JPH0762698A - 浄水器用水路切換装置 - Google Patents

浄水器用水路切換装置

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JPH0762698A
JPH0762698A JP23546593A JP23546593A JPH0762698A JP H0762698 A JPH0762698 A JP H0762698A JP 23546593 A JP23546593 A JP 23546593A JP 23546593 A JP23546593 A JP 23546593A JP H0762698 A JPH0762698 A JP H0762698A
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JP
Japan
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water
hook
water channel
raw water
channel switching
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JP23546593A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tamura
豊 田村
Takashi Harada
隆 原田
Yukio Ito
行夫 伊藤
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水器を設置した蛇口から水道水を直接取り
出す場合と、浄水を取りだす場合とを、簡単な操作で、
かつ大きな力を必要とすることなく容易に切り換えるこ
とを可能とする浄水器用水路切換装置を提供すること。 【構成】 筒状本体に備えられた原水入口、原水出口及
び浄水用水供給口(あるいは更にシャワー出口)、そし
て、原水入口に供給された水をいずれかに供給するよう
に水路を切り換えるためにスライドする水路切換用弁体
からなる浄水器用水路切換装置であって、弾性体による
水路切換用弁体の押し戻し機構と、ハート溝とフックと
の係合による水路切換用弁体の移動、係留の制御機構を
利用することによって、上記の水路の切換えを容易にし
た浄水器用水路切換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として家庭の台所の
水道蛇口に取り付けられて使用される浄水器用の水路切
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道水に含まれる有機物や無機物を除去
するために、活性炭、分離膜、イオン交換樹脂等の水処
理材料を充填した浄水器の利用が一般家庭にまで普及さ
れるようになってきている。これらの浄水器、特に一般
家庭用の浄水器は、水道蛇口に取り付けておき、必要に
応じて、水道水をそのまま取り出す水路と、水道水を水
処理材を充填した浄水化装置に通したのち浄水として取
り出す水路、そしてまた場合によってシャワーとして取
り出す水路に切り替える方式のものが一般的である。従
って、一般に浄水器には水路切換装置が備えられてい
る。
【0003】浄水器に備えられている水路切換装置とし
ては、主としてロータリー式切換弁を使用するものと、
直線スライド式切換弁を使用するものとがある。ロータ
リー式切換弁を使用するものは、シール材としてOリン
グや平たい形状のパッキンが用いられており、接触圧が
大きく、シール材の摺動抵抗も大きいので、ロータリー
の回転抵抗が大きくなり、従って操作を容易にするため
に長いハンドルが取り付けられている。また、円筒体
と、その内部に摺動するスライド弁とからなる直線スラ
イド式切換弁を利用する浄水器も知られているが、その
スライドの移動を実現する駆動力を与えるためには、同
じくハンドルの回転力が利用される。すなわち、ハンド
ルの回転力をねじ機構により直線運動に変えることによ
りスライド弁の筒体内の摺動を行なっている。これは、
従来の弁機構および筒体内でのスライド弁の係留機構
(任意に設定された水路を確保するための一時的なスラ
イド弁停止機構)では、スライド弁の移動に必要とする
直線力が大きくなり、通常の押圧力の付与では、スライ
ド弁の移動が容易でないためである。
【0004】上記のように従来の浄水器では、その切換
装置の切換操作に長いハンドルを用いることが多いが、
通常の台所空間でそのような長いハンドルを回転させる
ことは空間利用上で不利であり、またハンドルを短くし
