JPH076260Y2 - デッキプレート - Google Patents

デッキプレート

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Publication number
JPH076260Y2
JPH076260Y2 JP1759088U JP1759088U JPH076260Y2 JP H076260 Y2 JPH076260 Y2 JP H076260Y2 JP 1759088 U JP1759088 U JP 1759088U JP 1759088 U JP1759088 U JP 1759088U JP H076260 Y2 JPH076260 Y2 JP H076260Y2
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JP
Japan
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deck plate
triangular
joining
vertical portion
tubular portion
Prior art date
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JP1759088U
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JPH01122111U (ja
Inventor
勝男 植木
Original Assignee
植木鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はデッキプレートに係り、特に鉄筋コンクリート
床版の建設に使用されるフラット型デッキプレートの改
良に関するものである。
<従来の技術> 近年、鉄筋コンクリート床版を構築する方法として、型
枠内にコンクリートを打設し、この後、型枠を撤去する
従来法に代わり、型枠を撤去することなく、コンクリー
トに一体的に埋設する所謂捨型枠法が普及して来た。そ
の中でも、フラット型デッキプレートは、凹凸波形状の
デッキプレートと異なり、デッキ面が梁面と水平に取り
付けられるので、「かぶり厚」を確保出来、梁面より立
設のスタットボルトの高さを低く出来、各階高をも低く
することが出来る特徴を有している。
また、スラブ下面に突き出た補強部をスラブ配管の取付
基盤とすることも出来る効果も有している。
この種のデッキプレートとしては、例えば、特公昭42−
18559号公報,同61−56739号公報,特開昭58−24064号
公報,同60−68119号公報,同60−199147号公報,同60
−233253号公報等に示す如く種々の構造のものが開発さ
れている。
これ等の従来のフラット型デッキプレートの基本的構造
を要約すると、第7図に示す三角筒部2よりなる補強リ
ブを有するデッキプレート1と、第8図に示す接合垂直
部4と三角筒部2とを連続させた補強リブを有する垂直
部付補強リブ型デッキプレート1aとの、2つのタイプに
要約することが出来る。第8図に示す如きデッキプレー
ト1aの端縁の三角筒部2よりなる補強リブを偏平状につ
ぶして閉鎖した、第9図に示すようなデッキプレート1b
も公知であった。
<考案が解決しようとする課題> 然るに、前者の第7図の場合は、デッキプレート1の三
角筒部2よりなる補強リブの頂点部3が開放されてフリ
ーになっているので、全体が不安定であり、作業時にペ
ラペラして揺れたり、変形したり、この頂点部3が開い
たままになってよじれが生じたりする問題があり、かつ
頂点部3が運搬等で擦れて錆が発生する原因ともなって
いた。
また、後者の第8図の場合は、前述の問題は解決出来る
が、しかし、この場合には、三角筒部2よりなる補強リ
ブの下底部等が自在に変形するので、応力がこの溶接さ
れた接合垂直部4に集中し、溶接された部分で破断する
恐れがあった。かつ、この後者の場合には、一端縁に設
けた折曲係止縁5を挿入するための隙間が接合垂直部4
に存在しないので、並列したデッキプレートを相互に連
結することが困難であった。
更に、前者及び後者に共通する問題点としては、三角筒
部2の補強リブの底面が単に一定の角度で折り曲げられ
たに過ぎず、従って、折り重なり部又は固定部が存在し
ないので、安定性が無く、外力によって簡単に変形する
問題があった。更に、折曲係止縁5を用いて並列したデ
ッキプレートを相互に連結した場合には、この連結部が
その他のプレートの上表面より高く突出してしまう等の
問題があった。
本考案に係るデッキプレートは、従来のこれ等の問題点
に鑑み開発された全く新規な技術に関するものである。
<課題を解決するための手段> 本考案に係るデッキプレートは、前述の従来の問題点を
根本的に改善した技術であって、その考案の要旨は、接
合垂直部の下部に三角筒部を連続させて形成した補強リ
ブを水平板の下方に複数個突設して構成したデッキプレ
ートに於いて、前記接合垂直部と三角筒部との高さはほ
ぼ等しい高さを有しており、該接合垂直部は切込折曲片
によってかしめられており、該三角筒部の三角底部両隅
縁には偏平重合鍔部が夫々形成されており、デッキプレ
ートの片側縁には係止縁が設けられており、該デッキプ
レートの他側縁に隣接する補強リブの接合垂直部の上部
には前記係止縁が嵌入係止される嵌入受溝が設けられて
おり、かつこの嵌入受溝に連続する他側縁がデッキプレ
ートの厚みにほぼ等しい高さだけ他の部分より低く形成
されているものである。
<作用> 本考案に於いては、前述の如く、補強リブの三角筒部7
の三角底部両隅縁に偏平重合鍔部8を設けたので、三角
筒部7の底部が応力に対応して変形することを防止し、
補強リブ全体を強固にすることが出来る。従って、これ
によって、応力に対するデッキプレート6の全体の撓み
を著しく少なくさせて、デッキプレート6が破断される
ことを防止することが出来る。
補強リブを接合垂直部10と三角筒部7とで形成し、接合
垂直部10の高さを三角筒部7の高さとほぼ等しくなるよ
うに高くし、かつこの接合垂直部10を切込折曲片17,18
によってかしめたので、この部分を一体化させて極めて
強固にすることが出来る。従って、接合垂直部10と及び
これに連続する三角筒部7の撓みをより小さくすること
が出来る。
デッキプレート6の片側縁に係止縁12を設け、かつ、そ
の他側縁に隣接する接合垂直部10の上部に嵌入受溝13を
設けたので、前記係止縁12を嵌入受溝13に嵌入係止する
ことによって、並列したデッキプレート6を相互に連結
することが出来る。
更に、嵌入受溝13に連続する他側縁の高さをデッキプレ
ート6の厚みだけ低く形成したので、デッキプレート6
の連結部分の表面の高さを他の部分の高さと同一にする
ことが出来る。
<実施例> 図により本考案に係るデッキプレートの一実施例を具体
的に説明すると、第1図乃至第3図に於いて、6は本考
案に係るデッキプレートであって、説明上裏返しの状態
となっている。本考案に於いては水平板9を所定間隔で
隆起させて、数列の補強リブが設けられている。
この補強リブは、2枚のパネルが背中合わせに接合され
た状態の接合垂直部10とこれに連続する三角筒部7とよ
り形成されている。接合垂直部10の高さcは、三角筒部
7の高さbとほぼ等しい幅を持って形成されている。
また、接合垂直部10は、その上辺部と底辺部とに交互に
設けられた切込折曲片17,18を、裏面まで通して折り曲
げることによって一体的にかしめられている。
前記三角筒部7の三角底部両隅縁は、完全に押しつぶさ
れて、偏平重合鍔部8を形成している。また、三角筒部
7の底部には水抜きスリット11が穿設されている。
更に、デッキプレート6の片側縁には係止縁12が起立さ
れ、これに対応する他側縁に隣接する接合垂直部10上部
には該係止縁12を嵌入することが出来る嵌入受溝13が設
けられている。かつ、嵌入受溝13から続く他側縁は、他
の水平板9の部分よりデッキプレート6の厚みにほぼ等
しい高さだけ低く形成されている。
また、前記補強リブ間にある3列の水平板9には、多数
の補強用の凹凸溝14が夫々所定の間隔を保って配列され
ている。この多数の凹凸溝14の配列に当たっては、上下
に配設された凹凸溝14の間隔をaとすると、各列の凹凸
溝14は互いに隣接した列の凹凸溝14と夫々相互に3分の
1ずつずれるように配列されている。
本考案に係るデッキプレート6は、特に第1図及び第3
図に明らかな如く、その端部15にある前記三角筒部7及
び接合垂直部10が、夫々押しつぶされて完全に閉鎖され
ている。
この端部15の閉鎖状態を形成するに当たっては、第5図
及び第6図に示す如く、デッキプレート6の成形装置A
の水平部加工上型23を、下型26に向かって下降すると同
時に、補強リブ加工用の上型24を下降させてプレスする
ことによって、端部15を、図に示す如く押しつぶして閉
鎖することが出来る。このように閉鎖した場合には、端
部15に割れたり、飛び出したりした不揃い部21が形成さ
れるので、この部分は特に第5図に示す如く、最終的に
カッター25を下降せしめることによって切除し、第6図
に示す如く、デッキプレート6の端部をきちんと揃える
ことが出来る。
本考案に係るデッキプレート6は、第4図に示す如く、
その端部15を梁22に規則正しく敷設し、その上にコンク
リートを打設して床として使用することが出来る。
本考案に係るデッキプレート6は、その端部15を押しつ
ぶして閉鎖した際は、第3図に示す如く、3列の補強リ
ブの中で両側端は、三角筒部7と接合垂直部10とが、夫
々押しつぶされる前の状態を保ったまま閉鎖される特徴
を有している。処が、中央列の補強リブは、閉鎖する際
に接合垂直部10の間にピンが打ち込まれ、切込折曲片1
7,18によるかしめ部を外して解放した状態で閉塞される
ので、特に接合垂直部10が左右に開いた状態で押しつぶ
されている。
従って、前述の従来の第8図及び第9図に示す三角筒部
2と接合垂直部4とよりなる補強リブを完全に変形して
しまった場合のデッキプレート1bの閉塞端部とは、明ら
かに構成を異にしている。
<考案の効果> 本考案に係るデッキプレートは上述の如く、数列の補強
リブを設けると共に、その補強リブの三角筒部の底部両
隅縁に偏平重合鍔部を設けたので、この底部両隅縁を固
定して強固に安定させることが出来る。これによって補
強リブ及びその周りが外圧によって簡単に変形すること
を防止出来る。かつ、補強リブの接合垂直部に応力がか
かっても、接合垂直部は夫々交互に切込折曲片によりか
しめられているので、この部分が破断したり、地震等に
より横振れをしたり、撓んだりすることがなく、極めて
