JPH076250Y2 - 廊下の床構造 - Google Patents

廊下の床構造

Info

Publication number
JPH076250Y2
JPH076250Y2 JP1989079022U JP7902289U JPH076250Y2 JP H076250 Y2 JPH076250 Y2 JP H076250Y2 JP 1989079022 U JP1989079022 U JP 1989079022U JP 7902289 U JP7902289 U JP 7902289U JP H076250 Y2 JPH076250 Y2 JP H076250Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corridor
floor
arm
arms
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989079022U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0318301U (ja
Inventor
健 森田
賢 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP1989079022U priority Critical patent/JPH076250Y2/ja
Publication of JPH0318301U publication Critical patent/JPH0318301U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076250Y2 publication Critical patent/JPH076250Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の外部に露出している廊下の床構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来の廊下の床構造としては、第6図に示すように、一
定の間隔を置いて梁4に架設された廊下腕木5の上面に
床板6を並設した構造を有するものがある。この従来の
廊下の床構造の場合、床板6の両端部分が廊下腕木5に
掛かった状態で敷き詰められており、この廊下腕木5と
床板6とを連結金具で固定して床板6のズレや脱落を防
止している。このため、水平に架設されている廊下腕木
5の場合、廊下2の床3は水平となっているが、排水の
ため廊下2に傾斜を設けたい場合には、廊下腕木5を傾
けて架設したり、床板6に傾斜を設ける等の手段が用い
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の廊下の床構造は、排水のため
廊下2に傾斜を設けるには、廊下腕木5を傾けて架設し
たり、床板6に傾斜を設けなければならないため、構造
的に不安定になるという問題点がある。また、廊下腕木
を傾けて架設するのは施工上困難であるという問題点が
ある。更にまた、廊下腕木5及び床板6の加工に高額な
費用を必要とするという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その具
体的手段とするところは、梁の長手方向に対して廊下腕
木を直角に一定間隔を置いて梁に架設し、該廊下腕木の
上面上に、梁側の一端側から他端側へと厚みが薄くなる
ように上面を略1%の勾配で傾斜させている傾斜部材を
梁と平行方向に載置し、且つ、複数の廊下腕木に渡って
前記傾斜部材上に床板を載置させ、更に、該床板の裏面
と廊下腕木とを連結金具で連結固定した廊下の床構造を
構成した。
〔作用〕
上記手段によると、一定の間隔をおいて梁に架設された
廊下腕木の上面に傾斜部材を装着する。このとき、傾斜
部材の一端側が廊下腕木の梁側に位置し、他端側が梁と
反対の側に位置するように装着する。そして、傾斜部材
の上に床板を敷き詰めて、廊下腕木と床板とを連結金具
で連結固定する。このようにして形成された廊下の床
は、梁に近い側が高く、梁に遠い側が低くなった状態に
傾斜が設けられる。その為、雨水や散水等の水滴が床板
の梁側の上面に落水した際には、床板の上面の端部に設
けた排水溝に向かって流れ下ってその排水溝内に流下す
ることとなる。
〔実施例〕
この考案の廊下の床構造の実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例の廊下の床構造は、第1図及び第2図に示す
ように、建物1の外部に露出している廊下2の床3の構
造に関するもので、建物1の梁4に架設された廊下腕木
5と、この廊下腕木5の上に載置される床板6と、の間
に傾斜部材7を介在させることによって、廊下2の床3
に傾斜を設けた構造である。
この実施例の床構造を有する廊下2の床3は、建物1の
梁4から建物1の外部に向かって伸び出すように一定間
隔で架設された廊下腕木5と、この廊下腕木5の上面に
装着された傾斜部材7と、この傾斜部材7の上面に載置
された床板6と、廊下腕木5と床板6とを連結する連結
金具8とによって構成されるものである。前記廊下腕木
5は、一方側が梁4と連結され、他方側が柱9、手摺10
等に連結されるか、または、他方側がこれらに連結され
ない長尺な部材である。そして、この廊下腕木5は一定
間隔を置いて梁4に架設される。前記傾斜部材7は、一
端側の厚みが厚く、他端側の厚みが薄く、一端側から他
端側に向かうにつれて厚みが薄くなっている長尺な部材
で、上面部分が傾斜状となっている。尚、この傾斜部材
7の傾斜の勾配は通常は1%程度が適している。また、
この傾斜部材7の幅は廊下腕木5の幅と同じで、長さは
廊下腕木5より少し短くなっているものが望ましい(第
2図及び第5図参照)。更にまた、この傾斜部材7の材
質は、樹脂、金属、ゴム等からなる。前記床板6は、均
一な厚みを有する板状部材で、梁4に架設された廊下腕
木5に床板6を架け渡した際に、床板6の両端部分が廊
下腕木5にそれぞれ掛かることのできる長さを有してい
る。また、廊下腕木5の他端側に載置される床板6に
は、排水溝11が長尺方向に設けられている。前記連結金
具8は、U字型に曲折された保持部12を一方に有し、ボ
ルト穴13を有する平板状の当接部14を他方に有する部材
である(第3図及び第4図参照)。この連結金具8は、
廊下腕木5を保持部12で保持し、床板6の下面に当接部
14を当接させ、ボルト穴13にボルト15を螺入して、床板
6と廊下腕木5とを連結固定するものである。
以上の構成からなるこの実施例の廊下の床構造の構築手
順について説明する。
まず、建物1の梁4に廊下腕木5を一定間隔で架設す
る。この廊下腕木5は、一方側が梁4に連結され、他方
側が柱9、手摺10等に連結される。尚、廊下2が片持ち
梁的構造となる場合は、廊下腕木5の他方側はこれらと
連結されない。次に、梁4に架設されたこれら廊下腕木
5の上面に傾斜部材7を装着する。この傾斜部材7は、
厚みが厚い一端側を廊下腕木5の一方側に向け、厚みが