たり、あるい回転ダイヤルを用いた場合には、その回転
に大きな力を必要とするため作業性が劣るとの問題があ
る。また、台所での食事の準備、食器の洗浄などの作業
時には、作業者の両手がふさがっていることが多く、そ
のような状態で回転ハンドルあるいはダイヤルを操作す
るのは容易ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、浄水
器を設置した蛇口から水道水(原水と言うこともある)
を直接取り出す場合と、浄水を取りだす場合とを、簡単
な操作で、かつ大きな力を必要とすることなく容易に切
り換えることを可能とする浄水器用水路切換装置を提供
することにある。また、本発明の目的は、浄水器を設置
した蛇口から水道水(原水と言うこともある)を直接取
り出す場合と、シャワーとして取り出す場合、そして浄
水を取りだす場合とを、それぞれ簡単な操作で、かつ大
きな力を必要とすることなく容易に切り換えることを可
能とする浄水器用水路切換装置を提供することにもあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状本体、該
筒状本体に備えられた原水入口、原水出口および浄水用
水供給口、そして、原水入口に供給された水を原水出口
あるいは浄水用水供給口のいずれかに供給するように、
筒状本体内で、その長さ方向に前進もしくは後退するよ
うにスライドする水路切換用弁体からなる浄水器用水路
切換装置であって、筒状本体の一方の端部と水路切換用
弁体の先端との間に、水路切換用弁体の前進に抗するよ
うに弾性体が配置されており、筒状本体と水路切換用弁
体の後端部のそれぞれには接続部材が設けられていて、
それぞれの接続部材は互いに、いずれか一方の接続部材
に後端部が軸支されたフックと、他方の接続部材の表面
に設けられた、フック先端部を一方向にのみ案内移動さ
せ、かつ途中の二以上の位置で係留させることのできる
循環溝からなるハート溝との係合により接続されてい
て、それぞれの係留位置にて、原水入口に供給された水
を原水出口あるいは浄水用水供給口のいずれかに供給す
る水路を形成するように構成されていることを特徴とす
る浄水器用水路切換装置(第一発明)にある。
【0007】また、本発明は、類似の態様として筒状本
体、該筒状本体に備えられた原水入口、原水出口、シャ
ワー出口及び浄水用水供給口、そして原水入口に供給さ
れた水を原水出口、シャワー出口或は浄水用水供給口の
いずれかに供給するように、筒状本体内で、その長さ方
向に前進もしくは後退するようにスライドする水路切換
用弁体からなる浄水器用水路切換装置であって、筒状本
体の一方の端部と水路切換用弁体の先端との間に、水路
切換用弁体の前進に抗するように弾性体が配置されてお
り、筒状本体と水路切換用弁体の後端部のそれぞれには
接続部材が設けられていて、それぞれの接続部材は互い
に、いずれか一方の接続部材に後端部が軸支されたフッ
クと、他方の接続部材の表面に設けられた、フック先端
部を一方向にのみ案内移動させ、かつ途中の三以上の位
置で係留させることのできる循環溝からなるダブルハー
ト溝との係合により接続されていて、それぞれの係留位
置にて、原水入口に供給された水を原水出口、シャワー
出口或は浄水用水供給口のいずれかに供給する水路を形
成するように構成されていることを特徴とする浄水器用
水路切換装置(第二発明)にもある。
【0008】次に添付図面を参照しながら、本発明を詳
しく説明する。本発明の内の第一発明に従う浄水器用水
路切換装置の代表的な態様を図1と図2に示す。図1
は、原水入口と原水出口との間で水路が形成され、水道
水がそのまま排出される状態(モード)を示し、図2
は、同じ水路切換装置であって、原水入口と浄水用水供
給口との間で水路が形成されて、水道水が浄水器に供給
されたのち、浄水として排出される状態(モード)を示
している。
【0009】まず図1において、浄水器用水路切換装置
は、筒状本体11、該筒状本体11に備えられた原水入
口12、原水出口13および浄水用水供給口14、そし
て、原水入口12に供給された水を原水出口13あるい
は浄水用水供給口14のいずれかに供給するように、筒
状本体11内で、その長さ方向に前進もしくは後退する
ようにスライドする水路切換用弁体15から構成されて
いる。そして、この浄水器用水路切換装置では、筒状本
体11の一方の端部(左側端部)16と水路切換用弁体
15の先端17との間に、水路切換用弁体15の前進に
抗するようにコイルスプリングなどの弾性体18が配置
されている。水路切換用弁体15の後端部(右側端部)
には押圧部材(プッシュボタン)19が備えられてい
る。筒状本体11と押圧部材19それぞれには、接続部
材20、21が設けられている。筒状本体11の接続部
材20には、後端部が、軸を中心とした揺動が可能なよ
うに軸支されたフック22が備えられている。押圧部材
19の接続部材21の表面には、フック22の先端部を
一方向(図1では時計方向と逆回りの方向)にのみ案内
移動させ、かつ途中の二以上の位置で係留させることの
できる循環溝からなるハート溝23が設けられている。
フック22とハート溝23とは、フック22の先端部が
ハート溝23に入り込む形で係合している。フック22
の先端の各係留位置は、水路切換用弁体15が、原水を
直接排出する水路を形成する位置と、原水を浄水器側に
供給する水路を形成する位置とに対応している。図1と
図2の浄水器用水路切換装置に設けられた水路切換用弁
体15は、筒状本体11の内径よりも小さい外径を持つ
弁棒24の周囲に複数個のフランジ25が備えられた構
成にある。フランジ25の直径は、筒状本体11の内径
とほぼ同じ寸法にされており、フランジを越えて水が流
通するのを阻止するようにされている。また、このフラ
ンジを越える水の流通を更に確実に阻止するように、各
々のフランジ25にはUパッキンのようなシーリング材
26が付設されている。
【0010】図1においては、フック22の先端部はハ
ート溝23の窪み部(通常のハートの形の上方の中央の
凹部に該当)の中央のAの位置にて係留されており、こ
の位置では、原水入口12から導入される原水がそのま
ま原水出口13より排出されるように水路が形成されて
いる。すなわち、この位置では、原水入口12と原水出
口13とが、筒状本体11の内側壁と水路切換用弁体の
弁棒24の表面とにより形成される空間(隙間)27を
介して連続するようになり、そこに水路が形成される。
一方、図2においては、フック22の先端部はハート溝
23の凸部(通常のハートの形の下端の突状部に該当)
のCの位置で係留されており、この位置では、原水入口
12から導入される原水は、浄水用水供給口14側に排
出されるように水路が形成されている。すなわち、この
位置では、原水入口12と浄水器用水供給口14とが、
筒状本体11の内側壁と水路切換用弁体の弁棒24の表
面とにより形成される別の空間(隙間)28を介して連
続するようになり、そこに水路が形成される。
【0011】次に、水路切換用弁体15の移動と、ハー
ト溝23内でのフック22の先端部の移動との相互関係
について説明する。図3は、図1、2のハート溝23を
拡大して図示したものである。図3のハート溝における
A、B、C、Dの位置は、それぞれフック22の先端部
の係留(一時的な係留)位置を示し、ハート溝23はそ
れぞれの位置にて図4に示すような段差を持っている。
図4は、ハート溝23に沿って時計方向と逆方向に進ん
だ場合のA、B、C、Dの各位置での段差の構成を模式
的に示している。なお、フック22の先端部とハート溝
23とは、図5に図示されているようにフック22の上
に備えられた板バネ29(板バネの上部は、接続部材2
1を収容しているケーシングの壁(図示なし)に接触し
ている)により、常に係合状態にあるように下側に押え
付けられている。
【0012】図1では、前述のようにフック22の先端
部は、ハート溝22のAの位置にある。ここで、水路切
換用弁体15の押圧部材(プッシュボタン)19を指で
少し押し込むと、フックの先端部は、図4に示されたよ
うな段差方向に従って誘導されて、時計方向と逆方向に
移動し、Bの位置に移動する。そこで、押圧部材19か
ら指を離してへの押し圧力を解除すると、フックの先端
部は、コイルスプリング18の作用と、図4に示された
段差方向とにより左側に移動し、Cの位置で停止して、
係留される。すなわち、このCの位置でフック22の先
端部が係留した状態が図2の状態であり、この位置で水
は浄水用水供給口14に送り込まれる。次いで、水路切
換用弁体15の押圧部材(プッシュボタン)19を指で
押し込むと、フックの先端部は、同様にして図4に示さ
れたような段差方向によって誘導されて時計方向と逆方
向に移動し、Dの位置に到達する。そこで押圧部材19
から指を離して押し圧力を解除すると、フックの先端部
は、コイルスプリング18の作用と、図4に示された段
差方向とによって左側に移動し、Aの位置に戻り、そこ
で係留される。
【0013】なお、原水を浄水用水供給口に排出するモ
ード(図2)から、原水をそのまま原水出口に排出する
モード(図1)への切り換え操作により、弁体15はコ
イルスプリング18の反発作用(押し戻し作用)によっ
て移動する。この際、水圧の増加等の原因によりコイル
スプリングの押し戻し力が不足し、弁体15が移動中に
途中で停止しやすくなる場合がある。この場合、水路は
切り換わるものの、フック22の先端がハート溝のCの
位置に到達しないため、Dの位置に移動するための段差
に落ち込まない。その結果、押圧部材19を押してもフ
ック22の先端は、Dの位置へ向かう溝に行かずBの位
置に逆戻りし、次の排水モードへ移動しなくなり、浄水
器使用モードへの切換が不可能となる。図6は、そのよ
うな問題点を改良したハート溝構造を示す。すなわち、
Bの位置からの続く溝がCの位置に到達する手前の位置
で、Cの位置からDの位置に移動する溝と合流し、フッ
ク22の先端がこの後者の溝に落ち込むように設計され
ている。その結果、弁体15の移動が充分でなくとも、
次の押圧操作によってフック22の先端はCの位置に移
動し、水路の切り換えが可能となる。従って、本発明の
浄水器用水路切換装置の実用に際して、このような構成
をとることが望ましい。
【0014】すなわち、以上に述べたように、本発明の
浄水器用水路切換装置では、ハート溝とフックとを利用
して水路切換用弁体の移動を制御することにより、簡単
な押圧操作によって、水道水を任意に、直接排水と浄水
器を経由する排水との二つの排水モードに容易に切り換
えることを可能にする。
【0015】次に、図7〜10を参照しながら、第二発
明を説明する。第二発明は、水道水を、そのままの排
水、シャワーとしての排水、そして浄水処理後の排水か
らなる三種の排水モードにて排水できるように水路を切
り換えることのできるようにした浄水器用水路切換装置
を提供するものであり、前述の第一発明と同様に、ハー
ト溝(ただし、第二発明ではハート溝が二個組み合され
たダブルハート溝を利用する)とフックとを利用して水
路切換用弁体の移動を制御することにより、簡単な押圧
操作によって、水道水を任意に、それらの三つの排水モ
ードに切り換えることを可能にしている。図7は、第二
発明で利用されるダブルハート溝の構成を示しており、
イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘの位置で、それぞれ図4に示し
た形態と方向性と同様な段差が設けられている。
【0016】第二発明の浄水器用水路切換装置は、筒状
本体111、該筒状本体111に備えられた原水入口1
12、原水出口113、シャワー出口129および浄水
用水供給口114、そして、原水入口112に供給され
た水を原水出口113、シャワー出口129あるいは浄
水用水供給口114のいずれかに供給するように、筒状
本体111内で、その長さ方向に前進もしくは後退する
ようにスライドする水路切換用弁体115から構成され
ている。そして、この浄水器用水路切換装置では、筒状
本体111の一方の端部(左側端部)116と水路切換
用弁体115の先端117との間に、水路切換用弁体1
15の前進に抗するようにコイルスプリングなどの弾性
体118が配置されている。水路切換用弁体115の後
端部(右側端部)には、押圧部材(プッシュボタン)1
19が備えられている。筒状本体111と押圧部材11
9それぞれには、接続部材120、121が設けられて
いる。筒状本体111の接続部材120には、後端部
が、軸を中心とした揺動が可能なように軸支されたフッ
ク122が備えられている。押圧部材119の接続部材
121の表面には、フック122の先端部を一方向(図
7、8では時計方向と逆回りの方向)にのみ案内移動さ
せ、かつ途中の三以上の位置で係留させることのできる
循環溝からなるダブルハート溝123が設けられてい
る。フック122とハート溝123とは、フック122
の先端部がハート溝123に入り込む形で係合してい
る。フック122の各係留位置は、水路切換用弁体11
5が、原水を直接排出する水路形成位置、原水をシャワ
ーとして排出する位置、そして原水を浄水器側に供給す
る水路形成位置にそれぞれ対応している。
【0017】図8〜図10の浄水器用水路切換装置に設
けられた水路切換用弁体115は、連結棒130と筒状
本体111の内径よりも小さい外径を持ち、かつ内部に
中空部を有する軸体(ただし、中空部と外部との間で水
の流通を可能にする二個の開口131、132を有して
いる)124とからなり、軸体124の周囲には複数個
のフランジ125が備えられている。フランジ125の
直径は、筒状本体111の内径とほぼ同じ寸法にされて
おり、フランジを越えて水が流通するのを阻止するよう
にされている。また、このフランジを越える水の流通を
更に確実に阻止するように、それぞれのフランジ125
にはUパッキンのようなシーリング材126が付設され
ている。
【0018】図8においては、フック122の先端部は
ダブルハート溝123の下端の凸状部(図7のイの位
置)にて係留されており、この位置では、原水入口11
2から導入される原水が浄水用水供給口113より排出
されるように、水路切換用弁体115の先端の前に水路
が形成されている。図8の位置にある浄水器用水路切換
装置の押圧部材(プッシュボタン)119を指で押し込
むと、フック122の先端部はダブルハート溝に沿って
時計方向と逆方向に移動し、図4のロの位置に移動す
る。そして、このロの位置でで指を押圧部材119から
離すと、コイルスプリング118の作用により、フック
122の先端部は図4のハの位置に移動する。フック1
22の先端部がハの位置に在るモードが図9のシャワー
位置に対応する。この位置では、原水入口112より導
入された原水は軸体124の開口131より、その内部
の中空部に入り、そののち、開口132より出て、シャ
ワー出口129より外部に排出される。
【0019】図9の位置にある浄水器用水路切換装置の
押圧部材(プッシュボタン)119を更に指で押し込む
と、フック122の先端部はダブルハート溝に沿って同
じく時計方向と逆方向に移動し、図4のニの位置に移動
する。そして、このニの位置で指を押圧部材119から
離すと、コイルスプリング118の作用により、フック
122の先端部は図4のホの位置に移動する。フック1
22の先端部がホの位置に在るモードが図10の原水直
接排出位置に対応する。この位置では、原水入口112
より導入された原水は、軸体124の開口131より、
その内部の中空部に入り、そののち、開口132より出
て、原水出口113より外部に排出される。次に、図1
0の位置にある浄水器用水路切換装置の押圧部材119
を指で押し込むと、フック122の先端部はダブルハー
ト溝に沿って同じく時計方向と逆方向に移動し、図4の
への位置に移動する。そして、このヘの位置で指を押圧
部材119から離すと、コイルスプリング118の作用
により、フック122の先端部は図4のイの位置に戻
る。フック122の先端部がイの位置に在るモードが、
前述の図8の浄水モードに対応する。
【0020】以上に述べたように、第二発明の浄水器用
水路切換装置でも、ダブルハート溝とフックとを利用し
て水路切換用弁体の移動を制御することにより、簡単な
押圧操作によって、水道水を任意に、直接排水、シャワ
ー排水、そして浄水器を経由する排水の三つの排水モー
ドに容易に切り換えることを可能にしている。
【0021】なお、本発明の浄水器用水路切換装置は、
合成樹脂を中心とした材料で構成するのが好ましいが、
特に構成材料に限定があるものではない。また、プッシ
ュボタンの押圧は、指で直接行なってもよいが、あるい
はレバーなどを介することにより、上方または前方から
押す方式としてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明の浄水器用水路切換装置では、ハ
ート溝あるいはダブルハート溝とフックとの組合せを利
用して水路切換用弁体の移動を制御することにより、簡
単な押圧操作によって、水道水を任意に、直接排水と浄
水器を経由する排水との二つの排水モード、あるいは直
接排水、シャワー排水、そして浄水器を経由する排水の
三つの排水モードに容易に切り換えることを可能にして
いる。従って、本発明の浄水器用水路切換装置では台所
の空間を無駄に占有することなく、また台所作業中で両
手がふさがっている場合などでも、簡単に排水モートの
切換を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う浄水器用水路切換装置が、水道水
をそのまま排出させる配置に置かれている状態を示す図
である。
【図2】図1の浄水器用水路切換装置が、水道水を浄水
器(図示なし)に供給し、浄水処理を施したのち、水を
排出させる配置に置かれている状態を示す図である。
【図3】図1の浄水器用水路切換装置で用いるハート溝
の拡大図を示す。
【図4】図1の浄水器用水路切換装置で用いるハート溝
の溝の形態と方向性を示す模式である。
【図5】図1の浄水器用水路切換装置で用いるハート溝
とフックとの係合状態を示す図である。
【図6】図3のハート溝が更に改良された形状にある図
を示す。
【図7】第二発明の浄水器用水路切換装置で用いるダブ
ルハート溝を示す図である。
【図8】第二発明の浄水器用水路切換装置が、水道水を
浄水器(図示なし)に供給し、浄水処理を施した後、水
を排出させる配置に置かれている状態を示す図である。