安定している。
また、この接合垂直部は三角筒部と同じ高さを有してお
り、従って、極めて大きい幅を有し、かつ切込折曲片で
かしめられているので、この部分は溶接する必要がな
く、強固に構成することが出来る。
更に、このかしめられた部分が破断したり、或いはデッ
キプレート全体が作業時或いはその上を歩行した際にぺ
こぺこ変形したりすることもない。かつ、他側縁に嵌入
受溝を設けたので、並列された他のデッキプレートの係
止縁をこの部分に嵌入係止することによって、デッキプ
レートを相互に簡単に連結することが出来る。
この嵌入受溝に連続する他側縁は他の平板部分よりその
肉厚分低く形成されているので、デッキプレートを相互
に連結した際に、連結部には段差がなく、全体を平滑に
構成出来る。従って、作業者がその上を歩いても安全で
あると共に、コンクリートも平らに同一の厚さに打設す
ることが出来る。
特に本考案に係るデッキプレートは、補強リブが接合垂
直部と三角筒部とで形成され、かつ接合垂直部が柱状と
なり、三角筒部の両底隅縁には偏平重合鍔部が設けられ
て強固であることから、撓みの少ない耐久性の高い安定
した床を構成することが出来る等の効果を有し、かつ、
階高を低く出来る点で建物のコストを下げることが出
来、経済的にも優れたものを提供することが出来る等の
特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデッキプレートを裏面から見た斜
視図、第2図は本考案の基本構造を示す説明図、第3図
乃至第6図はその要部を示すための説明図、第7図乃至
第9図は夫々従来例を示す説明図である。 1,6はデッキプレート、2,7は三角筒部、4,10は接合垂直
部、8は偏平重合鍔部、9は水平板、11は水抜きスリッ
ト、12は係止縁、13は嵌入受溝、14は凹凸溝、15,15′
は閉塞された端部、17,18は切込折曲片、21は不揃い
部、22は梁、23,24は上型、25はカッター、26は下型、2
7はコンクリートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合垂直部10の下部に三角筒部7を連続さ
    せて形成した補強リブを水平板9の下方に複数個突設し
    て構成したデッキプレート6に於いて、前記接合垂直部
    10と三角筒部7との高さはほぼ等しい高さを有してお
    り、該接合垂直部10は切込折曲片17,18によってかしめ
    られており、該三角筒部7の三角底部両隅縁には偏平重
    合鍔部8が夫々形成されており、デッキプレート6の片
    側縁には係止縁12が設けられており、該デッキプレート
    6の他側縁に隣接する補強リブの接合垂直部10の上部に
    は前記係止縁12が嵌入係止される嵌入受溝13が設けられ
    ており、かつこの嵌入受溝13に連続する他側縁がデッキ
    プレート6の厚みにほぼ等しい高さだけ他の部分より低
    く形成されていることを特徴としたデッキプレート。
JP1759088U 1988-02-15 1988-02-15 デッキプレート Expired - Lifetime JPH076260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1759088U JPH076260Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 デッキプレート

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JP1759088U JPH076260Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 デッキプレート

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JPH01122111U JPH01122111U (ja) 1989-08-18
JPH076260Y2 true JPH076260Y2 (ja) 1995-02-15

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JP1759088U Expired - Lifetime JPH076260Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 デッキプレート

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WO2018207337A1 (ja) * 2017-05-12 2018-11-15 Jfeスチール株式会社 デッキプレート
JP7227900B2 (ja) * 2017-05-12 2023-02-22 Jfeスチール株式会社 デッキプレート
JP7341265B2 (ja) * 2017-05-12 2023-09-08 Jfeスチール株式会社 デッキプレート

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JPH01122111U (ja) 1989-08-18

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