冷却水の充填タンク68を設ける。蓄水タンク4の上部と
圧力容器1の上部を給気弁5(第1の弁)を有する給気
管8で連結し、蓄水タンク4の下部と充填タンク68の下
部とを逆止弁7(第2の弁)を有する充填管69で連結
し、圧力容器1の上部と充填タンク68の下部を均圧管67
で連結する。充填タンク68と圧力容器1は逆止弁74(第
7の弁)を有する注水管10で連結され、注水タンク4と
水プール3は給水排気弁6(第3の弁)を有する給水排
気管9で連結される。蓄水タンク4から出た冷却水は、
逆止弁7を通り、充填タンク68に流入すると同時に注水
管10と、逆止弁74とを通って圧力容器1内に流入する。
本実施例によれば、冷却水を連続的に圧力容器内に注入
できる効果がある。また、第1の実施例、第2の実施
例、第3の実施例においても、同様に充填タンクを設け
てもよい。
このように、いずれの実施例でも、圧力容器内圧力に関
係なく冷却水を圧力容器内へ圧力容器内圧力の低下をま
たずに早期に注入できる上に、水プールからの補給水に
より長期の圧力容器内への注水が可能となる。又、機械
的ポンプを利用しないから極めて信頼性が良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、圧力容器内の圧力に関係なく液体を圧
力容器内に圧力容器内圧力の低下をまたずに早期に注入
できる効果と、液体プールからの液体の補給による長期
にわたる圧力容器内への注液作用が可能となる効果とが
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例による原子炉設備の縦断面図、第
2図(a)と第2図(b)は第1の実施例の作動原理説
明図、第3図は第1の実施例の弁作動説明図、第4図は
第2の実施例による原子炉設備の縦断面図、第5図は第
3の実施例による原子炉設備の縦断面図、第6図は第4
の実施例による原子炉設備の縦断面図、第7図は第5の
実施例による原子炉設備の縦断面図、第8図は第5の実
施例による原子炉設備の弁作動説明図、第9図は第6の
実施例による原子炉設備の縦断面図である。 1……圧力容器、2……炉心、3……水プール、4……
蓄水タンク、5……給気弁、6……給水排気弁、7……
逆止弁、8……給気管、9……給水排気管、10……注水
管、11……排気管、13……排気弁、14……加圧弁、15…
…補助給水排気弁、16……逆止弁、17……加圧管、18…
…補助給水排気管、19……補助注水管、25……差圧計、
26……圧力計、27……差圧計、28……圧力計、29……演
算器、30……演算器、31……制御器、32……給水排気弁
操作器、33……給気弁操作器、34……排気弁操作器、35
……差圧計、36……圧力計、37……演算器、38……加圧
弁操作器、39……補助給水排気弁操作器、41……補助排
気弁、42……補助排気管、43……逆止弁、44……補助給
水管、45……補助排気弁操作器、46……注水弁、47……
注水弁操作器、51……ジエツトポンプ、52……ポンプ駆
動管、53……ポンプ駆動弁、54……ポンプ駆動弁操作
器、60……補助タンク、61……逆止弁、62……給水管、
67……均圧管、68……充填タンク、69……充填管、71…
…流路切換弁、72……流路切換弁操作器、73……給気給
水排気管、74……逆止弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 孝太郎 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−237395(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンク
    を設け、第1の弁を介して前記圧力容器内の気層部と前
    記蓄水タンク内とを連通し、第2の弁を介して前記蓄水
    タンク内に液層部と前記圧力容器内とを連通した原子炉
    において、前記圧力容器の外側に水プールを設け、前記
    水プール内の水面高さよりも下方に補助タンクを配し、
    前記補助タンク内と前記水プールとを第3の弁を介して
    連通し、前記補助タンクの液層部と前記蓄水タンク内と
    を第4の弁を介して連通し、前記圧力容器内の気層部と
    前記補助タンクとを第5の弁を介して連通したことを特
    徴とした圧力容器内への流体注入装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記蓄水
    タンク内気層部は排気弁に連通していることを特徴とし
    た圧力容器内への流体注入装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項におい
    て、前記補助タンク内気層部は排気弁に連通しているこ
    とを特徴とした圧力容器内への流体注入装置。
  4. 【請求項4】圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンク
    を設け、第1の弁を介して前記圧力容器内の気層部と前
    記蓄水タンク内とを連通し、第2の弁を介して前記蓄水
    タンク内の液層部と前記圧力容器内とを連通した原子炉
    において、前記圧力容器の外側に水プールを設け、前記
    水プール内と前記蓄水タンク内とを第3の弁を備えた流
    路で連通し、前記第3の弁と前記水プールとの間の前記
    流路にジエツトポンプを備え、前記ジエツトポンプへの
    圧力供給路として前記圧力容器内と前記ジエツトポンプ
    とを第6の弁を介して連通する流路を備え、前記蓄水タ
    ンク内気層部は排気弁に連通していることを特徴とした
    圧力容器内への流体注入装置。
  5. 【請求項5】圧力容器内の炉心以上の高さに蓄水タンク
    を設け、第1の弁を介して前記圧力容器内の気層部と前
    記蓄水タンク内とを連通した原子炉において、前記蓄水
    タンク内の底部よりも水面位置が高くなる高さに水プー
    ルを設け、前記蓄水タンク内の底部よりも下方に底部が
    位置する充填タンクを設け、前記蓄水タンク内の液層部
    を第2の弁を介して充填タンクに連通し、前記充填タン
    ク内の液層部を第7の弁を介して前記圧力容器内に連通
    し、前記圧力容器内の気層部を前記充填タンク内に連通
    し、前記蓄水タンク内と前記水プール内とを第3の弁を
    介して連通したことを特徴とした圧力容器内への流体注
    入装置。
JP62294093A 1987-11-24 1987-11-24 圧力容器内への流体注入装置 Expired - Fee Related JPH0762716B2 (ja)

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