【図9】図8の浄水器用水路切換装置が、水道水をその
ままシャワーとして排出させる配置に置かれている状態
を示す図である。
【図10】図8の浄水器用水路切換装置が、水道水をそ
のまま排出させる配置に置かれている状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 筒状本体 12 原水入口 13 原水出口 14 浄水用水供給口 15 水路切換用弁体 16 筒状本体の左側端部 17 水路切換用弁体の先端 18 弾性体(コイルスプリング) 19 押圧部材 20 接続部材 21 接続部材 22 フック 23 ハート溝 24 弁棒 25 フランジ 26 シーリング材 27 空間 28 空間 111 筒状本体 112 原水入口 113 原水出口 114 浄水用水供給口 115 水路切換用弁体 116 筒状本体の左側端部 117 水路切換用弁体の先端 118 弾性体(コイルスプリング) 119 押圧部材 120 接続部材 121 接続部材 122 フック 123 ダブルハート溝 124 軸体 125 フランジ 126 シーリング材 129 シャワー出口 130 連結棒 131 開口 132 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状本体、該筒状本体に備えられた原水
    入口、原水出口および浄水用水供給口、そして、原水入
    口に供給された水を原水出口あるいは浄水用水供給口の
    いずれかに供給するように、筒状本体内で、その長さ方
    向に前進もしくは後退するようにスライドする水路切換
    用弁体からなる浄水器用水路切換装置であって、筒状本
    体の一方の端部と水路切換用弁体の先端との間に、水路
    切換用弁体の前進に抗するように弾性体が配置されてお
    り、筒状本体と水路切換用弁体の後端部のそれぞれには
    接続部材が設けられていて、それぞれの接続部材は互い
    に、いずれか一方の接続部材に後端部が軸支されたフッ
    クと、他方の接続部材の表面に設けられた、フック先端
    部を一方向にのみ案内移動させ、かつ途中の二以上の位
    置で係留させることのできる循環溝からなるハート溝と
    の係合により接続されていて、それぞれの係留位置に
    て、原水入口に供給された水を原水出口あるいは浄水用
    水供給口のいずれかに供給する水路を形成するように構
    成されていることを特徴とする浄水器用水路切換装置。
  2. 【請求項2】 筒状本体、該筒状本体に備えられた原水
    入口、原水出口、シャワー出口及び浄水用水供給口、そ
    して原水入口に供給された水を原水出口、シャワー出口
    或は浄水用水供給口のいずれかに供給するように、筒状
    本体内でその長さ方向に前進または後退するようにスラ
    イドする水路切換用弁体からなる浄水器用水路切換装置
    であって、筒状本体の一方の端部と水路切換用弁体の先
    端との間に、水路切換用弁体の前進に抗するように弾性
    体が配置されており、筒状本体と水路切換用弁体の後端
    部のそれぞれには接続部材が設けられていて、それぞれ
    の接続部材は互いに、いずれか一方の接続部材に後端部
    が軸支されたフックと、他方の接続部材の表面に設けら
    れた、フック先端部を一方向にのみ案内移動させ、かつ
    途中の三以上の位置で係留させることのできる循環溝か
    らなるダブルハート溝との係合により接続されていて、
    それぞれの係留位置にて、原水入口に供給された水を原
    水出口、シャワー出口或は浄水用水供給口のいずれかに
    供給する水路を形成するように構成されていることを特
    徴とする浄水器用水路切換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009012639A1 (fr) * 2007-07-26 2009-01-29 Ningbo Bosheng Plumbing Co., Ltd Dispositif de dérivation

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WO2009012639A1 (fr) * 2007-07-26 2009-01-29 Ningbo Bosheng Plumbing Co., Ltd Dispositif de dérivation
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