薄い他端側を廊下腕木5の他方側に向けて装着される。
この傾斜部材7を廊下腕木5の上面に装着する手段とし
ては、傾斜部材7の下面に両面テープや接着剤を取り付
けて装着する手段が用いられる。次に、傾斜部材7を装
着した廊下腕木5の上に床板6の両端部分を掛けて、廊
下2全面に床板6を敷き詰めてゆく。廊下2全面に床板
6を敷き詰めた後、連結金具8の保持部12で廊下腕木5
を保持し、当接部13を床板6の下面に当接させ、ボルト
穴14にボルト15を螺入して、床板6と廊下腕木5とを連
結金具8によって連結固定する。
以上の手順によって構築された廊下2の床3は、廊下腕
木5の一端側から他端側に向かって所定の勾配で下がる
床3となる。そして、この廊下2の床3上に水が流れた
際、この水は廊下腕木5の他端側に位置する床板6の排
水溝11に流れ込んで外部に排出される。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、この考案の廊下の床
構造は、床板と廊下腕木の間に傾斜部材を挟み込むだけ
であるので、簡単な作業と低費用で廊下の床に傾斜を設
けることが可能となる。また、廊下腕木を傾けて架設し
ないので構造的にも安定している。更に、一端側から他
端側へと厚みが薄くなるように上面を略1%の勾配で傾
斜させた傾斜部材を一種類のみ作成するだけでよいの
で、部品点数の削減及び制作コストの低減を図ることが
できる。また、傾斜部材の上面に略1%の勾配をもたせ
ることにより、床の傾斜を最小限度に抑えることがで
き、且つ、十分に水掃けの作用があり、しかも、全体的
に工数が少ないので簡単に組み立てられて安価なコスト
で廊下の床を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の実施例を示し、第1図は
廊下の斜視説明図、第2図は廊下の床構造の断面説明
図、第3図は第2図のIII−III断面拡大図、第4図は第
2図のIV−IV断面拡大図、第5図は廊下腕木と傾斜部材
の斜視図。 第6図は従来の廊下の床構造の斜視説明図。 2…廊下、3…床、4…梁、5…廊下腕木、6…床板、
7…傾斜部材、8…連結金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁の長手方向に対して廊下腕木を直角に一
    定間隔を置いて梁に架設し、該廊下腕木の上面上に、梁
    側の一端側から他端側へと厚みが薄くなるように上面を
    略1%の勾配で傾斜させている傾斜部材を梁と平行方向
    に載置し、且つ、複数の廊下腕木に渡って前記傾斜部材
    上に床板を載置させ、更に、該床板の裏面と廊下腕木と
    を連結金具で連結固定したことを特徴とする廊下の床構
    造。
JP1989079022U 1989-07-04 1989-07-04 廊下の床構造 Expired - Fee Related JPH076250Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079022U JPH076250Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 廊下の床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079022U JPH076250Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 廊下の床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318301U JPH0318301U (ja) 1991-02-22
JPH076250Y2 true JPH076250Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31622813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989079022U Expired - Fee Related JPH076250Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 廊下の床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076250Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4547206B2 (ja) * 2004-07-30 2010-09-22 Ihi運搬機械株式会社 立体駐車装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142230U (ja) * 1982-03-20 1983-09-26 ナショナル住宅産業株式会社 外部床取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0318301U (ja) 1991-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6418693B2 (en) Flooring assembly and fastener therefor
US5448871A (en) Truss hold-down strap
JPS6225645A (ja) 吊り天井支持システム
JPH076250Y2 (ja) 廊下の床構造
JP3894931B2 (ja) 太陽電池パネルの取付架台
US5557902A (en) Micro cornice universal attachment clip
US4541215A (en) Snap-in ceiling system
JP3377483B2 (ja) 屋根下地骨組み構造
JPS6040752Y2 (ja) 手摺
JP3534335B2 (ja) 間仕切り壁ランナーの支持構造
JP2604244Y2 (ja) タイトフレーム
JP2512815B2 (ja) 建物の構築方法
JP3404196B2 (ja) 平板材固定用クリップ
JPH076248Y2 (ja) バルコニーの組立構造
JPH0428350Y2 (ja)
JPH0648002Y2 (ja) バルコニの組立構造
JP2000265573A (ja) 交差する鋼製下地材の接合構造
JP2003119876A (ja) 屋外通路
JPH0520803Y2 (ja)
JP2002194882A (ja) 床敷設構造
JPH0682225U (ja) テラス用屋根支持構造
JPH061945Y2 (ja) 間仕切装置
JPS6035692Y2 (ja) 軒先部における屋根パネルと壁パネルとの取付装置
JP2502864Y2 (ja) 吊子固定具
JPH03199570A (ja) 根太の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees